191 The wonderful world -7 days of MORI-
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― 消え行く魂たちへ ―
[消えるのを待つだけの魂は、もはやUGからも切り離される存在。
ゆえに、ようやく僕の姿が見えるでしょうか。
といっても、人の姿の輪郭だけをした、ぼやけた怪物のような、今の僕ですが。]
……おはようございます。
残念ですが、あなたがたはゲームから脱落してしまいました。
[魂の残滓たちに、その事実を告げて回る。
消滅までは多少のタイムラグがある。
そう、ゲームが終了する7日目くらいまでは。
だからこそ、可能性は、潰えない。
ゲームの盤外でも、まだ終わったわけではない。]
……未だに諦め切れない方は。
どんな目に合ってもいい覚悟さえおありなら。
僕のところに来てください。
[――どれだけ泥臭くても、薄汚れても、生きようと藻掻くことでのみ救われる。
白上さんもそう言っていました。
だから、僕もその決意を汲もうではありませんか。
それはもう、存分に。
スクランブル交差点の上空で、ぼやけた姿の僕はじっと待ちます。
決意がある者がやって来るのを、ただじっと。
僕や、脱落者の行動は、死神の皆さんになら、気配だけは感じ取れるかもしれませんね。**]
|
――あれから――
[逃げる途中で人を助けに走った俺を 卯月はどう思っただろうか。 パートナーを見棄てて薄情だと、思われていなければいい。]
[茶髪の男性が助け出そうとして 結局手伝ったんだったか、あの痺れた男はどうなっただろう。 どんなノイズにやられたのか、それとも――。 聞きだせずとも、一先ず男自身が消えていなければいい。]
[逃げる参加者らしい者達の姿をくるりと見て、 あの赤い鮮やかな色がないと気づく。
インコと青年は無事逃げ遂せただろうか。 相も変わらず元気そうな姿を見られれば ――]
(2) 2016/06/11(Sat) 08時半頃
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……っ、
[焦燥募り、ふらり、スクエアに戻りかけたところで、 戻る事はならず
ぐらり、世界が傾いだ。]*
(4) 2016/06/11(Sat) 08時半頃
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――抜け落ちた追憶・5――
「……はぁあ、オレも早く昇格してーよ。なんだってあいつばっかり……ま、職務に忠実なアンドロイドみてーなもんだし、署長のおめがねに合うんだろうけどさァ。 でもオレはごめんだね。あんなやつ。知ってるか? 取り押さえの現場で無駄に相手殴るんだぜ……。 実際見たけどさ、ありゃ人間のやることじゃねーよ」*
(5) 2016/06/11(Sat) 08時半頃
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――4th day 中央区 ――
([目覚めるとそこは 3 だった。 1,901傍 2,コロシアム前 3,交差点 4,ドラッグオージョウ])
、
[目が醒める。] [目の前には、また雑踏が広がっている。] [ずきずきと痛む頭を抑えて、ぐるりと視線を彷徨わせる。]
また、新しい1日、か……
[ほどなくしてミッションがたどり着けば、 それを開いて確認する。
箴言曰く、 「大食いとは関わるな。 財布寒くさせられても知らんぞ」だったか。>>#1]
(6) 2016/06/11(Sat) 08時半頃
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[ずき、 ずき、 ずきり。
昨日の傷は癒えているものが多いのに 頭に響く痛みは消えていなくて 黙ったまま頭を抑えていると]
「食材食い荒らされるって、どーゆーことだろねー」 「ねー。失楽園のゴージャスモリ区盛りたべたかったなー」 「わかるー。テストばっかでやってらんないもんね」
[そんな事を喋る女子高校生たちとすれ違って かの羊飼いならぬラーメン屋の主人が 何に怒っているかを知るだろう。
卯月はどこにいただろうか。 彼女を探しながら、言葉少なに歩きだした。**]
(8) 2016/06/11(Sat) 08時半頃
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――目覚め――
…… 窃盗だけじゃなく食い逃げもしてたのか?
