82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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人
狼
墓
少
霊
全
…………。
[同じようでいて、膜に包まれたような世界で。
薄れた色彩の村の中、男はただそこに立ち何を思うか。]
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――前日・ケヴィンの家の前――
じゃあ、そろそろ、戻るねー。 二人とも訓練はほどほどに、特にケヴィンさん。
[硬化しているケヴィンの腕を労わるようにもう一度撫でて、 ひらひらと二人に手を振った。
もう片方の手はジェームスの手を握ったまま、 促すように彼の手を引く。
歩き去る二人を見送っていれば、 その歩みが散歩と称するにも、 妙にゆっくりであることは気がついたかもしれない。]
(7) 2013/05/15(Wed) 00時半頃
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――ケヴィンの家→自宅――
[散歩を終えて戻ってくる。 途中何度か休みはしたものの、このぐらいの早さならば歩けることはわかった。 距離が短ければ、もう少し無理はできそうだけど。]
な、大丈夫だった。 もう少し慣れれば、もうちょっと楽かも。
[家に入ると、ジェームスを安心させようと繋いでいた手をそのまま自分の胸の上へと置く。 心臓は不規則に蠢いていたけれど、 それでもしっかりと血液を全身に送り出せていた。]
(13) 2013/05/15(Wed) 00時半頃
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でも早く慣れないとね。 いつまでも、お前を心配させるわけにもいかないし。
[心配してくれているのは嬉しいけれど。 その不安げな顔>>19をいつも向けられるのは本望ではない。
抱き寄せられば拒むことなく近づいて 顔が近づけば眼を閉じて唇を迎える。]
(21) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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ずっと……そーだね、ずっと。
[ジェームスの言葉を繰り返して、 交わした約束を思い微笑んだ。
隠し通すには限界があるかもしれないけれど 今はみんながそれぞれ大変な時のはずだから。 せめてもう少しは黙っていようと――
――その時はまだ、思っていた。]
(28) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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そうだ、シーツ頼まれていたんだった。 あとチアキのシャツもね。
[座ってできる仕事のことを思い出し、裁縫道具を取りに行く。 いつものように机に並べて、椅子に腰かける。
ジェームスが何か家事をすれば手伝うかもしれないし、 特にすることがなさそうなら、隣に座るように声をかける。 あるいは――腹の虫が鳴って、彼に食事を頼むかもしれない。]
(29) 2013/05/15(Wed) 01時頃
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[食事を作ると言ってくれたジェームス>>33の姿を見ながら 座ってゆっくりと仕事を進めることにした。
昼食が出来上がるころには、 やぶれたシーツの修繕は半ば終わっていただろう。**]
(37) 2013/05/15(Wed) 01時半頃
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[ジェームスと食事をし、午後もシーツの仕上げとチアキのシャツの修繕を。
ジェームスに頼んで牛の様子を見たり、代わりに果樹園の簡単な手入れをしたり。 そんな、普段とよく似た、けれど異なる午後を過ごす。
夜になったら自分の寝台へとジェームスを誘った。 少し狭いから仕方ない、と笑いながらくっついて寝ただろう。**]
(72) 2013/05/15(Wed) 11時頃
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――早朝・自宅――
[仕事である、家畜の世話はそれなりに朝早い。 身にある程度は染み付いていたのだろう、うっすら差し込む光に、意識がやや浮上してくる。
まだ寝てていい、と判断して再び睡魔に沈まなかったのは、傍らのジェームスがピリピリとした空気を出していたからだった。>>75]
ん……どーし、た?
[まだ起ききっていない頭ながら非常事態を感じて、彼の手にしている武器に気がつけば眉をひそめる。
外に出ようと言い出すかもしれないが、ジェームスに強く言われれば一人で家に残るだろう。**]
(102) 2013/05/15(Wed) 15時頃
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――早朝・自宅→外――
何か……?
