160 東京村
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
―1054834の聲―
[2010年、大阪は心斎橋を中心に広まった怪談。 後述は当時書かれたネット記事からの抜粋である。
【――携帯電話の普及率はついに97%に至った。 回線に乗って社会は広がりつつある現代においても、 やはり怪異の舞台は路地裏の影や夜の帳の下にある。
・・・中略・・・
私が最初に見つけたのは「闇子」の文字。 アメ村の西、高架下駐輪場の公衆電話の近くだった。 さらに目を凝らすと「死ンダヨ」「問4ガ間違イ」など 誰かに宛てた“回答”めいた文字が続いていた。
他にもあった。ミナミは堀江のK病院前「宵子」。 キタなら曽根崎お初天神裏「異子」。 名前と“回答”の筆跡が異なることから、 これらが複数人による会話であることは明白だった。】]
(60) 2015/06/03(Wed) 21時半頃
|
|
―1054846の聲―
「 新宿✕丁目------ビル▽◯◇ 一階ニ書イテネ 迎エニ 、 」
[…………ツーツーツーツー………ガチャ。
夜、目覚めた歌舞伎町の外れで石動は受話器を置いた。 東京の公衆電話で遊び始めて325台目。“アタリ”は26台目。
iPhoneに聞いたばかりの住所を打ち込み、 地図のナビ機能を頼りに、さっそく歩き出す。 乾いた唇を裏から舐り、むぐむぐ口を噤んだまま。]
(61) 2015/06/03(Wed) 21時半頃
|
|
―新宿 歌舞伎町―
[雑居ビル。 ホテヘルの事務所がいくつか入った小汚いビルには 『笠左木ビル』と記された控え目な看板がかかっている。
一階、薄暗いエントランスの壁へ目を向けると 目当ての“落書き”はすぐに見つかった。]
……ここは「鏡子」か。
[白インクのマーカーで書かれた“彼女”の名前を眺め、 眼鏡のつるにかけた指を遊ばせ、しばし考える。]
(62) 2015/06/03(Wed) 21時半頃
|
|
[この“遊び”にはルールがある。 そして電話の向こうの“彼女”たちには 好みと専門分野があり、 何処から“誰”に繋がるのかは、その時までわからない。
石動と「鏡子」の“会話”は二度目。
以前は昨年、葛飾の喫茶店からの発信だった。 指定された待ち合わせ場所は、喫茶店裏のゴミ集約場。
白インクの名前の下に書いた「明日の天気は?」の文字は 翌日尋ねたときには「知ラナイ」に書き換わり、 同じ手順を踏んで再度記した「万年筆が見つからない」は 「忘レモノハ、洗濯屋」に更新されていた。
翌日、クリーニングに出していたコートを取りに行くと、 ポケットに入ってました、と万年筆を一緒に返された。
どうやら「鏡子」は探しものを得意とするらしい。]
(63) 2015/06/03(Wed) 21時半頃
|
|
…………したら、今回はこれやな。
[――サインペンを壁に走らせ、石動は再び歩き出す。 残した質問は「あの娘はどこ行った?」。
去り際、ふと足を止め。]
――なんや、コレ。ぶっさいくやな。
[『笠左木ビル』エントランス外壁に貼られた 双顔連なる男のステッカーらしきものを笑った。*]
(64) 2015/06/03(Wed) 21時半頃
|
|
―新宿駅 喫煙所―
[咥える煙草はメビウス・スーパーライト。 喫煙の頻度はそう高くはないものの、 喫煙所を見かけると途端に喫みたくなる。
100円ライターをジジッ、ジジッと鳴らしながら 喫煙所に踏み込んだ。
……が、何度擦っても火は起こらない。]
――すみません、火、貸してもらえませんか?
[傍でやけに重苦しい雰囲気で煙くゆらす男(>>72)に、 関西訛りの強い口調で、声をかける。
男の顔を、どこかで見かけた気がしたせいでもあった。]
(73) 2015/06/03(Wed) 23時頃
|
|
…………あれ。 [声をかけるついでに視線を向けた男の顔は、 やはり、昼間の記憶の中にある顔と合致した。 彼は「香港小吃」で眼鏡の女性をナンパしていた サラリーマン風の男と同一人物だろうと答えを出し、 今日はよく偶然の再会をはたす日だと関心して。]
昼間、中華料理屋におった人やん?
[違ったらごめんな、とも言い添えて。 差し出されたライターを遠慮無く借り、 咥えなおした煙草の先に、火を着けた。]
……助かったわ。ありがとうな。 ところで、迷子にでもなっとるん?
[そしてライターを返しついでに、 何か調べ物に使われていたらしき携帯を視線で示す。]
(76) 2015/06/03(Wed) 23時頃
|
|
……都市伝説のイタズラ電話―― なんや、おもしろそうやん?どんなんなん?
