人狼議事


88 めざせリア充村3

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視点:


【人】 保安技師 ナユタ

[震える手から撃ちだされた銃弾は
周りの兵士の腹を打ち抜き、また、もう一つは腕をかすめた。]

 リッキィ…やめてくれ。

[彼女が手をかざせば、すぐに身構え水の剣で相殺させる。
それでも無数の爪により、腕に引掻かれた後が数本残り、
そこがジワリと赤くなる。

怯まず彼女を見つめ、前へと進む。]

(3) 2013/06/29(Sat) 00時頃

メモを貼った。


―― 実験室 ――

[鳴り響くビープ音。
バチリと音がして二つのカプセルのロックが外れ開いた。
被験者が眼を覚ませば、身体を起こすことができるだろう。]

……よぉ。気分はどうだ。

[起きた彼らにかけたのはそんな言葉。
諦めに似た感情と共に。]


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 00時頃


メモを貼った。


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 00時半頃


――実験室――

[ビーッ ビーッ ビーッ

不快な音。耳障りな音だ。
ガンガン頭に響いて、うるさい、うるさい。
頭がぐらぐらする、くらくらする、胸がムカムカして吐き気もする。]

 うっ、ぜ……!

[久しぶりに思いっきり悪態をついて立ち上がろうと――]

 ……え? な、なん……!
 お前、しん、だ……は、ず、じゃ

[眼の前に居たミナカタに、二年半も前に死んだはずの男に呼びかけられて、しばし言葉を失った。]


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 00時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[動揺しているヤニクに向かって
近くにあった毛布を投げつけておいた。]

俺が幽霊にでも見えるのか?
……まあ、見えるか。

[どこから説明しようかと首をかしげる。
ケイトのカプセルは開いていたが、まだ彼女は起きてこない。]


【人】 保安技師 ナユタ

[近寄るな、と言われても聞く気はなく、
彼女のもとへ歩み寄る。

どうしても、伝えたいこともあった。

苦手だったとはいえ、大事な友達の妹となんて、
絶対に戦いたくなどなかった。

戦場で、こんなのは甘すぎる、と思う。]

 なんでって・・・。戦いたくないから。
 リッキィは正しい。確かに、戦わないと殺される。

[明らかにリッキィは苛立ち動揺していた。
いつも冷静に見えていた彼女のこんな姿は珍しい。]

 リッキィは俺と戦いたいの?

(11) 2013/06/29(Sat) 00時半頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 00時半頃


[どこからどう見てもミナカタはミナカタだった。
ぴんぴんしていやがる。ライジに殺されたのはどうなった。]

 ……おい、ここはなんだ。

[投げられた毛布を受け取って、それは裸の身体に巻きつけながら周囲を見回して乾いた声で問い詰めた。
並べられたカプセル、床を這うコード。
そして何より、部屋に光っているモニター。
そこに映し出されているのは――さっきまでいた戦場。]

 てめぇ……俺様にわかるように説明しやがれ。


 これはいったいどういうことだ。


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 00時半頃


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 01時頃


[問い詰めてくるヤニクの姿に
悲しげな表情を一瞬。]

まあ待て、そう急かすな。
……ケイトが起きるのを待ってからでもいいだろう?

[少しそこにいろ、と言って出ていく。
待つのを強制するわけではないし、
どのみちここの扉は開いている。*]


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 01時頃


 ちょっ――待ちやがれおい!!

[叫んだがミナカタはすでに去り残っているのはヤニクだけになっている。
とりあえず自分が寝ていたカプセルからは出ると、手近にあったカプセルに駆けよった。
見える顔は――ナユタ[[who]]のものだったかもしれない。]

 クソッ、何なんだよ!!

[苛立ちをカプセルにぶつけるため蹴りあげようとして――やめる。
何が起きるかわからない、コードだって万が一切れでもしたら大変なことになるかもしれなかった。]

 ……くっそ。

[舌打ちして毛布をずるずると身体に巻きつける。]


【人】 保安技師 ナユタ

[リッキィの震える銃口をみて、
答えなんて言われなくても分かっていた。

それでも問うのは、
彼女が戦うというのなら、
それを少しでも阻止できるよう
説得するしかなかったから。]

 だな…。

[とにかく話がしたかった。

敵だからと、命令されるがままただ戦うなんて
チアキや志乃に操られる周りの人形と同じではないか。]

(24) 2013/06/29(Sat) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[動きの止まったリッキィに、
今なら聞いてもらえるだろうかと口を開ける。

ちゃんと伝えたかった。]


 ――ライジは、元気にしてる。


[また2人が無事会える日がくるといい。
・・・それは戦地以外であって欲しいけれど。

ポイント地点へ行ってから、
彼がどうなったのかまだナユタには分からない。
でも、きっとあいつのことだ。

大丈夫。誰も、死なないで欲しい。

ケイトとヤニクが死んだこともしらずただ願っていた。]

(25) 2013/06/29(Sat) 01時半頃

――実験室→自室――

[そのまま裸足で床を歩きながら、とあるカプセルの前で少しだけ佇んで。]

 ――……ひでぇ傷。

[呟いたもののカプセルは開かず。
そのまましばらく見ていたけれど、顔をそらして部屋を出ていく。
廊下では誰にも会わなくて、それでも記憶のままの場所で。
ここは一体いつのどこなのかと。
それとも今が夢なのだろうかと。

判然としないまま自室の扉を開き――寸分たがわぬ精巧さに、紺の眼を瞬かせた。]


【人】 保安技師 ナユタ

 ・・・なんでッ!

