人狼議事


267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】

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【人】 白菊会 ミサ



 [ 空いている片手と、
  "わたしの"しらぎくへ添えられていた手は、
  瞬間、口元を覆い、隠し、
  にんげんの 咳き込む音を塞ぐ。

  ……別に血を吐いたとか、
    そんな大袈裟なことはなくて、

  只、蒼白い隙間から、種が幾つもこぼれ落ちて、
  床に落ちた其れらを、息を切らして見詰め、


      ─── 嗚呼、なんだか"片側"が重たい。 ]

 

(44) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ 鏡でもあれば、きっと、
  眼窩からもう一輪、隣り合わせの仲良しのように
  白菊がいつの間にか咲いていた って、
  ……わかったのかもしれない。

  俯くだけのわたしじゃあ 
  得体の知れない種しかわからなくて。
  
  ─── 其れだけじゃあ なかった。
  なんにも分からなかった、きっと。

  わたしのことなんて、なんにもしらないのよ。 ]

 

(45) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 白菊会 ミサ



  …………枯れるならそれで良いわよ。
  ゴミ箱に捨てられるだけでしょう。

  あなたの名付けた
  全然似つかわしくもない 只の患者の、
  "しらぎくさん"の生態系がそうだっただけよ。

 [ 落ちる種が"わたし"からうまれてしまったことも、
  気持ち悪い、以外に言いようが無かった。

  片方だけ生きているにんげんの機能で、 ]

 

(46) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

【人】 白菊会 ミサ



   何か鳴ってる。
   ─── 誰か 呼んでるんじゃ無くて。

 [ 白衣の方を 指さし、

  それはもう バランスも取れず、
  危なっかしい勢いで立ち上がって、
  指先で手繰りながら 病室の扉を開いた。

  外の喧噪が、入り込む。 ]

 

(47) 2019/06/15(Sat) 23時半頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/16(Sun) 01時頃


【人】 白菊会 ミサ



 [ 自分からうまれた何か を、
  見られることも 触れられることも、
  挙げ句 "そんな風"に言われることも、

  なにもかも 不快だった。

  理由なんて特に無くて、只、
  生理的に受け入れる方が難しくて、 ]

 

(55) 2019/06/16(Sun) 16時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ ……出て行く様子が無かったので、
  もう此方から出てしまおうと思った。
  素足だろうと知らない。 ]

 

(56) 2019/06/16(Sun) 16時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ 開きっぱなしの扉を前に、

  眩しかろうがなんだろうが、
  ( ……嗚呼 此処で、行き先に中庭があるのも、
      何時かのわたしじゃあないみたいだ。 )

  何処かで捨ててしまおう、と、
  気持ち悪い種子を包んだタオルを寄越すよう、
  手を向けて 見るのだけれど、

  其れより先に 外の"にんげん"と片目が合って、
  そのひとったらわたしを見て声を上げたものだから、
  反射で舌打ちを返して派手に閉めた。

  わたしはばけものとでも言うのか、
          ─── そうだったか、 ]

 

(57) 2019/06/16(Sun) 16時頃

【人】 白菊会 ミサ



  [ 室内が陰り、
   しらぎくはんぶんだけが、もうひとりを向く。 ]

 

(58) 2019/06/16(Sun) 16時頃

【人】 白菊会 ミサ



  ─── Dr.Palatino,
  あなた ほんとうに ばかね。

  初めて会ったときから、
  あなたたちが "そう"、言った癖に。
  しらぎくなんて勝手な名前つけて、
  ひとつもにんげん扱いしなかった癖に、

  今更 聞くような真似、しないで頂戴。

 

(59) 2019/06/16(Sun) 16時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ 静かに咲いた方が良いのは何だったのか、
  閉じようとしたくちびるも 忘れてしまった。
  もう 八つ当たりでもなんでも良くて、
  結局自分の所為にしたくなかったのかもしれない。
 
