人狼議事


35 星降る海岸に纏わるエトセトラ

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視点:


【人】 子守り 日向

―回想? 海沿いの道―


 ……すみません。先生。

 なにかしら。
 たぶんちょっと、疲れてしまったの…。

[申し訳なさがつのる中、
額に当てられた源蔵の手のひらの温度が心地よく感じられる。


[連れて行かれた松の木の陰で、
いささか情けない顔で、へたりこんだ。

隣の源蔵の手中の扇子で煽いでもらう、安らかな時間。
生徒の身を気遣う命令の言葉には一つ一つ頷いて。]

(12) 2011/08/18(Thu) 07時頃

【人】 子守り 日向

[それから。
昨日の質問は、との問いかけには。]

 戻りながらお話してもよろしいですか。
 あの。
 もう歩けるくらいには、大丈夫ですから。

[源蔵を促す。

木陰を抜けて、二人で歩き始めてしばらくしてから、
麦わら帽子の影の、日向の唇が開かれた。]

(13) 2011/08/18(Thu) 07時頃

【人】 子守り 日向

 あの騒ぎを起こした仁右衛門さんの話についてです。
 質問は、こうです。

 みらいじんとやらによって
 村のひとたちの記憶操作がなされているというのは、ほんとうか。

 それがほんとうなら、その記憶操作の目的とは何か。

 同じく記憶操作の話がほんとうだと仮定して、
 このまま これから先もずっと、記憶操作は行われ続けてゆくのか。

(14) 2011/08/18(Thu) 07時頃

【人】 子守り 日向

[まだ一寸ぼうっとする頭のなかをまとめる間を置いてのち、
胸の内の言葉を継ぎ足す。]


 記憶って
 とうとい のでしょう、
 犯されてはいけないものなのでしょう、先生?
 
 わたしの記憶は、わたしだけのもの。
 先生の記憶は、先生だけのもの。
 みんな、そう。
 
 誰の記憶であれ、他者によって弄られるなどあってはならない
 そう思うのです。
 
 

(15) 2011/08/18(Thu) 07時頃

【人】 子守り 日向

 …記憶の操作が事実あるなら。
 それを説いて回って、知らしめた仁右衛門さんは、村の皆から感謝されてしかるべきなんです。
 間違いが行われていることを隣人に教える、
 それ、当たりまえですもの。


 仁右衛門さんは、ただしい。

 みらいじんは、わるい。


 そうでしょう?


[青い小娘は、握り合わせた細い指へ力をこめた。]

(16) 2011/08/18(Thu) 07時半頃

【人】 子守り 日向

[そのとき前方から、どやどやと近付いてきた一団がある。]

 あれ?

 長老…? 顔役…?

[誰かの手で源蔵の肩へ張り付けられる、花型の肩章。
あれよという間に源蔵は実行委員に任命されて、一団によって連れていかれてしまった。]

(17) 2011/08/18(Thu) 07時半頃

【人】 子守り 日向

[小柄ながらも頼りになる源蔵が祭りの役員を任される
そういう流れには、理解も及ぶけれど。]


 …………先生。


[あとにとり残されたは、
心細そうな顔をした小娘ひとり。**]

(18) 2011/08/18(Thu) 07時半頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/08/18(Thu) 07時半頃


【人】 子守り 日向

― 日中 白石源蔵邸 ―

 …こんにちは。
 日向です。

[白石源蔵邸を訪ずれたその時、
そこには一平太の姿だけがあった。

草履を脱いであがり、それから
源蔵が祭りの役員に就任した話題なども振りつつ、
羊羹の包みを一平太へ差し出した。]

 昨日、わたしが道で具合を悪くした際に、
 先生にお世話になったことへのお礼、です。
 ぁ、役員就任のお祝い?も兼ねるかしら。

[羊羹をさしてそう説明した。**]

(51) 2011/08/18(Thu) 22時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/08/18(Thu) 22時頃


―寄合所―

……解せぬ。

[ものっそい不機嫌な顔で、腕組みをして呟いた]

長老、出し物のからくりを作らねばならんから、僕は役員にならんでいいという約束だったではないですか。

[たしか出し物の依頼を引き受けた時に、そういう口約束をしたはずなのだが。精一杯ねめつけてみるが、長老は何かふがふが言うだけで、まったくもって要領を得ない]

祭りの出し物がひとつ減っても、知りませんよ僕は……。

[溜息ついて、寄合所の端に座り込んだ]


[何かおかしい、という想いは、夜も更けてからますます強くなる]

いや、離してください、夜くらい帰らせてくださいよ!

[家へ帰ろうと思ったら、顔役に首根っこつかまれて引きもどされる。寝泊まりの道具なら充分にあるからと。食事ならおかみさん連中が差し入れを持ってきてくれるからと]

やです、やですよ、僕は南瓜を食いに帰るんだっ。

[頑として言い張ってみるものの。聞き分けのない子供を諭すように、再びころりと、寄合所の奥に転がされてしまった]

……どうなってんだ。

[まるで、何か見えない力に、この場所に閉じ込められているかのような。昨日、団十郎と話をした時の、『神通力』という言葉が脳裏に過った]


メモを貼った。


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/08/18(Thu) 23時頃


【人】 子守り 日向

―白石源蔵邸 玄関口―

そうね…
先生、一平太さんと離ればなれになってしまうなら、
からくり作りに夢中になって、
日常生活がおろそかにならなきゃいいのだけど…
………

[目の前で一平太の頭が上下する。]

