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【人】 長老の孫 マーゴ― 廊下 ― (32) 2011/04/19(Tue) 16時頃 |
[ラルフに撫でられ
[接続が始まり、徐々に流れ込んでくる負の感情。「暴食」と名付けられたそれが溢れんばかりに注ぎ込まれていき、例えようもない欲望に襲われ、意識を翻弄される。接続完了まではほんの何時間か
接続、された、の……?
[胃の中こそ空になっていても、まだ食事をしてそう時間は経っていない。本来空腹を感じるはずもない状態なのは、少年も分かっていたが――空腹感のような、全く違うような、とにかく「何かを食べたい」という欲求が湧いてきて]
これが、「暴食」……
[元々あまり食欲が旺盛でない身、初めての感覚に戸惑いながらメインルームの大部屋へと向かう]
― メインルーム:大部屋 ―
[大部屋に入ると、壁に待機施設がくっきりと映しだされているのを見て]
そういえば、こっちの部屋も向こうに映ってた……
[待機施設の大部屋に、あまりはっきりとしない映像で無人の部屋が映しだされていたのを思い出す。今は皆に見られる立場になったのだと思うと、落ち着かなくなると同時に、何故か食欲が強まった。だが、どうしても「何か食べたい」と言い出すことはできなくて、かといって自力で食べ物を探してくる気にもなれなくて。大部屋の柔らかなソファに腰を*下ろした*]
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【人】 長老の孫 マーゴ― 待機室 ― (33) 2011/04/19(Tue) 16時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[ふと頭を過ったのは、スティーブンの問いによって思い出した (34) 2011/04/19(Tue) 16時頃 |
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― メインルーム:大部屋 ―
[ソファに沈んで欲望を耐えていると、自分の名を呼ぶ声
聞こえるよ!
そっちには、聞こえない?
[フィリップが手を振っているのに気付いて手を振り返す。こちらからははっきりと様子が知れるようだが、向こうにとってはそうでないらしいと、漸く気付いた]
うん、手振ったよー。
[楽しそうなフィリップ
接続、終わった。なんかすごく変な感じ……
[話していると少し食欲が紛れるのか、気楽な調子で返事をする。今のところ、耐えきれないほどの欲望ではないものの、かといって無視も難しくて。対処には少し悩んでいた]
―アナウンスが流れるころ―
[トニーが決めたことを伝えれば、待機室にいた人たちはそれぞれ思い思いの反応を返して。
深刻そうな表情を浮かべるものもいれば、トニーに声をかけたりする人もいる。
これからもよろしく、というフィリップ
そしてネズミが案内するような動きを見せれば、トニーとともに接続するための部屋に入った。
複雑な機械が置かれているのに、気後れしたような表情を見せる、トニーが怯えている様子にしっかりしないと、と思いなおし。
そして接続にどれだけの時間がかかるかはわからないが、その間ずっと、傍らに用意された椅子に座ってトニーの様子を見つめていた]
―接続完了後―
[接続がおわったのはどれぐらいたってからだろう。
まっているだけの時間もまたとても長く感じられるもので。
器機から離れた少年
見た感じにはなにも変わりはないように見えて。
ただ、お疲れ様、と声をかけてメインルームの大部屋へと向かうとニーを見る。
それに続くつもりで、けれど短いアナウンス
ネズミが二つの鍵を管理者たるコリーンに差し出す。
それを受け取った後、トニーをおいかけた]
―メインルーム:大部屋―
[トニーからすこし遅れて大部屋へと足を運ぶ]
トニー?
大丈夫? なにかほしいものはあるかしら。
[ソファに座り込んでいる小さな姿が見えればまっさきにそちらへと近づいていく。
その途中で待機室の光景が映し出され、それに対して話し掛けたり手を振ったりしているトニー
接続されたとき、は、ちょっと苦しかった……けど、何時間かかかるみたいだから。思ったほどは大変じゃないかも……
[大量の負の感情を一瞬のうちに注ぎ込まれるのと、何時間かかけて注ぎ込まれるのと、どちらが辛いかと言われたら恐らく前者。何時間かの出来事が途方もなく長く感じたが、それからずっと注がれ続けている「暴食」の衝動のことを思えば、仮に1日以上かけて接続されたとしても僅差だろうと思い直した]
メインルームは、えっと……なんか、壁が柔らかそう。
[フィリップの質問
……あ、本当に柔らかくできてる……
[面白そうに壁を叩いて、少し気晴らしをした]
[コリーンにほしいものを問われて
……ほしいもの、は、あるけど……
……食べていいのかなあ。
[欲望の赴くままに食べても構わないのだろうかと、尋ねると同時に自問する。まだ、理性は働いていた。好き放題に食べるのは良くないことのような気がした――が、その反面で、ある程度欲望を発散させることも自分のためになるかもしれないという曖昧な考えもあった]
【人】 長老の孫 マーゴ― 待機室 ― (58) 2011/04/19(Tue) 21時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[ムパムピスが話を聞きにいくと言うのには、 (65) 2011/04/19(Tue) 21時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[フィリップが食器を片付け始めるのを見て、 (69) 2011/04/19(Tue) 21時半頃 |
―メインルーム:大部屋―
[悩む様子のトニー
食べたいのなら、無理して押さえなくていいのよ。
我慢するのはいいことだけど、ずーっと我慢してたら辛いでしょう?
