人狼議事


160 東京村

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


/*
メモだと追いづらいから業務連絡許してね。

とりあえず私が村建て発言持ってる時は、舞台装置頑張ってみます。
墓ログの内容もできるだけ吸い上げたいと思うよ。
私の察しが悪い時が多々あるかもだけど許してね……。

赤の仲間には言ってくれればいつでも村建て権限お渡ししますね。
少なくとも1時間おきくらいには見てるんじゃないかな……多分……


/*
メモ連打失礼。

業務連絡了解です。
吸い上げに関してはアリガテー!なんですけど今後人が増えてきたら大変かと思うので、ご負担にならない程度にふわっとでいいと思いますよ!

ちょっと落ち着いてネリネリしたらまたメモに貼ってしまうと思います。テンション上がって盛り上がりすぎた。反省。

では潜ります。


【人】 透明女子会 ヒナコ

[(>>2)神谷さんのお宅にちょうど着いた頃、ワタヌキさんからの着信がきた。
神谷さんに断って、鞄を置かせてもらいながら玄関外に出て電話をとる。]

はい……あいりです

(3) 2015/06/05(Fri) 10時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 前夜・神谷宅 ―

[その着信(>>2)は登録していない番号だったけれど、私は咄嗟に「あいり」と名乗って電話に出た。
「ひなこ」に電話をかけてくる人なんていないから、当たり前かもって思う。]

(5) 2015/06/05(Fri) 10時頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/05(Fri) 10時半頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[(>>6)そのすっきりとしない声には聞き覚えがある。]

……あ、はい、おかげさまで……

[なんだか返答としておかしい気もする。電話越しにすらまともに対話できない私に辟易する……。]

(9) 2015/06/05(Fri) 11時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>7)

えっ いや……まだ…
は、ひ、ひと、ひとめ……?
…………
あ、はい……わかりました

[私が何かまともに応じるより先にずらずらと喋られた。
とりあえず、あの……「ジャニス」さんから電話なんかがあったら、聞いてほしいということはわかった。
あとは「特典」「おれたち」「権利」「ミサ」……。やっぱりそういうものが気になったけど、聞けなかった。
いっそ、あいりじゃないっていうことを明かして聞けば答えてくれるかなあ……秘密団体っぽい感じあるし、無理かな……。]

(10) 2015/06/05(Fri) 11時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>11)
[あっ、と思った。
アイリスのツイッター、注目されて、いろんな人の声があって。
あんなになってなければ誤魔化すつもりだった。ツイッターの写真は他人ので、見栄はってかわいく思われたかったんだって。
でもアイリスを直接知ってる人が、信憑性のあるコメントであれをアイリスだって言ったら。
私がアイリスじゃないって思うのは当たり前だ。

どうしよう……どうしようもない。
でも、ワタヌキさんは「私」の名前が聞きたいって言ってて……。]

(12) 2015/06/05(Fri) 11時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

……あ、あの……うそついて……ごめんなさい

[私は今日何度嘘をついたんだろう。なんで嘘をつくしかできないんだろう。
涙がまた出そうで、鼻をすすった。]

わた、私……ほんとは……さかしたひなこっていいます……

[ごめんなさい、アイリスのやりたいこと、知りたかったの、ともう一度謝った。]

(13) 2015/06/05(Fri) 11時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>14)
[「さんかくになる」とはどういうことだろう。
わからないけど……私はどうなってもいいし、ワタヌキさんに身を任せてしまうつもりはあった。

それに、救い、という響きが気になった。
私を救ってくれる何かが、あるんだろうか。
考えながら私は電話を切ることにする……。]

(15) 2015/06/05(Fri) 12時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

― 早朝・神谷宅 ―

[昨日はずいぶんと疲れていたというのに、ちょっとした声で目が覚めた。(>>4)
照明の落とされた暗い廊下の先、洗面所で何かぶつぶつと言う声が聞こえる。]

……神谷さん……?

[なぜ忍び足になってしまうのだろう。おそるおそる洗面所に寄っていくと、神谷さんが何か考え事をしているのか、ぶつぶつ呟いているらしい。
何喋ってるんだろう……。

そうして彼女の背後に立つと鏡が見える。
あれ、隠されていなかったっけ。
鏡、鏡だ……しかしそこには私は映っていない。目の前に立つ神谷さんだけが……いや、その像も正しく結んでいなくて。]

(19) 2015/06/05(Fri) 16時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[そこに映っていたのは独り言を呟く神谷さんじゃなかった。
なんだろう。スマホだろうか、光る画面に向かっている。
そこに何が映っているのか気になると、それもまた映った。

ツイッターでアイリスのアカウントを作って、犯人を指定する神谷さんがそこにいた。(>>2:3)]

(20) 2015/06/05(Fri) 16時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

神谷さん……?
……何を……知ってるんですか?