 ―――――あら、寝ぐせ。

[つい、その寝ぐせを、伸ばした人さし指で押さえていた。
が、すぐにまたぴょこんと、それは立ちあがって。

ふふふ、と笑ってしまう。]

 あっつい太陽の所為で、
 ちょっとばかり気分が悪くなってしまっただけなの。
 先生に介抱してもらって、すぐによくなったわ。

(99) 2011/08/19(Fri) 00時頃

【人】 子守り 日向

[ちなみに昨日は、源蔵のいいつけに従い、
すぐに水分をとって、そば屋で休ませてもらったのだ。]

[素敵なものと聞けば、
それにはきょとんとするも。頷き。]


 あら、ゆうちゃんも来ているのね。
 ええ、お邪魔しようかしら。


[源蔵は倒れた時の御礼をよくもらうひと、
何だかつくづくそう思い、誘いに乗った。]

(100) 2011/08/19(Fri) 00時頃

日向は、新たな客人たちの姿を認識する。一平太に続いて客間へ。

2011/08/19(Fri) 00時半頃


― 寄合所 ―

 ほうこの漬物なかなか美味ですな。
 この漬け方はどうして―?

[漬物の話やら世間話やら。すっかり役員と談笑している。帰宅しても特段することもないので宿泊に抵抗はないようだ。

海岸を見張る―其れが出来ないのは心残りだが。]


―寄合場の窓際―

……また人連れてきたかんじですか…?
わたしは手伝わないってば……。

[相変わらず不機嫌な様子で外を眺めている。
障子、そして雨戸を開いたそこは外の空気が直接流れ込んできていて。
逃げ出そうと思えば逃げ出せなくもないが。]

…………あーあー……。
つまんないですねー……。
お祭りは楽しむほうがいいに決まってるのに…。

[そこに、訪問者が現れた。]


[ぶちぶちと文句をいいつつ、部屋の隅っこで祭具の組立中]

……日向の質問に、答えそびれたなぁ。

[手助けなしでも、彼女は答えを出せるだろうか。
「みらいじんはわるい」、日向ははっきりとそう言った。けれど、そう確信しているならば何故、彼女は「質問」をしたのだろう。
それはきっと、迷いに他ならない。誰かのお墨付きを得ることで、自覚ない迷いを振り払おうとする行為]

……あながち間違ってもいないと、思うけどね。
本来交わるべきでないものが交わると、必ずひずみは生れる。
時の仕組みを完全に理解しないまま、その場しのぎの誤魔化しで記憶操作を続けているとしたら。それは良いことではないのだろう。

……いや、

[ほつれた飾り紐を編み直しながら、小さく呟く]

そんな説教くさい話ではないな、


おょ、甚六さん…?
え……傘……?

[それは修理に出していた傘。]

あー…団十郎さんから…ですよね…?
ありがとう、って伝えておいてください……。
忙しいから…甚六さんも外出れないですよね…。

[受け取った傘はやけに軽くて、見違えるようだった。]

…………。

[修復された傘。
あのおんぼろだった傘。
繕い、直し、そして、また傘としての働く。]


―― お迎えがやって来た ――

 燈火運び?

[井戸にスイカを放り込んだ後
お豆腐が多すぎると、母さんに怒られた
だって、皆で食べられる方がいいと思ったんだもの
お味噌汁にだって、使うと思ったんだもん

そんな時に、お祭りの実行委員だって人が来て
私に、その役が来たんだと言った]

 …――――

 お家に、帰れないの?

[未来に帰れないのは、構わないけれど
夕ちゃんと一緒にいられないのは、嫌で]


…………、うん。

[なんともいえない空虚感。
この原因が分かることは恐らくないだろうと確信している。]

………外出られないから。
傘届けてもらっても使わないですけど…。

[寄合場の部屋の中で傘を広げる。
傘の中から見上げるようにしてみれば、そこにある風景はいつもとは変わっていた。]

……毎日、進んでいく、ってこういうことですよね…。

[風が吹き込めば、そのまま外を見た。]


人として出会い、関わってしまったんだ。
……忘れたくないよ。

[過ごした記憶、大切な記憶。
細かな砂のように両手から零れおちて、きっと]

ひとりで見上げる星空に悲しくなっても、
僕は、その理由をきっと思い出せないんだ。



 夕ちゃん…―――

[代わりに行こうか、と言ってくれる夕ちゃん
でも、夕ちゃんが代わりに行ったって
一緒にいられない事に、変わりはないから]

 …――――

 いいよ、私、行くよ
 夕ちゃんと一緒にいられない時間は、寂しいけれど
 一度、こういう役もやってみたかったんだ

[母さんがやって来て、荷物や着替えの準備をしてくれて
夕ちゃんに、行ってきますって、言う前に
連れていかれてしまった]


[障子の向こう


         あおいいろ     


  ほろ り こぼれる


               なみだが1つ


     そらも  うみも


                 いまだけは



                このかなしみを隠してほしい]


部屋の中で傘を広げた志乃に気づいて。後ろ姿をぼんやり眺めた。


……理解できないですね…まったく。
なんなの……、本当に。

[抱くはずのない感情だけが胸に残り続ける。
その理由を知らないまま唇を噛む。]

………仕事、手伝えば気分転換になるでしょうか。
掃除ぐらいは…できるかな…。

[気が向いてはじめた掃除が逆に止められてしまうのは後の話。**]


