229 観用少年
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―そして、とある日―
ただいま。 新しい本を買って来たよ。
[右手に持った袋には、少年のために買ってきた本が数冊。 児童文学、辞書、参考書など ジャンルが様々なのは、 未だ、男が少年の好みを理解していないためか。
あぁ、安心してほしい。 少年が興味を示さなかったとて、 本が棚の肥やしになることはない。 男にも、未だ学ぶべきことは沢山あるのだ。]
(81) ふゆのひと 2017/10/19(Thu) 00時半頃
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[寒さが増した窓の外を尻目に、 少年と二人、コタツで暖を取りつつ、ページを捲る。 紙が擦れる音と、茶を啜る音。 それだけの世界の中、ふと、男は音を紡ぐ。]
今度の週末は、馬に乗りに行こうか。 きっと、面白いものが見られると思う。
[伸ばされた小指を思い出す。 自分が見せられるものが、世界のすべてではない。 それは百も承知である。 それでも、未知を知にするために、手を伸ばしたい。そう思う。
茶を啜る。部屋の向こうの、黒い額縁が目に入る。 責めるようだと思っていた笑顔が 幾分か優しいものに見えて、男は苦笑した。
人間というのは、都合のいいように出来ている。]
(82) ふゆのひと 2017/10/19(Thu) 00時半頃
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[空白となっていた物語。 今なら、その続きを、紡げそうな気がする。**]
(83) ふゆのひと 2017/10/19(Thu) 00時半頃
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―とある始まり―
[竜の姿を追った少年の物語は、一年程の休載を挟んだものの、 数年後、無事に完結する運びとなった。 程なくして始まったのは、旅をした少年の姿に憧れる 新たな少年の物話。
快活とは言い難く、無鉄砲でもない。 物静かで、慎重で。 けれど、好奇心旺盛という点は、きっとよく似ている。]
(112) ふゆのひと 2017/10/20(Fri) 00時頃
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[主人公の名前は、オースィニ。 男は、とある国の、とある季節の名を冠する彼の物語を、 ―正確には、それが書かれた原稿を、 これまた、季節の名を関した少年に差し出した。
物語の最初の読者は、いつだって彼である。 その瞳が輝いて、紡がれた文字に一喜一憂する様に笑みを浮かべ、 今日もまた、男は物語の続きを紡ぐ。**]
(113) ふゆのひと 2017/10/20(Fri) 00時頃
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