[『ライジ』の名前一言で、リッキィはあまりに混乱した。

なぜ・・・どうして、そんな声で否定するのだろう・・・。]

 リッキィ・・・。
 関係ないなんて・・・言うな!

 あいつは――

[彼女から放たれる銃の音に話は遮断される。
弾はナユタの前後左右、地面に跳ねて流れていく。]

 リッキィ・・・!

[更に彼女に近づこうとした、その時、

ナユタとリッキィの間に、雷光が迸った――]

(37) 2013/06/29(Sat) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[相変わらず、派手な登場に、
誰か来たかなんて、見ずとも分かる。

もう昔のように、稲妻1つで慌てることはなくなった。。]

 ライ…ジ。なんで…。

[ライジ来たということは、
情報はすでに渡っていたのだろう。]

 助け、か…。そう、だな。

[この場を治めて、全員が生きて帰れる助けが、欲しい。

『兄』が来たのに、援軍を呼ぶ指示をする
リッキィの声が聞こえた。]

(40) 2013/06/29(Sat) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[援軍を呼ぶリッキィを見つめていた戸惑いの瞳は、
ライジと会話をするにつれ、
次第に乾いたモノとなる。

リッキィの指示により到着する敵国の援軍を眺めながら
ライジに名前を呼ばれれば、視線だけで返事を返した。

否が応でも突きつけられた現実に、ナユタの心は凍りつく。

 やるしか・・・ないのか。

苦手だった彼の雷は、戦地に来てからというもの
共に戦うには最適な相棒となった。]

 そんなに戦いたいのなら、
 戦ってやる…。

[暗い瞳で呟けば、
辺りの空気は微かに湿気が帯びるだろう。**]

(45) 2013/06/29(Sat) 03時半頃

―― →実験室 ――

[ふらりと戻る。
モニターにはチアキの姿が。
また別のモニターにナユタの姿が)

――……

[何も言えなくて、脇においてある椅子に腰を下ろす。
そのまましばらくモニターを見ている。**]


――自室――

[机の引き出しを開けた。
ほとんど物の入っていない引き出しの奥に、宛先の書かれていない封筒に入った手紙が一枚、ずっとそこで眠っている。
手にとって引き出して中味を読んだ。
汚い字で並べられているのは、昼食に肉が出たこと、風呂が熱かったこと、ようやく本を一冊読めたこと。]

 ――だっせぇの。

[誤字脱字ばかりのくしゃくしゃとした字で書かれた手紙は、きらきらとした幸せを纏っていた。
ここにいることとが楽しかったと、書き手がそう思っているのが伝わるものだったから、何度も何度も目を通してから、そっと畳んでもう一度しまった。]


メモを貼った。


――自室→実験室――

[替えの服はいつものように、当然の顔をして置いてあった。
着慣れた紺と黒のものではなくて、研究室で着ていたのと同じ赤いもの。
袖を通すと違和感がある、軍での訓練で少し体格が変わっていた記憶があったから。
だがそれも着終える頃にはなくなっていた。]

 ……変なの。

[気に入ってる肌触り。軍服とは違うもの。
懐かしいはずなのにそうでもなくて、記憶と感覚がまだ混乱している。
人のいない廊下を歩いて、実験室に戻ればミナカタはそこにいただろうか。
いれば近づいて、小声で質問をした。]


メモを貼った。


 わっかんねぇよそんなの!

[叫んでミナカタに掴みかかる。
多分避けはしないだろうと思っていた、ミナカタはそういうヤツだから。]

 何でこんなことになってンだよ!
 てめぇが死んで――その後、俺達がどんな、に、

[ミナカタが死んだ後は、全員が散り散りになってしまい、再会して過去を語りたくても、思い出の中には彼の死が刺のように残っていた。
あの日はもうかえってこないのだと認めるのも辛かったけれど、その後変わってしまった友を見るのはもっと辛かった。]

 ……俺は、生きてるのか。
 どっちが、夢なんだ。

[乾いた声で同じ質問を。]


メモを貼った。


―実験室―

[耳触りな音、何故聞こえるのか分からずに。

頭が割れるような、そんな感じがして。
目を開ける。]

…あ、れ。
どうし…て?

[自分はあの時、「彼」に殺されたのではなかっただろうか。
なのに。何かのカプセルの中にいる。]

…これは、どういうこと?