[アイリスの、何を。]

(21) 2015/06/05(Fri) 17時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>25)
[さっきの映像(>>20)はもう鏡に像を結んでいなかった。]

……もう、消えちゃいました……神谷さんには、何が見えてるんですか

[思い出すのは鏡の都市伝説。鏡は、こわいものだ。何かを映したり、吸い込んだり、何かが出てきたり。
こんな、陽も昇らないうちの鏡なら何を映したって不思議じゃないんじゃって、自然に思った。
私にはもう見えないけど、神谷さんはまだ鏡を指してる。別のものを見てるのかも。]

わ、私には……アイリスが失踪したことの犯人を呟く、神谷さんの姿が……

(26) 2015/06/05(Fri) 17時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>27)

鏡に……

[いままさに自分も見たように。そんなことがあるか、とは言えない。]

じゃ、じゃあ……神谷さんは、アイリスのことをいっぱい知ってるって、わけじゃないんですね……?
そっか……

[それにしても]

顔に痣のある女……ですか

[なぎさのことを、思い出す。]

(30) 2015/06/05(Fri) 19時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>32)
[アイリスはもう、と聞いて顔を暗く沈ませる……。
なんで、そんなことになるんだろう。私にはもうよくわからない。
だって、あの画像だってコラだって。そんな事件、起きてないんだから。
でも、不思議なことは、起こっている。

なぎさのことは言うべきか悩んだが、言ってどうにかなることでもないんだと思ってしまう……。]

(34) 2015/06/05(Fri) 20時頃

ヒナコは、わかりました、と言ってこの話に区切りをつけるだろう。

2015/06/05(Fri) 20時頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>37)

あ、はい……わかりました……

[電話番号を受け取る。
アイリスに関係するひとというとなぎさのことばかり今は思い浮かんでしまう。]

ええと……じゃあ、もうちょっとだけ寝てていいですか、神谷さんが出る時になったらおいとまするので……

(42) 2015/06/05(Fri) 21時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>42)

[私はそうして、許可が出れば神谷さんの出る時間まで眠りこけているだろう。
嫌な夢を見ながら……。
そうして神谷さんの家から出て、お礼を言って、別れを告げる時に思い出して言う。]

あ……そういえば私の名前、さか……さかしたひなこっていいます
ず、ずっとアイリスの名前で私のこと呼んでたから……それでも、いいんですけど

[それだけ付け加えて、東京のどこかへ消えるだろう。]

(45) 2015/06/05(Fri) 21時半頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/05(Fri) 21時半頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

― 山手線車内 ―

[延々と回り続ける路線に乗って、電車の動く音を聞いている。
今朝方山手線は止まっていたらしいが、今はもう運行再開していた。
だけど、私はどこに行くあてもなく揺られている。スマホを開けば今朝電車が止まった不思議な飛び込みについてのRTが目に入ってくるが、虚ろに情報が過ぎていくだけ。]

アイリス……もう、いないのかな

[アイリスの足跡を辿ったり、調べたりする理由がなくなってしまった。
すると途端に私には目的がなくなって。行く場所も、帰る場所もないから。
学校には、もう行かない。家に帰る気も、もう起きない。
私は、何をすればいいか、わからない。]

(74) 2015/06/05(Fri) 23時半頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/05(Fri) 23時半頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[南千住にある私の家は、一軒家だけど借家で。
両親は物静かでやさしいひとたち。真面目で、人がよく、あまり喋らないけれど静かに笑っているような。
私の行動を制限することなく、間違ったときは叱ってくれ、何かを決めた時は応援してくれた。
それが、どうしようもなく苦しかった。
門扉を開いて小さな庭を横目に玄関をくぐり、靴箱に置かれた母のアレンジメントフラワーと白い壁にかけられた家族の写真達を見る度に辛くなる。二階の自分の部屋にまっすぐ行ってしまうには、母が待つ居間の扉が目に入ってしまう。
父が仕事から帰ってくれば、明るい色をした木目調のテーブルで向かい合って夕飯を待つ。アイランドキッチンで母が微笑みながら料理するのを視界に入れながら。
苦しかった。プレッシャーだった。

私は、なんでこんなに、このひとたちを哀しませる人間にしかなれないんだろうって。


そんなことを思い返していれば、スマホに着信があった。(>>71)
知らない番号……出る必要もないように感じたが、ちょうど電車が駅に止まったのでホームに降りて、電話に出ることにした。]

はい……あいりです

[まだ、私はそんなことを言っている]

(76) 2015/06/05(Fri) 23時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[(>>78)ジャニスさん。そうだ、連絡がくるってワタヌキさんが言ってたっけ……。
その軽い口調に不快感は感じない。私にとってそれは、割りと慣れているもので。好きかと言われればそうではないけれど。]

あ、はい……だいじょうぶ、です

[ホームを見回しながら応える。何も考えず降りたけど、ここはどこだろう……巣鴨?]

