人狼議事


278 冷たい校舎村8

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[ きっと、世界の主が誰だったとしても、
 みんな一生懸命
 みんなで帰ろうとしたんじゃないだろうか。
 死にたいくらいの悩みを、
 受け止めようとしたんじゃないだろうか。
 誠香はそんなことを考える ]

 ……だとしたら、
 案外、人生って悪いものじゃ、ないのかも。
 なーんて。

[ 楽観的過ぎるかなあ、と誠香は思う。
 でも、そうだったらいいなあ、と思う。
 まだ問題は山積みだけど。
 受験だって立ちはだかってるけど ]


[ 結局誠香は、紫織の悩みを知らないままで、
 帰ってきてしまって、
 もう、待つことしかできないでいる。
 けれども ]

 帰っておいでよ、って思った分くらいは、
 しおちゃんの力になれるように頑張るからさ。
 帰っておいで。

[ 白い息を吐きだしながら、呟いた* ]


-- 現在/病院前 --

[ 誠香の反応を観察する。
 あれ。可笑しなこと言ったかな。
 と千夏は思ったけど、言葉をごく普通に続けた。
 そして飛んできた質問にも、うん、と小さく頷く。

 毎日しんじゃいたいし、しんじゃえって、思ってるよ。
 ────……って、言ったら、
 誠香はどんな反応をするんだろう。
 好奇心はあれど、
 現実世界で間違いがあってはいけないから。
 千夏はただ頷くだけに留める。 ]
 



  目指せ、現役志望校合格だよ〜。

  ん、わかった!
  一緒になりたい自分に近づきに行こう。
  メイクすると、本当に感動するから、ね。

[ わかりました、と依頼を請け負う。
 ぐ、と拳を握って、にこにこと千夏は笑った。 ]
 



  そっかあ。
  首許から風が入り込まないようにするんだよ。

[ 頑張ってるみんなのために待つという誠香に、
 千夏は首を傾げて。
 マフラーをきゅ、とするエア動作をする。

 そうして、暖かな空気が満ちる病院内へと。* ]
 


【人】 大太刀源流 タツミ



 ……まあ、八階くらいなんとかなるだろ


[な、と男たちを見るが、
そういえば彼らは文化部と帰宅部ではなかったか。
まあいいや、と辰美は思い直す。

動物の作品群を一瞥する。
金糸雀。羊。豹。子鹿。牛。
馬。梟。魚。熱帯魚。狼。
美しいそれらに目を細めて、
こういう形なら、虚構も綺麗だな、と思いもした。

歩いていく。長い廊下を。きっとそこから先を。*]

(255) 2020/06/23(Tue) 22時半頃

-- 現在/病院内 --

[ クラスメート達の姿が見える。
 どこにいこうかなあと千夏は考えて。

 一人ぽつんと立っている夏美の傍へと寄る。 ]

  怖くなかった?

[ なにが、と書いてある夏美の顔に千夏は苦笑。
 主語が抜けていると認識を改め。
 持っているジャスミンティーを転がしながら、
 正しい主語を導き出そうと千夏は考える。 ]
 




 [ たとえば、あたしが白紙をびりびりに破いて、
  "向こう"に行っちゃったとして。

  "こっち"に戻ってくるのに、
  確かに勇気はいるのだろうなって。
  ちょっと、想像してみる。
  あたしは多分、帰りたくない。色々な意味で。

  ……だから、ほんとね。信じるしか無いんだろうな。
  それに、帰ってきてくれたとしたら、あたし、
  嬉しいことには変わりないの、それはほんとう。 ]

 



  一番最初に帰ってきて、色々解らなかったと思う。
  メールとか、電話とか、してくれてありがとう。
  何もわからなくて怖かったと思うけど、
  行動してくれたことが、
  私にはとてもありがたかった、よ。

[ なにそれぇと泣き出しそうな夏美の姿をみて、
 千夏は、ほんとうにありがとう、とまた繰り返した。 ]
 



  紫織ちゃん、帰ってくるかなあ。

[ 帰ってきてほしいな。
 千夏はそう思っている。
 文化祭の打ち上げも、できたらしたいし。

 ……卒業祝い、の打ち上げも兼ねられたらいいな。
 早未千夏は願っている。* ]
 




 [ あたしはみんながだいすき。
  変わりないの、それもほんとう。
  
  あの世界の主が誰であろうと。 ]

 




  ……つまらないものですが……って、
  お約束的なノリでいけばいけるかな?

 [ そういう問題じゃないって?(笑)
  こんな風に言えてしまうのだから、多分、あたし、
  戻らなくても仕方ないそぶりしておいて、
  やっぱり、戻ってきてしまうことを
  期待してるんだろうな。

  ともだち観、っていうもの、
  あたし、ちょっと曖昧なので。
  ちゃんと話すようになったときの展開までは、
  想像、ふんわりしていたりして。

  それでもマフラーの下で、笑ってたんじゃないかな。 ]

 




 [ あ、ふたりのこと。
  噂以上のことは聞いてないよ。
  それか、いいおともだちだってことは、
  あたし ずっとみんなを見てたから、
  なんとなくわかる……と、いいな。

  テレパシーじゃない。たぶん、
  動物の群れを眺めてる、
  まっさらないきものみたいな風。
  肯定をいただいたのなら、そっか。って。
  やっぱり、笑って返すだけ。 ]

