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【人】 小悪党 ドナルド
(292) 2016/06/15(Wed) 00時半頃 |
【人】 小悪党 ドナルド[今倒れるわけにはいかない。 (293) 2016/06/15(Wed) 00時半頃 |
圭一おっかけて、背後霊状態。**
……鮫は…どうなった……!??
[ぶつけた光球は、今までと比べると遥かに高出力。
鮫へぶつけた雷の光が、辺りへパチパチと広がり視界が眩しい。
目を細めて、自分の攻撃の結果を確認しようとした**]
[話をしていても、霧を掴むような手ごたえのなさ。
彼という人となりの、彼の永い永い人生のほんの末端だけでは
きっと、彼が何を考えているのか、何を求めているのか
掴むことは叶わないのだろう。
得体の知れないその影に高圧的な態度はない。
それなのに偉そうに感じてしまうというのは
きっと彼の持つ計り知れないナニカが背後にあるからだろう。]
[あの時の感覚がじわり蘇る。]
[大きな口に鋭く並んだ歯。
その巨体が目の前を横切って
それまでそこにあった
自分の頭…──フィリップの頭が
綺麗にそこからなくなって首だけになった。]
[ じわり
じわり
大きな口がそのままこちらへ向かって来るのと
怒りの内から恐怖が侵食してくるのとは
同じ速度で。]
メモを貼った。
[ コワイ ]
[ また、大切なものを
亡くしてしまう。 ]
[大きく開かれた死の淵に
眼を大きく見開いたまま
叫ぶことも忘れて。]
[あの時は横切ったものが、今度は自分の正面にあって
なんだか あの時のフィリップの頭がそっくりそのまま
自分のモノに置き換わったような。]
[でも今回は横から光の玉が飛んできた。
あの時が遠ざかり、感覚が今に戻ってくる。]
―スクランブル交差点―
[上空に揺蕩う靄に向かって叫べば、
それは嬉しそうに返答を寄越した。
ポケットで震える携帯。
どうやら差出人はその靄の人物のようだった。]
あァ、もう、くッそ!
コンポタだかコンポートだか知ンねェけど!
つまりはテメェをぶッ飛ばせっつゥことだよな?
……その勝負、受けて立つッ!!
[これまでのミッションよりは、数段シンプルな指示。
設定期間が長いことから、恐らく困難ではあろうが。
説明するだけして消えゆく人影を睨みつける。
さっそく、と思っていただけに出鼻をくじかれた思いだ。]
[後を追おうにも、自分のサイキックでは適わない。
しかし、
どうしようかと悩んで鉛色の空を見上げたところで、
一際目立つ、鮮やかな赤が横切るのが視界に入った。
………ッ!
ヒトシっ!!
[この次元には、死んだ者だけがいると思っていたが、
よく考えれば、相方を失った者もまた、消滅するのである。
なんとなくあのインコは生きているような気がしていたが、
鳥飼がここに来ていても、なんらおかしくはなかった。
目的を持ってミタマ電機へ向かうらしい赤を追って、
フィリップもまた、地上を駆けてゆく。]
[体力のない身ではあるが、必死で駆ける。
新たなミッションへの挑戦を諦めた元参加者を尻目に、
ヴァニタスコロシアムへ出入りするモノクロの雑踏を抜け、
いくらか視界が開けたところで、電器店の屋上が見えた。
決して近くはないその距離でも屋上の会話はよく聞こえ、
明かされたコンポーザーの目的にゴクリと唾を飲む。
なンだよ、それ、
なンだよ…、なンなんだよ…ッ!!
[ようやくミタマ電機の近くへ辿り着いたが、
中に入って屋上へ向かう時間も惜しい。
肩で息をしている間にも、靄の人影は鮫の形になって――
や、……
……やめっ、
[まるでインコを一飲みにでもしてしまいそうな、]
やめ、≫ろォォォォォ!!≪
[サイキックと言っても、元は音波だ。
届くかもしれない。届かないかもしれない。
けれど、そこはもう、問題ではなかった。
ただ、ただ必死に、大声を鮫へぶつけるように。
少し前方の方から、
バチバチと音の鳴る光の球が、宙へ。
それはまっすぐに、鮫への向かっていった。]
[聞き覚えのある大声に一瞬そちらを振り向く。
──北見圭一。
こいつは死んでも尚俺の目の前に現れるのか。
それから「鮫は」という言葉に弾かれるように
距離を取ってそちらを向く。]
コイツ コンポーザー
モリク ケスッテ!
