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【人】 双生児 ホリー―教官室― (1) 2010/07/22(Thu) 04時頃 |
【人】 双生児 ホリー―教官室― (2) 2010/07/22(Thu) 04時頃 |
【人】 双生児 ホリー―教官室― (3) 2010/07/22(Thu) 04時半頃 |
[目を開けると、世界は薄く紗にかかっていた。
暁の薄暗闇のような、かと思えば
溶かしたミルクの曇りガラスのような、
ビー玉をすかしてみているような、遠さだ]
あれ、
せかいが とおい
[生が絶たれた時、何が起こったか...にはわからない。
ブラウン管テレビを消した時みたいに、
意識の紐がいきなりぶっつり引かれて切れた。
賛美歌のような声が聞こえて、空間を割って光が
漏れ出して……闇が割れ目に盛り上がって閉じた。
光は差さない。天使は迎えに来ない。
地獄に連れる車も…見えない]
えと、…はは、しんだのかな
[体が地球の中心に引っ張られる感じがする。
深い眠りに入る直前のあの感じだ。
そして...の魂は慣れ親しんだ体から抜け出た]
わー、軽い
ははは、楽だ〜
[長年共にした違和感も咽に感じない、
肉を喪った体は楽だった。
自分が何に、何のために殺されたのか、
これからどうなってしまうのか、いまは何も考えず
のろわれた体からの解放を単純に*喜んでいた*]
[ふと、意識が遠くなる。そして、気がついたときには…足元のない暗闇。
一瞬、目がくらむ。そして、ぼんやりと聞こえたのはセシルの笑い声。あぁ。私はこれで死ぬのだろうと察し、一度目を閉じる。
ふと。サイモンが死んだ時を思い出す。もしかしたら…これを生徒たちは見ているかもしれない。彼の断末魔が聞こえた様に、私の声も聞こえるかも…。そう思い、叫ぶ。]
お前たちは……悪くないよ。
[叫んだつもりだが、声がかすれて出ない。この期に及んで死ぬ恐怖に囚われたんだろうか。
セシルは、無残に人が死ぬところをあまりにも見過ぎた。だから、自らの肉体を滅ぼし、鬼になった。だが、私は幸いにも、殺す立場には回っていない。
『ある意味、死ぬって幸運なのだろうねぇ。』
そう思い、ほほ笑んだ直後、彼女の肉体は……はじけ飛んだ。]
[しばらくすると、周りが見えるようになる。白んでゆく空のような世界。]
はぁ。天国に来たと思ったら、こんなところだったのかい。もっと豪華な食事とか用意してくれるんじゃないのかい?
[自分が死んでいると思うと、気が楽になる。もう、生きているときに味わう、あの独特の息苦しい感覚がなくなるのだから。
ぼんやりした世界で、マリアンヌ自身もぼんやりとする。すると、セシルの声が聞こえてくる…。
セシルは、自分がなぜ死を選んだか。そして、ここはどんな世界なのかを私達―新しく、死の世界へと旅立ってきた者達―に説明をした。]
へぇ…ここはそんな所かい…。
[鬼退治が終わるまでは、私もこのぼんやりした世界で、ぼんやりとしているのだろう。
その後のことは、またその時に考えよう。そう思い、一時的な魂の休息を楽しむ。]
【人】 双生児 ホリー―教官室― (35) 2010/07/22(Thu) 22時半頃 |
【人】 双生児 ホリー扉の音は……聞きませんでした、けど。 (39) 2010/07/22(Thu) 23時頃 |
【人】 双生児 ホリーパティ先輩。 (52) 2010/07/23(Fri) 00時頃 |
【人】 双生児 ホリー……え? (55) 2010/07/23(Fri) 00時頃 |
[水の底から水面を眺めるようだ。
自分を探すみんなが見える]
はーい!
ここにいるよー! おーい
[オスカーに手を振っても、ホリーの顔を覗き込んでも
パティやテッドにおそるおそる触っても、
手ごたえはない。
透ける手の間から見える肉を、魂は簡単につきぬけてしまう]
はあ、だめだこりゃ
死んだんだね、わたし
[もう、何もできないんだ。
病に蝕まれ、重い体をしばりつける重力のくびきから
解き放たれるのは、同時に生への干渉の全てを
断ち切られるということだった]
やりたいことなんて、別にないなって思ってたのに
いざ死んだら、 つまんないんだね
[皆が私のことを探している。ありがたいことだ。
しかし自分が見つかることはないだろう]
死体もないなら、生きてたかどうかもわからないよ
もっと高校生みたいなこと、したかったな…
[死の蜜の中、ぬるむ水深くたゆたうようだ。
...が生前持っていた長くやわらかい栗色の髪が、
霊体となった今も在りし日のように広がり、
...の顔まわりを流動的に包む。
リボンになって流れる髪の毛を透かして
なじみ深い大柄の体を見つけて、声を上げた]
……あ、おばさん!