[ジェームスの言葉に眉をひそめたが、気になるので一緒にいく、と言えばあっさりと了承される。>>104 とはいえ何かあったら足手まといになる可能性が高い。 せめて武器を持って行こうと思ったが、今の状態で振るえそうな獲物は少なくて。]
ん……じゃあ、これで。
[今は火が消えている暖炉にあった火かき棒を手にした。 振り回せばそれなりのダメージは通るだろう。
先に家を出たジェームスの前には、1匹の狼が――>>107]
(110) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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……まかせる。けど、手に負えなかったら言って。
[ジェームスの声に頷き>>109下がる。 相手がただの動物ならばなんの問題もない。 弱い魔物でも大丈夫かもしれない。
だが、ライマーとラーマという存在は強い敵を倒すためのものだから。]
今でも、一撃ぐらいならくれてやれるよ。 無理しないで。
(112) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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お見事、さすが!
[ジェームスの一撃は正確に敵を屠っていた。>>114 彼の一撃で倒せる相手ならば、任せてしまう方がいいだろう。
周囲には他の敵がいないことを確かめ、絶命している狼を見下ろす。]
単独行動する種類じゃ、ないだろし。 これは他にもいるねー。気をつけて進もうか。
[そういいながら、もう数歩歩いてジェームスの頬に指を。 飛んでいた血をこすって落とした。]
(116) 2013/05/15(Wed) 16時頃
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心配なのは、キリシマさんのところぐらいかな。
[左右に気を使い歩きながら、今戦うのが辛そうな人のことを思い出す。 昨日会ったケヴィンとホレーショーのところは大丈夫そうだった。
サミュエルとドリベルも戦えるだろうし、 チアキと攻芸も元気なはずで。]
あとは――そうだなあ、心配なのは牛と豚?
[そんなことを言いながら、何かの気配を感じて足を止める。 気配に敏いジェームスはもう気がついていただろうか――
1.目の前に狼2 2.前と後ろに一匹ずつ
2]
(150) 2013/05/15(Wed) 20時頃
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……わあい囲まれた。
[楽しそうに小さく笑う。 くるりと手の中の火かき棒を回しつつ、 構えているであろうジェームスをちらりと見る。
もともと素早さにはそれほど長けていないため、 戦い方はカウンター狙いとなる場合が多い。 幸か不幸か、今の身体の状態でも戦いやすいスタイルだ。]
ジェームスがする? それとも一緒に頑張ろうか。
[彼の判断力には全幅の信頼を置いている。 どちらが効率がいいかの選択をゆだねた。]
(152) 2013/05/15(Wed) 20時頃
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りょーかい、じゃあお任せする。
[ジェームスの言葉>>154に頷いて長剣を抜いた彼のリーチ外に出る。
一匹目に向かっていった彼の姿>>156を見ながら、もう一匹の様子をうかがう。 どうにも、大人しくはしてくれないかもしれない。]
朝っぱらから、元気だよねえ……
[来るなら夜にしようよ、と獣には無意味な言葉を呟いて、 狼が来るなら相手をするだろう。
獣は―― 123 こちらへ飛びかかってきた 45 唸り声をあげている 6 ジェームスの方へと飛びかかる ――2
(160) 2013/05/15(Wed) 20時頃
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[狼が唸り声を上げ、こちらに飛びかかる。 ジェームスはまだしとめてはいない。>>156
この一撃だけは最低でも自分でしのぐ必要があるだろう。
火かき棒を構えて重心を下げる。 一撃をしのげば隙も生まれる。 真っ直ぐに向かってくる相手ならば棒一本で十分だ。]
(162) 2013/05/15(Wed) 20時半頃
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さーて、おいでっ。
[狼が牙を向き、真っ直ぐに向かってくる。 最後の跳躍まで視線をそらさず。 こちらの喉笛を狙ったその一撃は、一度飛び立てばコースは変えられない。
ギリギリの、吐き出す息すら臭えそうな距離までじっと口の中を見つめて。
12 腕に噛みつかれた 345 火かき棒を噛ませた 6 口の中に火かき棒を突っ込んだ。 ―――3]
(163) 2013/05/15(Wed) 20時半頃
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ふうっ、ぎりぎりっ、危ない。
[ガキャンッと牙が鉄を噛んだ音が響く。 棒を噛ませたまま斜めに押せば、 てこの原理で狼の身体は後ろへ大きく飛ばされる。
ギャンッと響いた声>>159に、 ジェームスが一匹を仕留めたのを察した。]
ジェームス。
[名前を呼ぶ。任せる、という意思をこめて。]
(166) 2013/05/15(Wed) 20時半頃
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[名を呼べばそれだけで意思は伝わる。 鮮やかに狼を切り捨てたジェームスが戻ってくるのを、 笑みを浮かべて迎えた。]
さすがだった。ジェームスは強いな。
[じっと顔を見つめられて、くすりと笑う。]
なにも動いてないからね、大丈夫。 ジェームスこそ、怪我はない?