[雑踏を探し歩くうち、聞こえてきた叫び声に 苦笑交じりに冗談を飛ばす。>>17
見下ろした卯月の目に涙はなかったけれど どことなく元気がないように見えて (それはきっと俺もなのだろう。 彼らの姿がなかった事が、 重く背にのしかかっている)
ぼろぼろの笑顔を浮かべた卯月へ、 ゆっくり指を向けて 額をつん、とつついてやる。]
(57) 2016/06/11(Sat) 13時半頃
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……おはよう。うさぎ。
[に、と浮かべた笑い顔は、 からかっているように見えただろうか。 相変わらず頭は痛いが、 卯月に無理に笑わせたくはなかった。
日を跨いだからかある程度傷は治っていたけれど それを確かめるよう、昨日消毒液を塗ろうとして 嫌がった頬に触れる。>>14]
傷、は、ある程度大丈夫みたいだな。 行こう。
(58) 2016/06/11(Sat) 13時半頃
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(お前は生きる為に。 ……俺は約束を守る為に)
[その贖罪>>20を知らぬ儘、 俺は卯月と共に歩きだすだろう。]
(60) 2016/06/11(Sat) 13時半頃
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[東区に向かったのは、 無意識にあの一匹と一人を探したく思ったからかもしれない。]
卯月。 ……ペンギンだ
[指差した先にはタトゥーを纏ったペンギンの姿。 よたよた歩いているさまだけは可愛らしい。]
動物園みたいだよな、こうも種類が多いと。 [ここに兎もいるし。 つい、と視線を外そうとして
……腹ばいになったペンギンが こちらに滑走してくるのが見えた。 咄嗟に身をかわす。]
(61) 2016/06/11(Sat) 13時半頃
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危、
[ペンギンが猛烈な速さでコンビニのゴミ箱に突っ込んでいった。]
……早く行こう。
[ぴくぴくしているペンギンの足を見遣ると、 卯月を促してさっさとその道を過ぎる。]
[真っ赤な顔で怒る ラーメン失楽園の店主の大声に驚いたり、
爆発したにも関わらず ちっとも壊れていない13'sスクエアを見上げて よくできた世界だ、と呆れたり。
東へ、東へ。 Barメメントの前で、黄色いブタを見つけた時は 卯月は一体どんな反応をしたもんだったか**]
(62) 2016/06/11(Sat) 13時半頃
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――Bar メメント――
[ZZZ……] [実に気持ちよさそうに豚が寝ている]
中国の豚の置物は金色だぞ
[ついついと服の裾をつままれて答えながら、 卯月が引き寄せたものが豚に当たらず、 Popと地面に転がるのを眺めている。 顎に手をあて、思い出す。 死に至る七つの罪だったか、なんだったか]
「暴食」の象徴だ、豚は。 食い逃げ犯だから関係はありそうだが……
[寧ろ鍋で煮られていればいいものを。 気持ちよさそうに寝やがって、こちら数日寝てねえぞ―― なんてうらみのこもったまなざしを向けるも 豚は相変わらずスヤァ…と眠ってらっしゃる。]
(164) 2016/06/11(Sat) 22時半頃
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とりあえず食い物やって――……
[と、] [瞬きした直後。] [不可視の壁に額を打ちつけ、 無言のまま瞬きをまた数度。
「な」と声をあげた俺と、卯月の目の前に、 いつのまにかクレープを片手にした死神が降りてくる。 初日に銃を乱射している姿を見た気がする。>>@20
うつくしい瞳は青空のよう。 ビスクドールのような白い肌に、 柔らかそうな金色の髪が風に揺れている。]
(165) 2016/06/11(Sat) 22時半頃
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……死神……。 [ミッション、と提示された問いに 何を言われたかわからなかった。 次いでかけられた言葉、「ぼーなすみっしょん」。 それをつきつけられて俺はうろたえる。
大切なものを奪われた状態で、 生きようと思えるか、否か。]
[ずき、と頭が痛む。]
(170) 2016/06/11(Sat) 22時半頃
