171 獣[せんせい]と少女
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[他のせんせいから教わった外への知識。 それは彼女の力となるだろうけれど。]
…………教えて欲しいのか。
[当然といえば当然の主張なのだけど 思わずつぶやいた言葉は、ただ不思議そうに。]
まぁ…うまい話には簡単に乗ってゆうわくされるようなら、まだまだだな。
とりあえず物の原価を知ることから始まりそうだ。
[でもそれは直接その目で見て確かめたほうが早いだろうから。 事前の教えは一度はここまで。 後で詳しく彼女に伝授してやろうとは思う。]
(21) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
[そして、開幕した舞台の上。 まだこちらを見上げる歌姫の瞳に答える目は前髪の奥に隠したまま、 唇から流れる旋律に寄り添うように音を合わせた。
この空を眺めている誰か。 遠く、まだ出会ったことのない誰かも、同じ空をきっと見ている。 忘れ去ることはない。 ある少女の受け売り>>2:30だ。
ほら、まだ星は瞬いていなくとも。 同じ空の下に、花>>11がつま先に微かに触れては揺れて、]
………、……、
[一枚の花弁>>14が頬を撫でる。
少しだけ離れた先で見えたもの>>2:590が一瞬だけ昔>>0:534と重なって、それは自分の心のうちに色濃く、存在感を成していく。]
(22) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
[傍>>10を離れないまま口の端をやんわり持ち上げて、]
いつまでも、忘れない。
[落ちる花びらに躊躇うように触れては一枚だけ掌で掬って、包み込んだ。]**
(25) 2015/10/14(Wed) 01時半頃
|
|
[時間は待っちゃくれない。 けれどもあまりに急ぎ過ぎてどこかの誰かは>>30は怪我をしそうにはなってないだろうか。 なんて。せっかくの門出にもこっそり思う。
集まりつつあるせんせいと少女の姿。 目につくものから口角を上げてのご挨拶。 大して口なんかうまくない。それくらいで勘弁して欲しいものだ。
ミツボシの視線>>10に対してミッシェルはどのように応えただろう。
“旅の幸せを願って” 獣だけにしか聞こえぬ声で確かに拾い上げてはいたけれど、ミツボシには伝えていなかったから。
ただ、彼ら>>15が上へと向かってしまう時、思い出したように渇かしてしまう獣>>2:573にそっと囁こう。]
(82) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
|
|
[それ以降は野暮だと、閉ざした矢先。 空から響く声と少女を乗せて駆ける麒麟>>34を垣間見る。
自分も腕を振ろうとして指の隙間から覗く花弁>>60はふわりと、溶け入るように消えていく。]*
(83) 2015/10/14(Wed) 22時半頃
|
|
──たびだちのとき──
[最後の一組にも歌を贈り終えれば、空を見上げる。 銀色の獣は、まだ、あの樹の元で誰かを待っているのだろうか。 何も残すことはなく、ただ。]
会えるといいな。 とは結局、口にすることは出来なかったのだけど。
[こっそりと。 胸の内で零す言葉は、獣にも聞こえないように奥へと押し込む。
そしてようやっと傍の少女へと視線を向ければ今更のように笑って。]
(85) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
……………。
あんな風に空は、飛べないんだ。
[それは、あまりにも情けない言葉だっただろうけど。 至って真面目な素振りで口にしては諦めたように肩を竦める。]
だから、歩いてになるが、…行こうか。
[歯切れが悪いのは最初だけ。 終わる頃には片眉だけ上げて、一歩を踏み出す瞬間────鐘の音を>>68
毎朝聞いていたその音を思い出せば、笑ってしまう。 もう寝坊が来ても耳元で起こしてくれるような少女は、空を駆けてしまったけれど、その対策案は後で考えればいい。
そう決めればまた控えめに腕を引いては促すのだった。]*