[カプセルから体を起こしてその外に出てみると。
そこには自分以外のカプセルが9つ。

その中のそれぞれに、「あの頃の」人たちが。
1個だけ開いていていなかったのは、ここにいる人的にヤニク君なのだろう。

…そこまでは、分析できた。でも、]

……これも。実験だったと、言うの?
私は、私たちは、いったい何なの?

[「実験体」という名称が頭に浮かび、顔を顰める。]


[カプセルには各々のモニターがついており、それは時折早くなったり、視認できる早さに戻ったり。さながら、加速装置といったところだろうか。そのモニターを見つめる気にもあまりならず。…は床の上に座りこむ。

…障壁を目の前に出してみる。それは「先ほど」よりも10枚最大枚数が減って。前と同じ6枚までだった。やはり実験だったのかな、と思う。

誰かが来るまでは、障壁は消して座りこんだまま。]


メモを貼った。


[ヤニクが掴みかかってくるのはかわさない。
そして彼に尋ねられた質問には。]

残念だが――こっちが現実だ。
ライジが俺を殺したのも、
お前がモニカに殺されたのも。
全部――夢だ。

[夢、とヤニクの言葉を使って回答した。
本当のところはきっともっと残酷だ。]


【人】 保安技師 ナユタ

[リッキィの言葉を痛々しい想いで受け止める。
志乃は退いたりしないだろう。
ライジは先ほどの様子をみればすでに心を決めて来たようだ。

志乃へと視線をやろうとしたとき、
>>51トランプ兵がぐるりと我らを囲みだす。

腐敗臭が増す。

チアキの力とは、こんなに悍ましものだったか。
3年前、悪戯でおもちゃを仕掛ける彼の能力はもっと愉快なものだった。

今やそのコミカルさは、狂気的な演出にしか見えない。

そこに>>53赤色の兵士たちが押し寄せ、
こちらからでは志乃とチアキの様子を遮られてしまう。]

(73) 2013/06/29(Sat) 15時頃

……っつーかそんな大きい声を出すな。
興奮してるならなだめてやるぞ。

[掌をヤニクに向けたが、受け入れてくれるだろうか。
内心は隠して、淡々と話す。]

こんな入口にいないで、
ケイトが起きてないか見てきたらどうだ。

[ここからではモニターがあるだけで
カプセルの部屋のすべては分からない。
ケイトが眼を覚ましているかもしれないが
最初に見るのは自分の顔ではなく
ヤニクのほうがいいだろう、と。]


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 15時頃


[夢だったとミナカタは言う。
三年間の記憶が、ぐるりと頭の中で回って色彩を失っていく。]

 ……っ、いらねぇよ!!

[ミナカタが伸ばしてきた手は振り払って、彼が続けた言葉には少し言葉を詰まらせてから、背中を向けた。]


――→実験室:奥――

[カプセルが置いてある場所へと向かう。
距離にしてたいした歩数ではないので、すぐに視界に入ってくる。
最初に気がついたのは――床に座り込んだケイトだった。]

 ……ケイト。

[彼女が死んだのはもちろん見ていなくて、何があったかも当然知るはずもなく、彼女を殺したのがオスカーということも知らない。
しかし彼女とは死ぬ少し前まで戦っていたのは覚えていた。
あの決着はどうなったのだろう、ケイトがここにいるということは、ヤニクと同じなのだろうか。
そう思うと、何か言葉を続けるのも難しくて、座っているケイトの前にしゃがみこむ。]

 ごめんな。

[何についてかは分からないが、するりと口から出た謝罪の言葉は18歳のヤニクは言うことがなかったもの。]


メモを貼った。


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 16時半頃


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 16時半頃


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 16時半頃


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 16時半頃


【人】 保安技師 ナユタ

[リッキィの眼の色が変わり、周りの空気が動き出す。
彼女の指令に、青の兵士たちが殺気立つならば、
ナユタは右手を上げ彼らの方へと向けるだろう。

夥しい数の兵士を前にして、彼らを一瞬で仕留めてやろうと集中する。

ライジの雷と合わせれば、こんな状況屁でもない。
今まで、もう何度もやってきた。今更何だというのだ。

意識を集中させ、兵士たちを強い霧で満たしていく。
段々と辺りは白く、視界は目の前の様子すら、
見えづらいほどに閉ざされるだろう。

高濃度の霧に、彼らの服は水を含みドッシリと重く、
息さえも苦しいほどに――――。]

 ライジ

[友の、名前を呼ぶ。
    ――――さあ、今だ。とっとと終わらせてくれ。]

(83) 2013/06/29(Sat) 19時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 19時頃


【人】 保安技師 ナユタ

[兵士たちを仕留めようと、発生させた霧は、
ライジが雷を放つより先に、
リッキィの起こした竜巻により、殆ど吹き飛ばされてしまう。

また、兵士たちが近づいてくる。

次の攻撃を仕掛けようと、集中しかけた時、
背後から、身体を割かれるような衝撃が走った]

 ッ―――――!!!

