244 【R18】ミゼリコルディアの宴【魔女村】
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―Venefica Misericordia―
[ペラジーにとって、捨てられ見放されることが、 どんなに恐ろしいことか。 魔女は知っていたはずなのに。
知っていて、それでも、良かれと考えていたことが、 これほどまでに彼女を傷つけてしまっている。
例えば、「わがままを言っては、だめ」 例えば、「ペラジーの幸せは、ここにはないの」 例えば、「人の子は、人の世で、生きて死になさい」
翻意をさせようと諭す言葉は、 どうしてか音を結ばない。
ぼろぼろと零れ落ちる涙を止めることもできずに、 魔女は、ただ、途方に暮れる]
(56) ひびの 2018/06/20(Wed) 01時頃
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[まるで、幼子に戻ってしまったかのように。 感情をぶつけてくる、 ペラジーの涙に塗れた言葉が耳朶に落ちて。
こんなにも、慕われ愛されていたことに。
紛い物でしかなかったはずの魔女が彼女にとって、 本物の母であり姉であり師であったことに。
ようやく、鈍い魔女は気づくのだ]
本当は、貴女を叱らなければいけないのに。 思ってもらえることが、 嬉しくて、仕方ないだなんて。
……私は、だめな先生ね。
[白い指先を愛し子へと伸ばして。そっと、涙を拭う]
(57) ひびの 2018/06/20(Wed) 01時頃
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[ペラジーがこのまま黒い森に居続けることは、 やはり、正しいこととは思わないけれど。
”幸せを押し付けないで” そう絞り出すように紡がれたなら。 もう、魔女は何も言えなくなってしまう]
ここで私と暮らすことが、ペラジーの幸せだと言うのなら。 好きになさい。 ”貴女は誰の為でもなく、貴女自身の為に生きなさい” そう言ったのは、私だったわね。
[誰よりも何よりも。彼女の幸せを望んでいるから]
(58) ひびの 2018/06/20(Wed) 01時頃
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[だから、こそ]
……もう一度だけ、聞くわ。
魔女になってしまえば、もう、人の世には戻れない。 忌まれ、嫌われ、恐れられて。 最後には、ひとりぼっちになってしまうかも知れない。
それでも貴女は、 黒い森の魔女になりたい?
[疾うに答えの決まっている問い掛けを、 再度、口にするのだった*]
(59) ひびの 2018/06/20(Wed) 01時頃
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[考えてみれば。 こうなることは、最初から決まっていたのかも知れない。
物心付く前に両親を失い、 人の世に居場所のなかったペラジーにとって。 親とは花籠の魔女で、故郷とは黒い森なのだから。
ならば、母として姉として師として。 愛し子が幸せになれるよう、出来る限りのことをしよう]
今度こそ、私のすべてを貴女にあげる。 だから精一杯生きて、幸せのうちに死になさい。
――――私の、かわいい子。
[少し、背伸びをすると。 自分よりも背が高くなってしまった彼女の頭を 優しく抱き寄せる]
(113) ひびの 2018/06/20(Wed) 23時半頃
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[ペラジーが心に強く訴えながら紡ぐ言葉に 魔女は驚いたように瞬く。
「貴女との優しい記憶を思い出にして わたしみたいな子を、わたしも育てるの」
それは親もなく、きっと、子を為すこともできない 何物にもつながることない造り物の生命でも。 遺すことが出来ると、教えてくれるものだったから]
……それは、素敵ね。 [ひたひたと潮のように胸を満たす、この想いはなんだろう。 分からないまま、 腕に抱いたペラジーの耳元に囁きを落とす]
(114) ひびの 2018/06/20(Wed) 23時半頃
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―たんぽぽの手紙―
[冬を越えて、魔女の元へと届いた手紙。
ラッピングされた小袋の添えられた封筒を開け 手紙を一読した魔女の紅い瞳が 微笑ましいものを見たかのように和らぐ。
魔法を生業とする者たちの世界は広いようで狭い。 差出人の名前を頭の中の人名録と突き合わせ 炎の魔女の二つ名を持つ魔女が そのような名前だったかと、思い至る。