(173) 2013/05/15(Wed) 21時頃
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危なくなったら、無理はするなよ。 その時はちゃんと協力しよう。 お前と一緒なら、大丈夫。
[大丈夫と迷わず言いきったあたりからしても 怪我はしていない様子で安心した。
伸ばしかけられた手は一度戻されたので>>174 残りの何歩かは自ら近づいてジェームスを抱きしめる。]
ありがとうジェームス。 頼りにしてる。
(176) 2013/05/15(Wed) 21時頃
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ん……ほんとに? なら嬉しいけど。
[頬にキスをされると小さく笑って 身体に回していた手の片方はジェームスの頭へ動かし、柔らかく撫でる。
返り血がつかないようにと気を使ってくれているのはわかったが 服はまた洗えばいいし、戦えばそんなの当たり前だったので 気にせず身体をくっつけた。]
(184) 2013/05/15(Wed) 21時頃
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[抱きしめてきたジェームス>>188の背中を何度か撫でた。 返り血をつけるぐらいで気を使わなくてもいいのだと そんな動作で伝わればいいのだけど。
主、と言われて何も握っていない右手を ジェームスの背中の後ろでそっと握った。 ライマーの仕事はもうできないけれど 彼をラーマとしてもう一度ふるうことはあるのだろうか。
――そんな思いを断ち切るように、抱擁をとく。]
気配は、まだある?
[自分よりはジェームスの方が敏いだろう。 何となくいやな予感はするので、尋ねた。]
(193) 2013/05/15(Wed) 21時半頃
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んー……?
[一瞬だけ悲しそうな顔をしたのは気のせいか。>>198 すぐに表情を引き締め、何かを言い淀んだジェームスの態度に まだ敵が残っているらしいことを察する。
彼が感じている重い気配はまだ分からないものの やはり大物がいるのか、とまではあたりをつけて。]
大物いそう? それなら、誰かと合流できた方がいいかもな。
[二人だけで対峙は出来れば避けたいし、 この身体では全力で逃げることもかなわない。]
(202) 2013/05/15(Wed) 22時頃
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あー、やっぱり。 やんなっちゃうねえ、なんでまた団体様でご登場なんだか。
[軽口をたたきながら少し離れたところに落ちていた 火かき棒はちゃんと回収しておいた。 べっとりと狼の唾液がついて少し曲がっているけれど そのあたりは武器として使うには問題ない。
指でなぞってべたべたしたそれに眉をしかめつつ ジェームスの「副作用」という言葉に>>205ゆっくりと振り返る。]
じゃあ、少し回ってみようか。 気配感じたら教えてー。
[そう言って数歩歩きだしてから、隣に来るように手招いた。]
(207) 2013/05/15(Wed) 22時半頃
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トレイルは、ホレーショー[[who]]の家の方へと向かっている。
2013/05/15(Wed) 22時半頃
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――→ケヴィンの家の方角――
[小走りどころか、早歩きもできない身体はじれったい。
副作用が新しく出て、とジェームスに言われてまず心配になったのは 薬をのんだが副作用の出なかった面々だ。
時間差で出てくる可能性も大いにあり得る、と 昨日も足を向けた先へ向かう途中――
どこからか咆哮が聞こえた。>>212 足を止め、周囲を見回す。 あまり遠くはなさそうか。]
……近いか? ジェームス。
(222) 2013/05/15(Wed) 22時半頃
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[ジェームスの言葉>>223に頷く。
チアキの家、と言うことは攻芸が共にいるだろうか。 あるいは隣人のサミュエルとドリベルも一緒かもしれない。
人数の多い方と合流したほうがいいのか それとも手薄になりそうなケヴィン達の方がいいのか。
しばしその場で迷っていると――
耳をつんざくような、轟。>>227]
……あー……やっぱり、まだいたね。
[いやな予感は当たっていたらしく。 眉を寄せて声の聞こえた方角を見た。]
(230) 2013/05/15(Wed) 23時頃
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[よく通る声で名前を呼ばれる。>>231
新たに響いた咆哮は気になったものの、 そちらを向けばケヴィンとホレーショーの姿があった。
どうやら二人とも大きな怪我などはなさそうで。]
だいじょーぶ、だよ。 二人とも無事?
