219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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─ 3rd day/純喫茶「くさかげ」>>3:490 ─
マジか。 そんなところにもあるもんなんだなァ。
[ バッジをどこで入手するものなのか、 その点について自分はとんと詳しくなかった。
最初にあの三人組から貰ったバッジ以外は ヒナと戦った時と同様、他のプレイヤーとの戦いで 入手したものが殆どだ。]
(@0) 2017/06/17(Sat) 07時半頃
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[ 三人組から基本ルールを説明してもらったあと、 最初にバトルを挑んだのは いつも死神のゲームでスコアを競い合っている田舎娘とだった。>>3:0
ここまでの流れで予想はつくだろうが、 初戦は手も足も出ずに完敗した。流れるような敗北だった。 仕方がないので他の死神連中にもひと通り戦いを挑んだが まともに勝てたのは残念ながら二人だけだった。 誰、とは敢えて言うまい。
負けたままというのも癪だが、、 あの三人組に教えを請うというのも更に癪だったので まずは修行と街中に繰り出して無差別にバトルを挑んだ。
老若男女関係なく、 バッジ持ちに手当り次第に勝負を挑んでは、 略奪を繰り返したのでおそらく街中での評判は すこぶる悪いだろう。 此方の手持ちのバッジは、 そういう連中からの“戦利品”でできている。 ]
(@1) 2017/06/17(Sat) 07時半頃
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[ なお、初挑戦のあとも何度か 田舎娘には勝負を挑んでいるが未だに勝てていない。 ]
(@2) 2017/06/17(Sat) 07時半頃
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いいバッジだな。 大事にしろよ?
[ そんなことは、此方が言うまでもないだろうが。 一先ず後で博物館には寄ってみることにしよう。
バッジを手に握らせて言葉を紡げば、>>@81 心底不思議そうな顔で瞳を瞬かせる。
それでも、握った手はそのままに 「面白かったよ」と告げられるものだから。>>3:491 此方も笑って、その言葉に頷いた。
事故の下りには>>3:492 一瞬、なんとも言えない表情が浮かんだが、 相手がそれに気づくより先にいつもどおりの顔をしてみせて。]
(@3) 2017/06/17(Sat) 07時半頃
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好きな人…?
[ 意外な方向からの逆質問に>>3:494 微かに瞳を瞬かせる。 それから、微笑って ]
死神にそんな奴いると思うのかァ? まぁ、田舎娘も黒真珠もどっちも美少女なビジュアルだよなァ。 あとコンポーザーもそれなりに可愛いしな。見た目は。
[ ついつい死神同士での呼び名(もといあだ名?)を 使ってしまうが、まあ特徴は掴んでいるので わからないことはないだろう。 “コンポーザー”については、 聞かれたら簡単に説明するくらいはしたかもしれない。 曰く、『自分たち死神の上司』だ、と。 ]
(@4) 2017/06/17(Sat) 07時半頃
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――…ま、いるよ。
(@5) 2017/06/17(Sat) 07時半頃
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[「いた」とは言わない。 “あいつ”は、今でも生きている。 ここではない世界に、俺の記憶の中に、心に。 だから、いるのだと。そう答える。
そうしてヒナが店を出ていくのを見送ってから、 暫しのあいだ、コーヒータイム。>>3:@83 ]**
(@6) 2017/06/17(Sat) 07時半頃
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[……起きよ、という命令
魂を直接揺さぶらんとするような、凛とした声は、ぞくり、と意識を戻さんとする。
未だ眼は開かない。だが、魂はその宣告を聞いた]
[心が未だ蘇らないにも関わらず、身体は、死神の慈悲により……はたまた気紛れ、か、もう暫くしたら覚醒するだろう]
[未だ、声は戻らない、が。
もしかしたら、魂の呟きは、彼女に届くのだろうか]
………あたしは、何を取られたの?
[未だ、眼は開かれない。
冷たい雫が一筋、冷たい頬を通っただけ。
返答があろうがなかろうが、コンポーザーの命により、あと少しで意識は取り戻すだろう]*
[無情、しかし真実の言葉が
返答してくれるだけマシと思えばよいか。結局は、何も変わらないのだけど。
…………諦めろ、という言葉は刃となり、突き刺さる。
私が諦めたら、あの子も諦めざるを得なくなるんだろうか、なんて。
眼が覚める頃、あの子は傍に、いるのかな?]**
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─ 3rd day/純喫茶くさかげ>>3:331 ─
[ それは、くさかげにヒナがやってくる少し前のこと。]
そうか、残念だなァ。 アンタとなら楽しめそうだったんだが。
[ サブミッションの話である。 なお、このときミッションの内容は話していないので 負けたときに没収されるとは思っていないだろうと思われる。 ]
おう、パートナーの気持ちは大事だからなァ。 また今度な。 次は三人で出来る奴考えとくわ。
[ なお、しつこいようだがサブミッションの話でry ]
(@21) 2017/06/17(Sat) 11時頃
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[ まずは生き伸びなければならない。>>3:334 ――それは、彼と出会ったときに最初に話したこと。 ]
次、ねぇ。 何奢ってもらおうか。
[ 他人の金で食う飯は美味い。 カウンターのスツールに腰を下ろしたまま、 ふんふん、と上機嫌で見送れば、 ちょうど入り口のところで二人がすれ違ったのを>>3:327>>3:329>>3:340 目撃したかもしれない――* ]
(@22) 2017/06/17(Sat) 11時頃
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[まっくらな意識の海を漂う中、誰かの声が耳に入る。
それはとても哀しそうで、声の主に向かい手を伸ばそうとしたけれど体は言う事をきかなくて。
あぁ、謝らないで。悲しまないで…
ぼくはここにいる、守るから…守ってみせるから…
それでも伝えようと、かれた喉を震わせる。
それが彼女へ伝わる声になったのかは定かでない]
[その直後だろうか
ひやりとした、命令の声が聞こえたのは]
だぁ…れ……
[ぼんやりと瞼を開けば、近くに立つ誰かの影を確認できただろう。
しかし、霞んだ視界の中ではそれがどんな姿をしているのかまで把握するのは難しく、続く言葉を大人しく聞くより他はなかった]
[
自身が強い魂と表現された事に心の中で首を傾げながらも
説明されたルールをじっくり、自分の中で確認する。
ひとつ、7日間…残りのゲーム期間中を生き残る事。
ふたつ、近くに立っているだろうコンポーザーへ自分の存在価値を示す事]
(存在、価値…)
[果たして、それは自分にあるのだろうか?
―もし、はじめからそんなものがなかったとしたら
ないものを示すなんて事はできっこがない]
…まっ
[歩き出そうとする気配を察知し
まだ聞きたい事があると声にならない声でその影へ語りかけただろう]
もし…
もしも、どちらかが先にまた死んでしまったら…
その時はパートナーも消えてしまうの?
[再び自分が消滅する路を辿ったとしても、そこに彼女を巻き込む危険はないのか。
…そしてもうひとつ]
生きる権利をもらった場合、他の人に譲る事はできるの?
