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あの女が命を奪われ、何処へと消えたのか。
小生の知る善しもないことだ。
どこぞに隠れているのだろう。
かくれんぼだといったのは、女ではなく幼き少女であったが。
あの女もまた、かくれんぼが上手い。
上手すぎたのだ。
誰も見つけてやれなかった。
今も何処かに、隠れているのだろう。
くだらない女だ。
メモを貼った。
[
見えているようだし触れられるようだ、
只の猫だと思っていたがそうではないのかもしれない。]
死んだのか?
[何の返事だろうか、初めて聞くかもしれない鳴き声に
そう返しつつ猫を抱き上げた。
全くいつも通りの感覚だったから、
こいつも何かのモンスターだと確信した。]
で、あいつを探せって?
それとも、兎食べに来るか。
[ラディスラヴァから、探すなとは言われていない。
ただあの女は相変わらず拒絶をするだろうし、
どうせ誰にも本音を言わないんだ。
獣はともかく猫に味付きのスープを出していいものか
飼い主でないので詳しくは無いが。]
メモを貼った。
[――とん、と地面に暗い影一つ。
今この黒い状態で獣に見つかったなら
間違って噛まれそうではある。
それほどに男の姿はヒトとは思えぬ様子だった。
閑話休題。
白く照った道を一歩、二歩、と歩むに従い
血の香りは離れていくはずなのに
狼の鼻は。そしてぬるい風は、
決して鉄錆の匂いを忘れさせはしなかった。
苦々しい感情を抱きながら男はどこへともなく歩いていく。
最早、村を出てしまいたいのに出る事も叶わないのだ。]
[死者に足音はないが、
こつ、こつ、こつりと音を刻んでいる錯覚がする。
森の中、いつしか紫苑が咲き乱れる小道に来ていた。
ひらり、視界の端に揺れた黒衣
……?
[まさか。
いや、あれはそこまで背が低くはなかった筈だ。
背反する思い、疑念を抱え、男は見えた人影の方へ。
少年とでもいうべきものがいる場所へと、歩いていった。]
ア……
”ヨハネス”?
[よびごえは、届いたのかどうか。**]
メモを貼った。
メモを貼った。
尻尾は雄弁に語る。
獣の頬を撫でるようにはたいてから、小生は男に抱き上げられた。
この男は、小生が死んだとでも思っているのか。
それとも物怪のなにかだと思っているのか。
くるり、喉の奥を鳴らして哂ってやった。
探す価値もない女を捜しに行くと謂うのなら
小生は止めこそしないだろう。
しかし聞こえた兎の言葉に
「にぁん」
猫なで声一つ上げて見せれば
今宵の食事にはありつけそうだ。
あれから、唄も聞こえない。
風に乗る禍々しい気さえ、ない。
何処に隠れているのやら。
ゆうらり、ふわり。
小生の髭が揺れる**
[
不満そうな獣の背も撫でつつ、
胸の隙間に猫を落とさないように抱いていると
機嫌良さそうに喉を鳴らす。]
ああ、食うのな。
[その向こう、墓場の奥まで覗いても
一見しては誰の姿も見えないから居ないと判断した。
そろそろ鍋も良い頃合いだろう。]
兄さんは兎もう一匹ぐらい仕留めるように。
『何だと?』
食い扶持が増えた。
[不満気な獣を追いやって、
猫を抱いたまま墓場を後にした。**]
メモを貼った。
メモを貼った。
[ ――― すん。
死者に、匂いも気配もありはしない。
けれど、 けれど。
擦り抜けていく空気が、
とおりぬけてゆく気配が。
犬に 蒼穹を、
それから紫苑の路の向こうを。
仰がせて、 弧を描くように
うしろを、(ねえさんに)
振り向いた。 ]
[ その姿に一瞬振り返って、
にこっとわらう姿に、
にっとわらいかえす。 ]
[ ―――そのまま 一本。
ほそい指が、
(魔女も食べないような、白い指。)
前を ぴん、と少女は差した。 ]
[ そこにあるのは、
まっくろな靄。 ]
[ 形のない『悪魔』とで言えるよな、
でもその耳と尻尾は、狼男みたいな。
けれど、酷く、覚えのあるようで、 ]
…… ――― 、 スティ?