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仕事で、
殺人犯や窃盗犯、罪人を 捕まえる時、殴りつける時。 愉快に思っていたな
それくらいだよ。楽しいことなんて。 [語る声は暗く低く、 とても楽しい事を語っているようには 見えなかっただろう。]
(171) 2016/06/11(Sat) 22時半頃
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もう、今はそれすら楽しいとは思えない。
それでも、喪ったのは多分感情じゃあないから。 死んでも、まだ、存在していて楽しいと 思える可能性が、あるなら。
……縋って、しまうかもな。
[ただ、その時卯月はどうなるのだろう、と それが気がかりなのだが。 傍らのパートナーを見下ろし、すっと目を逸らし また死神を見た。]
(172) 2016/06/11(Sat) 22時半頃
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[白上刑事の言葉を思い出す。
「アタシもアンタらと同じようにゲームに挑んで。 その結果、元通りに生き返ることはできなかったが、まァ。 死神にしてもらって、ここにいるわけだ。」>>0:355
「ゲームに絶対生き残らなくても、 エントリー料を奪われたまま生き続けることが出来るとしたら 君たちは一番大切なものを奪われて尚、生を望む?」>>@21
……多分、そういう事なんじゃないかと思うんだが。]
エントリー料を奪われたまま生きる…… ……お前も、そうなのか? なんてな
……きっかり二つ答えた。壁を開けてくれ。
[何故こんな質問をするのだろう。と 訝しく思いながら、壁をこん、と指で叩いた。**]
(174) 2016/06/11(Sat) 22時半頃
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[金髪の天使にも似た死神。 その蒼い目が何を考えているのか 俺にはてんでわからない。
わかるのは、 死神も命を刈るだけの存在じゃあない、と、 そんな事だけだ。]
願われたから……?
[誰に? 元パートナーに? それとも大切なひとに? 声に出して深くは詮索はせずとも、 まなざしを彼に向ける。>>@24>>@25
こつん、と壁をつついても、 黙したまま道は閉ざされている。 空色の目は、ゆっくりと隣の卯月に移る。 二人分、という意味らしい。]
(383) 2016/06/12(Sun) 16時頃
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[すぐに命を奪われるわけでもなし、 静かに卯月の答を持つ。
「盗む事が楽しかった」、
――ああ、そういえばイースターの卵、 毎回模様が違うから まるで無邪気な子供の悪戯だって
「今はただの手癖が悪い人だ」、
――やっぱりお前が盗られたものは 盗む技術、なのかもしれないな。 この前だって盗もうとしたもの落としてさ。
「きっと生きる価値もないと」、……、]
(384) 2016/06/12(Sun) 16時頃
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……なんだよ、その大切なものって
[その一言を聞いた時どうしようもなく苦しくなった。 一瞬目の前の事も何もかも忘れて、 「それは違う」と叫びたくなった。
拗ねるように「無碍にできないもの」の正体だけ聞いて 黙って目を閉じて、言葉を飲み込んだ。
次いで俺の口から出かけた言葉も。 卯月の口から出た言葉も。
見上げれば、死神はまだそこにいて、 「受け売りだけど」と前置きして>>@43 ゆっくりと口を開けた。]
(385) 2016/06/12(Sun) 16時頃
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[別に同情が欲しかったわけではない。
自分のセカイでは一番でも、 世界にとってありふれている物事の一つ。 俺の過去というのはそんなものでしかなくて、 問いに答えるために穿り返しただけなのだけれど
その荒らした土壌に、 水のように柔らかに、空から降る雨のように 「誰か」の言葉が降り注ぐ。>>@44 何故そんな事を言おうと思ったのかはわからないが>>@45
口を挟むことはしなかった。 言葉がちゃんと沁みこむ前に彼がクリアを告げたから>>@46]
(386) 2016/06/12(Sun) 16時頃
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何故こんなことを聞―― …………?