[ふたつの問いかけにコンポーザーは答えてくれたのだろうか?
もし答えが来なかったとしても、やがて覚醒した意識は再び生き返る為の活動を始める事だろう。*]
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― 誰かにとっての“せかい”の話 ―
[ 俺の記憶の中のせかいは、 “罪”と“罰”でできている。
生まれてきたことが罪で、 生きていることが罰ならば。
ならば、“死”とは一体何なのだろう? それは途方もなく甘美なもののように、 かつての俺は、そう考えていた。 ]*
(@31) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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─ 4th day/サイガワラ永民博物館屋上 ─
[ 夜明けと共に開いた端末には、一通のメール>>@14]
強い魂、かァ…。
[ 過去、ゲーム中に消された魂の残滓が サイガワラのエリア内に漂っていたことはあった。 だが、それは実体もなければ、 明確な意思と呼べるようなものもなさそうな、 文字通りの意味の“残りカス”でしかなかった。
このメールの書きぶりだと どうやらそう言った類のものではないのだろう。 少なくとも、七日程度で自然消滅を迎えるような 脆弱なモノではなさそうだ。 ]
……っ。
(@32) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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――っはは、あははははははっ!!
こいつぁ傑作だ! どこの誰だか知らねぇが、 よくもまぁこんな世界で二度も生き残ったもんだ……!
[ このゲームに参加するようになってそれなりに長いが、 こんな展開は、未だかつてなかった。
ああ、だが。 そういう“魂”がいてくれたほうが、 俺にとっては都合がいい。
あのロクでもない世界で死んで、 この灰色の世界で二度目の死を迎えて。 それでもなお、この世界に消されない魂とは、 ――…いったい、どんな“強さ”を秘めている? どんな思いをもって、このせかいに生きている? ]
(@36) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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[ ――…なァ。 そいつを教えちゃ、くんねーか? どこの誰だか、知らねェけどよ? ]*
(@37) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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『悪いこたぁ言わねぇ』 『そいつ、病院に連れてったほうがいいぜ? 手遅れにならないうちに』
[ >>@35たまたま覗いたグループの報告に、 間髪いれずに返信を入れる。
もしかしたら、 いやもしかしなくても、もう手遅れかもしれない。 次の集まりのときに件のアイスと共にみたらしだんごが 供される様子がありありと脳裏に浮かんでしまったから。 ]*
(@38) 2017/06/17(Sat) 17時半頃
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─ 4th day/サイガワラ永民博物館 ─
[ ピィン、と親指に乗せて弾いたのは、 今日の分のブルースカルバッジ。 ]
どうすっかねぇ…?
[ バッジを弄りながら暫く思案していたが。 ]
……そら、来いよ。
[ そう徐に声をかけて影から呼び出したのは 二日目に丈司に出したサブミッションで呼び出した 黒猫のノイズ<キャッツ>が二体。>>2:@66 その首にあのときと同じようにリボンと結ぶと その結び目にバッジをつけて。]
行ってこい。精々遊んでやんな。
(@43) 2017/06/17(Sat) 19時半頃
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[ そう声をかければ、黒猫の形をしたノイズたちは 弾丸のような早さでスクランブル交差点のほうへと向かうだろう。 ]
さて、と。
[ 昨日ヒナが話していた博物館の土産物コーナーへ。>>3:490 そこにあった木製のバッジをひとつ購入してから、 暫く建物周辺をうろついていれば、 目的の人影を見つけることができただろうか。>>+2>>+7 ]
(@44) 2017/06/17(Sat) 19時半頃
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――…よぉ、アンタたちか? 例の“魂”たちってぇのは。
[ くわえていた飴玉を口から離して、 うっすらとおぼろげな姿を晒す“魂”に声をかける。 ]
(@45) 2017/06/17(Sat) 19時半頃
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─ 4th day/スクランブル交差点 ─
[ 参加者が中央交差点に差し掛かると ]
「にゃーん」「にゃー」
[ 二匹の黒猫がくゆりしっぽを揺らしながら 近づいてくる。 すり、とその足元に擦り寄る様は、 まるで「遊んでくれ」と誘っているかのよう。 とはいえ参加者が触れようとすれば、 さっと身を翻してしまうだろう。
そうしてまた、足元に近づいては 「にゃーん」とおねだりの繰り返し。
よくよく見れば、その首元のリボンには 青く白く輝くバッジが。>>@43 参加者がそれに気づいて手を伸ばそうとすれば さっと身を翻して逃げ出そうとするだろう。 ]
(@50) 2017/06/17(Sat) 19時半頃
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─ 4th day/スクランブル交差点 ─
[ 参加者が中央交差点に差し掛かると ]
「にゃーん」「にゃー」
[ 二匹の黒猫がくゆりしっぽを揺らしながら 近づいてくる。 すり、とその足元に擦り寄る様は、 まるで「遊んでくれ」と誘っているかのよう。 とはいえ参加者が触れようとすれば、 さっと身を翻してしまうだろう。
そうしてまた、足元に近づいては 「にゃーん」とおねだりの繰り返し。
よくよく見れば、その首元のリボンには 青く白く輝くバッジが。>>@43 参加者がそれに気づいて手を伸ばそうとすれば さっと身を翻して逃げ出そうとするだろう。 ]
(@51) 2017/06/17(Sat) 19時半頃
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[それなら今度の今度こそ、死ぬ訳にはいかないか…。
せっかく得たチャンスを自分のせいで失わせる訳にはいかない。
覚悟を改めようとした時
続いた答えに、少年の目は見開かれただろう。
神経の働きも鈍っていたから、実際にはわずかに痙攣を起こした程度しか動かなかったかもしれないけれど]
だめ……なんだ…
[せめて彼女だけでも生き返る事ができれば
最終の手段は、あっけなく棄却された*]
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[ 黒猫を捕まえるには、サイキックで足止めをするか、 餌になりそうなものを与えて動きを止めるしかない。
スルーして先を急ぐことは可能だが、 一歩あるくたびにそちらに擦り寄ってくるので 正直邪魔なことこのうえない。
何らかの手段でバッジを取られれば、黒猫たちは 「にゃーん」「にゃーん」と鳴きながら 弾丸のような早さでその場を後にするだろう。 ]*
(@52) 2017/06/17(Sat) 19時半頃
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―4th dayサイガワラ永民博物館付近―
[こぽ…
こぽり…
ゆるやかに意識はまっくらな海から浮上をし
目が覚めてみれば、そこは二度目の最期を迎えた場所だった。
…もしかして今までのは悪い夢だったのかな?
