人狼議事


212 冷たい校舎村(突)

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視点:


― 病室にて ―

[目を覚ます。夢を、見ていた気がする。
まだ、感覚を失いながらも動けていたときの。

文化祭が終わってほどなくして、
ある日、とうとう、歩くことも覚束なくなって
入院してのリハビリと検査の毎日が始まっていた]

……あれは、夢、だよな。

[携帯を使うのもリハビリの一つ。
さすがに通話は病室では難しいけど、
目が覚めたのでSNSやメールをチェックしようとしたら
電源がつかなくなっていた。
そういや雪の中に落としたんだったかと考えて、
夢の中ではなかったかと首をかしげる]


[仕方なく起き上がり、
暇つぶし用のノートパソコンを引っ張り出し
そちらでメールをチェックする。

水野から連絡が入っていた]

理一……。

[あいつが、俺たちを閉じ込めていたのか。

青白い光を眺めながら、考える。
誰かの中に閉じ込められてたなんて。
三流小説にもなりはしないだろうに、
あれが現実だったって、夢ではないと
なぜかそう思えて]


To:昴
From:堆
Subject:聞いたか?

-----------------------------

水野からの連絡見たか?
俺のいる病院に運ばれてるらしいから。
様子見てくる。

-----------------------------


[背後から近付いてくる足音。
深夜の道だから、ちょっと警戒して振り向いてみる。半回転。
ちょうど、こちらに声をかけてくるその子と、向き合う形になれた。]

……莉緒ちゃん。

[ほんの一瞬だけ、不意を突かれたように間を空けて。
あの冷たい校舎に向かう道で、最初に合ったときのことを思い出した。
ふっと、硬直した表情が崩れる。]

うん、よく寝た、というか……
あそこにいた、というか。

[あの世界のこと。
彼女も知っているなら、あれは現実だったんだと思えるから、
どういう風に確かめよう。そう考えて]


[少し待ったが返事は来ない。
まだ、あの世界にいるんだろうか。

手すりにつかまりながらベッドを降り、
電動車いすに座り、
まずは様子を伺いに、ロビーへ行ってみようか**]


かまくらでパンケーキ、だめになっちゃったね。

なんて。
……おかえり?

[もしくは、ただいま、かな。わたしも一緒に。
おそるおそる、手を伸ばして彼女に触れようとする。

半分は、あれは夢じゃなかったんだと確かめたい気持ちで、
もう半分は、指先が冷たいから暖まりたい、の気持ちで。*]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


――自宅――

……ん、……?

[どうやら机の前の椅子に座ったまま寝てしまっていたらしい。手には編み棒が握られていて、膝の上には黒い毛糸玉があった。
ああ、そうだ、今持ってるのはピンクのマフラーくらいで学校にはしていけないから、黒いマフラーを編めばいいと思ったんだった。
まだぼんやりした頭でとりあえず続きをやろうかとしたところで、机の上に置かれた携帯がチカチカと光っているのに気が付いた。

こんな時間に誰からだ、と疑問に思いつつメールを確認して、そこに記された内容に目を見開く。]


っ、あ、の、馬鹿……!
何が「俺じゃねェよ」だ……!

[一気にさっきまで見ていた夢……いや、夢のような現実か?ともかく、閉じ込められていた校舎でのことを思い出し、勢いよく立ち上がる。
橘が屋上から飛び降りた……ということは、つまり、あの世界のホストは橘だったということだろう。
共に寝袋を取りに行った時は、俺じゃないと、言っていたのに。
悩みなんて勉強のことやCD返してないことくらいだと、そう言っていたのに。
まさかCDの延滞料金払いたくないから自殺するなんて馬鹿なことするわけないだろうし、それなら――]


……っくそ!

[あの時、もう少し踏み込んでおけばよかったのだろうか。
いや、でも、無理やり踏み込んで踏み荒らすのは……。

ともかく、今は病院に急ごう。
せめて近くで、あいつの帰りを待っていてやりたい。
……きっと、帰ってくるはずだから。]

親父!クラスメートが病院に運ばれたらしいから行ってくる!

[いつもの黒いコートだけ羽織って、携帯をポケットに突っ込んで、玄関へ。
親父の返事を聞くよりも早く、家から飛び出した**]


メモを貼った。


[夜中の路上、
わたしにとっては通学路からは外れたその場所で、
振り向いたささらちゃんと向き合う。

―――これって、あの校舎に入る前と逆だよね。
あの時はわたしがささらちゃんに先に声をかけられてたから。
最初の朝のことを思い出しつつ、
不意をつかれたみたいな表情をささらちゃんが見せてた一瞬、
いきなり変なこと訊いちゃってまずかったかな、とは思ってた。

実は全部わたしひとりだけの夢だったのかな、って、
悪い想像も過ぎってたけど]

やっぱり、……いたよね。

[確認するみたいに呟いた声は震えていた。
別に寒くはないんだけど。走ってきて身体は温まってきてるし]


[もし、最初のチャイムが鳴る前にいた職員室で、
帰るでも教室行くでもない第三の選択肢として、
“かまくら作ってパンケーキ焼いてわいわい食べる”を提案してたらどうなってたんだろう。

りーくんは見慣れた笑顔で提案に乗ってくれそうな気がした。
で、そのノリで古辺くんも誘ってしまいそうな気がした。

でも、もうかまくらでパンケーキどころじゃない。
りーくんが――クラスメイトが死んじゃうかもしれない。
それは分かってるんだけど。

目の前にわたしと同じように帰ってきた子がいるってことに、
まず、ほっとしているわたしがいる]


ダメだね。こっち、全然積もってないもん。
なんか変な感じ……。

[だけどこっちこそが現実。だから]


うん。ただいま。
……それと、ささらちゃんもおかえり。


[一通り挨拶を済ませた後。
ささらちゃんの手が頬に触れて、
冷たさのあまり思わず「ひえっ」って声が出たけど、
ちょっとの間はささらちゃんの好きなようにさせておこうと思う**]


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 07時半頃


【人】 道案内 ノックス

―チャイムの鳴る前/家庭科室>>3:330

うん、やってみて、
パンケーキの作り方なら
いつでも教えるよ!