(86) 2015/10/14(Wed) 23時頃
|
|
[褒められているんだろうか>>102 それを素直に受け取ってやればいい癖に捻くれそうになる口元を隠して咳払い。]
謙虚というか欲が少ないと…いうことはなかったか。
[笑ってくれる彼女。 一見いつも通りの会話だけどこれも、とくべつなこと。]
(125) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[コリンといえば思い出すのは昔のこと>>1:395 キラキラを眺める二人に見せてやったことが懐かしかった。 でも今はいっちょまえに鐘を鳴らして、その音を響かせている。
感慨深いもので一息ついていた頃か。 こちらを真っ直ぐに見上げる瞳。 その中は光を帯びているようにも思えて、]
林檎の盗み方や、コインの使い方、絵の描き方、剣の使い方、ああ、きっと洗濯物も、あんまり得意ではないんだがな。
[それでも自分が教えられることはなんだろうか。 見分け方以外>>25ならば、]
(126) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
素敵な夜更かしの仕方とかも候補にあげておこうか。
[全くもってノープランだけれど。 夜にはあまり良い思い出はなかったから、だから敢えて。 一生を頂戴した身としては、そんな昔も瞬かせていくのも悪くはないかもと。]
(127) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[……ただ。]
いや、……では、
[不意を突く言葉>>105にこちらまでもが首を傾げる。 確かに、盟約を終えてからは互いを特別な名前で呼ぶ獣と少女もいるようだけれど、自分はあんまり気にも留めていなかったのが本音。]
君が呼びたいように呼べばいい、が。 ミツボシ、君は呼ばれたい呼び方があるのか?
[だから曲解した解釈は、彼女こそが自分に強請っているのかと。 おねえさんのように自分も呼ばれ、呼べばもしかしたら。 いつか此処に戻ってこれた時、“いもうと”達に得意げに笑えるもの、かもしれないし。
何より、おねえさん>>106ともお揃いだ。]
(128) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
せんせいって甘えてくれても構わないが、君は俺をなんて呼ぶ?
[どうするのだろう。 彼女の望む呼び方に変えるかそれとも、反応が気になるのは隠れた悪戯心が扉を開けたからだろうが。
それとも、獣である自分を彼女がどう認識するのか、関心が勝ったのか。 鞄の中に終われた贈り物>>116についてはまだ触れない。]*
(129) 2015/10/15(Thu) 00時半頃
|
|
[おしゃまな台詞だ>>143 拗ねさせたかなと視線を落とせば口元を見る。]
バレてるぞ。
[もう何回めか分からないことを口にするのもご愛嬌。 響いた鐘の音が落ち着くまでは、口角を上げていた。]
(167) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
………なんだ? こんな口にはドライフルーツのクッキーは当分お預けか?
[けれど、得意じゃないことを明かすのは少し背筋がこそばゆい感じだった。 気恥ずかしかってヤツかもしれない。 だから卑怯にも彼女の好物を天秤にかけたり。 大人気ない行為だって自覚はある。]
(168) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
[でも小さな体が飛び跳ねる>>144ものだから。 予想外な反応に自分の肩が少し揺れた。 これは、当初の予定で向かう場所である裾野の町で調達するか、否や。 思案に明け暮れつつ、歌までねだる言葉には確かにこれはなかなか。 欲しがりだなと思ったものの、にやりと笑っては頷いてやろう。]
確かにそろそろ違う歌もありかもしれないな。
[自分がよく口遊んでいたのは光る星の歌だったけれども。 子守唄はまだ卒業したかないんだっけ。 ならまた夜にでも考えることにはするけれど。]