……え、ああ、落し物……他にも?
あ、いや……だ、大丈夫ですよ、きに、気にしないでください

[私にとって、相手に謝られることはとてもこわい。
そんな、私なんかに謝らないで。私は謝られるような人間じゃないから。]

あ……いいですよ、今からでも、大丈夫です
今日は一日……空いてるでしょうから

(83) 2015/06/06(Sat) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>87)

13時……はい、だいじょうぶです

[少しだけ時間をもてあますだろうか。でも、かまいやしない。]

じゃあ、13時に、きの、昨日のお店で

(89) 2015/06/06(Sat) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

はあ……

[人と会う。それ自体は面倒だけど、予定ができたことに少し安堵した。
アイリスの落し物も気になるし……。
ため息をつきながら電話を切ると、斜め後ろでカランと缶の落ちる音がした。]

(93) 2015/06/06(Sat) 00時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[つい振り返れば自動販売機の横についた、空き缶専用の小さな口を開けたゴミ箱があって。そこから聞こえてきたのだろうか。でも、近くには誰もいなくて。
カラカラ、ともう一度音がする。ゴミ箱の中の缶が、転がったような。
他の音が聞こえなくなる。ただゴミ箱の穴から、カラカラと空き缶の擦れる音に加えて、何か……。
呼吸の音。
小さな小さな息の音が、何故か私の耳に届いた。それ以外の音がどんどんと小さくなって。

おかしいでしょう。そんなところに捨てられたなんて、聞いたことない。]

あ……

[ホームのゴミ箱が無くなったからだ、と気づいた。昔は駅のホームにもゴミ箱があったって聞いたことがある。
そんな、適当な、と文句の一つもつけたくなると、電車が来るアナウンスが流れた。そこで意識を逸らせたのか、視線を外すことができる。
あとは早く電車が来るように祈るだけ。
息の音は、まだ聞こえる。そしてそれに混じって、声……?]

(94) 2015/06/06(Sat) 00時半頃

ヒナコは、ようやっときた電車に急いで乗り込んだ。**

2015/06/06(Sat) 00時半頃


透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/06(Sat) 00時半頃




 カタン

     ゴトン
          ガタン
               ゴトン


[揺れている――……

 ブランコのような揺れじゃない。刻むような、震えるような。
 心臓の鼓動のようなリズム――……
 ぽかぽかとした暖かみを感じる。
 なんて気持ちいいんだろう。そしてひどく、懐かしい。]


次はぁー…… ……みや駅 つきのみや駅………


 !!

[目を覚ました。
 聞きなれない車内放送に頭を殴られたように。
 開けた視界には、
 もう何年も、何年も見ていない、電車の中が広がっていた――……]

 なん………

[手にある触感は、固くざらついた布生地。何故か、斑っぽい深い緑色の座席に座っている。
 事態が把握できず、飛び跳ねるように立ち上がり、あたりを大げさに見回す。
 車内には残念ながら誰も居ない。自分一人だ。]


 はぁっ、はぁ、はぁッ、くっそ…… 嫌だ、……なんで、……

[呼吸が荒くなっている。胸が痛い。手が震えている。
 怖い。どうして電車なんかに乗っているのだ。
 嫌だ。怖い。怖い。
 突然の恐怖に、視界がぐらつくのを感じる。]

 なんとか外を見回すと、緑地がまばらにある住宅街が薄暗い黒に染まり、進行方向と反対に飛び去っていく。
 わずか、太陽が遠くに顔を出している。]

 (…………朝日……、始発か………?)


[急に眠気が襲ってきた。座席から突き出す銀色のカーブした手すりに掴まり、その座席にへたり込む。
 頭がくらくらする。昨日の記憶が曖昧だ。断片的にしか思い出せない。
 当然、どうしてここにいるのかも覚えていない。]

 (……酔っ払って、始発に乗ったのか?)
 (誰かに介抱されて乗せられた……?)

[とにかく次の駅で降りなければ。ここは東京だ、どこの駅で降りてもどうにかなるはず――……
 そう思ったけれど、バイクは新宿駅。電車もタクシーもバスも怖くて乗れない。
 だから、友人に迎えに来てもらうか、高い金を払ってレンタカーを借りるしかない。
 電車の恐怖に耐えて新宿駅まで乗り換えて行くか――……
 そこまで考えて、ふと我に返る。]


 (俺、なんでこんな生きづらいんだろ。)


[あれほど恐ろしかった電車の中だというのに、いつの間にか呼吸の乱れは戻っていた。]

 (こんなにカッコイイ顔してんのになぁ)
 (結構モテんのに)
 (友達も多いし)
 (カクテルうまいし)
 (フレアだってちょっとできる)
 (今年IBA取る予定だった)
 (調理師免許もあるし)
 (潮だって吹かせられる)
 (預金はねーけど)

[自分でオチをつけて、ふふ、と笑った。
 なんだ、怖くないじゃん電車。]




 カタン

     ゴトン
          ガタン
               ゴトン


[できれば友達に迎えに来て欲しかったが、こんな朝っぱらから車を出してくれる奴はいないだろう。
 最後のプラン「新宿まで電車で戻るの巻」を採用することにした。
 電車リハビリをしようというわけだ。完璧に克服すれば、もう自分の人生に何の問題もなくなると思った。

 早速ポケットからスマホを取り出し、googleマップを起動する。
 スマホを全く使いこなせていないフランクだが、googleマップはバイク乗りには心強い味方だった。
 確か、乗り換え検索も対応していたはず。先程の車内放送で言っていた「つきのみや駅」を検索すると、ドーナツ状のアイコンがくるくる回った。]

 『つきのみや駅の検索結果はありません。』

 ……あ?

