266 冷たい校舎村7
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[イヤホンから聴こえるはるちゃんの声に 嫌悪したのは初めてだった。*]
(379) 2019/06/09(Sun) 12時頃
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―現在:校舎裏前にて―
[また、取られるかと思った。]
やめてよ!
[紫苑は伸ばされた掌>>341を 咄嗟に振り払う。 振り払ってから、しまったと思った。
え、とか、あ、とか 声を詰まらせてから、 漸く、紫苑は頭を下げた。]
(380) 2019/06/09(Sun) 12時頃
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……ごめん、びっくりしちゃった。 幽霊かな、って思って。
[熱なんて無い。 むしろ血の気が引いたような顔で紫苑は笑って 轟木の提案>>342に甘えることにした。
――元はと言えば、お前のせいなのに。
そう口にすることはしなかった。 険しい顔をしているが、轟木に悪意はない。 純粋に気になっただけなのだろう。 そう思いたい。
人は見かけによらないし、ね。]
(381) 2019/06/09(Sun) 12時頃
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……ごめん、ありがとう。 俺、休んでくるよ。 教室の皆に、昇降口とか、ここのこと 教えてあげた方がいいかも。 窓も開かない、って。
[こん、と校舎裏に繋がる扉をノックして 紫苑は保健室に向かう。 去り際、水道水よりは アタエリが良いなぁって伝えるのは忘れない。
道中、 手の中のイヤホンをもう一度耳にはめてみる。
やっぱり、何も聞こえない。 少なくとも、紫苑には。]
(382) 2019/06/09(Sun) 12時頃
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[聴きたくない。そう思った。 それでも、イヤホンを外せなかったのだ。**]
(383) 2019/06/09(Sun) 12時頃
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―回想:美術部の彼女―
アイリ。 アイリちゃんかぁ。
[伝えられた名前>>93を 紫苑は数度噛み締めるように呟く。 良い名前だなと思った。 女の子らしい、可愛い響き。]
養くん、下駄箱に知らない後輩からの ラブレター入ってたとして、シカトしちゃう? 行くでしょ、普通は。
[呆れてるのか、褒めているのか。>>84 後者として受け取っておこう。
緩い笑みを浮かべたところで、話は打ち切られる。 日本史の教師が、教室へと入ってきた。]
(452) 2019/06/09(Sun) 15時頃
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[さて、肝心の受井アイリちゃんは、 実際、とってもいい子だった。 絵画から飛び出してきたような 指触りの良い髪と、整った顔立ち。 お菓子のような甘い香りに、 晴れて彼氏となった紫苑は夢中になった。
好きだなぁ、と思った。
愛らしい外見と仕草とは裏腹に 家では内弁慶って言うのかな、 兄弟にちょっと風当たりが強いのも 可愛いと紫苑は思う。
とはいえ、そんなアイリちゃんにも 紅葉マークを置き土産に、 数日で振られる>>213のだが それはまた、別の話。**]
(453) 2019/06/09(Sun) 15時頃
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―1F:保健室―
[誰かが来た痕跡がある。>>0:1059 タオルがごっそり無くなっていて、 そう言えば、教室の前に 大量に置かれてたっけ。>>0:1064 チャイムの前に見た光景を思い出す。
まぁ、そんなことはどうでもいい。 紫苑は大きなため息を吐いて 適当なベッドに寝転がった。 イヤホンは着けたままに。
やっぱり、何も聞こえない。 はるちゃんの声も、何も。
耳を澄ませるように目を閉じた。 聴こえるのは、窓の外の風の音。 機械が動く音。暖房だろうか。]
(477) 2019/06/09(Sun) 17時頃
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[寝転んだままに、 ふと、思い出したようにスマホを見る。 チャイムの後で届いたメール。>>#1 はるちゃんでないということだけは分かるけれど それ以外はさっぱりだった。 声に出して、短い手紙を読んでみる。]
『文化祭、楽しかった。』……かぁ。
[文化祭の再現のような光景とその一文が重なる。 そして、メールの主とは もう二度と会えないんじゃないか、って そんなことを思った。
まるで、遺書、みたいな――。]
(478) 2019/06/09(Sun) 17時頃
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[頭を過ったのは、動画サイトで見た 都市伝説のような話。
思い悩んでいる人や、死にそうな人の 精神世界に閉じ込められることがある。 眉唾ものだけれど、窓や昇降口の様子を考えるに 自分達はここに閉じ込められている状態だ。
そうだとしたら、助けてあげないと 出られないのかなぁ、とか紫苑は考えて ごろんと寝返りを打った。 ・・・・・・・ 息を吐く。安堵したように。
……あれ?]
