人狼議事


155 【身内】砂煙の村

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【人】 伝道師 チャールズ

[そうして落ち着いた坊主を引き剥がし、籠を肩に掛けてやり。離れ難そうな声を出されれば、少しだけ気まずくはあるものの、乱暴に涙を拭ってやればそれも不満気なモンに変わってくれる。

今度は素直に飛んできた礼には、目を細めて満足そうに頷いて。それでも残った涙を長い袖で拭きつつ呟かれた言葉(>>76)には、少しばかりきょとんとしてしまったが。]

 何を今更……そりゃあもう慣れたからいいんだよ。
 だがお前さんが泣いてりゃ、どう見ても俺が泣かせたって思われる。

[――事実、泣かせたのは自分なのだが。しかしあくまで坊主のせいだと、そういう体で話を進める。
そりゃあそうだ、今回にしても自分は籠を拾っただけだ。一人で勝手に拗ねて、いじけて、言い返されて泣いたのは坊主が悪いだろう。
"居辛くなるのは御免なんだ"、と。腕にかかる体重には気付かんフリをして、視線は前へと向けたまま、腕を引くように歩き出した。]

(84) 2015/04/10(Fri) 16時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 …………。

[歩きながら、聞こえてきた坊主の言葉に返事は返さない。花を脇に抱えて手で煙草を挟み、困ったように空を見上げるだけだ。

――何だって、この餓鬼はそう俺に花を渡したがるのか。
花を付ける自分を想像して寒気すら覚えてつつ、此の期に及んで悪戯を仕掛けて来ようとしているのなら大したモンだと――]

 ……阿保か。
 そういう言葉は、お前さんと年の近い可愛い女の子に言ってやれ。……こんなオッサンじゃあ無くな。

[しかし、その"理由"とやらが坊主の口から語られれば(>>77)。煙の混じった息を深く深く吐いて、何とも言えん顔を坊主へと向けた。

まったく今日は、どれだけ呆れさせれば気が済むんだか。今日一日の坊主の言動を思い返せば、軽く頭痛がして来やがる。
どうせこう言った所で、この坊主は聞かんのだろう事は――組んだ腕に押し付けられた、その赤らんだ顔を見れば、想像に難く無い。]

(85) 2015/04/10(Fri) 16時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ――……坊主。

[さて、どうしたモンか。恐らくは、言ってやるべきなのだろう。
指に煙草を挟んだ手の親指で眉間を押さえながら、数秒悩んだ後に坊主を呼べば、軽く顔を逸らして次の言葉を考える。

坊主は男で、俺も男。悪いが自分は、男に走る趣味は欠片もない――いいケツをした、柔らかい女が好きなモンでね。
坊主のこれもきっと、餓鬼特有の勘違いなんだろう。その歳だ、憧れやらを"そういう気持ち"と勘違いする事も、良くある事だ――自分が憧れられるような性格をしてるとは思えんがね。

ここで腕を振り払い、その事実を告げてやるべきなのだろう。――あるいはもう一つ、坊主の勘違いが解けるまで、そのゴッコ遊びに"付き合って"やる道もあるが……そいつは、御免だ。何が哀しくてこんな男の餓鬼と。

――だから。]

(86) 2015/04/10(Fri) 16時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……お前さんは、俺にどうして欲しいんだ。

[言ってしまってから、ひくりと口元がひくつく。自分は一体、何を言っているのかと。
つい一瞬前に、自分で否定したばかりだろうに!