[油断し、まともに衝撃を受けた傷口から、
勢い良く血液が流れだす。

片膝を付き、痛みを耐える。
やけに心臓の音が耳に響く。

顔を上げるとリッキィの銃口がすぐ側にあった。]

(105) 2013/06/29(Sat) 22時半頃

[
……誰かの声が、聞こえた気がして。
それを幻聴なのかも知れないな、と思ったのだけど。

…もしかしたらと目を上げれば、そこにはヤニク君がいて。]

…ヤニク、君。

[「あの場所」で遠くから見た彼は、真っ黒で。
そして、敵だった。

だけど、今此処にいる彼は、そうではないだろうことは、容易に分かり。]

…あなたが、悪いとは思っていないよ。

[だけど、と小さな声で呟いて。]

私も、ごめんね。…止められ、なかったから。

[あそこで止められなかったことは、何よりも私の罪であろう。]


メモを貼った。


【人】 保安技師 ナユタ

 ごめん…、リッキィ、ごめん。

[リッキィは、もう、今にも泣き出しそうな顔で、でも…
ごめん…、まだ、退けない。

ライジは生きろというけれど、
そのために動けというけど、何をどうすりゃ正解なのだろう。

ここには志乃もいる。

それに、今ここでナユタが戦わなかったら、
覚悟を決めたライジは妹に直接手をかけるのだろうか。
そんな姿も、やっぱり見たくはない。

背後のどこかから、爆発音が聴こえる。

裂かれた紅の軍服に、血液の赤が、滲む。

雨が、ポツリ、ポツリ、降りだした―――。]

(110) 2013/06/29(Sat) 23時頃

[ケイトの言葉には小さく頷いてから、首を横に振った。]

 俺は生きてるし。ケイトのせいじゃねぇだろ。
 ……モニカには、悪ぃことした、けど……

[最後に意識をなくす時。背中から聞こえた彼女の心の叫び。
それに応えられなかった事が。
彼女にそんな思いをさせてしまったことが何より後悔。
それから――]

 こっちが、"現実"らしい。
 ……あの時間は、何だったんだろう、な。

[思わず漏らしたのは、その三年間で何か積み上げたものがあった気がしたから。
なのに現実に戻ってしまうと、それがニセモノだと知らされて、価値などなかったのだとわかってしまった。]


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 23時頃


メモを貼った。


――実験室→診察室――

[胸が痛い。
気分が悪い。

見ていられなくなって仕事場へ戻ってくる。
このあいだまで入れ替わり立ち替わり子供たちがいたそこは
今はしんと静まり返っている。

ふ、と視線を向けるとそこには書き散らされた紙があった。
何だろうと手にとって――くしゃりと端を握ってしまう。
慌てて紙を伸ばして、皺の上を何度かなぞり。]

――約束、したのにな。

[目覚めた彼は、覚えていてくれるだろうか。
また、頼んでくれるだろうか。]


メモを貼った。


メモを貼った。


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 00時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[彼の内面に、前よりも優しさを感じるようになった。
それだけは「本物」なのかもしれないな、なんて思いながら。]

...私たちはどうであったとしても、そのようにはなるべきじゃなかった。
それじゃあ、また「あれ」らの手の平の上で踊っただけじゃない。

...何だったのかしら。
色々なものを諦めて、色々なものを捨て去って。
今目の前にあったとしても、それを前と同じようには受け取れるとは思えないから。

[と、溜息ながら。]


[態度も言葉も、意識して三年間積み上げたもの。
全部幻だったと言われても、すぐにすべてなくなるわけではないが、目的がなくなった今は何のためにあったものなのか。]

 踊らされてンのは、今更だろ。
 ……やっぱ、ケイトも大変だったんだ、な。

[彼女の溜息と共に呟かれた言葉に、ヤニクの知らない時間が垣間見える。
それは全部偽物だったとしても、それを感じて何かを思ってあそこに立っていたのは事実なのだから。
労わるように片手を伸べかけて、それがただの"模倣"であることに改めて気がついて、手は彼女に触れる少し前で、止まる。]


【人】 保安技師 ナユタ

[あぁ、バカライジ、次こそは成功させてくれよ。
じゃないと俺、次失敗したら、大技なんて出せそうにない・・・。

今度は、吹き飛ばされないよう、霧にはしない。
もっと、もっと、今できる全ての力を振り絞り、大技を。

身体から力が抜けそうになるのを耐え、意識を集中させる。
詰め寄るリッキィに気づかれぬよう・・・。

頭上高くに、水の玉を漂わせ、一箇所へと呼び寄せる。
次第に巨大な水の塊が出来上がり、空にタプン、タプンと浮かんでいる。

降りだした、雨を吸収し、どんどんと膨れあげる。

ライジにチラリと視線を送る。彼は気づいているだろうか。

リッキィの背後にいる兵達の頭上から、
巨大な水の塊をゆるりと落とす。
全てを、飲み込んでいく。]

