人狼議事


88 めざせリア充村3

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 ……んな痛ぇ顔すんなよ。

[慰めは半ば成功半ば失敗か。
微笑んでくれたのには安心したが、志乃の憂いをたたえた表情は癒えず。
言葉で人を癒すのはこんなにも難しい。]

 俺は――何もできなくて、そっちにいてぇなって思った。

[死ぬことは後悔があまりなかった。
殺せなかっただろうから、殺してもらってよかったのかもしれない。
それでも、大切な人が辛い時に側に居れなかったのは悲しくて、辛かった。]

 ……生きてれば、何か出来たかもしれねぇって。
 死んで、泣かせるだけとか、ダセぇことはもうしねぇ。


 ………そ、う。


[この能力を、本当なら無くしてしまいたかった。
できないなら、弱めてしまいたかった。
力が強くなった原因は、あの時眼に何かさらたからだと何となく分かっていた。
夢の中の自分は、自分自身が知っているリッキィよりも、強かったから。]

 眼を、潰してしまえば、………ごめん、何でもない。


[ミナカタの謝る声に絶望を覚えて。
きっと、人を殺めてしまえるような力が弱まる事も無くなる事も無いのだと悟る。]


―実験室―
[鳴り響く音。
目を覚ませば]

 …。

[カプセルの中にいて、私はそこで、身を起こしていた。
そこには、オスカーがいただろうか?
服装を見れば、3年前の、いつもの服装で。場所?
知らない場所。
えーと…混乱中。]

 ……手、出して。

[もし、手を差し出されれれば。
神妙な顔しながら、むにむにと手を揉んだり触ったりしていくだろうか。]


― 実験室・カプセルの中 ―

[死の暗闇に落ちたはずの意識は、
耳障りな電子音に呼び起こされて浮上する。

それでも暫くは瞼を開く事はなく、
仮初の死の中を彷徨っていた。


失くした左腕の軽さも、
胸に空いた穴の空虚さも、
まるで今もそこにあるように鮮明だ。]


 どうしたの?

[ うん、混乱しているみたいだ。
尋ねながら、言われるままに手を差し出すと何やら神妙な顔もちで手を弄られた]

 おかえり、モニカ。

[反対の手でぽむぽむと頭を撫でてみる]


……潰したいのか?

[リッキィの呟いた言葉にはそう返す。
確かに力は失われるかもしれない。
だが――残るかもしれない。
それは己にも、誰にもわからない。]

リッキィの眼だ、好きにしろ――といいたいが。
助手が眼をなくしたら俺が困るな。
だからやめとけ。

[そんな軽い調子の、軽い理由だけしか差し出してやれない。
本当にどうすればいいかは彼女自身が決めること。]


うぁ……オスカー、おすかー

[撫でられて、現実味を知らされる。
ぽたぽたと涙をこぼしながら
手を掴んで彼にしがみ付いて
泣いた。]


[ようやく瞼を開いても、
そこに何があるのか解らなかった。

ここは夢か地獄か。
そんな事はどうでも良く。

蓋の開いたカプセルの中で身を起こし、
なぜだか再生されている左腕を揺らす。
感覚は正常だ。

両手に拳を握り、
パチン、と雷の火花を散らす。
光が見える。胸の奥に鼓動を感じる。]

 ―――……… まだ、

[――― 戦える。

そう呟いて。
酷く落胆した顔で息を吐いた。]


[オスカーにしがみついて泣くモニカは
彼に任せておこうと思いながら。

火花を散らしたライジを
少し離れたところから見つめる。

彼がこちらを見て視線が合えば、
唇だけで囁いた。]


[ しがみついてくるモニカの身体を抱きしめ、ただただ頭を撫で続ける――。

モニカに伝えなければならないことがあった。
でも、涙を流している今、伝えることはできない――]


[不快なブザー音がまた、鳴り響いた。
やたらと不安を煽る音に、胸がざわめく。

起きて間もなく、
混乱のまま涙を流すモニカの姿に目を伏せる。

ゆっくりと身を起こした
ライジの手元がパチリと光るのが見えた。]

 ライジ…おはよう。

 もう、ここは…戦場じゃない。

[彼は死んで尚、戦おうとしているのだろうか、
そう思うとやりきれない。]


[眼を潰す、腕を、足を失くしてしまう。
要するに、「使えない」形に自分をしてしまえば良いと。
そこまで思考が至ってそして考える事をやめた。
もしも、の話しでしか無いのだから。]


 ん。また、手伝いしなきゃだしね。
 ………やめとく。


[先生の言葉に、素直に頷いた。
……それより、少し後の事だっただろうか、アラームが鳴り響いたのは。]


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[辺りへゆるく巡らせた視線の先に、
ミナカタ先生の亡霊を見る。

唇の動きから読み取った言葉にも、
何を返すでもなく。
ただ見つめるだけで。

カプセルの縁に手をかけて、
そこを抜けだして固い床を踏む。立つ。
足の具合を確かめるために
コツコツと爪先で床を蹴った。

ナユタの声()を聞いたのは
その直後か。]


 ………… ?