(169) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
[ミツボシ。星の名前。 なにが彼女に似合うだろうか。 尋ねたものの案外馴染んでしまった呼び方。 何やら考えている様子>>145を眺めながら自分まで小さく首を捻ったのだけど。
彼女の返事>>147に思い出す。 オリオン座という星座の一部。 斜め下に並んでいる星の名前が彼女と同じ名前であった。 オリオン座の意味を強請られたのなら確かこう答えてやったっけ。 いろいろ伝承はあるけれど凄腕の狩人だった男が死んでしまってから星になったんだと。
そんな星座の一部が名前だなんて、あんまりいい印象は与えなかったかもしれないけれど、夜空でも一際輝く星でもあるから。]
(170) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
好きなら何度でも。…何度だってだって呼んでやるさ。ミツボシ。
[やっぱり君に似合う名前だと思うのだ。]
(171) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
[ただ、何度目かに至る突拍子のないお願いゴト>>148 目を閉じられた瞼の奥では何を考えているのだろう。
思い出したのは別れ際。 オズウェルからの囁き。 この子が何を吹き込まれたのかは分からないけれど、]
ブローリンか。
[同胞には呼ばせていた名前。 そしてかつての少女らにも、呼ばせていた名前だけれど。]
………確かにこの声は奪えないな。
[彼女から呼ばれるのは、はじめての名前。 ゆるく、唇を緩ませればそのままつり上げる。]
(172) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
なら夜泣きは出来ないなぁ、ミツボシ。まぁ、
[泣いたって構わないのだけども。 意地悪なのはもう教えた。 だから余すことなくからかうことは忘れない。
でも彼女が甘えたい時にせんせいと甘えるのならば、]
好きな時に好きなように、呼べばいいさ。
[だからそろそろ目を開けて、と。 前髪をそっと払えば控えめに促したり、してみた。]**
(173) 2015/10/15(Thu) 10時半頃
|
|
──裾野の町──
[賑わう人の声を掻き分ける。 その中に少女に対する眼差しは好奇心、哀憐、それとも、畏怖なんて。
様々なものはあるかもしれないけど雑踏の中ではまだ自分が獣であり少女であることを彼らは気付かないかも、しれない。
まあ天使のオーナメント>>#2:1なんて見えたら余計な心配だったかもなんて。 拍手と共に贈られた一輪>>80とは違うけれど、色とりどりに飾られた道をなるべくゆっくりと歩いた。
たどり着いた先には砂糖で作られたわたあめ>>58を始めとする砂糖菓子の露店が並ぶ。]
(174) 2015/10/15(Thu) 17時半頃
|
|
……London Bridge is falling down, Falling down, Falling down. London Bridge is falling down, “My fair lady.”
………人に酔いそうだな。 大丈夫か、ミツボシ。
[ここにたどり着くまで何度か口遊んだ歌。 弦楽器の音色>>122が近付けば一度区切ってから、向き直る。
こんな人混みの中では小さな体は埋もれてしまいそうだから、小さな手を大きな掌で包み込んでいたのだけど。
蜂蜜と砂糖、シナモンの匂いに視線が一つの屋台に向けられた。]
(175) 2015/10/15(Thu) 17時半頃
|
|
チュロス、か。
[まなびやでも作ったことは確か、なかった砂糖菓子のひとつ。 星型の絞り器を用いて作られた菓子は口に含み食べれば、星の形の断面図が出来上がるのだ。
まだ星を探すには早い時刻。]
………さて、金も銀も持ってない可愛いお嬢さん。
[先程口にした歌詞の続きみたいな台詞で、様子を窺って。]
腹拵えでも、露店巡りでも。 何ならあそこで歌ってる奴らと一緒に歌っても踊っても。
“やりたいことは一緒に” 案はあげてみたが何がしたい?