(131) 2013/06/30(Sun) 00時半頃

[ふとモニターに視線を向けると、ライジとナユタとリッキィが向き合っていて、音声は聞き取れなかったけれど、リッキィの横顔に彼女が何を思っているかは分かってしまう。
彼女にはライジのことは一言も伝えていなかった。
機会はあったのに、ソフィアには伝えたのに、リッキィには言っていなかった。]

 ……いえる、かよ。

[無意識の奥。隠していた恐れ。
だって彼女が、それを聞いて。
兄のライジがニュリクティ国にいると聞いて。
彼のところに行ってしまうかも、と思ったら言えなかった。
どうしても言えなかった。絶対に言えなかった。]


【人】 保安技師 ナユタ

[爆発が聴こえた矢先、聴こえ始めたのは、
戦場に相応しからぬ、陽気な歌声。

そして、雨にかき消される悲痛な叫び。

痛い…痛い…、傷口なんかより、
心が軋んで仕方ない。

でも、痛いってことは…まだ、生きてる。

片膝をついたまま、銃口を向けられ、
そんな状況なのに、だからこそ…か、
生きていることを実感する。]

 どっちも、嫌。

[>>116の言葉に、ポツリと呟いた返事は、
リッキィに、聴こえただろうか。

まだ、生きなくては・・・。]

(132) 2013/06/30(Sun) 00時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[水の中で、息ができず、苦しそうにもがく大勢の兵士たち。
その音は、雨によって、静かに消されるだろう。
リッキィへと送る視線の奥に、巨大な水が浮いている。

さすがに、体力がキツイ。

どんどん血液が流れていくのが分かる。

はやく・・・ライジ。お願い。

自らつくり出した水の重みに、押しつぶされそうだ。

   も・・・限界―――。]

(135) 2013/06/30(Sun) 00時半頃

どうせ、能力の実用性だったり、効果的な使い方だったり。

...このような装置で。それこそここのような所を作れば。
何が出てくるのかしら?

[なんて直接には関係ない事を呟いて。さながらもう小説とかのよう。事実は小説より奇なりとはよく言ったものだけど。]

...他の人も。
きっと、今辛いと思うから。

[そういうと、出された手を握り。]

...暖かい。


[ケイトに握られた手を思わず握り返した。]

 ほんとだな、あったかい。
 それに、小さい。

[温もりからは確かにここに"いる"という感覚がある。
それはあの戦場ではあっただろうか、わからない。
握ったケイトの手を指でなぞりながら、紺の目を伏せた。]

 ……ほっせぇ指。

[こんな手で、ケイトはずっと障壁を張っていたのだろうか。
そう思うと何だか痛ましくなった。]


【人】 保安技師 ナユタ

[辺一体、眩い雷光と轟音が鳴り響く。
閉じ込められた兵士たちが静かに揺蕩う、
その瞬間を見計らい、力を、抜く。

地面に落とされた水の塊が、一斉に流れだす。
雷を帯びた浅い洪水。

志乃がいるであろう方向に、辛うじて洪水を防ぐ水壁を作る。

 はは、お礼なんて言うなよ。
 ごめん、ライジの分、作る力・・・でない。
 自分の雷くらい、なんとかしてね。

自らも、痛む身体で電流を受け止める。
目の前にいる、リッキィの足元にも当然、
雷電を帯びた水は流れただろう。
ごめんリッキィ。ちょっとくらい抵抗させて。]

(140) 2013/06/30(Sun) 01時頃

[ここに合った温もりは、あの場所には無かったように思う。

だからそれの温もりは、愛おしく思われる。
少しの間そのままでいたら、指をなぞられて。

細いと言われれば。]

…この手は血に、塗れているのだと思っていたけれど。

[彼の手は…にはかなり無骨なように思われて。]

どうなんで、しょうね?


【人】 保安技師 ナユタ

[何度も何度も実験で浴びせられた電流に
少しは対抗できていたとはいえ、やっぱり痛い。

覚悟してたとはいえ、・・・痛い。

絶命した兵士たちが、
ボタリボタリと地面にたたきつけられるのが見えた。

邪魔者は、一掃された――――。

雷電をくらい両膝を付いているリッキィを確認し
、荒い息を吐き出す。

だがしかし、ナユタも同じように
片膝をついたままの姿で耐えていた。]

 ッ・・・・ク・・・。

(147) 2013/06/30(Sun) 01時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 01時頃


[何度かなぞってから、手は離す。
ケイトが望めばもう少しそのままだろうが。]

 返答欲しいのかソレ。

[ケイトの問いかけには真顔でそう返して。]

 俺は俺の手は綺麗なんて思ってねぇけど。
 ……慰めとか俺様に期待すんなよ、できねぇから。


メモを貼った。


メモを貼った。


[口に出すべきことでない事に気がつくのは遅かった。

ヤニク君はすでに真顔になっていて。]

