158 Anotherday for "wolves"
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[友人より選びやすかった、そう言わんばかりのサイラス>>44に]
……マーゴゆってた。 マーゴの宝物。メアリーとサイラスって。 マーゴの宝物を、サイラスは疑えるんだね。
[そんな言葉を吐き捨てる。
かくいう自分も彼に兄と同じ目に遭わせたい。 などという思いを抱えているのだが。]
(147) miduno 2015/05/26(Tue) 16時半頃
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[ベネットとサイラス。
二人のやり取りを さして興味もなく、ただ待っていた。 己の欲望が叶う時を。 復讐という、みにくい欲望を。 しなる木に積もった雪がいっぺんに 音を立てて落ちるような そんな瞬間を。
──ただ、待っていた。]
(148) miduno 2015/05/26(Tue) 17時頃
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[ベネットから、離れるようにと声を掛けられれば>>77]
見てる。
[そう一言告げて、その所業が見える位置、 少し離れた席に腰かけたまま。]
(149) miduno 2015/05/26(Tue) 17時頃
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[片時も目を離すことなく
焼き付けるように
静かに、その最期を
見届けて。
少女は表情ひとつ変えず、何を考えていたか。
わかる人はあるのだろうか。]
(150) miduno 2015/05/26(Tue) 17時頃
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[シーツを借りるというベネットに、短くどうぞと言うと リネン室へと向かったベネットの背を見送って サイラスの遺体へと向き合う。]
死んじゃったら、もうどうしようもないね。
[ベネットが穢れぬように、と 血だまりを避けるように置いた手。
じっと見ていた。
頭によぎる。ひどい考え。]
(151) miduno 2015/05/26(Tue) 17時頃
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[ ─踏みつけてやろうか─
それから
もうひとつ、湧き上がる感情。]
[不気味なその感情は何というのだろう。 自分の考えについてでる、否定の感覚。
─こんなことをしても何にもならない お父さんもお兄ちゃんも 帰ってこない─
本当はうっすらと頭の端でわかっていた。 無意味。無価値。 激情のままに、欲望のままに。 そんな行動に何の意味があったのだろう。
そのことに、その感情に気付くやいなや、 目頭が熱く、喉はひりつき、視界は歪む。]
(152) miduno 2015/05/26(Tue) 17時頃
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[すぐに戻ってくるだろうベネットに、 そんな様を見られたくなくて 溢れる涙を拭う前に 宿屋から飛び出した。]
(153) miduno 2015/05/26(Tue) 17時頃
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違う、無意味なんかじゃない。 だって、あいつらが殺したんだ。 お父さんもお兄ちゃんも。 そうだよ、だから当然のむくいなんだ。
[自らを正当化しようとする呟きは 深い漆黒に吸い込まれる。 次に浮かんでくるのはたられば。 あの時ああしていれば、こうしていれば。]
[段々と闇に目が慣れて、そのまま 暗い夜道をあてどなく彷徨う。 それが村人が見た、最後の少女の姿だろう。]
(154) miduno 2015/05/26(Tue) 17時頃
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―深夜―
[生ぬるい風が村中を撫でていく。
ざわり ざわり
墓地に向かう道の途中。 赤毛の男を見かけたのはそんな場所だった。]
(160) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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[わたしが生きていることで
自分の投票先は無効になったこと、 手に掛けられた相手は誰か、
特に言葉を交わしたわけでもないのに それらをなんとなく悟ったようで。]
[それから降ってくるのはあの時のような 責めの言葉。
自分には理性があるそう言わんばかりに 浴びせてくるのは暴力ではなく言葉。]
(161) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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[後から後からついて出る言葉の語彙は回転の速さは どちらも少女には持ち合わせていないもので。
言い返せない悔しさから 咄嗟に──
こちらへと伸びる手に噛みついた。]
(162) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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おとなは卑怯だ! 何でも知った風に言う! わたしのことなんて… 何にも知らないくせに! 何にも知らないくせに!!
