219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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ソレを一個体に戻すには、途方もない寿命がいる。 人間一人分、死神一人分では到底足りない。 それはそうだ。どれだけの力技でこんなことをしていると思う。
黄泉帰るための全てを、私が与えるとでも思っていたのか。 私は相手が誰であっても選択肢は提示するつもりだが。 失敗した相手に、無条件で報奨を出すこともない。
姫をあやすように甘やかす趣味はない。 その魂の自由は、2つしかなかったんだよ。
消滅か、更に殺しての生存か。 私は彼女が辿る道を見たいとは思ったが。 その先の結果などには、一切期待していなかった。
(@122) pepaki 2017/06/27(Tue) 09時頃
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[表情に先程の喜びはない。 彼が自分を殺そうとするなら、それはそれで面白いと。 この素体も魂も戦況に関わらぬよう、保管しても良かった。 この事実により彼がどれほどの力を出すのか、知りたかった。 だが、そもそも期待するほうが間違いだったと痛感した。
声には憐憫しかない。]
で、その魂をどうする気だ? 自由のない魂のままで鳥籠に閉じ込めておくか? 適当な人間を殺して、その中に魂を詰め込むか? それとも、理性のないノイズにぶち込んでぺっとにでもするか?
それで君は満足か。 そうであるなら、私は君の行動を否定はしない。
[大袈裟な仕草も、尊大な態度もそこにはない。 本当に、ただ一人の人間が、落胆している。 それ以上でもそれ以下でもない光景だ。]
(@123) pepaki 2017/06/27(Tue) 09時頃
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私達は神ではない。 死神も参加者も、所詮人間の延長上だ。 だからこそ不可能がある。抗えぬ不条理がある。
理解せよ。この世はそもそも不条理だ。 理解せよ。何故に不条理が許されているかを。 理解せよ。お前達の生存こそが、既に世の不条理だと。
[さて、と呟いて一つ咳払いをした。 腕を元の状態に戻せば、フログを手で制する。 もういい、と。]
(@124) pepaki 2017/06/27(Tue) 09時頃
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さもなくば、選べ。 人間を越えた存在になるか。 不条理を呑んででもこの世に生きるか。
どちらも出来ないなら、死ぬしかない。 理解できぬものを知らずに死ねるなら、ある意味で幸福だ。
[戦う姿勢も取らず、悟ったように言葉を紡ぐ。 私にとってはもう価値の無いことだ。 彼らにとって私の命が未だ価値を持つのであれば。>>@119
そう、慈悲などいらぬ。*]
(@125) pepaki 2017/06/27(Tue) 09時頃
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― 裁定・桐生&豊原 ―
[最初の質問以降は、こちらは着々と話が進んだようで。 これもある種、不条理か。 生きるために必要なものを取られても。>>162、>>165 それを打ち破ろうと動いている。]
よろしい。 だが殴る方は可能かどうか保証はせんぞ? 死神にはたまの休暇も認めている故。
[連続でのゲームにするなら、死神の負担も考えて両陣営の参加者を絞る可能性はある。 だがまぁ、参加するだろうな、とは思う。>>168]
(@135) pepaki 2017/06/27(Tue) 21時頃
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伊達と酔狂で生き残る人間もいる。 そうあってみせるが良い。
次に会えれば、全てを取り戻すことを約束しよう。
[しかしそうなると、ちょっとだけ難しいかもしれないな。 一人でも進む者と、二人で進む者達と。
さて、どちらがより良い結果を残すのか。 それとも、どちらとも規格外の強い魂か。
例外はいくつも知っている。 だからこそ愉しみでたまらず、同時に彼等は性を手にする瞬間が、少し残念でもある。*]
(@136) pepaki 2017/06/27(Tue) 21時頃
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― 裁定・三留&林口 ―
[それ以上の願いはない。>>183 それも生きる道だろうと、了承仕掛けた時。>>185]
待て。ちょっと待て、考える。
[確かに、願いとしては通っている。 そして今回のように『補填』とした報奨。 要は褒美のようなものなので、ルールには記載がない。 つまり、それを動かすことには、『ルール上ではなんの問題もない』ということにもなり。]
……了承しよう。 次のゲームだな?