[確かに「つきのみや」と言ったはずだが。それなら、現在地を確認すれば近くにあるだろう。]

 『現在地が確認できません。』


 壊れたのか?

[無駄なのは判っていても、スマホをうらっ返して眺めてみる。勿論何も変わったところはない。
 『検索結果はありません』と出るということは、ネットはつながっているだろうか。
 ブラウザを立ち上げてみると、一瞬立ち上がるが、画面が真っ黒になってアプリが強制終了した。]

 はぁ?!

[何度やっても同じだった。仕方ない、諦めてとりあえず次の駅で降りて道を誰かに聞こう。
 それまでの暇つぶしとして、ツイッターに書き込む。]

 『なんか電車乗ってんだけど、何の電車かわかんない(笑)。大人なのに迷子。つきのみや駅ってどこ?』



 カタン

     ゴトン
          ガタン
               ゴトン


[何気ないツイートをしたつもりだった。
 それだけでもどこか安心できた。自分のタイムラインも無事取得できている。
 そこでようやく、スマホの右上の現在時刻に気がついた。

 18:50。]

 ………うそだろ。

[あの太陽は登っているのではない。沈んでいるのだ。]


 カタン

     ゴトン
          ガタン
               ゴトン


[どうして気づかなかったんだろう。いや、気づかないようにしていたのか。
 今度は呼吸は乱れなかった代わり息が止まって、血の気が引いた。
 心臓が凍るようだった。

       ・ ・
 ――俺はまた、あの電車に乗ってしまったのだ――]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 透明女子会 ヒナコ

[新宿駅に降りて東口から歌舞伎町方面出口を出て見ると、息がしづらくなった。
はっ、はと浅い呼吸を繰り返す。昨日色んなことがあったせいだ。
近くにあるコインロッカーや、なぎささんの真っ直ぐに見てくる瞳が思い出されて私を不安にさせる。
そして歩いていけばアルタ前の交差点、アイリスの画像の場所が見える。
何も、ない。
昨日の通り……いつも通りだ。
顔を地面に向けて、足早に通り過ぎる。


「香港小吃」に向かうにはまだ早いかなと思っていたんだけど、一度店の場所を確認しておくことに。
私は交差点の数で道を覚える癖があって。
下を向いて一つ、二つ、と曲がり角を数えながらゆるいくだり道を歩いていく。
靖国通りを渡って、また一つ、二つ、三つ……。細い路地を通って。
そうしていたらどうやら道に迷ったみたいで、あの中華料理屋がそろそろ見える頃だと思っていたはずなのにまだ違う通りだった。]

あれえ……?

(137) 2015/06/06(Sat) 09時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[覚え違っただろうか。
でも確かこの通りなら、一本か二本向こう側の道なだけだ。
ちょっと不安だったが、店はすぐに見つかった。
店の前まで行ってちゃんと確認して、よし、じゃああとどのくらい時間を潰せばいいかなとスマホで今の時刻を見れば、ちょうど13時。
……?
そんなに迷ってたかな……?
不思議に思ったけれど、気にしている時でもない。人を待たせるなんてもってのほかだ。すぐに、店内にお邪魔することにした。]

(138) 2015/06/06(Sat) 09時半頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/06(Sat) 10時頃


ヒナコは、店内に入ろうとするまで、店の前の通りにいるジャニスに気づかなかった。

2015/06/06(Sat) 10時頃


[俺は、10歳のとき、”失踪”した。
 この話を誰に話しても信じてもらえないから、しなくなった。
 ”失踪”したときのことを覚えていないなんて―……

 いや、正確には覚えているのだけど。

 昔、俺は京都の六地蔵というところに住んでいた。
 あのとき、母さんと一緒に梅田まで電車で遊びに行った。
 六地蔵駅から梅田に行くには、宇治線に乗って中書島で京阪本線に乗り換え、それから京橋駅でJRに乗り換える必要がある。
 小学生の俺にはちょっとした冒険だった。京都から大阪は、近いけどやっぱり遠い。
 中書島で乗り換える京阪は、各停よりも特急のほうが多い長距離路線だ。
 だから1駅の感覚も長いし、特急に乗れば尚更だ。暖かい車内の空気もあって、ガキの俺は眠りこけてしまった。

 ふと目を覚ますと、車内の人が極端に少なくなっていた。いる人は全員が死んだように眠って動かない。
 さっきまで、あんなに人がいっぱいで、通路に仕方なく居る大人もいたのに。
 寝ぼけた頭が徐々にさえてくるとようやく、隣に母さんがいないことに気がついた。]