ちょっとおやつを食べたりして、またご飯の時間まで間をあけたりしたらいいんじゃないかしら。
[管理者とはいえ、器の望みがどうなっているかなどが数値化して見えるわけではない。
だからこそ、普通に対応するしかなくて。
ネズミに聞けばきっと、こちら側なら自分達で作らなくとも料理を出してくれるような気がした。
暴食――沢山食べるのなら、管理者がいちいち作っていてはきっと追いつかない]
[ムパムピスが手を振っているのにも気づき
あ、そっか……ぼく早かったからあんまり大変じゃなかったのかな……。満足、うーん、満足……
[欲求の全てが食欲に換算されるような感覚がして、少年は自分が他の何かによって満足するところが想像できなかった。元気そうというマーゴの言葉
こっち来てもみんなと喋れるから、結構気分転換になる。
最初はお姉ちゃんと二人っきりになるのかと思ってた。
[何人かが待機室を出て行くのを見ると、見送るように手を振る。食事の後片づけを見て、また食欲が強まった]
……いいのかな、本当に食べても……
何か食べ始めたら、止まらないような気がして、ちょっと怖いんだ……
[頭を撫でてくれるコリーンに
……ちょっとだけ、何か食べる。
何かあるかなぁ……
[我慢の限界に達したか、呟いてコリーンを見つめる視界の隅に、ネズミたちの姿が見えた
【人】 長老の孫 マーゴ[トニーとコリーンのやり取りからは、 (76) 2011/04/19(Tue) 22時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ― 個室11 ― (77) 2011/04/19(Tue) 22時頃 |
そっか……
[恐い、というトニー
待機室と繋がっていることを考えてか、小声で話す様子に言葉少なく返して。
考えるような間を開けての言葉ににこりと笑みを返した]
そうね、ケーキとか、おやつみたいなのをたべてみましょう。
[あるとはわからないけれど、でもきっと用意されている。
ここは欲望を満たす場所でもあるのだろうと、そう考えているから。
ネズミたち
あら、どうやら案内してくれるみたい。
トニーはどうする?
私がさがしてここにもってきてもいいし、個室によういしてもいいけれど……
[とうように首をかしげ。
そしてトニーの要望によっては、一緒に食べ物を探しに行ったりして。
大部屋で食べるか、個室で食べるかはまかせるのだった**]
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【人】 長老の孫 マーゴ[2人はかつてから面識があったらしく。 (86) 2011/04/19(Tue) 22時半頃 |
う、ケーキ……
[甘いお菓子を食べるのは気が引けた。甘いものは、家で暮らしていた頃にもうっかり食べすぎそうになっていたから、今食べようとしたら本当に食べすぎてしまう気がした。ネズミがコリーンの服を引くのを見て]
ぼくも一緒に探す……。
[ネズミに引かれるコリーンと共に、大部屋を立ち去り、食料を求めた]
―→ メインルーム:台所 ―
― メインルーム:台所 ―
[待機施設の台所には入ったことがないものの、方角だけは察していた。設備の配置は待機施設とほとんど変わらなかった。台所に入ると、調理しなくても食べられるものから、病人向けのような流動食まで用意されていて、食材はといえばほどよいサイズにカットされていた。どこを探しても包丁や鋏は見当たらず、割れやすそうな素材の食器も無かった]
危ないからかなぁ……?
[足元にいたはずのネズミに尋ねるように呟いたが、ネズミの姿はいつの間にか消えていた。軽食になりそうなものを探し、調理済みのパンを見つけて]
これでいいや。お姉ちゃん、行こう。
[どこで食べるかは少し迷い、結局、個室で食べることにした]
―→ メインルーム:個室001号室 ―
【人】 長老の孫 マーゴ― 個室11 ― (102) 2011/04/19(Tue) 23時頃 |
― メインルーム:個室001号室 ―
[コリーンに部屋の鍵を開けてもらい、中へ入った。コリーンも共に入るというなら、止めはせず。ベッドに腰を下ろして、パンにかじりつき――]
――おい、し、い。
[ごく普通のパンの味を想像していたら――手にしているのは勿論ごく普通のパンなのだが――想像を超える甘美な味に、驚いたように目を丸くして。次の瞬間には、勢い良く食べ始めていた。その姿は、少年の過去の姿とは著しく乖離していた]
もう、ないの……?
