人狼議事


246 とある結社の手記:9

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[死体と、殺した人間。 ───どちらも。
どちらも、知り合いだった。]



[ 『今日はやめるって言ってたのに、どうして来たの』 ]


[真っ赤な口をしたまま、あんまりいつもどおりみたいに話しかけられて、頭が混乱したのを覚えている。

その時も、声が出せなかった。]


[足がはりついてしまって動けないまま、
またがっていた方が、
口元にはりついていたそれを飲み下すのが見えた。

襲撃者が、淡い栗色の髪を払う。
髪をまとめるスカーフが少し揺れる。
現実感がなかった。


遅れて、殺されるかもしれない。と、思った。


それで、ぞっとしたのを覚えている。]


[ただ、でも。

  結論として、そうはならなかった。]
 
[ならな、かった。]


[頬を真っ赤に染めている血に、
一滴ぶんだけ。

血を洗い流したように筋が見えた。]



 …逃げなよ
 『逃げなよ』



[はじめて出せた声は、
相手のそれと被った。]


[ハア? と、向こうが先に目を丸くした。
状況がわかっていないと思われたのかもしれなかった。自分だって、襲われるかもしれないということに、こっちが気づいていないと思われたのかもしれなかった。
彼女は、蓮っ葉に小さく噴き出して]


『……今はおなか一杯だから、見逃してあげる』


[それが、これまで。──好きだった、初恋だった彼女の笑顔とまるきり同じで、喉から声が出なくなった。]


[── なんで。とか、どうして。とか、
そういうことを何も言えないまま。


じゃあね。と短い別れの言葉ひとつで
彼女は、村の方に戻っていった。]


[死んだ友人との間に何があったのか、
詳しくは知らない。

ただ、小さい村だったから、
その事件は大きく騒ぎになって。


でも、野犬のしわざだろうと。

最終的にはそういうことでカタがついた。]



[あんなに、(こんなに)腹を暴かれて
食い散らかされていたのに。]

[助けを求めるような顔で、濁った眼をさらしていたのに。
犯人は捕まらないまま──誰も彼もが、
だんだん彼のことを口にださなくなった。]


[それでも、]


[人狼だとかなんだとか、そんな不確かな話で、
村がざわついている間。
通報は、──誰にも、しなかった。]


[彼女を、大切に思っていた。
 そのせいだったかもしれない。]


[それとも、
 あの涙を見てしまったせいか。]


[答えは出ていない。ただ、少し。
少しだけ、──彼女については。
人狼として抱えるものに触れてしまったのが
きっと、それがだめだったんだろう。]


[彼女は気まぐれなのか、黙っているなら構わないと思ったのか、自分のことを襲うことはないまま、時間だけが過ぎていった。

村の人間には、深くかかわらないようになった。

表面だけ、愛想をよくして。
深いところには、なるべく触れない。

そういう生き方になった。


───そうしてたまに、人がいなくなったと

そんな噂話を聞くようになった。


そうして17になるころには、幼馴染だったうちの片割れのひとりも、いつの間にか村から消えていた。]


[多分、──たぶん。彼女は、今でも。
 少しばかり泣いたりもしながら、


──人を、食べて生きてるんだろう。]


[宿屋の主人に、人間じゃない残念だといわれても、曖昧に、笑うしかできなかったのは。


人殺しを見逃した自分だって。
他人の死を許容したって意味では、


人殺しの、同罪だと思ってたからだ。]





[──まともじゃないんだ。はじめから。]

 


[人間は嘘を吐く。大事な人を庇う。

他の誰がどこか死んでたって、
そんなのは見てみないふりができる。]
 

     [ ぐゥ と、喉が鳴った。]


[だから、イヴォンの行動にも、
 ──自分が真っ先に気づいたんだろう。]


    ぅ ぇ

            ぶ  ァ  …ッ

[せりあがる気持ち悪さに、半開きの口が震える。そのまま口は『中身』を吐き戻した。丸めた背中が痙攣する。]


[いたい]

       [苦しい]

 [もう楽になりたい]
 


[──許して]

 
[許して、助けて、殺さないで!]


[ああ! だけど、だけどだけどだけど!]


[この痛みは、苦しみは!]


[オレが今まで、
 見ないふりをしてきたものだ!]


 




[許して? 助けて? 殺さないで?]


[そんなの、何十回、何百回。

これまでに食われてきた人間が、
そんな思いを抱かなかったなんて。


そんなことはありえない話だ。]


[ああ。だって、だって。]


[だって、こんなに

 熱いのにさむくて

   苦しいのに息が吸えなくて


目の前が真っ暗で脳髄が、黒に押しつぶされる。

寂しく寂しくて──


黒い沼の落ちるみたいに、怖いのに。]



[──こんな こんな。


          こんなことは。]





[──── 許せるわけが、ないじゃないか**]

 


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 牧人 リンダ

[駆け寄ってきたロイエ(>>63)に身体を預け、その指示に従って呼吸を制御しようとする。
だけど、身体は言うことを聞かず、過剰な酸素は頭の働きをさらに鈍らせる]

[ロイエの手の暖かさを受け取りならがら、それ(>>68)を聞いた。
大人の男の人が吐き捨てる声を。
隠そうともしない、その感情を。
お前は嘘つきだ、霊なんて見えていないと、そう断ずる言葉を]

