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[暫くして、瞬時に戻ってきたように見えただろう。]
……技術室。
なんだかんだ言って武器を取りに行くとは、なかなかな根性だ。
[教官室内の様子を、じっと見つめながら続ける。]
……ま、今に分かるこった。
どうにせよ、体を借りた持ち主は元の世界で生きてる。
そいつが鬼だったら、飽くまで鬼であって。お前らの知ってる奴らじゃねぇ。
[ラルフの方を見つめるアイリスに言い聞かせるように言えば、教官室の部屋の外の方へと歩いていく。]
んで。お前はいつまで落ち込んでんだ。
皆のために鬼を一体倒したんだぜ、お前は。もっと胸張れよ。
メモを貼った。
[突然耳に入る声に、のろのろと顔を上げる。
そこにはまだ狐の姿のコックリが居たが、驚くことはない]
……落ち込んでません。
[しばらくその姿を見つめた後、その瞳を睨みつけて]
どこかに行くならさっさとどうぞ。
もうテストの山を教えてもらう必要もないんで。
[視線を逸らし、強い口調で返す。
コックリに対してどう対応すればいいのか、感情が追いつかず]
【人】 華道部 メアリー[暗がりの廊下を一人で歩く。ふらふらと、何処か覚束ない足取りで。 (22) 2010/07/24(Sat) 22時頃 |
【人】 華道部 メアリー『『かくれんぼ するもの このゆび とまれ ♪』』 (23) 2010/07/24(Sat) 22時頃 |
【人】 華道部 メアリー[ドサリ][ドサリ][ドサリ] (24) 2010/07/24(Sat) 22時頃 |
そうか、ならイイんだけどよ。
[睨みつけてくる意図は掴めていない、ただ彼の言葉を真に受けるだけ。狐はふと軽く笑うかのように口の端を上げて。]
おいおい、冷てぇなぁ。
どーせ毎日顔合わすことになるんだ。少し位……
[そう言いかけて。視線をそらすオスカーを見て暫し沈黙。]
……運が悪かっただけだ、お前は。
偶々そこにいて、偶々お前が特別だった。だからマークされた。
それだけだ。別に恨むなら好きなだけ恨めよ、それで気が済むんなら。オレらも生者を恨んでたり憎んでたり妬んでたり。お相子だ。
だが。もうこうなった以上、オレらと同じ住人だ。オレももう、お前を恨んだり憎んだり妬んだりもしねぇ。どういう風にお前がここで立ち回ろうと勝手だが……
……まぁ、中に入って、先輩に会って来いよ。
恐らく、お前を一番心配してたぜ。
[狐は廊下を歩いていく。小さく溜息をついて**]
メモを貼った。
【人】 華道部 メアリー[気づけばよろめきながらも駆けだしていた。 (25) 2010/07/24(Sat) 22時頃 |
…………。
[ただただ、黙ってコックリの話を聞く。
逸らした目はそのままで、でも小さく揺れていただろう]
アイリスさん、が……?
[呟くように、名を。
廊下を歩いていく狐の後ろ姿を、動かぬまま見送った**]
メモを貼った。
【人】 華道部 メアリー―華道部 部室― (27) 2010/07/24(Sat) 22時半頃 |
【人】 華道部 メアリー[何処か空気の冷えた室内に足を踏み入れ、整理棚の中へ腕を伸ばす。 (28) 2010/07/24(Sat) 22時半頃 |
【人】 華道部 メアリー―廊下― (52) 2010/07/25(Sun) 01時頃 |
……。
[目を細め、遠巻きから影がパティとテッドを見ていただろう。
彼女たちは気付いただろうか?否……恐らく気づかない。]
……。
[目を瞑れば、影はただ真っ黒な形で。
ゆるりと踵を返せば、ゆっくりと先に教官室の方へと戻るのだった。]
[途中メアリーを見かけ。片方の結っている髪がほどけている不自然な彼女を見れば、首をかしげた。]
ぬ?
[手に持つ鋏が次に目に入る。この娘も……]
……やれ、どうなることやら。
[その横を通り、教官室の方へと戻る。
今となっては観戦者。監視はもういらない。
彼女一人を見るよりはと、皆が集まりそうな教官室へと戻る。
――その表情は無機質なものだったかもしれない。]
ゆっくりと教官室へと戻り、隅の方で動向を見守る予定で*
メモを貼った。
【人】 華道部 メアリー…………おにいちゃん? (58) 2010/07/25(Sun) 02時頃 |
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いい加減に、しなきゃ。
[ぐしぐしと強く、腕で目元を拭う。
霊魂のみとなった今では意味のない行為かもしれないが、
まだまだ人間だったときのクセはなくならない。
緩慢な動きで立ち上がり、廊下の先の深い闇を眺めた]
…………。
[ひとつ、深く息を吸って吐く。
死んでもやることは変わらないな、なんて小さくぼやくと、
唇を引き結び、教官室の扉へ身体を向ける]
通り抜けられるのかな……。
[しばらくそんなことで悩んで。
恐る恐ると手を差し出せば、指先はドアの向こうへと消える。
その瞬間は思わず驚きの声を上げてしまった]
……ある意味、便利?