なんて体を確かめてみれば、幼い体はいつも以上にどこか頼りないものに見えて。
希薄、という表現がぴったりだったのかもしれない]
…ゆめ、じゃなかったんだ
[そうとわかれば、真っ先に探したのはパートナーの彼女の姿。
周囲を見渡すと、少し離れた所に横たわる姿を確認できた。
すぐさま駆け寄って声をかけようとし、頬に伝う涙を見れば黙ってそばに座り込み、そっと手で拭い取っただろう。
真っ先に感じたのは悲しみ。
できもしなかったのに、守ると言った事への罪悪。
昨日の事も踏まえ、すぐに移動を開始した方がいいのは理解していたものの少年は彼女が目を覚ますまで心配そうな顔でそばにいただろう。
そうしてる間にいつかの親切な死神のお兄さんがこちらへ声をかけてきたようだがそれは彼女が目覚める前と後、どちらだったか*]
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[ その朧気な姿には、見覚えがあった>>+9 ]
よぉ坊や。 まさかアンタが強い魂って奴だったとはなァ?
[ 少年が此方を振り返れば、 つい二日ほど前に出会ったときと変わらない顔で ひらひらと手を振ってみせる。 それから、座り込んだ地面に横たわる女性の姿に 視線を向ければ>>+1 ]
この外人さんが、坊やのパートナーか?
[ 飴玉を手に、彼女の顔を覗き込むようにして眺める。 そのまま、彼女が目を覚まさないようなら ]
…。ま、いいや。
(@56) 2017/06/17(Sat) 21時頃
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どのくらい状況わかってるのか知らねぇけど、 アンタたちはこのUGで二度目の死を迎えた。 普通はここで一度死んだらそれっきりなんだが、 どういうわけだか、アンタたちは完全に消えることなく ここに残ってる。 ま、簡単に言っちまえば“特例”って奴だな。 ウェルター○オリジナルって奴よ。
ああ、そうそう。 猪野々 装花って女の子には会ったか?
[ 彼女のことだ、 どうせ真っ先に会って説明しているに決まっているが]
(@57) 2017/06/17(Sat) 21時頃
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彼女は『コンポーザー』…簡単に言うと、 死神の中で一番偉い奴って訳だな。 その偉い奴から死神全員にメールがあってなァ。 アンタらを倒すと、『ご褒美』が出るんだってよ。
――まァ。つまりは、だ。
[ 二ィと意地の悪い笑顔をみせれば ]
(@58) 2017/06/17(Sat) 21時頃
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俺は今からアンタらの敵ってわけだ。 わかるかァ? どーゆーあんだすたぁん?
[ 言うが早いか、此方の足元に転がる石が二つ三つ、 ふわりと宙へ浮き上がる。 そうしてそれを指先で払うような仕草をすれば それはそのまま、少年目がけて投げつけられた。
まずは小手調べ。 回避しようと思えば避けることは簡単だ。 尤も、いまだ意識のない女性を守ろうとすれば それは容易なことではないかもしれないが。 ]*
(@59) 2017/06/17(Sat) 21時頃
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死神の、お兄さん…?
[声をかけてきたのは、以前にアドバイスと飴をくれた親切な死神のお兄さんで
彼女の事を聞かれれば小さくこくりと頷き]
うん…パティさん
ぼくのパートナーだよ
[ごめんなさい、パティさんの事…守れなかった…
と言葉を続けたけれど、それはあまりにも小さな声で
届いたかどうかは定かではない]
[罪悪と気まずさからこちらが黙っていれば
死神のお兄さんは語りだし。
はじめの方は知っていると頷くだけだったけれど
途中、聞き覚えのない情報に え… と声が漏れただろう]
ま…待って、ぼくそんなの知らない…
そんな事説明されてない……!
[―自分達を倒せば特別ご褒美?
ルール説明の時を思い出してみてもそんな事を言われた覚えは全くなく、一体いつの間にそんな取り決めがされてしまったのか…。
それより今問題なのは、それが意味する事は]
[目の前のお兄さんはもう、味方になってくれない]
な、なん…で…
[満足のできる答えが返ってくる訳がないのに、それでも嘘だと言って欲しくて。信じたくなくて。
だけど、目の前の笑顔や事象はそんな現実逃避を許してくれなかった]
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― 回想/“あいつ”の話 ―
『ごめんなさい』
[ それが、あいつの口癖だった。
実際のところ、あいつはかなり足手まといだった。 足も遅いし、全体的にどんくさい。 そのこと自体は今更だったから別になんとも思わなかったけれど。
泣き虫で臆病で、その癖、こっちの行動に いちいち口を出すものだから正直邪魔で仕方がない。 「戸隠くんはそんなことしない」と泣かれる こちらの身にもなってほしい。 言いたいことはわかるだけに、余計にこっちも困ってしまう。
ああもどんくさいと別行動させるのも不安すぎて、 結局、いつも一緒にいてそのたびにイライラさせられた。 ]
(@65) 2017/06/17(Sat) 22時頃
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[ だけど、どうしてこんなに苛立つのか、 正直自分でもよくわからなかった。
元々、あいつとは知らない仲じゃない。 あいつとは高校のクラスメートで、 たぶん、あいつの為人は他のクラスメートよりも 理解しているつもりだった。
それが、どうしてこうもイライラするのか。 目の前で誰が傷つこうが誰を殺そうが、何も感じはしないのに、 どうして“力”を使うときの高揚感はあんなにも心躍らせるのか?
あの灰色の交差点で目覚めてからずっと、 自分にも他人にも何もかもに違和感を覚えて仕方がなかった。 ]
(@66) 2017/06/17(Sat) 22時頃
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あ…
[宙に浮きあがった石達がこちらに向かい飛んでくる。
もう、迷う暇なんてなかった]
……ッ
[とっさに彼女を庇うよう前へ立ち、両手を広げる。
恰好の的となった体に石が当たれば いっ… と小さな呻き声が上がっただろうがすぐに歯を食いしばり。
せめて彼女が目を覚まし逃げられるようになるまで時間を稼ごうとしただろう*]
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[ ――今だから、わかることがある。
あいつは“自分のエントリー料”が何だったのか、 薄々感づいていたんだろう。>>2:@202 ]*
(@67) 2017/06/17(Sat) 22時頃
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へーぇ? パティっていうのか、この外人さん。
[ >>+11なかなかの別嬪さんだな、と笑って。 おそらく気を失っているだけ、だとは思う。
…しかし片割れが目覚めているというのに、 未だにこうして眠ったまま、というのは]
(――目覚めたくないってことかね?)
[ まぁ、この二人が死んだ状況を把握できていない以上、 全ては憶測でしかないのだが。]
(@68) 2017/06/17(Sat) 23時頃
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……謝るこたァ、ないだろう?
[ >>+11小さな声で告げられたその言葉に、 少しばかり大仰に肩を竦めてみせる。 ]
それに。 アンタらは“特例”なんだぜ? 一度ならず二度までも命を落として こうして消えずに残っている。 …逆に言えば、まだ終わっちゃいないってことだ。
[ 飴を舐めながらそう彼に語って聞かせる。 話がコンポーザーとご褒美>>@58の話になれば え…と彼の口から声が漏れる。>>+12 ]
んぁ? そうか、あの幼女説明省いてやがったか。
(@69) 2017/06/17(Sat) 23時頃
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[頭に直接響く、切羽詰まった願いの言葉に応え、重く冷たい瞼が開いた時、そこには自分を庇う小さな背中があった。
覚醒するまであと少し]
……丈司、君?