[優秀な者の手に渡るとはいえ、棚ぼたで増えた願いに、少し釈然としない所はあった。 が、ルール上問題なく。 可能なことならば叶えると明言もしたし、それに嘘はない。]
(@150) pepaki 2017/06/27(Tue) 22時頃
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[ただ単純に、知恵比べでも力比べでもないが。 それに対し少し顔を歪ませたのは。 素直に発想で負けたような気がしたからだ。
相手が企みでもあればそれに策を打つが、表網羅もなくただそれだけであることは流石にわかる。 だからやりづらいとは感じた。*]
(@151) pepaki 2017/06/27(Tue) 22時頃
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[死神を、冷めた目で見つめる。>>@146]
ならば失せよ。 首を取る価値もない。
自分を無能だと認められない将は、 自分の無能を理解している兵士よりも価値がない。
[そして、目を離したから。 その行為の意味も、結果も。>>@149 何も想像する気は起きなかった。]
(@152) pepaki 2017/06/27(Tue) 23時頃
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[コンポーザーとて無敵ではない。 確かに、サイキックはきく。>>184 だからこそ、防護策を講じるのが普通だが。 幼女の防護は、目には見えない。 いや、実質的には、『ない』。 攻撃を受けても平然としている。それが全てだ。
その怒号すらも、涼しい顔で受けた。>>188]
……どちらかと言うと、今回弄んだのはあっちなんだがな。 まぁ、散々やってきた自覚はあるが。 自分が清廉に生きているとでも思うか。
[興味を失った顔で見つめていたものの、その次の行動にこそ、一度目を見開いた。>>191]
(@153) pepaki 2017/06/27(Tue) 23時頃
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[その姿を見て高揚したのは確かだ。 どれほどの力があるのか、楽しみになったから。]
よかろう。今一度の悪夢。 存分に愉しむが良い。
ただし、人に戻れると思うな。少年。
[同時に、化け物になる人間を見れば。 ああ、これに負けるのは良くないな。 アンダーグラウンドがぐちゃぐちゃになる。 そんな風に冷静に分析する自分もいた。*]
(@154) pepaki 2017/06/27(Tue) 23時頃
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………………。
[冷めた視線でこちらに来る者を見つめる。 それは突貫でしかない。 簡単にはね飛ばせるものだろう。]
人の持つ可能性の欠片。 せめて見せてみろ。
[攻撃は、しない。 構えることも、防御も何もしない。 少し下がったフログも何もしない。
そのまま、甘んじて攻撃を受けた。]
(@171) pepaki 2017/06/28(Wed) 01時半頃
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[さて、どれほどの衝撃を受けたか。>>258 もしかすると、体の一部は吹き飛んだだろうか。 首を一度だらんと下げると、動きが止まった。]
………………。
[反撃することも防御することもなく。 甘んじて受けた一撃。
それにより動かなかったのは、数秒。 すぐに黒い影をまとった顔を上げた。]
(@172) pepaki 2017/06/28(Wed) 01時半頃
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起きよ 食事の時間だ
(@173) pepaki 2017/06/28(Wed) 01時半頃
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[声とともに幼女の肩が割れ、猪の顔を象った黒い機械が彼女を喰らうだろう。>>259 それを右手で掴んだとしても。]
藻掻く者よ。その程度か。
[彼女がいかに攻撃しようとも。 攻撃しようとした体の部位が、機械のようなノイズに変化し、逆に彼女の体を貪るように噛み付くだろう。
それは直線的な動き故に、逃れることはできる。 だが、圧倒的に数が違う。
幼女の全身から機械のような影が出て。 彼女をくらおうとしているのだから。*]
(@174) pepaki 2017/06/28(Wed) 01時半頃
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― 再誕・戸隠 ―
[その言葉には、何の意味もなかった。 役に立たなければ消すしかない。 しかしそうでないのなら、放逐する。
無闇に人材を殺せるような余裕が無いことは分かっているから。 だから、そのまま何の返事もするつもりはなかったが。]
(@175) pepaki 2017/06/28(Wed) 02時頃
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[それを見てしまったから。>>@170 少しばかりは、笑ったかもしれない。
思ったよりは、マシかもしれない。 だが、いつか喉笛に噛み付くことが出来たとして。
それはより良い結果を生むことになるのか? そうでなければ。]
いつでも来い。 願うならば、殺してくれる。
[生きたければ、それで構わない。 だが、まだ楽しめる可能性があるのなら。 その時まで、とっておくほうが良いだろう。*]
(@176) pepaki 2017/06/28(Wed) 02時頃
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― 裁定・亀吉 ―
[二人が何事か話し合うのに、耳は傾けなかった。>>267 自分がやるべきことは理解しているつもりだ。 自分が関わるべきでないことも。
だからこそ、この礼節のある参加者に告げるだろう。>>268]
ご苦労であった。 せめて散りゆく身。 一つだけ、聞いておこう。
[ちらりと見るのは、彼のパートナー。 どれほどの関係があったかは測れない。]
(@177) pepaki 2017/06/28(Wed) 02時半頃
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誰の糧、寿命となるか、選ぶことはできる。 人を案じるも良い。憎きを呪うも良い。 思いのままに、最後の瞬間まで。
その遺志を、全うせよ。
[そう宣言して、彼に手をかざす。 やることはただ単純に、彼の体のみをここから放逐する。
彼は魂だけの存在に成り果てるだろう。 それは痛みもなく静かに。 苦しみもなく安らかに。
生ききった者への、せめてもの敬意を表している。*]
(@178) pepaki 2017/06/28(Wed) 02時半頃
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― 価値・パティ&丈司 ―
[前へ、前へ、進む。>>300 その姿は勇敢とも言えるし、無謀とも言える。 どうしても命がほしいのであれば、一度引いておいてよかった。 死神になることでも、いずれはチャンスが巡ってきたかもしれない。
それを選ばなかった理由が、この前進なのだろう。]
………………。
[ふぅ、と息を吐く。 愉快犯のように殺すことがあったのは否定しない。 逆らうものを皆殺しにする趣味があるわけではない。 だがそれでも責任を覚えれば、節度は守り、必要数を減らしているつもりではあるのだが。]
(@214) pepaki 2017/06/28(Wed) 23時半頃
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[鬼を見ても、それは変わらない。>>367 そこに感じるのは罪悪感などの人間らしい感情よりも、ただ上にいる者がこうなると面倒だな、と思う心だ。
少しマズイなと思ったのは。 彼の能力と、彼女の能力のタイミングが、逆であったら。 何の準備もなく体をバラバラにする衝撃を受けた後、エネルギーを吸われていたら。 流石に死んでいたか?それとも、虫の息で反撃したか?
