231 自由帳の中で、僕たちは。
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━朝・寮の自室━
[今朝も寒い。 起床し、冷凍してある白ご飯を電子レンジで解凍し、その間に制服に着替える。 卵かけご飯を二杯胃袋に納め、ようやく脳みそが起きてきたところで自分のスマートフォンを確認する。 メールチェックだ。ただし自分が書いたメールの。
寝る前に書いたものの、寝ていそうな時間に送るのはどうなんだ?と思って保存しておいたものだ。 文面を読み返し、気になったところを直す。]
よし。
[送信ボタンを、計二回タップした。]
(16) 2017/12/19(Tue) 23時頃
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[メールを送り終えてから、昨日の自由帳について考えていた。 古雅っぽい字の人。その人だけに、「俺、ああいうの好きだ」とかなんとか、伝えられたらいいのにと。 俺は何も思い浮かばなかった。俺みたいなやつが下手なことを書いてしまう前に、あの字があって良かった。
しばらく考えてから、古雅にメールを書くことにした。 内容は全く無関係。俺が父方の田舎に帰省する際に買う、京都土産についてだ。 他にも部員はいるから、古雅にだけ余分に何か買って行ったらおかしいが。好みを聞くくらいなら全然いいだろう。
いくら俺が「古雅っぽい」と思っても、直接何か伝えるわけにはいかないし。この程度で自己満足するのが妥当だという結論に至った。]
(17) 2017/12/20(Wed) 00時頃
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[そういえば昨日、短歌に「きっと明日は いい日になる」と入れたことを思い出した。
暗い雲が太陽の光で燃えて消え、明るい青空が広がるような。そんな光景が思い浮かんで、出た言葉だった。
ただの思いつき。それに自由帳のささみのように、天気予報をしているわけでもない。 でも、いい日の始まりというのは、やはり晴れた空だよな。と思う。
まずはそれを確かめる為に、俺は
(23) 2017/12/20(Wed) 01時頃
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キルロイは、 部屋の窓のカーテンを開いた。6
2017/12/20(Wed) 01時頃
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うわ、雪だ。
[窓の外では、さらさらと粉雪が降っていた。*]
(24) 2017/12/20(Wed) 01時頃
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━朝・登校中━
[寮から出て登校する時、俺はいつも、ある人の姿を探してしまう。
会いたい訳ではない。その逆。避けたいのだ。
15歳時の苦い思い出は、何の罪もない年下の子を傷つけたことによって更に苦い思い出となった。>>1:104
あの時の自分の口を縫い合わせたい。なんて思ってもどうしようもなく。今にも泣き出しそうな顔で走り去った彼に対して、当時の俺は何もすることができなかった。 彼が偶然同じ高校に入学してきたことに気づいた今の俺も、何もできないままだ。それに今更謝ったところで、傷をえぐる結果にしかならなさそうだし。]
(25) 2017/12/20(Wed) 01時頃
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[珍しい髪色をしているので、居るか居ないかは判別しやすいが。何故か朝に見かけることがあまりなく、幸いそれほど顔を合わせずに済んでいると思う。ただし、俺が気づいている範囲での話だが。 ちなみに「入江と仲良くする努力」を考えた際に、寮の部屋を訪問する選択肢がなかったのは。隣室が彼だからである。 うっかり顔を合わせた日には、俺は気まずげに視線を逸らすしかできないのだ。
謝っても、自分が楽になるだけで相手にとって何の益もないだろうか。それとも……
というようなことを時折考えつつ、気づけば後数ヶ月で卒業というところまで来ていた。*]
(26) 2017/12/20(Wed) 01時頃
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━休み時間・教室━
[古雅から、俺の言葉足らずなメールに対する返事が来る。]
なんでも好きって……。
[一番困るやつじゃないか。と思いつつも、適当ゆえにではなく本音で書いてそうな文面に、嬉しい気持ちにもなる。
じゃあ、やっぱりあの飴にしよう。ビー玉みたいな鞠みたいな、古雅の髪を思い出す色をした飴に。]
(41) 2017/12/20(Wed) 12時半頃
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[そう決めてから、まだメールの文面が続いていることに気づく。画面上で指を滑らせ。]
……? ??