[彼が死神からの攻撃を防いでくれてることを悟れば、直ぐ様起き上がる。
一体何が起きているのか。困惑したが一先ずはこの状況をなんとかしなくては]
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[ 少年の狼狽え振りを見るに、 どうやら本当に何も知らないらしい。>>+12>>+13 こっちの説明の手間が増えるのは ちとどうにかしてほしいんだがな。]
なんでかって? 死神は元々、そういうモンだからだよ。 俺だって別に親切な訳じゃァ、ないんだぜ?
もし、そう思ってたって話だったら、 そりゃアンタが勝手に勘違いしてたって話だなァ。
[ そう此方が口にするのと、 指先で払った石が少年目がけて飛んでいくのは ほぼ同時だったか>>+14 一人なら難なく避けることのできる石を避けるなく 傍らの女性を守るために両手を広げて受け止める彼に ]
(@70) 2017/06/17(Sat) 23時頃
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ほーぉ、避けなかったか。 偉いな坊や。
[ 挑発めいた言葉と、意地の悪い笑み。
さて、そこで眠っている彼女はどうだろう? 彼女がこの小さな王子様に守られる眠り姫か、 それとも少年と共に戦う“パートナー”となるかは、 全ては彼女次第だろう。 ]*
(@71) 2017/06/17(Sat) 23時頃
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[あぁ、あの幼い言葉は現実だったのか、と。
また付き合わされるのだと]
[丈司に取り敢えず庇うことを止めるように言い、前に出れば、自分を見る死神の姿が見えただろうか
頬に残った涙の跡、彼が拭ってくれたそこに、攻撃の飛び火が走った。
本気で殺そう、というには生温い攻撃]
[彼らの話を聞くと、前に会った事があるのだろうか]
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[ ひゅぅ、と軽く口笛ひとつ。>>+15 ]
全く、いいところで起きたなお姫様。 格好良くて惚れ惚れしちまうわァ。
[ 軽口ひとつ叩いてみせて。 さて、目覚めてそうそう悪いが、 彼女にも少年と同じく石を浮かせて 攻撃を試みるとしよう。]*
(@72) 2017/06/17(Sat) 23時頃
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[こちらが目覚めた事で、死神は行動を変えただろうか。
話が出来そうなら、丈司を背にし、こう問いかけただろう。
何をしに来たの?と。
会話が叶わぬならば、身の安全を確保しようと、丈司の手を取り走り出しただろうか]*
[刹那、自らにも飛ぶ石。
軌道を読むのが容易だ。やはり、本気の殺意はないのだろう。
硬質化した両腕で、石を払い、身に当たるものは防ぐ]*
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…何をしにきた?
[ その質問にはこっちが逆に驚かされた。>>+17 ]
そりゃアンタらと戦いに来たのさ。
[ 少年を庇うように背にした女性に大仰に肩をすくめてみせる。 ]
そういうアンタはどうした? 生き返るために戦わねぇのかよ?
(@73) 2017/06/17(Sat) 23時頃
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[攻撃の手をやめた死神は、戦わないのかと問う。
生き返る為に、と。
死神からの問いが生き返りませんか?というのはなんともおかしいもので]
………生き返る為、があたしにはまだピンとこないのよ。
生きていた時の、何かが無いみたいだから。
[その返答は、特別扱いを受けた身から出た物として、死神からの怒りを買っただろうか?
若しくは、別の感情を抱かせただろうか]
[闘うことに疑問を抱いているのは事実だ。
そんな自分が何故ここにこうして立っているのかも、また。
正直、闘えないのだ。出来ることなら、もう目覚めたく無い。
だけど、それをするには後ろにいる相方に、堪らなく失礼だと。
彼女が今立てるのは、それだけの見栄]*
[ また失うのは嫌
もう、嫌だ。
ちっぽけな見栄でしか、立つ事ができない、弱い弱い存在。
どうしてあたしはここに居て、震えなければならないの?]
[ 生者から死者になった時。
彼女は確認出来なかったが、「弟」と目の前で死に別れた後、そのまま後を追った。
このゲームに参加する事になった時、エントリー料として「弟」が選ばれ、生き返りを競う為に彼は存在ごと彼女から消えた。そして当然、彼女がここにいる限り、彼は蘇ることはありえない。
パティのエントリー料。
生きる為の存在……弟。
生き返る為のゲームに、生き返る理由を奪われた彼女が闘う理由を見出す為には?]
っひ……ぐっ……!
[挑発の言葉に反応する事もできず、少年はただただ耐える。
能力で応戦しようにも身を守る物、隠れる場所のない1対1の勝負では分が悪い。
ましてや彼女を庇いながらとなればうかつに動く事もできないのだから。
それでも耐え続けていた時、背後から聞こえた声]
パティさん…!?
[目が覚めた彼女に促され、防御姿勢を解き後ろへ下がっただろう*]
|
[ 日本語お上手ですね、の冗談はさておき。 飴玉くわえつつ、彼女の話に耳を傾ける。 ああ、どうやらこの女は自分が初めて見るタイプのようだ。]
……よくここまで生き残ったなァ、アンタ。
[ 飴玉を口から離して ]
俺はこのゲームに参加するようになってそれなりに 長いつもりだがアンタみたいなのは初めて見たぜ。 アンタみたいのは普通、契約前に振い落されるもんな。
よっぽどこの坊やが強かったか、 この坊やが支えになってたっつーことかァ?
[ 呆れ半分、と言った様子で正直な感想をこぼす。 ]
エントリー料、か。…。
(@112) 2017/06/18(Sun) 06時半頃
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最初のメールは覚えてるか? このゲームに参加する際、アンタらは “自分の一番大切なもの”を徴収されてる。
なんだっけな、細かい理屈は忘れたが。 大切なもの、つまり“こだわり”を失った状態で “世界”を体験することで、 それがいかに自分にとって大切なものだったのかを 参加者に再認識させる“システム”なんだってよ。
…。
(@113) 2017/06/18(Sun) 06時半頃
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[ 俺が失ったものが、俺にとって大切だったかは、 今となってはそれはわからないが。
なんの価値もないと思っていたそれを、 大切なものだと思ってくれた奴が この世界にはいた。 ――…いて、くれた。 ]
(@114) 2017/06/18(Sun) 06時半頃
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俺から言えるのは、アンタが失ったそれは 生きていきたくないと思えるくらい 大事なもんだったってことだなァ。
ん、わかった。質問を変えるぜ。 アンタは、それを取り戻したくはないか? 失った大切なものを、もう一度取り戻したくはないか?
それが何かなんてなァ、俺にはわからねぇ。 だが、少なくともこの世界で生き残ることで それがなんだったかわかることはできるんじゃねぇか?
