193 ―星崩祭の手紙―
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Gehst du,sprech' ich mit verhaltnen Tränen: “Ruhet süß,ihr lieben,lieben Augen! Ruhet süß,ihr weißen,weißen Lilien! Ruhet süß,ihr lieben,lieben Hände!”
[一音もずれることなく、コエが揺れることもなく。 わたしのコエは澄んだように響く。
明日に控えた星崩祭。 衣装は明日のお楽しみ。 詩はわたしの好きなものでいいらしい。 どんな曲でも、どんな意味を持っていても。 それを知っているのは、この星ではあなたとわたしだけ]
(10) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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まーすーたーぁ、
[そろそろ帰りたい、と駄々をこねる。 あと少しだけ、と先延ばしされるのももう6回目。
痺れを切らしたわたしは、あなたの手を取った]
[頭の中は、今朝方届いていた宇宙カプセルのことでいっぱいだった。 昨日は結局あのままバルコニーで寝てしまって、 起きればみっつ、カプセルが転がっていたのだ。
返信されてきたのがひとつ。 見覚えのあるのがひとつ。 それから、はじめてみる形状のものがひとつ]
[ひとつひとつ、カプセルを開けて。 明日に迫った星崩祭に、想いを馳せた]
(11) 2016/07/19(Tue) 22時頃
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[店もすっかり落ち着いて、客足も緩くなって来た頃。道
行く人は興奮気味に変わってゆく空を見上げ騒ぎ立てている。
暇を弄ぶワタシは店のテーブルにベッタリと張り付き、テーブルの下で足をゆらゆらと揺らしていた]
あーあ、お手紙もっと送りたかったな…ワタシが送ったお手紙達…届いたのかな、ちゃんと宇宙へ行けたのかなぁー
[お客さんが来ても上の空。だって手紙の行方と、送ってくれたかもしれないワタシへのお返事が気になるんだもの。
テーブルの上に小さな星貝を並べて指で弾いて遊んでいると、奥からお母さんが何かを持ってきた]
これはなあに?機械?
この星にも機械があるの?
[四角い形状のソレは、真ん中に真ん丸の網目模様がついていて、角には1本の細長い角が生えていた。
お母さんは幾つか並んでいるボタンを押した。]
…わぁ!声が聞こえるわ!
誰の声かしら…
[雑音に混じって聞こえる人の声。
聞いたこともない単語で会話をしていたり、子供たちが騒ぐ声が聞こえたり。まるでこの星じゃない所の会話みたい]
「この機械はね、貴方の本当のお父さんが貴方と一緒に此処に置いていった物なのよ。
星崩祭の前夜祭。他の星より早く波が来るここではその波に乗って流れてきた他の星の声が聞こえるの。」
えっ…どうしてお父さんがそんなものを……?
「さあ…お母さんにはわからないわ。
でもきっと…そうね、貴方に届けたかったのかもしれないわ。」
[ワタシはお母さんのその言葉に、バッと機械を振り返ると両手で掴んで耳元に近づける。
様々な声が流れる中で、聞こえるかもしれない。お父さんの声を探して]
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[ひとつめ。 返信されてきた宇宙カプセルを開けると、 何かの香りが鼻孔をくすぐった。 普段食事を摂ることは無く、匂いを嗅ぐことも滅多にないわたしたちは、それが食べ物の匂いだということさえ分からなかった。 丸められた羊皮紙と、銀色のコインが一枚。 表に音符、裏に流星が彫られたそれを無くさないように机の上に乗せた。
丸められた羊皮紙を開くと、 わたしは驚いたように目を丸くさせた]
(21) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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ねえ、ね。 クリスマスちゃんから、ほら、 昨日あなたが手紙を読んでくれた。
……わたしも、あなたからのお返事をもらえて、 とても、嬉しい。
[銀の旅人に会えたのなら、必ず伝えよう。 わたしの歌を素敵だと言ってくれたあなたの言葉を。 銀色に光るコインは、星にかざせば僅かに煌めいた。 音符は、流星は。 わたしを想って彫ってくれたのだろうか。 そんな確かめようのないことを、思った]
(22) 2016/07/19(Tue) 23時半頃
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[ふたつめ。 それは、はじめて見る形状の宇宙カプセルだった。 丁寧に刻まれたその文字は、 相手の性格を思わせるようだ。
羊皮紙が一枚、それと]
袋と、チップ? ええと、わくせい いくせい ?
……星が、創れるの?
[信じられない、そんな風に驚きで目を丸くした。 彼が横からチップを手に取れば、 映像が浮き上がってきた。 説明を見るのは彼に任せて、 わたしは同封されていたふたつの袋と 水らしきものが一滴だけ入っている小ぶりな瓶をみつめた]
(27) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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すいそう?そんなのここにあったっけ、 透明な容れ物……それなら。
[部屋に花を飾っている透明の大きな花瓶を指さすと 花を別の容れ物に移して準備完了。 その後は説明通りに(彼が)工程をこなしていく。
指で軽く混ぜると、小さく息を吸った]
あなたは、どんな星になるのかな。 わたしの、わたしたちだけの小さなお星さま。
[衛星用小型カメラを星の近くに置けば、 小さな星の未来を願った]
(28) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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[みっつめ。 それは見覚えのある宇宙カプセルだった。 あなたはそれを覚えていたのか、 慣れた手つきで表面を軽く数回たたけば映像が浮かび上がった]
……もしかして、 わたしに内緒でこの前届いたの何度か見てた?
[こちらを覗き込む褐色肌の彼は、 見間違えようもなく、いつかの彼で。 思わず頬がゆるむ。
途中で映し出された水槽の中のものが、 どうしてか見覚えのある気がして。 先に気付いたのはあなただった]
(29) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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そう、どこかで見覚えあるなって思ってたの。 さっき創ったお星さま創るやつだわ!
世界も、宇宙も。 思ったよりもずぅっと、狭いのかな。
[感慨深く呟けば、 あなたが同意の言葉を零したのを聞いた。 あなたが素直にそんなことを言うなんて、 明日は何か降るのかしら。 軽く茶化せば、星だろ、と真面目に返された]
(30) 2016/07/20(Wed) 00時頃
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[みっつの宇宙カプセルを、 今日も、昨日と、一昨日と同じように見送った。 明日は星崩祭。 わたしは星の光を浴びて輝く、 機械仕掛けの歌姫]
あなたのために、コエを ココロを ウタを綴りましょう。
[あなたの手にわたしのそれを重ねれば、 祝詞のように小さく、コエを紡いだ]
(35) 2016/07/20(Wed) 00時半頃
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