[あっと言う間にパンを食べ終えてしまって、それでもまだ食べられそうで。食べ物が異様に美味しく感じられるのが、身に注がれる「暴食」故とは思い至らない。胃は限界を訴えていても、食欲が留まるところを知らない]
食べ、たい、けど、お腹いっぱい……でも、食べたい……。
[そのうちに胃の限界を超えてまで食べてしまいそうになるのかと思うと、少し不安が芽生えた。その不安から逃れるようにベッドに潜り込んで、必死に眠ろうとする。そのうちに本当に眠りに落ちるけれど、それは少し*先のこと*]
【人】 長老の孫 マーゴ― 個室11 ― (116) 2011/04/19(Tue) 23時頃 |
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【人】 長老の孫 マーゴ― 個室11 ― (134) 2011/04/19(Tue) 23時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[ノックの音と声に、扉の方へ視線を向ける] (140) 2011/04/19(Tue) 23時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ 7年……そっか、そんなになっちゃうんだ。 (146) 2011/04/20(Wed) 00時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[言葉を切った後、スティーブンが一度何かを呟きかけて。 (152) 2011/04/20(Wed) 00時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[あまりの事に、言葉を失った。 (164) 2011/04/20(Wed) 00時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[背後から、視界を遮られる。 (174) 2011/04/20(Wed) 01時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ …………。 (178) 2011/04/20(Wed) 01時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[口を開けば泣き声が零れてしまいそうで。 (190) 2011/04/20(Wed) 02時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[部屋を辞した事が解れば、もう泣きじゃくるのを止められなかった。 (196) 2011/04/20(Wed) 02時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[綺麗な翠から零れた雫をそっと指で掬う] (204) 2011/04/20(Wed) 04時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ― 個室 ― (267) 2011/04/20(Wed) 20時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ― 個室 ― (275) 2011/04/20(Wed) 21時半頃 |
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【人】 長老の孫 マーゴ― 個室 ― (295) 2011/04/20(Wed) 22時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[フィリップの内心など露知らず。 (304) 2011/04/20(Wed) 23時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ ……誰かと、き……キス、した事あるの、もしかして。 (316) 2011/04/20(Wed) 23時頃 |
―回想―
[ケーキを提案すれば躇う様子
一緒に探しに行く、というのならそうしましょうと笑みを浮かべてともに台所へと向かった]
そうね……全部温めればたべれそうなものばかりかしら……
[台所に置かれている食材をみやり――というよりは手を加えなくても食べられるものが大半だった。
調理パンをみつけたトニーとは別に、ケーキや果物のたぐいが冷蔵庫にはいっていることも確認して。
オレンジを一つ、自分用に手にとった]
あら、それでいいの?
[軽く聞きながらも、個室に向かうというのに軽く頷いて。
トニーの部屋の扉を開く。
折角だから一緒にね、と笑って部屋に入った]
――
[いつもと違う、そんな風に見える少年の食べ方にいちどまたたく。
小食な少年は先ほどのパンでおなか一杯、といっていたのにまだほしがる様子にこれがそうなのか、とあらためて思って]
おなかが苦しくても、食べたくなるのね……
[何かを我慢するようにベッドにもぐりこむトニーの頭を軽く撫でる。
そのまま、彼が眠りに即くまで傍にいて。
寝息が聞こえはじめたころ、隣の自室へと移動したのだった**]
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【人】 長老の孫 マーゴ― 台所 ― (328) 2011/04/20(Wed) 23時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[よくわからないが、2人の間で会話は通じているらしい。 (331) 2011/04/20(Wed) 23時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[フィリップの説明を聞いて少しもじ、として。 (340) 2011/04/21(Thu) 00時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[問うのと入れ違いに、接続の意志を聞かされる。 (342) 2011/04/21(Thu) 00時頃 |
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【人】 長老の孫 マーゴ ……こうそく、ぐ。 (351) 2011/04/21(Thu) 00時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[>>355との言葉には口を噤んだ。 (366) 2011/04/21(Thu) 00時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[フィリップに宥められれば、遣る瀬無げに俯いて。 (370) 2011/04/21(Thu) 00時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ ごうよく……は、ラルフお兄ちゃん……? (382) 2011/04/21(Thu) 01時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[フィリップの暗喩が理解できなくて困惑するも。 (387) 2011/04/21(Thu) 01時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[管理者の話には、確かにそうだと頷く。 (393) 2011/04/21(Thu) 01時半頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[首をふりつつも言葉を紡ぐペラジーに (399) 2011/04/21(Thu) 02時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[間に合う、という表現にはまた首を傾げる] (400) 2011/04/21(Thu) 02時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[最期、の事については口を噤んだ] (406) 2011/04/21(Thu) 02時頃 |
【人】 長老の孫 マーゴ[頭を撫でられて、フィリップを見上げた。 (407) 2011/04/21(Thu) 02時頃 |
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