159 戦国 BATTLE ROYAL
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[>>7聞こえた声にぴくりと肩が揺れたのは、近くにいた伸睦には気付かれてしまっただろうか。
きゅっとすがる様に太刀の鞘を抱く手に力を込めて、少しの間沈黙が降りる。]
……雪、知らないもん。 雇主が死んだのに、東軍の武将に満身創痍で単身挑むような忍びなんて。
[怒ったような、拗ねたような口調。 顔は意地でも見せなかった。伸睦には全てお見通しだったかもしれないが。
聞きたくなかった声だ。 来ると分かっていても、出来るなら聞きたくなかった声だ。]
雪、知らないもん。
[小太郎が、自分を誰かと重ねてみていることにはうすうす気づいていた。 それが誰かは知らなくとも、人の意識の内に認められることを請い求め続けてきた子供は、自分に向けられたようで自分を見ていない忍びの視線を敏感に感じ取っていた。 それを一度も確かめたことはなくとも。*]
(8) souya 2015/05/23(Sat) 11時半頃
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[>>15景虎様、と名前を呼ばれる。 その声色が妙に優しくて、ぴくりとも動かないまま戸惑いの表情を浮かべる。
風間でもない、小太郎でもない。 じゃあなんなんだと思えば、初めて聞く喜六という名前。
そうか。 こたろーは百姓の子だったのかと、初めて忍びではない彼の一面を垣間見る。 ぼろい着物を着て、土にまみれて鍬で畑を耕す小太郎。 野菜を育てて米を耕す小太郎。
うん、想像できない。
ただ契約も終わりという言葉だけが最後通告のように胸に響いて、伸睦の着物にすんと鼻先を寄せた。ほんのりと香る匂いは香かなにかだろうか。
小太郎でなくなったこたろーの本音なんて、聞きたくはなかった。 きっと沢山の怨み言を聞かされるのだとそう思い込んだ。]
(18) souya 2015/05/23(Sat) 22時頃
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[だから次のひと言>>16に驚いたように目を見開いて、続く苦言にはやっぱりかと眉を寄せてきゅっと目を閉じた。
まるで聞きたくないよという意思表示のように。 それでも耳を塞がないのは、両手が太刀で塞がっているからか。年若くとも、人の上に立っていた者としての矜持か。
いい主でないという自覚はあった。 我侭を言っているということも分かっていた。 誰も味方の居ないあの城の中で、小太郎だけが自分の味方だという錯覚に自分の意思で浸っていた。
ならこれは罰だろうか。 金で買った主従関係の契約に甘えていた自分への。]
…みらい……?
[耳慣れない言葉にゆっくりと瞼を開く。 未来。そんなもの、あっただろうか?
戦場を遊び場と言う十二歳の子供には、五年後、十年後という未来は遙かに遠く想像もできない。 ぽっかりと空いた空白。見えない未来。 希望に溢れているはずの真白な世界は、景虎の心にまったく逆の気持ちを運んでくる。]
(19) souya 2015/05/23(Sat) 22時頃
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[不安に駆られるうちにふわりと羽織が捲られて、八重とも伸睦とも違う手が頭を撫でた。>>17 怖々と目線を向ければ、小太郎の表情は想像していたよりも…。 いや、生前よりもどこか柔らかい。]
………もう、見てるくせに。
[じわり、と小さな体をさらに小さく丸めながら、太刀を抱きしめる手に力を込めて恨めし気な視線を送る。 だが覗き込むまでもなく、景虎の赤い目が不安で揺れていることに気づかれるだろう。
見つめ合うこと数秒。 頭を撫で続ける小太郎の手に、根を上げたのは景虎の方だった。]
こたろーの…
(20) souya 2015/05/23(Sat) 22時頃
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ばかぁぁぁぁぁ!!!!