[問いかけてみようか。]**
(176) 2015/10/15(Thu) 17時半頃
|
|
[リスみたいに膨れた頬>>201 木の実を口に溜め込むのは優れていそうだ。]
あぁ、あるさ。たくさん。 ちゃんと歯を磨いて寝ないと虫歯になるくらいたくさん、な。
[一喜一憂する姿>>202になるまでは遊んで。 でも、笑みに戻る今に少しだけ安堵する。
……案外、単純なのか、それとも。]
君だけさ。
[いや、多分効果は。]
(242) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[ 星に愛されるくらい、愛されていた……? ]
(243) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[
昔、彼女に教えた時>>205は首を傾げてしまった。 伝承では自分の力を驕ったオリオンがさそりの毒針に刺された、だとか。 月の女神に誤って射られてしまった、だとか。 様々なものがあるのだけども。
]
(244) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[ちらりと覗く二つの瞳>>206 自分の前髪は伸びきっている。 けれど秋の風が払ってくれた先に僅かに覗く灰色が都合よく絡んだなら、]
………確かに、トクベツに聞こえるかもしれない。
[今更彼女の言葉を意趣返し>>203 赤い頬は今まで見たことのない色味を帯びているような気がして。
今が夜でなくて、月明かりの下でなくて良かったと思ったのだった。]*
(245) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[町についてからの反応>>210はいいものだった。 記録できるものがあるなら残すのも検討するくらいには。]
祈りの堂でも君らにプレゼントをくれた人たちもここにいるかもしれないな。
[歩きながら人ごみに流されないように歌を。 …こんなところで逸れてしまったらどうしようか。 自分は目も耳も特に言い訳ではないから無意識に強張る手に加わる力>>212]
…………、大丈夫だ。
[応えるように、自分はここにいるよ、と。 やっぱり少しぎこちなく握り返した。]
(246) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[腹拵えでも悪くはないとは思っていたのだけど、彼女の望むものは別のもの>>213]
なら、後で来るか。 チュロスは砂糖菓子だ。食べた後、星の形みたいになるのが割と面白いが。
[なるほど、理由>>214を聞けばそれがオズウェルから聞いたミッシェルからの御守り>>2:430なんだろう。]
綺麗だ。黄色か。君に合いそうだ。確かに袋があれば失くすのを防げるな。 特に今日みたいな人混みだと物を失くすと簡単には見つからないだろうから。
[星の色を思わせる御守り。 首から下げれば夜空の下でもきらきらと光る星が揺れるのだろう。 まるでいつでもそこに残るように。 ミッシェルの想いを感じられるような気がしたけれど。]
(247) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[1枚のコイン>>214 ミツボシの言葉>>215
素直に強請るのならば、銀貨や銅貨を、必要な分だけ与えようとも思っていたけれど。
彼女はもう、守られてばかりの、夜に起きて泣きついていただけの少女ではなかったのだと、はたっと気付かされた。]
………君が本気でそう思って金を稼ごうとするのなら、俺は協力しよう。
[楽器の音はまだ止んでいない。 なら少し貸してくれと頼むことだって出来るから。 だけど、]
(248) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
今から即興でコンサートを開いてもいい。 君の歌声ならみんな聞いてくれるかもしれないから。
でも、金のために無理して歌うならそれは俺だけの為にまだとっといてくれ。
[自分勝手な言葉だ。 さらに彼女を追い込む可能性だってあるのだけども。
でも、まだ言葉を待つ。 彼女なりに考えた結果なのだろう。 ならば結論を急かすのではなく、委ねる。 どんなものであれ自分は、彼女の為になるのなら努力を惜もうとは思わなかった。……不思議なことに。]*
(249) 2015/10/15(Thu) 23時半頃
|
|
[誰かに必要とされていたから、 誰かに願われたから、
愛されたから、星になるのだとしたら。
自分にとっての星は一体、 何者なんだろうか。