[マリアンヌおばさんだ。
都合4年お世話になったこの親切なおばさんは
教師以外で...が1年生からの思い出を共有できる、
数少ない人物だった。親愛と、何より突如
与えられた横暴な「死」を共有できる只一人の相手に
暗い共感が心に湧き上がった]
おばさんも、死ん、……
ううん、殺されたんだね
[普段なら絶対に使わない「殺される」という
恨みの篭った強い言葉を、恐れながらも口にした。
すると...の心に、冷たい力が宿った気がした]
【人】 双生児 ホリーそう、ですか。 (65) 2010/07/23(Fri) 00時半頃 |
メモを貼った。
ノックスの告白に目をむいて動向を見守っている
【人】 双生児 ホリー[そうして、丁度オスカーの肩に手が触れた時] (69) 2010/07/23(Fri) 00時半頃 |
[その時、生きている者たちが大きくどよめいた。
どこかひきつるような印象でしゃべる
ノックスの声音が耳にひっかかり、彼の告白を
...も並んで聞き入った。
衝撃の告白が並ぶ。...は両手で顔を包み込み、
大きく息を吸い込む。吸い込み続ける。
肉体の癖を引きずっている。過呼吸の状態だ。
目は丸く開かれ、髪の毛はぶわっと逆立った]
そ、そんな わたし なんで
そんな風に 死なないといけなかったの?
[脈絡のない言葉の羅列が続く。
こっくりさんだと名乗るノックスの独白の裏に
自分がどんな風に死んだかのビジョンが重なって見えた]
……はぁっ …う… あ…
[それも霊体の一部になるのだろうか。
一筋の涙が...の頬をつたった]
[逆立った髪の毛が、力なく空間に降りてくる]
おばさんだって、そうだよ
何でいま 殺されなきゃ いけなかったの?
おばさんは何も 怖いことなんてなかったのに
ただ一人で いただけじゃん
だったら わたしだって
一人が怖がられるなら、わたしだって おんなしだよ…
[マリアンヌの方を見て、顔を伏せた
どんぐりまなこに涙がぷくっと膨れて溢れ、
溜まってしまう。一人の異端が恐れられる、
その構図は同学年の友達に先輩と呼ばれ
遠巻きにされる自分とかぶったように勝手に思った]
[ラルフたちの呼ぶ番号の着信は、
もう二度と届くことはない。
彼らが自分に電話をかけ、そうして聞いている
ホワイトノイズが、彼らに知覚できる
今の自分の最大限の姿なのか。無力だった]
…生きてるときに、もっとみんなと
携帯でお話したり、カラオケしたり、
外で遊んだり、したかったよ…
[鳴らない、電話。
ポケットから携帯電話を取り出すと、
不慣れな動作で投げ捨てた。
青白い霊体となって存在していた携帯電話は、
...の手から離れると、小さな孤を描き
地に着く前に煙となって*消えた*]
【人】 双生児 ホリー……お仲間。 (86) 2010/07/23(Fri) 01時頃 |
【人】 双生児 ホリーそんな兄を逃がそうとして、何が悪いんですか。 (115) 2010/07/23(Fri) 09時半頃 |
【人】 双生児 ホリー過剰? (127) 2010/07/23(Fri) 13時半頃 |
【人】 双生児 ホリーそんな細かいことは知りません。 (128) 2010/07/23(Fri) 13時半頃 |
【人】 双生児 ホリー……聞きました?一気には見れないんですって。 (129) 2010/07/23(Fri) 13時半頃 |
[アイリスの涙を見ると…胸が熱くなる。]
今のうちに泣いておきな…。好きなだけ泣きな…。まだまだ先は長くて、ここにもたくさんの人が来たら、今度はその人の涙を受け止めないといけないんだから…。
[そういった後、突然笑顔になってこう話しかける。]
後、私がみんなに『殺された』なんて思っちゃいけないよ。みんなが、私が人を殺すことで辛く感じない様にしてくれた。そう思わないと。
だから…絶対に今生きてる人達を恨んじゃいけないよ。
一人だったって?そんなことあるかい。アイリスの姿が見えなくなったって言って、ここのみんなが心配してるじゃないか。
[アイリスの悩みが。アイリスの悲しみが。アイリスの感情が鬼を作る。そう思った。きっと、セシルも同じような感情を抱き、鬼という異形であることを選んだのだろう。]
