155 【身内】砂煙の村
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[満足そうに微笑みを零す彼>>21に、こちらもまた、照れくさくなる。 偶に見せる恥ずかしそうな表情の他には、余裕があるようにしか見えなくて、ああ、君には敵わない。ずるいな。 その彼が、自分に見せる笑みは他の人が知っているものなのだろうか。いや、その答えがイエスにしろノーにしろ、知ってしまったらもう彼という存在から戻れない気がするから。言葉にはしない。]
っ…、キス…って、
[なんと言ったろうか。キスを? それが冗談と受け流せるほどの余裕は彼にはない。 唇を、唇へ触れるその行為の名前はもちろん聞いたことしかなくて。
悩んで、悩んで、悩み通してどのくらい沈黙が続いたろう。 彼は、この沈黙に呆れてしまっただろうか。 そんな彼の手を取り、少し遠慮を交えながら、自分の顔の元へ。
そのまま彼の指先に唇を。 ほんの数秒、それな長いようで短くて。軽く触れただけの唇の感触は、手袋越しに彼に伝わっているだろうか。]
これじゃ…だめ、かな。
[消えしまうのなら、その度胸はなくて。困ったように首を傾げて彼を覗き込めば、どのような表情をするだろうか。]
(33) 2015/04/09(Thu) 18時頃
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[なんだか謝るような声が聞こえた気がしたが、自身の目的、キスのために必死で何も聞こえなかった。 ああ、この手の熱が君>>50に伝わってしまわないだろうか。伝わっているだろうな。自分だけがこんなに熱を持っているのだろうか。恥ずかしい。 相手の体温は、緊張した彼には伝わることがなくて。 そのまま、手を取ってキスをそっと落としてしまった。 彼の反応を伺いたくて目をやってみたけれど、ふと目線を逸らされてしまえば、これが相手にとっては気に入らなかったものだったのかと不安になる。 長い髪でその表情が隠れてしまえば、それを確かめる術は言葉しかないのだろうか。]
……、
[彼の名を呼ぼうとしたが、それは言葉にならなくて、喉元に引っかかるだけとなってしまって。 このもどかしい感覚は、以前感じたそれと似ているような気がしたが、いや、まさか。 脳内に数年前に去った彼女が過ったが、軽く頭を振って無理に忘れることにしよう。]
(59) 2015/04/10(Fri) 08時半頃
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[ふと彼が別の方向を見て、自分に声をかける。取っていた手はするりと抜かれてしまう。指先が離れ、名残惜しいと思う間も無く彼の言う騒ぎとやらが目につく。 そちらを見てみれば、人々が何やら慌てて話したり、それを聞いたものたちがまた他の者へと伝えに行っていたりしているようだ。]
ああ…、本当だ。 ……行ってみようか。
[そこで彼は一瞬止まり、手をもう一度、手を繋ぐことを示すように彼へと差し伸べて。]
……一緒に、どうだろうか。
[控えめに向けた視線は彼には映っているだろうか。 もし、彼がその騒動を見に行かないようだったり、共に向かわないようならば、自分は一人でその騒動の方へと足を運ぼうかな。]
(60) 2015/04/10(Fri) 08時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/10(Fri) 08時半頃
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[一瞬躊躇ったような態度を見せた彼>>78だったけれど、自分が差し出したその手に添えられたのは彼の手で。 高鳴る鼓動を抑えるように、彼の手を握る力を少しだけ強めて、歩き出すことにした。 先ほどの躊躇ったような表情は、遠慮なのだろうか。それとも、嫌われている方なのだろうか。 どうしても答えは導き出せなくて、そう思われているのならこうやって手を差し出すことなど辞めてしまいたいと思うのに、彼の中の、まだよく理解できない気持ちが勝ってしまうのだ。 彼の手の温度は緊張でわからないままだけれど、薄い手袋越しに感じるのは、その手の、男性特有の感触で。 それはとても愛おしいものに感じてしまう。]
…、これは一体…。 何があったんだろう。
[小声で呟いて、広場について騒ぎの痕跡を見た。その中心はきっと、もう去ってしまったのだろう。 その中で聞こえる"少女"、"砂に"という言葉。 ――なんだか、胸の奥に不鮮明なものが溜まったような、嫌な予感がした。 そんな中、彼>>79の声でいまだに自分らが手を繋いでいることを思い出して。]
(80) 2015/04/10(Fri) 16時頃
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あ…、ごめん。 ここじゃあ、恥ずかしいよね。
[ここは大勢の人が見ているであろう広場だ。 彼の言葉にはっとさせられ、手を離す。ああ、もう少し触っていたかったなど。 もしこれが、手袋越しでなく、彼に直接触れたらと。 少しでもそう思ってしまうのは、いけないことなのだろうか。]