[ぽい、とチョコの実の袋が卯月へ投げ渡される。 それを彼女は受け取っただろうか。
豚の瞼がピクリと動いた。>>341]
……まさか食い物で起きるのか
[ぽつ、と零した予想は半分は当たっていたようで 落とされた”ヒント”に、 今度は四箇所か、と、そんな事を思った。 と同時に、綱渡り状態のミッションに不安が募る。]
(387) 2016/06/12(Sun) 16時頃
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なあ、
[ふわり、風に乗って飛んでいこうとする死神に 声をかけて、一言だけ投げた。]
…ありがとう
[相手は死神で、 掛けられた希望を与えるような言葉が善意か悪意かなんて 俺に判断はつかないけれど 言っておかなければいけない気がした。]
(388) 2016/06/12(Sun) 16時頃
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|
[言った直後に死神から目を逸らした俺は、 チョコの実の袋めがけ 駆け出したピグを見ることになるだろう。>>341*]
(389) 2016/06/12(Sun) 16時頃
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――回想/3rd day 13'sスクエア内にて――
[アラームが鳴り響くスクエアの中を、 身体を弛緩させた男一人引きずり逃げていく。 傍らには茶髪の青年>>75と、卯月がいて
そしてもう一人、男前>>25が駆け寄ってくると よっこいしょ、と痺れた男を担ぎ上げてみせた。
……一人で大丈夫か、と声をかけたが、 多分大丈夫だったんだろう。 見覚えのある姿だな、とも思った。]
(390) 2016/06/12(Sun) 16時半頃
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|
……どうしたんだ?
[声もなく辺りを見渡す青年に首を傾げる。>>76>>77 きっと、いつもなら傍に 彼のパートナーがいない事に気づけたんだろうが その時は頭痛と緊張で気づく事はできなかった。
慌しく頭を下げる彼に、気をつけろよ、と それだけ言って、去る姿を見送っただろう。**]
(391) 2016/06/12(Sun) 17時頃
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……そうか。
[ だから。
なんなんだ、その淋しそうな笑顔は。>>444
別にそういう顔をさせたいわけではないのに。
命と引き換えても大切な物なんて それは、……まあ、パートナーとはいえ 3日前に出会ったばかりの俺に言うわけもないか。
頭で理解しても、 苛立ちは抑えきれずに目を逸らした。]
(459) 2016/06/12(Sun) 21時半頃
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…………。
[死神がチョコの実を投げて寄越す。 卯月がそれを受け取って、豚が突進してくるまで>>446 口を閉ざしていた。 逃げた、といわれてふと我に返る。
そうだ、ミッションをこなさなければ。 卯月が生き返れるように――
そうでなければ、 俺が今ここで戦う意味などないんだから]
(460) 2016/06/12(Sun) 21時半頃
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任せておけ!
[卯月の作ったバリケードが豚の逃げ道をふさいでいく。
元々がBarの前だ。豚の後方に逃げ場は殆どなく、 わき道に逸れようとしたところを自販機に頭をぶつける。]
そこだっ!
[一声、号令をかければ、 瞬く間にその身体を覆うようにして アスファルトの”檻”が構築される。]
(461) 2016/06/12(Sun) 21時半頃
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「……ぷきゅう。」
([その時黄色い豚は確信した。 このまま己はとんこつとして使われるのだと。 ぐつぐつ煮られてラーメンの汁にされるのだと。 ああなんてむなしきショクザイの豚生。 黄色い豚は憐れな泣き声をあげてぺたりと座り込んだ。])
(462) 2016/06/12(Sun) 21時半頃
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[檻の中に収まってしまった豚を見下ろし、 抵抗しなくなった事を把握して、 檻をすぐさま、豚をがんじがらめにする鎖に変えた。]
……身柄の確保、なら とりあえず、捕まえればいいのか?
