82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[稽古での能力値が高いわけではないが、 実戦において傷を負う事は滅多に無い。
そのくせ、背中や腹には小さな古傷が多く、 それを誰にも見せないためにも 水浴びには源流に近い位置を選んでいる。
森には滝も小さな川も多く、 ひっそりと静かなこの場所は 鹿や猪が水飲み場として使っているのを見る他は 誰にも会ったことが無い隠れた穴場。]
ボクじゃ無理…って事なのかな。
[独り言も川音に掻き消え、誰にも届かない。 良い場所だ。]
(318) 2013/05/11(Sat) 22時頃
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[水音と鳥の声が遠い記憶と重なり合い。 少しの間、記憶と感情の海を揺蕩った。
巨大なオオカミの化物が吐いた血で濡れた森 死にゆく男を見下ろすばかりの無慈悲な人間 死に絶えるのを待ちに待って嗤った嗄れた声 握った途端に壊れてしまった鎌の最期の悲鳴 フクロウが鳴いていた遠いどこかの夜の深森 男の死体を漁って喜ぶ父を蔑む少年の憎しみ
ガサガサ…と傍の繁みが揺れ、 立派なネズミに似た魔物が姿を現した。 獰猛さは無く、こちらをただ見ているから、 水場を譲ってやる気持ちで、川から出て衣服を纏った。*]
(347) 2013/05/11(Sat) 22時半頃
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― 帰宅の道中 ―
……何。
[我が家へと向かう道すがら、 錬金術師だという噂の客人に行き会った。
やはり難しい話は途中で眠気が押し寄せて 病についての詳細は頭に入らなかったが、 ともかく薬だという小瓶をひとつ受け取った。]
(353) 2013/05/11(Sat) 23時頃
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[死に至る病と、不確実な予防薬。 副作用の危険性と、儚い希望。
それだけ覚えておけば良さそうだと 残りの部分はだいたい記憶に留めず捨ててしまう。]
まあ。うん。ありがとう。 キミもどうぞお大事に。
[そして錬金術師にそう声をかけて、家路についた。*]
(354) 2013/05/11(Sat) 23時頃
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― 自宅 ―
[そうしてようやく帰宅した我が家。 まだ湿った髪は少しだけ冷たかったが、 汗を流して新しいシャツを纏うのは心地良い。]
ただいま。……ドリー ?
[既に帰っているだろうかと声をかけ、 ささやかな食卓に受け取ったばかりの小瓶を置きつつ そっと呼びかけてみる。]
(359) 2013/05/11(Sat) 23時頃
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どうしたの。
[突然の事に少し驚いたが、 寄せられたドリベルの頭を抱き込み髪を撫でる。
繋がる手も確かに握りこんで。
手に触れ、握り、傍で眠る事はよくあれど、 こんなふうに密着する事は珍しくて。
手を握る力は常よりずっと強いものになった。]
(372) 2013/05/11(Sat) 23時半頃
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[髪を撫でた手はそのまま滑りおりて、 あやすようにドリベルの背を擦る。
ほんの少しでも彼の緊張が解れるのを知れば こちらも同じように安堵出来て。]
うん。薬を貰ったよ。 飲まないと死ぬかもしれないけど、 飲んでも死ぬかもしれないっていう変な薬。
[錬金術師たちの話への理解度はこんなもので。 抱き寄せたついでにと ドリベルの髪へと頬を摺り寄せながら、頷いた。]
(382) 2013/05/11(Sat) 23時半頃
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大丈夫だよ。 ボクは病になんて罹らないし。死なない。
[根拠なんて微塵もない自信は空回る。 いつもと変わらない口振りで言ってはみたが、 静かな室内では妙に滑稽な響きに聞こえる。
視線は、テーブルに置いた小瓶へ。
儚い希望の対価は小さくないという話だ。 身体能力を大きく損なう…それは、 ライマーとしての死を意味する事だろう。]
ドリーを握る腕だけが死んだら。 脚力を失って動けなくなったら。 ……ボクはドリーを手放さなくちゃならない。 ……それでも ?