あぁ、まったく。
一番の大馬鹿者は……俺か。]

(87) 2015/04/10(Fri) 16時半頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/10(Fri) 16時半頃


【人】 伝道師 チャールズ

[困惑した様な坊主の目から逃げるように視線を外し、眉を寄せて遠くを眺め。
文句を垂れる坊主の正論(>>91)には、ぎろりと睨みを向けつつ……嫌いになると言われた理由を考えんのか、この餓鬼は。
先の坊主の言葉(>>92)には、"いらんと言って欲しいなら言ってやるぞ"、と。
目を逸らしたまま言ったモンでその後の反応は分からなかった――餓鬼が無理して笑う所なんざ、見ても何もいい気分がしない。

今日一番の失言に内心頭を抱えつつ、丸く見開かれた坊主の目(>>93)に視線を掠めさせて。
あぁまったく、忌々しい。何だって自分はあんな事を言ってしまったんだろう。
坊主の期待に応える気なんて、自分にはこれっぽっちも無い。……筈だ。
それなのに、下手に期待を持たせるような事は、たとえ勘違いだったとしても酷だろうに。

それとも、応えてやるつもりか――いや、それは御免だ。目の前に居るのが美女なら、腰でも抱いて了承の言葉も吐いたろうが……何度見ても、隣に居るのは貧相な男の餓鬼が一人。
しかし、掴まれた腕は終ぞ振り払う事ら出来ずに――全く忌々しい。
坊主に向けた言葉をそのまま、胸中で自分に投げかけていれば、唐突に引かれた手に体勢を崩す。]

(96) 2015/04/10(Fri) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 …………。

[返答はまたも、無し。出来なかった、と言ってもいい。いつものように、"からかうんじゃあない"と言ってやれれば、それで良かった筈なんだが。それが言えなかったのは……坊主が決して、からかっているわけじゃあないと思い知らされてしまった後だからか。

ともすれば触れてしまいそうな距離には内心ギクリとしつつも、それ以上に狼狽させられたのが、坊主のその泣き笑いのような顔だなんて。坊主に苛ついているのか自分に苛ついているのか、既にそれも分からんくなりながら続いた言葉に舌を打った。]

 ……ハ、生意気言うな。ミルクしか飲めん餓鬼が。
 それに……、後悔するのは、お前さんの方だろうよ。

[後悔させない、だなんて。よくもまぁ、そんな事が軽々しく言えるモンだ。
ふかした煙を吐きながら、眉を寄せて軽く目を伏せて。そう、この先後悔するのなら、自分ではなく坊主の方だろう。
花の十代、まだまだ若い一番元気のあるその時期に。こんなオッサンに現を抜かして、そのうち後悔する事は目に見えている。
今は良くとも、一年、二年後。あるいは五年後に、やめておけばよかったとそう後悔するに違いないんだ。]

(97) 2015/04/10(Fri) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[自分はもう、この歳だ。未だ妻も取らずに独り身で気楽に生きている身だから、たかだか数年付き合ってやっても良いけれど。
しかし坊主のその数年と、自分のその数年は――まるで重さが、違うだろうに。
頭に浮かぶのは、そんな言い訳と、建前ばかり。]

 ……泣くなと言ったろうが……はあぁ。

[次第にゆっくりと、そしてついには止まってしまった坊主に引き止められるように足を止めて。振り返れば、そこにはまたも涙を流す坊主の姿。

その姿に、大きく一つ舌を打ち。本当によく泣く餓鬼だとうんざり顔を顰めたまま、絡められた腕を振り払い、触れる鎖をぐいと強く引く。]

 ――……勝手にしろ。今までだって勝手にしてた癖に、何を今更。
 ただし、絶対に触るんじゃあねェぞ。……いいな?

[吐いた呆れの息は、坊主に対してか――自分に、対してか。最後に一つ念を押すのは忘れずに、坊主の頭を抱き締めるように腕を回す。]

(98) 2015/04/10(Fri) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[あぁ、本当に。自分は一体何をしている。今日何度目になるだろうその疑問に情けなく眉を下げつつも、坊主が泣き止むまでは仕方がないからこうしてやろう。
それにしても、不毛な事だ。例え側に居たとしても、キスも出来なけりゃセックスなんて以ての外だ。それどころか、手を握る事も出来んと言うのに。
そう、先程の騒ぎを思い返し。この呪われた村で、側にいる事に果たしてどれだけの意味があるのだろう。]

 約束が守れんのなら、二度と来るな。
 分かったか……ん?