…みんなそうだと、思うから。
私はあの自分を否定したい。

だけど、あの期間に何も影響を受けないという事は、無いと思う。

あの姿が、私。
敵は押し潰して、首を飛ばして。

前にも言ったと思うけど。そんな私はこれからものうのうと、みんなと一緒にいていいのかしら。

…なんて思ってしまうから。

皆は暖かい。きっと迎え入れてはくれる。だから、こそ。


【人】 保安技師 ナユタ

[雨は、どんどんと強くなる。

視界が歪んでくる。

名前を呼ばれ、半ば朦朧とし始めた意識の中、
彼女の目を見据える。

彼女の言葉に、何を言えばいいのだろうか・・・

 リッキィは、十分つよ――。

そのとき、ナユタの心をなぞるような、
ライジの声が聴こえ>>152ライジへと視線を流す。

リッキィは、何と答えるだろう。しばし、待つ。]

(158) 2013/06/30(Sun) 01時半頃

[ケイトの言葉は意外だった。
彼女にしては珍しいと感じる、強く断言された言葉には意思を感じる。
だが続いた言葉には紺の眼にゆらと黒を混ぜながら、振りあげそうになった拳をかろうじて握った。]

 ……なあ、ソレ本気で言ってんだったら、障壁だしとけ。
 マジで。頼むから。殴るから。
 てめぇなんなの、何様なんだよ、その言葉、はっ……!

[声が震える。怒りに身体が熱くなる。
ケイトはきっと本心で言っているだけなのだろうけど、ヤニクには許し難い言葉だった。]


 あいつらみんな貶めて何がしたいんだよ!!

 殺さなかった奴がいないと思ってんのか!?
 慈悲深い殺し方しかしなかった奴がいるとでも思ってんのかよ!?
 てめぇが後悔するのは勝手だが、ンなこと言うなよ!

[叫んで、どうしても我慢できなくて、拳は床へと打ちつけられる。
それがケイトに向かわなかったのは、モニカの言葉のおかげかもしれないし、他の理由があったのかもしれないけど。
床を抉った拳は傷ついて、それでもすぐに治って行くけれど、胸が痛いのは止まらない。]


メモを貼った。


―― →実験室 ――

起きたかケイト。
あとヤニクはどうした。

[床に座り込んでいる二人に呼びかける。
ヤニクの大声は聞こえていたから、
ケイトの様子によっては二人の間に割り込む。

どんな色の視線を向けられただろうか。
何を言われても、ただその感情を受け止めるだけだ。]

説明が欲しいならしてやるが……
愉快な話ではないからな。

[淡々と。あえて温度を低く。]


[それから事実をぽつぽつと告げる。

この実験はこれまでのデーターの分析結果や
彼らの性格をみたうえでシュミレートしたものということ。
それぞれの偽りの記憶も、選択してきたことも
それそれが推定され、演算されているということ。

この実験上で彼らが見られているものの中に
「配属先への忠誠心」がある、ということ。]

……だからなんだ、ってわけじゃないが。
あんまめったなことはしようと思うな。

[それはぎりぎりの忠告。
かつての顛末を知っている己だからこそ
彼らに伝えたい警告。**]


【人】 保安技師 ナユタ

[リッキィが、乾いた笑顔で、手を伸ばしてくる。
意識が朦朧とし始める、背中の傷が
雨により流されても、
それでもなお、滴り落ちる、その熱を感じる。]

 痛い、でも、生きてる。

[ニュリクティに来てからのナユタは、
戦いの後に、必ず雨を降らせるようにしていた。

何もかも、洗い流したかったから・・・。

絶望に侵食されていくナユタの代わりに、
いつも、空が泣いていた。

     ――――さよなら。

リッキィの声が聴こえる、動けない。
身体が、動かない・・・。]

(166) 2013/06/30(Sun) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ・・・・クッ・・・っ。

[胸に衝撃が走り、血が迸る。霞む視界の前で、
リッキィの表情も、よく見えなかった。
そのまま、横たわるように、身体が地面へと沈む。]

 ハァ・・・。

[掌が、真っ赤に染まり、更に地面に広がっていくのが分かった。
雨が、少しずつ、弱まってくる。

>>165遠くで、ライジの声が聴こえた気がする。

手を空へと持ち上げると、弱まりつつ雨に、
それでも少しはこの血を洗い流してくれただろうか。

 あり、が・・・と。

ほんの少し綺麗になった手を確認し、
           ――――雨は、止んだ。]

(171) 2013/06/30(Sun) 02時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 02時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


どうせ、向こうはこちらを人間だなんて思っていない。

...殴れば、いい。
それでヤニク君の気が晴れるなら。

[それで少しでも、彼を癒せるなら。とは勿論言葉にならない。

確かに本心ではあるけれど。言っていいことと悪い事は、分かっているつもり。
あの時も怒った、なら今回も、いや今回はもっと怒るのだろうと。

そんな、荒療治。
やりようもない怒りも此方に向けるならば、と思うのは。
最善解でないことは分かっていても、それ以上の解は...には思いつかない。]

障壁なんか、使わない。
殴られるのは、私自身であるべき。

[その真意なんて理解されなくとも構わないけど。]


メモを貼った。


 気が晴れンなら、殴って、る……!
 俺の気を晴らすために、殴りたいんじゃねぇよ!!