彼女の為人はよくは知らないが こんな形で親交を求めてくるなんて 魔女や魔法使いには、変わり者が多いけれど どうやら、炎の魔女もその例にもれないらしい]
(126) ひびの 2018/06/21(Thu) 02時頃
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親愛なるリッキー様
はじめまして。 黒い森の住人カリュクスと申します。
お手紙と素敵な贈り物を、ありがとうございます。 森の奥に閑居して、花や薬草の栽培にかまけてばかりの 世捨て人でもよろしければ、 是非、お友達になって下さいませ。
リッキー様のお弟子は お菓子づくりがお上手なのですね。 お手紙を拝見して、 師弟仲睦まじい様子が目に浮かぶようです。
また、お手紙を頂けることを心待ちにしています。
黒い森の住人 カリュクス
(127) ひびの 2018/06/21(Thu) 02時頃
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[手紙を畳み、封蝋に花籠の魔女の印を捺して お近づきの印にと、手作りのハンドバームの中から 薔薇の香りのものを選ぶと、封筒に添えて。
放浪の魔法使いのポストに投函する]
(128) ひびの 2018/06/21(Thu) 02時頃
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―魔女集会にようこそ―
[ペラジーが魔女見習いになってから、しばらく後のある日。 今度は熊の魔法使いから手紙が届く。
気に掛けていた彼のその後の無事と 思いがけない誘いは嬉しいものだった]
(129) ひびの 2018/06/21(Thu) 02時頃
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親愛なるガストン様
お怪我がすっかり良くなったとのお知らせに安心しました。 私の薬がお役に立ったのであれば、これほど嬉しいことはありません。
魔女集会のお誘い、ありがとうございます。 ぜひ、お伺いしたく思います。
ご存知の通り、僻地に引きこもる身であるため 養い子にひとと交流する機会を与えられず 心苦しく、かつ、頭を悩ませておりましたので、 お声掛け本当にありがたく存じます。
ガストン様のお知り合いということであれば、 安心して我が子に紹介することが出来ます。
お子様にも宜しくお伝え下さい。 お逢いできる日を、楽しみにしています
黒い森の住人 カリュクス
(130) ひびの 2018/06/21(Thu) 02時頃
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[今回もまた、必要になりそうな薬を見繕い 手紙に添えて返信をすると、早速弟子を呼び]
ペラジー。 魔女集会に参加してみるつもりはある?
魔女集会と言っても、 私たちを貶める為に流布されたような、 如何わしい、サバトなんかではなくて。
謂わば、懇親会のようなものね。
貴女と同じような年頃の、見習いの子たちも 来るのだけれど、
[どうかしら? と小さく首を傾げるのだった**]
(131) ひびの 2018/06/21(Thu) 02時頃
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[黒猫のアナベルと会話の練習をしていたペラジーが 魔女の誘いに顔を向ける。 友だちができるだろうか、と。 期待と、もしかしたら僅かな不安のいろ混じる問い掛けに。 魔女は紅の双眸を和らげて]
手紙のときだって、お友達できたでしょう? だから、……大丈夫。 どんな子が来るのか、今から楽しみね。
[ペラジーが熊の魔法使いの子や、 魔女集会の会場となる、湖畔の城の魔法使いの子と 疾うに、文通友だちになっていることは知らない]
(155) ひびの 2018/06/21(Thu) 23時頃
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[「荷物持ちでもなんでも」 そう意気込むペラジーに小さく首を振り]
貴女たちのお披露目も、 今回の魔女集会の目的のひとつなの。
だから、荷物持ちはしてもらうけれど、 ちゃんと、おめかしもしましょうね。
[用事を終えてしまうと。 ペラジーの会話練習の相手をしていた 黒猫のアナベルの頭を撫でながら]
この子たちとお話ができるようになったら、 ペラジーにも使い魔をつけましょうか。
[――どんな子が欲しいか、考えておいて 頑張れば、ご褒美のあることを付け加える*]