入間さんも、って謂ってたし
此処から帰れたら皆でまた文化祭みたいなことしたいなぁ……

[元賀が抱いている罪悪感にはまるで気づかずに話した。言葉を交わしていると、ひそひそ囁き声が小さくなっている気がするから。]

だよね、憧れるよなあ、
手に技があるってことでもあるもんなぁ

[味は良くとも
飾りつけの繊細さには欠けてるな、と幼馴染に指摘される能久は、実際、そのテレビのパティシエをあこがれの眼で見ていたのだった。]

(38) 2017/03/16(Thu) 12時半頃

[――うん、いたよ。
って、肯定するように頷く。

あの奇妙な出来事を共有したということ。
それが確かめられたなら、安心するように微笑もう。]

うん。
わたしも、ただいま。

[ここにいるふたりと、つばさ氏は無事に現実に帰還できた。
生きていくには息苦しい現実に。

まだあの世界に残っている人たちは、いつ戻れるんだろう。
つばさ氏が手当たり次第連絡をしているみたいだから、みんなきっと気付くとは思うけど。

わたしにはもう、後は祈るしかできないらしい。]


[莉緒ちゃんの頬に触れる悴んだ指先は、きっと彼女を驚かせた。
冷たいだろうけど、遠慮せずにそのまま、ほっぺたを縦に横に、ふにっふに。
なんだか、安心できる。

少し堪能したら指を離して、ごめんねと微笑みつつ。]

大丈夫だよ。
きっと。みんな。

[それは、あの世界のホストのこともだけど、
彼女にもし心残りがあるのなら、それも意味に含めよう。

相変わらず根拠なんてない、ただの勘だけど。**]


【人】 道案内 ノックス

―それから:家庭科室>>3:331

元賀?

[ぽかんとしているのを見て首を傾ぐ。
なにか、おかしなことを謂ってしまったろうかと思ったのは少しの間、照れくさそうな笑みをみて、ん、と嬉しそうに頷いた。
堆の意見にも>>3:282同意である]

いいんじゃないかな!
おれ応援するよ

[なー!と堆に同意を求めた。]

皆もきっと喜ぶよ、
呼んでくるから先食べててー

[そうしてまた、廊下に顔を出して。]

(39) 2017/03/16(Thu) 13時半頃

【人】 道案内 ノックス

[足音と声、それに姿を探す。
おーい、って手を振って、
家庭科室に招いていく。

>>343保田と、大和と、
>>345入間と、理一と、それから古辺も、戻ってきたなら出迎えて>>326

マネキンが、と入間が保田に謂っているのをちらりと聞いてから──もしかして、と思っていた通り、やはり足りない人数。

でも、>>348
入間がわあ、と声を上げたのや
>>335やっぱり笑顔で理一がパンケーキを食べてくれたなら、うれしくて、だからこそすぐに尋ねるのははばかられて。]

それはね、元賀が飾ってくれましたー!
すごいでしょ!

[と、元賀に親指を立てても見せたのだ。
グッジョブ。]

(40) 2017/03/16(Thu) 14時頃

【人】 道案内 ノックス

―家庭科室のそのあとは―

うん、おいしい。
…クリームの練習しようかなぁ…見ためってやっぱりだいじだよね……

[>>2:341先んじて食べ始めた幼馴染に倣って一口だけいただいた、クリーム多めのパンケーキ。果たして慣れればできるものだろうか、飾りつけ。

少しずつ集まってくる皆を
改めて見渡して、
女の子たちは一緒に寝てたのだから一緒に来そうなものなのに、天ヶ瀬も、三星も、いない。
食事が落ち着いたら、
どうなっているかを能久は尋ねた。

水野と同じように、似姿のマネキンが見つかったこと、
それから――「帰った」のではないか、という話を聞けたのは誰から、だったか。]

(41) 2017/03/16(Thu) 14時半頃

【人】 道案内 ノックス


……帰った……

[かえった。かえるなら、
どうなるだろう。
幼馴染と話したように
この世界が、
だれかの心の中なら。

――ひとり残されたら、
――寂しいのでは、ないか。
――おれなら、きっとさみしい。

父も母もあまり帰ってこなくなった
一人の家を思って、
能久昴は、少しの間目を伏せた。
泊って行けば、と謂われたこと、どんなに救いに、なったことか]

(42) 2017/03/16(Thu) 14時半頃

【人】 道案内 ノックス

え。たかし、
まだ寝るの?

[>>3:341 寝てくる、
というのに眼を丸くする。
学校や家でも、そんな感じだけれど。]

食べてすぐ寝ると牛になるらしいぞー…?ちゃんとあったかくして寝てね?

[気のない返事に、
浮かぶ表情は心配そうなもの。]

……ずっと眠そうなんだよなあ……

[そう、ぽつり、零す。]

(43) 2017/03/16(Thu) 15時頃

【人】 道案内 ノックス

[そのあとは、
>>20クリーム控えめパンケーキに
喜ぶ保田にやっぱり元賀はこういうの向いてるなあ、と謂ったとか、

――うん、楽しかったんだ。とっても。

>>32保田が片づけを
申し出てくれたのに甘えて、
皿を揃えただけで、気にかかるのは]

(46) 2017/03/16(Thu) 15時頃

【人】 道案内 ノックス


……――……

[――帰った
という言葉に
酷く胸騒ぎを感じたのだ。]

……ちょっと、行ってきます

[チャイムが鳴るより前。
保田が人を探しに出るより少し前>>45
能久は廊下へと少し足早に出て行った。]

(47) 2017/03/16(Thu) 15時半頃

【人】 道案内 ノックス

……、

[大丈夫、
だいじょうぶなはず。

3-3あたりで転寝しているかな、
外に出られないから中庭は、ないはずだけど。
屋上じゃ雪だるまになっちゃうから、有り得ないし。

焦燥に駆られて
速めた足が、チャイムの音に
ぎくりと止まる。

――ごうごうと、吹きすさぶは風の音。>>11]

……え、な、なに……

[囁き声が消えた。
代わりに叫ぶような風の音。
窓を誰かがあけたのか、違う、それは、スピーカーから 出、―――]

(48) 2017/03/16(Thu) 15時半頃

【人】 道案内 ノックス


[ふっと、通る、冷たい風の温度。]
 

(49) 2017/03/16(Thu) 15時半頃

【人】 道案内 ノックス

[それは。
この校舎に来たばかりの時
窓を開けたまま座り込んでいる幼馴染を見つけた時の温度によく似ていた。

それだけの理由で、
能久は風の出所を探して走りだす。

スピーカーからは
ごうごうと
吹き荒ぶ風の音。]

(50) 2017/03/16(Thu) 15時半頃

【人】 道案内 ノックス

[風の出所を探して
たどり着いた空き教室の一つ。>>3:346

息せき切って踏み込んで、
能久は比喩でなく、
息が一瞬止まった。

黒板にびっしりと書かれた見つめる眸は今は意識の外側に。]

(51) 2017/03/16(Thu) 16時頃

【人】 道案内 ノックス

―3階 空き教室>>3:351
[見慣れたジャージの後ろ姿が
窓枠に凭れかかっていた。
電灯に照らされて、雪がちらちらと舞い踊る。]

……たかし……?