ついでに、生き残って生き返る権利を得られれば それを取り戻すこともできるかもなァ? 生き返りの権利を得て、エントリー料を取り戻した例も なくはねぇんだからよ。
[ 結局のところ、生き残られければ何も残らないことには 何も変わらないのだ。 ]
(@115) 2017/06/18(Sun) 06時半頃
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[ そこまで口にしてから、肩をすくめて。 ]
――ま、あとは自分で決めな。
どのみち俺は、いくら強かろうがヴェルター○だろうが 生きる意思を持たない魂なんざ 興味の欠片もありゃしねぇんでな。
[ それから、女性が背に庇う少年に視線を向けて>>+24 ]
坊や。アンタ、マジで可哀想だなァ? こんな女が“パートナー”なんてさァ。 生きる意思のない、守られるだけの奴を守ろうなんざ、 所詮そいつは無理な話、なんだからよ。
(@116) 2017/06/18(Sun) 06時半頃
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[ 挑発半分、同情半分と言ったふうの 声をかけてから、トン、とブーツで地面を蹴る。 ]
……来な。
[ 呼び出すのは、ウルズが2体。 呼び寄せたそれが、彼らに牙を向けるのを確認してから じゃあな、と手を振ってその場を後にした。 ]
(@117) 2017/06/18(Sun) 06時半頃
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[ 彼らがこれからどうするのか、 どうするつもりかはわからないが ]
…ま、運が良ければ生き残れるんじゃね? 生き残る気があればの話だけどさ。
[ 生きていれば、この狭いサイガワラのことだ。 また会うこともあるだろう。 答えはそのときにでも聞けばいい。 ]*
(@118) 2017/06/18(Sun) 06時半頃
|
[呆れられたのだろうが、エントリー料の事を教えてくれた彼の瞳が、一瞬だけ揺れたのは気の所為だっただろうか。
生き返って、取り戻す。何かもわからないのに、怖い想いや痛い想いをして。本当にそれはそこまでの価値があるのだろうか。
でも、生前でこんな気持ちになることはなかったから、取り戻す必要はあるのかもしれない。
対価が余りにも酷ではないか、と判断するには2度目の死を経験したから言えるのだが]
[丈司に対し、本心も含まれているだろう憐れみの言葉は、自分に対しても向けられた蔑みの言葉で。
心が痛むが、奮起するには至らず。
失くした何かが欠片でも分かればまた違っただろうか。
召喚された、ノイズが2体。
迷いのある拳では、致命傷を与える事は出来ないだろう。
回し蹴りで一先ずは距離をとるが、さて。
迷い子のように、後ろの丈司に眼を向けただろう。
彼はどう行動しただろうか]*
[視界の隅で、去って行く死神を見た。
自分で手を下すまでもないと言うように。
それ以上彼に話す事は、目の前の化け物が許してはくれなかった]**
[少年はただ、目の前で行われている死神と彼女のやりとりを黙って見守っていた。
その話題がエントリー料についての内容となった時、少年は彼女に背負われた時の事を思い出す。
ぼくの事は知っているのに、どんな知り合いだったのか繋がりの“元”が思い出せない様子で…
(……だとしたら、納得はできるけど)
そこから推測すれば答えは簡単なものだっただろう。
彼女がここまで生きる気力を失ってしまう程の大切なもの。
パティさんのエントリー料は…]
[その時、死神の視線が自分に向けられたように感じ少年は身構える。
できる事なら避けたい事態ではあったが
それでもこちらの命を狙うというのなら、死神のお兄さん相手でも戦わなければならない。
けれど続いた言葉は予想していなかったもので、少年はぽかんと口をあける事となっただろう]
(ぼくが…可哀想…?)
[それは挑発もあったのだろうけれど、少年は覚えている。
このゲームで生き抜くコツを教えてくれた彼の言葉を。
一蓮托生である自分のパートナーを信じることが重要だと言った彼を。
今にして、改めて思う、あれは本心からのアドバイスだったのだろうと]
(あぁ、勝手な勘違いなんて…)
[―うそつきなお兄さん
自然と浮かんだ表情は苦笑。
だったらこちらは、その勘違いを信じてみよう。
あの瞬間の彼は、間違いなく親切な死神のお兄さんだったのだと]
…っ!
[そして呼び出された2体のノイズ。
その姿を確認し再び表情を引き締め]
[そして示してみせよう。
彼女が再び立ち直れるようになるまで、今度はぼくが助ける番であるにすぎないだけなんだと]
大丈夫、信じて
[こちらへ眼を向けた彼女へはっきりとした声で一言。
彼女が盾となり間合いを取ってくれれば、能力を発動するにおける問題は何もない。
2体のノイズに狙いを定め強く念じる。
そうすればすぐにサルビアは成長を始め、赤い花が咲き誇っただろうか*]
|
― 4th day/浄玻璃公園 ―
『prrrrrrrr...』
[ 公園のベンチに腰を下ろして 道中購入したタイ焼き片手に端末から電話をかける。 電話の相手は、自分の上司。>>@105 ]
もしもし?はろー幼女?
さっきアンタのメールにあった 「強き魂」とやらに会ってきたんだがよ、 期待ハズレもいいところだったぞ。
[ もしゃもしゃ、タイ焼きを咀嚼しつつ 上司に先ほどの一件を報告する。 行儀が悪い? 今更だな。 ]
(@131) 2017/06/18(Sun) 12時半頃
|
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もっと楽しませてくれる奴だと思ったんだがなァ。
[ ベンチに背を凭れて両足を投げ出せば、 あーぁとため息ひとつ。 ]
…。まぁいいや。 それはそうとアンタも今度の集まり顔出すんだろう? 出すよな? なァ?
[ 先ほど覗いたグループの内容>>@103を 思い出しながら、電話の向こうの幼女上司に念を押す。
Yes 死なば諸共。 戦友、もとい犠牲者は多ければ多いほどいい。 ]*
(@132) 2017/06/18(Sun) 12時半頃
|
……ぁ
[彼の言葉がすとんと落ちた。
それと同時に、またフラッシュバック]
―――大丈夫、俺を信じろ!
[そんなこと言うなら、少しは強くなりなさい。
そう、笑いながら に言った、生前の記憶]
……っ!
[彼の言葉に応えなければ。ふぬけている場合ではない。
間合いを取らせるために、ノイズに向け、リーチのある足技を繰り出す。
そうすれば彼の精神のようにたくましい、赤い雄々しいサルビアが咲き誇っただろうか。
ノイズもまた、霧散されて逝くだろう]
|
― 4th day/浄玻璃公園 ―
やってねぇ。
いちおうノイズはけしかけてきたがな、 まぁ片方はともかくもう一人のほうは見どころあるから もうちょい様子見って感じだな。
[ 尤もあの状態では、そう長く持つとも思えない。 ゲームマスターからはあんなお達しも出ていたことだし>>197 下っ端の死神たちにとってはいい標的だろう。 ]
しっかし、まぁ…。
[ 明らかに物足りないといった感情が、電話越しに伝わるだろう。 ]
(@147) 2017/06/18(Sun) 18時頃
|
|
[ 対価が対等なものなんて、ずいぶん甘い考え方だ。 そんな取り決め、いったいいつ誰が決めたのか?