[半日ぶりの再会を機に「石動です」と名乗った後、 男の口から零れた話題に、ひょいと食いつく。 仕事のネタになるかもしれないと思う欲半分、 純粋で深い好奇心半分。
“都市伝説の電話”は 石動自身が好んで遊んでいるものと類似性もある。]
――…………なんや
[そうした、サラリーマン風の男との遣り取りの途中。 切迫した様子の男(>>87)を視界の隅に見つけ、 しばし眺めてみたりも。]
(92) 2015/06/03(Wed) 23時半頃
|
|
私、メリーさん 今あなたの後ろに居るの ……ってやつやな。
[男が語るのはどうやら経験談らしく、 重みのある内容は存外におもしろみがあった。 堕胎され死んだ赤子からの電話……というえぐさに 生々しい悲劇の匂いを感じて、眼鏡の奥で目が輝く。
明るい少女と、彼女に張り付く闇。 堅実そうな男の裡の、エゴイズム。
好きだ。]
(117) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
さすがに、詐欺のネタにはならんやろ。 聞いたことないわ。
――……ああ 訊いてみたらええねん。 話してみたらええねん。
[……唆す。
応えたら答えてくれる怪異の電話を知っているから、 男の話を疑るつもりは端からない。]
話したいんやろ。 やから、アンタに電話してくるんやろ。 ……相手が誰やとしても。
[その先は現実的に想定出来る可能性についての話。 「元妻」が構ってほしくてかけてきている可能性はないか ……といった事を、つらつら少しばかり話して。]
(118) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
メリーさんって……最後どうなるんやっけ、
[そういえば、とiPhone取り出し検索―― の前に、twitterのタイムラインに更新をかけた。
最初に見えたのは、幻想写真のサムネイル画像。 よく見るとそれは――(>>#1 >>#2)]
A_i_lice……「アイリス」……? なんやねん、これ。
[思わず声が漏れた。 合成加工で作られた画像にしても、悪趣味だ。 悪趣味で、素晴らしい。
薄ら笑いさえ浮かぶ口元は「アイリス」と繰り返す。 その声はおそらく、近くの男(>>107)の耳にも届く。]
(120) 2015/06/04(Thu) 00時半頃
|
|
……それにしても、
[立ったまま眠っているように思える静寂の街、 醒めたまま壊されたような女の造形、 写り込んだ鏡の内に広がる世界で 街も女―アイリス?―も拡張されている。どこまでも。
削除される前に二枚の画像はiPhoneに保存を済ませ。
「メリーさん 結末」をgoogle検索に問いかける。 ……結末は不明。解釈は様々。]
(132) 2015/06/04(Thu) 01時頃
|
|
トコヤミ電話に聞いてみてもええな。
[吸っていた煙草はフィルターぎりぎりまで灰と化した。 吸い殻を灰皿に落として立ち上がる。
メリーさんの男ともう一言二言、会話を続けた後、 この場を離れてアルタ前交差点を 見に行ってみるつもりで。
もし、男も興味があるようなら 誘ってみても良いかもしれない。**]
(133) 2015/06/04(Thu) 01時頃
|
|
―新宿 アルタ前交差点・交番前―
[夜の新宿にはネオンの血脈が通い、煌々輝く。 iPhoneの液晶に浮かべた画像が撮影された地点を探し 交差点を行き交う人の流れに逆らい、立ち止まった。
相変わらず人通りは多く、 写真から伝わる静寂とは程遠い。喧騒。
連れ立って歩いてきた男二人の顔を、 それぞれ見やって苦笑いめいた表情で頷いた。]
単純なコラってわけでもなさそうやけどなあ ……あの写真、いつ撮られたんやろ。
[喫煙所で偶然会った男たちには、 豊田と堀川という固有名詞が付加されていた。 今は、二人の顔へ交互に視線を向け話している。]
(195) 2015/06/04(Thu) 23時頃
|
|
画像の詳しいことはわからんけど、 あんだけ手かけて素人のお嬢ちゃんいじって なんになるんかゆう話や。
……「アイリス」かわいいけども。 かわいいだけやし。
[喫煙所で話しかけてきた堀川には、 「アイリス」はじめ“かわいいだけ”の少女はじめ 自己顕示欲の強い少女たちと繋がりまくっていた @ys_lougiという自前のアカウントを明かしてある。 ちなみにアイコンは眼鏡単体の写真。]
(196) 2015/06/04(Thu) 23時頃
|
|
――鏡、鏡になんかあるんやろか。
[メッセージが。
アイリスらしき少女を映していた 写真が描いていた鏡面の様を思い出すと。
本日コンタクトを取った「鏡子」が連想された。]
(197) 2015/06/04(Thu) 23時頃
|
|
―トコヤミ電話―
[石動太郎が、その存在を知ったのは一昨年。
大阪でのひそかな流行りをきっかけに 少し追いかけてみた町中の落書きは、 宗右衛門町のメイドキャバで働いていた女子大生から 「公衆電話が鍵らしいよ。番号は秘匿だそうだ」 と聞いたところで、迷宮入りしていた。
他の仕事―特殊な風俗店を題材にしたコラム―や、 東京に移らないかという話に振り回されたせいで。
……再び、その噂に取り組む事になったのは、 東京・鶯谷で催されたイベントで会った男の証言から。]
(208) 2015/06/04(Thu) 23時半頃
|
|
「俺のツレ、死んだんスけど。それで。 公衆電話からデタラメな番号にかけると、 何でも知ってるエロい女を派遣してもらえるって。 ヒハハッ。知ってます?そういう話。ヒハハッ」
[番号は、その時点ではまだ秘匿とされていた。 そんな不安定な噂を掘ったのは ひとえに興味があったからだ。
何でも知ってるエロい女、に。*]
(209) 2015/06/04(Thu) 23時半頃
|
|
―再び、新宿 アルタ前交差点・交番前―
――どっかに残ってへんやろか、 爪でも髪でお鏡の破片でも……ないか。ないな。
[もぐもぐ唇の裏側を前歯で噛みながら 人の往来を眺めて立ち尽くすしばらくの間。
ふと思い出した「鏡子」の存在に、 そわついた指先がひくんと跳ねた。 ……知っているかもしれない。消えた少女について。
何せ“彼女”も“何でも知ってる女”のひとりだ。]
(213) 2015/06/04(Thu) 23時半頃
|
|
せや。カササギに“答え”が孵ってるかもしれん。 僕、ちょっと見てくるわ。
[いずれまた会えるかもしれないし もう二度と会わないかもしれない男二人に、 じゃあ、と片手を上げて見せると。 石動は、そろりと歩き出し人混みの向こうに消える。*]
(214) 2015/06/04(Thu) 23時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る