ねえ
   たかし?

[――返事はない。
音を立てて
血の気が引いていくのがわかる。
ふら、と体重を前にかけ、転がるように近づいた。]

(52) 2017/03/16(Thu) 16時半頃

【人】 道案内 ノックス

たかし、 っ……!

[掴んだ肩は硬くて冷たい。
喉の奥で空気が凝る。

――マネキンだ。

力なく差し出された手は空すら掴み損ねたよう。
思い出す、小さなころ
ジャングルジムから、落ちたこと。
あの時は怪我だけで済んだはず、なのに。

なら、なんで。
このマネキンの肌はぐずぐずに溶けているのか。
トレードマークの長い髪が、こんなに短く刈られているのか。

残されたマネキンは
消えた子そっくりだったって、
そう聞いていたのに――]

(53) 2017/03/16(Thu) 16時半頃

【人】 道案内 ノックス


……な に、
 ……なにが、あったの、ねえ

[震える手で窓枠から離すように腕を握った。
揺らして問うてもマネキンは答えない。
かたかたと擦れるばかり。]

…ったかし、ねえたかし…!!

[呼ぶ声はだんだんと
涙交じりになる。

掴んだ腕を抱え込んで座り込んだ。ぼろぼろと落ちる雫が止まらない**]

(54) 2017/03/16(Thu) 16時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 17時頃


【人】 道案内 ノックス

―3F空き教室―

っ、う、く……っ

[涙でぐしゃぐしゃになった顔を
ようやく上げられたのは
呼ぶ声、があったからだ]

――やまと、さん……?

ちが、なに、――っ、だって、たかし、
こんな、……っ

[――違う、違うって、なにが。
要領を得ない声の断片を零しながら
座り込んだまま大和を見上げた。
帽子を被るようになってから隠れてしまった顔が、きっとその角度からは覗いたろう、心配してくれている、と、わかっても]

(72) 2017/03/16(Thu) 20時半頃

【人】 道案内 ノックス

かえ、っ、……でも、
窓あいてた、落ちてたら、……っ

また、怪我、し、――、っ、

[しゃくり上げ、己の口元を手で覆う。
肩で息をして、こんな有様であるから
大和が力を込めれば、引きずられてずるりとマネキンから少しだけ離れた。

がしゃん、とゆかとぶつかる、
人間にはあるまじき音。
蒼ざめて、切れ切れに小さく吐き出す言葉は弱い]

――っ、――、
おいてかない、で よ……

(73) 2017/03/16(Thu) 20時半頃

【人】 道案内 ノックス



[――とうさんも、かあさんも
あまり寄り付かなくなった家。

親権がどうとか、
ききたくなかった。
どちらを選んでも
心がおれをおいていく。

――でも、でも、たかしだけは、って、そう――]

(74) 2017/03/16(Thu) 21時頃

【人】 道案内 ノックス



……、た、――くん、……


[ひどく弱く、ひとつ呼んで。
――錯乱じみた様子は漸く、なりを潜めた]

(75) 2017/03/16(Thu) 21時頃

[ほっぺたふにっふにされるのは痛くはなかった。
最初は冷たい指先にびっくりしたけど、時間が経つにつれ慣れたというか、
いい具合にわたしの温度がうつってきたみたいで気にならなくなったというか]

気にしないで。

[指を離して謝るささらちゃんに、笑い返した後。
みんなを指して大丈夫、と言われれば俯いてしまう。

ただいまとおかえりを言い合って、笑い合う。
ささらちゃんとはそれができたけど―――、]


[薄情と思われるかもしれないけれど、
今この時真っ先に思い浮かぶのは、
ちよちゃんの言葉、だとか、繋いだ手にぎゅっと力がこもる感触だとか、
勝手にいなくなって慌てているかもしれない姿だとか。こっちはただの想像だけど。

泣いている姿は想像できなかった。
むしろわたしにしたみたいに誰かを励ます姿の方がしっくりくる。

そういう、しっかりしたところに、向こうでもずいぶん助けられてきた。

……ああ、元気でやってるかな。
そして無事に帰れるのかな]




………そう、だね、きっと大丈夫だよね。


[ようやっと顔をあげてほんのり笑う。
今わたしにできるのは、信じることだけ。

行こう、って言って手を差し伸べた時、
ポケットの中でスマートフォンが震えた。
ちょっとごめん、って言い置いて、ポケットから出したスマートフォンの画面をタップする。
つばさちゃんからメールが来ていた]

……つばさちゃん、夜用の出入り口のところで待ってるって。
はやく顔を見せてあげよう。

[告げて、改めてささらちゃんの手をとって、
病院に向かうことにする*]


メモを貼った。


[つばさ氏は夜間の出入り口のところで待っているらしい。
莉緒ちゃんからそれを聞いて、足を進める。
少し暖まった手で、ふたり揃って向かえば不安もきっと紛れる。
……紛れてくれたらいいなあって、思う。]


— 病院 —

[夜間入り口は、と探していたら、
こちらに向かって手を振るつばさ氏の姿が見えた。]

連絡ありがと。
どう? 橘くんは助かりそう?