[大人しくなった豚を抱き上げた。 そんなに重くは感じない。]
ちっせえ頃飼ってた犬みたいだな… [ぽつり、呟いて卯月に豚を差し出してみた。*]
(463) 2016/06/12(Sun) 21時半頃
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[腕で抱いてしまえば、 もう不要とアスファルトの鎖は解いてしまう。 それでももう豚はあきらめてしまったようで 腕の中でくてりとしていた。]
……他のノイズもこう大人しけりゃあいいのにな。
[ぽんぽんと卯月の手が豚を撫でた。]
[豚は びくびく 震えている!▼]
[かと思えば、>>#6その姿は掻き消えてしまう。]
[掌になくなったぬくもりを若干惜しく思いながら (あの日抱き上げた子犬もこんなんだったっけなあ、と思い出し) ハスキーかドーベルかの問いに小首を傾げた]
(488) 2016/06/12(Sun) 22時半頃
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…なんでその二種類なんだ。 雑種だよ。茶色くてちっこくて、 親父に怒られるから隠して飼ってたなあ。
[懐かしそうに目を細めて、 ぬくもりを払うようにぱんぱんと手を叩く。]
ノイズ、消えちまったな。 あと最大で三匹か…。 急がないとな。 まあ、東区にはもういないかもしれん。
[そう言って歩き出す。]
[けれどくるりと振り向いて、 そんな事をしているほど時間は無いと知りながら、 さっき飲み込んだ言葉は、やっぱり言おうと、思った。]
(491) 2016/06/12(Sun) 22時半頃
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なあ卯月。 お前は出会った時に言ったよな。 一緒に、忘れたものを思い出そうって>>0:318
…嬉しかった。 あの言葉を聞いて。
あの言葉があったから―― 俺は今も戦えてる。
(494) 2016/06/12(Sun) 22時半頃
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[いいや、もっと、貰ったものは沢山あって 「守る」といいながら心の中で頼っているのは俺の方で それを返すだとかは最早おこがましいのだろうが、せめて]
それは、きっとパートナーがお前だからなんだ。
……卯月、お前は、 生きる価値がない、なんて、
そんな事はないんだからな。
[そこまで言い切ると、
矢張り言った事を死ぬほど後悔して 返答を聞く前に足早に進みだした。*]
(495) 2016/06/12(Sun) 22時半頃
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[ぽんっと胸に滑り込んでくるのは一体何度目か。 警察のイメージと、俺への偏見を語られては、 そうかねえ、と不思議がるばかりだ。
掌のタイマーは、少しずつ薄くなっている。]
[足早に歩き出して、 けれど呼び止められて立ち止まった。
背中で受け止めた言葉は小さく、 今にも消えてしまいそうに感じられた。
――生き返るのが怖い。 ――生き返って、元に戻って、 信念だけ大切にするような冷たい人間に戻るのが
抱えるものの重さでいえば、卯月の方が重いのかもしれない。 けれど抱いている恐怖は鏡合わせのようにも思えた。]
(545) 2016/06/12(Sun) 23時半頃
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俺だって、この先生き返ったとして。 どう生きていくかなんてわからないさ。 なら、……生き方を、探そう 一緒に
[口で言うのは簡単だけれど まだ生き返れるかもわからないし 生き返ったって、俺と卯月の罪が消えるわけでもない。
生き返れば、幸せというわけではないだろう。 それでも
――叶ったなら、手を伸ばして、 卯月を一瞬抱きしめるだろう。]
(546) 2016/06/12(Sun) 23時半頃
|
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[大切なものを喪っても、また見つけて、 それで案外生きていけると、そう死神は言った。 それが誰かの受け売りだとしても、
このゲームで卯月がエントリー料でないものを喪っても 生きて、いけますようにと、そればかりを願って――
自嘲気味に笑って、身体を離す。
掌のタイマーが消えている事に気がついた。]
(547) 2016/06/12(Sun) 23時半頃
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…………卯月。 タイマーが。
[と、と歩く速度を遅くして、 場所は丁度ラーメン失楽園あたり。
食い逃げ犯が確保されたことを 恐らくRGの住人の店主が知るかは不明だが]
……”気絶する”までにどこか飯でも食いにいくか?