[下に行かない。 と思ったら、ここで終わりだった。 「あと、」何だ。何が続くはずだったんだ。]
…………。
[こういう時って、どうするべきなのだろう。 普通に聞いて、いいよな? 送るつもりだった文をうっかり消してしまうことだって、あるよな? ないか?
考えている内に、短い休み時間が終わりを告げる。 昼休みに返事をしようと思い、スマートフォンをポケットにしまった。]
(42) 2017/12/20(Wed) 12時半頃
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━授業中・教室━
[教師が板書している隙に、今はどのくらい降ってるかなと窓に目を向ける。 カーテンは、雪が見えるようにしてくれとの声に応えて、朝から開けっ放しだ。窓際の室温がいつもより下がった気がするが、その代わり景色も近いので、まあいい。
今のところ、積もりそうな勢いではないかなあと思っていると、視界の隅で赤い髪が動いた。>>40
あいつ、授業受けろよ……。
そう思った時、教師が話し始める声が聞こえて、慌てて顔を正面に戻した。**]
(43) 2017/12/20(Wed) 13時頃
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━昼休み・教室━
[古雅へのメールを書き、送信する。 サボリを目撃した以上、ちょっと小言も付け加えておいた。]
(50) 2017/12/20(Wed) 18時半頃
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━昼休み・図書室━
[購買で昼食を買ってから、図書室に寄る。 短歌は出来ていないが、いい日になると書いた手前、ちょっと書き込みが気になって。
自由帳を開くより先に、昨日までと違う点に気づく。 窓辺に、薄赤の花をつけた鉢植えが置かれていた。しかもサンタクロース付き。]
……浅見先生かな。
[でも、なんとなく、マメに花の世話をするイメージではない。ただ、この花は多肉植物っぽいから、世話が楽な品種なのかもしれないなと思った。
そうして、自由帳のページをめくる。]
絵かわいいな。
[自分が書いた「正解」に向けて、照れてる感じの男の子の絵。>>1:97 とても心和む。 顔が緩んだが、次に「ささみ」の書き込みを見つけると、思わず口を押さえた。 天気予報、雪以外。>>1:107 あまりにもピンポイントで外れた予想に、見知らぬささみには悪いけれど少し笑ってしまった。]
(54) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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っと……。
[だがそれも、自分達の指摘に対してか、気落ちした猫っぽい絵が描かれているのを見ると笑ってもいられなくなる。 どうしようかなと思いながらページをめくっていくと、青空の下で笑う少年や>>1:100、窓辺のに似た花を差し出す猫の絵>>34が目に入り、とても暖かな気持ちになった。
もしかして、このRさんが鉢植えを置いたんだろうか? ひらがなのFさんや、トーコならぬ冬子の書き込みを確認してから自由帳を閉じる。 Fさんも、あの夕焼けを見たんだろうか。そして、冬子に対するささみの反応が気になるところだ。]
(55) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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[図書館から出ようとしたが、受付を通りがかった時にふと思い立ち。司書の先生に声をかける。]
……あ。すみません。浅見先生。 あっちの、窓辺に置いてある花。何ていう名前か、ご存じですか?
[先生の返答は、気づいたら置いてあったことと、花の名前は知らないということだった。
やっぱり、浅見先生じゃなかった。きっとあれは──…
ありがとうございますと受付から離れ、自由帳の所に戻る。]
(56) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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雪が降る 窓辺に置かれし 鉢植えの 花弁の赤が 持つ暖かさ 土岐 宇佐一
(置いてある花の名前、誰か知りませんか。)
(57) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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[短歌の側に一言書き終え、自由帳を閉じ。昼食を食べるべく図書館を後にした。**]
(58) 2017/12/20(Wed) 20時半頃
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