(393) 2013/05/12(Sun) 00時頃
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ドリーは飲みなよ。薬。
[ラーマとしての死…壊滅する事は、 実際的な無に帰する事に繋がると聞く。 死に至る病の危険性については ドリベルの方がずっと切迫しているだろう。
視線は再びドリベルへと注がれる。
震える声を励ますように背を軽く擦った。]
(409) 2013/05/12(Sun) 00時半頃
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良くないよ。ボクは。 せっかくドリーを手に入れたのに。 手放したくなんて無い。絶対。
でも、ああ。厄介だね。これは。
[魂の繋がりからの共鳴感染の可能性の話も、 錬金術師の口から語られたような気がする。
ドリベルの死を避けるためには ライマーとしての死を承知した上で薬を飲むべき。 でも。それでも。どうすれば。
矛盾し交錯する思いや願いの間で揺れる心。
少し困ったふうに、眉を寄せて笑った。]
(410) 2013/05/12(Sun) 00時半頃
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どうかな。もしもボクが健康で健全なライマーのままで。 ドリーが今にも壊れてしまいそうな刃になったら。
…ボクは他のラーマを探すよ。きっと。
[静かに語るのは、悲しい想像の中での話。 淡々とした声に揺らぎや迷いは無く、 そんな状況になれば、想像はきっと事実になる。
けれど、そう言葉にしてしまうと、 胸の奥がきりりと軋んで少し痛かった。]
でも。探してるうちに死んじゃいそう。
[ドリベルの代わりは、きっと見つからない。 それもまた確信として得ている感覚。 僅かに緩んだ声で、笑って。想像の話を〆た。]
(424) 2013/05/12(Sun) 01時頃
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飲もうか。薬。一緒に。
[揃って健全な心身を保ち生きられる可能性は、 薬のもたらす儚い希望に賭けるしか無い。 いくら考えても、いくら悩んでも。
静かに、確かに、決意を言葉に。]
(427) 2013/05/12(Sun) 01時頃
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ドリー。ボクにはドリーでないとダメ。絶対。 それは覚えておいて。ね ?
[どんな未来がこの先に待っていようとも 今この瞬間は確かにそう思う。 そう思ったからこそ、彼を得て共に過ごしてきた。]
幸運だよ。ボクらはきっと。 今日は良い事しか起こってない。
新しいシーツも、果実もソーセージも、 チィの作った食事も美味かった。 幸運だよ。だから、大丈夫。
[何があっても。とは言葉にはしない。 ドリベルの体から腕を離し、テーブルの小瓶を取る。]
(441) 2013/05/12(Sun) 01時半頃
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なら。お互いに覚悟しよう。 最初で最後のパートナーになるかもしれない。 ボクはそれで、幸せ。
[不安はある。もちろん。怖い。もちろん。
でも。虚勢を張るつもりは無いが、 言い聞かせるように落ち着いた声音で言う。
掌の上で転がした小瓶の中で揺らぐ液体を見つめ、 意を決してその蓋を開けた。
戸惑う様子のドリベルをちらと見やり。]
(450) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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目。閉じてて。
[瓶を傾けて薬を口に含み。 ドリベルの口元へと唇を寄せて。
彼がおとなしく目を伏せていてくれるなら… 重ねた唇の隙間から、彼の口腔へと薬を流し入れようと。
運命と魂を結ぶ儀式のように。恭しく。]
(452) 2013/05/12(Sun) 02時頃
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ええと。