[それでも、どうして。冷たく突き放す事が出来ないのだろうと。
お前さんの勘違いだ、そういうつもりなら二度と顔を見せるんじゃあねェ――そう、言ってやるつもりだったのに。

坊主がその約束を了承すれば、表情は緩めないまま一度髪をくしゃりとかき混ぜる。了承せんかったのなら……ならこの話は終わりだと離れようとすれば、きっと了承するだろう。
再び鎖を引き、教会へと向かいつつ。腕を掴みたいのなら――それこそ今更だ、好きにすればいい。]

(99) 2015/04/10(Fri) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[教会の扉を開ければ、坊主を中に入れて扉を閉め。相変わらず人気のない教会に苦笑しつつも、坊主の手を払い手にした百合を代わりに坊主の腕に挟ませれば、窓際の花瓶の元へと向かう。
花瓶に刺された二輪の白百合のうち、小さい方を抜き取り、近くの棚から取り出した布を茎に巻き。坊主がその間どうしているかは知らんが、兎も角坊主の元へと戻って行く。]

 ……どうした、くれるんじゃあねェのか。

[花を片手に、ん、と手を差し出して。坊主が百合を差し出したのなら、肩を竦めてそれを受け取る。
差し出さんのならさも面倒臭そうに、坊主の前で手をぶらぶら振って、百合を催促しただろうが――何の為に、さっきその百合を返したと思っているんだか。

そうして手にした、綺麗な方の百合を代わりに腕に挟ませたのなら、小さく鼻を鳴らして坊主の頭を指で弾いた。]

(100) 2015/04/10(Fri) 21時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 お前さんくらいの歳の餓鬼に、貰いっぱなしなのはオッサンも癪なモンでね。……"交換"だ。

[くるりと踵を返し、近くの棚の上に置かれた缶詰の袋の隣に花粉の落ちたその百合を置いて。見栄が悪いから、教会に飾るわけにもいかんから――仕方ない、部屋に飾るしかないだろうと。
そうして袋を一つ持ち、先程置き去りにした菓子の山へと向かい。一つ一つぞんざいな手付きで、袋の中へと詰め始める。

最初に言った"交換"と、今言った"交換"と。さて同じ言葉でも意味が違うと、この坊主は気付いたモンか……まぁ、餓鬼だ。どうせ気付かんだろうがね。]

(101) 2015/04/10(Fri) 21時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/10(Fri) 21時頃


【人】 伝道師 チャールズ

[自分の舌打ちひとつにいちいち身体を震わせる坊主の様子には、何でそこまで、とかすかな苛立ちが募る。こうも中途半端な対応を返されれば、心中穏やかじゃあ無いだろうに。
"後悔してもいい"――そう言う坊主(>>104)は、まるで後悔するわけが無いとでも言っているようで。
何だって餓鬼はこう、無駄に自信があるんだか。先の事より今を取れる、その無鉄砲さが実に鬱陶しく……そして少しだけ、羨ましい。

乱雑に抱いた胸の中、告げた言葉を坊主がどう取ったのかは分からんものの。黙り込んだ坊主(>>105)の頭を撫でながら、ひとつひとつ建前が崩れていく感覚に目眩がする。
年を追うごとに、何の理由も無く行動を起こせなくなっていく。何かするには、もっともらしい理由と建前を用意せんとならなくなっていく。この餓鬼みたいに、ただ自分の気持ちだけで突っ走るような事は――自分にはもう、出来ん。]

(115) 2015/04/11(Sat) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ………。

["優しい"と。そう言う坊主の言葉には、またも答える事が出来なかった。
自分が優しくない事なんざ、自分が一番良く知っている。今だってそうだ、一見優しいように見えるかもしれんが、その実やっていることは……酷く、酷なこと。
それはこの坊主が一番知っているだろうから――その言葉を、言葉通りには受け取れずに。]