[淡々と話すケイトの前で拳を震わせる。]

 ……言うなよ、てめぇ、それ、
 チアキとソフィアの前ではぜってぇ、言うなよ。
 それ、に。

[声を落として。視線を伏せた。
近づいてきたミナカタにも聞こえたかもしれない。]


 ここしか、居るところがねぇ俺は、
 ンなこと言われたらどうすればいいんだよ……
 迷うとか、お前……贅沢すぎんだろ……

[記憶にないほど幼い頃から転々と。
ヤニクの身体は立派な商品になる。
売られて見せ物に、買われて不治の病の治療薬に、攫われて神として祀られて、奪われて献上品にされ。
ヤニクの身体はみんな欲しがったが、中身などだれも気にしなかった。

まだ例外を知らない。この力無しでも己を必要としてくれる人を。]

 いらねぇなら、くれよ。
 俺は、一緒にいたいんだからよ……

[ケイトが、皆が迎えてくれるという確信を持っているのなら、それが欲しい。
何より欲しい。**]


メモを貼った。


それはそうね...絶対にしないわ。
...ここでも。「あれ」らは確かに貴方の体しか必要していないかもしれない。

だけど。
...貴方は彼らを、信じることもできないの?
私の場所が他にあると思ってるの?

貴方の過去を私は殆ど知らない。
私は父に犯されて...あの時は躾だと言われて信じてたけど。
...売られて。

...親に売られたと思ってないから、ある時一瞬の隙をついて数人で逃げて。
だけど捕まって。売られたんだと知って。

母は死んだと聞かされて。父は殺したと言われて。

...そこから出れたのはこの研究所のお陰だけど。
そこでもやってる事の「半分」は変わらない。

だけど、さ。


受け入れられないと思うのは、裏切りだと思うな。

きっと私は間違ってる。
殆ど全部、99%までは他人からみれば間違ってると思う。
だけど、ね?

...私はヤニク君や他の人は信じているよ?
言えないこと。言ってないことがあったとしても。

それでも、手を取り合う事は出来るって。そう思うから。

それは。それだけは。間違ってないと思う。

貴方だって、人間でしょ。自分自身でも、そう思っていないの?「実験体」だと思うのは...「あれ」らだけで、もう十分じゃない。


みんな、力なんてないままに全員が一緒にいたなら。
それはそれで良かったと思う。

私には、全員が必要だから。

勿論、あなたも。

[私は皆が必要だけど。皆は私など要らないんじゃないかという思いはずっと持っていて。
この機会にいなくなるのも良いのかもな、と。

何も彼らの為にならなくても。
「あの夜」の事でだけでなら、まだ...と。

でも、それなら。
もうここにいられないなら。心なんて、記憶なんて要らないな。]

...私はあなたが、必要。
でもあなたが私が受け入れられないなら。

私はここからいなくなるべきだと、思うわ。


[ミナカタ先生がいたのには途中から気がついた。
...きっと先生が知らないことも含まれていただろう。


言い切って。溜息一つ。]


メモを貼った。


[ケイトがヤニクに話すのを聞く。
淡々と話す彼女の思惑がわかってしまい、
困ったなとため息をついて膝を曲げ、
ヤニクには聞こえないように告げた。]


……なぁ、お前らの性格を分析して、
レポートにしたのは誰だとおもってる?
一番近くでみてたのは、誰だと思ってる?
俺が何も知らなかったと思うか?

[それはケイトにだろうか。
それともヤニクにだろうか。
ただそう問いかけて、
できれば冷ややかな笑みでも浮かべて。
ヤニクがなにか言う前に、あるいは何かする前に。
さっさとそこから立ち去った。**]


メモを貼った。


[ケイトの言葉を聞きながら、彼女を全く知らなかったことを知る。
もっと弱いと思っていた。おどおどしている弱気な人だと。
彼女は色々な過去と、思いを抱えてここにいるのだろう、ヤニクよりもずっと。]

 ……言いすぎた。謝る。

[紺の眼を一度伏せてから、静かに謝罪する。
続けて人間でしょう、と問われた言葉には、首を横に降った。]

 あんま、思ってなかった。
 あいつらのせいとか、信じてないとかじゃない。
 俺が、俺をヒトなのかどうか自信ねぇから。


[何年か前にここの研究所に来るまでは、ヒトとして扱われた事がなかったのでヤニク自身も自分のことをそう感じていなかった。
ここに来て、友人と言える存在を知って、ようやく漠然と意識できるようになって。
やっと過去形で言えるようになった。]

 今、はどうだろな、わかんねぇ。
 でも、バケモノとか神様とかじゃ、嫌だと思う。
 したいことがあるから。

[言えば笑われてしまいそうな、小さな望みだが、ヤニクにとっては何より難しいこと。]