(190) 2018/08/01(Wed) 12時頃

【人】 牧人 リンダ

[心が大きくえぐられる。
頭が、頭が痛い。ひどい頭痛がする。
体が、体が熱い。内側から焼けてしまいそうなほど。
えずいても、えずいても、吐き出すものはもう空っぽで]

あ……あ……。
私が、私が……霊能者だと名乗り出たから二人は守られなかったの?
それじゃあ……投票で、だけじゃないの……?
二人を……二人を殺したのは……人狼だけじゃなくて……。

[涙でにじむその向こうでは、彼らが嗤っている。
俺たちの痛みは、苦しみは、憎しみは、そんなものでは済まないぞ、と]

(192) 2018/08/01(Wed) 12時頃

【人】 牧人 リンダ

[必死に必死に築き上げたそれは、もうすでにボロボロで。
それでもまだ、わずかに形を保っていた。
しっかりと支えてくれる支柱が何本か、そこにはあったから。
だけど、今、その柱は抜き去られる。
他でもないロイエ自身の手(>>108)によって]

ロイエも……ロイエも私が嘘つきだと言うの……?
……。
…………。
ごめんなさい!!ごめんなさい!!お父様!!!
もう、もう二度と、おばけが見えるだなんて口にいたしません!!
だれにも、だれにも!!
二度と、二度と、お父様には逆らいませんから!!
だから……だから……もう、あの痛いのはやめて……もうやめて、くださいな……。

[その謝罪は、懇願は、この場にいる誰に対してのものでもなかった。
そうしてから、ぼうぜんとゆっくりと周囲を見渡してロイエから身体を離す。
ソファーの端の、端。
その角に、小さく身体を縮こまられせて震える。
狼の群れに放り込まれた、小さな小さな子羊のように]

(193) 2018/08/01(Wed) 12時頃

【人】 牧人 リンダ

……。
ここ……どこ、なの……?
ロイエ……ロイエお姉ちゃん、どこ……?

[震えを、怯えを隠そうともしない声を。
いつだって自分を守ってくれるその存在に、*縋るような声を上げた*]

(194) 2018/08/01(Wed) 12時頃

【人】 牧人 リンダ

[抱きしめようとするロイエ(>>219)の腕。
嫌がるように身体を横に振って、それを払う。
そうして、ソファーの裏側へと逃げた]

お姉さん……どなたなの……?
ロイエお姉ちゃん……ロイエは、私より少し大人なだけで……そんなに大人じゃないもの……。

[怯えた様子でソファーの背から顔を半分だけ覗かせて、そう問いかける。
心配そうに見守るスージー(>>214)と目が合えば、慌てて隠れるように引っ込んだ]

(225) 2018/08/01(Wed) 20時半頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2018/08/01(Wed) 20時半頃


メモを貼った。


牧人 リンダは、メモを貼った。

2018/08/01(Wed) 20時半頃


【人】 牧人 リンダ

[最初はこわかった。
無理やり連れさられるよう(>>226)に、知らない部屋に押し込められたから。
だけど、その話を聞いてるうちに、だんだんこわくなくなっていった。
話す言葉の意味はあまりよくわからなかったけど。
私のことを想ってくれてるんだって、わかったから]

お姉さんは……ロイエ、なのね。
大きくなった、大人の……ロイエお姉ちゃん。

(246) 2018/08/01(Wed) 22時頃

【人】 牧人 リンダ

罪……とかは、よく……わからないけれど。
でも、ロイエが悪いことをしたのなら……罰を受けなきゃだわ。
私も一緒に。
だって、ロイエの主人は私なのだもの。

[いいことだって、わるいことだって一緒でいたい。
ずっと、そうしてきた気がするから]

(247) 2018/08/01(Wed) 22時頃

【人】 牧人 リンダ

ねぇ、ロイエお姉ちゃん。
私を食べたいなら、食べていいんだよ。
ロイエお姉ちゃんに食べられるなら、私……。
ううん、ロイエお姉ちゃんじゃなきゃやだ。
ロイエお姉ちゃん以外になんて食べられたくない。

おおきなロイエお姉ちゃん。
お話を聞かせて。
おおきな私との話を。
これまでどんなふうに過ごしてきたのか。

[つよく、つよく、抱きしめられながら。
お姉ちゃんに、そんな*ワガママを言った*]

(249) 2018/08/01(Wed) 22時頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

2018/08/01(Wed) 22時頃


えっぐ。えぐ。パディ゙ぃ゙。
兄ぃが。こわいか、お。ぐすっ。

[
けれど、ピスティオの怖い顔をさけて、縋る先のパティは、いろんなことで精一杯でした。初めて聞いた、いとしのパティの大声に、おとこのこは心底、びっくりしてしまったのです。
]

ひっく゚。
……ゔあ゙あ゙あああああん!!!

あ゙あ゙あああああ、っーわ゚あ゚ああああああああああ!!!


泣きました。吠えました。大好きな人が怖かったせい?もちろんそうですけれど、それだけではなく。


[大人達のお話を、しっかり聞いていたから。人狼にころされた、かわいそうな、小さな子供の――]

あああああっ
おれっ、おれっ…。しんだんだ!

やだぁああああ!

[げんこつをふりまわすと、テーブルの酒瓶をするする通り抜けます。大きな声で暴れても…
だあれも、いやなかおひとつ、しないのです。
]


ころんで、ばたばたして、…やがてつかれて、おとなしくなるでしょう。


メモを貼った。


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