[子供ではあったけど10歳のプライドもあって、泣いたりせずとりあえず電車の別車両を探した。
 頭から尻まで探したが、どうしても見つからない。
 車内放送を掛けてもらおうと、運転席をノックしようとしたところで、俺は恐ろしくなった。
 運転席に誰もいないのだ。]


きさらぎ駅……きさらぎ駅ーー…

[車内放送があって、ゆったりした減速後に電車が止まった。
 全く聞き覚えのない駅名だったけど、運転手がいない電車が恐ろしくて、母親がいない電車が恐ろしくて、俺は逃げるように降りてしまった。
 降りれば電話ボックスから家に電話が掛けられると思ったし。]

[駅で降りたのは俺だけだった。しかも駅は無人駅らしく、切符を入れる穴が空いた柱が改札の此方側にぼうっと立っていた。
 切符を入れたら戻れない気がして、入れずに通過した。
 普通は駅周辺にあるはずの公衆電話が見当たらない。それどころか、駅の外は山と、一面の原っぱが広がっているだけだった。
 電車で戻ろうと思ったが、見つけた時刻表には何の記載もない。ただの白い表になっている。
 俺はいよいよ心細くなって、泣いてしまった。母さんを呼んだけど、どうにもならない。]


[めそめそと泣いていると、遠くからトントン……トントン……という太鼓を叩く音が聞こえた。それから、シャン、シャンという合いの手のような鈴音も聞こえる。が、どこからしているのかわからない。
 とりあえず、その時は一人ぼっちじゃないらしいことがわかって安心した。それから俺は伸びる線路を見て、これを辿れば帰れる、もしくは次の電車に見つけてもらえる、と閃くことができた。
 母さんに会いたい。そう思って、俺は歩きだした。

 しばらく歩くと、トントン、トントンという太鼓の音が近づいてきた気がした。
 最初は自分が近づいているのだと嬉しくなったが、もうしばらくして、背後から追いかけるように近づいてきているのだと気づいた。

 子供は得体の知れないものが怖い、そういう生き物だと思う。
 俺は途端に怖くなって、沢山走った。線路の脇を、これ以上ないぐらいに走った。そして転んでしまった。
 転んで膝をすりむき、恐怖で大泣きをした。俺は帰れないのだと思った。]


 どうしたの、と声を掛けられた。

 いつのまにか、線路のむこうに道路が併走するように作られていて、グレーの自動車から顔を出したおじさんに声をかけられたのだ。
 そのトンネルは危ないよ、とも教えてくれた。気がついたらトンネルの前に跪いていた。
 俺は安心感からまた大泣きしたけど、その知らない親切なおじさんの車に乗って、近くの駅まで送ってくれることになった。

 これで大丈夫だ、もう帰れる。
 そう思って窓の外を見ていた。知っている景色を探して。
 でも、なんだか……どんどん山のほうに移動している気がした。

 さっきまで親切だったおじさんは何も喋らなくなっている。
 後部座席から、おじさんのハンドルを握る左手と、座席からはみ出た耳の後ろしか見えない。
 いつのまにか外は真っ暗になっている。道の両脇にはぼんぼりのような灯りが浮いている。
 おじさんが何かぶつぶつと喋りだしたので聞き返しても、同じ調子でぶつぶつと話している。


 車が突然に止まった。まわりにぼんぼりがない。本当のまっくらだ。
 おじさんが車から降りた。おじさんの重さの分、車がゆれた。
 おじさんが車をまわって、自分の方に来ようとしているのがわかった。
 俺は逃げ出そうと、ドアに手をかけて―――……


[気がついたら、俺は牧野駅のバスロータリーのオブジェの前に座っていた。
 手にはあの時の切符を握りしめていた。


 信じられるか?
 あれから3年経っていたんだ。
 その間の記憶が、全くない。
 いや、なんとなく3年間の”穴”がある感覚は判る。
 その間に経験した恐ろしいことを、恐ろしかった感覚を、特に孤独感を覚えている。

 意識が戻って、最初に考えたのは、母さんのことだった。]


[警察に行き、自分の名前と、自分の家の住所を告げた。
 捜索願が出ていたこともあって、どうにか親戚と連絡をつけることはできた。
 母さんはさぞかし心配しているだろうと思ったら、
 母さんは2年前に男といなくなったと聞いた。]



 母さんは、俺を探してくれなかったの?
 母さんは、俺を待っていてくれなかったの?

 あんなに仲良く、毎日暮らしてたのに。
 愛されていると思っていたのに。

 父さんがいないから?俺が父さんの代わりになれないから?

 それとも俺が父さんの代わりをしていたの?