[気怠げなまま、
彼の言葉に、首を捻った。]


[ナユタの視線とは一瞬眼があっただろうか。
志乃と会話を交わしていた最中、または少し後のこと。
アラームが鳴り響く。意味は知っている。
カプセルから起き上った人をじっと見て。]

 ――……

[視線はそのまま。しかし近寄ることはない。
ヤニクよりも先に側に行きたい人がいるだろうから。]


[不思議そうにしていれば、
ナユタかミナカタ先生が説明をくれたか。
あるいはナユタの言葉に、
ミナカタ先生が補足を入れる形で。

何にせよ、
静かにその言葉を聞いて
状況を呑み込む。理解する。


ここが現実。あれは悪夢。
未来の可能性。潜在意識の露呈。
シミュレーション実験。


まあ、そんなところか。]


[撫でられて落ち着いたのか。
よくよく見れば。
ミナタカ、ナユタ、ヤニクの姿が見えて。
ライジの姿も見えた。]

 …どういうこと?

[殺した人がここにいて、死んだと言われてた人もここにいて。]

 要は何?
 どっちが夢?

[説明を求めれば、オスカーの手を握ったまま、掴んだまま聞いていただろう。]


[起きたすぐの者からすれば、
ここは死者が集う場所に見えるだろう。

首を捻るライジに、ここは死者の国だと言えば
信じるのではないだろうか。

ライジが起きたら言おうとしていたことがあったのに、
いざ目の前にするとどうでもいい事ばかりが過る。]

 ライジ…ここが、本当の現実だ。
 少なくとも、俺が聞いた話では、そういうことだ。

[ゆっくりと、噛み締めるように、説明をし始めた。]


[兄のカプセルが開けば、近くへ寄って顔を見たいと、ミナカタから離れただろうか。
けれど、数歩歩いた所で足は止まる。
思い出すのは悪夢の戦場。雷、鳥篭、兄の辛そうな顔と声。
フラッシュバックする全てが、彼女の足を動かなくさせていた。
だから、ミナカタとナユタとライジ兄との会話は、眺めるだけ。]


[是非とも
ここは地獄だとお聞かせ願いたかった。

ナユタの言葉で説明された内容は、
実に悪趣味で、
実にこの研究所には似合いの実験について。


奥歯を噛んで
一瞬沸き起こった気持ちを抑えこみ、
深く深く息を吐いた。]


 ありがと、ナユタ。
 ………ははっ お前、ちっせぇの。

[戦場で並んでいた記憶は鮮やかの残っている。
その中に在るナユタの姿は頼もしかった。

確かに過去の記憶としてあるものは
作り物の夢の記憶で、
なおかつ未来の記憶かもしれない。

そんな不思議な感覚も合わさって。
乾いた笑いを零す。

こんなに小さかったっけ?…と
揶揄めいた言葉をかけてようやく、安心した。]


[足を止めたリッキィが誰を見ているかなんて、彼女の視線を追わなくてもわかっている。
彼女が何を考えて足を止めているかも。少しはわかるつもりで。

ナユタとミナカタが一通り説明を終えたのを見れば、近づいてそっとその小さな背中を押す。
行って来いと言いたげに。]


[改めて見てみれば
俺は赤い軍服なんて着ていなくて。
周りに居る面々も懐かしい姿のまま。

中から少し離れた位置に居る妹を見つけ、
どこかよそよそしい様子に
苦笑いを浮かべて、手招いてみる。]


 リッキィ。……おはよう。

[来てくれなくても、
こちらから歩み寄るのだが。
彼女を抱き締めるために。]


[ライジ兄が、苦笑しながら手招きをする。
それでも躊躇えば、ヤニクがそっと背中を押してくれて振り向けば、また兄の方へ視線をやり。
ゆっくりと、ゆっくりと近寄って行く。]


 ライ、ジ、兄……


[名を、呼ばれて。リッキィ、と呼んでもらえて。
変わらずに、声をかけてもらえて。]


 ………うん、目、覚めた?