(479) 2019/06/09(Sun) 17時頃
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……はるちゃん。 はるちゃん、大好き。愛してる。
早く、会いたい。
[それは全部、紫苑の本心だ。 その筈なのに、 零れた愛の囁きは奇妙にざらついて 紫苑は顔を顰めた。
きっと、彼女の声が聴こえないせい。*]
(480) 2019/06/09(Sun) 17時頃
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[音に形はない。]
(481) 2019/06/09(Sun) 17時頃
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[プレイボーイ、女好き。 彼女を取っかえ引っかえしている なんて言われるけれど、 紫苑が誰かを振ったことは一度もない。
最初からそうだった。 彼女たちは何かを強請るように、 じっと紫苑の目を見るばかりで 肝心なことは何も教えてはくれない。
そうして、いつしか失望して離れていくので、 紫苑は彼女らが何を考えているのか、 どうやって察すれば良いのかも、 とんと理解出来ないままだ。]
(482) 2019/06/09(Sun) 17時頃
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[――なら、直接聞いてみたらいい。
悪魔の囁きに、 雷に打たれたような衝撃が走った。]
(483) 2019/06/09(Sun) 17時頃
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[音に形はない。 だから、紫苑は耳を澄ませることにした。
海外製なら高音質だし、コスパも良い。 ぬいぐるみに入れても 分からないくらいの大きさだから、 咎める人だっていない。今のところ。
だって、想像もしないだろう?
呼吸の音、身じろぐ音、衣擦れの音。 テレビの音、スマホのキー音、周囲の喧騒。 家族との会話。友人との通話、零れた不満。
自分の周囲の音に、 他の誰かが耳を澄ませているなんて、ね。]
(484) 2019/06/09(Sun) 17時頃
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[けれども、どうやったって上手くいかないんだ。 やっぱり、彼女らは紫苑から離れていく。
どこで間違えたんだろう。
問いかけても、イヤホンは答えてくれない。 ただ、残酷に、鮮明に、 不快な雑音を奏でるだけである。**]
(488) 2019/06/09(Sun) 17時半頃
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[嘘をつくと、人は口数が増えるらしい。]
(512) 2019/06/09(Sun) 19時頃
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―回想:伝書鳩の話・その後>>494―
うん、そう。 俺、エスパーなんだよ。
[一瞬の沈黙。 ははっと紫苑は吹き出して 否定するように右手を振った。]
(513) 2019/06/09(Sun) 19時頃
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……嘘だよ。 この子、こういうの好きかなぁって 何となく分かるでしょ?雰囲気で。
色んな子と お付き合いさせてもらったからね。
[同じような話を振ってきた人はいたけれど、 理由はほぼほぼやっかみなので、 大抵の人はこれで舌打ちして 話を切り上げる。
けれど、養は少し違うらしく、 紫苑も頬杖をついて、世間話を続けることにした。 続けさせられたのかもしれない。 まぁ、どっちでもいい。]
(514) 2019/06/09(Sun) 19時頃
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分かるものでしょ、普通は。
こういうもの食べたいだろうなぁ、とか ここに行きたいんだろうなぁ、とか このぬいぐるみ好きそうだなぁ、とか。
愛してたら、当たり前じゃないかな。
[嘘。紫苑にだってさっぱり分からない。 何せ、空気が読めない。 相手の考えを察することなんて出来やしない。
だけど、普通は分かるものらしいので、 紫苑は気取って、実感の無い言葉を吐く。]
(515) 2019/06/09(Sun) 19時頃
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でも、女心は複雑だからね。 振られる理由なんて、 エスパーじゃないから分からないよ。
養くんには分かる?
[ただの世間話だ。 答えを求めている訳じゃないけれど 紫苑はそう問うて、笑った。
それにしても、養って不思議な響きだ。 彼の苗字を呼ぶ度に紫苑はそう思って、 良い名前だなぁ、とそんなことも思う。 別に、言うつもりもない話だけれど、ね。**]
(516) 2019/06/09(Sun) 19時頃
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―現在:保健室―
[うつらうつらしていた意識を引き戻したのは つんつん、と腕をつつかれる感触だった。]
ん、あれ?宮古さん?