 その俺が居なくなったから――……


[俺には、極端すぎるほどの電車恐怖症だけが残った。]



 ―……あぁ、そうだ。

 俺があの女にキレたのは。

 失踪した家族を心配しない、あいつが許せなかったからだ。


 心配してもらえないアイリスが、俺に思えたからだ。


[――痣女。
 そのキーワードから、今朝の記憶がぼんやりと思い出された。
 霜が降った窓を擦ってその向こうを覗いたようなの不鮮明さだが……]

[俺は、たぶん朝方に店を追い出され、新宿駅近くで座り込んでいたんじゃないだろうか。
 早朝の新宿駅駅は足早に歩く人ばかりだ。自分と同じように地面にへたり込む人、死体のように転がってる人とゴミもあるが。
 それらをぼんやりと眺めていたら、「なぎさ」――あの痣女が視界に入ったのだ。]

 (俺はあいつを、……追いかけたのか)

[勇気いったろうなあ、と何故か客観的に自分を思う。記憶が断片的で、不確かだからだ。
 駅に踏み入れるなんて、考えただけでも恐ろしかったろうに。]

 (それから……どうしたんだっけ…… ホームに……)

[思い出せない。つかみ合ったような、気がする。あの女の顔と、痣ばかりが浮かぶ。]

 (押……された?俺はあいつを掴んで、一緒に……)

[ホームから、落ちた?]


つきのみや駅、月の宮駅………


[思考がアナウンスに遮られた。窓から外を覗くと、存在しないはずの"つきのみや駅"がある。
 ホームが何個もあり、路線がいくつかあるようだ。改札にも人がいる。
 どこに乗っていたのか数人が降りていくが、あたりが暗いせいかそもそも人でないものなのか、黒いシルエットでしか確認できない。]

[とっさに自分も降りようとするが、開いたドアの前で足が止まった。]


 (電車から降りたら……今度こそ帰れないんじゃないか……?)

[子供の頃の自分がしたことを振り返る。
 電車から降りてしまった。人と口を聞いてしまった。車に乗ってしまった……
 しばらく思案したあと、ドアから離れた。それをきっかけにしたかのようにドアが閉まり、電車はまた走りだした。]


次は―……きさらぎ駅………きさらぎ駅……


[それは、十数年前に降りた、あの駅の名前だった。]


 絶対に、帰ってやる…… 絶対に……


[そう言って、スマホを手にとる。
 電話も繋がらない今、twitterでしか元の世界と繋がる手段がなかった。]

[すぐに彼の「きさらぎ駅実況」はネット上で話題に上がった。
 フォロワーにリアルの知り合いが多かったため本当に連絡がつかないと裏がとれたこともあったが、
 合わせて設定されたアイコンが「日本人離れしたハーフらしい顔つき」だったことと、
 アイリスのフォロワーであったこと、
 過去のツイートから付き合っていたと思われることから、一部では「アイリスの呪い?」などとも囁かれるようになった。

 彼のつぶやきはTogetterにまとめられてRTされるが、”バッテリーやばい”の言葉を最後に呟きは途切れている。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 透明女子会 ヒナコ

[店に入ろうとしたところ、大平さん、と呼ばれて私は自然に振り向いた。(>>146)]

あ……じゃ、ジャニス、さん
そこにいたんですね……すみません、気づかなくて

[会釈していると、私の背後からジャニスさんに声がかかった。(>>140)
振り向けば神谷さんがいて驚いたが、まだ「大平あいり」としてやっているのを知られるのもばつが悪く、ジャニスに嘘がバレるのも嫌なので。軽く挨拶しておとなしくやり過ごすつもりだ。]

(148) 2015/06/06(Sat) 17時頃

メモを貼った。


透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/06(Sat) 17時頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

おなか……

[言われてみれば、もうお昼時だし。]

そう、ですね……じゃあ、そうします

[中華料理屋なのにここで食べようとはあまり考えていなかった。昨晩食べたところだったし。
落し物だけ受け取っていくつもりだったけど……まあいいか。お金もワタヌキさんからもらった分があって、大丈夫だしね。]

(150) 2015/06/06(Sat) 17時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[神谷さんに会釈だけして、招かれるまま店内へと。
扉の閉まる音がすれば、ジャニスさんが私を見る目が……何か。
その細い目が向ける視線の先がいやらしくて、すごく……居心地の悪い気分になる。]

化け物……?

[冗談らしいけど、何が冗談なのかもちょっとよくわからなかった。
日本語があやしいのだろうかと思ってしまう。もしくはギャグセンスの国での違いだろうか……。]

店の裏……?行って、いいんですか……?
ここで待ってても、いいですけど……

[あ、なんだか聞き覚えのある言葉だな、と思った。
『あっちに置いてあるからさ』『ちょっと一緒に来てよ』
そうやって、痛い目に合わされたこともある。
でも……もう、いいけどね。

大丈夫だと言われれば、多少警戒しながらも店の奥へと私はついていくだろう。]

(155) 2015/06/06(Sat) 18時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[……たとえばここで、彼以外の店員さんたちも合わせて私を襲ってきたとしても別にかまわないと思った。殴られて、抵抗も出来ず嬲られたとしても。
私のこのお腹をぐちゃぐちゃに掻き回して、何もかもなかったことにしてくれるならそれでもいい。

私は、どうかなってしまうべきなんだ。
……アイリスのように。]