[やっとの思いで発した声は、震えているのが誰にでも分かっただろう。]


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 ……おいで、モニカ。

[ 縋りつくモニカを支え、部屋の外へと導こうと歩み出す]

 先生、ちょっと休ませてきます。

[ミナカタにそう告げ、キィが傍にいるであろう志乃に――]

 志乃、暫くキィをお願いするよ。

[ぺこり頭を下げてお願いすると、そのままモニカを連れて実験室を後にした]


[妹の傍らに居るヤニクへと目を向けて。
彼の赤の衣に、浅く肩を竦ませ。]

 やっぱり、その色は…お前の色だな。

[彼が押し出してくれた妹に腕を伸ばし、
両腕で強く抱きしめて。

小さな身体は、温かかった。

戦場で抱いた冷たい身体とは違う。]

 ああ、覚めた。
 …………リッキィ。
 ……―――また会えて良かった。  

[そう言って、彼女の髪にキスをする。
こんなふうに直接的に愛情表現をするのは
はじめてなんじゃないだろうか。]


 ライジは赤似合わねぇもんな。
 壮絶に似合ってなかった。

[そんな憎まれ口を。昔のように――日常のようにたたきながら。

背中を押すとリッキィが振り向いたから、一つ頷きを返す。
大丈夫、という思いが伝わったのだと良い。

リッキィを抱きしめるライジの姿に、彼なら大丈夫だとわかっていたけれどやはり安堵した。
彼がリッキィの髪にキスを落としたのには、少しだけ意外そうな顔をするも、それ以上は反応しない。]


 そう言ってくれるな。
 自覚は、あった。

[少し照れくさそうに眉を下げて笑う。
似合ってなかったと言われて、
少し嬉しかった事もあって。

再び眼差しを上げ、]


 お前にも、してやろうか?

[冗談めかして言ってやる。

忘れかけていた距離感が戻ってくる。
どうしてか、胸の奥が痛んだ。]


 ……は?

[ライジの問いかけが理解できなくて、首を傾げ。
してやる、という言葉ということは何かの動作のことで――とまで考えて思いあたり、首を勢いよく横に振った。]

 い、らねぇよ。ガキ扱いすんなよ――それに。

[彼の腕の中に居るリッキィを見つめる。
その眼差しが変化を帯びていることに、ライジは気がついているだろうか。]

 ――リッキィにしてやれよ。俺じゃなくて。

[兄貴だろ、と呟く言葉は優しげな音。]


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 相変わらず。
 かわいくなさすぎて、逆にかわいい。

[諸々の変化については気付かずに、
左腕を妹から離して
ヤニクを引き寄せる。

面倒なのでふたりまとめて抱き締めてやる。

存外、俺は鈍いのだ。]

 おつかれ。
 ヤニク、格好良かったよ。

[改めて彼を労うのもおかしな話だが、
謝罪の言葉よりも、
そう言いたかったのだから仕方ない。**]


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[

笑いかけられる。
それはなんだか、ぎこちないように思われたけれど。

指摘するつもりもなく。]

…ちょっと、休んだほうがいいんじゃない?

[なんて。自分が言えることなのかは分からないが。]


―実験室にいた頃―

 大丈夫だよ、ずっと眠ってたんだからね。

[ そんな事を言っても分かるわけはないだろうが――]

 ケイトも、無理しないようにね。

[モニタを見れば残るのはチアキとソフィアの二人だけ。
最初から、今までずっと仲間が戦って、死ぬのを見てきていたらそれは辛いものだろう。

手を伸ばせばケイトの頭を撫でることはできただろうか]


[手を伸ばされて、頭をそのまま撫でられる。]

…大丈夫、だと思うから。

[今は只見ているだけで、考えることを辞めてしまっていたから。
今起こっていることを受け止めるのは難しいことではあるが、まずは出来る限り見ておかなければ、と…は思っていた。]


[痛い顔を言われ、苦笑を浮かべた。
ヤニクの感情が伝わってきて、一度ゆっくりと瞳を閉じた。
そして、次に開けば微笑んで]

 うん、……死ぬだけでは、
 苦しませて、悲しませてしまうだけよね

[あの時、もっと違う方法をやることができたかもしれない。
死ぬことに後悔はなかった。けれど、結果的に
さらに傷つけてしまったから。]

 それに……

[傷を流してくれる人がいる。
癒してくれる人もいる。自分もその一人になれるように
言いかけた所で、鳴り響く電子音。

モニカとライジが目覚めるのだろう]


 ヤニクさんなら、大丈夫よ
 同じ間違いはしない……きっと

[目覚める二人に視線をやりながら、
穏やかな音を響かせた**]


[出て行くオスカーにキイを任されて
コクリと頷き返した。]