 ……いい子だ。

[引き攣れ頷く声に、静かに告げて。了承されたんだからとっとと腕を離しても良かったんだが、未だ腕は坊主の背に。
ここは先程と違い、教会だ。自分と坊主の他には誰も居やせんから――"人前で泣かれたら面子が立たない"という建前はもう、使えない。
ただ単に、"坊主の泣き顔はあまり見たくは無いから"と。そんな理由すら掲げられん自分は、少しすれば腕を離すしか無いんだ。

鎖を引けば、絡められる腕に少しだけ肩の力を抜く。回されたそれはいつもよりもずっと弱々しいものだったから、目を閉じて眉を寄せてしまいつつ。
指の代わりに、鎖に指を絡めながら。そのまま鎖を辿り、裾に埋もれた坊主の手首を、ほんの一瞬だけ軽く握った。]

(116) 2015/04/11(Sat) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[教会の扉を潜る際、告げた言葉はどうやら聞こえてしまったらしい。隣の坊主の息が止まるのを感じれば、あぁまたひとつ塞がれた逃げ道に心が騒つく。
こうしてひとつひとつ逃げ道を失って、建前も全て崩れ去っていった先には果たして何が残るのか。その頃にはもう――坊主はきっと、居ないだろうに。]

 ――……あぁ、クソ。

[花に布を巻きながら、自分がまだ煙草を咥えたままな事に気付く。教会では吸わんと決めているのに、どうやら自分は思った以上に動揺していたらしい。
情けないような、悔しいような。自分への呆れと侮蔑を含んだ息を吐いて近くの紙コップに花瓶の水を入れ、中に煙草を放り込んで火を消して。

差し出された白百合の花を、妙に改まった(>>107)に、"何を改まってんだ"、と苦笑を浮かべつつも受け取って。
花粉が落ちて花弁もよれた花ではなく、ちゃんとはりのある綺麗な百合を持つ坊主には少しだけほっとした。
形だけの文句(>>108)は聞き流して、浮かんだ笑みには眉を寄せ――その顔は、酷く好かんかったモンで、坊主の鼻をぎゅっと摘んでやりながら。]

(117) 2015/04/11(Sat) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 期待はするな、と言っただろう。
 餓鬼がそんな顔してんじゃあねェよ。泣きたきゃ泣け、笑いたきゃ笑え。

 ……あぁでも、俺の前では泣くな。扱いがわからん。

[ぐりぐりと鼻を揺らしつつ、支離滅裂な注文を押し付けて。じゃあどうすればいいのかと聞かれれば、知らん、と一言答えただろうが。
期待されたいのか、されたくないのか――応えたいのか、応えたくないのか。答えが例え心の奥底で出ていたとしても、それを認めるにはまだまだ時間と勇気が足りない。

そうして菓子を詰めていれば、近付いてきた坊主に――坊主の問いに、怪訝そうな顔を向けて。菓子を詰める手を止め、視線を上に向けて坊主の言葉を反芻する。
一体、何の話だろうか。話し方から、何かの比喩なんだろうが、それが何なのかが自分にはまったく分からない。
それとも、この坊主の事だから。本当に食い物の話をしているのだろうか。]

(118) 2015/04/11(Sat) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 食わん。……が、どうだろうな。
 食うなって言われりゃ、誰だってそれが実物以上に魅力的に見えちまうモンだ。

[視線を菓子へと戻し、そんな言葉を零す。
そう、神の言いつけを破り、蛇にそそのかされて果実を口にした者達のように。ひとたび禁じられてしまえば、人の心は容易くその果実に捕らえられてしまうのだろう。
どんな味なのか、歯ごたえなのか、香りなのか。日が経つにつれてその想いが、更にその果実を魅力的に見せてしまうのだろう――自分の命すらも、投げ出しても良いと思う程に。