[今の状況を、つばさ氏は教えてくれる。
現在手術中で、助かるかどうかは五分五分といったところらしい。
病院の人が言うには、生死を分つのは患者の気力と体力次第、と。

わたしたちにできるのはやっぱり、待つことだけ。

ロビーに入ったすぐのところ、雨風を避けられるくらいの場所で、
他に来るであろうクラスメートを待ちながら、静かにじっとしているしか。*]


メモを貼った。


[二人揃って病院へと向かう道すがら。
ささらちゃんと話せたことでわたしには、
ちょっとばかり他のことを考える余裕ができていた。

ホストが誰だったのか分かったけれど、
あの校舎(せかい)の仕組み、みたいなものについては謎はまだ多い。

つばさちゃんに似たマネキンは何だったんだろう。
つばさちゃん本人は無事に帰れていたわけだけど、
あれのおかげで無事を確認するまで色々心臓に悪かったのは事実]

……結局、帰ったひとの代わりだったのかな、あのマネキンは。

[たぶん、きっと、そう。
だとすればわたしだいぶ無残な姿だよ……とは、
口に出せないまま小さくため息をついた]


[そうこうしているうちに病院の建物が見えてきた。
夜間出入り口側に回る。
つばさちゃんの姿が見えたら大きく手を振った。
そうして彼女の口から現状を聞く]


……そっかあ。

[手術中で。
助かるかどうかは五分五分で。
あとは患者さん次第だって。
言われたわたしは粛々と頷くことしかできない]


[ロビーの、まだ出入り口に近い辺りから、
手術室のある方角に、祈るような眼差しを送っていると、]

……あれ?

[病院の奥からこっちへ、
出入り口から入ってきたわたし達非入院患者とは、
逆の方からロビーに向かってくる人影を見つけた。
そっと人影に近付いていく]

こんな時間にどうし……、

[お見舞いにしては遅すぎる、というか、
電動車椅子に乗って入院着を身に着けてるからむしろ患者の可能性が高い。
ともあれ気になって声をかけたんだけど、
相手がクラスメイトだと気付いて途中から驚くような声をあげた]


あれ……上須賀くん? 上須賀くんだよね!?


[ばっさりと切られた髪。
身体のあちこちにつけられたパッド。
車椅子で移動する姿。
教室で見る姿ともあの校舎で見た姿とも違う。

入院してる、と皆方先生からちらっと聞いてたのを思い出す。
だけど、これは見たところちょっとした入院って感じじゃない。

帰ってきたのを喜ぶのも忘れて、
しばらく驚いた顔で見つめるばかり**]


メモを貼った。


— 病院への道にて —

[莉緒ちゃんが口にした、マネキンについてのこと。
そういえば、と思い出すのは、校舎で変わり果てたつばさ氏の姿。
触れた感触をなんとなく覚えている。
どこもかしこも作り物だったはずなのに下着まで身に着けて、流している血が生々しかったマネキン。]

帰った人の代わりにマネキンがあそこに残る……か。
どうしてなんだろうね。
考えても分からないけど。

[マネキンとなった自分もあの校舎に残っているのだろうか。
だとしたら、それはどんな姿をしているんだろう。

……って、少し想像を巡らせたら、
誰かに見せられる有様にはなっていないのではないか、と、思えて。
同じく口に出せないまま、髪をくるくるいじった。]


— 病院・ロビー —

[莉緒ちゃんが声を上げたほうに視線を向ければ、
車椅子に乗った患者さんがやってくるのが見えた。
一度は気に留めずに視線を戻したけど、上須賀くん、という名前を聞けばもう一度振り向く。]

……えっ、上須賀くんなの?

[そういえば、入院しているって言っていたような気がする。
あの校舎で姿を見たものだから、てっきり病状は重くないものなのだと思い込んでいた。

体のあちこちに取り付けられた電極が生々しい。
鬱陶しげに掻き上げていた髪も、短くなっていて、見違える。
文化祭以前のクラスで出会った頃は、長い髪を見兼ねて気まぐれに結んであげたりすることもあったものだけど。

何があったの、とか。
病状は、きっと聞いてはいけないことだろうなって、わたしは線を引いて口を噤む。**]


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2017/03/17(Fri) 07時半頃


― 病院・ロビー ―

[キュルキュルと車椅子のタイヤが床をする音が
静かな病院内に響く。
ロビーについて水野はどこにいるのだろうと
探そうとしたところ、誰かが近づいてきた。
見上げれば三星で、その向こうに
天ヶ瀬と水野の姿も見える]

よ。お前らも帰ってきたんだな。

[片手を挙げて挨拶をして、
近づきつつ、驚いた様子に苦笑した]

んな驚くなって。
体は元気なんだけどな。
ちょっとこっちのほうで。

[とんとん、と自分の頭を指でたたく]


お前らもあの校舎にいたろ。
朝飯食ってるとき
天ヶ瀬と三星のマネキンが見つかったっていってたから
帰るとマネキンが残るんだろうな。

[ということは自分のマネキンも残っているのだろう。
昴が見つけてなかなきゃいいなと、思いつつ]

んで、理一は。

[聞けば水野が五分五分だと説明してくれた]

あいつは俺たち呼んで、どうしてほしかったんだろうな。

[あの校舎で届いたメールの文面と
へらへら笑っている理一の顔がどうにもうまく重ならない*]


メモを貼った。


【人】 道案内 ノックス

―3F空き教室―

[情けないことに、――本当に情けないことに。
>>97やさしい腕を振り払うような
強い力も出なかった。

それくらい、
幼馴染がマネキンになってしまった、
ここにはもう居ない、という事実が
能久昴を打ちのめしていた。]

(156) 2017/03/17(Fri) 16時半頃

【人】 道案内 ノックス

[――ごめんなさい、って


謝るならどうしておいていくの


とうさん  かあさん]

(157) 2017/03/17(Fri) 16時半頃

【人】 道案内 ノックス

……、たかしじゃ、  
ない……、…


[大和の言葉が、声が、徐々に沁みてくる。
滲んだ視界に無機質の腕が横たわる。。
涙が止まらないまま、
しゃくりあげて大和を見上げる。]


―――あえ、る……でも、

……もう、たかし、
 ここには、…いなく、て


[――帰る。帰った。
先に、行ってしまった。
なら、帰らないと、
どうせお前は探すだろう、という軽口さえも果たすことができない。]

(158) 2017/03/17(Fri) 16時半頃

【人】 道案内 ノックス


[かえらないと   いけないの]
 

(159) 2017/03/17(Fri) 16時半頃

【人】 道案内 ノックス

[――みんなが居て、くれるなら。

楽しい文化祭の思い出が

続くなら

家に帰るよりずっと、いいと、

思ってしまいそうに、なっていたけれども。

――でも。]

(160) 2017/03/17(Fri) 16時半頃

【人】 道案内 ノックス

[能久が知ることのない、
入間の抱いた懸念が、
きっと色濃く影を落としていた。]

……ごめ ん………

[俯いて掌で、涙をこすりあげて
無理に止めようと拭き取る。
>>99 堆も、と謂われてしまうと――余計に、何も言えないまま。]