少女達の思い出と称して、鞄の中にある袋の中には記憶が詰まっている。 貝殻の耳飾り、漆の櫛。翡翠と頸飾に花の模様の刺繍が入ったハンカチ。
自分は必要としていた筈。 そしてひとりひとりに願ってきた。 けれど彼女達が星になることなど一度もないと思っていたし、なってなど欲しくはなかった。
そうか。なら、君はいずれ誰かの星になってしまうのかな。 戯れに返したいまより幼い君>>255 こうして傍に立つと実感する。 自分は銀の車など持っていないから、だから、手の届く距離じゃないと────…。]
(304) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
[秋風。 さらう髪に抵抗することなく晒した両目。 視力が落ちてから薄くなった瞳はどうやら気に入られたようだ>>256]
まぁ生憎と視力はよくない。 その内見えなくなるかもなぁ。
[そう、年々落ちていっているように見えるのは気のせいだろうか。 分からないけれど、大きな二つの瞳に見つめられるとそのまま射止められてしまいそうだ。 だから前髪をかき混ぜれば隠してしまう。
でも、もしも。 このまま見えなくなってしまえば。 星も見つけることが難しくなるだろうけれど、それ以上に。
届かぬ場所へと腕を伸ばす必要だってなくなってしまうかもしれないからそれはそれで、悪くはないのかもしれないから。]
(305) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
中途半端な色さ。 白でも黒でもなく、曖昧な。 日の元では目立たず、月の元では紛れてしまう。
………なんてな。 そんなに見ないでくれ。 気恥ずかしいだろう。
[瞳の色については“ナイショ”だよ、と人差し指を口元に当てがった。 強請られたらどうしようか。 やっぱり適当な誤魔化しを述べて逃げようとするだろう。
幼い瞳は時折、何かを見透かしてしまいそうな気がしたから。]*
(306) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
[慣れぬ人混みはその場にいるだけで波にさらわれ酔いを誘うから。 だから元気の良い返事>>257には口角を上げた。 その一言で安心してしまうなんて。そんな似たようなことを考えているなんて知らなかったのだけど。
“大切なものを壊したくないのなら大事に扱うこと” 自分はそれが苦手だから彼女の一言>>258に微妙に口端を上げてしまう。]
………そうだな。 落とさないよう、対策を練るか。
[言葉は差し障りのないことばかり述べるけれど、今だけは前髪が長くて良かったと思った。]
(307) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
[でも、大切に可愛がられていた少女>>259は問題に真っ直ぐと向き合おうとしているように見えた。]
そうか。なら早速実演だな。 お金は確かに必要だ。 自分の欲しい物、望むことを叶える手段の一つとして使えるだろうから。
お金だけじゃ手に入らない物だって、この世にはたくさんあるが。
[ならば自分も甘やかすだけではなく、彼女に伝えようか。 何処であろうと自分は彼女と共に連れ添うと決めたのだ。 先生であり従者でもあるのならば、尚更。
それにあんな風に言われて>>261加えてこんなおねだり>>262をされたら、肩を竦めて無言で髪の毛をぐちゃぐちゃにするしかないだろう。]
(308) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
………よし、任せとけ。
[勿論二つ返事で了承。 そのまま少し腰を折り身を屈めば、彼女の膝裏と背中に腕を回して抱き上げてしまおう。
所謂お姫様抱っこだがこんなごった煮を移動するにはきっと手間がかからない。 驚かせてしまったりもしかしたら怒られたかもしれないけれど、その時は俺に頼む方が悪いなんて返して。]
どんな歌を届けたい?
[猶予期間は思ったり短いかもしれないけれど、その合間に尋ねてみる。 彼女には子守唄以外にも教えた筈。 この場所で歌うならどんな曲を彼女は選ぶのだろうか。]
(309) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
[たどり着いた先は噴水広場。 子ども達が噴水を背に歌っている。 そこに少しのスペースをお借りすることにすれば、本来腰をかける場所に立たせ、楽器を手に持ち弾いている小さな楽団に割り込む。]
ちょっとこの子のためにステージを貸してくれないか?