そう、まるで今の自分のようじゃあないか。菓子を詰め終えた袋を眺め、そう思う。
食ってはならない、食うものかと。食う理由などないのだと目を背ければ背ける程に、じわじわと心を絡め取られていく自分のよう。]

(119) 2015/04/11(Sat) 12時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ――……坊主は食うのか。
 その果実とやらを……いや、お前さんは食いそうだな。

[手を離し、手にした花弁はその場に落とし。坊主の最後の問いには答えないまま――質問の意図がわからん以上、答えようがない――代わりの質問を口にする。
付け足した言葉には、呆れを込めて。何故だろうか、この坊主はそれを食べてしまうような、そんな気が、したモンで。
あぁ、でもそれは……俺も人の事は、言えんかも知れんな。

順調に、順調に。ひとつひとつ失われていく逃げ道と、重ねられていく失態と。
今でも頭を抱えて自分を殴り飛ばしてはやりたいけれど、あぁそう……そろそろ、慣れてきた。]

(120) 2015/04/11(Sat) 12時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/11(Sat) 12時半頃


【人】 伝道師 チャールズ

[鼻をつまみながら、素っ頓狂な呻きを上げる坊主(>>122)を見下ろして。さっきまで泣いていやがったくせに、その反応が愉快で愉快で、ついつい手に力が籠ってしまう。
歯を剥き出して睨み付けてくる坊主には、口を歪めて鼻を鳴らして。
"泣きたい気分にならなきゃいいんだよ"、と。少しばかり無茶な事を言ってやった。

本当なら、泣かせてやるのがいいんだろうが。しかしどうにも、泣いてる餓鬼の扱いが分からんモンでね。]

 ……泣き虫が。
 だがもしも、そいつを食って俺が死んじまっても、墓の前では泣くなよ。

[からかうように言われた(>>123)モンだから、こっちもまた軽口を返す。
今朝、雑貨屋に行く前のような。何年も続けてきたようなこんなやり取りが戻ってきた事に、内心少しホッとしながら。
――それでも、その時とは確実に違う坊主の表情に。またひとつざわりと、胸を引っ掻かれながら。]

(126) 2015/04/11(Sat) 17時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……はぁ?今ならって何だ、時期で味が変わりでもすんのか。

[腕を回され、真っ赤になった顔を押し付けてくる坊主には、今度はこっちが素っ頓狂な声を上げる番か。坊主の話は結局何の話か分からんかったから、一先ず言葉通りに食い物の話と受け取って。
カソックとシャツに阻まれて、坊主の心臓の音までは伝わっては来なかったが、坊主の耳と行動を見れば想像くらいは出来ようもの。

そのまま告げられた恨み言(>>124)の意味は、やっぱり分からずに。首を傾げてただただ不思議そうな視線を向けるばかり。
自分にとっての毒の果実と、坊主にとっての毒の果実。それらが同じ物だなんて、考えようともせんままに。]

 ……ん?今何つった、もう少し大きな声……

[小さく呟かれた坊主の言葉(>>125)は、この静かな教会の中でも耳に届かん程には小さいもので。聞き返そうと軽く屈んだ先、押し当てられた袖口に思わず口を噤む。

先の自分のように、布を隔てて触れてくる坊主はどんな顔をしていたろうか。じゃらりと硬い鎖の音に漸くハッとしたのなら、まるで触れようとでもするようなその腕を――いつの間にか眼前に迫る坊主の顔を振り払おうと、手を上げようとしたんだが。]

(127) 2015/04/11(Sat) 17時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ………、そりゃあもう聞いた。何度も言わんでいい、ったく……、

[つい、と。真っ直ぐに見つめてくる坊主の視線に耐えかねて、ふいに視線を逸らして。ついでに一度止まった手を再度持ち上げ、坊主の顔を押しのける。
餓鬼は本当に、これだから。自分のような歳を食って汚れたオッサンには、その真っ直ぐさが痛々しい。