…………――ごめ ん、
なさけない、な、おれ……

[――大和さんは、ほんとうに
 しっかりものだと能久は思う。

自分のなんて、情けないことか。
でも、苦しくて、寂しくて、
いま、死んでしまいそうなのも本当だった。]

(161) 2017/03/17(Fri) 16時半頃

【人】 道案内 ノックス

[雪は闇の向こうからやってくるのに
何にも染まらず
白くて、白くて、さみしさを募らせる。]


……うん、……


[>>100 大和の言葉に
こどものように頷いて、眼を閉じる。
深く一つ、息を吸って、吐いて、見上げながら開いた]


……そう、……だね


[>>101願うような言葉に小さく拳を握り締める。]

(162) 2017/03/17(Fri) 17時半頃

【人】 道案内 ノックス


おれ、が、…
勝手に、思ってる、だけだけど

どっか、行っても、
探す 約束、だから……帰らなきゃ

[此処から。帰らないと。

そう思うのは、
この世界は能久の「こころの中」ではないということの、証左であろうか。]

(163) 2017/03/17(Fri) 17時半頃

【人】 道案内 ノックス


――、大和さんも、
……かえりたいん、だよね

[確かめるみたいに一つ、謂って。

ゆっくりと重い腰を上げた。
泣いて、泣いたせいで、
喉が重いし、眼の奥は痛い。]

めいわく、かけて、…ごめんよ、…ありがとう。

[少しでいい、笑っているように見えてほしいと願う。]

(164) 2017/03/17(Fri) 17時半頃

【人】 道案内 ノックス


ねえ

……帰ったら、
少しずつ、いなくなったら、


この世界を作った、ひとは
……さみしくない かな………

[――誰、なのだろう。
何を思って、この世界に、こうやって。
ごうごうと、スピーカーから響く風鳴りが耳を叩く。]

(165) 2017/03/17(Fri) 17時半頃

【人】 道案内 ノックス

[伸ばせる手は短い。
広げた手が抱えられるものが
あまりに少ない。

――おれでは、
――とうさんとかあさんの、
――離れていく心をつなぎ留められないように。]

(166) 2017/03/17(Fri) 17時半頃

【人】 道案内 ノックス

……こういう風に謂ってくれるんだから、
大和さんは、…この世界を作った人じゃ、ないんだ、ね

[それに、きっと、俺でもない。
俺だったら、堆に置いていかれるせかいなんて、きっと、つくらない。]

……大和さんの、
そういうことば、とか
ほしくて、

……このせかいを作ったひとは、
呼んだのかなあ……

(167) 2017/03/17(Fri) 17時半頃

【人】 道案内 ノックス

[ぽつ、ぽつ、つららをつくるにも足りない雫のように、能久昴は言葉を落とした。

ふと、思い立ったように、
堆の真似をして、大和の帽子の上から撫でるように触れてみた。

おっかなびっくり、ではあったせいで
滑稽だったかもしれない。]

(168) 2017/03/17(Fri) 17時半頃

【人】 道案内 ノックス

……、あと、どれくらい
のこってるんだろう


……帰るなら。……―――


[>>3:168

 何してんの、ふたりで
 メモくらい、置いてけよな

不機嫌そうに謂った保田那由多の声がふと甦る。
心配は、かけたくないな、と思うのだ。]


……ちゃんと、謂うか、
メモ、のこさないといけないね

(169) 2017/03/17(Fri) 17時半頃

【人】 道案内 ノックス

[幼馴染の姿を模したマネキンに近づいて、
ぐすぐすに溶けた肌の上をそっと指先でなぞってから、顔を上げ、]


……、――― わっ…!?


[そこで。

そこでようやく能久昴は
ぎっしり黒板に書かれた目に気づいて、
素っ頓狂な声を上げた。**]

(170) 2017/03/17(Fri) 18時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2017/03/17(Fri) 18時頃


【人】 道案内 ノックス

[とうさんと かあさんの 間の
亀裂に気づいたのはいつの事だったか。

「母さん今日は帰ってこないの?」

籠る電話口の声と、
遠くで聞こえる車の音。
微かに誰かが、名前を呼んでいた。
慌てたように切れる通話。

母さんによく似た姿と、
肩を抱く知らない男の姿を見つけたのは
気紛れに出かけた先でだった。]

(171) 2017/03/17(Fri) 18時頃

【人】 道案内 ノックス

[(――母さん、その人は誰、
父さんと 一緒にいるんじゃ、なかったの。)


駆け寄って聞けるほど
おれはものを知らないわけじゃない。
意味とか、分からないほど無邪気でもない。

見てしまった、知ってしまった、
吐き気がして止まらない。

おれのしらないところで、
亀裂は大きく走っていた。

――当てつけみたいに父さんも香水の匂いさせてくるし、もう色々、だめだろう、だめだよ、そういうの。]

(172) 2017/03/17(Fri) 18時頃

【人】 道案内 ノックス

[――でも面談とかには
出席するものだから、
体面は気にしていたんだろうな。

おれも、壊れるのがこわくて、
明るくふるまうようにしてたから、
きっと、誰も、知らなかったと思う。

それでも――誰かが見てたら、誰かに見られてたら、と思うとやっぱりこわくて、どうしようもなかった。

おんなじ血が流れてるって思うのも嫌で、
ああ、死にたい、しんだら、こんなこと考えずに済むのに、って思っていた。
幼馴染が、泊って行けば、と謂ってくれなければもしかして、ほんとうにおれは、しんでいたかもしれない。]

(173) 2017/03/17(Fri) 18時頃

【人】 道案内 ノックス

[――秘密だよ、ひみつ。
心配は、掛けたくなかったんだ。


とくに、たかし には。]

(174) 2017/03/17(Fri) 18時頃

【人】 道案内 ノックス

[父さんと、母さんは、
もう手遅れ、なのだろうと、
おれにだってわかる。

でも、今なら、
この校舎でのことなら
間に合うんじゃないか。
この世界をつくっただれかの、
こころの叫びがこの校舎なら、
届くのだろうか。

自分のことに手いっぱいで、
友達のことも、
深いところまでは、
知らないことばっかりだけれど、]

(175) 2017/03/17(Fri) 18時頃

【人】 道案内 ノックス

[文化祭、たのしかったよね、

こわいのも全部忘れられるくらい。
おれも楽しかったよ、

――皆 もそうだといいな**]