少なくとも生前の自分にとって、“せかい”は理不尽に満ちていた。 「割に合わない」「やりきれない」と思うことを、 考えないようにしながら生きていた。
勝手に産み落とされて、 お前のせいだと勝手に詰られて、責められて。>>@31 誰かの代用品にしかなれなくて、 たった一度遠目に見ただけの誰かに嫉妬して。 挙句、勝手に殺されて“大切なもの”を徴収された。>>0:#4
ただの通り魔の仕業だと思っていたのに>>0:166 蓋を開けてみれば、こんな理不尽極まりない話である。 笑うしか、ないだろう? ]
(@148) 2017/06/18(Sun) 18時頃
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[ノイズがいなくなれば、丈司の方を見る。
この子の陰に、たまに違うものが見える。過去の記憶や……死を目の当たりにしたときは吐き気を催すほどの強い絶望。
いったいこの子は、あたしの、何?]
………ねぇ、聞いても、いいかな?
[彼から特に反対の意思がなければ、彼女は初めて「赤根丈司]と向き合っただろう]*
|
[ ――それでも、 完全に跡形もなく消えたわけでもない限りは。 完全に立ち止まるよりも、 一歩でも前に進んだほうがマシだと 手を伸ばしたほうがいいと、俺はそう考えるのだが ]
……やっぱ、女心ってのはよくわからん。
[ 灰色の交差点で目覚めてからこのかた、 ひたすらそんな生き方しかしてこなかった身には やっぱりそういう話は向いていないのだろう。 んー、と頭を掻きながら、ベンチに腰掛けて思案顔。 ]
(@149) 2017/06/18(Sun) 18時頃
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おーし、じゃあ約束だぜ。 オーレリアが全員に土産持ってきてくれるらしいからな、 アンタに俺の分譲ってやんよ。 コンポーザー様の約束は絶対だからなァ?
[ >>@135相手を確実に殺s…もとい確実に美味しくいただいてもらうために、普段使わない頭を使ってせっせと罠を張り巡らせます。 こういうときに働かせなくて、いつ働かせるというのか。
ちなみに団子はみたらしよりも餡のほうが実は好きだったりするのだがこちらは完全に余談である。 ]*
(@150) 2017/06/18(Sun) 18時頃
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―― 回想 ――
[格闘術を学び始めた最初の動機はいたって単純だった。
弟がいじめられるというのなら、いじめた子に報復するため。それだけのこと。
師にそのことを話したら、バカモンと怒鳴られたっけ]
拳は人を殴るためにあらず。
なんのために強さを得るのか、しかと考えなければ真の強さは得られはしない。
[まーた説教かと。日本の老体は話が長いな、とどこかうんざりしたように聞いていた。
道場の中では師以外には負けなしだったし、技術面で問題なく、ライバルとなるような人もいなかった。
なのにどうして、あーだこーだ言われなければならないのかと。
あ、弟の下校の時間だ、と思う程度には話は耳に入っていなかった]
…もう、大丈夫みたいだね
[ノイズが霧散する様子を確認し、頭上に成長しきったサルビアを二輪揺らしながらほっと息をつく。
念の為周囲を確認したが、今のところあの2体以外のノイズは潜んでなさそうだった。
さて、そうとなれば]
…うん。ぼくが答えられる事なら何でも
[ようやく、彼女と向き合う時がきた。
声に応えるよう、真剣な眼差しで見つめただろう*]
………でも、この言葉だけは、どこか強烈に心に残っていた。
『誰かのために生きるというのは、卑怯とも言える。
己が本来持たなければならない責任を、相手のものにするということだからだ。
お前は強い。呑み込みが早く、技術も高い。だが根本の心が弱い。
守るための拳が欲しいというのなら、まず――』
『己の足で、しかと大地に立ってみせろ。
誰かをおぶるのは、まずはそこからだ』
[「師、私今貴方のせいで正座させられているから立ちたいです」と言って、無言で鉄拳を喰らったのだっけ]
[どうしてだろう、どこか彼の存在が前よりも大きくたくましく思える。
強い子なんだなと、どこか安心というか、嬉しく思う。
それに比べ、今の自分のなんと情けないことか。
あの死神の言葉は正しい。彼は、可哀そうだ。このままでは。
何とかしなくては、その思いはずっとある。変わりたい、そんな思いは死を経験して、ようやく彼女の中に芽生える。
……だから、聞こう。だから、向き合おう。
その結果がたとえさらなる絶望を招くのだとしても]
……丈司君、怒らないで聞いてほしいの。
あたし、貴方のことを知っている。大事にしなきゃいけない子だって、初めてこの世界で会った時から思ってた。
でもね、理由が分からないの。
君は、あたしの何だったのかな。
君も、あたしを知っているんだよね。
どうして君はあたしを知っているのかな?
[契約を結び、日をまたいで一緒にいた相手に問うのもかなり今更なものなのだが。
彼の表情はどう変わるだろうか。罪悪感と不安と、ほんの少しの期待を込めて、彼を見た。
丈司はどう答えるだろうか?]*
[―君は、あたしの何だったのかな。
問われるだろう内容について、大方予想はついていた。
だったら、後はそれを彼女に答えるのみだ。
一度こくりと頷き、すぅ…と息を吐く]
まずぼくについて、簡単に自己紹介させてもらうね。
ぼく、赤根丈司は比良坂第三小学校の6年2組。図書係
そのぼくが何でパティさんの事を知っているか、だけど
答えはパティさんの弟も同じ6年2組のクラスメイトだったからだよ
[さぁ、彼女が忘れてしまった弟という存在を示せば
彼女はどんな反応を見せるだろうか*]
[返ってきた答えは、空いてしまった隙間に埋まらんとする事実
図書係。そういえばこの子にあった時、彼はカバンの中に大量の本を入れていたっけ。
読むの?と聞いたら、上ずった声で返事をされたはず。
………あの時、この子の隣に、誰かいた?
それが、あたしの……弟?]
弟、の、クラスメイト。
[そうなると、自分には9歳下の弟がいたということになるのだろうか。
その瞳は真剣で、嘘をついているようには見えない
自分はその、弟、が大事だったのか。あの死神が言っていたエントリー料として選ばれるほどに]
[丈司から弟の存在を聞かされても、思い出すことはないのだけれど。隣にまた来ることもないのだけれど]
………そ、っか。
[あぁそうなのか。あたしには弟がいたのか。
亡くした事実が、言葉上でしかないにせよ、戻ってきた]
……ねぇ、その、あたしの……弟、はいい子だった?
あたしに似ていたのかな?
[エントリー料として取られたのなら、このゲームに「勝利しない限り」戻ることはないのだろうけれど。
どうしてか無性に、あたしの「弟」について聞きたくなった。
丈司から弟の話が出るのなら、そのたびにどこか心が温かくなるだろう]
そっか……そ、か。
あれ? ………あれ?