言葉も、行動も。どれもこれもが"間違って"いる事など、わかっているのに。
未だその間違いも正せずに――かと言って、間違ったまま進む覚悟も決まらずに。
ただ坊主を弄ぶようにして、中途半端な事ばかりを繰り返す自分が嫌になる、が。]

 ――……考えておく、と言ったろう。俺は男に走る趣味は無ェんだよ。

[押しのけた手で坊主の前髪を掻き上げ、絞り出すように言葉を紡ぎ。あぁまた一つ潰れた逃げ道に頭を抱えるのは内心だけで、今度は逃げないように坊主の目をじっと見据える。

これじゃあまるで、期待しろとでも言っているようじゃあないか。決定的な言葉はひとつもやらずに、ただこうして餌ばかりを撒き散らす自分に、坊主が愛想を尽かすのは果たしていつになる事か。]

(128) 2015/04/11(Sat) 17時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 息子程も年の違う男の餓鬼に靡くには、オッサンは少し歳を取り過ぎたんでな。
 そう簡単に、今すぐお前さんに応えられる訳が無ェだろう。

[わしわしと頭をかき混ぜながら、眉を下げて告げる言葉は自分でも驚く程落ち着いたもので。告げた事実は坊主の顔を歪めたかも知らんが、そこは我慢して貰うしかない。

かき混ぜる手は、徐々に緩やかに。最後には手を止めてしまいながら、次の言葉を用意して。すう、と息を吐き、一度息を止めれば頭を抑え、坊主にこっちを向かせながら。]

 …………、

 結論を急くな、大人しくしてろ。じゃなきゃ考えてもやらんぞ、……ん?

[漏れた小さな嘲笑は、自分に向けて。浮かべた苦笑は、坊主に向けて。語尾を上げて、伺うように口の端を持ち上げる。
未だ揺れる心の中で、自分が出せる言葉はここまでだ、と。背に壁を感じながら眉を下げれば、諦めたように息を吐いた。]

(129) 2015/04/11(Sat) 17時半頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/11(Sat) 17時半頃


【人】 伝道師 チャールズ

[少しだけ強張った顔で再度念を押してくる坊主にも、やはり視線を戻す事はせずに。からかっているだとか、嘘だとか。今更そんな事は思わんし、それを理由に出来るとも思っていない。

話は終わりだと言ってるにも関わらず、最後に一言付け加えられた言葉には、敢えて返事は返さずに。
――またしたくなったら、だと。これが最初で最後だと、そう言えれば一番良かったんだろうが。
それでもどうして、これが最後じゃないような。そんな気がしているんだか……また触れたいと、心の底では思っていると言うのだろうか。]

 揚げ足を取るんじゃあない。お前さんは本当に、余計な一言が好きだな……えぇ?

[坊主の顔を押し退け、投げられたどうして(>>130)には舌打ちと共に非難の言葉を。ギロリと坊主を睨み付け、指で額を押し込む。
余計な事は言わずに、そうして頷いてりゃいいんだと。笑顔と共に言われた言葉(>>140)に頷きつつも、そこに込められた別の色には気付かずに。]

(133) 2015/04/11(Sat) 23時頃

【人】 伝道師 チャールズ

[――考えんようにしていた、と。そう言った方が正しいか。そりゃあそうだ、考えてしまえば、そこから自ずと答えが出てしまうから。
骨ばった貧相な男の餓鬼に触れた所で、何も楽しくなんざ無い。それでもあの時確かに、そう願う気持ちがあったのだと……認めざるを得なく、なってしまうから。]

 大人は狡いモンなんだよ。お前さんもそのうち、狡くなる。

[きっと五年後十年後、坊主はこの時の事を忘れたいと思うのだろう。父程も年の離れた男に、こうして好きだと宣った事を。
"おとなだったらよかったのかな"、あぁまったくその通りだ。もしも坊主がもう少し歳を食っていて、色んなしがらみを知っていれば。その上でなら、自分はもう少し、臆病にならずに済んだのかもしれない。