[なんて気さくに楽器を強請る。 祭りの余興だと察したくれたのか案外快く貸してくれた六本の弦楽器を右膝に置いて、見上げる。
先程とは反転した視界で、]
(310) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
こんなに人がたくさんいて、楽しそうにしている場所で、君が歌ったらどんな結果になるかは分からない。でも、
そんなものはなんだっていい。 多少音がズレたって、君が楽しめるよう。 何、人でも何でも集めるのは得意なんだ。
[瞳を見つめれば弦を指で弾く。 流れる伴奏は彼女が選んだものにしよう。
誰かの耳に、心に、留まればいい。 奏でる曲の名は───…]**
(311) 2015/10/16(Fri) 11時頃
|
|
──回想──
[まだ春の命が芽吹いたばかりの頃。 特に誰と絡むでもなく口遊んでいた。]
────Are you going to Scarborough Fair? Parsley, sage, rosemary and thyme Remember me to one who lives there ………For once she was a true love of mine.
[不可能な仕事を敢えて次々に要求する男の歌。 きっといつかのあのこと>>204>>255を思い出したからだ。
様々な謂れのある曲だ。 妖精と人間のやりとりだとかいう説もあるし、かつての恋人に向かって歌ったものだという説もある。]
(312) 2015/10/16(Fri) 12時頃
|
|
[でも、自分にとって重要のことはその背景ではない。 何故実現不可能なことを歌にするのだろうか。 願うのだろうか。 あまりに浪漫に欠けた考えだということは分かっているけれど。
そこがまだ、まだ。分からなかったから問いかけていたのだけど、]
────And then she'll be a true love of mine. ……ん? 何だ。時間より早いな。
[その当の本人がここに現れてしまったら、一度歌うのをやめる。 片手を上げて挨拶することは今だって変わらぬまま。]
(313) 2015/10/16(Fri) 12時頃
|
|
Boys and girls come out to play, …はもう教えたか。 将来旅に出るとしたら…どっちがいいだろうなぁ。
素直にお金を下さいって曲だって勿論ある。 I’ll sing you a song,Though not very long, Yet I think it as pretty as any; Put your hand in your purse, You’ll never be worth,And give the poor singer ♪ ってな。
[今日はどんな歌を教えるって言ったっけ。 みんなで一緒に楽しく遊ぼう。 だとか歌を歌ってあげよう。だとか。
ああ、でも確か。]
(314) 2015/10/16(Fri) 12時頃
|
|
旅人には些か微妙だけども、こんな曲だってある。
[そうして口にしたのは故郷へ続く道を、故郷に連れてって欲しいという歌も少しだけ、口遊んでみる。]
Country roads, take me homeTo the place, I belongWest Virginia…なんて。 君はまずここを出たら何処に行きたいのかは知らないけども。
[さて、どれがいい?なんて尋ねた時、彼女が選んだ楽曲はどれだっただろう。
全部、なんて言われたらそれは、数回に分けて一つずつってことにしてもらったとは思うけれど。]**
(315) 2015/10/16(Fri) 12時頃
|
[ 閉じゆく瞼のなかで あの子が「またね」と云ったから
河の向こうにあるという、死んだものだけが集う場所で
「また会える」のだと思っていたのに、
違った。
……がっこうを旅立ってすぐ
まだ兆しすらも見えていたかどうかという若さで喪った
あの笑顔に会いたかった。
あの笑顔が重なって、誰も選べなくなった。
少女を少女として見ることができなくなって
結果、自分のいのちが尽きるのを待つことになった。
死後のせかいで再会するのではない
「またね」の意味が
死したいま
ようやく理解できたかもしれない。 ]
[ ( ずっとずっと、一緒に居た )
あの子も、その前の子も、前の前の子も、
初めて食べたあの子も
( 食べた後も、ずっと共に居た )
命のかたちがかわるだけ。
手を繋ぐか いのちが繋がるか それだけの違い。
「 またね 」
「 わたしはせんせいのなかで、いきてるから 」
「 またね 」
少女たちは誰一人欠けることなく、