 おはようモニカ……またね、

[昔の様に微笑んで、ひらり手を振った。
キィの頭をぽんぽんと撫でて、ヤニクと楽しげに
言葉を交わすライジを見た。

色々な事が過ったけれど。]

 おはようございます、ライジさん

[向けたのは、一言。
だけどそれは、昔と同じ……柔らかな音で**]

 


――二人が目覚める前――

 死ぬの、楽だからな。
 ――俺は、すげぇ楽だった。

[志乃には淡々とそう返す。
何も見なくてすんだ、何も苦しまなくてすんだ。
損失の痛みを何一つ味わう事なく、ヤニクは目覚めている。]

 ……ああ、俺はもう間違えねぇ。

[志乃の穏やかな声には頷いて、視線はカプセルの方へと向けられる――*]


 か、わいいとか、言うな!

[相変わらず、はこちらのセリフ。
ライジこそ相変わらず、変わらない。
そう言ってやろうとすると、左腕で引き寄せられ、振りほどくには彼の掌の温度が懐かしすぎた。

そろって抱き寄せられて、間近に見えたリッキィはどんな顔をしていたか。
ヤニクは微妙な顔をしてから、小さく笑って眼を閉じた。**]


[大人しく腕に収まってくれる二人に感謝。

生々しい記憶の中で
壊すため殺すために振るい続けた腕が、
誰かを愛しむために使える事に安堵する。


過去は、実際の時間経過の連なりではなく、
記憶で構成される。

例えあれが悪夢だったのだとしても、
俺の中にあの日々の意識が残っている以上
確かにあれは実際に在った過去と呼べる物。


そんな“過去”を経て、
それでも大切なものを抱き締められる。]


[腕を離す前に、
二人それぞれの頭に
もう一度ずつ気まぐれなキスを落として。

志乃へと視線を。]


[柔らかく響く彼女の声は…音は、
悪夢の戦場で聞いていたものより
ずっと美しい。]

 おはよう。…志乃。

[彼女は“舞姫”ではない。
でも、ここに居る志乃には確かに
共に戦ったあの美姫の面影はあって。


「志乃って美人だったんだな…」なんて
冗談めかした言葉も添えておく。]


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うん…。

[ 手繋いだまま、のろのろと歩いて外へ出ようとして志乃の声に手を振り返す。
キィにも視線を向けて]

おはよう、志乃…うん、また。

[と実験室から出て行った**]


[説明のほとんどはナユタに任せて、
足りないところがあれば簡潔に補う。

オスカーが混乱しているらしい
モニカを外へと連れて行くのには、
ひらと手を降って返すに止める。]

……もう、いいだろう。

[視線はモニターへと。
たった二人の生き残り。

ふわついたように笑うチアキが
痛々しくて見ていられない。**]


[呟く声()を聞き、
ミナカタ先生の視線を追って
ようやくモニタの存在を認識する。

狂った茶会の席、
二人きりで“生きる”チアキとソフィア。
彼らの様子を押し黙って見つめる。





見ているうちに
意識が戦場に引き戻され。
彼らを見つめる顔から表情が消えた。

そうだ。
悪夢は、まだ終わっていない。**]


[大人しく抱きしめられてやったのに、離す間際に唇を落とす悪ふざけをされて。
こんにゃろうと顔を真っ赤にして睨みつけても、たぶんライジは堪える様子はないのだろう。

その眼が画面へと向けられると、それまでの穏やかな表情が嘘のように。]

 ライジ。

[無表情になった彼に声をかけ、それでも振り向かないなら身体の影で彼の袖を引くものの。
そんな顔をするなとは言いにくく、意識がこちらへ向けば無言でそっぽを向いた。**]


[挨拶が返ってくる安堵し、笑みを浮かべた。
一方的に自分の方から作ったものだけど、
できてしまった溝は、少しずつ埋められるだろうか。

添えられた言葉に、一瞬だけ瞳を瞬かせて]

 今頃、気付いたんですか?