[優しい声で紡がれる「生前の」話を聞いているうちに、ぽろぽろと、涙があふれてきた。
弟について今の自分が思い出せることはないのだけれど、身体が覚えているということなのだろうか。
涙の理由は、今の彼女にはわからないが、おさまることを知らずに、ただ、はらはらと流れ落ちる。
小さなこの前で泣き出すとか、恥ずかしいのだが、丈司はどう対応しただろうか]*
…うん!
図書室まで本を運ぶのを手伝ってもらった事もあるし
僕の知らないお話、いっぱい聞かせてもらったんだ
[それは彼の母国の事だったり、その風習だったり、]
それに、自慢のお姉さんがいるってお話してくれたよ
[聞いた後で慌てて、恥ずかしいからここだけの話な?と彼に口止めをされていた気はしたが、こちらは一度死んでいるし勝手に時効という事にさせてもらおう。
もし後にばれる事があれば、その時に謝らせてもらえばいい。
それはぼくも彼女も生き返る事ができたという意味である以上。
だから今は語ろう。ぼくの知る限り、彼女が求める弟の話を]
[語り続ける中、涙を浮かべる彼女の様子に
少年はハッとするもすぐにやわらかい笑みを浮かべ
背伸びをしても彼女の涙を拭ったり頭を撫でる事は叶わないので、代わりに優しく手を握り告げる]
…大丈夫、今は好きなだけ泣いてもいいからね
だけど、落ち着いたら…また歩きだそっか
大事なものを取り戻す為に。また、一緒に戦おう?
[その為にぼくが、パートナーがいるから。
その後彼女が落ち着くまでの間、少年は彼女に寄り添っただろう*]
――…あぁ、もう、本当に
泣き虫だなぁ、と思う。恥ずかしいや。
でも、ね。今は、いいよね?今は、死んでるんだもの。
[小さな、けれど健気なナイトに、膝をついて、そのまま抱きしめた。
彼の肩が涙で濡れてしまうだろうけれど、気にしない。
強く強く抱きしめて、頭を優しくなでる。
この感覚は、やっぱり体のどこかで覚えている……おそらく、弟を抱いたときのもの、とは違うのだけど。
負けないくらい暖かくて、心を震わせる]
ごめんね。ごめん。
ありがとう、本当に。
[涙声かもしれなかったけど、心からの言葉を告げる。
己の肉体の喉を震わせて、きちんと彼の生きた耳に自分の声を届ける]
二人で、あたしの弟に会いに行こう。
あの子、きっと、待っててくれるよね。
[こんなに小さな体でも、一生懸命あたしをパートナーと慕い、守ろうとしてくれた子のために。
生き返る意味を与えてくれた子のために。
止まっていた心が、トクン、と動き出す]*
[抱きしめられればされるがままに。
肩が濡れていく事を気にする様子もなく]
きっと、待っててくれているよ
それから三人で、どこかおいしい物を食べに行ってみよう?色んなお店をたくさんまわって…
博物館で記念写真を撮るのもいいね
[彼女の全てを受けとめよう。そして希望を紡ごう。
これからの道が大変なものだったとしても、それでもまたみんなのいる懐かしい未来へ戻れると信じて*]
|
― 4th day/浄玻璃公園 ―
[ 少し離れたところで顔見知りの参加者と RGの少女が交わしていた会話には気づかず>>381>>384
ベンチに腰を下ろしたまま、 暫くそうして小さな上司との会話>>@150を 続けていただろうか。 ]
それじゃァ、よろしくなァ?
[ そう言って電話を切ってから、ふぅとため息一つ。 あの黒猫共はどうしてるだろうなァと立ち上がると ]
「……おい」
[ そう声がかかるのと同時、数人の男たちに囲まれる。 ぱっと見の年齢はバラバラだが、 その半数がわかりやすく武器を手にしている。 ]
(@153) 2017/06/18(Sun) 20時半頃
|
|
…サブミッションかァ? 今日はもうバッジは…
[ ねぇよと、そう此方が話すより早く、 鉄パイプを手にした男がこちらに振り下ろされる。 ]
「ぐ…っ!?」
[ 振りおろされた鉄パイプが此方に触れることなく 見えない力で止められているのを見て、 男たちが顔色を変える。 ]
(@154) 2017/06/18(Sun) 20時半頃
|
|
…なあ、俺は人間の喧嘩のあれそれはよく知らねぇんだ。
自慢じゃねぇが、生きていた頃は暴力とは程遠い生き方をしていたんでなァ。 とはいえ、こいつぁいただけない。
[ 全くもって、面白みにかける。 そして何より、今の俺は虫の居所が悪い。 なんつーか、運のない連中だなァ、おい。 ]
(@155) 2017/06/18(Sun) 20時半頃
|
|
[ そこまで考えてふと思いついたことがある。 ]
――…なァ。
[ 鉄パイプを振り下ろしてきた男の胸ぐらを掴むと そいつの顔を此方に引き寄せる。 ああ、わかるやすくていいぜその顔。 “死”が眼前に迫った人間らしい、 実にいい顔をしている。 ]
今回のゲームは特別らしくてなァ。 なんでも『敗者復活戦』があるんだってよォ?
[ 耳許でそう囁いてやれば、さっきとは別の意味で 男の顔色が変わった。 ]
(@156) 2017/06/18(Sun) 20時半頃
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|
なんでも『強い魂』ってなァ、 UGで死んでも簡単には消えずに残るらしいぜ。
[ さて、ここでひとつ、問いかけるとしよう。 サブミッションじゃねぇから報酬はねぇがな。 ]
(@157) 2017/06/18(Sun) 20時半頃
|
|
――アンタは『強い魂』か否か? 俺に教えてくれよ。
[ 男の胸ぐらを掴んでいた右手を、 トンと胸元に置けば…そのまま、勢い良く後方へと男の身体が吹き飛んだ。 仲間二、三人を巻き込んで転がっていく身体。 その手から落ちた鉄パイプを手に取れば。 ]
別に、他の連中が応えてくれてもいいんだぜ?
[ ……まぁ。 一番手っ取り早い確かめ方は、 一度試しに殺しちまうことなんだけどな? ]
(@158) 2017/06/18(Sun) 20時半頃
|
|
……あーァ。 ここの連中は違ったみてえだなァ?