(156) 2015/06/06(Sat) 18時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[置かれた椅子や雑貨などを避けながら店の奥へ、奥へ。
裏口から路地へ抜けた時、明らかなおかしさを感じた。落し物を置いておくのに、店の音にあるわけがないから。が、私にはもう彼が何を考えていようと拒否するつもりもなかった。
そうして、彼は言った。(>>157)]

…………

[私はこんなにも簡単に、多く見透かされる嘘をなんでついてしまったんだろう。
ワタヌキさんにもバレていたのだから、彼にも知られていて当然だとは思えたので今までほど動揺はしなかった。少し、声は掠れて出てしまったけど。]

……はい
……あの……嘘ついてごめんなさい……

(158) 2015/06/06(Sat) 18時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[矢継ぎ早な質問が投げかけられる。私にとってはもうこれは尋問で。
軽かったジャニスさんの声はいつの間にか、その軽さで誤魔化されていたものが消えて刺すような空気を備えている。

アイリスを?わたしがどうしたって。目的?目的ってなに。
名前を騙ってたことがバレてどうこうなんて話じゃないのはわかった。
動揺していなかったはずの心持ちが、一気にぶれる。]

え……え?
ま、まっ、待って、待って……
何だって、な、なに

[彼が何を訊いているのかわからない。彼がなんのためにそんなことを聞いているのかもわからない。
ジャニスさんはそもそも、大平あいりなんて多分知らなかったはずで。だからアイリスには関係なくて。
なんでそんなことを聞くの。
私は、緊張で吐きそうになる。]

(162) 2015/06/06(Sat) 19時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[涙とともに、吐き気がじわりとせり上がって来る。]

な、なんで、なん……
わた、わたしが、私がアイリスを、どうかするなんて

[こんなにも、私はアイリスを想ってるのに。]

(163) 2015/06/06(Sat) 19時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

(>>165)
[乱暴に伸びてきた男の手、私は思わず悲鳴をあげる。]

やっ……!

[なんでだろう。思わず抵抗してしまった。あんまり、わけがわからなくなっているものだから。
振り払うように身体を動かして路地から逃げようとする。
けれど、身体を反転させようとしたところで鞄を掴まれた。
そうだ、どうせこうなってしまうから、抵抗なんて最初からしない方がいいに決まってるのに。]

(173) 2015/06/06(Sat) 20時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[揉み合ったとも言えないが、暴れた甲斐あって何とか彼の手は離れてくれた。(>>175)
私も体のバランスを崩して転びそうになるが、何とかこらえる。
彼の顔を見れば、異様な、何を求めているかわからない、不純に楽しんでいるような笑顔をしていて、ぞっと。
吐き気も忘れるように鳥肌が立ったけど、その分こらえきれずに涙がでてきた。声も。]

なっ……
……なんなんですかぁっ!!?

[私が出せたとは思えない大きな声。初めて襲われた時以来かも。
声を出せたら、体も動いた。引っ張られた時に手から離れて落ちていた鞄を一気に拾って、路地の逆側へ逃げ出す。
男性相手に逃げられないだろうなんて考えてる余裕はなくて。]

(177) 2015/06/06(Sat) 21時半頃

― きさらぎ駅 ―

[「廻谷なぎさ」の形をした女が、「きさらぎ駅」のホーム内の椅子に独り座り、スマホを操作している。]

[ただ、その顔…口許には、「痣」が無かった。]

[「痣女」の噂を「表層の世界」に残してきた事を示すかのように、「きさらぎ駅にいる廻谷なぎさ」には「痣女」の象徴と言うべき「痣」が無い。]


【人】 透明女子会 ヒナコ

[狭い路地を駆けているのに、行けども表通りが見えてこない。右、左、右と曲がって、分かれ道もあって、大通りの明かりが見えないなんてことがあるだろうか。
背後から追いかけてくる足音がしてきて、私は焦燥していく。息は荒く、鼓動は激しい。

そうして走っているままなのに、その声はやけに耳に届いた。
穏やかな声。]

え……?

[思わず足を緩める。]

(182) 2015/06/06(Sat) 22時頃

/*
あ、今日から襲撃できるのがひなこちゃんだけになるよね。
忘れない内に村建て発言を渡しておいた方が良いかしらね。


/*
渡しちゃった…★
だって、ひなこちゃんの描写見たいじゃないですか。

でも時間とか体力の都合でちょっと…!って時には、適当に何かするから、遠慮なく投げ返してくれて良いですからね。この先いつでもね。

早々に襲撃をひなこちゃん一人に任せる事になっちゃってるので、巻き取れるとこは巻き取ります。


【人】 透明女子会 ヒナコ

[『寂しくなんかない』とは、どういう意味だろう。
寂しさ……孤独、満ち足りなさ。
私は孤独だった。やさしい両親がいても、私は孤独だった。
どうしようもなく、私はただ自分のせいで、一人だった。
私は寂しさから救われたいと……ずっと思ってた。

『大丈夫です』と声が響く。(>>190)

