160 東京村
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―エピローグ 2016年・夏―
[三省堂書店・東京駅一番街店。 夏にあわせた怪談本をまとめた特設コーナーの隅で 石動太郎はその本を手に取った。
表紙は、黒地に割れた林檎が大きく配置された写真。 林檎を中心に散る砕けた鏡がきらめき 歪ではあるが東京の路線図の複雑さを描いている。
記された“結末のない”いくつかの怪奇譚たちは、 筆者の名が記されない本の異様さも合わさってか それなりに話題になっているようだ。 売れ行きも好調らしい。
頁を捲りながら引き結んだ唇裏をもごもご噛む石動の隣で 女子高生の二人組がその本を買い求めていく。]
(44) onecat69 2015/06/14(Sun) 20時半頃
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――続きは、そのうち誰かが書いてくれるやろ。 まだまだ、なんも終わってへんからな。
[楽しげにレジに向かう女子高生たちの背を ……正確には揺れるスカートの裾を眺めて、 胸元から万年筆を取り出しながら独りごちた。
そろそろ出発する時間が差し迫っている。
表紙裏に“印”を書き付けた本を山の一番上に戻し 石動は表紙に掲げたタイトルを指先で撫でた。
『東京村』の文字を。**]
(45) onecat69 2015/06/14(Sun) 20時半頃
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―都市伝説『東京村』―
[初版のみの流通でブームが去った著者名の無い怪談本は、 後にひとつの都市伝説となる。
“結末のない”いくつかの怪奇譚の端々には “結末をみる”ためのヒントが隠されている。
表紙に散らばる鏡の破片の中に、 かつて消えた少女の面影が見える。
表紙の林檎は作中多く描写されているiPhoneの暗喩で Siriに“ある言葉”を問いかけると答えが見える。 キーワードは【アイリス】ではないか。 あるいは【またきてさんかく】ではないか。]
(46) onecat69 2015/06/14(Sun) 20時半頃
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[表紙裏に手書きのメモが入っている本が数冊ある。 そのメモは【1054834・・・】という数字の羅列。 公衆電話からその番号に発信すると 関西訛りの男が出る。
ほかにも、様々。
――……そんな噂話を信じるものの中から、 次の『東京村』を描く者がきっと現れると 僕は信じて、待っている。**]
(47) onecat69 2015/06/14(Sun) 20時半頃
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