241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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[――鈴池様、とジリヤは笑いかけました。]
(128) 2018/05/24(Thu) 15時半頃
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―回想:いつかの生徒会にて―
[卒業式が終わった後だったと思います。 無事“お姉様たち”を学び舎から見送った次の日、 ジリヤはいつも通りお茶会を開いていました。
片付けや、それから今後の予定や計画。 真面目な話を終えた後の紅茶やお菓子は 生徒会のメンバーにとっては きっと格別だったことでしょう。]
(129) 2018/05/24(Thu) 15時半頃
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[頑張ってくれた面々ひとりひとりの手を握って、 労いの言葉を述べていきます。
そうして、最後に。 ひときわ背の高い、金髪の王子のような方に 少女は歩み寄りました。
鈴池様、と、碧の眼が細められます。]
(130) 2018/05/24(Thu) 15時半頃
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特に貴女は、良く頑張ってくださいました。
卒業生へのサプライズの提案には驚きましたわ。 わたくしや他の者には、 きっと思いつきもしなかったでしょうから。
[厳格で、少々閉鎖的なこの学校で 彼女のような新しい風は貴重なものでした。
決まりきった段取りに異を唱えるなど、 きっと、彼女でなければ出来なかった筈です。 ジリヤはそう思います。]
お姉様たちも皆、お喜びになっていたわ。 本当にありがとう。
[自分より少し大きな――綺麗な女性の手を握ります。 指先から伝わる緊張に、くすりと笑いました。]
(131) 2018/05/24(Thu) 15時半頃
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いずれまた、頼りにさせていただきますわ。 それでは、ごきげんよう。
[今後ともよろしくと頭を下げたジリヤは 団欒の席を後にします。 新しい風を受容れた、華やかな成功体験。 その裏では、頭の固いシスターへの弁解や 報告書などがつきものなのです。
ジリヤはひとり、教室を後にします。 天使の鈴を思わせる歌声が、 扉の向こうから響いておりました。*]
(132) 2018/05/24(Thu) 15時半頃
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―現在:日継塚公園―
[地上の盛り上がりとは別に、地中が静寂を取り戻したなら ジリヤは空を見上げます。 見えた死神の姿に、にっこりと笑いかけました。]
ごきげんよう、スザンナ様。 こちら、サブミッションの プレゼントだったのかしら?
[如何せん、ここ数日はミッションに 駆けずり回っていたのです。 ホーリーバッジの数は、少し心元ありません。
そうであれば大歓迎ですけれど――]
(133) 2018/05/24(Thu) 15時半頃
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そうでないなら、失礼したいのですけれど。 少々、今は立て込んでおりますの。
[何せ、四つの部位を繋げ集めなければならないのです。 刻一刻と時間を減らすタイマーをちらりと見てから ジリヤは大仰に溜息をついて見せました。**]
(134) 2018/05/24(Thu) 15時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2018/05/24(Thu) 15時半頃
[先導して気持ち程度、急ぎ足になりながら。
行く先にJUN-Shockが見えてきたところで、
ずっと気になっていたことを口にした。]
…なぁ、ゼン。
あんたは、 ……諦めてなかったんだよな ?
[ほんとうは聞くのがこわかった。
でも、彼がほんとうに諦めてしまっていたなら
抵抗などしなかっただろう、
きっと、より綺麗なまま、死ねただろう。
きっと、より楽だっただろう。
きっと、きっと。もしものはなし。
生きていた、はなし。
敢えて、立ち止まることはしないが
もしパートナーが立ち止まるなら
この歩みを合わせて止めるつもりはあれど。]
[―今は真っ直ぐ前をみつめる黒の瞳は
後悔は無いと示すように凪いでいた。
ただ、少しだけ、…碧を見るのがこわい。]*
−JUN-Shock付近−
[ブラブラ死の下の世界を歩いていると、
一匹のブタが目に入る。]
あ、ミッションのってこれか。
[フォルツォートでブタを絡め取ろうとするが
果たして31(0..100)x1 ]
『ブヒー!!』
[やはりサイキックの力も弱くなっているようだ。
ブタは捕まることなく、4の方向へと逃げ出してしまった。
1.霧江警察署
2.マナ・マリンパーク
3.バナナストア
4.イザナタワー99
5.奈落亭]
[逃げ出すブタを唖然として見送れば。]
相方ァ。生きてるか?
