171 獣[せんせい]と少女
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
あたしは、料理も下手くそだったし、 お勉強もサボってばかりで、本も読まないし、 アヤワスカやミツボシ、ヒナコ達みたいに、 みんなを楽しませる何かも残せないけど…。
一つだけ、伝えられるものがあると思うの。
それはね、
(76) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
…――― あたしの、元気!
(77) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
|
[そうして勢いよく、堂々と、 三度の鐘の音を響かせる。>>68>>69
届け、届け、 ]
いってきまーーーす!!
[ …――旅立ちを告げる、あたしの声。]*
(78) 2015/10/14(Wed) 22時頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 22時頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/14(Wed) 23時半頃
|
えへへ、うん、そうだね。 いっつもあたしが、独り占めしてたから…
[彼が鐘を殆ど鳴らさなかったのも当然か。>>114
輪郭をなぞる指先が擽ったくて目を細め、 顎を持ち上げられ、深い金の双眸に出会う。 ずっとこのまま見つめていたいような、 逃げ出してしまいたいような…不思議な気持ち。]
(140) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
か、鐘のことなら任せて! 毎日鳴らしてたんだからっ
[ユージンから、初めての頼み事!>>115 頼み事をするのはいつも、あたしばかりだった。 お願い せんせい、もう一回!…って。
他の子に比べてできることは少ないと思っていたけど、 こうして頼ってもらえることが、すごく嬉しかった。 ――あなたに必要とされるのが、とっても幸せ。
この気持ちは、頼られたことだけが理由ではないだろうけど もしヒナコの言葉を耳にしていたら… 今のように微笑んでばかりもいられなかった気がする。]
(141) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
[親心とやらがわからないあたしは、 上を向く彼も別れを惜しんでいるんだとばかり。>>117
まだ余韻の残るなか、 ちょこんとユージンの肩に乗り、外の世界を見渡す。 いつもの窓から、いつもより高い位置で。>>118]
あはは、ユージン背高ーい! いつもより街がよく見える!
[支えてくれるって安心しているから、 どこにも掴まらず、両腕を大きく広げてはしゃぐ。]
(142) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
そうね、せっかくのお祭りだもの! ずっと気になってたし…まず街に行ってみたいな。
…そうだ! 麒麟の姿で飛んで行って、 街のみんなを驚かせちゃうのはどう?
きっと大騒ぎになると思うの!
[クスクスと心底楽しそうに笑いながら、 こんな悪戯っ子の提案も相変わらず。
――だって彼、あんなにも綺麗なんだもの。 誰彼構わず自慢したいの。…わかるでしょ?]
(146) 2015/10/15(Thu) 01時頃
|
|
それから それから! お祭りを楽しんだ後は、いつか言ってた渡し舟。 あたし、ユージンが漕ぐ船にも乗ってみたい。
船で、あの川を下っていくの。 冬の間でも、南に行けば果物 採れるかなぁ。
[菜食主義のユージンなら、南の方が過ごしやすかろうと。
いつ聞いたのだったか、舟渡の仕事をしていたと思い出し、 物語でしか知らない“川下り”への興味も込みで。]
(158) 2015/10/15(Thu) 01時半頃
|
|
珍しいものも、いっぱい食べてみたいな。
ほら、あたしね、嫌いな食べ物ってないんだけど、 これ!っていう大好物も、今までなくて。
……あ、さっき一緒に食べたリンゴは別ね! あれは特別!世界一! でも、どのリンゴでもいいってわけじゃないんだー。
がっこうで食べたことのあるものも、 どれも美味しかったんだけど…うーん…
[形容できない何かを表現しようとして、 もにゃもにゃと手を動かしながら訴えてみるけれど。]
(159) 2015/10/15(Thu) 01時半頃
|
|
なんだろ、 ひと味足りない、っていうのかな。
こう、あとちょっと!何か刺激が!
――…みたいな?
[その『あとちょっと!』が何なのかは、 あたし自身もよくわかっていなかったから、 ユージンには上手く伝わらないかもしれないけれど。]*
(160) 2015/10/15(Thu) 01時半頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/15(Thu) 01時半頃
|
[ユージンの姿を皆に自慢すること、 彼に自信を持ってもらうことばかり考えていたから、 その先の問題点には思い至らずにいたけれど。>>117
思案顔の彼が乗り気でないなら諦めようか、 そう思いかけたところで、新たな提案が。>>179]
わぁい、賛成! みんなにぱーっとお披露目した後、 ……こっそり隠れて遊ぶのね!
王様のお忍び旅行みたいで、ドキドキするっ
[こっそり…と声のトーンを一段下げて、 顔を見合わせ、堪えきれずに笑いだす。
あの美しい獣はどこへ行った!と 大騒ぎする人々の横を、何食わぬ顔ですれ違う―― それを想像すると、今から愉快で堪らない。]
(208) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
[船に乗りたいという希望も叶いそうとわかれば、 自然と心は遠い地平へ想いを馳せる。>>180
流れる大量の水は、井戸や池とは大きく異なるだろう。 どんな動物が、植物が、行く先に待ち受けているのか…
早く早くと逸る気持ちを察したかのように、 タイミングよく、出立の声がかかった。>>181]
あっはは!大丈夫だよ、ユージン! あたしが保証するんだから!