ボクがドリーに薬を飲ませたんだから、 ボクはドリーに何があっても責任を持つ。 出来る限りね。
[唇に残る薬の味を舐め取りながら 赤く染まったドリベルの顔を見つめて。 彼が持つ小瓶を取ろうと手を伸ばす。
自分の体内へも薬を取り込むために。]
(462) 2013/05/12(Sun) 02時半頃
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あ。
[逃げた小瓶を目で追っているうちに ドリベルの口元へ含まれる薬に短く声を上げ。
一瞬、呆気に取られる間に 引き寄せられて生温い薬を貰い受けるに至り。 先に自分がしたことをされただけなのに、 驚きに目を瞬かせた。]
(468) 2013/05/12(Sun) 03時頃
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ん。……ありがとう。ドリー。
[了承の意を込めて、頷いた。 そして彼の手を握る。いつもするように。 いつ握れなくなるか知れない不安もあって。
交わした責任を絆と捉えれば、 病に関する不穏な報せによって ドリベルとの距離が思いがけず急速に縮まった。
そう感じるのは、 握った手から伝わる安堵や愛しさが いつもに比べて、とても大きく強くなっていたから。]
(469) 2013/05/12(Sun) 03時頃
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さあ。ほら。昼寝しようよ。 すっかり忘れてたね。
[繋いだままの手を引き、寝室へと誘う。
新しいシーツでの贅沢な昼寝が待っている。 同意を得られれば、一緒に少しだけ眠ろう。 手は、しっかりと繋いだままで。
幸せな日常はまだちゃんとここにあることを 確かめるように。**]
(472) 2013/05/12(Sun) 03時半頃
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― 夜・自宅 ―
[目覚めるとすでに窓の外は暗かった。 ホウホウと森でフクロウが鳴く声が聞こえる。 微弱な風が窓硝子を叩く音も。
静かに体を起こし、 ぐぐと両腕を伸ばしてあくびをした。
空腹に気付き、夕飯時を寝過ごした事を知り。 寝台を、寝室を、抜け出して台所へと。 ドリベルが隣でまだ寝息を立てているようなら 彼の様子を確かめるように顔を覗きこんでから。
寝しなに飲んだ薬の事は夢だったんじゃないかと思った。 今はまだ身体におかしなところは無く、 健やかに身体機能のすべてが生きている。
その身の内にひたひたとゆっくり染みる 薬の影響は…70(0..100)x1。]
(492) 2013/05/12(Sun) 11時半頃
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[瓶から杓一杯分の水を掬って飲む。
それから、空っぽの腹を掌で無で擦り、 パンと軽く炙った豚のベーコンで簡単な食事を。 オレンジもひとつ食卓に転がし。
素っ気ないながらに居心地の良い食堂で、 椅子に腰掛けてすこし曇った硝子窓の外を見た。 夜を見つめながらの静かな食事。
脂の甘さを味わい、小麦とバターの旨みを味わい。 素朴な食事に腹は落ち着いたものの。 妙な胸騒ぎを感じて。
経験したことの無い、頭の奥が浮つくような。 手足の先がじわりと熱を持っているような。 そういった些細な違和感から覚える胸騒ぎ。
アルコールを摂取する習慣があれば、 もしかすると軽い酔いだと錯覚するだろう、感覚。]
(505) 2013/05/12(Sun) 13時頃
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[ドリベルが起きてきたのは、 ちょうど棚からパンを探りだした頃合い。 ベーコンにソーセージを加えて、スープ皿を並べ、 ちょっと贅沢な夜食をふたりで摂った。
調理はすべてドリベルに任せて。
最後に、ふたつに分けたオレンジをかじる。]
美味いね。葡萄も早く実れば良いのに。桃も。
[砂糖の甘さはあまり好きではないが、 果実の素直な甘みは好んで食べる。 柑橘類の酸味も美味いが、 すこし先の季節の果実の芳醇な甘さが恋しい気分。]
ドリー、体はなんともない ?