[端的にそう伝えると
無性に彼の、フィリップの無事を確認したくなった。
でも、今この場には来てほしくない。
彼に鮫を遭遇させたくなかった。
こんな思いをするのは自分一人で十分だから**]
【人】 小悪党 ドナルド[目的のためには手段を選ばず。 (317) 2016/06/15(Wed) 01時頃 |
[眩い光も、音波も、その行く末を確かめることなく。
そこそこ人の出入りしているミタマ電機へと入ってゆく。
UGにいた時は時折、RGの人々に認識されることもあったが、
はたして今はどうであろうか。
そんなこともお構いなしに、なりふり構わず、上を目指す。
なぜ自分は飛べないのだろうと思うと、酷く歯痒い。]
ケーイチ、テル、あいつを頼むッ!!
[ちょうど入店前、北見と皆方の横をすり抜けた。
どうやら光球の出所はそこであったらしい。
外でまた何か動きがあれば、彼らが動いてくれるだろう。
鳥飼の知人である彼らであれば信用できると考え、そう叫んだ。]
[妨害が入るであろうことは、手に取るように分かっていました。
しかし、来るのが分かっていようとも、避けられないものはあるのです。
その大きな大きな声量は、純粋に芯へと響きます。
そこへ、ぱち、ぱち、と、
それが炸裂するや否や、少しだけ怯み。
後は口を閉じて、光を噛み砕くように咀嚼します。]
……なかなか。
期待には、答えてくださるみたいですね。
どなたの挑戦も、歓迎します。
可能性の種は多いほうがいいので。
[新たにここに駆け付けた者に一瞥をくれると、
“サメ”の姿でくるりと宙を旋回、空を泳ぐように舞いましょう。
そして、ぐるりと身を回転させながら。
純粋に押し潰すように、光の玉を放った少年――今はその姿ですが、本来は違うことを知っています――に、突進を繰り出すでしょう。**]
[うっかり店内に入ったがために、
鳥飼とすれ違ってしまう可能性も、無くはなく。
けれど気が動転していて、それどころではないのだ。
他に方法を知らない元トリは、
ニンゲンの身でできると思しき最善を尽くそうと、駆けるのみ。
テレパシーで無事でも確認できれば、
多少、冷静さを取り戻すだろうけれど。
その手段を思い出すのは――もう少し、先のこと。]**
メモを貼った。
メモを貼った。
[少し前に、フィリップの声が聞こえたような気がする。
それが確信に変わるのはテレパシーが頭に響いてきたから。]
フィリップ クルナ!
[叫んでから、獲物を見繕うように悠々と空を泳ぐその影が
ぐるりと身を翻して今度は圭一に向かって突進していく。
彼に助けられた借りは返さないといけない。
そう思っているのに身体はなかなか動かない。
そうこうしているうちに相棒は息を切らして屋上まで
来ただろうか。]
─ミタマ電機 屋上─
オマエ ブジ
ナンダヨナ…?
[屋上で再会した彼の首と頭は確かにしっかりとくっついている。
死んでなお負けてなお、用意される舞台に
ただの慈悲だけではないのだと
コンポーザーとやらの話を聞いて
そう思う。
彼の話をテレパシーで伝えようとして
一寸、躊躇う。]
[ヒトに戻りたい トリに戻したい?]
[やりたいことがある 今でもできるんじゃ?]
[生き返りたい また死なせるかも?]
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 小悪党 ドナルド
(341) 2016/06/15(Wed) 03時頃 |
【人】 小悪党 ドナルド
(343) 2016/06/15(Wed) 03時頃 |
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