[外の世界なんて知りもしないくせに、 やたらと自信を持って、そう返事をしたり。]
(209) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
[腹を括った、という言葉通り、 勢いよく鐘楼から飛び出したなら、 上昇気流の助けを得て、更に高く駆けただろう。>>81
眼前に広がる光景には、空に靡き輝くたてがみ。 いつの日か憧れた、蒼と金の色彩が戯れる。
ちらりと振り向いた後ろへ、一つ大きく手を振った。
―――ばいばい、またね。 あなたの空色の中にも、飛び立つあたしが映るといいな。]*
(211) 2015/10/15(Thu) 22時頃
|
|
―暫くのち―
それで、あの時の街の人達の驚いた顔ったら!>>181
ふふふ、今思い出しても笑っちゃうなー。 みんなあたし達のこと見上げて指差してたよね。
子ども達がたくさん追いかけてきたし、 一生懸命お祈りしてるおばあさんもいたっけ。
[今は、川を下る船に揺られながら、南を目指す。>>184
時折こうして、愉快なひとときを思い出しながら、 目を引くものがあれば船を留め、各地へ足を延ばす日々。]
(220) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
人気のない場所探しながら屋根の上を逃げてて、 ユージンが洗濯物引っかけた時はもう! どうしようかと思った!
…だって、シーツで前が見えない!!
[二人して慌てて、でも足を止める訳にいかず、 あれやこれやと、ぎゃーぎゃー騒ぎながら駆けて。 ようやく路地に降り立った時には、もうくたくた。
白い布を纏った幽霊が飛び跳ねていたという、 不思議な目撃情報も、実はあったりなかったり。]
(223) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
なんだっけ、ほら、 氷使いの”せんせい”のお店で食べた、>>182 ……アイス、だったかな? あれも美味しかったね!
[獣達は、いつかは誰かの”せんせい”になるから。 旅先で出会う人も便宜上、そう呼ぶことにしている。]
たくさん走って叫んで、疲れた後なのに! あのアイスで、すぐ元気になっちゃった。 あぁ…口の中でふわっと溶けて、消えちゃうの…
[目を閉じ、両頬に手を当てて想い出に浸る。
勿体なくて残そうとしていたら、 溶けちゃうよ、なんて笑われたんだっけ。]
(226) 2015/10/15(Thu) 22時半頃
|
|
……でも、 この先にある雷の実は、もっと美味しいんでしょ?>>184
早く着かないかなー。
[噂の雷の実がどんなものなのか、 今から楽しみで仕方がなくて、笑みが零れる。
さて、辿り着くまでに、あとどれくらいかかるだろう。 世界はあまりにも広すぎて、あたしには見当もつかない。]*
(227) 2015/10/15(Thu) 23時頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/15(Thu) 23時頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 01時頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 02時頃
|
― 旅のある刻 舟の上で ―
[背を撫でるユージンに甘えるよう、>>270 器用にその腕の中へ収まって。 慌てたことをからかわれ頬を膨らませるけれど、 口元は微かに弧を描くから、怒ってないのは一目瞭然。
お店の木苺のジャムも良かったけれど、 バニラにユージンの作ったジャムを添えたものが>>2:269 他のどれより一等美味しかったなぁ、なんて。
二人で半分ずつ分け合う食事がこんなに楽しいとは、 旅に出るまでは思いもしなかったこと。]
(320) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
[艫の方へ置いた“宝箱”には、 旅先の想い出がたくさん詰まっている。>>273
赤く艶めく貝殻を連ねたネックレスには一目惚れ。 背の高いユージンが屈んで首にかけてくれて、 それが嬉しかったものだからつい、 覚えたての雷の火花を辺りに咲かせてしまったり。
木の実と鳥の羽は自分たちで拾い集めたものを、 小さな村の細工師に頼んで加工してもらった。
星降る浜で見つけた白い砂と瓶のリボンは あの日見た、碧く深い海を思い起こさせる。]
(321) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
[他にも、何の切れ端かわからない布だったり、 川辺で拾った卵型の小石だとか、 がっこうで描いた落書きの紙やら、 盗み食いした果物の種だとか。ガラクタもいっぱい。]
まだまだ?もっと広いの?
でもこれ以上宝物が増えたら、 この箱にも入りきらなくなっちゃうかも!
[既にお宝は一回、引越し済み。
がっこうから持ち出した簡素な木箱ではなくて、 一つサイズの大きな革張りのトランク型のものへ。 持ち手も付いて、より運びやすくなっている。]
(322) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
…もう一個荷物が増えても、 ちゃんとユージンが持ってくれる?
[なんて、ふざけて言ってはみたけれど。 本音は恥ずかしくて、口に出せぬまま。
あたしは自分の笑顔じゃなくて、>>274 あなたの笑顔がたくさん、見たいんだけどな。]
(324) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
そっかぁ、ユージンも久々なんだ…?