[少し頑張ったような、明るい声を出して呟く。
そのままドアを通り抜けた先には、ホリーとラルフ、
そしてアイリスやマリアンヌの姿があるだろうか。
ずっと廊下にいたから、彼女達はオスカーが
ここに来ていたことに、気付いていなかったかもしれない]
……ホリーじゃ、ないんだね。
悲しんでたのも辛そうにしてたのも、違うんだ。
本物のホリーは、生きてる。現実世界で。
["偽物"の妹。ソファーに座りある一点を見つめる彼女の隣に、
ここに来てからずっとそうしていたように、自然と寄り添い立つ。
その瞳には複雑な色が浮かんでは消える。
"彼女"が自分を殺したのだろうか。視られることを、忌避して。
オスカーはそれ以外何も声を発することはない]
周りの何者にも反応せず、しばらくそこに居るだろう。そしてアイリス達が居たなら、どこかぎこちない表情でそちらを見る**
メモを貼った。
【人】 華道部 メアリー[電話口で、兄は果たしてどんな言葉をくれたのか。 (65) 2010/07/25(Sun) 20時頃 |
オスカーをじっと見つめた。
【人】 華道部 メアリー―廊下― (72) 2010/07/25(Sun) 23時頃 |
【人】 華道部 メアリー[遠い廊下の向こう側に、ぼんやりと零れる淡い光があった。テッドとパティの懐中電灯の明かりだろう] (75) 2010/07/25(Sun) 23時頃 |
【人】 華道部 メアリー[淡かった光が眩く変わるのは、単に光源に近づいているからではない。 (78) 2010/07/26(Mon) 00時頃 |
メモを貼った。
[生きた人たちがいる世界―私たちを見ることが出来ない人たちのいる世界―をみる。そして、不安に襲われる。本当に、鬼を全滅させることが出来るのだろうか。残った人が、生きて通常の世界に戻れるのか。]
……。柄にもなく、考えるものじゃないね。
[ぼんやりと、残された人たちの葛藤を思うと、心がざわめく。暗いイメージを必死で頭から外し、じっと事の成り行きを見つめる。]
オスカーくん、来ちゃったんだね
[...は音もなく顕れる。
閉じきられた教官室の扉を、わけもなくくぐり、
ホリーの隣、オスカーと逆側にホリーを
囲むようにして座った。パティはホリーを
糾弾している。ホリーは青ざめた顔で否定していた。
同じ死者でありながら、放心したようなオスカーの目に
自分が映っているかはわからなかった]
あなたには
[来て欲しくなかったのに、と続けようとしてやめた。
100%本当かと言えばうそになってしまうかも
しれないし、この場に適切とも思えなかった。
痛々しく落ちた肩に手をのばし触れようとしたが、
それもできなかった]
【人】 華道部 メアリー………………。 (80) 2010/07/26(Mon) 00時頃 |
あなたは死んでしまったけど。
でも「本当のホリー」は生きてる、んだよね?
なら、 ……よかった んだよ
本当のホリーは、痛い目にも怖い目にも、……
あわないって ことだよね
[悲しい目にもあわない、とは言えなかった。
短い間しか過ごしていない「偽者のホリー」
だとしても、あんなに絆を見た姉弟の
弟が亡くなって、傷つかない「本物のホリー」では
決してないだろう]
私やオスカーくんは 死んじゃったけど
ホリーは 生きてるんだよ
それだけでも ラッキーだよ 私たち
[下手な慰めだった。それでも、ぬくもりを喪った
魂は、冷えた双子の片割れのひとつに
不器用に寄り添おうとした]
―回想 ???―
>>+8
[胸のうちの空気を大きくため息にして吐き出した。
仮初の形をなした霊体の胸は、病を得た肺と違い、
上下するだけで物理世界に何の対流も
起こせはしなかった]
そっか ………誰かわかれば オスカー君が
生き返るわけじゃ ないんだよね だったらいい
[自分を手にかけたのが誰か等、
輪を掛けて遠く思えて、目線も遠くなった]
コックリさんと ノックスは違うんだね
呼び方と 性別も関係ないんだね
やっぱり 見てるしかないのか
[そっか。とつぶやいた。去るコックリさんを
見送って、...も闇に溶けるようにして消えた]
―回想・ 了―
メモを貼った。
メモを貼った。
……アイリス、さん。
[自分の反対側、ホリーの隣に現れた彼女に、目を向ける。
不自然なまでに緩慢な動きは、
アイリスの言葉にどう返せばいいのか、分からなかったからか。
謝罪も、感謝も、それ以外の言葉も、口から出てこない]
来ちゃい、ました。
[少しだけ、困ったように微笑う。出来損ないの笑み。
あなたには――、その続きを想像することはオスカーには出来ず、
やはりまたぎこちなく視線を外し、少し離れたラルフを眺める]
うん、"ホリー"は生きてるから。
憎たらしくて、いつも僕を兄扱いなんてしない奴だけど、
――……よかった
[霊魂の身体のはずなのに、寄り添うアイリスの温もりを感じる。
それは気のせいなのかもしれない。
それともこの状態では、気持ちがそのまま空気に現るのだろうか。
つう、とひとつ涙が頬を伝い、
ホリーの姿をした"彼女"の手の甲に落ちて、消えていった]
……ありがとう。アイリスさん。
[何度も何度も唇だけを迷わせて、それだけを。
その時に向けた微かな笑みは、偽物ではなかっただろう]
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