[後生大事に抱いていた太刀を船板の上に放り投げると。 小さな体の何処にそんな瞬発力をという速さで、忍びではなくなった青年の胸に飛び込んだ*]
(21) souya 2015/05/23(Sat) 22時頃
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[本当は、言ってやりたいことがもっと沢山あった。 なんで死んだんだとか、なんで撤退しなかったんだとか。 自分だって、小太郎には死んで欲しくなかったとか。 誰か帰るべき人が居たんじゃないのかとか…。
現世の様子は映しても、声までは届けてくれない三途の川の水鏡。 小太郎が土下や黒根に叩きつけた言葉の数々はどれひとつとして景虎に届いていなかった故に、むざむざ死にに行くような戦いを挑んだ小太郎に、言いたいことはたくさんあったのだ。
けれど実際に顔を合わせる瞬間が迫れば反射的に伸睦の羽織の下に身を隠し。 優しく頭を撫でられてしまえば、言いたかったはずの言葉のほとんどが霧散して消えてしまった。
残った言葉を癇癪を起した子供のようにぶつけるように叫んで飛び込めば、存外簡単に身体は受け止められて。>>51 背に回された腕の感触に、小太郎の背中の布を掴む手にきゅっと力が籠る。]
(58) souya 2015/05/24(Sun) 02時半頃
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「本当に。景虎様はよく頑張りました。」
……うん、うん…。
[小太郎の腹に顔をうずめて、くぐもった声で頷きこくこくと首を振る。
父に認めて欲しかった。褒めてもらいたかった。 結局それは、最後までひとつとして叶うことはなかった。 父の首は、自分が刎ねてしまったのだから。 けれどもう、心が耐えられなかったのだ。 自分と言う存在を認めてくれない、受け入れてくれない父に願い続けることに。
血で満たしていたひび割れた心が、小太郎の言葉を注がれて透明なもので満たされる心地がした。
景虎の頭上で小太郎と伸睦が視線を合わせている頃。 景虎もまた、屋形船の障子の向こうからこちらを見つめる誰かの視線に気づいた。 誰だろうと首をかしげてしばらく。 関ノ原へ向かう山中で感じた視線>>0:5だと気付けば、その人が小太郎が討ち取ったという東軍の忍頭であると気付くのに時間はかからない。]
(59) souya 2015/05/24(Sun) 02時半頃
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………こたろーも、たくさん頑張った、ね?
[小太郎の頭を撫でるには、抱き付いたままでは手が届かないから。 少しだけ顔を上げて笑う。浮かべた笑顔のぎこちなさは一瞬。 背に回していた手を解いて小太郎の手を取り、少し強引に船首の方へ体を向けさせる。]
だから、こたろーにも。ご褒美。 あの人とお話し、しておいでよ。
[言い終えると、自分の傍にいてくれた広い背中を両手でとんと押す。 そのまま投げ出していた太刀を拾い上げると、伸睦の隣りにちょこんと座った。 小太郎の方は、振り返らない**]
(60) souya 2015/05/24(Sun) 02時半頃
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[伸睦の隣り、船首側に腰を下ろして太刀を抱えて俯けば、手厳しいと言う割に柔らかな声色と共に頭を撫でられた。>>73
その感触に少しだけ顔を上げて目を細める。]
うん。 だって、こたろーはもう小太郎じゃないんでしょ? 雪はこたろーの元主だけど、契約は意味が無くなっちゃったから…。
だからもう、こたろーは自由なんだよ。
[内緒話をするように、密やかな声でそう言って。 景虎は小さく笑って見せた。
どこかへ行くのも、誰と居るのも自由。 選ぶのは小太郎自身。 “ご褒美”とは、そういう意味なのだと。*]
(74) souya 2015/05/24(Sun) 17時頃
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[>>100自由に。これもまた、雪若にとってはあまり聞きなれない言葉だったのか。ぱたぱたと瞬きを繰り返す。 ふにふにと頬を突かれて、くすぐったそうに肩を竦めて身をよじる。]
っふふ くすぐったぁーい
[ころころと鈴のように笑うと、そのままもう一度ころんと、甘えるように伸睦の膝に頭を預けて。 伸睦の顔を仰ぎ見て、太刀を抱きしめたまま小さな声で問う。]
………のぶちゃんは、雪のお友達?
[確かめる様な声は小さい。 伸睦の膝の上。景虎の白髪がさらさらと零れて落ちた。*]
(101) souya 2015/05/24(Sun) 23時頃
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わっ
[肯定の言葉と共に、抱き起されてぎゅーっと抱きしめられる。>>107 急に回った視界と、小太郎よりもずっと強い腕の力に驚いて目を丸くすれば。 船の反対側に腰掛ける八重や鷹船、いつの間にか増えた森の誰かと目が合っただろうか。
目が合ったなら少し恥ずかしそうに。 おずおずと伸睦の胸に顔をうずめて、銀羽織の下へそっと腕を伸ばす。 遠慮がちに回した手が伸睦を抱きしめ返す感触は、彼に伝わっただろうか?]