[ほらね、と見せるために両手を広げて見せて 手の中にある火かき棒はそのまま回す。
ジェームスの返り血について尋ねられれば、何匹かしとめたことは伝えるだろう。]
(241) 2013/05/15(Wed) 23時半頃
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[駆け寄ってきてくれた二人には悪かったが こちらは笑顔で手を振って歩いて行くのが限界だ。
それ以上の速さで動こうとすれば もれなく息が切れてくるだろう。
じっとホレーショーに視線を向けられた>>244のはわかったが 何も言うことはなく、無言を通す。
ライマーのはずの己がどうして武器を持っていないのかとか ジェームスだけが返り血を浴びている理由とか 聞かれればごまかしにくいことはたくさんあるのだけど。]
大丈夫なら、それでよかった。 身体の調子もおかしいとこは、ない?
(247) 2013/05/15(Wed) 23時半頃
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そうだねー、無理はやめとく。 怪我したらジェームスに怒られそうだし。
[怪訝な表情をしているホレーショー>>253は やはり誤魔化されてはくれないらしいけれど、
ジェームスの言葉>>246を信じてくれたらしく 労わりの言葉をくれたので、ありがたく頷いた。
ただ、何の副作用もなかったと言う彼が 妙に言葉の言いきり方が弱いので。 もう一言尋ねようとして――ケヴィンの質問>>254には頷いた。]
一応。でも、全力で走るのはちょっと今は無理。
[暗に行くなら先に行ってくれ、と告げる。]
(257) 2013/05/15(Wed) 23時半頃
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ホレーショーさん!?
[転んだホレーショーに慌てて近づく。>>267 ゼ、と息が崩れたがそんなことには構っていられず。
彼の近くに座って、眉を寄せた。]
どう――したの?
[たまたま、うっかり、偶然。 もちろんんそのどれでもありえるけれど――]
(268) 2013/05/16(Thu) 00時頃
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[ホレーショーにケヴィンが手を差し伸べる。>>272 なんとか立ち上がったらしいけれど>>276 様子をうかがうに、足に何かの異変が出たのだろうか。
足は揺らされているが不自然に曲がっている。 "副作用"と言っているのを聞いて、表情が険しくなった。]
……うん、ケヴィンさんの言うとおり。 無理はしないほうがいいよ。
[それでもケヴィンと一緒に行くとホレーショーが言えば送り出すが 共にと頼まれれば一緒に歩いていくつもりで。
少し抑えた声で話しつつ呼吸を整えたが、 駆け寄ることで跳ねてしまった心臓はまだ煩く鳴っていた。]
(283) 2013/05/16(Thu) 00時半頃
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[ホレーショの弟を追う姿は危なっかしい。>>289 ケヴィンは先に行ったので>>291心配して彼の顔を覗きこむ。
もう一度大丈夫、と言われれば 自分の身体のことも考えて、小さく頷いたか。]
気をつけてね、このへんは大丈夫だと思うけど。
[ホレーショーに声をかけて、ケヴィンの後を追うのを見送る。 手助けを頼まれれば、もちろんすぐに助けに行くつもりで。]
(294) 2013/05/16(Thu) 01時頃
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――→チアキの家――
[咆哮のあがった方角へはケヴィン達が向かった。 他にも何名か向かっている可能性は高い。
少し長く話していたが、あの鳴き声>>212の持ち主は退治されただろうか。
心配になって、やはりそちらに向かうことにした。 出入り口が破壊されたチアキの家の前にこれば>>302 いろんな意味で少し焦って呼びかけただろう。**]
(318) 2013/05/16(Thu) 01時半頃
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――チアキの家の前――
チアキ……大丈夫か……?