生きてるならブタ集めに協力してくれ。
[テレパシーはこの世界で通じるだろうか。**]
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[――はて、全く心当たりがございません。
首を傾げる女>>@47と、呑気なパートナー>>140に ジリヤの方も、可愛らしい仕草で 首を傾げてみせました。]
昨日、喫茶店の前でぶつかりかけたからかしら? ごめんあそばせ。随分とご気分を害してしまったのね。
[きっと、よほど 虫の居所が悪かったのでしょう、と。 バッジを手渡されたジリヤは微笑んで、 女に囁きかけました。]
(146) 2018/05/24(Thu) 21時半頃
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[肩をすくめて、バッジをポケットへと仕舞い込みます。 強いて言うなら喫茶店でのあの出来事くらいですが、 どちらにせよ、彼女を怒らせる心当たりはありません。
ジリヤはただ、真実を述べたのみです。 彼へ告げた言葉に、嘘などひとつもございませんから。*]
(147) 2018/05/24(Thu) 21時半頃
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[さて、頭を手に入れたのであれば もう公園に用はございません。
舞台の上のアンコールの声を背に、 既にパーツを手に入れた 他の参加者と鉢合わせる事も視野に入れて、 ジリヤ達は南エリアに向けて歩いていたでしょう。
ニーナの代わりに生首を抱えて、 ジリヤはパートナーと肩を並べて歩きます。]
彼女に怒鳴られた訳ではありませんわ。
他の参加者の方にご忠告をしたら、 それが、ご気分を害してしまったみたいで。
[呆れたような呟き>>141に、はぁと嘆息を漏らします。]
(148) 2018/05/24(Thu) 21時半頃
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昨日、いえ、一昨日ですわね。
貴方のパートナーが、他の参加者を 手にかけておりましたからお気を付けて、 とご忠告をしたら、怒鳴られてしまいまして。
[言葉が通じない、とまで言われてしまいましたの、と 少しだけ唇を尖らせて、頭を宙にぽんと放り投げます。 重力に従って、頭はすぐ元の場所に収まります。]
……人同士が会話をするのは、 中々に難しいんですのね。
[生首を抱えて、ジリヤはにっこりと微笑みました。 とはいえ、理解出来ない、と言われるのは 生きていた頃から慣れっこです。別に、気にしておりません。
誰に言われたのかは、忘れてしまいましたが。*]
(149) 2018/05/24(Thu) 21時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2018/05/24(Thu) 21時半頃
−イザナタワー99−
[地上でドラマが繰り広げられている中、
こちらの元気な少女は______]
えぇいブタども!
潔く諦めろ!!
[ムチと化した五線譜を振り回して45(0..100)x1
あああああああああ!!!
[3の方へ逃げていくブタを見て絶叫。
1.霧江駅
2.スクランブル交差点
3.JUN-Shock
4.バナナストア **]
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ニーナはお優しいのね。
[ジリヤの方が優しい>>154と、そう言った彼女に ふふと笑みを零しました。
このゲームがパイの奪い合いというのは きっと彼女も承知でしょう。 参加者の中での信頼関係など、 築くまでにまず時間がかかる上、 日にちが経つにつれ、薄れていくものなのです。]
(178) 2018/05/24(Thu) 23時半頃
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ゼン様を殺した方――ワレンチナ様は、 きっと、かなり……人を殺したことのあるお方よ。
強い相手の戦力を削ぐには まず、相手の周囲――信頼できる相手に 水を差すのがいい。
……と、誰かが言っていた気がするんですの。
[だから、パートナーとの信頼関係に 罅を入れたかったのですが。 ……まさか、言葉が通じないとまで 言われるとは思いませんでした。
――のようにはいきませんわね、 と、ジリヤは笑います。]
(179) 2018/05/24(Thu) 23時半頃
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黒いノイズといい、ワレンチナ様といい、 死神といい、 障害は多いですわ。ニーナも――あら?
[ふ、と、視界を何かが過った気がして>>@67 ジリヤは空を見上げました。 鳥でしょうか?