(176) 2017/03/17(Fri) 18時頃

……やっぱりわかんないよね。
何も残さないでふっと消えちゃうよりはマシ、……だったかもしれないけれど。


[とは言ってみたけど……どうなんだろう。
つばさちゃんのマネキンは見るからに心臓に悪かったし。

そもそも、ふっと消えただけだとしても、
「消えた人は帰ったかも」という予想(あるいは希望的観測?)に辿り着けたんじゃないだろうか。

……結局あれこれ考えるのはやめた。

ため息をつくわたしと髪をくるくるいじるささらちゃんと。
それぞれ沈黙を抱えつつ歩いていた、病院までの道中]


― 病院ロビー/そして、再会 ―

[上須賀くんに手を振り返す間も、
わたしの表情は驚きを見せたまま固まっていた。
苦笑の後、病状を説明されて、
ようやく、そんなに深刻にとらえてほしくないんだろうか、と考えることができていた。

向こうで朝飯を食べた、ということは、
上須賀くんが帰ったのは、朝飯にありつけなかったわたしよりも後らしい。
マネキンが残っていたと聞いて苦笑いひとつ。無残な姿確定である]

……たいへんおさわがせしました。

[そしてぺこぺこ頭を下げる]

でも、上須賀くんもちゃんと帰ってこれてよかった。
……おかえりなさい。


[つばさちゃんから現状を聞いた上須賀くんがこぼした問いに、
答える術を持たず考えてこんでしまう。
そもそも―――どうして屋上から身を投げたのかだって分かっていない。

“あのメールの送り主”をりーくんに置き換えてみても、
何を求めて死んでみることにしたのか、
何があって死んでみるしかなさそうだという考えに行きついたのか―――という問いにぶち当たる。
それでも、考えてみて、]


……、誰かに答えてほしかったのかも。
ほら、メール、もう一通あったよね? 謎かけみたいな。

[言葉を紡ぎながら近くにいる皆を見回していた*]




『 人を人たらしめるものとは、何ぞや? 』


[三星莉緒としての答えを挙げるなら、
それはただ一言、“他人”となる。

ヒーローがヒーローたる条件は、
性格が当てはまるかどうかではなく、
心の強さでもなく、
誰にも正体を知られることなくさっそうと事件を解決すること―――でもなく、
第一に、助けるべき他者が存在すること。

これが人全体にも当てはまるのではないかという話]


[――ただ、多くの人の例に漏れず、
わたしにとっても最も身近な他人とは血の繋がった家族であり。
その存在――つまりはあお姉を思い浮かべればこそ、素直に答えることができなかった。

わたしからあお姉を取り去ってしまおうにもできない、
そんな気持ちを抱えているからこそ。


これがわたしの答え。
それが真の正解とは限らないけれど。

でも、わたしからすればりーくんは紛れもない人だよ。
病院に運ばれたと聞いて駆けつけてくれるクラスメイトがいるんだから*]


[病院へ急ぎながら思うのは、あの校舎での出来事だった。

能久と一緒に作った、ふわふわのパンケーキ。

「ふわふわ、きらきら、かわいい。魔法使いみたいだね」と、感嘆の声を上げた入間。「それはね、元賀が飾ってくれましたー!すごいでしょ!」と、こちらに親指を立ててみせた能久。「健ちゃん凄いじゃーん!」と、笑顔で褒めてくれた橘。
クリーム控えめのパンケーキを、「そんなんよく覚えてたな」って受け取って食べてくれた保田。喜んでくれた……と思うのは、きっと錯覚ではないだろう。

やったことといえば、生クリーム作りなどの簡単な手伝い、それと、パンケーキにクリームで飾り付けしただけ。
ほんの少しの勇気をもって、起こした行動。踏み出した一歩。

そのおかげで返ってきた言葉の数々や笑顔が、本当に、言葉に出来ないくらいに、嬉しかった。]


[今までずっと悩んできたのは、俺の考えすぎだったんじゃないか、と。
たとえ知られたとしても、自分が思っていたよりも、周りは受け入れてくれるんじゃないか、と。
無理に隠そうとして、もし知られたらっていちいち怯える必要は、無いんじゃないか、と。そう、思えた。

まあ、今すぐ、周りの人全員に、何もかも話したりするなんて、とても出来ないけれど。
それでも、本当の自分を受け入れて、周りの人にも少しずつ話して、受け入れてもらいたい。

そう思ったことはきっと、間違いなんかじゃないはずだ。]


っ水野!

[走っているとやがて病院が見えてきて、その夜間入り口に立っている水野が目に入れば、喜色を滲ませながら声をかけた。
あの校舎で、血塗れのマネキンを残して居なくなってしまった水野がこうして目の前にいるのを見て、心の底から安心したから。
入り口に着き、肩で息をしながら「連絡、ありがとう、無事で、よかった」と言えば、水野は苦笑しながら「うん。元賀も、おかえり」と返してくれた。
だが、水野から橘の容体を聞けば、徐々に表情は厳しくなっていっただろう]


……五分五分、か……。

[五分“も”ある、と思えればいいのだが、同じだけ、もう生きている橘と会えない可能性がある、と思うと、心配だし、気持ちが落ち込みそうにもなる。]

……いや、でも……きっと、大丈夫だ。

[あの校舎からこっちに帰ってくることができれば、きっと助かるだろうから。
そして、きっと……まだあの世界にいるあいつらが、橘を連れて帰ってきてくれるだろうから。
今は、そうなることを信じよう**]


メモを貼った。


[三星におかえりと言われて]

ん、ただいま。

俺は実際お前らのマネキン見てねーんだけどな。
そういや天ヶ瀬のは裸だったって聞いたぞ。

見に行きゃよかったかな。

[どういう帰り方したんだ?と首をかしげ]

せっかく昴がパンケーキ焼いて
健士郎がきれいにクリーム飾ってくれたの
食えなくて残念だったな。
焼き立てふかふかでうまかったぞ。

[そう言って自慢した]


【人】 道案内 ノックス

―3F 空き教室―

[>>177差し出されたハンカチを、能久は遠慮がちに受け取る。
けれど、涙を拭いたら汚してしまうと思って、耐えるように握り締めた。

やわらかく止められて、
やっと目元を擦るのは止まる。
赤くなって、情けない有様。]