[悪戯っぽく声を震わせて、冗談を返す。

ヤニクとライジとリッキィ。
彼らが戯れる賑やかな声。
懐かしい、"家族"たちが生きる音。

その音に耳を澄ませていれば、ミナカタの呟き聞え
ライジと同じようにモニターの方へと視線をやった。]


 主はいつも、我らの傍に……

[痛ましい姿の"兄"と"妹"
あの子たちの幸せを願って、願って、祈っていた。

もう、悪夢は終わらせてください。
もう……。

祈る様に瞳を失せて、傍らのキィを抱きしめた。
人の温もりとは違う温度を感じながら。

涙を零さないように耐えていた。
もし、目覚めるのなら、笑顔で迎えてあげたいから]


[もちろんヤニクに睨められても、()
目を細めて余裕の笑みを浮かべるだけ。

リッキィにも「かわいいよな?」などと
いたずらに同意を求めたりもした。



志乃の冗談()へも
同じように柔い笑い声で応える。]


 残念ながら。
 …気付けて良かった。


[穏やかな空気は、
共に見たモニタの中の悪夢に呑まれ。]


[ヤニクに袖を引かれ。

何を言うでもなく視線を逸らした彼へ
モニタから引き剥がした視線を落として。

半ば無理矢理に作る笑顔で
冗談めいた軽口を吐く。]


 なに。…構って欲しいのか?


[あまりに軽い言葉の響きは、
空っぽで、虚しかった。**]


[気付くと悲しい音が漏れそうになる。
近くから、空っぽの音が聞こえてきて。

小さく頭を振る。
悪夢は終わらせなければいけない。
悲しい音も、寂しい音も、もう響かせたくはない。
抱き締めたキィを頭を撫でて]

 ねむれ ねむれ 母の胸に

[目覚めることを願いながら、
夢の中では安らかにと、子守唄を口遊む。]

 こころよき 歌声に
             むすばずや 楽し夢

[その夢が、楽しいものでありますように
寂しさも、苦しさも、消えてしまいますように

自分に今できるのは、祈る事だけ]


しばしの間、歌を口遊んでいた。**


[ライジに抱きしめられれば、少し戸惑いながらも頬を摺り寄せて。
あの時のような痛みは感じなかったし、何よりも苦しそうではないのが安心した。
もう二度と会えないと思っていた人に会える幸せを噛み締めながら、兄の背中に手をまわそうとする。]


 ……………私は、


[会いたかったけれど、会いたくなかった。
どんな顔をして接すればいいのか分からない、今この状況でも

手の動きがぴたりと止まる。すると、髪に何か触れたような感覚。]


 ライジ、兄?


[こんな事、された事が無かった。
手は良く繋いでくれていたけれど、一度もされた事のない行動に心底驚いたのか、
兄を呼ぶ声は、少し間抜けに聞こえただろう。]


[ヤニクがライジに抱き寄せられれば、ヤニクを見上げて小さく笑っただろうか。
この二人が自分の目の前に何のしがらみも無く居てくれる、それだけの事なのに酷く嬉しかった。
その嬉しさを伝えるために、片腕を今度こそ兄の背中に回す。
離れる間際の気まぐれにはまた穏やかに笑っただろう。
ヤニクの様子も含めて。]


―廊下―
[周りを見れば、3年前と変わらず、昨日とかわらずの見知った研究所の景色。
手を握られている手元を見て、そしてオスカーを見て]

 変だね。
 あっちが夢だなんて、変。

[目醒めてみれば実は夢オチでした――というおふざけではなく。
未来へ飛んで一気に今に戻った、まるでタイムりープのよう。
けれど、思い出として残る記憶だ。多くの人を焼き、壊し、仲間を焼いたことは忘れもしない]


 オスカー。
[彼の名を呼ぶ]

 …、普通の女の子は無理。

[なんのことだろうと思ったかもしれない。
オスカーの表情を見つつ、唐突にそう言った。]

 …仲間も、人も沢山焼いたけど、やっぱり焼きたくない。
 けれど "また"皆が、オスカーが、死ぬことがあれば―――。
 火で守れるなら、使いたいかな。

[ぎゅっと握って小さく呟いた。]


[ライジが離れていけば、小さく目を瞑る。
相変わらずモニターの方は見られなくて、音だけを拾っていた。

――――神に祈るを捧げる声を、静かに黙って聞いて。

なるべく視界に入らないように目をあければ、意地悪な願いを、果たせなかった約束を思い出して。
苦しそうに、息をはいた。*]


[しばらくしてから]

 皆とお話したいな。
 うん、色々と

[謝りたいのと、それから、いつもと同じように話していきたい。
きっと、まだ戸惑うけれど。
あと多分、ヤニクに話しかけづらい。
生きてるとはいえ、生きていたといえ…。

罪悪感が蝕む**]


[ライジの問いには瞳を揺らし、正解を探すも誰も教えてくれるわけもなく。]

 褒めろよ。

[憮然とした表情で呟いた言葉は場違いに響く。]

 俺様はかっこよかっただろ。
 頑張っただろ、だから――

[無茶苦茶な要求を突き付けながら、ライジの顔に浮かぶ作り物の笑みに言葉はだんだんと小さくなって。
最後には手を離して、一歩距離をとる。]