(513) 2013/05/12(Sun) 13時半頃
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そう。…チィは怖くて 泣いてるかもね。
[揶揄めいた軽口を叩いてみるものの、 いつも以上に気怠く間延びした調子になった。 頭の奥も、少し痛む。
椅子の背にだらしなく凭れ掛かり、 何事もないと言うドリベルに頷いてみせた。
それは何よりの朗報。]
良かった。何事も無いといいね。ずっと。
[知らないうちに体温が上がっていた体が重い。 疲れのせいかと気にはしていないが。 額に触れてくれる手がひんやりと心地良くて。 ドリベルの手を取り、頬を摺り寄せた。]
(538) 2013/05/12(Sun) 15時半頃
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いいよ。朝起きて一緒にやろう。
[怠さはあるものの珍しく眠気は遠かったが、 寝台が恋しい気持ちは大きくて。 ドリベルの腕に支えられ立ち上がろうとして、 ぐらりと上体が傾きその場で大きく蹌踉めいた。 もつれかけた脚が床を蹴る派手な足音。
傍らのドリベルの腕を掴み、握り、 彼に寄りかかるようにして寝室へと動く間も ふらふらと頼りない足取りが続く。]
ドリー。傍に居てよ。このまま。
[シーツの上へ腰を下ろし、熱っぽい顔付きで彼を呼ぶ。 腕を掴む手に力はほとんど入っていない。 片付けを…と台所へ戻るなら無理には引き止めない。]
(569) 2013/05/12(Sun) 18時半頃
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[腕から力が抜けた。 いよいよ体も熱く、頭が少し朦朧とする。 心地良い眠気に包まれる幸福とはまるで違う、 脳の奥がぐらぐらと揺れて意識が沈むようで。
たまらず寝台に寝そべり、 重い瞼を伏せた。
それでも何度か繰り返す瞬きの合間に ドリベルの顔を見る。]
ドリー。あの、さ、
[言いかけた言葉は途中で途絶え。
舌の根の動きに違和感があった。 重く硬くいつものように自在に動かない。 心なしか、言葉の響きも不明瞭な気がする。]
(595) 2013/05/12(Sun) 20時頃
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…これ、いいね。気持ち良い。 もっと。
[一度途切れた言葉の続きは胸の奥へしまいこんで、 髪を撫でてくれる手の心地良さに目を細めた。 喉を鳴らして懐く猫めいた仕草で ドリベルの手に擦り寄り、強請る。]
不思議だね。こういうの。 ずっと、一緒に居たのに。
こんなに近くに居るのは はじめて。
[触れ合う箇所の多さなのか。 精神的な変化によるものなのか。 何にせよ、3年間で培った ライマーとラーマの関係とは異質な距離感から。
小さく独り言のように、呟いた。]
(602) 2013/05/12(Sun) 20時半頃
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[手の動きにあやされる。 思い返してみればこんなふうに誰かの傍で 寛いだ心地になった事などあっただろうか。
母の手の温もりは遠い記憶の彼方。 思い出す事も叶わないほど遠く遠く。]
これから。うん。これから。ずっと。
[不思議なもので。
ライマーとして握ったドリベルのグリップは いつだって硬く冷たく安定をもたらした。
しかし今触れる彼の手は暖かく柔らかで、 熱に浮くようにふわふわとした意識も併さり 胸の奥がくすぐったく、騒ぐ。]
(624) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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あのドリーが。まさかだね。 そんな事言ってくれるなんて。
嬉しくて死んじゃったら どうしよう。
[出会って間もない頃の彼を思い出して。 少しおかしくて、笑う。小さくそっと。 もっと近くへ…と言ってくれたドリベルの顔を見上げる。]
もっと ? うん。せっかくだから。好きな位置まで。 おいでよ。
[阻むものも施錠も無く彼には開け放っている。 心とか、そういったもののだいたいを。 好きな位置までどうぞおいでと招き入れる意で 彼と繋がる手に力を込めた。]
(631) 2013/05/12(Sun) 21時半頃
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いいよ。いい。すごく。
[不貞腐れる様子も含めて気に入って。 上機嫌に目を細めたまま、繋いでいた手を解いて 両の掌でドリベルの頬を撫でた。]
うん。勿体無いね。死ぬのは。 せっかく、これからもずっと。 なのに。
[頬から髪へと滑る掌。 そのまま両腕で、彼の倒れる体を抱き寄せる。 もっと傍へと引き寄せるように。]
(665) 2013/05/12(Sun) 23時頃
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うん。約束。 あと百年くらい頑張ったら、 先生より強くなれるかもしれないし。ボクら。
[やはり妙な自信は健在で。 引き寄せたドリベルの耳元に囁き笑う。
この先の長い時間をかけて強くなれば良い。 もっと近付けば良い、互いを知りあえば良い。
ドリベルがライマーとして過ごした日々についてや、 男の胸の奥にしまわれた遠くの森での日々について。
乾いた喉と熱い四肢、重苦しくなりつつある舌の根。 押し寄せる不安を薙ぎ払うように、 今はただ明るく穏やかな希望を見る。]
(687) 2013/05/12(Sun) 23時半頃
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