―― そして、朝 ――

[目を覚ましてみれば、集会場の天井が見える
外では、誰かが忙しそうに走る音
隣には、夕ちゃんがいない

一年前までは、こんな朝が当たり前だったのに
目覚めてみれば、随分と寂しい気がする
もし未来に帰ったら、こんな日が毎日続くのかと思うと
心から、恐ろしくなってしまった]

 …――――

 夕ちゃん、いない…――――

[起きた所で、私に手伝う事なんてない
約束事を覚えたり、道順を覚えたり
そんな事ばかりで、正直暇だ
だからこそ、夕ちゃんのいない時間が、異様に寂しく感じる]


【人】 子守り 日向

― 鳩渓堂 客間 ―

 こんにちは、団十郎さん。朧さんも。

[鳩渓堂の主自体は不在の客間で。
茶に口をつける。]

[素敵な物の件も気になったが
一平太のほうからきりだされるまでは催促などするつもりはなく。]

 ゆうちゃん。
 今日は、神楽さんのところのお仕事は……

[ここまで出歩いている夕顔に何も考えずにたずねかけたけれど、
抜けだしてきたことを察せる様子が夕顔のほうに見受けられたなら、言い終えずに止めるのだろうけど。]

(118) 2011/08/19(Fri) 00時半頃

[なんとなし、その背に声をかけづらく。結局志乃の傍には寄らぬまま、集まって談笑している男衆の方へと向かう]

漬物、僕にもくれんか。

[そう言って、茄子の浅漬けをつまんで口に放る。
もぐもぐと物を噛んでいるうちに、そういえば昨日の朝以来、食事をしていないことに気がついた]



 夕ちゃん…――――

[ぐすり、泣きそうになってしまったけれど
でも、立派にお勤めを果たせば
未来に帰らなくても、きっと怒られない
仕方なかった、で済む気がする]

 …―――

[よし、頑張ろう
私は、頑張るのだ]

 でも、何をがんばったらいいんだろう

[とりあえず、お手伝いでもしようかな]


[ご飯を食べている人達に、お茶でも出そう
ええっと、お湯を沸かして、お茶っぱにお湯をかける?
ああ、湯のみにお茶っぱを入れて、お湯をかけるのかな?]

 どうぞー

[そんな淹れ方で淹れたお茶を、皆に配った
所々から、お茶を吹きだす音が聞こえた]



 あ、せんせーも、お茶どうぞ

[お茶っぱの浮いたお湯を、差し出した]


【人】 子守り 日向

― 鳩渓堂 客間 ―

 ……?
 むさくるしいでしょうか。
 だとしても、すまない なんて
 そんなことないと思いますけれど。

[団十郎をむさくるしいと認識していないらしい。
…のんびり一々と反応している。]


[夕顔から礼を言われれば、また首を捻ったけれど。
昨日明之進に、と考えふければ、何を意味するかは想像はついた。
しかし、躊躇うような顔をしただけ。
礼を告げられるほどの事ができているとは思えなかった。]

(121) 2011/08/19(Fri) 01時頃

おや、あさも来ていたのか。
……大事な話は、ちゃんとできたかい?

[差し出された湯のみを、礼を言って受け取って]

――ふむ、

[茶葉の浮いた湯をじぃっと見つめる]

よし、あさ。今日の授業は「お茶の淹れ方」だ。

[とても真面目な顔で頷いた]



 はい、せんせー
 大事な話は、まだ途中です
 今は、二人で、一緒に考えているところ

[先生は、じぃーっと湯のみをみている
何かあるのだろうか、と思ったら
今日の授業は、お茶の淹れ方らしい
美味しい淹れ方があるのかな、面白そうだな]

 はい、お茶の淹れ方ですね

[先生の前に、正座してみた]


[おやこれはと源蔵の姿を見るや、役員が漬物を差し出す。周囲に居たものにはこれは珍しいと明後日の言葉を出したものも。]

 いやいや私どもと同じく、どうやら役員として招かれたようですよ。

[と申せば、うーんそうだっけなあと返された。
キレの悪い返答に疑問符を少し浮かべた。]



 あ、博史さんも、お茶どうぞ

[お茶っぱの浮いたお湯を差し出した]


【人】 子守り 日向

― 鳩渓堂 客間 ―

 間違えないようにしないと、ですよー。

[双子を間違えないようにしようという朧の言葉に、
何故か日向までが反応した。]

 そうですね。
 先生が居ませんから、塾もしばらくお休み、ですよね。

[それに対しては、
さりとて嬉しそうでも残念そうでもない調子。]

 先生のお話は面白いですけど、
 先生のお祭りのからくりもまた、楽しみですし。

 お休みも、受け入れましょう。

[それにしても先生、からくり作りで無理しないといいのだけれど、と呟く。]

(125) 2011/08/19(Fri) 01時頃

 あ。
 どうもありがとう。

[差し出された湯を受け取る。しかし直ぐに年端もいかぬ少女の姿にめをぱちくりさせ。]

 もしかして、きみも、役員に選ばれたのかい?