気を付けて、と、パートナーを振り向いた ジリヤの頭上に、影が差したことでしょう。*]
(181) 2018/05/24(Thu) 23時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2018/05/24(Thu) 23時半頃
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[それは、唐突に訪れました。 唐突に反転した世界>>192で、 ジリヤは何もわからないまま、地面に背を打ち付けて。
そうして、理解した時には、全てが終わっていたのです。]
……。
[喉が締め付けられたように、声が出ません。 それでも、自分に覆いかぶさった彼女の、 何かを探すように彷徨う視線を ジリヤは覗き込みました。
きっと、少しの間、蒼は 驚いたように見開かれていたでしょう。
ややあって、蒼は静かに細められます。 動揺の色は、どこにもありませんでした。]
(207) 2018/05/25(Fri) 00時半頃
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……もう、ニーナったら。 わたくしを庇う必要なんて、ありませんのに。
[彼女は、生きたいと言っておりました。 喪った、家族の記憶を取り戻したいとも。
そんな、些細なしあわせすら、 自分は彼女に与えられそうにありません。
眠るように伏した彼女の頭を膝に乗せて ジリヤは、ごめんなさいね、と その金の髪を優しく梳きました。
きっと、こういうときも、 涙を流すのが正解なのでしょう。 怒鳴られた声を思い出します。
それでも、悲しいかな。 やっぱり青空は雨を降らすことはないのです。]
(209) 2018/05/25(Fri) 00時半頃
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……ねぇ、ニーナ。
[語りかけるジリヤの調子は、普段と変わりません。 パートナーが振り返ることはありませんが。]
わたくしも。 貴女となら、なんだって出来る気がしますわ。
[聖母のように微笑んだジリヤは、 今まで手に入れたホーリーバッジを握りしめます。
頭に浮かんでいた光景は、いつかの碧の終わり。 自分と同じ色をした青年の終わりと、 その傍らのバッジが奪われるそれでした。>>4:521]
(210) 2018/05/25(Fri) 00時半頃
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[過去のジリヤであれば、 平等に誰かの幸せを願うのであれば、 別に、こうする必要などないのでしょう。 この先を生きる方々の役に立つことを祈るだけです。
けれども、これは、この数日間の わたくしたちの努力そのものです。 おいそれと、誰かに奪われてなるものですか。
そう思うくらいには、きっと、 共に駆けまわってくれたパートナーの存在が ジリヤにとって大きかったのだと思います。]
(211) 2018/05/25(Fri) 00時半頃
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[手の上のホーリーバッジを、愛おしげに眺めて。 ジリヤはそれらを、―――ぐ、と飲み込みました。
――ほら、これで、誰かに奪われることはないでしょう?
こみ上げる吐き気を片手で抑えて、 それでも、未だジリヤは満足そうに微笑んでおりました。]
(214) 2018/05/25(Fri) 00時半頃
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[最後の晩餐がこんな金属の塊だなんて。 せめて、紅茶と美しい歌が欲しかったのですけれど。
降り注いだ刃が、 ジリヤを傷つけることはありませんでした。 “終わり”まで、まだまだ間がありそうなことが 今のジリヤにとっては不都合この上ありません。
ですから、さも、何でもないことのように、 ジリヤは愛用のトカレフを握りしめて、 その銃口を、自分の胸へ押し当てました。]
(218) 2018/05/25(Fri) 01時頃
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[きっと、あれは――の優しさだったのでしょう。 紅茶は格別でしたし、鎮魂歌は美しい歌声でした。 今わの際の苦しみも、長くは続きませんでした。
ですが、生憎と、ジリヤひとりでは 優雅な終わりなど、迎えられそうにありません。 それでも、幕引きくらいは自分で行います。
祈るように、両手で銃を握りしめました。]
(219) 2018/05/25(Fri) 01時頃
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[“死”は、幸福の礎である。 それがボスの――父の口癖でありました。
恐怖など、最初から持ち合わせておりません。 そう、いつも通り。
引き金に、指をかけて――]
(221) 2018/05/25(Fri) 01時頃
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[ばん、と、銃声が響きました。**]
(222) 2018/05/25(Fri) 01時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2018/05/25(Fri) 01時頃
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