 ……ライジのせいじゃねぇよ。
 あの二人が戻ってきても、そんな顔、するなよ。


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[ヤニクの声や表情に、ゆっくりと瞬きを一度。
揺れる眼差しを隠すように。
頭に過ぎった思考から目を逸らすように。

再び目を開く時には、
先と変わらず、相変わらずな面持ちが戻る。]

 褒めてやるから。逃げるなよ。

[離れたヤニクの手を追いかけ、掴み、
おかれた距離を詰めるように一歩踏み込む。
無事に捕まえたら、頭を撫でてやろう。


こうしていると、気は紛れる。
気付きたくない事に気付かずに居られる。

―これで良い。きっと。これで良いんだ。]


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[手を掴まれ頭を撫でられて無言で年下扱いに甘んじる。
ガキ扱いは嫌いだったけれど、いまでも嫌いだけれど、それでライジがいつもの顔をしてくれるなら。]

 ……も、もういいだろう! 離せよ!

[段々と恥ずかしくなって、最後は逃げてしまったけれど。
いつもの彼らしい顔を見れれば、安心した。]


[ひとしきり撫でてやったので、
逃げるヤニクは追わずに解放してやる。


そのまま、落ち着いた眼差しで、
再びモニタの中に居る二人を見つめた。
画面の向こうに広がる悪夢。
つい今し方まではあそこに居た。

此処には確かに失くしたはずの幸いがあって
取り戻そうと必死だった“思い出”があって
あの戦場とは違う“未来”があって。

理解はしている。ここが現実なのだと。
ちゃんと、理解はしている。

ただ、心のどこかが乾いている。
ここでの平穏には薄く薄く霞がかかっている。

どうしてか俺はそう感じている。幸せなのに。]


[ライジの言葉に、眉をしかめる。
ライジとの身長差は夢の中と
変わっていないきがするのだが…。

ここで怒ると、自分で小さいと認めているようで癪だ。黙っておく。

リッキィと、ヤニクと言葉を交わすライジに
以前のような冗談めいた発言が混ざるのも
彼なりのやり方で日常を取り戻そうとしているように見えた。

志乃の子守唄に、祈りの唄に耳を澄ましながら、
モニターを見守る。

チアキと、ソフィアは…いつ目覚めるのだろうか。
戦ってほしくない。死んでほしくない。
だけど、彼らが戦場から目を覚ますには…。
どうすれば…。]


―― 実験室→制御室 ――

[モニターを眺めながら、溜息をついた。
もう十分だろう。
もう良いだろう。

目の前で繰り広げられる子供たちの、
痛々しいやりとりももうたくさんだ。

何も言わずにそこから立ち去る。
誰かが声をかけてこれば、手ぐらいは振るだろうか。]


おい、起きろ。茶番は終了だ。

[制御室につけば、
寝ているように見えるポプラを動かす。
反応はないかもしれないが
少なくともそこにあるモニターには反応があった。

「何をしている」

聞こえるのは音声だけ。
聞き慣れているその声に告げる。]


実験は終了だ。
十分データーは取れただろう。

[その言葉には冷たい返答が返る。
彼らにとっては当然のことなのだろうけど。]


「死ぬ」というのは心に負荷がかかるのを
お前らも知っているだろうが。
……おい、聞こえるか。終わらせてやってくれ。

[モニターから何か言われても気にせず
そのまま電源を無理やり落とした。
何か沙汰があるかもしれないが、
最後の手段は打ってこないだろうから。]

――聞こえてるなら……頼む。

[擬体の頭を撫でる。
普段しているように。**]


[そのまま、隣でモニターを見始めたライジに視線を送る。ポツリと彼に聴こえるだろ声で呟いた。]

 なんだ、その
 ライジが俺の亡骸、運んでくれてたの、みてた。

[多分また、次同じようなことがあったら、また彼はそうして弔ってくれるのだろうという予感がする。

3年前に感じていた、ライジに対する以前のような劣等感や、対抗心などはいつしか失せていたことに気づいた。

この実験はとても冷静に受け入れられるものではなかったが、そういう部分で得られるものもあったのだ、と。]

 なんというか、嬉しかった。

[変な話で、言葉の選び方に迷ったが、素直にそういった。


[志乃の方へと近づいて、膝を折ればそこには幼子が居ただろうか。
何をするわけでもなく、その子をみつめて。
心地よい歌声に耳を傾ける。
どこか、願いか織り込まれたような、そんな歌を聴きながら。
幼子が眠るようならば、小さく笑って。
声を潜めて彼の名は?と志乃へ訊ねただろうか。]