[家の中から出てきたチアキの顔には包帯が。>>329 攻芸がついてたのにそんな、と動揺しながら、右頬に手を伸ばしそっと撫でる。]
可愛い顔、傷つけて…… 攻芸は無事、か?
[チアキがこんなに怪我をしていたら、彼はもっとひどいのではないだろうかと思いながら、 皆を案じたチアキに、ホレーショーの様子がおかしかったことは、伝えられず。]
さっき、ケヴィンさんとホレーショーさんに会ったよ。 二人はあっち側に行った。
[咆哮の上がった方角を指差し、そう伝えるにとどめた。**]
(365) 2013/05/16(Thu) 07時半頃
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[駆けてきたトルドゥィンの言葉>>366に、声をつまらせた。]
ケヴィンさんが? どうし――っ
[聞きたいことは沢山あったが、今はそんな時ではない。
攻芸が走ろうとしたチアキ>>384を止めて背負ったのをみて>>381 駆け出して行ったトルドゥィンと>>366それを追う二人の姿を見送った。]
……ジェームスも、気になるならいっておいで。
[自分は駆けることはできない。 けれどジェームスは走ることができるだろうから、そう声をかけた。 連れていくと言われれば、首を横に振った。
トルドゥィンの急かし方をみるに、自分を背負ってだと間に合わないだろうと思えたので、無言でぐいと彼の背中を押した。**]
(393) 2013/05/16(Thu) 11時頃
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[抱き寄せられて>>398、彼の腕の中に収まる。 ケヴィンについては、嫌な想像しかできない。
ついさっきまで笑顔だったのに、と。 別れ際の彼の笑顔を思い出し>>291、拳を握りしめた。]
――だいじょうぶ、だよ。
[誰にあてたわけでもない言葉。 大丈夫だったら、チアキに会いたいと彼が言い出すはずもないのに。 それでも、望みを込めてつぶやく。
しばらくその場にいてから――帰ろうか、と小さな声で提案するだろう。**]
(413) 2013/05/16(Thu) 13時頃
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――チアキの家→――
[村は静かだった。獣の気配はもうない。 脅威は過ぎ去っているのだろうけど、その静寂さは不気味でもある。
日が出ている時間なのに静かすぎたからだろうか。 声が>>437聞こえた、きがする。
けれどもそれはすぐに聞こえなくなり。 残るのはただの風の音でしなかった。]
(484) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
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――サミュエルの家――
[少し遠くをサミュエルとドリベルが歩き、家の中に入って行く。 その様子を見てなぜか胸騒ぎがした。 上手く言葉にできなかったので、ジェームスを見ると視線があった。>>462
今歩いているということは大怪我はしていないはずだけど。 心配になって二人を訪ねることに同意する。
何もないはず、サミュエルが声が出なくなっているだけで。 そう祈るように扉が開くのを待って――
先に扉を開けた二人をみたのはジェームスで。 彼が僅かに動揺した気がして>>473いやな予感はしていた、けれど。
出てきたサミュエル>>467の姿に、目を見開いた。]
(495) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
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お前……なん、で。
[聞くまでもなく、それは「副作用」などというものではなかった。
隣にいたドリベルには何の症状もないように見える>>476けれど もしも病が言われたとおりならば、二人とも、と鼻の奥が熱くなっていく中 さらさらとサミュエルが書いた言葉>>475を見る。]
……お礼、しなきゃな。 オレンジ、摘んだら持ってくる、から――
[聞いて欲しいことはたくさんあった。 彼と交わした言葉のこと、新しく気がついたこと そして――まだ迷っていること。
けれどそれは飲み込んで。 右手でサミュエルの右手を握った。 まだ病に冒されていない手は、いつもの彼の掌だった。]
(496) 2013/05/16(Thu) 21時半頃
|
|
[ドリベルに知らされた事実に、トルドヴィンの様子から薄々察してはいたものの、今度こそ泣きそうになる。 無事であって欲しかった。 また笑って欲しかった。]
……ホレーショーさん、も、どうして……
[尋ねればドリベルは詳しく話してくれただろうか。 病気のことを聞けば、その視線は再びサミュエルへと移った。]
(497) 2013/05/16(Thu) 22時頃
|
……ペラジー。
[人の思いに押しつぶされそうになっている弟の肩を抱こうと手を伸ばし、しかし蜃気楼を掴むかのようにそれはすり抜ける。
泣いている時も、震えている時も、何度も繰り返してはもう届かないのだと思い知らされる。]
お前が悪いんじゃない。