[あまり考えず聞いた。]


うむ。学びの基本は、知識と実践のひと続きだ。
まずは煎茶の淹れ方にしよう。まず湯のみに湯を注ぎ、その湯を急須に移す。そして急須の湯を、別の器、湯ざましに移す。
こうして湯の温度を、沸騰したよりもいくらか低い、適温に調節するわけだ。そして茶葉を急須に……、

[昔こうやって、一平太にも茶の淹れ方を説明した気がする。例の手記を読むに、祖母も茶の淹れ方がわからなかったようであった。
ひととおりの説明を終える頃に、その様子を見ていたおかみさん連中が薬缶と茶筒と、新しい湯のみと急須、一式を持ってきてくれて]

さぁ、何事も経験だ。

[朝顔に、真面目な顔で頷いた]



 はい、燈火運びのお役目らしいです
 お籠りしなきゃいけないんだけど、良くわからないし
 やる事がないので、お手伝いをと、今お茶を

[私が手伝いをすると、皆がやめてくれって言うの
なんでだろう、本当に]


【人】 子守り 日向

[一平太から手渡された小さな物をみれば。
それは、細やかな向日葵の刺繍入りの手布。]

 ?!

 おみつさんが。わたしに?
 
 どうして……?

[ひとりごちる。
金平糖のお礼としては、すぎる品
お嬢様にもそう、判るほどの――


どうして。


また呟いて。]

(126) 2011/08/19(Fri) 01時半頃

珍しいとはなんだね。そっちで呼びつけておいて。

[男衆の中から漏れた言葉に、露骨に不機嫌な調子になりつつ二つ目の漬物もぐもぐ。博史の言葉にも煮え切らぬ返答をしている様子に、昨夜感じた違和をまた感じた]

……博史殿は、普通に招かれたんで間違いないですか?

[少し不自然な質問かもしれない。けれど体裁構ってられずに、そのままに問いを投げた]



 えっと、お湯を、湯のみにいれて…―――

[先生に教わった通り、湯のみにお湯を淹れて
それを急須にいれて、湯冷ましに・・・湯冷まし?
これかな? これにいれて、冷やしたらいいのかな?]

 うん、と…――――

[適温って、どのくらいだろう
触って、熱くないくらい?
でも、触るの怖いしな…――― まぁ、いいか]

 えいっ

[茶漉しにお茶っぱを淹れて、急須にお湯を注ぐ
くるくると回すと、良いらしい
何回とか、作法があるらしいけれど
私には、良くわからない]


【人】 子守り 日向

 
 おにあい …?

[一平太の言葉を耳に入れ、布の上に咲く向日葵をじっと見詰める。
表情に陰りがさし、わずか歪んだ微笑が唇に漂った。]

 おにあい…、
 いえ、そんな。

 わたし。
 こんな。こんなにも綺麗な手布に、価する人間じゃな い…。

[価しない。
その一例を思考して、ちらりと視線が向かったのは―――朧の方。]


[呟いた声は、低く。
すぐ傍の一平太にのみ届く程度のもの。**]

(127) 2011/08/19(Fri) 01時半頃


 はい、せんせー

[急須から湯のみに注いで、先生に差し出してみた]

 大丈夫かな?

[少々温いかもしれないが、大丈夫だろうか]


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/08/19(Fri) 01時半頃


[役員の任命の件で、先生が不信を感じている
当たり前か、長をこちらで操作したのだから
普通はやらない事を、平気でやっている]

 …――――

[だけど、それを説明するわけにはいかないし
もしも説明したなら、どうなるのだろう
ああ、でも記憶を消すだけなのかな]


ありがとう。

[湯のみを受け取り、香りをかいで、一口含んで飲み込んだ]

……うん、上出来だ。

[にこりと笑って、空いた手で朝顔の頭をぽんぽんと撫でる]

学びはまず先達に習い、倣い、それから経験。そしてより良くしようとする向上心だ。
先達を見て、わからないことがあれば懼れずに尋ねてごらん。そうすればこの茶はさらに美味くなる。

[そう言って、ずず、と茶をすすり]

大事を話せるようになったあさなら、きっとこれから、もっといろいろをできるようになっていくだろうさ。

[たとえそれが、どの場所であろうとも]


 ―ええ。私は普通に家に来て呼ばれました。
 何故私が早くに呼ばれたかはよくわかりませんが。

[普通に、という言葉に若干の違和感を覚えた。例年の祭りを思い起こし、そしてそのときと違うことを考えれば、呼ばれたこと位か。]



 あ、よかった…――――

[上出来だって、先生が頭を撫でてくれた
頭を撫でてくれる先生も、未来にはいなかったな
強く怒りもしないけれど、優しくもしない
お仕事として教師をしているのであって、それ以外ではない
そんな人にばかり出会って来た
だから好きなんだ、この時代の人達は]

 尋ねる…―――― か

 じゃぁ、せんせー
 尋ねてみても、いい?

[私が、何よりも気になっていた事
大人に聞いても、なかなか答えてくれない事]


 なるほど、では役員ではないのですね。

[役員の選び方に問題があるのでは?と作業時の人手の少なさから、やや思っている節がある。]

 まあしかし。
 呼ばれた割りにやることが無いというのも、変な話ですね。

[お湯をずずーっと。]


メモを貼った。



 うん、私は役員ではないよ
 なんて言うんだろう、こういう役の人

 …――――

 いけにえ? ひとばしら?

[なんだか、間違っている気がするけれど
博史さんに、そう答えた]


メモを貼った。


[尋ねてもいいかと、問う朝顔に。目線合わせて、小さく頷く]

もちろん。言ってごらん?

[そう言って言葉を待った]


[先生が、尋ねてもいいと言ったから]

 子供は、どうして生まれるのかな

[そう、尋ねてみた]

 皆言うの、好きな人のお嫁さんになりたいって
 お母さんも、最初はそうだったと思うの

 でも、私は、お父さんとお母さんの
 喧嘩してる姿しか、見た事がないの
 同じ場所に住んでいるのに、顔も合わせないの

 子供が産まれたら、皆そうなるのかな?