[ 『ヨハネス』 と。
棄てた名前を、わざわざ呼ぶものだから、
てっきり人違いかとさえ思った、
… ―― けれど、
呼ぶ名は反射的に飛び出してた。
…… まぎれもなく その声は、 ]
[ 元々幼い、東洋混じりの顔つきに、
更にあどけなさが混じりこんだ
瞳が、 まあるくなる。 ]
[ こどものきおく。
猫の 狗の、記憶。
いろんなものが混濁しながらも、
濡れ羽を伏せて、黒衣を翻し――。
(会いたかったはずなのに、
探そうとしたのに、
いざとなれば、 )
姉のもとへ逃げ帰るよう
一直線に、駆け出そうとする。 ]
[それを見守る少女は、
驚いたようで 困ったように
―― ふんわり。
白色が滲む、黒影に わらいかけた。* ]
メモを貼った。
「―― 、 スティ?」
[ 噫、やはりあの彼だ。
幾分か――否、かなり声も姿も幼くはなっているものの
それはやはり「アル」であり「ヨハネス」だった。
後ろには白いワンピース姿の可憐な少女が立っている。
彼女が、或いは「姉」だろうか。
エンジェル・ブルーは此方の姿を捉えると丸く見開かれ、
それから黒い睫を伏せると、踵を返し
一目散に背後の少女の元へ走っていく。]
、
[その様子に面食らったものの、
己の真っ黒になった掌を見ればそれも、当然かと思えた。
ふんわりと少女が困ったように笑う。]
[顔があれば――(生憎、今は元には戻れないようで)
眉尻を下げていたのだろうが、
相も変わらず顔面を黒く塗り潰されたままの影は
苛立つように頭を軽く搔いて溜息をついた。]
……。
[何を言えばいいのかわからない。]
……別にとってくったりはしないさ。
[一発、殴りたくはあるけれど。]
ヨハネス……
[ああ、どちらで呼べばいいものやら、と迷う。]
……アル……で、いいんだな?
随分とあっさり死にやがって ――……。
[ぽつりと落とした言葉は、
先ほどの惨劇を見ていた事を吐露するもの。
複雑な思いを抱きながら、
姉の背にでも隠れそうな少年を視ている*]
メモを貼った。
[たた、 と駆けながら、
紡がれる
ちょっぴり息苦しい。
それすら、足音で掻き消して。
こころまで、
すこし退行していた黒犬 ……
と言ったって ねえさんの背には
…… 隠れは、しないけど。 ]
―― ……。
[ 溜息
ぬるり と 足許に纏わりついて
邪魔するみたいで、
たた た、
…… 次第に、足は遅くなり 止まる。]
……、
… なんでもいいよ。
[ふたつの名で惑うよな、
そんな声に 背を向けたまま、
… 少し、不機嫌そうに
傍らの、少女の服の裾を掴んで、
ぎゅう と握り込むのも一瞬。
力が抜け落ちるように、
触れた指が下がってゆき
――― そのまま、腕が垂れる。 ]
[
さっきのことを、見てたかのようなことばだ。
死んでまで 『解放されてまで』、
…… こころは苦しめるんだと
締め付けられるんだと。
気付きたくないことも気付きながら、
『乖離』しようとしてた、現実が
一気に 雪崩れ込んできた。 ]
[ 背に奔る、拙い一閃も。 ]
[ ―― あの、ひとりぼっちの感覚も。 ]
[ 全部まとめて、
突きつけられて、
黒髪をくしゃり、と掴んだ。 ]
…… ――― それは、 …
[ その表情は、
後ろを向いたままの矮躯と、
感情を押し殺したような声からじゃあ
きっと、わからなかっただろうけれど。 ]
(『随分とあっさり死にやがって ――……。』)
[ リフレインして、
焼き付くよなことばに、
黒い外套の、心臓のあたりを軽く、握り。
ふる。 鴉羽の色を、振るう。 ]
( その台詞は。 )
…… スティが言うことばじゃあ、ないだろ。
――― それは。
ぼくの、台詞だ ……!!
[振り向きたくない。
見たくない。
現実に背けようとして、
『怖いから』逃げたんじゃあない。
ただ、何て話せばいいかわからなくなったから。
何て怒ればいいかわからなくなったから。]
[ それを全部薙ぎ払うようにして、
キッ と、 睨み付けながら
ぐるり。無理矢理 振り返る。 ]
[ 瓜二つの少女は 背後で、
黒い艶めきを靡かせたまま。
相も変わらず 、けれども。
困惑を ほんのすこし寂寥に変えた
ほほえみを湛えて、
黙したまま、
黒い子犬の背を見ていた。 **]
……あんたに白目向かせてやろうと思う前に、
(恩も、なにも返せてないのに)
勝手に居なくなるなんてさあっ …。
[ そんなの。
―― 許されるわけないだろうよ。 ]
[ 自分勝手な我儘を、
見た目通りの子供のように
わあわあ 喚いて。
ぶん殴ってやりたいっていうのは、
こっちだって一緒だったけど。
あんな影じゃあ、殴れるかだってわからない。
蒼いひとみは、 す、 と地面におちた。 **]
メモを貼った。
―河原―
[せせらぎの音を聞きながら、
男は河原の向こう岸を眺めていた。]
……不思議だな。
[ぽつりと、呟く。
今の体でこの川を渡ることは容易だろうに、
足が、この先から先へ進もうと、
村の外へと出ようとはしない。
何か不思議な力によるものなのか、