[“おとな”に対する諦め。 助けてくれない“おとな” 守ってくれない“おとな” 信じてくれない“おとな”
聞かずには信じられないと言い 聞けばそんな話信じられないと言い。
全ての村の大人に対する負のイメージが そのまま目の前のドナルドへと注がれる。]
(163) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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[勢いよく噛みついた腕は 幼い歯型を残しただろうか。
そのまま森の奥へ奥へと逃げ出す。
後から聞こえる声、枯れ木を折る音、葉の揺れる音。
追ってくる男は何を思っていたのだろうか。
息を切らせ、たどり着いたのは 行き止まりの崖の切っ先。]
(164) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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[男の口が開く。
何かを言っているが、それがどんな意味か。 耳には入って来ず。
きっと、村に連れていって “正す”そんな内容だったろう。]
[死んでたまるか。 そう思ったのは何故だろう。
一度は死を覚悟した身。
それが今は必死に運命に 抗おうとしている。]
(165) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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[じりじりと近づく相手と揉み合うも 力では押し負ける。
噛みつこうにもさっきの今で 警戒からかうまくいかない。]
[抱きかかえられて、俵担ぎされそうになって 刹那、その身を亜麻色の獣へと転じると
眼前にぬっと伸びている筋張った首筋に
勢いよく噛みついた。
場所が場所だけに、バランスを崩した男は そのまま少女ともども、崖下へと まっさかさま。
風は凪いで。 あたり一面静寂の中。*]
(166) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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─明朝─
[目を開けたら枯葉と土くれと 目を開けない男の姿。
男の身体を下敷きにするように 獣の身は男の上に横たわっていた。
上を仰げば元居たらしき崖は 頭上よりもずっとずっと高いところにあり。
自分とドナルドの身に起きたことが わかると身を翻すように人の形をとり 高らかに叫んだ。]
(167) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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ふ…ぁははっ! これでわたしのこと悪く言う奴はいなくなった! みんな…!みんなだ…!!
[無事だったことへの高揚感。 しかし後から湧くのは、サイラスを見たときと同じ感情。]
[冷めやらぬ興奮と背けたい虚無感。 ぐちゃぐちゃに掻き混じったままの頭で もの言わぬ隻眼の男を見つめる。
触れてみると 思った以上に冷たく、硬いその身体に 一瞬たじろぐも、そのままそっと 胸に触れてみる。
音のしない心臓。]
(168) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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[食べてみたい。
急にそう思った。 そういえば隣の村にでた獣は人を食べたのだという。 そんな話もあったなあと随分昔の話のように 想起しながら、己もオーレリアの死に細工した時 わずかながらその肉を口にしたことを思い出す。]
どんな味だったか… 忘れちゃった。
[あの時は夢中だったもんね。 と、鳴りやまぬ動悸が今も鮮やかに残る 記憶を思い出し。]
(169) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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[落ち着いた気持ちのまま、 またひとつ
食べてみたい。 と思った。]
(170) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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[ ぐちゃ ぐちゃ ぼとっ ぐちゃ ぐちゃ びちゅ ぐちゃ ぐちょ ぐちゃ
あの時と同じように。 あの時より硬く、血も固まった身体に歯を立てる。 肉よりも臓器の方が幾分食べやすいか。 そんなことを考えながら、オーレリアの時の感覚を 記憶から引き出すかのように咀嚼し また一口。
気が付けば、ドナルドであった身体は、 いつかの首輪をもっていた少女と同じような状態に。]
(171) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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─川のほとり─
[キレイな川の流れに小さな手を沈めて 少し水を掬う。 口を漱いで“口直し”をすると 口を拭う。]
…よくわからなかった……。
[確かに美味しかったような気もする。 しかしオーレリアの時のような興奮と 湧き上がるナニカはなかったような気もする。]
