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![]() | 【人】 双子 夕顔(朝ちゃんには、あたし以外にも家族がいるのかな。) (68) 2011/08/16(Tue) 23時頃 |
![]() | 【人】 双子 夕顔――神楽邸・縁側―― (83) 2011/08/17(Wed) 00時頃 |
―木と木に吊るした紐を歩く催し物を、この村の人間で誰が出来るのか、少なからず私は聞いたことが無いぞ。
[反対に対し、そうだろうと言う声が上がる。
仁右衛門の役員振りは、良くも悪くも騒がしくなった。提案は任せろーというものの、提案の大半が実現出来るか分らないようなものばかりだった。]
私の住んでいた町で行われている催し物…。
[こちらにも時折案を振られる。]
派手な衣装を着て鳴り物を鳴らす一団とかありましたな。それはまるで仁右衛門のよう?まあ鳴り物のような奇声を発しますが…本人の前で其れは―。
[話し合いの合間に、多少の荷造り等も行っていく。
一言で言えば雑用なのだが、気分転換には丁度良かった。その最中問われるのは案外普段の生活もあったことだろう。]
んーどうでしょう。
私も余り祭りには疎い方でして―。
人並みであれ、この通り意外と体が強くありません。畑に暮らしてみて、それをよく理解しました。
話術の掛け合いという提案は悪く無かったですね。
しかしながら、あの高揚に対応でき、かつ二人が上手に話をするというのは難度が高そうな感じがします。
[ひょひょーいという彼のテンションの高さを催しに上手に使えないかという案である。]
やってみるのは反対しませんが…
私は遠慮しておきます。
再び考える側の仕事に戻った
しかしながら、人手が足りないみたいですね…
[案を考えるより今は雑務をと手を動かしているが、なかなか片付かない状況に思わずため息を吐いた。
他の連中も頷きつつも、諦め気味な表情である。]
[また誰か…という誰かの一言に自分は内心同意した。
無言のまま時折水を口にしながら。静寂がが仁右衛門が黙っているからだという理由に中々結び付かなかった。]**
![]() | 【人】 双子 夕顔――神楽邸・回想―― (135) 2011/08/17(Wed) 21時半頃 |
![]() | 【人】 双子 夕顔[それから。 (136) 2011/08/17(Wed) 21時半頃 |
![]() | 【人】 双子 夕顔――神楽邸・縁側―― (142) 2011/08/17(Wed) 22時頃 |
![]() | 【人】 双子 夕顔あの。 (145) 2011/08/17(Wed) 22時半頃 |
![]() | 【人】 双子 夕顔未来からは、何人も来てる人がいるのかな。 (148) 2011/08/17(Wed) 22時半頃 |
![]() | 【人】 双子 夕顔それでもし、今年帰らなきゃいけないんだとしたら。 (149) 2011/08/17(Wed) 22時半頃 |
![]() | 【人】 双子 夕顔うん。 (160) 2011/08/17(Wed) 23時頃 |
![]() | 【人】 双子 夕顔[明之進の言葉に、こくりと頷いて。] (163) 2011/08/17(Wed) 23時頃 |
![]() | 【人】 双子 夕顔朝ちゃんは、未来のこと。 (165) 2011/08/17(Wed) 23時頃 |
うっ、ひょ、ひょぅい…。
[やる気あるのか、と即座に仁右衛門からダメ出しを食らった。]
仁右衛門殿、そこまで言わなくとも……そもそもなぜこのようなことをしているのか。
[少々前のことだ。
役員の一人が、作業の終わらぬ陰鬱な空気が払拭されるようなことを考えようと言ってみたのだ。]
![]() | 【人】 双子 夕顔うんと……。 (182) 2011/08/17(Wed) 23時半頃 |
[そんな折りに仁右衛門が「自分を解き放つのさ!」とたからかに力説した。]
もうこれはいいだろう…?
[自分が言うや否や、やってられっかと騒ぎ、仁右衛門もそれに応じた。
もみくちゃになる一団は本来の目的を果たしたのかもしれない。]
![]() | 【人】 双子 夕顔[明之進の言葉に微笑んで。] (193) 2011/08/18(Thu) 00時頃 |
―回想・私塾に面した空き地―
は……?
未来人の子孫?
[先生にしては不可解なことを言う。
未来人の子孫が過去にいることなんて不可能だ。]
…………、って、わあわあわ!!!
[突然、引っ張られたと思ったら。
肩に何かを貼り付けられた。]
……?!?!?!
[状況を理解できないまま、そのまま連れられていく。]
[そして、連れて来られた場所は寄合場。]
…………………。
あー……、そういうこと。
……え、なんで……?
何も手伝わないですけど、わたし……。
[首を傾げて、呟く。
そのまま寄合場に入っていく長老たちの背を見て。]
……お祭りまで帰れないとか…。
無理…だし…。
あー……無理…。
[額を押さえて溜め息をついた。]
―回想終了―
![]() | 【人】 双子 夕顔[少し距離を置いて、『ただいまぁ』という声が届く。] (200) 2011/08/18(Thu) 00時半頃 |
―寄合場の窓際―
あっつぅー……。
[不機嫌そうに頬杖をつきながら外を眺める。]
だーかーらー、わたしは手伝わないって言ってるじゃないですかー。
なんか眩暈してきた…。
[座って休憩しているだけだというのに。
文句だけは一丁前に並べていく。]
ちょっと、お祭り、古いんですよねー…。
なんかもっとさー……こう…。
ふあー…ねむぅ…。
[欠伸をして、また外を眺めた。]
![]() | 【人】 双子 夕顔うわぁ。 (207) 2011/08/18(Thu) 00時半頃 |
手伝わないです。
何もできないし。仁さんをなんのために連れてきたんですか…?
[不機嫌さは増すばかりで、長老と目も合わせない。]
……じじ様、嫌い。
[そうして、口も閉ざすのだった。]
メモを貼った。
……………。
[頬杖をついたまま、また溜め息をつく。
周りがざわざわと作業している中、自分だけはただぼんやりと座っている。
だが、手伝ってしまうと自分が根負けしてしまったような気がして。
自分の頬を人差し指で叩きながら外にまた視線を向けた。]
…………。
[星降る浜辺を見たかったのは。
仁右衛門の主張を信じたというよりかは。
その先を知りたかったのだと思う。]
…………。
[あの傘を拾ったのは。
昨年の祭りが終わった後。
暦では七日ぐらいが過ぎていた頃。
浜辺を歩いていて偶然拾ったものだった。
使い古された傘。
けれど、どこか新しさが同居した傘。
最初に抱いた感想は"けったい"というもの。
傘と気付くまでにも時間を要した。
それを持ち帰ったのは興味が半分。
残りの半分は―――。]
[あえて言葉をあてるとするなら"空虚"]
………じじ様、そんな目しても手伝わないですから。
そもそも、なんでわたしなんですか?
[目を合わせないまま質問をする。
煮え切らない回答が相変わらず反ってくるので、苛々としながら笑顔で長老に向けて言った。]
やっぱり、じじ様ともう口きかない、ということでいいですよね。
[ツーン、とまた視線を逸らす。]
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