惜しむらくは、『似たような力』だったことと。
黒くガラクタで継ぎ接ぎされた口を動かす。]
何人分。命を食らったと思ってる。 私が人間だったら、とっくに死んでいたよ。
[黒いガラクタの四肢をぼとりと落とす。 それは、彼が重力に逆らえなくなったように。>>387]
(@215) pepaki 2017/06/28(Wed) 23時半頃
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[違うことは、幼女の腕は皮膚に覆われる前に。 機械で作られていた、ということだろうか。 機械が素体を形作っていき、その上から皮膚が貼り合わされていく。]
私は、死神でも人間でも、あえて言うなら化物でもない。 その辺りのゴミと。廃棄物と同じだ。
だから、廃棄物が得られる限りは、死なない。
[一度落とした、もはや機能していない体の一部をフログが飲み込む。 素材を回収して、新たな材料にするように、丁寧に拾い集める。
そう、そして、人間というものは。]
(@216) pepaki 2017/06/28(Wed) 23時半頃
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廃棄物でしかない。*
(@217) pepaki 2017/06/28(Wed) 23時半頃
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― 2nd Judgment・シーシャ ―
[そこに意外性はなかった。 彼が生き残っている事自体は、驚くこともない。>>261 運要素はあっても、実力でカバーできるゲームなのだから。]
[そして、その願いには少し笑みを漏らした。 ああ、いたな。そんなことを言っていたやつの話。]
了承しよう。 これより君は、死神の目を持つ生存者だ。
ただ、死神から声を聞くには、死神側に伝える意志がないと無理だぞ。 死神が君に届けようと思った言葉でない限り、届くことはないかもしれん。実際どうかは、わからんがな。
[そんな注釈をつけて。 しっかりと、エントリー料2つと願いを受諾した。*]
(@226) pepaki 2017/06/29(Thu) 00時頃
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― After day ―
[一件が終わった後も、問題は山積みだった。 何にせよ、死神の数が足りない。 優秀な死神もいくつか減ってしまった。 だからこそ、ここ最近のゲームでは特例が多い。
手柄を立てるのにまだ経験が浅い死神のために、コンポーザーが指揮を取って手本を示すこと。 生き残った生存者に合わせてゲームマスターの寿命を減らすというペナルティの一時的な導入で、死神の数が減ることを防ぐ努力をすること。 まぁこれでも増減値はでかいので、無能は死ぬ。実際結構死んでる。致し方なし。 後慰安。
別に死神が少なくなるのはかまわないのだが、アンダーグラウンドの運営がおぼつかないと、色々とうるさくなる。 大半の生き物は理想や希望ではなく、実利と安全で動く。 対処するのは自分なのだから、面倒事は先に済ませるのだ。]
(@227) pepaki 2017/06/29(Thu) 00時半頃
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[一つの裁定を済ませれば、ふと隣を見る。 改造して便利にしたフログが帰ってきていた。 自分が1から育てた人材が使いやすいのは確かである。]
首尾は?
「ダイジョウブ」
[甲高くも可愛らしい声でフログは喋る。 あの時のゲームの禁断ノイズやバッジの処理はメアリーの保護者になっている戸隠に半分くらいは押し付けた。 実際の進み具合はわからないが、私だって必要なものは提供しているのだから。]
(@228) pepaki 2017/06/29(Thu) 00時半頃
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……食事を摂るか。 些か疲れた。
[そう言って伸びをして、立とうとした時。]
「ウチナー」
ん?まだ連絡ある?
[そう聞いたのは、まだ任せていた報告があったかと、頭の中で反芻しても思いつかなかったからだ。 何か忘れているような……仕事があったか? あるなら食事の前に片付けておきたいが。]
(@229) pepaki 2017/06/29(Thu) 00時半頃
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「エビフライ」
[殴りました。 アンダーグラウンドはなんだかんだ平和です。*]
(@230) pepaki 2017/06/29(Thu) 00時半頃
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― The GAME ―
[ある日、ある時。 サイガワラの交差点。 多くの人が目覚めるなか、声は上がる。]
諸君は死んだ。そしてもう一度死ぬか生きるか。 それをかけてこれから戦う。
必要なのはただ能力。 安心せよ。 私は諸君らを人種、能力、性別、年齢。 いかなる要素でも差別も区別もしない。
(@238) pepaki 2017/06/29(Thu) 05時頃
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老若男女、みな平等に殺して差し上げる。
[さぁ、死の数を競おう。*]
(@239) pepaki 2017/06/29(Thu) 05時頃
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