……ごめん、ありがと、

[何度目かわからない謝罪と感謝を、仕方ないよ、と告げてくれた大和に向けた。]

(191) 2017/03/17(Fri) 21時半頃

【人】 道案内 ノックス

……―――、ん

[>>178 大和の方を見れば、安心したようなため息を零していて。
>>179質問にしずかに答える様に、じっと、彼女を見つめていた。

頼りになる、しっかりものの委員長。
文化祭の後、髪の毛をざっくりと切ってしまった大和。
――何があったかなんて聞けなかったけれど。
ひっそり、気にしていた。きっとみんなそうだった、と思う。]

…――、そっか、

……伝えたいこと、…か
ちゃんと、……伝えられるといいね。

[伝えること、伝えられること。
能久昴は思う。母に、父に、何か、謂えば、変わるのだろうか。変らなかったとしても、伝えることに、意味は、と。

きっぱりと謂う大和を見て、――考えたのだ。]

(197) 2017/03/17(Fri) 22時頃

なぞかけっつーと、
人を人たらしめるものは…とかいうやつか?

[三星に言われて考える]

そんなん死んだり、死んでみたりで
見える答えじゃねーのにな。
だって、生きてるから人だろ。

俺の答えが理一の考えじゃねーだろうからな。


【人】 道案内 ノックス

[>>180 ――どうかな、と
大和が謂うのはその通り。
本当のところは、どうなのかわからないけれど]

……そう、か。そうだね。

皆、……
……きっと帰ってくるよね……

[みんな、みんな。
先にマネキンになったというひとも、
この世界の主たるひとも。]

(198) 2017/03/17(Fri) 22時頃

【人】 道案内 ノックス

……そう?

[>>182きらきらした世界は作れない、と謂われ。
何故だろうと、本気の疑問符を浮かべる。
でも、大和がそう思うのなら、
そうなのかもしれない。

きらきらした世界。文化祭の思い出。
誰だろう――誰に、せよ]

……うん、

そう 思うよ、

……文化祭の学校でさ、
居残りって、ちょっと、やっぱり
さみしい気がするし

[闇を拾い上げるには足りなくて、パンケーキみたいに甘い希みをほつりと零していく。]

(199) 2017/03/17(Fri) 22時頃

【人】 道案内 ノックス

あ、ええと、うん
ごめ、
……慣れてなくって、……

[>>183>>184 ぎこちなく、
でも労わるような仕草で撫でた後、
そっと手を引いた。]

……ありがとう、とか、
ええと、そういう、感じで……

[幼馴染のようにはいかなくて、
慣れないことはするものではない。
はにかみ笑いが伝染した。]

(200) 2017/03/17(Fri) 22時頃

【人】 道案内 ノックス


だよね。……保田にねえ、
今日の朝怒られたからね。

[>>185ちいさく苦笑した。
悪い気持ちじゃないのだ、
――心配してくれたのはうれしい、こんな状況だし。

ちら、と黒板に視線を向けるとすぐ逸らす。とても落ち着かない。]

……や、

うん、あの、みえて、なかったです……

[こんなに目立つ黒板なのに気づかないとか眼は節穴らしい。それどこではなかったせい、だが。
出ようかという提案には賛成で、とげとげのベルトの先を握り締めるマネキンの手をそっと振り返ってから、教室を出ようと足を踏み出して――]

(201) 2017/03/17(Fri) 22時頃

【人】 道案内 ノックス

へっ

[>>186 ごく自然と手を
つなぐよう差し出されて、二度、三度と瞬いた、あと、ちょっと慌てた。]

……や、謝んなくても、いいけど……

そっか、入間さんとか、三星さんと
手、繋いでたもんね……
ふふ、おねえさんみたいだなあ、大和さん

[名前を口にして、思う。
入間は大丈夫なのだろうか―――彼女も、ちゃんと、帰れると、いい*]

(204) 2017/03/17(Fri) 22時半頃

メモを貼った。


裸……?

[おかえりなさい、を言えてほっと一息ついた直後にまた目を丸くすることに。
それからわたしの眼差しは。
上須賀くんとささらちゃんの間を行ったり来たりしたけど下手に詮索はしない。
パンケーキの話を聞けば盛大に「いいなあ」と口にしたけれど]


………こうなったら、
昴くん帰ってきたらパンケーキ作ってもらおう。
盛り付けは健士郎くんにやってもらって。

[今は夜遅いからまたいずれ]


[こっち、って。
頭を示されたなら、より心配になる。
体のケガよりもヤバいやつなんじゃないのかな、それって。

でも、元気そうに振る舞うその様子に、
それ以上何をどう言えばいいのかは分からない。]

……ああ、うん。
わたしたちのマネキンもあったんだ。

[わたしたちが校舎から出たその後のこと。
聞けば、帰る順番は一斉ではなく、少しずつなのだということが分かる。
それに何の意味があるのかは分からないけど、残された人たちはどういう気持ちになるんだろう。
あの笑い声と泣き声の放送を聞き続けて、頭がやられたり、しないかな。

——なんて。チャイムが鳴るごとに変遷して行く校舎のその後の様子を、わたしは知らない。]


えっ?

[考え事をしながら顔を傾け、癖になっている髪いじりをしていると、
わたしのマネキンの有様が聞こえた。

……校舎を出る際、途切れた記憶。
あれも夢を見ていたような、ふわふわした心地だったけど、
全身を包む寒さを少し思い返して身震いした。]

そうなんだ。なんでだろうね。
よく覚えてない。……みんなもそうでしょう。

[髪をいじりながらとぼけてみる。
別にマネキンの裸を見られても大したことはないけど、
もしかしたら美術準備室の件がいろいろと筒抜けになってしまうのではないか。
そんなことを心配して、でも、上須賀くんは直接見たわけじゃなさそうだし。]

何があっても不思議じゃないもの。ね。

[莉緒ちゃんの視線を受け流して、努めて平静な表情で肩を竦める。努めて。]


朝食はパンケーキ?
あっ、いいな。ずるい。

元賀くんがクリーム係したの。
見たかったな。文化祭の時、フリル手伝ってもらったの、すごく上手かったし。
向いてそうだよね。

[自慢された。ストレートにそう思った。
パンケーキといえば我々にとって思い出の食べ物ですし。
文化祭を模した校舎でそれを食べることができたなんて、羨ましいとさえ思う。
どこか、緊張感の欠けているわたし。

クラスメートが死の淵にいるというのに。
必ず戻ってくると確信しているのか、それとも、どうでもいいと思っているのか。

……後者ではない、と、思いたい裸のわたし。
自分の気持ちさえ、殺して生きていこうとしたこれまでのわたし。
どうすればいいかは、ゆっくり考えていく。]


[さて、どうして橘くんはわたしたちを呼んだのか。
わたしはあの校舎で推測をした。古辺くんと話していたこと、それをそのまま口に出す。]

みんなにも自分の気持ちを知って欲しかった、から?

