人狼議事


267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】

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 僕もきっと、
 砂のように崩れた女の子のように
 いつ■んでも…それこそ、明日でもおかしくない。
 
 スープを食べようとして突然、…
 あんな風に僕の終わりが訪れてしまうなら、
 今すぐにでも帰らなくてはいけないと思った。
 
 だけど、どうしても眠りたい理由を
 せんせいにどんな風に説明していいかわからずに、
 口籠った僕に澱みも濁りもない言葉が続く。
     




 「 せんせい……
   どうしてそんなことを言うんですか? 」
     
 
 いままで、せんせいと過ごして
 こんな風に困ったことはあったでしょうか?
 きっと僕は隠すことなく眉を下げていたけれど
 せんせいの求めに応じて腕を差し出しました。

 欠けないように手袋をはめるよりも、
 絵を描く方がきっと……きっと、■しいからです。
 




 せんせいがそのまま色を塗っていくなら
 僕はずっと、その様子を静かに見ていましたし、
 気が変わって手袋を探しに行っても同じこと。

 それは他の人からすれば■しいのかと問うほど
 静かで、温度の低いひと時だったでしょうが
 

   ───── ■ぬのが恐ろしくなりました。
         





 「 ありがとうございます…… せんせい 」


     



 それでも僕はせんせいに感謝の気持ちを捧げ
 穏やかに笑いかけていたでしょう。
 冷たい■の中に横たわる事が出来なくても、
 何故か眠くなかったので、そのまま一つの夜が
 空から帳を取り去っていくまでを過ごしました。
     
 時々せんせいが指先に施してくれたものをみて、
 ■しさと、裏腹の恐怖が広がるのを感じながら。
 




  せんせいの冷たさまで、
  僕にはもう…耐えられないのでしょうか?

     



 何かが小さく爆ぜるような、
 或いは何かが張り詰めていくような、
 ぴき…、と小さな音が包帯を巻いたところから
 段々と連続していって響いたのをきっかけに
 そう時間を置かずに、全身に行き渡りました。
     



 僕の全身に罅が入っていなければ
 鮮明に “ 向こう側の景色 ” を透かしたでしょう。

 雪をまぶしたような磨り硝子ではなくて、
 冬の朝に湖に薄く張った氷のようになった身体が
 心臓の青白い光を衣服の隙間や全身の小さな罅から
 漏らし、陽射しを避けた部屋を青く照らす様は
 洞窟に入った光を海底から反射するようでした。
 



 せんせいはいたでしょうか?
 透明になって消えてしまう “ 硝子人間 ” に、
 本当の■■さまが迎えを寄越すのを感じとって

 …………
 




 いつも近くで付き添ってくれていたあの存在に
 さいごにひとかけら残したくなっていたのです。
 なくなるのだから、その行為に意味はないのに。

     





 人は何故■きるかの疑問に、答えがないように。


 






    (  …かんがえておけばよかったなぁ  )
        
 




 こんな世界の中でも生きていく理由より
 残すひとかけらの方がきっと思いつけたのに。
 せんせいにとってただの数字でしかなくても、
 僕にとっては違う…そんな温度差があった。
             ・・・
     



 もしもせんせいが近くにいたなら、
 今にも砕けそうな身体を伸ばそうとしました。
 グローブ越しでも僕から触れてみたかったのは、
 もう随分と■めていた心のように思います。
 



 だけど、

 陸地に打ち上げられた海の生き物は
 自分自身の重さに耐えられなかったり
 海に比べて高くなる体温で■ぬそうなので、
 僕の腕も同じくように割れてしまったかも。

     倒れてしまったのか、別の音なのか
     ガシャン、と軽くて耳障りな響きと共に
     暗いところに沈んでいった意識と視界は、
     その先の出来事を僕から隠したのです。**
   


メモを貼った。


【人】 白菊会 ミサ



            或る夜だ。

 

(74) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



  「 中庭、荒れ放題じゃ無いですか 」
  「 陽が出てないから来てみたのに 」

  ─── 担当していたXX番が部屋から消えていたから、
      てっきり何かに成って死んだものかと思っていた。

  きみは植物のようだ、と
  部屋から出てこない彼女へ、最初に告げたのは私だった。
  故に、花でも咲いているかと期待したところもあったが、 

 

(75) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



  「 せんせい 」

    ─── 私を呼ぶ彼女は未だ女に成る前で、
        手入れもされていない中庭で
        不機嫌を露わに 私をせんせいと呼んだ。

        しらぎくいろの指先が、
        適当な葉を摘まむ。

 

(76) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



  「 此処には人間のせんせいしかいないのかしら 」
  「 植物なんてちっとも興味無いけれど 」
  「 どうせ皆死んでしまうのだったら 」
  「 死ぬ前に綺麗な物でも見せてあげれば良いのに 」

     にんげんのせんせい、は
     数えるほどしか居ないと、彼女は知らない。
     ( 私だってそうだ! )
     只 彼女に其れを教える意味も無いから、
     私はスカートの埃を払って、
     
     低い、黒を見下ろし、

 

(77) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



  「 植物のせんせいでも呼んだらどうですか? 」
  「 きっと、そうですね、……綺麗に成ったのなら、 」

 

(78) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ




    「 十年経って、さくらが咲くようになります 」


 

(79) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ




     もう彼女は覚えていない何時かの話で、
     思い出す頃には私も何処かで死んでいる。


          星は 降らない。


*

(80) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



      [ ほし ひとつぶ。
        掬い上げられて、 ]

 

(81) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ 碧の向こうへ また、ほしを見る。
  文字通り命を抱く白菊に囲まれた場所のなか、

  ひとつ、ふたつ、瞬きを繰り返し、
  ちぃさな流星へと視線を移し、 ]

 

(82) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



  せんせい、
  ちゃんとにんげんのせんせいなのね。
  てっきりこのまま 植物に成ればって
  ……悪いけど 願われるかと思ってたわ。

 [ ひとつだけ、正直な感想。
 
  ……失礼かもしれないけれど、こんな驚いた顔も、
  わたしは滅多にしたことが無かった。 ]

 

(83) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



  ─── そうね、なら、


         [ ちぃさな、ゆびおり、 ]


  片目が無くて、
  もう 脚も動かなくて、
  わたしの殆ど、白菊が取っていったから、
  きっと、身体だってこのままよ。

 

(84) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ たとえ 治ったところで、
  なにもかも戻るような、
  都合の良い世界に生きている自覚は、無いから、

  そんな身体に戻ったところで、
  ゆびおり数えた それらを
  ほしに差し出したところで、……


    わらう 表情と反対に、片方の黒は重たく、
    手元の白菊にほしが落ち行く。 ]

 

(85) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



  …………、
  植物には、きっと、成れないけれど、
  綺麗に死ぬことくらいは 願ってあげるわ。

 [ はなびらいちまい ゆびさきで取る。
  ─── 空想、ほしの辿り着いた先だ。

  いちまいを空に走らせようとして、
  ……バランスを崩してやめてしまったので、
  代わりに正面、碧を背景に見立てて、上げるように。 ]

 

(86) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



  せんせい、たとえば、
  そんな 酷い有様で生き延びたとして、
  せんせいも、綺麗に死ぬまで生きられたとして、

        
             ─────── 、

 

(87) 2019/06/19(Wed) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



  [ はなびらにまた ほしが おち、

   ─── きっとこたえを求めるよう に、
             碧を 見上げていた。 ]

 

(88) 2019/06/19(Wed) 22時頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/19(Wed) 22時頃


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