[…ほら出た。また後ろ向きな発言。>>277 身体はうんと大きいくせして、 時折こんな風に、自信なさげな様子の彼。
…でも、いいよ。 あたしが何度でも、笑い飛ばしてあげる。 たとえ目指す土地に何もなくとも、 がっかりしない自信だけはあるんだ。
――だって、ユージン。 あなたがあたしの期待を裏切ったことなんて、 ただの一度もないんだから。]
(325) 2015/10/16(Fri) 21時頃
|
|
[どうしてこんなに自信がないのか、 彼がどんな人生を歩んできたのか、 そんなこともいずれは、話してくれるだろうか。
楽しい話も、そうでないものも、 あなたのことなら何でも知りたいと願うのは、 些か我儘が過ぎるだろうか。]
あっ、ほんとだ! ユージン、上、上!肩車! もっとよく見せて!
[新しい街の存在を知らされれば、>>280 船の上だろうとお構いなく頼み込む。
最初の数回はバランスを崩して転覆もさせたけど、 今となってはほら、この通り。]
(328) 2015/10/16(Fri) 21時半頃
|
|
キツネやシカ!撫でられるかな。
ねぇねぇ、今日は草原で野宿しよ! あそこの丘に穴を掘って、隠れるの。 一日中いれば、他の動物にも会えるかもっ
[思わず呆れてしまうような”お願い”を、 もう何度、押し通しただろうか。>>283
失敗も成功も、何事も経験。 何があろうといつも最後に笑っていられるのは、 すぐ隣にユージンがいてくれるからに他ならない。]
(332) 2015/10/16(Fri) 21時半頃
|
|
[船を降り、新たな町へと駆け出してゆく。>>283
後ろを歩くユージンの位置ならきっと、 あたしの首筋に浮かぶ、丸い痣が見えると思う。 コインくらいの、白い大きな斑が一つ。]
―――ねぇ、ユージン!
[振り向いてあなたを見上げるあたしには、 その首の痣なんて見えないから。 自分の余命を、確と知ることはできないけれど。
生まれた時は真っ白だったその痣は、 時を経るごと、上から徐々に黒ずんでいる。
――鈴が錆びて変色するように、少しずつ。]
(335) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
|
あのね、……
[自分があとどれほど生きられるのか、 この旅に出てから、それを訊ねたことは一度もない。
がっこうにいた時は、何も為さずに死んで行くのが怖かった。 でも命の終わりを恐れたところで、得るものは何もないって 右手を治療しなかった時に、気付いたんだ。
変に気にして、くよくよ思い悩んで過ごすよりも、 その分たくさん遊んで笑顔でいる方が、ずっと幸せ。]
(336) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
|
ふふっ、 …やっぱり、なんでもなーい!
[だからあたしは、今日も無邪気に笑ってみせる。 あなたと過ごす一分、一秒、少しでも幸せでいるために。
大好きだよって、いつもありがとうって、 急に伝えたくなったから、一度は振り向いたのだけど。
大切な言葉には、それにふさわしい場所があるというもの。 …だから今は、言わないでおこうかな。
あははと笑いながら、あたしは再び町へと駆け出した。]**
(340) 2015/10/16(Fri) 22時頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 22時頃
[ 閉じゆく瞼のなかで あの子が「またね」と云ったから
河の向こうにあるという、死んだものだけが集う場所で
「また会える」のだと思っていたのに、
違った。
……がっこうを旅立ってすぐ
まだ兆しすらも見えていたかどうかという若さで喪った
あの笑顔に会いたかった。
あの笑顔が重なって、誰も選べなくなった。
少女を少女として見ることができなくなって
結果、自分のいのちが尽きるのを待つことになった。
死後のせかいで再会するのではない
「またね」の意味が
死したいま
ようやく理解できたかもしれない。 ]
[ ( ずっとずっと、一緒に居た )
あの子も、その前の子も、前の前の子も、
初めて食べたあの子も
( 食べた後も、ずっと共に居た )
命のかたちがかわるだけ。
手を繋ぐか いのちが繋がるか それだけの違い。
「 またね 」
「 わたしはせんせいのなかで、いきてるから 」
「 またね 」
少女たちは誰一人欠けることなく、
白い獣の内で生き続けている。]
[ 砕け散った白い骸は
星色の砂となって神木の足元を温めた。
大地に還ったいのちは、獣独つではなくて
今まで誓いを交わした少女すべてのいのち。
獣がどれだけ遠くで潰えようと、億年の時を経て
神木のもとへ すべてのいのちが還るのだ。
白虎が無意識に神木の足元を選んだのは
誰よりも「再会」を願った故だろうか。
「 相変わらず、ヴェスはわたしがいないとだめね。 」
融け合ういのちの渦のなか
とりわけ大きな彼女の聲が聞こえて
漸く、「 またね 」の意味を識った。*]
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/16(Fri) 23時半頃
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る