[さっきまでの事が嘘のように、呑気な事を言ってみせた*]
(549) 2016/06/12(Sun) 23時半頃
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[ 何かを悔いているなら、忘れてほしい。 何かに怯えているなら、そちらを向かないでほしい。
……無力な俺にできたのはごまかしだけだった。*]
(550) 2016/06/12(Sun) 23時半頃
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………… ………気のせいだろ
[プロポーズみたい、という言葉は 聞かなかったことにしておいた。>>561
恥ずかしいというのもあったが 果たしてこれが、告白なんて明るいものだろうかと 疑問に思うのもあって]
(580) 2016/06/13(Mon) 00時頃
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|
[ (だって、 生きる価値がないというお前に 俺がかけた言葉は
まるで呪いのようだ、とも思っていたから)]
(581) 2016/06/13(Mon) 00時頃
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ああ、約束だ。
[二度目の約束を交わした。 胸の中で卯月が堪えたものは 俺が知る事はなかった。]
……俺もそうしようかな。 そうと決まりゃあ善は急ごう。
代金払わないまま気絶したら―― 今度は俺達が食い逃げ犯になるかもしれん
[店長の真っ赤な顔を思い出して、含み笑う。 一応営業中であろうラーメン失楽園へ向かうだろうか。
奪われゆくいのちも、 奪う側のものも、 今は知らないまま――4日目が過ぎ行く。**]
(584) 2016/06/13(Mon) 00時頃
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―回想・とある春の日―
[――春。
それは別れと、出逢いの季節だ。
困り顔の鳥飼寿に引き取られたのも、
たしか、うららかな春の日だった。
朝に夕に、高らかに声を張り上げる。
大型インコに特有の雄叫び――
それが存外五月蠅かったからと、
気紛れな大家が飼育放棄したコンゴウインコ。
……それが、俺である。]
[前の主人は、好きになれなかった。
呼び掛けても構われなかったどころか、
飼い始めてすぐ匙を投げられてしまった身。
だから、新しい環境への期待は大きかった。
トリカイ、ヒトシ。
――どんな人なんだろう?
――たくさん、遊んでくれる?
――いっぱいお話し、してくれる?
――美味しいごはん、食べたいな。
――見て見て、僕って綺麗でしょう?
――君のためなら、綺麗に鳴いてみせるよ!]
[――ねぇ、ヒトシ。
ねぇ、ねぇ、
こっち向いて。
…僕を見て。
ねぇ、 ……ねぇ、ってば 、]
[ヒトシはいつだって、話半分だった。
ろくに耳も傾けず、視線はPCの画面に向けて。
うんうん、と形だけ頷いたりも。
最初のうちは、それで良かった。
反応を返してくれるだけで、嬉しかった。
けれど段々と、ものが解るようになって、
…その態度が、無関心の表れであると知って。
それが気に入らなくて、
さらに躍起になって気を惹こうとした。
結果的に、逆効果だったけれど。]
[春の終わりに、
俺は、寂しいという感情を知った。]
―回想・とある夏の日―
[それから数か月が経ち、
ヒトシとの関わりは相変わらず希薄なままだったが、
代わりに、絶え間なく流れる映像と音を得た。
話しかけても決して返事はくれなかったが、
それらは色々な言葉や、その意味を教えてくれた。
時間ばかりはたくさんあったから、
じっくりと、ニンゲンという生き物を観察した。
どういう時に、どんな単語を投げかければいいのか、
どうすれば、相手の――ヒトシの気を惹くことができるのか。]
[文字を読み、覚えた言葉を真似してみせると、
珍しくヒトシが笑顔を向けてくれた。
それが嬉しくて、また一つ言葉を覚えて、]
オハヨ!
コンチワ!
マタ アシタ!
