人狼議事


15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時

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[キツネリスは彼の短く切りそろえられた銀髪の上から、書き留められる世界を見つめる。

最後の、瞬間まで。]


 ―泉・大樹―
[ 焼蛍虫の輝き それは無慈悲な裁きの光にも、似て。
大樹はその濁り枯れつつある泉へと、枝葉を伸ばす―― ]

 [ まもりたい と その声 想いは重なるから ]
 [ 彼が 見ていたものは自分と同じもの だったのか ]


 フィル……、

     
[ 彼の手が泉に触れ、濡れた手はその幹に触れる
  巡るその水を糧として、

 大樹は 一滴を 泉に注ぎ続ける
 たとえ、それが無力であろうとも ]


[ 終末を告げる天上の音楽 
     黒髪の少女の問う言葉――― ]

[ もともと、
  護ることなんて、自分には出来ない。
  だから願いは分不相応だと知っている ]

    残したい。

 この泉を――この水で生かされた 命を。

 それが。
 それが彼女の―― ]




  ――ヨナ……


[ 崩れ落ちる轟音と共に 燃える星が 乱舞する 
     その白い輝きの中で、彼女の名を呼んだ ]


[ 大樹は 小さく震えて
   少し濁った 水面の影も歪んでその微笑みは、哀しげに]


メモを貼った。


[泉にたどり着いた時、
 そこには、誰がいただろう。


 闇の中で、泉と大樹だけを見る。


 そのうち輝いてくるのは、焼蛍虫。
 点滅は、闇を彩り……。


 最後見た風景を思い出させた。


 やはり綺麗で……。]


[そこにはマーゴがいたかもしれない。]

[そこにはアリーシャもたかもしれない。]

[そこには今までも水を求めてきた人々が何か形を成していたかもしれない。]






[だけど、小さな飛蝗鼠と紅い眼の虫を肩に乗せた少女が出会うのは、





 とても哀しい目をしていた青年。

 ヨナが殺してしまった人。]


 ――……ラルフ……




 ごめんなさい、あなたを殺したのは私……。
 ごめんなさい、あなたがいなくなればと考えたのは私……。

 でも、違うの。

 憎いとか、嫌いとか、そんなんじゃないの。





 私、あなたには綺麗な存在でいたかったの。

[目の前に広がる大樹を見上げた。**]


[ふわり]

            [ふわり]

[女の形の靄はやがて辿り着く。
音の鳴る場所へ、葬送曲の奏でられる場所へ。
彼がこちらに気付いたのなら、淡い微笑を浮かべて
座る場所は彼の傍、けれども互いの手が届かぬ距離に。
これは―――…最後に見た夢の続きだから。]

 ――…なら、

          うんと…ゆっくり弾いて…

[次が最後の曲だと聞けば、同じ笑みを浮かべてそう返した。
少しでも彼の終演が、長く聴けるように。
少しでも彼らの終焉が、先へ延びるように。

泉を見下ろすとそこには大樹と少女の姿があった。
点る灯りは、もうどこまで近づいてきているのか。]




    綺麗ね…


[そう 呟く。]





  ―――…とても綺麗、



[聞こえる音が、点る灯りが、壊れていく世界が、
――…壊れ行く音を聞きながら、尚生きようとする者達が。

この音色を何時までも聞いていたいと願う思いと、
彼らにこの音が届くのはその最後でいいと願う思いは
矛盾しない。]




 …あの子は…、お水を貰えたかしら…


[ふと、上呂の行方を思う。
羽の生えた少女、花の名の少女、
その少女の胸元に添えられた箱仙人掌の花。
それらに思いを馳せて――音に聞き入るように目を閉じる。

黒髪の女は花達のことは思えどそこへは向かわない。
選んだ場所は、終焉を奏でる音の傍に。
紺の瞳は、そこから世界の終わりを見守るつもりなのだろう。*]


[  闇の中の光、
  はじけ飛び散る明滅は、星のよう ]


[ 大樹からは、また無力な雫が一滴、落ちた ]


     [ 泉ではなく、少女の元に ]


 ―――……ヨナ、
 
   君は“こちら”に来ては、いけなかったのに。


[ 声音は 静か ]


[ 濁った水面に映る枝葉の影だけが、人型を為す 

  否定し続けていた事実を、
  改めて、彼女が肯定する。]


 ―――……君が 願った、
   でも、君が願ったなら、きっとそれで良かったんだ。


  君に、そんなことを
   思わせる俺が……、 ――――、


[ 言葉に沈黙が 降りる ]


        それが、俺が君を泣かせた理由?