[モニタからは視線を外さないまま、
ナユタの声に、肯いた。

思い出すのは冷たくなった彼の亡骸。
拠点の部屋に一人置いてきてしまった。
撤退し捨てられた建物、棺の中で……

――いや、違う…ナユタは此処に居る、

緩く頭を振り、息を落として。]

 俺も。
 お前が…ずっと隣に居てくれて、
 嬉しかった。……ありがとな。

[無かったはずの空白の時間の事だが、
変わらず傍に居てくれた彼が与えてくれていた
安心感と安定は、本物だったと思う。

素直な感謝を返す。]


メモを貼った。


メモを貼った。


 ……――。

[画面の中。お茶会をする二人。
見上げて、何かを言うことはできない、口を開けばきっと謝罪と後悔の言葉しか出てこないから。

悲しいことからは守ってやりたかった。
辛い時は隣にいて、悲しい時は背中を撫でて。
そんな当たり前のことを、したかったのに。
それだけは出来るようになろうと、思っていたのに。]

 ……役立たずだったな。

[自分にはそんな辛辣な感想を。
きっと誰も言ってくれやしないだろうから。]


 うん…うん。俺もだ。

[ゆるく頭を振るライジが見え、
やっぱり変な話だったかなと思ったが、
言いたかったので言っておく。

運んだはずの死体がここに生きているのは
さぞかし妙な気分だろう…と。]

 ま、俺、生きてるから、心配するな。
 あの亡骸は…、
 …………俺の抜け殻とでも思っといて。

[今度はひどく間抜けな言葉を選んでしまったと思ったが、言ってしまったものはどうしようもなかった。蝉になった気分になった。]


 やめろよ。 ……チアキ。

[あの世界から
はやく二人が解放されれば良いと思う。

その反面…チアキとソフィアの中に、
自らの命を諦めたという記憶が残るのは嫌だった。
どうしようもなく嫌だった。

そんな悲しい事ってないだろう。]

 …………殺して、やりたかった、

[酷い本音だ。
ソフィアが俺にそうしてくれたように、
この手で終わらせてやりたかった。
その方がずっと良かった。
こうして、傍観している事しか出来ないなら。

―― 何もしてやれなかった。]


メモを貼った。


―廊下―

 あれは一つの未来、なんだと思うよ。

[あの世界でクアトロは確かに存在していたのだ。
変かもしれないけれど、現実に――在ったんだと思いたかった]

 どうしたの?

[いつものように尋ね、モニカの言葉を聞いて手を握り返した――]


[悲しいお茶会。
二人を見つめながら、祈る様に歌って。

しかし、それは途中で途切れた。]

 ……、……

[二人に近づく青い影。
胸の内で、『触れるな』と黒く音を響かせたが。
音にすることはしなかった。]


メモを貼った。


メモを貼った。


 んー……あのね、モニカ――。
 大切なものを護るために力を賭すのは良いことだよ。

[握った手は離さぬままに、にこりと微笑みを浮かべ――]

 でもね、僕の前でだけで良いから……普通の女の子で居てほしい。

[今度は僕が、護り通すから――]


[ その後しばらくして――]

 うん、それじゃあもどろっか?

[身体を離し、それでも手は握ったまま。
モニカが頷けば一緒に実験室へと戻っていった]


[ライジが零した本音に少しだけ眉を寄せる。
先に死んでしまった身。
しかも、自分から死に行った自分に言えることではないが。]

 ……一緒に、生きてあげるのが一番だったわ

[殺されないで、殺さないで。
静かに落ちる声色は、ただ澄んだ色を響かせる。
なんの感情も滲ませない。

気を抜くと、後悔や、懺悔や、
悲しい音が混ざってしまいそうだったから。]

 やり直せれば……いいのだけど、

[今を変えて。
未来を少しでも変えることができればと]


 記憶に留めておく。

 次の機会があれば、
 …お前が俺の抜け殻を運べよ?


[次の機会なんてまったく要らないが、
それでも、万が一の時にはよろしく。
そんな気持ちで、
ナユタの言葉に頼み事をひとつ返す。

頼まなくても、
この先何があっても、
ナユタはそうしてくれると信じているが。]


メモを貼った。


 ……一緒に生きる、か…


[結局それは最初に諦めた希望。

志乃のただただ透明な声の響きを聞き、
ぽつりと零した言葉を追って
目頭に涙が込み上げた。

右の掌で目元を押さえて深く呼吸を。一度。]


[ 普通の女の子…はどうしてたのだろう。
かけ離れすぎて。]

 うん…。
 少しずつ、やってみるよ

[今はそう出来なくても、一緒に居るのは嬉しいから。
そうして、少し話をしたりして。]

 ん、うん。戻ろう。

[頷くと実験室へと一緒に戻っていった。]


[一緒に生きる事。
彼と同じ、最初に諦めた。

一緒に生きるには、再会するのが遅すぎた。
逃げようと、戦おうと、何かしらの柵があった。

だけど、それを知った今なら、少しでも……]


[画面の中でカップが割れて、灰と骨になる。
"それ"がなんであるのか理解して、複雑な気分になりながら。

部屋にモニカがオスカーと戻ってくると、彼女が目覚めたときは声をかけれなかったので。
振りかえって、片手をあげた。]

 ……久しぶり?