 ひ、ひとばしら…!?
 いけっ、いけにえ…!?

[話を聞いて、表情が真っ青に見えただろう。
言葉の意味くらいは十二分に知っている。]

 ちょっとまつんだ、それは本当なのか?
 私の街ではそんな風習なかったぞ―

[故郷とその周囲に人を犠牲にする風習は無く。]


[本当なのか―と、周囲に視線を求めた。]

 流石にそれは、しきたりでも―。

[まずは反対するだろう。
このまま視線が素通りされたなら、勘違いのままに。]**


メモを貼った。



 …――――?

[博史さんが、なんだか真っ青になっている
何か、可笑しい事を言ったろうか]

 うんと、禊をしてね
 体を清めて、火をつけて歩くんだよ

[言い方が、誤解を呼びやすそうであるが
間違っては、いないとおもう]


[質問の、最初の出だしに、一瞬ぎょっとなるが。続いた言葉に、表情を改める。
『夕顔の』父母が不仲だという話は聞いたことがない。今まで何となしに理解していた考えが、さらに補強された形だが、そのことには触れる必要もなく]

ん……、そうだな、それは僕には難しい質問だな。

[湯のみに残った茶を飲み干す]

僕にはね、自分の親の記憶があんまり無い。
幼いうちに、学者の家に預けられて、それ以来会ってないからね。
でも、だからこそ思うのは、

[想うのは、祖父母のこと。手記に綴られた、長い、長い、想い]

夫婦ってのは結局他人が寄ったもので、だからそれが寄り続けてあるというのは、とてもすごいことなのだと思う。
別の環境と価値観の中で育った、他人同士。他人だから離れやすい。けれど他人でも、寄り続ければ家族となれる。

[そこで一息ついて]

子どもができたから、離れてしまうんではないよ。「子はかすがい」という言葉があるくらいだもの。
夫婦というのは、家族というのは、ものすごいものだ。だから子どもだけのせいなんてこともなければ、これから変わらないなんてことも、ないと思うよ。


[博史の答えに、顎に手を添えて首ひねる。

普通に呼ばれたらしい、博史や他の男衆たちと。
この場にいることを、不思議がられる自分や志乃や仁右衛門と。
両者を並べた時の相違点を思う時に、行きあたった答えは]

……まさか、あの場所に寄せぬためか

[気付くと同時、寄合所の出口へと駆け出して。
けれどすぐに、顔役らに腕を取られて引き留められる]

やめろ、放せ!このままぺーたが帰ってしまったらどうしてくれる!

[珍しく激昂した様子で、じたばたと暴れて。ふいにすぅっと血の気が引いて、ころりとひっくり返った。しばらくの寝ず食わずと、先の癇癪とで、貧血を起こしたらしい。悔しそうに唸りながら、その場に*蹲った*]


メモを貼った。



 そっか、他人か…――――

 お父さんとお母さんは、他人のままだったのかな
 寄り添い続ければ、家族になれるのなら
 私も、誰かの家族になる事が出来るのかな

[私は、男の人に恋した事はないけれど
いつかそんな日が、来るのだろうか
そんな日が来るなら、私は、出来る事ならば
私の両親のようには、なりたくないとも思う]

 で、せんせー
 かすがいって、なぁに?

[意味がわからなかったらしい]



 …――――?

[先生が、何かを呟いたと思ったら
急に走り出して、止められて、倒れてしまった
貧血だろうけれど、無理がたたったのではなかろうか]

 せんせー、無理しちゃいけないよ

[ぺーたが帰る、と言う言葉を聞いて
通信相手が言っていた言葉を思い出す]

 そっか、ぺーた、そうだったんだ

[うんうん、と納得したように頷いた]



 大丈夫だよ、せんせー
 ぺーたはきっと、帰らないよ

 だってぺーた、せんせーの事大好きだもの
 せんせーも、ぺーた、大好きでしょう?

[よいしょっと、先生を引きずっていって
お布団に寝かせて、枕の上に先生の足を乗せた
割らないように、眼鏡を取ってお布団の横に置いて
唸る先生を、膝枕してみた]

 大好きな人と離れるなんて、きっと、凄く辛い事
 私には、耐えられないほどに辛い事

 だから、信じて待ってみよう
 帰るにしても、帰らぬにしても
 ぺーたはきっと、せんせーに会いに来るよ


[一つ、二つ、頭を撫でてみて
さっきまで、教えてもらう立場だったのにな
私の知らない事を話す時は、頼りになる大人なのにな

こんな時は、なんだか私よりも子供みたい
そんな所も、先生の良い所なんだろうけれど]

 だから、ちゃんと体調を整えておくんだよ
 いざという時に体が動かないと、悲しいんだからね

 後で、血になるご飯、つくったげるから
 鍋とか、どう?

[漁師さんにお願いして、何か取ってきてもらおう]


【人】 子守り 日向

 
 わたしはね、口じゃ立派なことだのを言ってもね
 ……所詮、口だけで。心根はよくないし。

 何にも、知らないし。

[一平太>>131へこたえ、惑う所作で
膝の上の手布へ触れる。]

 ……朧さんが村を出て、都へうつった時ね、
 わたし、あのひとを、とっても恨んだのよ。
 おいていかれた 薄情者 って荒れて… 醜かったわ、ね。

 …ねぇ、一平太さんはあの時、出て行くお兄さんをどう思った?
 あなたなら、ひとを憎むとか、恨むとか、
 そうした感情はやっぱり、持たないのかしらね…。

[夕顔を交えてのお茶の席には相応しくない話だろう。そうした遠慮を滲ませる一方、囁くような声で問いも放った。**]

(135) 2011/08/19(Fri) 07時半頃

 ちょっ…どうしました?