(172) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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[ここに来るまでの間どのくらい歩いたろう。 見たことのない川。村からは大分離れているのだろう。
…もう、村には戻れない。 わたしも居場所はどこにもない。 わたしの家族もどこにもいない。
わたしは独り…。
[昨日あたりから頭が痛い。 口を漱いでもひりつく喉は治らずに。
ただ、外敵がいなくなった。 その安堵から緊張の糸が 一気に緩み
そのまま記憶を手放した*]
(173) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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[後からそこで倒れていたと聞いて 意識を失ったのだと知った。]
(174) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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─その後─
「可哀想に。」
[玄関先で花を届ける人が口々にそう告げる。 それは家でささやかなおそう式を執り行う 生まれてくるはずだったわが子のための。
小さな棺には人形が一体。 まるで赤子のような大きさで。
それを見つめるわたし。 乾ききった目からは ついぞ涙は出なかった。]
[その背丈は村にいた時よりも伸びて その頭髪は村にいた時よりも伸びて。 その身体は村にいた時より丸みを帯びて より女性の身体へと。]
(175) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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─同時刻・井戸端─
「キャサリンさんだろ?身重なんだから 診療所なんて先生に任せておけばいいのに」
「でもキャサリンさんの子って、相手がわからないんだろ? 何でも相手は先生だって噂もあるっていうじゃないか。」
「いやだよ、そんな話題ばっかり食いついて」
「それにしてもねえ。流れたのはもう何人だい?」
「たしか、三人目じゃないかねえ」
「つくづく子どもに恵まれない人だよねえ」
「よっぽど記憶をなくす前の行いが悪かったのかねえ。」
「奥さんを早くに亡くした先生とチビたちも面倒見てるし 良い人そうに見えるんだけどねえ」
(176) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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「わからないよ、腹の中でどんなバケモノを飼ってるか」
「それこそあの何年か前に話題になった 村を襲った人狼みたいなサ」
「やめとくれよ物騒な」
「そういやさ、あの村の話題とんと聞かないねえ」
「今はどうなっているのやら」
「ま、あたいら平和でよかったやね」
(177) miduno 2015/05/26(Tue) 19時半頃
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─離れた村に往診へ─ [どうやらその村には医者がいないようで。 わたしが転がり込んだ家主である医者の元へ 往診の依頼が来たのは少し前の話。
その村の名前を聞いたとき わたしは同行を願い出た。 「あなたと遠く離れるのは寂しい」 そんな言葉を投げかけて。]
[病床にあるというのは、とある薬屋の主人。 なんでも数年前に息子を亡くしたのだとか。 彼はわたしを見て言った。
「宿屋のとこの嬢ちゃんによく似てる。 あの子も生きていたらあなたのように」
その先は咳で途切れたから、 わたしは言葉を返さずに済んだ。 だからわたしはこう告げる。]
(234) miduno 2015/05/27(Wed) 03時頃
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大丈夫ですよ。
[しわがれた男の手をとって、 わたしが知る最大級の安心の言葉。
いつも送ってもらった 優しい言葉。]
[医者に断り先に外に出ると 村にふわり、優しい風が走る。 身体を撫でるような 包むような。
柔らかくて暖かくて。 この感覚は幼い時に受けたことがある。
そう、──愛。]
(235) miduno 2015/05/27(Wed) 03時頃
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ただいま。 ……大丈夫、元気にしてるよ。
[誰に、というわけでもないけれど 何となくそう呟きたくなって ぽつりと言葉に遺すと
懐かしい記憶を頼りに宿屋の方へと歩みを進める。
家と呼ぶには老朽化が進んでいて、見る影もない その残骸にはうっすらとかつての面影が残る。
床に散った枯草の上に 日光と雨に晒されて色あせたリボンが ひとつ。]
……お父さん。 マーゴ…。
(236) miduno 2015/05/27(Wed) 03時頃
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[呟く声は風に消えただろう。しばらくして 医者が遠くの方から呼ぶ声がした。 診察が終わったのだろうか。]
お兄ちゃんも、またね。
[家族に村に別れを告げる。 大丈夫、わたしには この身に受けた愛がある。 思い出がある。
それだけで、この先も ずうっと]
生きていける。
(237) miduno 2015/05/27(Wed) 03時頃
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