それが男の中の裡の真意なのか。
それでも、或いはあの男なら――…
兄貴分の幼馴染であった赤毛の男ならば、
容易に超えてしまえるのではないか、
そうとも思う。
男にとってドナルドは―――…
自分にはできないことをこなしてしまう、
ずっと、そういう存在だったから。]
[絶対的な"憧れ"が、
"劣等感"を孕むものになったのは何時だったか。]
[コンプレックスを裡に抱えつつも、
それでも自分にできないことをやってのける
ドナルドの姿は男の目にはいつだって眩しかった。
何も言わずに村を去ってしまった時でさえ、
淋しかったけれどもこの村しか居場所がなかった
自分とは違って簡単に外の世界へと出ていける、
そんなドナルドの姿にただ、すごいと思いを馳せて。
ああ、だからか。とも思う。
彼が村に帰った時、あのようなことを言ったのは。
嬉しくない筈がなかった、けれどもきっと彼は
広い世界に出たままこの村には戻らないのだと。
そんな勝手な理想、憧れを押し付けていたから。
だから喜びよりも先に哀しみと失望が前に出た。
村を捨てた男として、許せないと吐き捨てる事で、…]
……子供だね、俺。
[わかっていたことだけれど、と。
自嘲交じりに小さく呟く。
このような状況でも、頭の何処かで思っているのだ。
あの男は―――…こんな状況の中でも、
きっと、死ぬことはないのではないかと。
緩く、首を横に振る。
そうであって欲しいと思う気持ちと、
そうでなければいいという気持ち。
正義感の強い彼が生き延びること、それは…
従妹の危険を、意味することでもあるのだから。*]
[くるん、黒髪揺らし空色の瞳が此方を睨む]
[その様子を少し寂しそうに見ている瓜二つの少女。]
[……調子が狂う。]
あー、……大体さ普通に考えて君より僕のが先に地獄行きじゃないか寿命からして
[今それが来ただけだろう、などと
おとなげなく無神経な言葉を投げ返した。
本当に離れたくなかったなら、
それこそ「巻き込んで」心中でもしておけと
──それはそれで真っ平御免だが、そう思った。
心配していたことも、悲しんでいたことも。
知っているが、ならばどうすればいいのかわからない。
逡巡したのち向ける言葉はいつも通り。
遠慮も何もありはしない。]
[ ぎゃんぎゃんと喚きたてる
犬だか猫だかわからないイキモノ(子供)を目の前にして
影は片手で片耳塞ぎ、軽く首を横に傾げて
「居なくなるなんてさあ、」のあたりでかたりと肩を竦めた。]
───……ざまあみろ……と言ってやりたいところだが……。
[はあ。と相手が目を伏せる様にため息。]
[此方は悪いことはしていないが、
芽生える謎の罪悪感]
[歩み寄り、濡れ羽烏の色の如き髪を
少し強引に 何度も、撫でた。]
……悪かった。
(……なんで僕が謝ってるんだ)
[子供の扱いは得意ではない。
少し屈んで、言い訳じみた言葉を並べる]
……寂しい思いをさせた。
[自分が死んだ後のアルカイドはけして独りではなかったように見えたが、孤独とはそもそも心の持ちようだ。
自分が死んで満たされぬものがあったのなら、
彼は多分、寂しかったのだろう。
人の死を看取る事の多い医者は、
その感覚が最早麻痺してしまっているのだが。
そうして拒まれなければ何度か撫でただろう。
(他にどうすればいいかわからなかったのだ)
こんなヒトでなしの姿でも触れられる事を不思議に思いながら。
姉と目が合うことがあれば、
「君はカイド?」などと聞いたかも知れない**]
[わたしと同じに色褪せた朱の花はどのくらい集めただろう。
既に摘まれた茎をみつけるたびに、摘んで行った誰かのすがたが視えるけれど、それが誰かは…
( わたしのお墓に、ひとつあった朱色 )
( ……メアリー?…… )
( でも。毒があるって知っているはずなのに )
誰が死んでいて、誰が生きていて、最後は誰が残るのか。
( ……なんのために、残るのか。 )
あの時、焔色のあの人のおかげで「残った」わたしは
幸運にもこの村でもう一度生きることができたけれど
均衡の崩れた世界は ヒトか ケモノか どちらかだけ。]
わたしは おおかみになれるのかなぁ。
[ぐぬぬと唸っても伸びぬ爪先を弄りながら、朱い花束携えて
摘んだ花は今も変わらず土に根下ろし風にそよいでいるけれど、わたしはそれに気付かないまま、村へ帰るのでした。 **]
メモを貼った。
メモを貼った。
[遠巻きに聞こえてくる「ヒト」たちのうわさ話は
朝の空気を鋭く揺らした遠吠えのことだと想像に難くなく
血みどろだった 犬同士が あぁ嫌だ、怖い
あんなことがあったんじゃあ、
あの宿屋はもう廃業かもしれないね ]
………。
[じくり、じくり、心を蝕むひとのこえ。
「宿屋」と聞こえてわたしの肩はびくりと上がる。
(メアリー……)
父も兄も居ない宿屋で「なにか」が起こるとしたら。
わたしは痛む胸と朱い花を抱えて、
鳴らぬ靴音を 色褪せた世界にだけ響かせた。**]
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