[突然呟いて外に出ようとして。
言葉は聞き取れなかったものの、弾かれた彼に寄る。]

 いきなりどうしたと言うのです。
 どちら様がどうとか…。

[素早い動きは、一瞬それは少女のとんでもない言葉から逃避をしたくて。しかし戻ってくるのは反芻。]


[磔、火炙り、生贄、子供。しきたり。幾つものパーツが一つの答えを出すには時間がかからなかった。]

 まさか―お主等…。

[源蔵の傍で彼を留めた男達を睨み付ける。
言葉の量は小さいながら、舌の根ははっきりと動く。]

 年端も行かぬ女子に磔をして火刑に処すとは、流石に古くからのしきたりと言えどその所業は許せんな。

[ゆらぁりと立ち上がる。]

 お前達の誰かが、大凡、海岸を見張ると私が口にしたのを聞いていたのであろうよ。その所業を余所者の私に見せないために…。

[今までこの村に流れ着いて、まともに怒ったことが無かったかもしれない。が―。]


 ゆ、ゆるさんぞ、きさまらー!

[わなわなと震え、村長に談判しようと塞ぐ男達を退けようとして。

源蔵と同じようにはじかれた。]


―寄合場の窓際―

………騒がしいですね…。

[誰かの怒鳴り声が聞こえた気がして振り向く。
そこに見えたのは出て行こうとする先生の姿。
止められているを黙って見た後、首を傾げた。]

………??

[先生を引き摺っていく、双子のどちらか。
それから、先生と同じように向かっていく博史も。
ぼんやりと眺めながら黙っていた。
けれど、双子のどちらかの言葉を聞いて顔をゆがめる。]

大好きだから…帰らないなんて嘘…。
………いや、一平太殿が帰る場所なんて他にないだろうし、何の話をしているのかさっぱり分からないですけど。

[呟いた言葉は無意識。
その後、呟いた言葉を取り消すように言葉を重ねるのだった。]


子守り 日向は、メモを貼った。

2011/08/19(Fri) 23時頃


【人】 子守り 日向

[二人の髪の長さ>>145について、
説明する夕顔の晴れやかにも感じられる笑顔を、
ぼんやりと感じていた。

よく似た顔をしている、朝顔も。
今、屈託なく笑ったら、この顔になるのだろうか…いやそれとも、
やはりよく似た顔でも、夕顔のとは異なる印象と笑顔となるのか。

朝顔は、今頃どうしているだろう。
もう一口、お茶を口に含んだ。]

(172) 2011/08/20(Sat) 00時頃

子守り 日向は、メモを貼った。

2011/08/20(Sat) 00時頃


【人】 子守り 日向

[一平太の話>>161へは、
静かに耳を傾ける。]

 命を賭すような仕事でも。
 でも朧さんは剣の道へ進みたかったからこそ、
 剣の道を選んだ面だってあるのでしょうね。

 …私だったら、好きじゃなけりゃ、
 日々の剣の稽古なんて続けられないもの…。

[本人から聞けなければ、事実は
分からない にも関わらず あえてそう口にしてみてから。]
 
 ………怖いかった は、わかるわ。

[ぽつり。ただひとつ同意を落とした。]

(182) 2011/08/20(Sat) 00時頃

【人】 子守り 日向


 ……迷惑ばかりかけている、なんて。
 今でもそうおもってるの?

[現在進行形を使った一平太を、怪訝な顔で覗きこんだ。]

 居るだけで、それだけで大切なものではないの、
 家族って。

 あさちゃんとゆうちゃんを見てると、そうおもうわ。

[兄様は果報者です、柔らかな声で呟かれたのには、
何とも微妙な表情であった。]

 わたしね、一平太さんが羨ましかったのよ。

 だって。他人同士なら別れてしまえばそれまでだけど、
 兄弟って、ずぅぅっと、ずぅぅっと縁が切れないものでしょう?

(184) 2011/08/20(Sat) 00時半頃


 …――――

[しばらく、先生を横にならせた後
血になるご飯を作る、というミッションを遂行すべく
私は、膝枕を解除した]

 まっててね、せんせー

[ぱたぱたと、役員の人の所に歩いて行って
そっと、袖を引く]

 私、血になるご飯の材料が欲しいの
 猪、取って来て

[いきなりそんな事言っても、難しいと言うのはわかるけど
子供だもん、少しくらい無理な我儘、言ってもいいよね]


あぁ、なれるさ。きっとなれる。

[夕顔の呟きに、力強く答える。それは願望含みだったかもしれないし、思い出すものがあるからかもしれない]

子はかすがい。かすがいというのは、二つの材木をがっちりと繋ぎ合わせるための金具のことだ。今度団十郎に見せてもらうといい。子どもの存在は、離れそうになった夫婦のきずなを繋ぎとめる力がある。大雑把に言うとそんなところだ。

[そこで一度言葉を切り]

……世の中綺麗ごとばかりじゃないということは、わかっているよ。でも僕は信じたいな。僕も、あさも、きっと愛され望まれて生れてきたと。

[たぶんきっと、自分の母も。きっと愛されていた。
手記に綴られた、祖母の、この時代に対するたくさんの想い。それは嘘ではないと信じたい]


【人】 子守り 日向

 
 ……………。

[朝顔様と夕顔様の見分け方を誰よりも知っている、
そうつけたされ、うつむいた。
瞬かれ上下する、睫毛のつくる影。

続く言葉>>164はそのまま耳に入れる。
何かしらそこに含みを感じたけれど。やがて言葉となって出てきたのは]

 ……ねぇ、一平太さんはどこにも行かないわよね。
 好きな皆のいる、この村にいつまでも居るわよね?

