人狼議事


45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜

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それっぽい、ですか。初めて言われました。
いつも堅苦しいと、言われるだけです。

[橙色はどんな顔をしてこの会話を聞いているのか]

…貴女は…誰に、赦されたかったんですか?
貴女は…まず、貴女に赦されたいのではなくて?

俺はこんなことを聞いてしまいますが。

[良いのかどうかは、彼女の応え次第]


愛してくれてた人に。

[誰に、と問われれば静かにこたえた。]

大嘘、ついたから…
自分を赦す事は、意識した事なかったけれど…

[其れを求めていたりするのだろうか。]


俺は貴女が何故、どんな嘘をついたか知らないけど…
貴方はその人の不幸を願った嘘でも、ついたんですか?
その人は…その嘘で、悲しんだのでしょうか?

[桜がまた一枚。
すい、と差し出した手に落ちる]

悲しませてしまったのなら
次は…その人の幸せを、せめて祈ってあげられれば

いいと、思います。


[長い銀糸は、揺れる。]

不幸を、願ったわけではないけれど。
でも、…彼が悲しんだか、そのこたえは、もう知る事はできないから。

[声が、僅かに震えた。]

彼の、幸せを、祈る…?
あの世で、幸せであります様にって…?


もう、いない人なんですか?
俺は、何も知らないです。
だから、その人が生きているなら
俺ならそうします。

[聞くけれど、問いはしない。
もしその人がもういないのなら。
自分の想い人も、もういない。
彼女の、来世の幸せを自分は祈っただろうか。

彼女の気持ちに気付かなかった自分は
ただ最後の言葉だけを知りたかった。

だから、今の自分なら、幸いを祈るだろう]


もういない人なら。生まれ変わって…
望まれて、幸せに、と。祈ります。

…桜は望まれるから咲くんだそうです。
皆、桜に焦がれるから。

だからあんなに儚くても、花開くのだそうです。
人も、そうなのではないでしょうかね。


…そう、もう、居ない。

[けれど、自分は彼の様な思えるだろうか。
まぶたの裏によみがえる群青の瞳は、深く哀しみの色をたたえて。
低い彼の声は、今の彼女の様に、僅かに震えていた。

彼が、自分を愛してくれていると知っていたのに。
それでも、自分は… ]


いないのですか。
…なら、貴女がかわりに自分を赦してあげたらどうですか?

[故人が何を望んでいたか、赦したかったか赦せなかったか。
もうそれは誰にもわからない]

貴女は苦しかったんじゃ、ないですか?
手を伸ばした先に何もないのは寂しすぎる。


[彼の言葉に、銀が舞った。]

…いいの。
それは、私の受けるべき罰だから。

[あまり感情が浮かぶ事の無い顔が、崩れているのがわかる。
青年には、きっとはっきりとは見えないだろう。]

自分で、選んだ事、だから…

[無理に、笑ってみせた。
はっきりと見えなくて、助かったと思う。]


[青年の手に己が手を重ねたまま、頭上からの声に顔を上げた。]

 ───…あ。

[少し前に聞こえた声。

 一緒に、居たかった───、と。]


【人】 道案内 ノックス

[彼女が何を思ったのか、知らない。
 怖がられるかもしれない。というのは片隅にはあったけれど、それを隠して事実が変わるわけでもない。
 まさか自分も死者のようなもの、だなんて考えているとは聞こえていたら予想外だけれど。]

 ――逃さない。

[おんなじくらいの小声で繰り返した。
 もう誰も、ここにいる人皆、この桜にとらわれる。]

(24) 2012/03/15(Thu) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

 ねえ、それ、皆に言いに行こう。
 言った所で何も変わらなくても、心の準備とか出来るかもしれないし。

 それに。

[ここにいることが決まってしまう方が気楽な人もいるかもしれないよ、なんて。軽率すぎる、と言い出しかけて止まった。
 戻りたい人もいるだろう。戻れなくてそれこそ絶望する人もいるだろう。
 さすがに、馬鹿すぎた。]

 や、ううん、ごめん、何でもない。
 ね、行こうよ。

[促す先は、人影の減った楽師のそば。]

(25) 2012/03/15(Thu) 23時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2012/03/15(Thu) 23時頃


そう…なら、俺は何も、いいません。
貴女自信が決めたなら。

[深緑はそれ以上はいわない
自分には、彼女が求めていることはわからないから]

ただ、自分が辛くあって…その人が喜ぶかは、
知りません。
俺なら。幸せになってほしいと思います。


橙に視線を移す。少し、手に力を込めて。


[銀糸と翠瑪瑙の会話をただ、黙って聞いて居る。

 何故、銀糸の女が自らに罰を科すのかわからずに。

 桜に吸い上げられ混じり合っても記憶は読めない。
 ただ、女にわかるのは彼女の心を覆う感情だけ。

 だから悲しくて、彼女が消える前に囁いたと同じ、一緒に居るよ。と、心の中で繰り返して居る。]

 (私は此処に居るよ。
  私達は、此処に居るよ。)


ベネットの手を握り返す。幸せになって欲しいと云う、彼の心に虚ろは見えない。それが女を安心させた。


[こうも長く人と話すのは久しぶりなのかもしれない。
思い出して滑稽なのは…この二人の名すら知らないこと。
けれど、橙がいう「皆「同じ」人」であるのなら、
その名前すら不要な境界線なのだろう]

