239 ―星間の手紙―
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わぁ、パパとママったらこんなものまでとっておいたのね……!
(43) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[そう、クリスマスが口にしたのにはささやかな理由がある。
その日、浜辺で拾ったコレクションの整理や、 自宅にある研究資料読みに飽きたクリスマスは、 ふと思い立って探し物を始めた。 「エデン」からここに来る折にパパとママが持ってきた、 向こうでの思い出をまとめたアルバム型の端末。 あれをふいに見たくなったのだ。
探すことそれ自体に時間はかからず、 二つ折りになった端末を手に取り、開く。わずかな起動音を聞く。
このアルバムには「ルシフェル」のような音声認識機能はない。 まるでページをめくるように手をかざし、動かせば、 端末内に保存されたデータが順番に表示されていく]
(44) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[保存されていたのは写真だけではなかった。 絵もあった。昔にクリスマスが書いた絵。 こんなもの、と思わず表現してしまうくらいにへたっぴな。
上半分に海があって下半分に家族三人が立っている。 海をバックにした家族を描いたつもりだったのだろうけど、 これじゃあ遠近法とかいうのも何もあったものじゃない。 しかも海の中に描かれている魚とヒトの大きさが同じだし]
……ふふっ。
[不覚にも笑ってしまった。 その後も穏やかな笑みを浮かべながら、電子のアルバムに綴じられた絵を見続けた。 風景画や、向こうでお世話になった大切なひと達の姿……]
(45) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[どれくらい時間が経っただろうか。 日課をすっぽかしている、ということに気付き、 アルバムをほっといて「ルシフェル」を起動する。
そこまでは同じ。 ただ、電子音声が折り目正しく挨拶してくるものだから。 何日か前の海と、クジラの話に相槌を打つように言葉を寄こしてくるものだから。 しばし聞き入って、それから]
……ふふっ!
[さっきよりおおきな声で笑ってしまった。 ルシフェルに笑ってしまう日がくるなんてちょっとびっくり]
(46) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[これはちょっとした記念すべき日になるかもしれない。 そんなことを考えてしまうのは、 何日にもわたってひとりで居たためについに、 通信装置相手にも寂しさを紛らわせたくなったため? それでもよかった。どうせ隠す必要もない。
だから今日という日のことを刻むように、 誰宛でもない(むしろルシフェル宛の)メッセージを吹き込んだ]
(49) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[それから新しく来た2件のメッセージを確認する。 リザからのメッセージはやはり……温かく、 かつてクリスマスが拙いながらも絵に描いた彼女の笑顔をありありと想起させるものでもあった。 その笑顔が(幼馴染の顔と同じように)もう見られないものになってるだなんて思いもしない。
もう1件、パスタが好きそうな誰かさんからのお返事には首を傾げてしまう。 何故、唐突に、自分じゃ食べられないものについての感想を求めるのか]
確かに食べたことはあるけど……、
[あるも何も、アップルパイとおんなじくらい思い出深い。 だからそれについて今、懐かしい記憶を辿って教えることもできるが……]
……よし。
[何か心を決めたかのように、組んでいた腕を解くと端末を操作し始めた。 お返事を書くために]
(51) 2018/04/27(Fri) 23時半頃
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[ ―――約束という言葉の重さを噛みしめながら、 海の星での時間は過ぎていく]
(57) 2018/04/28(Sat) 00時頃
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