  ……知らないし、どうでもいいけれど、
  珍しく、─── きっと珍しく、
  怒ることはあれど、なんにもないわたしは
  うまれてはじめて 叫んだような、気がして、 ]

 

(60) 2019/06/16(Sun) 16時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ ─── だから出て行って って、
  言おうとしたし、"だから"までは実際発した。

  その後詰まったのは、……詰まったのは、
  別に、また種が引っかかったから
  ─── とか じゃあ なくて、

  ちぃさく わたしの薄い腹が、
  此だってきっと人生ではじめて、
  空腹を訴えたから、で、

          わかりやすく怯んだ顔! ]

 

(61) 2019/06/16(Sun) 16時頃

【人】 白菊会 ミサ



  ──── ………… 、……

  ……せんせい なら、ご飯でも持ってきなさい、
  だから おばかさんなのよ

 [ ……流石に このお話ばかりは、
  無視したのはわたしだけれど。
  此処で漸く、少し冷静になったかもしれないけれど、
  
  そんなこと知らないって、
  ベッドに転がる枕を引っつかんで、
  せんせいの顔面目がけて投げた。 ]

 

(62) 2019/06/16(Sun) 16時頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/16(Sun) 16時半頃


【人】 白菊会 ミサ




           星降る前の彼女は
 

 

(69) 2019/06/16(Sun) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



    その時、窓の外を見ていました。
    もう半分は何かに絡まれたみたいに動かず、
    担当者が戻るまでに逃げ出すのは出来なかったそう。

    外へ行きたいとも行けるとも思っていなかったから、
    逃げ出したところで 何処かで
    誰かに騒がれて終わるだけだろうとも。

    そうでなくたって、
    彼女はどうしたって貧弱でしたから、
    抜け出せたところで直ぐ死ぬでしょう。

    植物のほうがまだ生きられたかもしれません。
    お腹が空いて、喉が渇いて、
    よっぽど今の方が健康に見えているのは、
    皮肉な気がしますが。

 

(70) 2019/06/16(Sun) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



    待つ間に生まれてきた種は、
    どうしたって彼女にとって気味悪いものでしたから、
    ひとつ残らずゴミ箱に捨ててしまいました。

    泣いたってどうにもならないこと、
    もういい大人だったから知っているっていうのに、
    あのとき泣かなかったぶんが
    今になってきているようで、

    ……興味がないだけで、嫌いとかではなく、
    じぶんが今までの形を成してないことが
    どうしたって受け入れられなかったのでしょう。

 

(71) 2019/06/16(Sun) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ




    ─── 今までのじぶんがどうだったのか。
    知っているのかと言われたら 頷けないし、
 
    もしこのあと 受け入れるときがあったとしても、
    そのとき彼女は 星になったあのこのように、
    いのちを散らしているのでしょうけれど。


 

(72) 2019/06/16(Sun) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ




      嗚呼、またひとつ、しらぎくが咲きました。
      まごう事なき、彼女の花が、


 

(73) 2019/06/16(Sun) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ ─── 不思議な生え方だと思った。

  茎も見当たらないのに、顔の内側に何にも無いのに、
  しらぎくの咲き誇るはんぶんの身体に、
  根が走っているのが 見えるから、

  ベッドの背に凭れかけて、
  突っ立ってないで持ってきて、とか、
  如何にも傲慢な患者らしく、

  ……片手で食べられるもので良かった、と、
  無言でパンを手に取る 前に、 ]

 

(74) 2019/06/16(Sun) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



   ……………、なんで

 [ 其れがあるの、と続ける前に、
  もう面倒くさくなって透明の器を引っつかみ、
  一気に流し込んだ。


       ─── 浮いたひとつだって、
           くちびるで挟んで、
           そのまま噛みもせず、
           一息に飲み込んで。 ]

 

(75) 2019/06/16(Sun) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



    [ 此で延命できたのでしょうか。
     水が切れたら死ぬのでしょうか。
  
     ……どうせ誰にも慈しまれていない
     にんげんのいのちだったから、
     どうでも良いこと でしたか。 ]