大丈夫なのか、と思わせる波長をその声に感じた。
後ろからは追いかけてくる足音。
足音から逃げるように、声を頼りにするように明るさの見えた表通りに飛び出た。]

(197) 2015/06/06(Sat) 23時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[通りには誰もいない。人の声もしない。
新宿の路地は意外とチラシの一つも落ちていなくて、その綺麗な路面が静けさをより演出していた。
こんな場所があるだろうか。違和感がぞわぞわと足首から上がってくるような感覚で。

私は、どこにいるんだろう。

そんな思いがよぎったが、後ろからは足音が迫ってくる。
私は、声のしてくる階段を……下っていった。]

(198) 2015/06/06(Sat) 23時頃

/*
あ、渡しちゃった。
そしてミルフィさん以外の可能性を特に考えてなかった。

まあ、その時は日が変わってからまた、ひなこちゃんからその人に渡してくれても問題無いですし。


【人】 透明女子会 ヒナコ

[突然の、背後からの声。(>>200)
驚いて、振り向く――]

(201) 2015/06/06(Sat) 23時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[何も、いない。
私は階段の上で振り返ったまま足を止めている。
聞こえてくるのは向かってくる足音で。
逆を向けば、階下が遠く感じるような階段がある。

私は、階段を――]

(210) 2015/06/06(Sat) 23時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[――飛ばなかった。]

(214) 2015/06/06(Sat) 23時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[心臓を引きちぎったような意思が私の中にあった。
身体を反転して、追ってくるであろう人に向き直る。]

わた、私は……

[何を言おうとしてるんだろう。私は、何を思ってるんだろう。]

(215) 2015/06/06(Sat) 23時半頃

メモを貼った。


【人】 透明女子会 ヒナコ

死にたくなんて、ない……!

[お腹が震えるような声で、絞り出した。]

(216) 2015/06/06(Sat) 23時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[寂しいから死にたいと思ったことなんてない。
死にたかった時に寂しいから嫌だなんて思ったことはない。
どんな目に遭わされたって、痛かったって、死んだほうがマシだなんて思わなかった。家ではお父さんとお母さんが笑顔で待っているのだから。]

(224) 2015/06/07(Sun) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[私の声が響いて張り詰めた空気の路上を、新しい声が打ち破った。(>>220)
思わず私は声を張り上げて答えた。]

……っこ、ここにいます!
たすけて……!!

[それから、端的に終わりを告げるような、あの穏やかな声がまた聞こえた。(>>226)]

(228) 2015/06/07(Sun) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[追いついてきた男が、再び乱暴に伸ばしてきた手(>>229)]

……や!

[やめて、と振り返りながらその手を払おうとして……
私は、足を滑らせた。]

(232) 2015/06/07(Sun) 00時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[足が浮いて、落ちていく。
手は何者もつかめない。肩にまだかけていた学生鞄が、腕をゆっくりと抜けていく。
体がだんだんと水平に近くなり、そのまま頭が腰より下にいくのを逆転する視界で感じた。
階段が視界にどんどんと迫ってくる。

一回目を、頭で跳ねた。

二回目までに反動で体が捻られて、肩と腰が打ち付けられる。

三回目はほとんど浮いてなかったから、そのまま、階段に体中を打ちつけながら落ちていく。

鈍くぶつかる連続音が、階段の狭い空間に反響してとても大きく、響いた。]

(246) 2015/06/07(Sun) 00時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[階段の下は何者も息をしない無音さで静まり返っている。
もし私を追って下りてきたならば、階段に転々と、だんだんと多く飛び散った血がある。
そして、階段の一番下には、何も無い。

まるで今朝、山手線から消えた二人のように。]

(253) 2015/06/07(Sun) 00時半頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 00時半頃


透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 00時半頃



 カタン

     ゴトン
          ガタン
               ゴトン


――きさらぎ駅……きさらぎ駅


[電車が減速したのを感じてすぐ、駅名のアナウンスが始まった。
 電池が切れて使い物にならないスマホをポケットにしまう。
 twitterでも「降りるな」と言われていたし、以前の経験からも降りるつもりもなかった。
 それとなく、きさらぎ駅を車内から見下ろしてみる。]

 ………!

[ホームに誰か、いる。ホームに設置された簡素なベンチに、誰かが座っていた。

 あれは……]


[気がつくと、自分の足はホームにあった。
 ゆっくり、その人影に近づく。走っては逃げてしまう気がしたから。
 ]

[お互いの顔が視認できるところまで近づく。
 その女の顔を、まじまじと見た。]


 …………ッ………は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………

[大きく、吐き出すようなため息をついた。
 落胆したような、安堵したような。
 膝に手をおいて、前屈するように上半身を屈める。
 長い髪が流れて、表情は読み取れない。」


 …………あー………

[言いたいことは沢山ある。
 言い足りなくてたまらなかったはずなのに、
 どれにも優先順位がつけられなくて言葉につまる。]

 ………何でここにいんの。

[言葉を発すると。
 電車は出発してしまった。

 振り返らず。顔を上げず。
 音だけでそれを見送る。]


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