[彼女にとってはどうなのだろう。
分からなくて語尾がわずかに上がった。]


 おう。
 抜け殻…運んでやる。

[お前も脱皮するのか…という言葉は飲み込み、
でもそうやって刷新できれば、とも思う。

ライジは…またこのような機会があれば
もう一度戦うのだろうか。
次は、何か分かるのだろうか。

そして、俺も…。

――一緒に生きる、と呟いた彼の心境は
今はまだ分からないが、何かが変われば良いと願う。]


−実験室−
[一緒に戻っただろうか。
気付く人がいれば、声かけたかもしれない。
モニターには青の兵士に掴まれたチアキとソフィアの画面
長い机やカップが骨やら死体に戻る画面]

…。……悪夢ね。

[そうぽつりと零す。この実験は本当に悪夢だ。
チアキの悪夢のほうがまだ可愛いと言えるくらい…と心の中で言う。
 片手を上げて挨拶したヤニクに、身をかたくしてきょどった。
おずおずと片手を上げて挨拶しかえして]

…あ、うん…久しぶり?
[しばしして]

…ごめん。
[小さく謝罪]


[膝を折ったまま、頬へと手を添えて思い出すのはあの悪夢の中での過去。

研究所を出れば売られた先では見世物として買われた。
自分には似合わないような服をむりやり着させられて、風を操るのがそんなに珍しいのか、見に来た人たちの髪を浮かせばこんな物かと通りすぎていく。

次は、軍。最初は諜報部所属で、そこでハンドガンの扱い方を叩き込まれた。
能力は、接近戦に向かないから。何かればと教えられた。

幸い何処に居ても、乱暴な事はされなかったけれど嫌な思いばかりしてきた。
かつての仲間達に会うまでは。あいつが上司なのは心底驚いたけれど。]


―実験室―

[モニカと一緒に実験室に戻り、 ヤニクがモニカに話しかけてくればモニカの手をしっかりと握った。

モニターを見ればそこは地獄絵図。
王国軍にしてみれば目先にあった勝利が危うくなってしまったのだ。
まさか強襲を受けた――とは考えられない、か――。


キィを探して軽く視線を巡らせれば志乃に寝かしつけられた姿が見えただろうか]


[意識を浮かび上がらせたのは、丁度モニカ達が戻ってきた頃だっただろうか。
少し離れた場所でモニカとヤニクがやり取りをしている。
何処か、ぎこちない空気を漂わせながら。]


 ………ふぅん。


[何となく、察してしまって。
何かあれば、彼らの方へ寄るつもりではある。]


[謝ったモニカに近づいて、逃げられなければ目の前で。]

 ……謝るのは俺だ。
 ごめんな。助けてやれなくて。

[身近にいた人だけで手いっぱいで、敵に回っていた彼らのことを思いやることができなかった。
焼かれながら、背中から聞こえた彼女の泣き声に、手をまわしてやることも慰めの言葉をかけることも。
もちろん助けてやることなど、出来なくて。]

 殺されて、ごめんな。
 殺されていいとか思って、ごめん。
 だから――モニカのせいじゃねぇ。

[それでもモニカは表情に困るだろうから、せめてヤニクは笑っていよう。]


[モニターの向こう。
悪夢の中を見つめていれば、モニカたちが戻ってきたか。

ヤニクとモニカのやり取りは、なにやら
先程のナユタとリッキィの事が過って複雑な心境に
なっていた。]


[モニタに映る朝焼けの空()が滲む。

彼らが目覚める頃には笑うから、
今は、今だけは、泣きたい。



悪夢が終わる瞬間を、
涙の溢れる目で、静かに見届ける。*]


[近づいてきて、目の前にくるヤニク。
謝られて、ふるふると首を振って。
言葉に困って、そのまま顔に出てただろう。

 自分のせいじゃねぇとの言葉に]
 
 ……焼くのは、自分じゃ、止めれないから…。
 …ごめん。

[やはり、どうこうでも謝る。]


メモを貼った。


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