桜は…何を望む花なんだろうね。

悲しくあり幸せでもあり。
出会いであり別れであり。

その根に死体があるといえば…
桜の元に、人は集うのだもの。

[翠色は、そこにある人々を目に写す]


俺は、君にもそうなってほしいと想うよ。

[橙にもう一度、翠を向ける。

桜がざわめく。また、何かを飲み込むかのように]

……人は…幸せになるために、生まれてくるのにね。


[女は自分が自分でない感覚を味わって居る。
 ふわふわと空気に溶けて、実体が無くなって仕舞った様な。

 ──実際、身体は此処に無いのかもしれないが。

 だからこそ、常の気の強さもなりを潜め、心に感じる侭に温もりを求め、叉、与えんと欲する。]


【人】 道案内 ノックス

 う、ん。でも……

[のぞむが伝えて。それそのものは、もちろん、とばかり頷きたい気持ちはあったのだけれど、でもそれじゃあまるでそのたった一瞬、ほんの数歩の間すら彼女がとどまっていられないみたいじゃないか。
 嫌だ、ととっさに思った。戻りたいと望んだ彼女が消えてしまうなんて、理不尽だ。
 残りたいと望んだ自分じゃなくて、どうして。]

 ……わかった。

[手はまだ繋がっている。ここにエリアスは存在してる。
 幽霊と手が繋がっているなんて不確かすぎる絆かもしれないけれど、それでも僕の手が覚えてる。
 生きたぬくもり。静かな声。あいつとは反対の色した銀髪。
 この手を離すもんか。最後の、その一瞬まで。]

(33) 2012/03/15(Thu) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

 あと、どれくらい?

[エリアスを見ないまま、桜に視線を向けて、言った。
 エリアスに聞いたのかも、桜に聞いたのかも、答えがあるならどっちでもよかった。
 ないなら、それでも仕方ない。少しでも長くあれと、望むだけだ。]

(34) 2012/03/15(Thu) 23時半頃

 幸せが何か、私にもうわからない。
 わかるのは、独りは不幸せって事くらい。


 だから───、
 此処に居れば、しあわせ   ──だよ?

[外に居た時より和らいだ翠を確認して、その想いは強まる。]


[「幸せになってほしい」と願うけれど、
自分の幸せは祈らない。
翠色から空虚は消えたけれど、
消えてしまった想いに心は痛み、
そしてなくしたことを悼まないわけでもない。

だからせめて自分でもあるだろう橙色に。
自分を責める銀色に。

少しでも、と]


…そう。なら、よかった…

[此処とは、「桜のあるこの場所」だろうか。
それとも、こうして「在る」ことに、
そう想ってくれているのだろうか]

君が幸せなら…俺も幸せなのかもしれない。

[橙は翠であって、翠は橙であって。
境界線をなくした今は、そう思ってもいいのだろう]


[桜に引き寄せられる奏者へと、榛色はうつろう。]


 (おいで、貴方も。)


[橙の声は桜の花弁のようで。
あの時。桜に吸い込まれる時。

耳ではない声が確かに聞こえた。
けれど今、橙色がなんであろうと青年には重要ではない。

奏者を見る目は、酷く穏やか。
望むようになれることが、うらやましいとさえ]


【人】 道案内 ノックス

[好きな人。
 ずん、と重く響く単語だった。僕の好きな人は今どうしているのだろう。
 この恋だってもう、実らない。]

 告白、したんだ。
 すごいじゃん、勇気ある。

 ――頑張った。

[この細い背中を抱きしめたい、と思った。
 だけどきっと、この背中を抱きしめるべきなのは、僕じゃない。
 もしも桜にとらわれることが、本当は彼女にとって救いではないのだとしても、もしか苦しむことになるのだとしても、今の僕には彼女をこちらに縫いとめるすべなどなかったから。
 できることは、頑張ったねって、楽になってもいいんだよって、向かう方向が楽になるようにそっと背中を押すこと、だけだった。]

(41) 2012/03/16(Fri) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[握られる力がまた少し強くなった。
 僕も、離してやるつもりなんかない。]

 告白したのは、すごいことだよ。
 エリアスは、傷ついたかもしれないけど。
 傷は絶対、乗り越えられるから。

(42) 2012/03/16(Fri) 00時頃

…ありがとう。


[翠と橙に、薄青は声を落とす。

わかるよ、ぜんぶ。

思う言葉は、心のなかに仕舞って。]


【人】 道案内 ノックス

 あ、のさ。
 変な話、してもいい?

 幽霊って、信じる?
 あー、えっと、英語だとなんてーの。ゴースト? スピリット?

 僕さ、全然信じてない方だったんだけど。
 自分がそうなったら、信じざるをえないじゃない。
 それでね、僕はずっと、ずっと毎日ただそこを通る人を見てるだけだった。
 一年とか二年とか言う日数じゃない。もっと、もっと。

 傷ついてる人も見た。苦しくて死にたがってる人も見た。
 ――だけど皆、ちゃんといつか立ち直ってる。

 だから、傷は治るんだよ。

(43) 2012/03/16(Fri) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

 だ、からさ。
 本当、全部夢だったら、良かったのにね――――

[ああ。おかしいな。
 また涙腺が緩みだす。
 この子の隣では、なんだか僕も少しだけ、素直になれるみたいで――]

(44) 2012/03/16(Fri) 00時頃

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