[けれど、いつしかその言葉が向かう先は、
無機質なカメラのレンズとなっていた。
ヒトシ曰く、クスクス動画に投稿するとのこと。]
[それが何かは知らなかったが、何か下心がある気がして。
やがてカメラを向けられると喋らなくなり、
ヒトシは撮影をやめ、俺も新しい単語を口にしなくなった。
…つまりは、そういうことなのだ。
それが解ると、何だか無性に腹が立って仕方がなかった。]
[夏の終わりには、
俺は、反抗することを覚えていた。]
―回想・とある秋の日―
[それでもやっぱり、諦めきれずに。
あまり家に帰らぬヒトシが顔を見せれば、
今日こそはと、何かしら行動したものだ。
態度はだいぶ、可愛げがなくなって。
ストレスによる過剰な羽繕いも相俟って、
姿はなかなか、凶悪に見えていたかもしれないが。]
[リピート再生される幼児向けの教育番組はとうに飽きて、
この頃にはこっそり、テレビのリモコンを弄ったりもしていた。
…ヒトシが出掛けると足を伸ばし、帰る前には消しておく。
そうして観はじめた主婦向けの番組には、
これまでとは異なる種類のニンゲンが出ていて、
夫に邪険にされ、寂しく思う妻などにはかなり共感した。
ヒステリックに叫ぶ彼女達を見て、ふと思う。
――これを、ヒトシに問いかけてみたら?]
[半年も共に過ごせば、色々と理解できる。
ヒトシが日中、シゴトをしていること。
そのシゴトが大切で、そのために寝食を削る程であること。
テレビの中の夫達も大抵が彼と同じ状況にあり、
それで家に残された妻が、悲しい悲しいと泣くのだ。
件の問いかけには、二種類の答えが用意されている。
――“シゴト”か、“アタシ”。]
[おまえだよ、とすぐ謝るパターンは決して多くはないが、
それでも時折目にしたし、最後は幸せに締めくくられる。
大半の男はまず、シゴトだと答えてしまう。
けれどその場合でも、紆余曲折を経て最後には、
やっぱりおまえが大事だよ、という結論に辿り着く。
…つまり、この問いかけは。
ハッピーエンドに繋がるキーワードなのではないのか?]
[そう考え、ワクワクしながら帰宅を待って、
ドキドキ胸を高鳴らせながら、あの台詞を叫んだのだ。]
[驚いてこちらを振り向いたヒトシに、
キラキラと期待の眼差しを向けた。
ある程度辛辣な言葉が投げられるのは、
もちろん、覚悟の上だった。
働く男達の大半が、そうだったので。
一人でノリツッコミをこなして一見、上機嫌。
けれど続き、早口で述べられる答えはやはり、“シゴト”。]
[焼き鳥にして喰ってやる、という、
酷く恐ろしい、胸の潰れる、最大級の罵倒を受けて。
それ程までかと泣きたくもなったが、
どうにか涙は堪えて、じっと黙って見つめていた。
大量の餌だけを置いて、ヒトシが家を出る。
ここでヒステリーを起こしてはいけない。
黙って耐え忍び、風向きが変わるのを待て。
そうすればきっと、彼は振り向いてくれるから。
…物語の彼らはいつだって、そうだっただろう?]
[けれどそのまま秋も終わり、
俺は、諦めることを覚えてしまった。]
―回想・とある冬の日―
[朝晩が冷えるようになった頃。
寒いと抗議して鳴いたら、暖房が付くようになった。
光熱費が嵩むとボヤかれたものの、
南国の鳥であるから、そこは仕方がない。
いっそ人の身であれば良かったのに。
そしたらアンタは、もっと――
…そんなこと、考えたところで無駄だったけれど。]
[やがて冬も終わってしまい、
想い出も何もないまま、また、春が来た。]*
―ロスタイム:とある結末、その後―
[つぅ、と頬に温かなものが流れる。
ゆっくりと瞼を持ち上げると、
ぼんやり滲んだ視界が飛び込んできた。]
あ、っれ、……
[――最後の記憶。
鳥飼に礼を述べようとして、鮫に喰われた。
はず、だったのだけれども。]
[辺りを見渡せば、そこはスクランブル交差点。
翌日に移行したのかと疑問符を浮かべていたところ、
上空から、ぼやけた影のような人物に語り掛けられた。
…涙をごしごし拭っても、やはり上手く像が結べない。
“未だに諦めきれない方は、――”
嗚、そんなものは。
答えなど、わかりきっているというのに。]
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