だって、あの校舎は文化祭みたいだったけど、
明らかに文化祭にはなかったもので彩られていたから。
橘くんには、ああいう風に見えていたのかも。

[……目映すぎる電飾に、止まらない放送。
あれはきっと、橘くんの苦悩に直結している。と思えた。

莉緒ちゃんの言葉で、あの最初のメールの文面を思い出して、
そういえば、あれは答えを問いかける形式だったっけ。]


[あれに対するわたしの回答は、
きっと、橘くんが求めていた回答にはならないのではないか。
そう思うから、上須賀くんに頷く。]

そうだね。
少なくとも、死んでみたって答えは見つからない。
……と思うけど。

それとも、……答えを見つけたくなかったのかも。

[これも、ただの勘。今度ばかりは自信もない。
誰かに答えを突き付けられたら絶望するかもしれない。そう思えたなら、って。

わたしは橘くんの何を知っているというんだろうね。
自分で吐いた言葉を掻き消すように、苦笑いして頭を振った。*]


【人】 道案内 ノックス

―空き教室と、それから。―

…どういたしまして?

[>>209照れ交じりで、眼を細めた。
嫌がられたりしなくて、よかったと思いながら。]

うん、……心配性、かな、
そうなのかも…

[どうだろうか、
ちょっとクールに見えて、英語を教えたりしてたらしいから、面倒見はいいのかもしれない。]

……ん、

[思い出すとまだ、怖くて
咽喉の奥が締め付けられる。>>210

黒板の方もまっすぐ見られない。
廊下に出て、風の音にほっとする始末だ。]

(236) 2017/03/17(Fri) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

[>>211女の子の方が大人びてる、とは
テレビとかでもよく言われるけど、
本当にそうだと思う。
苦い笑みに、またごめん、と一言付け加えて。]

そうなんだ?
なんだっけ、体温は、落ち着くのにいい、とか……
ドラマでいってた、ような……って、

ええっ

[慌てて、頬を紅くしてしまったのは、手を繋ぐなんて運動課目以外でしてこなかったからだ。降りた手に、でも、きっと、随分と助けられていた。]

(237) 2017/03/17(Fri) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

―3-3教室―

うん、…うん、いいと思う。
あとは、そう、だな。


[端っこに、小さく祈るような文字。

「皆で帰ろうね」

能久の祈り、願い。

>>213大和があちらこちら見てみるというなら、一緒に行くよと謂って、見慣れたはずの見慣れない校舎を見て回った。

でも、何も無い。
扉は開かなくて、窓も開かなくて。
すっかり足も棒になったころ。]

(238) 2017/03/18(Sat) 00時頃

【人】 道案内 ノックス


…ないもんだなぁ…
そうだね、理一とかにも、聞いてみよっか……

[ちょっと疲れた、と苦笑して。
その場はそこでお開き。
明日のことを、考えていた。]

(239) 2017/03/18(Sat) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[――あした。

明日は来ない。
チャイムが鳴っても、
同じ日を繰り返している校舎。

――あした。

あしたがこなければいいと
思ったことって、あるかな。

――とうさんも、かあさんも
帰ってこないなら、
このまま目が覚めなければいい、なんて]

(240) 2017/03/18(Sat) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[風の音に混じってすすり泣き。


――泣いていたのは、おれ。


いかないで、
いかないで、って
あの家で
泣き叫んだこと、
あったっけ。

怖くて、母さんと父さんから逃げていたのは、


――おれ、もじゃ なかっただろうか。]

(241) 2017/03/18(Sat) 00時頃

【人】 道案内 ノックス


…… 話し、聞いてくれると思う?

[夜明け前の
白んだ空を幻視する。

――わからないな
――やってみないと。

ちょっと髪の長い、
戦隊もののレッドの面影。
小さく笑った。]

… ……そうだね。

(242) 2017/03/18(Sat) 00時頃

…………。


[帰った時のこと、
よく覚えてないとささらちゃんは言うけれど。
わたしもそうだ、ってすぐには答えられなくて、
誤魔化すみたいに手をひらりと振った。

今にして思えば、あお姉があの校舎にいるのなんてどう考えてもおかしいのに、
なんで、逃げなかったんだろう、あの時のわたし。
……過ぎた話だ、と気持ちを切り替える]


そうだね、
……機械のコンセント抜いても声が止まなかったりもしたし。


[結局提案するだけで終わった、“機材を椅子で殴って止める”というのは誰かやったんだろうか、
いっつもあの調子じゃ力ずくで止めたくなる人が出てもおかしくはないんじゃなかろうか。

わたしが帰った後もさらに鳴る音が変わり続けている、とは、
さすがに想像の外側にあった]


【人】 道案内 ノックス

[開いたのは2階の窓。

不思議と、今は怖くない。
高いところから、どれだけ飛べるか、
小さな頃に、競争したみたいに。

――今なら飛べる気がした]

(243) 2017/03/18(Sat) 00時頃

[パンケーキにはしあわせな思い出があればいい。

そんなことを昴くんが思っているとは知らないけれど、
事実として、パンケーキにはしあわせな思い出が詰まっている。

思い出の再来を願って、心を軽くできたのはほんのわずかの間。

だって、誰か一人でも戻ってこなかったら、
パンケーキどころじゃないって思うわたしがいる。
なかなか、ささらちゃんみたいにどんと構えていられないのは、
わたしが心配しすぎなだけなのかな。

でも無理もない話だと思う。
心の中に閉じ込められて広がる景色を見てみたところで、
りーくんのことが分かったわけでもなし]


[それでも、]


りーくんが生きたくなくなったって、
答えを見つけたくなくなったって、
………わたしは生きててほしいよ。

[願うことは、ひとつ*]


【人】 道案内 ノックス

[2階の階段の前。

マネキンは空を飛ぶ夢を見ていたかのように
静かに、横たわっていた**]

(244) 2017/03/18(Sat) 00時頃

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