 




    ……辰美君、なんかさ、
    たまに生きづらそうだなーって思うから、
    いいんちょ、見てあげてね。

 [ 手がやばかった……とまでは言わなかったけれど、
  ( そもそもその後、
      会ってるとも思ってなかったけれど、 )

  ちょっとあたしと似てるなあと思ったのは、
  異文化コミュニケーションのたまものかな。
  廊下のすれ違いは、夢に入ったばかりのあの話は、
  生きづらい二人の会話だったと思う、から。
  
  "紳士" にも、
  手を引いてあげる誰かがいれば良い、とは、
  やっぱり、観客たるあたしの エゴです。 ]

 




 [ だから、かな?
  緊張とか、それこそ やばい、とか。
  そういう感覚がちょっとだけ消えたように、
  いいんちょを見てた時、
  
    ん? って、声が出た。 ]

 




   ─── あ、あれね、そう。
   ちかちゃんと喜多仲君が帰ったあとに、
   どう書いたら良い?って、
   せいかちゃんが言ってたから……。

 [ あれも元々しおりちゃんと話してて、なんて。
  あたしの夢の話が膨らみかけた。
  あれってあの後どうなったのかな?
  帰ってしまったあたしはわからないことだけれど、 ]

 




       ……えいがかん。

 




 [ 鸚鵡返し。
  ……ちょっとびっくりした。
  あたしの目、びっくりで、
  そりゃあ丸くなってたと思います。

  せいかちゃんが書いてくれたんだ、とか、
  あたし、書かれてたんだ、とか。
  あれ、誰かがまた書き足してくれたんだなあ、とか。

  エンドロールの続きを祈るようなあれが、
  なんだか、届いたような気がして、 ]

 




    ……うわー。
    あたし、なんか、すごいことしたみたいだね?

 [ 他人事みたいに言っちゃうの。
  しょうがないんですよ。
  ちょっとどきどきしてるんです。

  あたし、あがり症なんだって。
  顔がちょっと熱いの、
  おしるこのせいじゃないでしょ。 ]

 




  ……あたし、そしたら、いいんちょとは、
  えーと、そうだなー。
  格ゲーやろうよ。Smitchの。四人対戦できるやつ。
  イカになって陣地塗りまくるやつでもいいよ。
  っていうかいいんちょゲームやるのかな?やろ?
   
  せいかちゃんも……
  しおりちゃんも、みんな誘ってさ。
  それでポップコーン食べるの。
  どっかスペース借りるとかする?

 




 [ 生憎書き記す黒板はないけれど、
  あたしたち、現実を振り返れば受験生だけれど、
  "帰ってきたあと"、のこと、
  それくらい語ってもいい?って、わらった。

  ほら、打ち上げと、お帰りと。そういう名目。
  何度やっても、いいよね? ]

 




 [ テレパシー、ぴぴぴ。拝啓、せいかちゃん。
  おとこのこたちには負けないように、
  がんばりましょー。 ]*

 


 ―― 少し前:病院前 ――

[ うん、と小さく頷いた千夏に
 そっかあ、僕も死にたかったよ、なんて、
 もちろん言えるわけもないけれど、
 いつか、千夏には謝らなければいけないと思っている ]



   あのね、あの本にサインするべき人は、
   僕じゃなかったんだ。ごめんなさい。
 


[ まだ言えないその言葉をきちんと伝えるためにも、
 誠香は生きなければいけない。

 メイクの先生を引き受けてもらえたら、
 楽しみ! と誠香も笑った ]

 あの舞台のみんなのメイク、すごかったし。
 千夏ちゃんのメイクの腕は折り紙付きだからね。
 ……きっと、しおちゃんも一緒に。

[ ちらりと病院の方を見て、誠香は頷く。
 
 マフラーへのアドバイスに、はあいと素直に返事して、
 きゅっとマフラーを結び直した* ]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 大太刀源流 タツミ

――昇降口――


[氷室が一気に階段を下りていく。
辰美はそれを目を細めて見つめた。

光が漏れる昇降口は、
確かにここからの脱出口。>>257
つぎはぎだらけの虚構の城の終焉だ。
帰るのは嘘じゃないと葉野が言う。>>256]


 ならいいんだ。
 そら、みんなで出ようぜ。並んでさ。


[一人だけ先に帰るなんてずるいだろう?
辰美は言いながら、葉野に歩調を合わせて
光さす方へと歩き出す。]

(262) 2020/06/23(Tue) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[ふと、光に飲み込まれる一瞬、
葉野の声が聞こえた気がして、

辰美はそれに――――、目を閉じた。]

(263) 2020/06/23(Tue) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[楽しかった。笑えるくらい楽しかった。

……そんな感想は、どうにも能天気に過ぎるだろうか。
まあいいだろう。思うだけなら自由だ。
咎めるものも、いやしないのだし。]

(264) 2020/06/23(Tue) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

 

 …………ありがとう。

 

(266) 2020/06/23(Tue) 23時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

[去りゆく場所に零せた言葉は、それだけだった。*]

(267) 2020/06/23(Tue) 23時頃

大太刀源流 タツミは、メモを貼った。

2020/06/23(Tue) 23時半頃


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