(159) ひびの 2018/06/21(Thu) 23時頃
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―そして、魔女集会へ―
[吸血鬼の館へと、ふたりの魔女を乗せて箒が飛ぶ。
いつものようにロバを牽いて歩いたなら、 何週間も掛かる道程を、魔女の箒は一飛びで越えて。 大きな門の前へとやってくる。
箒から降りると、さっとローブを直し、 風で乱れたペラジーの髪を手櫛で梳いて。 身だしなみを整え終わると、 タイミングを見計らったかのように。 キィ、と小さな音を鳴らして、門が開いた]
……余所の魔法使いに逢うなんて、 何時以来かしら。
[傍らのペラジーを振り返ると、昔を懐かしむように呟いた]
(169) ひびの 2018/06/22(Fri) 00時頃
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[黒い森の魔女たちが訪れたとき、 既にお茶会が始まっていた。>>165
甲斐甲斐しく給仕をする、 メイド姿の娘との会話から察するに。 ネイビーのジャケットの知的な見掛けの男性が 湖畔の館の主、レオナルド二世卿らしい]
(170) ひびの 2018/06/22(Fri) 00時頃
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[今回、誘ってくれた知人はいるかと、頭を巡らせる。
大きな身体の熊の魔法使いに、親しげに会釈を向けて。 それから炎の魔女を探すが 果たして知遇を得ることは出来ただろうか? とまれ、一同の前に進み出て]
私は黒い森の住人カリュクス。 こちらは教え子のペラジーです。
この度は集いへのお誘い、ありがとうございます。 弟子ともども、どうぞ、よしなにお願い致します。
[ローブ姿なので、カーテシーはせず。 深々とお辞儀をするにとどめる**]
(171) ひびの 2018/06/22(Fri) 00時頃
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[少人数とは言え、知らぬ相手ばかりに囲まれて。 ペラジーは随分と緊張しているようだ。 挨拶もそこそこに、こっそりと袖を握ってくるものだから]
……今日は、随分と甘えたさんね。
お友だちを作るのでしょう? なら、それではだめよ。
[彼女にだけ聞こえるように囁やき、励まそうとしていると、 不意にメイド姿の娘が寄ってきて、 ペラジーの両手を取り、自分の名を告げれば。
最初は急な来訪者に きょとんとしていた黒い瞳にも、 やがて理解のいろが灯る]
(219) ひびの 2018/06/22(Fri) 23時頃
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[わあ、と、はしゃぐペラジーに 彼女のことを紹介なさい、と視線を向ける間もなく。 メイドの娘――メルヤに挨拶をされた]
黒い森の住人、カリュクスです。
この間は贈り物をありがとう。 とても、美味しかったわ。
これからも、ペラジーと仲良くしてあげてくださいね。
[ペラジーの友人に、微笑を湛えた紅の瞳を向けると。 邪魔にならないよう、少しばかり離れて。
ふたりが楽しそうに言葉を交わし、 こっそりと、何事かを耳打ちして笑ったりするのを 魔女は嬉しそうに眺めている]
(220) ひびの 2018/06/22(Fri) 23時頃
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[弟子を見守る魔女の今日の出で立ちは、 白いローブに 襟と裾に花柄のレースをあしらったワンピース。
お揃いの服装と、何より見掛けの姿も相俟って。 黒い森のふたりは師弟というよりも 姉妹のように見えるだろう*]
(221) ひびの 2018/06/22(Fri) 23時頃
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―数年後―
[白詰草の花冠で飾られた娘たちを紅い瞳に映して。 いつしか、魔女の唇が綻んでいく。
慎ましげに咲く花のような微笑みに 魔女自身は未だ、気付いていないから]
……ふたりとも、どうしたの?
[ペラジーとショコラ。 驚く娘たちを前に、不思議そうに首を傾げるのだ。
こうして本物になった紛い物の魔女は。 大切な家族と共に、平穏と幸せを傍らに。 黒い森に今も、棲んでいる**]
(355) ひびの 2018/06/23(Sat) 23時頃
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