白い獣の内で生き続けている。]
[ 砕け散った白い骸は
星色の砂となって神木の足元を温めた。
大地に還ったいのちは、獣独つではなくて
今まで誓いを交わした少女すべてのいのち。
獣がどれだけ遠くで潰えようと、億年の時を経て
神木のもとへ すべてのいのちが還るのだ。
白虎が無意識に神木の足元を選んだのは
誰よりも「再会」を願った故だろうか。
「 相変わらず、ヴェスはわたしがいないとだめね。 」
融け合ういのちの渦のなか
とりわけ大きな彼女の聲が聞こえて
漸く、「 またね 」の意味を識った。*]
|
[首の後ろに回される腕も、耳元で聞こえる声>>344も、冷えてはいないし、凍えてもいない。 昔から少しだけ多くを望むところは変わらない一面>>345 なのに始まってばかりの旅の行く末をこっそり考えてしまうのも悪癖だったけども。
彼女が選んだ曲に、頷く。 ならここを訪れた旅人に向けて歌えばいいさ、なんて言いながら。
───────全ての音は、無になる。]
(368) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
[軽快なリズムと、少しだけ寂しい歌詞。 どうして帰りたいのに帰れないのか。 そんな矛盾の含んだ言葉も並ぶけれど。 耳を、すませば聞こえてくる筈。 思い描く故郷の姿は違えど、きっと。
弾く指の音は少しだけ硬いもの。 もしかしたら柄にもなく緊張しているのかもしれない。 彼女の言葉>>346にあてられたかな。
でも足を止めてこちらを見る瞳の色>>353は様々だけれど。 もう少しだけ聞き耳を立てれば、微かに誰かが鼻唄したり、手でリズムをとったり、口の形も丸だったり弧を描いたり様々だけれど、]
(370) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
( あぁ、確かにこれは吸えない“命”だ。 )
[無限の命など欲しいとは思わないけれど噴水広場の一角を包む旋律は確かに奪えないものだ。
だから、ちらり、と見上げた。 いつもなら見上げる必要のない場所にある、瞳を。]
──────……、
[その時、また視線があったような錯覚。 反射的に上げた口角をそのままに、踵でリズムを刻んでは体を揺らす。
人前であるかどうかよりもただ、 自分が弾く音に声が乗る。 風に跨って誰かの耳に届く。 唇が閉ざされてしまうまで>>361
やがて訪れたのは拍手でも、ブーイングでもなく、沈黙だった。]
(372) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
[でもそれが悪い意味じゃないってことは知っている。 彼女が歌っている際に自分は見ていたのだから。
だから、にんまりと上げた口元をそのままに、パンッ!と手を叩く。
拍手というよりは、ほら、起きて! と告げるように。 呆気にとられたその表情へ語りかけるように、数回両手を合わせれば、────どんっ!、と湧き上がるような歓声と拍手が周りを囲む。]
彼女に拍手を!
[そう囃し立てれば足を止めていた若い男女が手のひらを合わせる。 働き盛りの男性二人が口笛を鳴らす。 立ち上がれば、先程よりは狭くなる身長差。 楽器を持っていない手で手を振っては笑みをばら撒いた。]
(374) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
「ねぇねぇ、さっきのうたはなぁに?」
[先程ここで歌っては踊っていた少女と少年がミツボシの近くに駆け寄ってくる。 彼女はどんな風に答えるだろう。 視線を向けながらも自分は帽子を脱いで挨拶をしておこうか、と。
結果は大成功!だったとは思う。 町の中の一箇所ではあるけれど誰かの心には響いた筈。 自分は楽器を返しながら「もう一曲やらないか?」なんて誘いを耳にはするのだけど。]
欲しいものがあるんだ。 首から下げられるような小さな袋を探しててな。
(375) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
|
[用件は先出し。 ああ、でも、もしミツボシがもう一曲望むのならば自分はバックミュージックを努めるのだけど。]
貰ってくるか?
[ひと段落つけば帽子を彼女に差し出してみる。 どんなものが入るのかは分からない。 もしかしたらキャンディやチョコレートなんてお菓子も混じっているかもしれないけれど、それもそれで素敵だろう?]*
(376) 2015/10/16(Fri) 23時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る