[謝る必要なんかないと、繰り返し。
近くても遠すぎる距離に目を伏せた。]
|
……葡萄は秋だぞ。しばらくお預けだな。
[サミュエルの言葉>>500に小さく笑って。 握り返されたので、もう少し強く握って。
それから引きよせて、まだ色の変わっていない右の耳へと唇を寄せた。]
(502) 2013/05/16(Thu) 22時頃
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|
[ガシガシと書かれた文字を見せられて>>505]
このやろう。
[笑ってそう言いながら、額をつつく。 そこももう、侵食されつつあったかもしれないが。
サミュエルの額に触れた指が震えていたのは、突かれた当人以外には分からなかったかもしれない。]
(507) 2013/05/16(Thu) 22時頃
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|
じゃあ、な。 二人とも変なとこで昼寝して風邪ひくなよ。 特にサミュエル。
[去り際に、近くにいたドリベルの肩を抱き寄せ いつものように正面から彼に抱きついた。
少し長く伸ばされた襟足からのぞく耳も、彼はもとの色で。 一瞬の安堵と――
手に触れた、硬い感触。 明らかに服でも、他の何か説明がつきそうなものでもない。]
………………ドリベル。
[何と言えばいいかわからなかった。 だから彼に一言囁いた。]
(510) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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ふふっ……
[腕の中からドリベルが奪われた。 サミュエルの露骨な態度に>>513思わず声が出る。]
よかったなあ、ドリベル。
[数日前とはサミュエルの態度がまるで違っていて。 それは――ドリベルにとっても、幸せなことなのだろうと思った。]
(516) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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|
[サミュエルと拳を突き合わせ挨拶をして>>512 ドリベルにいつものように挨拶をしていると チアキに声をかけられる。>>511
新しい包帯も巻かれていた彼に これ以上悲しそうな顔はさせたくなったのだけれど。]
……そっか、ありがと。
[ぽつぽつとケヴィンとホレーショーの事を伝えられれば>>511 くしゃくしゃとわざと乱すように、チアキの頭を撫でた。]
(517) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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|
いや……そんなの、いいよ。
[攻芸の律義な一礼>>523に首を横に振る。 ジェームスに手合わせの話を持ちかけているのを聞いて 好きだなあ、とぼんやりと思うだけだった。
声を震わせたチアキ>>524には、無言で軽い抱擁を。
すぐに離れるとガシャンと土鍋が地面に落ちた音がして>>525 攻芸が呆然としていた。 その視線の先にはサミュエルがいるのだろう。>>518]
……じゃあ、また。
[明日、とは口に出さずに。 ジェームスの手を引いて、視線で去ろうと合図をした。]
(530) 2013/05/16(Thu) 23時頃
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|
――サミュエルの家→――
[サミュエルの家を後にして、自宅へと戻ろうとしたのだけど。 ドリベルから、そしてチアキから聞いた ケヴィンとホレーショーの最期のことと。
それから――サミュエルとドリベルの身体にあった病の浸食に まだ会っていないもう一人の大先輩と、 そのラーマの姿を思い出す。]
……ジェームス、キリシマさんの様子も、見にいっていい、か?
[立て続けに様々なことがあり、特に戦っている彼も疲れているはずだった。 だから否と言われれば、大人しくそのまま家に帰るつもりで――]
(557) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
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|
――→キリシマの家――
[考えていることは一緒だった>>561らしく それに無意識に唇を綻ばせる。
歩みは変わらず、速いとはとても言えない速度だったが だんだんと彼の家が見えてくる。
近づいてくるたびに先ほど見たサミュエルの姿と 抱きしめたときのドリベルの背中の感覚を思い出す。
まさか、彼も、いや、でも。
ぐるぐると考え不安に襲われながら、 何度かは疲れたといいわけにして足をとめただろう。
ついに玄関の前に立てば、緊張した面持ちで扉をたたいた。]
(567) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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