そう、もっともらしい理由を捏ねてはいるものの、要は自分が怖いだけだ。坊主が間違いに気付いた時に、自分だけが引き返せなくなるのが――怖いだけだ。]

(134) 2015/04/11(Sat) 23時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……その時にはきっと、後悔してるだろうがね。

[小さく呟き、坊主の頭を掴んだ手を離す。
坊主が後悔した時に、せめて少しでもその後悔が少ないようにと、そう考える自分は既に、戻れない所まで来ているのかもしれない。

あぁ、それなら。この呪われた村は好都合なのかも知れん。
触れれば消える、分かりやすく恐ろしいその呪いは、何よりの大義名分。この先決して坊主に触れずに済む……何よりの、理由になる。]

(135) 2015/04/11(Sat) 23時頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……さて。そろそろ帰れ、お袋さんが待ってんじゃあねェのか。お使いの途中だろう。
 送ってやる、行くぞ。

[坊主を引っぺがし、椅子に置いたままの袋を取り。随分と長居させてしまったから、と小さな理由を付けて同行を申し出る。
坊主の事だ、きっと断りはせんだろうと。不恰好になってしまった白百合に苦笑を向けつつも、さっきみたいに鎖を引いて、教会の扉へと向かった。

坊主はもしかしたら、駄々を捏ねはしただろうか。捏ねたのならまた鬱陶しげに、なら勝手にしろと自分一人で扉へと向かっただろうが。
そうすりゃあきっと、――追い掛けて、来るんだろう?]

(136) 2015/04/11(Sat) 23時頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/11(Sat) 23時頃


【人】 伝道師 チャールズ

[人が折角忠告してやってるってのに、この餓鬼は。舌を出して反論する坊主(>>137)には、まったく口の減らん奴だと呆れる。
自分が決めると、そう言うが。そりゃあそうだろうが、いざ後悔した時にそれを見るこっちの身にもなれ、と。
――頼むからそれ以上、踏み込んで来てくれるなと。そう思いつつも、手を引くことは止められずに。

駄々を捏ねる坊主を小突き、それにまた小さく上がった声に笑う。尖らせた唇を弾いてやろうかと思ったが、流石にその手は引っ込めて。
しかし、恨みがましく告げられた言葉には、思わず眉が寄ってしまう。
この坊主、まさか約束を破るつもりじゃあないだろうな、と。僅かな警戒を滲ませて坊主を睨むも、どうやら腕は大人しく引かれたようで――ほっと、安堵の息を。]

(145) 2015/04/12(Sun) 06時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 じゃあ好きにするんだな。ただし、触ろうとした時点で話はチャラだ。
 ……俺がお前さんに、そう簡単に触らせると思うか?

[舐めてると知らんぞ、と。拗ねる坊主には、再度釘を刺しておこうか。
どうにもこの餓鬼は、ともすれば触れてきそうな気がするモンで。今なら食べてもいい、と言った坊主の言葉を思い出し、困ったように眉を寄せた。
俺には食うなと言っておきながら、と。胸に燻る苛立ちは、吐いた息へと込めて。

帰宅の話を出せば、何となくそんな気はしていたんだが……駄々を捏ねられてしまった(>>138)。それでもこのままずっと、教会に置いておく訳にはいかんだろうと、呆れたように手を振って扉へと向かえば、慌てて追いかけてくる坊主にほくそ笑む――追いかけてくるくらいなら、最初から大人しく言う事を聞きゃあいいものを。]