[目を開ける。蛍光灯の光を遮るように 自分を見下ろしていた>>543のは、 クラスメイトの宮古瑠璃だった。
ミステリアスというか、天然というか。 不思議な雰囲気を纏った女子。 紫苑の中では彼女はそんな印象だ。
ベッドから身を起こす。 なんでここに、と聞こうとして 彼女の指に目が止まった。]
(577) 2019/06/09(Sun) 21時半頃
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あ、怪我してる。
[細い指に赤い線が走っている>>541のが見えて 紫苑はその手を取った。
少し冷たい指先を、躊躇い無く口に含む。
舐めときゃ治る、というのが 柊家の家訓だった。]
(579) 2019/06/09(Sun) 21時半頃
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[ただ、ここが家でもなく、 相手も宮古だったことに 紫苑はそこでようやく気付いて。
あっと声を上げて、 慌てて彼女から身を離したと思う。
違うんです、浮気とかじゃないんです。 頭に浮かんだはるちゃんに、紫苑は必死に弁明する。
彼女が居る時は、その人以外は見ない。 紫苑のポリシーの一つだ。というか、当たり前の話。]
(583) 2019/06/09(Sun) 21時半頃
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ちょっと待ってて。 消毒液、俺が出すよ。
[ベッドから立ち上がる。 彼女を椅子に座らせてから、 不慣れな手つきで棚の中を漁る。
最中、先程まで見聞きしたことを話す。 昇降口が開かない、窓もダメ。 どうやら閉じ込められているらしいこと。]
参るよねぇ。 早く、帰らなきゃなのに。
[紫苑は大仰な溜息を吐いて、 消毒液の瓶を取り出す。 困ったように笑って、首を傾げた。**]
(585) 2019/06/09(Sun) 21時半頃
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―回想:祭りのあと>>397―
[佐藤さんと別れてから今まで、 何人と付き合っただろう。 ケーキを頬張りながら、紫苑は遠い目をする。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
我らがクラスのお化け屋敷は かなりの好評価だったようで、 生徒の間でもかなりの話題になったらしい。 ゾンビが怖い、装飾がリアル、それから。
音響に関しての話題は殆ど無かったけれど 良いんじゃない。と紫苑は思う。
料理でスパイスの方が目立っても困るし 紫苑も別段音響で目立ちたい訳じゃない。]
(594) 2019/06/09(Sun) 22時頃
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写真?いいよぉ。
[とはいえ、目立ちたくない訳でもないし 良い思い出だとは思っているので、 写真>>398にはちゃっかり映り込む 紫苑の姿があったと思う。**]
(595) 2019/06/09(Sun) 22時頃
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具合は平気。 ちょっと、色々びっくりしちゃって。 休んでただけなんだ。
[オキシドール、マーキュロクロム、マキロン。 横文字が並ぶ棚の中を漁る。
養護教諭が薬を出してくれるのに比べれば 多分、何倍もの時間をかけて、 漸く紫苑は目当てのものを探し当てた。
宮古>>596の方がずっと要領は良さそうだし、 もしかしたら、下手に手を出さない方が 良かったのかもしれない。
まぁ、いっか。紫苑は思う。 過ぎたことはどうしようもない。]
(627) 2019/06/09(Sun) 23時頃
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[宮古の手を取る。 消毒を済ませ、指先に絆創膏を巻き付ける。 道具さえ見つければ、 あとはあっという間だ。]
会いたいよ、そりゃあね。 好きな子だもん。
[問いには、即答を返す。 何処か、自分に言い聞かせるように。]
宮古さんだって、 会いたい人とか居るんじゃない?
[むしろ、彼女に会いたがっている人が多そうだ。 モテそうだし。
ただの勝手な憶測は口に出すことはせず、 宮古の手当を終えた紫苑は 再びベッドに横たわることにした。]
(628) 2019/06/09(Sun) 23時頃
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[会いたい。はるちゃんに会いたい。 確かにそう思うのに、何故だか気は進まなかった。*]
(629) 2019/06/09(Sun) 23時頃
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