っふふ ありがとぉー、のぶちゃん。
[すり寄った胸元で。母親とはこういうものだろうかと、少しだけ思って目を閉じた。*]
(109) souya 2015/05/24(Sun) 23時半頃
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[>>112目が合った鷹船に、まさか衆道を疑われているとは想像もせず。 ただ元服もした一国の主が、こうして人前で家族でもない人に甘えていることに恥ずかしさを覚えて隠れただけなのだが。 その行動がますます鷹船の勘違いを助長させているとは露知らず。
>>114とんとんと心地よい調子で背を叩く伸睦の手に安堵を覚えながら。]
のぶちゃんは、雪の最初のお友達だね。
[十年も経てば、美しい藤の花のように凛と咲くか。 あるいは姫という名を返上して戦場を蹂躙する冴え冴えとした美しい夜叉となったか。 しかし今は愛らしく、まるで花が綻ぶように。 上を見上げて景虎が、大事な秘密を打ち明けるように無邪気に笑った。*]
(121) souya 2015/05/25(Mon) 00時半頃
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[伸睦にあやされて、少し瞼が重くなり始めた頃。 戻ってきた小太郎に声をかけられて>>132、シャボン玉が弾けるようにパチリと目が開く。 伸睦の膝の上。まるで親子こようにぴったりと抱き合う姿は微笑ましいかもしれないが、親子でもなければ男同士だ。 鷹船に衆道の疑いをかけられた距離のまま、離れる様子もなく小太郎の顔を仰ぎ見る。]
おかえりー。
[あれ?戻ってきた。と、戻ってきたことを喜ぶ二つの感情を器用に混ぜて笑った。**]
(135) souya 2015/05/25(Mon) 12時半頃
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カリュクスは、こたろーにお布団をかけた
souya 2015/05/25(Mon) 20時頃
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[>>140小太郎の眉が微かに動いたのには気付かなかったが、声の調子から不機嫌そうだというのは何となく察せられて。 何故小太郎は機嫌を悪くしているのだろうと首をかしげる。
あらぬ誤解って何だろう…?と。
衆道どころか色事の知識すらない景虎に、鷹船の視線と小太郎の忠言など分かるはずもない。]
ぅ、ん?
[>>141戻って来たことが意外かと言われて思わず頷きかける。 本能的に頷いてはいけないと察して、中途半端に首を動かした景虎に、小太郎が軽く溜息を吐いた。
>>142ひょいと肩を竦めた小太郎の黒い目にじっと見つめられて、その視線へ吸い寄せられるように赤い目を向ける。
告げられた言葉と、取られた手から伝わる温もりを噛締めるように。ゆっくりと瞬きを繰り返して。]
(148) souya 2015/05/25(Mon) 20時半頃
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[屈んだ分近づいた目線と、初めて見る小太郎の表情にしばしの無言。 与えられた言葉をゆっくりと噛み砕くには、思った以上に時間がかかる。
なにせ小太郎がとうとうと自身の思いを語ってくれたものだから、景虎は初めての思いと言葉の数々に戸惑うばかり。]
雪、こたろーにあげられるもの。 もうなんにも持ってないよ? こたろーは自由なのに、それでも雪と一緒にいてくれるの?
[確かめるように尋ねる。 けれどその心は言葉にするまでもない。
一緒にいたい。
幾多の人を殺めた身だ。互いに行く場所は灼熱の黒い炎が燃える地の底と決まっている。 そんな場所へ逝っても、傍にいてくれるのかと。
小太郎から是の返事が返ってくれば、白い顔(かんばせ)は桃の花のようにふわりと微笑み…]
(149) souya 2015/05/25(Mon) 21時頃
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―― や だ
[これ以上ないくらいにすっぱりきっぱり一刀両断に処す。 その後、まるで悪戯が成功した子供のように赤い目を細めて鈴の音のように笑った。]
(150) souya 2015/05/25(Mon) 21時頃
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[握った手は離さないまま、小太郎の反応をたっぷりと楽しんだ後。伸睦の膝から下りて小太郎の前に腰を下ろすと、小太郎の黒い髪を撫でる。]
でもね。 雪の事、景虎様って呼ぶのやめてくれたら、一緒にいていいよ?
[告げる声音は穏やかで、普段と比べればいくらも控えめだった。 主従でなくなったのなら、様付けは嫌だと遠まわしに告げる。 ずっと自分の我が儘に応えて来た小太郎ならきっと分かるだろうと。 小太郎が呼び名を改めれば今度こそ、藤の花が綻ぶようにふわりと笑ってその胸に飛び込んだ。*]
(151) souya 2015/05/25(Mon) 21時頃
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[>>174景虎と、自分の名を呼ばれてこれほど嬉しいと思うこともなかっただろう。 例え後に続く言葉がどんどん尻すぼみになっていたとしても、肝心のところはきちんと景虎の耳に届いたのだから問題はない。
嬉しいという気持ちの衝動のまま、飛び込むように抱き付けばしっかりと受け止められる。 小太郎の首に回した腕へぎゅーっと力を込めて、首元へ顔を隠すように埋める]
(176) souya 2015/05/26(Tue) 00時頃
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[小太郎の耳元でだけ鈴の音が響くように密やかに。 屈託なく、子供の特権というように嬉しいという気持ちを言葉にして告げる。
魔王と一緒に閻魔の鬼と合戦をするのもいいけれど。 こたろーやのぶちゃんが一緒なら、しばらくは物見遊山にあちこち巡ってみてもいいいかな…。
などと。 契約や取引なしに傍にいてくれると言った小太郎に、力いっぱいぎゅっと抱き付いた。
その顔は、とてもとても幸せそうに………**]
(177) souya 2015/05/26(Tue) 00時頃
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