  ……泣くことなんて、何も無かったんだよ。


[ 困ったように微笑う気配 あえかに ]

  ……君の中に綺麗なものを見てる。
  今も、ずっと。

  ごめんね、もしかしたら、
  それはとても自分勝手なことなのかもしれない。
  君には、重荷に感じるかもしれない。

  だけど、君がそれを穢れと思う心が、
 ―――痛みを、哀しみを、歪みを、抱えたままでも、


  それでも、
  俺には……綺麗なんだ。


ごめんね、と もう一度、零して**


 私は、綺麗じゃないよ。

[そんな言い方


            多分、それは似ているのだ。]





 でも、ありがとう。
 重荷じゃない。

[大樹の影にそう告げて…。
 その大樹が光の実を纏うのを見守る。]


 ――…ああ、まだ生命ある者に……




 恵みを……。

[焼ける空にそう願う。
 だけど、泉が涸れていくのは、わかっていた。]

 ――……フィル……。


           い き て い て

[優しかった人の生命を祈った。]


[聴こえるのは、セシルのギオロン、




         そして、コリーンの歌声。

 そのどちらも、破滅の音の上を踊るけれども。
 だけど、


         手を取り、逃げる者には、
         まだある未来に聴こえてほしかった。]


[ 言葉少なな答えに、水面の影は少しだけ、微笑む ]

  もし、
  ……この泉が涸れたとしても、


  彼らが生きれば、
  ――彼らの中で、君の泉が、生きるんだ。

   それは、とても綺麗なことだと思うよ。


[ けれど、大樹は迫り来る終焉にも、
    泉に、一滴を注ぐことを やめない ]


― バルコニー跡 ―

[マーゴの言葉にゆっくりと頷く
そうして奏でられる曲は、長く。
楽譜の上では終わるべきところをとうに過ぎても、終わらずに同じフレーズを繰り返して続く]

――…
ああ、…気づきましたか。

[弾きながら空を見上げ、ぽつり呟く。
狂気の果てに妹の手を取ってここではないどこかに行ってしまった男が、ヴァイオリンを忘れたことに気づいたらしい]

いいじゃないですか。
貴方はもうその手を離せない。
貴方はヴァイオリンを奏でられない。

お別れしましょう。
貴方は存分に"兄"をやればいい。

私はもう少しここで――…この景色を見ていたいのです。


大樹の一滴に手を伸ばす。


 あの泉は彼らの中にあるの?

 ――……私の……泉は、
 綺麗  なのね。
 ああ、それならば、

[なんて嬉しいことだろう、と心から思いながら、大樹(ラルフ)の一滴(言葉)を手を受け止める。]


不思議なものですね。
私、リタさえいれば他のものはどうでもいいと思っていたんですが。

死んでから、案外未練もあったのだと気づきました。

[それは独り言なのか。
それとも手の届かない微妙な距離にいる彼女に語った言葉なのか。
聞き返しても、曖昧に笑って、きっと答えない]


――そういえば、足は大丈夫ですか?

[死んだのに今更そんなことが気になるのかと思いながらも――。
生きていたときと同じように、そう、*彼女に尋ねた*]



  君に与えられたから。


 ――与えられて、自分も何かを与えられたら、って。
   俺は、そう思ったから。

 だからきっと、綺麗な水は死なない。
 まだ、そうやって命を繋いでいける、と思いたいんだ。

[それはほんのささやかな希望でしかないけれど、
 けれど世界にまだ意味はあると、信じられる理由]


[そして、外に駆け出していく彼らを感じた。]



       ああ、どうか。




       彼らの行く先に、泉が…
       泉がありますように………。

[そして、大樹が光の実をぽたぽたと泉に落とす時も、そこに少女は居続ける。**]




 ――……みな、行くんだね。


 ヨナ、ごめん……
 君をここから、連れ出しては あげられなかった。


大樹の幹に身を凭れさせて……。


[傍で聞こえる呟きに紺の瞳を上げて。
緩く首を傾いで問うけれども答えはきっと返らないだろう。]


 ―――…不思議ね、


[それは、セシルの呟きとは異なる響きで。
生きる彼らには少しでも長く生きて欲しいと願うのに、
彼らが終焉を迎えることを哀しいとは不思議と思わない。

それは――…死することは壊れることだとは思わないからか、
黒髪の女の死に際と関係しているのかもしれなくて]







          いいの。

          [笑んだ。]


[届かぬ距離にいる彼に足のことを問われると
大丈夫、と淡く微笑んでこう返した。]


 ―――…もう 痛くないの…

      …"壊れた"のではなく、"取り戻した"から


[長く艶やかな黒髪が揺れる。
焼蛍虫も、逃げる人々も――…皆、綺麗。
それは生きているから、彼らは今を生きようとしているから。
だからこそ――…願うのだ。
彼らがここから逃げ延びようと力尽きようと、

後悔のないように―――…と。**]


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