 いなくは、なるなよ。
 前も言っただろ、俺はどうでもいいやつの相手なんかしねぇよ。
 ……うん、俺にも皆がいる。

[頷いて、拒まれなければケイトの手をもう一度取った。
やはり小さい手を握り込む。
血に汚れていても、そうでなくとも、これから先に汚すとしても。
何度でも取ろう、と思う。

ミナカタの言葉が聞こえたのはその少し後か。
顔を強張らせて彼を見上げたが、なにか言う前に立ち去られた。**]


メモを貼った。


[謝る、と言われれば、少し目を見開く。]

いいえ。ヤニク君だけが、悪いわけじゃないから。
私も…言うべきではないことを、言ってしまったから。

ごめんなさい。

[拒絶されてしまうのではないかと。されてしまえばいいのかもしれないと。そんなことばかり考えていたのだけど。
…自分の行動は余計だったろうな、なんて思われた。

だけど、あんま、思ってなかったという言葉には。]

…私は「人間」だと、思うよ?
いや…此処の皆は、皆そう思ってるよ。

あとは、きっとヤニク君次第…なんじゃ、ないかな?その時がやって来れば、きっと皆一緒に喜んで、くれると思う。


[したいことと、と言われれば。]

…いつか、それが出来たときでも。言いたくなったときでもいいから。
それが何だったのか、聞かせてくれると、嬉しいな。

[そして、そのまま手をとられ。]

…ごめんね。そんなこと、言って。
ありが、とう。

[最期は少しだけ、語尾が途切れてしまったけれど。]


メモを貼った。


―― 制御室 ――

[扉は閉ざされている。
ポプラは擬似世界を構成するのに手いっぱいで、
こちらまで制御はできないということだ。

キーはあるため、中にはいる。
彼女の、擬体の姿をちらと見たかもしれないが
それは通り過ぎてカプセルへと。]

……守れなかった。
俺はまた、守れなかった。

[言葉を、贖罪として呟く。
ポプラはきっと感知できないぐらいの声。
それでいい。聞かせたいわけではない。]


……今回は綺麗に嵌められた。
俺のミスだ。俺の……甘さ、だ。

[呟きながらカプセルをなでる。
もう、ずっと開かないそこを。
中に眠るは白銀の髪の、小柄な身体。]

……お前、いつまでそうしてるつもりだよ……

[見下ろして、呟いて。
眼が開かないかといつも期待するも、
叶ったことは一度もない。]

……なぁ、お前は知ってたのか、ケイトのこと。
志乃の実験も、知ってたのか。
……俺は、何のために……

[残りの言葉はとても言えなく。
飲み込んで、もう一言だけ。]


――起きろよ、カリュクス。

[呼び名に彼女はやはり、答えない。]


メモを貼った。


メモを貼った。


 そう思ってくれてっと、いいんだけど。
 き、かせんのは……頑張る。

[ケイトの言葉は優しい。
嘘でも本当でも嬉しかった、彼女はどちらでも、あるいは答えがわからなくてもそう言ってくれそうだけど。
聞かせて欲しいという言葉には少し誤魔化した。
本当にできるかの自信がなかったから。]

 おい、泣くなよ?

[語尾が途切れたケイトの顔を覗き込んで表情を確かめてから、どんな顔でも、もう少しそのまま。]


メモを貼った。


[掛けられた言葉こそ優しくて、...は少しだけ。泣き出しそうにはなった。

だけど泣くなよ、という言葉にはしっかりとした口調で。]

大丈夫。

頑張る、の?
...私でよければ相談とかなら。

[とか言いながら顔を覗きこまれて。]

いきなり覗きこんで、どうしたの?

[ちょっと頬に朱がさしたかもしれない。「先生」はその時には立ち去っていただろう。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


 相談は、嬉しいけど……

[少し迷う。
迷って、どうすればわかりやすいだろうとか、そんなことを考えて――結局首を横に振ることにした。]

 自分で考える。
 いや、泣くんじゃねぇかと思って。

[違うならいい、とケイトの表情の変化には気がつかず、ミナカタの立ち去った方を見て険しい顔をした。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[モニターの中の世界は進んでいく。
志乃とナユタの名前が黒くなっていて、よく見ればヤニクとケイトの名前も。
これが死んだという意味なのかと推定しつつ――倉庫の中を映しているモニターの一つに思わず立ち上がって駆けよって。]

 ……なくな、よ……

[声が震えた。
ケイトに聞こえていたかどうかには、気を使う余裕はない。
やはり言っておくべきだった。
ライジが敵にいることも、前線に出るなということも。
知っていれば回避出来たことも多いはずで、全て伝えておくべきだったのに――ヤニクの都合だけで言わなかった。]

 ごめん――ごめんな。

[音声が絞ってあるのか声は聞こえない。
だからそれ以上は何も分からず、手を伸ばして画面の中の彼女を撫でるけれど、それは伝わるはずもなく。
ただ硬質な表面をなぞっただけだった。]


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