[ 残念、と鉄パイプ片手に小さく肩を竦めてみせる。 ]
…。
[ 折角だから、他の連中でも試してみるか。
できるだけ、戦い甲斐のありそうな、 残っても、なお此方に向かってくれるような、 そんな意思のもってそうな魂に、 まずはふっかけてみることにしよう。 ]*
(@159) 2017/06/18(Sun) 20時半頃
|
|
[ 公園を出てから、 手頃な参加者を見つけては声をかける。
黒い翼さえ隠さなければ、襲ってくる魂が 一定数いるというのは便利なもんだ。 とはいえ、さっきの公園のときと同様、 それらしい奴らにはなかなか出会えない。 ]
……はっ、わけわかんねぇ。
[ 死にたくない死にたくない…!と、 ついさっきまで泣き叫んでいた若い女だったそれを 見下ろしながらぽつりこぼす。 ]
(@174) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
|
|
[ 公園から持参した鉄パイプを肩にかけながら、考える。
――『死にたくない』『生きたい』
繰り返されるこのゲームの中で、 幾度となく同じ言葉を聞いてきた。 何度も何度も、繰り返し。耳にこびりつくくらいには。
そしてその言葉を口にした連中の殆どが、 その願いを叶えることなく死んでいったのも見てきた。
命の重みは、決して平等なんかじゃない。
それでも「死にたくない」奴らが死んでいって、 生きていくのを恐れるような奴が生きているというのは ――…ああ、やっぱり理不尽だよなァ。 訳がわかんねぇよ、ほんと。 ]
(@175) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
|
|
─ 4th day/ジョードデンキ前 ─
[ さて、次はどこへ行こうかと。 特に行く宛もなく中央エリアから東方面へと 歩みを進めていけば――、
――鮫が、跳ねるのが見えた。>>@165>>427 ]
(@176) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
|
|
――よお、お嬢さん! なぁ、俺と遊んでくれねぇか?
[ 赤黒く染まった鉄パイプを手にしていなければ 完全に軟派の体である。 が、そんなことを気にするようなタチでもない。
鉄パイプを持った手とは反対側の親指を くい、と下に向ければ 彼女の手にした“お姫様”のアンブレラが 鉄の塊のように急に重みを増しただろう。
彼女は怯んだだろうか? それとも咄嗟に何かしらの行動をとったか? なんにせよ、力を行使するのと同時、 タンッと地面を蹴り上げて、彼女との距離を詰める。 ]*
(@177) 2017/06/18(Sun) 22時半頃
|
|
他の奴らじゃ、つまんねぇんだよ!!
[ 聞こえてきた男の声>>454は、 おそらく彼女のパートナーだろう。
ちらと視界の端に声の主を捉えれば、 水の球が二つ…いや三つか。 飛んできたそれらをタンッと 更に強く地面を蹴り上げて避ける。 ]
(@178) 2017/06/18(Sun) 23時頃
|
|
[ 避け切れたとはいえ、 今の攻撃はなかなか危なかった。
…ああ、悪くない。 どうやら楽しめそうなのは、 あのお嬢さんだけではないらしい。]
そらよ!!
[ 一度立ち止まって男のほう鉄パイプを一薙ぎ。 斥力の波動が男を後方へ吹き飛ばそうと迫り来る。 ]
(@179) 2017/06/18(Sun) 23時頃
|
|
そいつぁ悪かったなァ。 ナンパなんてしたことねぇからわかんねぇし。
[ >>458素っ気ない言葉に二ィと笑みを浮かべる。
一瞬驚いたように見えたものの、 すぐに体制を立て直して反撃に移る彼女。
ああ、これはアレだな。 “喧嘩慣れしてる”って奴だ。 ]
(@180) 2017/06/18(Sun) 23時頃
|
|
アンタ、可愛い格好してなかなか強そうじゃぁないか?
[ 最初に感じた違和感は、 閃くスカートから覗く赤色>>458 それに構うことなく此方に駆け寄って距離をつめる姿に ほんの少しの違和を覚える。
裂けた右脚に構わず、手にしたアンブレラで 此方の腹を突こうとする彼女に。 咄嗟に半身を逸らして回避すれば。 ]
(@181) 2017/06/18(Sun) 23時頃
|
|
――そらよ!!
[ 手にした鉄パイプの質量を“力”を使って増大させる。 一見普通の鉄パイプに見える、 その見た目よりも遥かに重い一撃が、 彼女の手にした傘へと目がけて振り下ろされる。 ]*
(@182) 2017/06/18(Sun) 23時頃
|
|
なんだ? お嬢さんって呼ばれるのは嫌いかアンタ? なら、なんて呼べばいい。
[ >>477名前なんて、 自分のものも他人のそれにも興味はない。
ただ不便がなければそれでいいから、 呼ばれたい名前を聞いておく。
聞こえてきた舌打ち>>479 彼女が手にしたアンブレラを引こうとしたときに ちょうど此方の一撃が当たる。 ]
(@186) 2017/06/19(Mon) 00時頃
|
|
[ 此方としてはてっきりアンブレラのほうが サイキックの具現だと思っていたので 手応えの無さに一瞬虚を突かれる形になった。
だがそれ以上に此方にとって予想外だったのは。
今の一撃で赤くなった肌の色だったり>>479 辺りに飛び散った血の赤の鮮やかさだったり、 彼女の右脚の下に僅かに出来た血溜まりだったり>>482 ]
……なァ、アンタまさか…
[ そこから先の言葉を紡ごうとして>>481 二匹の蛇が、此方目がけて飛びかかってきた。 ]
(@187) 2017/06/19(Mon) 00時頃
|
|
…ッ。
[ 避けようとしても、間に合わず。 鉄パイプを持った右手がギリギリと絞めあげられる。 …はは、こいつは予想外だ。 ]
縛られるのが好きかって? …別に、好きでも嫌いでもねぇなァ。 人間なんざ、大なり小なり見えないモノに 縛られてるもんだ。
[ 望む望まざるに関わらず。 自分の“せかい”に他人がいる限り、 それはきっと、変わらない。 ]
……アンタも、そうなんじゃねぇのか?
(@188) 2017/06/19(Mon) 00時頃
|
|
[ カマかけ半分、本音半分。 そうしているあいだにギリギリと締め上げられた右手が 赤黒い色合いに染まり始めてきた。 力が入らなくて、カラン、と その重さに見合わぬ軽い音を立てて地面に転がり落ちる。
腕に痛みが、ないわけじゃない。 だが、此方の口許には自然と笑みが浮かぶ。 ――…ああ、やっぱり楽しい。 この高揚感だけは、やっぱりどうにも抗い難い。 ]
なあ、アンタのエントリー料ってさ…。
[ なおも問いかけようとしたそのとき>>484 ]
(@189) 2017/06/19(Mon) 00時頃
|
|
…ッ、
[ 横薙ぎに迫ってきた水の大鎌。 咄嗟に回避しようとするも、蛇に縛られた状態では 完全には避けきれず。 頬に一瞬、熱いものが疾った。 その熱は瞬く間に冷めて、頬を赤いものが伝う。 ]
――って、うぜぇんだよ!!!
[ 別に顔を傷つけられたことに 怒ったわけではない。 単に聞こうとしたことを邪魔されたことに 腹を立てただけだ。
縛られていない左手を男の前に翳して 斥力で作られた見えない壁を展開するのと、 此方を縛る蛇の力が緩んだのはほぼ同時。>>489 ]
(@190) 2017/06/19(Mon) 00時頃
|
|
[ 一瞬、出来た僅かな隙に。 ]
…。
[ 地面に落とした鉄パイプを手にとると、 ――…彼女に向かって力いっぱい振り下ろした。 ]*
(@191) 2017/06/19(Mon) 00時頃
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