だから…アイリスは一人じゃない。私だって…いるじゃないか。
[死んだ私に出来ること…それは、鬼をこれ以上増やさないこと。そう信じ、アイリスに語りかける。]
【人】 双生児 ホリーそういうあらぬ疑いで殺されかねない状況ってこと、お分かりです? (143) 2010/07/23(Fri) 17時半頃 |
【人】 双生児 ホリーだから、倒さないなんて言ってないでしょう。 (144) 2010/07/23(Fri) 17時半頃 |
【人】 双生児 ホリー痣?だかなんだか知りませんけど。 (145) 2010/07/23(Fri) 17時半頃 |
【人】 双生児 ホリー……何ですか。 (146) 2010/07/23(Fri) 17時半頃 |
【人】 双生児 ホリーちょっと黙ってなさいよ。 (166) 2010/07/24(Sat) 00時半頃 |
……おばさん
[涙が頬を伝って、そのまま蒸発するように消えた
...は顔を上げて、自分と同じように肉を持たず
ただ浮かびあがるだけの存在となった
マリアンヌを見つめた]
う、ううう、うああぁっ
やだよ、一人はやだったよおっ
[肩の力を抜き脱力して、子供のように泣いた。
マリアンヌが許せば、かつて柔らかく
温かかっただろうまるい体に、抱きつくようにして
すがりつくだろう。今のうちに泣いておきな、
とやさしくかけられた言葉に、甘える子供だった。
慟哭がしゃくりまじりのすすり泣きに代わり、
やがて震える肩も落ち着くのだろう]
たくさんの人が、来たらか…
私、わたしセシルみたいに、なりたくない
セシルは かわいそうだよね?
わたしはかわいそうって 思われたくない…
つらいからなにしてもいいって なりたくない
生きてた時の 気持ちを捨てたくはないよ
[背後ではパティとホリーが、喧々諤々の言い争いを
繰り広げていた。コックリさんだと告白した
ノックスの独白は毒白となって、
皆の耳に流れ追い立てているのだろう]
でもね?
でもね… 「ここにもたくさんの人が来たら」って…
そう思うと もっと来ればいいのに
みんな 来ればいいのに って思っちゃうんだ
それってダメだよね?
鬼みたいだよね
病気がいやで、し、死にたい気持ちもちょっと…
あったかもしれないくらいなのに わたし
おばさん…わたしたちは1人じゃないよね?
おばさんが いるよね
[すがりつくようにに、腫れた目で見上げ、
やがて生きている者たちの狂騒に目を向けた…]
【人】 双生児 ホリー……いい身分だこと。 (170) 2010/07/24(Sat) 01時半頃 |
[時が流れる。場も動く…
しばらくしてふと思い立ったように、
生存者たちに歩み寄った。
立ち上がったノックスの周りを歩きながら、
顔を覗き込んでみる。反応はない、のか?]
…つぎは この人
こっち 来るみたいだね
この人の話じゃ 心霊の世界も新入りは
いじめられるみたいだね
うまくやっていけるかな ちょっと心配だけど
………
[言葉に情感はこもっていなかった。
無表情に、ノックスの頬をつついて指がそのま
突き通るに任せて遊んでいた]
もう一人 誰かやってくるのかな
この人が言ってた「区切り」の話が ほんとなら
それが ホリーや …オスカーじゃ
なかったらいいな
[短い時間ではあるが、心根を通わせたような
気になれた彼らが生きて帰れたとしたら、
そのこと自身で自分も代償を得られる気がした
包丁を持ったオスカーの手、激しい怒りを
顕にしたホリーの表情をフォーカスしながら
祈るように手を組んだ]
【人】 双生児 ホリー[オスカーの返事とテッドの視線を受けて、暫し沈黙。 (184) 2010/07/24(Sat) 02時頃 |
【人】 双生児 ホリー[ぴく、と手が止まった] (192) 2010/07/24(Sat) 02時半頃 |
【人】 双生児 ホリー[オスカーの返事に、哀しげな顔を俯かせ。 (203) 2010/07/24(Sat) 03時頃 |
【人】 双生児 ホリー[テッドが出て行くのは目で見送り、 (210) 2010/07/24(Sat) 03時頃 |
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