[広場にいる人たちは、何もしなくてもその情報を教えてくれた。 なんでも、一人の青年によって、少女が砂にされたとか。たくさんの人たちが思い思いの情報を伝えようとしているから混乱するけれど、要は青年が殺人犯で、少女に触れて砂にしてしまったということだろうか。 今まで砂になった人物などいなかったから、実際に誰かが砂になるのは初めてだ。 先ほどまで彼>>79に直接触れたいなどと思っていた自分は浮かれすぎだと思う。人が、人が死んでいるんだ。]
(81) 2015/04/10(Fri) 16時頃
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ヴェス…、
[この話を聞いて、人に軽率に触れてはいけないと思ってしまったから、先ほどまで手袋越しに触っていた彼に詫びようと、彼の方を向く。]
こんな大変な騒ぎになっている…。 …さっき、手袋越しとはいえ簡単に触れてしまって、ごめん。
[目を伏せながら彼に謝る。彼が自分に危機感を覚えて去ってしまうのなら、止めはしない。 ああ、彼の手の感触が遠のいてしまうのは寂しい気がする。 この騒動に彼はどんな反応をするのだろう。]
(82) 2015/04/10(Fri) 16時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/10(Fri) 16時頃
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[彼>>88の手を離したら、手に残る感触と、ほんの少しの熱。 細い指先を離すのは名残惜しかったけれど、こんな場所でいつまでも繋いでいるのはきっと、彼にとってよくないことなのだろう。 ああ、その手袋の下には、どのような―――――、
いや、考えてはいけない。考えていたのは一瞬。ただの気の迷いだろう。 なのに、どうして。少しでも彼と触れている時間が長かったらと考えてしまうのだろうか。]
だ、って…。 おれが消えてしまうのなら、君が、懲罰房へと連れられてしまうかもしれない…。
(110) 2015/04/11(Sat) 05時頃
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[先ほどまで騒ぎの中心にいたであろう青年のように。 彼>>89の言葉には、ひとつも嘘はないのだけれど、自分が謝らなければいけない理由はその先にあって。 自分が消えてしまうことに対しては、なんにも思いやしない。ただ、彼が。 彼が自分のせいで、ひどい目に遭ってしまったり、最悪の場合、処刑されてしまったりすることだけは、どうしても許せない。 それでも、その後に彼が続ける"自己責任"という言葉が心に残って。 自分が原因で自分が消えてしまうのなら、確かにそれは自己責任で。 それは、"身勝手"でもあり、"自由"でもある。 言い方も意味も違う言葉と成り得るその行為はきっと、禁断の果実のようだと、彼は思う。 だけれどそれを手にしたら、この体で感じる最高の感覚なのだろう。 なんて、以前読んだ本のような、少し詩人のような比喩をしてみたけれど。]
(111) 2015/04/11(Sat) 05時頃
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[そんなたとえをしたところで、自分には全く関係ないと考えていた彼だが、それは目の前の彼>>90の言葉によってふと引き戻される。]
触れることができたらいい、なんて……、 そんなこと、言わないでよ…。
[その言葉は、今の自分にとってはまるで引き金のよう。 彼に触れることができたらなんて、そんな嘘みたいなこと。 ―――あるはずが、ない。 ああ、彼の言葉ひとつひとつが、心の柔らかいところをゆっくりと抉り取っていってしまう。 そんなこと聞いてしまったら、彼の手を名残惜しいだとか、彼の全てが愛おしいだとか、そんなことも全て、気のせいなんかではないことに気付いてしまうから。 感情が高まってしまって、目が熱くなる。まだ涙は零れていないけれど、それは時間の問題だ。 彼と目を逸らしたくて下を向けば、重力に従って涙が落ちてしまいそうだが、真っ直ぐを見つめては、彼と目が合ってしまう。 考えた末に下を向いたが、案の定涙はこの星の力に従って、地面へ数粒零れてしまった。 彼には見えていないといいのだけれど、声も途切れ途切れで震えていて、もしかしたら気付いているのかもしれない。]
(112) 2015/04/11(Sat) 05時頃
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砂になってまで、君に触れたいと思って、しまう、なんて……、 ……こんなの、おかしい、だろ?
…君といると、おかしいんだ。 触れたい、…だなんて。 …こんなの…、はじめてで、
[どうしたらいいかわからない。落ちる涙はもうそのままに、下だけを見つめて言葉を紡ぐ。 いつだって、人に触れることなんて考えたことがなかったから、今のこの感情が信じられなくて。 彼に答えを求めたいけれど、彼だって答えは知らないかもしれない。 せめて、自分の気持ちが彼に伝わればいいのだけれど。]
(113) 2015/04/11(Sat) 05時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/04/11(Sat) 05時頃
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