[顔をあげて、世間話のように続けた。]

(190) 2011/08/20(Sat) 00時半頃


 猪鍋がいいの、だめ…――――?

[役員の人達が、何か相談し始めて
仕方ないから、と、狩りに行ってくれる事になった
ついでに、団十郎さんがくれたと言う、お菓子を貰った]

 わ、ありがとう
 夕ちゃんと…―――― あ、夕ちゃんいないんだ

 どうしよっかな

[お菓子の袋を抱えて、ぽてぽて、歩いてみた
材料が来るまで、鍋はつくれないものね]

 …――――?


[貧血で倒れた後、ずるずると朝顔に布団まで引きずられて、されるがまま。童女に膝枕されても狭くない、小柄な体がなんとも情けない]

……ん、すまん。

[起き上がれる気力も体力もなく、そのまま膝を借りる]

醜態を見せたな。……僕は、うん、わかっているんだ。
帰ることを、邪魔しちゃいけないってことくらいは。

[片腕で顔を覆いながら、ぽつぽつと呟く]

それでも僕は怖い。思い出すら残してくれないなんて、あんまりじゃないか。
……でも、ぺーたを困らせたくない。この気持ちも本当なんだ。

[あまりにも素直に言葉が零れ過ぎて、まるで子どもに還ったようで。鍋とか、という言葉に、こっくりと頷いた]


[志乃先生が、なんだか寂しそうに、悲しそうに
一人で、何かをしているから]

 しのせんせ、何してるの?

[そう、声をかけてみた]

 私ね、しのせんせと、お話したかったんだ
 お菓子、たべる?


猪鍋の相談を遠く聞きながら、布団の上で*くったり*


―― ちょっと回想 せんせーに膝枕 ――

 うん、そうね…―――

 帰りたい人の、邪魔をしちゃいけない
 でも、帰りたくない人は、引きとめて欲しいかもしれないね

[顔を隠して、ぽつりと語る先生
私はそれを聞き、自分なりの感情を発露していく]

 想い出すら残せない、私達も悲しいのよ
 心が繋がってしまった、愛してしまった人に
 自分の欠片が、何一つ残っていないと想像をしたら
 私は、耐える事が出来ない気がする

 だから、今、素直に言ってしまえばいいんだよ
 帰らないでほしいって、さ
 帰ってしまったら、その恥は記憶から消えてしまうし
 帰らないでくれたなら、恥なんてなんともないでしょう


えぇー…と……。
どっちのほうですか?夕?

[朝はもう少しぼんやりとしているという風に記憶している。
もっとも、2人いたところで見分けはつかない。
正確にはどちらがどちら、ときちんと把握していないのが真実だった。]

……お菓子は…そんな贅沢できないからいいです。
じじ様…長老からもらったならあなたが食べるといい思いますよ。

わたしとお話、ってなんですか?

[何をしているの?という問いには何も答えない。
何もしてないから答えられなかったのだ。]



 私は、朝だよ

[隣に座ろうと、歩み寄ったけれど]

 これは、団十郎さんからの差し入れなの
 夕ちゃんとわけようと想ったんだけれど

 夕ちゃん、いないし…―――

 だから、一緒に食べてくれないかな?
 一人は寂しいの、何をするにも

[はい、と袋を差し出した]

 何を話したかった、と言うんじゃないんだけれど
 凄く、寂しそうだったから
 どうしてそんな顔をしてるのか、聞きたかった、かな


…そう、朝ですか。

[そのまま視線を窓の外へと向けた。]

……夕のために残しておくといいですよ。
ずっと会えないわけじゃないんだから、お祭りが終わった後に一緒に食べればいいじゃないですか。
お祭りまでもう少しありますけどね…。

[何をするのも一人は寂しい。
その言葉に再び視線を少女へと向ける。
差し出された袋は笑顔で受け取るが、少女へともう一度返す。]

……ふふ、寂しい、わけないじゃないですか。
わたしは寂しいって思う人がいないですから。
おとーちゃんとおかーちゃんに会えないのは寂しいけですけどね。

[仮にこの気持ちを寂しいとして。
原因がまったく分からないのだから答えようがない。]


寂しい、って思うはずないんですよねー…。
やっぱり、こう、理由がほしいですよね。
仮にこれが寂しいとか悲しいとかだと。

[苦笑いの後、また視線は空へと。]


[拒否はされなかったようなので、隣に腰をおろして
志乃の視線の先を、追ってみる
そこには、窓の外の景色しかなかった]

 お祭りが終わった後、私がここにいられるかわからないもの

[それでも、笑顔で返された袋を受け取って
夕ちゃんに、残してあげようと思った]

 …――――

 志乃せんせ、強いんだね
 夕ちゃんと、おんなじだ

 でも、私は、寂しそうだと思ったよ

[私の想像が、正しいとして
その気持ちの解消の方法を、私は知らないから
どうしてあげる事も、出来はしないのだけれど]