(146) 2015/04/12(Sun) 06時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

[扉を開けて、教会の外へと歩き出し。広場の喧騒は、少しは収まっていたろうか。
鎖の揺れる音も、時折腿に当たる感触も――組まれた、腕も。咎める事はせずに、足を進めていく。
それにしても、この坊主は今日は妙にゆっくりと歩こうとしやがる。大方時間稼ぎのつもりなんだろうが、と肩を竦めて、少し歩調を早めてやるも――どうやら、譲る気は無いらしいから、今回はこっちが負けておくか。]

 …………。

[引かれる腕に従い、肩に擦り寄る頭を見下ろす。小さく呟かれた問いには、やはり直ぐには答えずに。
あぁ、やっぱり。思った通りだ。この坊主、何かあれば……下手をすれば、触れて来るんじゃあないだろうか。
渦巻いていた懸念は、確信へと変わる。消えさせん為に約束なんぞを取り付けたのに、それすらも意味が無くなってしまいそうだと。]

(147) 2015/04/12(Sun) 06時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……一服、付き合え。

[組んだのとは逆の手で頭を掻きながら、呆れの篭る嘆息を零し。坊主の家へと向かう足を、近くの横道へと向け直す。
言葉の通り、取り出した煙草を咥えて。ふかした煙を吐きながら空を見上げ、潮風を感じ――さて、どうしたものかと。

広場の近く、遊歩道を先よりもゆっくりとした足取りで歩きつつ。指に触れる鎖を弾き、漸く口を開く。]

 ――悲しまんと思うか。そこまで薄情なつもりは無ェんだがな。

[目線は前へと向けたまま、坊主の質問への返答を。まさかこの坊主は、自分が消えても俺が何も悲しまんと、そう思ってでもいたんだろうか。

何のために、あんな約束を取り付けたたと思っているんだと。小さな苛立ちすら覚えながらも、それでも歩調を早める事はせずに。]

(148) 2015/04/12(Sun) 06時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 悲しんでやる、泣いてやる。お前さんがもしも、消えたらな。
 だから、約束は守るんだ……いい子にするんだろう?

[煙草を手に取り、また息を吐き。今度は坊主の方を見下ろしながら言ってやれば、坊主はどんな顔をしただろう。

この靴の下に広がる無数の砂達。隣に歩く坊主が、その砂粒のひとつになるだなんて。
泣きもせず、笑いもせず。我儘も言わん坊主なんざ今以上に御免だと。
例え、そうすれば触れられる事になろうとも。手の指の間から零れ落ちる砂になんざ、触れても何も楽しくない。]

 二度とそんな馬鹿な事は聞くな、そういう質問をする奴は好かん。
 少し考えりゃ分かるだろう、えぇ?

[忌々しそうな口振りで、そう吐き捨てて。誰かに死を連想させる問いを掛けられるのは、どうにも好かんものだから。
仕事上、そんな話を聞かされる事もあるけれど。何が悲しくて、教会の外でまでそんな事を聞かれんとならんのだと。

ゆっくり、ゆっくり。遊歩道の木々の間を歩きつつ。行こうと思えば直ぐにでも抜けれはするのだが、わざと回り道をする理由をこの坊主は気付くだろうか。]

(149) 2015/04/12(Sun) 06時半頃

【人】 伝道師 チャールズ


 ……それにしても、散歩には鎖が邪魔だな。
 何だってそんな邪魔なモンを付けてるんだ。

[普段はさして、気にしていない事だったんだが。今日は妙にくっついてくるモンで、鎖が当たって邪魔臭くて仕方がない。
だから、ふと。普段から疑問に思いつつも、聞けなかった事を口にする。
まさか、ファッションでもあるまいし、何か理由があるのだろうが――どっちにしろ、面倒な理由には違い無いと。面倒事を嫌う自分は、今まで決して聞こうとしなかったのだが。

口にしてから、少し。しまったと思いはしたものだから。少しだけ気まずげに坊主を見つつ、誤魔化すように煙を吸った。]

(150) 2015/04/12(Sun) 06時半頃

伝道師 チャールズは、メモを貼った。

2015/04/12(Sun) 06時半頃


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