 

(76) 2019/06/16(Sun) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ そのまま、パンに向かう筈だったゆびさきを、
  やっぱりやめた って、目元へ寄せた。

  起きたときより増えた花々のひとつを、
  刈り取るように 再び摘まんでみる。
  ……どうせ沢山増えるのでしょうし、
  いのちだろうが何時か死ぬわけだし、 ]

 

(77) 2019/06/16(Sun) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ ─── だから、切り離すのだって一瞬で、
  
  その間も終始無言だったから、
  止めるとか、止めないとか、
  きっとそういう話にすらならなかった。

  てのひらに乗った一輪を ぼんやり見詰め、 ]

 

(78) 2019/06/16(Sun) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



  ─── "だから"、
      やっぱり似合っていないじゃない。

         しらぎくなんて、

 [ どうせベッド脇にいたのだろうせんせいに
  そのまま ふわ、と 投げた。

  感想の話になっても決して上機嫌じゃあ無かったし、
  寧ろ却って不機嫌が増した気もした。
  だって、こんな名前要らなかった。 って、

  ─── わたしには無縁の、要らないものを、
  てのひらに収まるまで 見ている。 ]

 

(79) 2019/06/16(Sun) 21時頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/16(Sun) 21時頃


【人】 白菊会 ミサ



   [ みにくいにんげんを 苗床にしてしまって、
    うつくしい植物のなんと哀れなこと、 ]

 

(86) 2019/06/16(Sun) 22時半頃

【人】 白菊会 ミサ



  ─── そんな名前だったの。

 [ すっかり忘れていた。
  もっと言うならもうひとつの名前すら忘れている。

  ……思い出したところで、似合わない感覚は、
  撤回する程では無かったけれど。 ]

 

(87) 2019/06/16(Sun) 22時半頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ ただ、────
  もうひとつ聞いたときには、首を傾げ、
  
  ……自分には想像も出来なかった姿だったので、
  傾きが戻ることは 無く、
  やってきた感想は"根に持っているなあ"だった。
  否、馬鹿にしていたわたしが悪いのでしょうけど。

  ひろいてのひらに収まっている方が、
  よっぽど、花だって幸せだろう。
  陽の光より 碧の方が優しいように見える。 ]

 

(88) 2019/06/16(Sun) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ ちぃさく パンを囓ってしまって、
  スプーンを取り、 ]

  ─── せんせいと会った時のこと、
  わたし 覚えていないけど、
  でも せんせい、今のわたしは、立てないから。

  そういう意味の しらぎくさんじゃあ無くて
  きっと もう、苗床よ。

 

(89) 2019/06/16(Sun) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ 行儀も知らず、
  布団に覆われている 根を纏った足元を、
  スプーンの先で示した。
  ……こう言っている間に また、
  顔半分で蕾がうまれゆく。

  ─── 重たさが増すものだから、
  どうにも食べにくいなあ って 思った瞬間、
  横から声が飛んでくるから、
  スプーンを派手に中へ突っ込んだ! ]

 

(90) 2019/06/16(Sun) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ



  …………あなた ばかなの?

 [ スープに塗れた其れを見た後、
  手に取るにも取れず、
  かといって素直に口を開ける気も無く、

  無かったので、 ]

 

(91) 2019/06/16(Sun) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ



  ─── それじゃあ わたしは
  種でも食べさせてあげましょうか。
  ……綺麗な白菊が咲くかもしれないわよ。

 [ 此方からだって、厭がらせには 変わりなく、
  べ、と出してしまった 種の乗る舌先!

  種は取られたばかりなのも分かっていたから、
  自分でも 適当言っている。
  ……いいおとななんだか なんなのだか。 ]

 

(92) 2019/06/16(Sun) 23時頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/17(Mon) 00時半頃


白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/17(Mon) 00時半頃


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