 んと、それはきっと
 忘れてるんじゃ、ないかな

 夕ちゃんと、おんなじで

[空を見上げる、視線を追ってみた
私は、記憶操作をする立場である
だからこそ、何かを忘れているのでは、と思うのだが]

 この世界から、完全に、痕跡を消す事は出来ないんだよ
 何かを忘れてしまっても、心や体、景色の中に
 小さな、傷が残るの

 寂しさは、心の傷なのかもしれないね


【人】 子守り 日向

[答えが返るまで何故だか間があった。>>202
相手の視線は僅かに伏せたられたまま。
自分の質問は、兄と弟とを重ねた嫌な質問とも言える。
だから、思う所あった故の反応とも受け取れるのだけれど。

いつの通りの真顔に、わずかに瞳を揺らして。]

 ―――そう。
 ずっといてね。約束。

[髪結いの勢と指切りげんまんした時と
同じように、片手の小指をつきだして。

しかし今度は、
先ほど寝癖のたっていた一平太の髪に、強引にでも小指を絡めて
ひどい一方的な、ゆびきりげんまん。


そして、ふわりと笑んだ。]

(211) 2011/08/20(Sat) 01時半頃

【人】 子守り 日向

[それからは男たちが話す様を他所に、
広げた向日葵の刺繍の施された手布を少しの間、再度眺めていた。


――手縫いの、向日葵。

倒れたばかり、病みあがりだった筈の、おみつ。

それにも関わらず、
自分に合わせた刺繍をしてくれたのだと…
何故かそう、おもえた。]

 
 ほんとに、おみつさんは手先が器用なのね。
 ……わたし、お礼を言わなきゃね。
  
 

(213) 2011/08/20(Sat) 01時半頃

なんですか…それ…。
村を出て行くにしても夕も一緒でしょう、それなら…。

[ここにいられるか分からない。
仲良しだった双子が離れ離れになる。
そんな風に聞こえてしまった。]

強いんだったら、こんなところでそら見てないですよ…。
いろんなことの、なんで、を知りたい。
そう思うのは弱いからです。

[趣味と銘打ってはじめた会議。
でも、それは自分の気を紛らわすためのもの。]

……は?忘れてる?
いったい、わたしが何を忘れてるっていうんですか…?

[酷く、いらついた。]


寂しさは心の傷なんかじゃない……。


心の傷を表すなら、絶望。
寂しさはその心の傷が化膿して塞がらない痛み。


…朝に何が分かるっていうの…?
何を知っているっていうの…?


変な想像で話するのは…やめてほしい。
完全に痕跡を消す、って何?
その言い方だと、誰かがそうしてる、ってことみたいじゃない………、ですか…。

[最後の語尾は消えそうになりながらも。]

…ご、ごめんなさい…。

[そうして、口を閉ざす。]


【人】 子守り 日向

[刺繍の向日葵の花へ、頬ずりした。
そして、懐へと手布をしまいこむ。]


[団十郎が席を立った際には、お辞儀をして見送っていただろう。

それから自らも席を立ち、
別れの挨拶をのこして客間を辞したのだった。]


―鳩渓堂→―

(214) 2011/08/20(Sat) 01時半頃

日向は、ゆっくりと、神楽邸のほうへ。

2011/08/20(Sat) 01時半頃



 お互いに、同じ願いを抱いても
 それが形になるかはわからない
 そういうものでしょう、世界って

 離れ離れになって、二度と会えないかもしれない
 私にとってのお祭りは、別れるか繋がるか、決まる日なの

[お菓子の袋を、ごそごそ
あまいもの、何かないかなぁ、と思いながら]

 知りたい事を知ろうとしたら、傷つくよ
 世の中には、知らない方がいい事の方が多いんだ
 それでも知りたいと思えるのなら
 それはきっと、志乃せんせーの強さだと思うけれど


 ああ、駄目か…。

[あれから2、3回押し込もうとして押し出されて結果力及ばず座している。必死さから彼らの表情の変化をうかがうことは出来なかった。]

 ぬ…かくなる上は。

[この村に来て主に刀から鍬に持ち替えたとは言え、刀そのものを捨てたわけではなく、それを差していることもある。

たった一度だけ使って、その後もう二度と使うまいと決めたそれに手をかけようとして。また手を離した。]

 やめろ。
 それだけは駄目だ。
 それこそが駄目だ。

[息を静かに整える。]



 どうだろうね、誰かがそう、しているのかもね
 少なくとも私は、なんで、の回答を知っているけれど
 それを語る事が出来ないの、ごめんね

[ごめんなさい、と言う志乃先生
私は、傷ついてはいないけれど]

 答えを知ったら、傷ついてしまうし
 答えを聞いたら、苦しんでしまうし
 答えを覚えたら、忘れてしまう

 それで構わないなら、教えられるけれど

 どうせ、夕ちゃんには話してしまったし
 一人も二人も、かわらないものね


…わたしは、この村のことしか知りません。
せかい、なんて言われても分からないわ。
この海の向こうのことを言ってるの…?
朝ちゃんは、ガイジンさん…なのかしら…?

[少女が話す内容のほとんどを理解することができずに頭を抱えた。
必死に搾り出した答えは、海の向こうに帰るというもの。]

傷つくから知らないは理由にならない。
知らないことで傷つくから。
それは強さではなく、人の欲です、きっと。
……朝ちゃんの言いたいことがわたしは分からないです…。

[お菓子をごそごそとしている姿を見ながらそう告げる。]


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