253 緋桜奇譚・滅
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― 回想・昨日の事 ―
[結局、樹の上から眺めていても。 これと言って手がかりは見つからず。
へいも屋に戻って来た凜だったが。]
……あらあらまあまあ。
[いつの間にか、周囲から逃げてきた人間がそれなりに居て。 すっかり避難所のような様相を呈していた。
くどいようだが、堅気の妖では無かった連中のはずなのだが。 一つ目小僧や塗り壁には子供が群がり。 雪女は体調を崩したと言う年寄りの面倒を見ている。]
……ちょっと配達行くからね。 皆はもう少し様子を見ててあげて?
(13) 2018/11/10(Sat) 05時頃
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[そんなこんなで。 見繕ったお菓子を準備すると。
再び、へいもと共に三峯茶房へと向かって行き。 お菓子を届けがてら、何か聞かれたら応じていたのだった。
念の為、何かあれば手助けは出来る事と。 危なくなったらへいも屋に逃げて来ても構わないなんて伝えて。]
(14) 2018/11/10(Sat) 05時頃
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― へいも屋 ―
「凜、大変!」
……そう、六道の気配が変わったのね。 少し遅かったかしら。
[昨日のうちに行けばよかったか。 いや、行ったところで撹乱ぐらいしか出来なかったかもしれないと。
思案を巡らせつつ。]
誰か、様子見に行く? それとも、私が動こうかしら。
[走り回るのは得意だしと笑いながら。 周囲の様子を念の為に見やり。]
(15) 2018/11/10(Sat) 10時半頃
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櫻吹雪でも来るかと思ったけれど。 そんな事も無かったわね。
それとも、まだまだこれからなのかしら。
[遠い昔に聞いた話。
妖力が集まってくれば緋桜は吹雪となって街を覆い。 触れた相手の生命力を奪っていくと。
それはまだ始まらないようだったが。 確実に、そう確実に。 緋の風は吹き始める――**]
(16) 2018/11/10(Sat) 10時半頃
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― へいも屋にて ―
……さて、どうしたものかしら。
[机の上に地図を広げ。 六道珍皇寺とその周辺を眺めていた。
緋の櫻。 あれをなんとかしないといけないのだったが。
さりとて、正面から行くわけにもいかないと]
(75) 2018/11/10(Sat) 23時半頃
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いっそさ、六道に火を放って……冗談よ、冗談。
(76) 2018/11/10(Sat) 23時半頃
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[凜なら、本当にやりかねない。
そんな視線がその場にいる妖から向けられたのを。 笑って流していた。]
第一、火を放っても櫻が燃えず。 贄だけが燃えたりしたらどうしようもないでしょうが。
[その言葉に、周囲の妖も納得しつつ。 さりとて、妙案が出る訳でも無い。]
(78) 2018/11/10(Sat) 23時半頃
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― へいも屋 ―
[作戦会議、なのかテロ計画なのか。 良く分からない会話を妖の面々としている合間に。 お客が来ていた>>91がすぐには気がつかなかった。
その合間にも、別のお客も来てくれて>>106>>108 話声が聞こえた辺りでようやく気がつくと。]
あら、いらっしゃい。 すぐに気がつかなくってゴメンね。
……そうね、この狼さんは爪輔さん。 近くのお茶屋さんの人でね、お茶も珈琲も美味しいのよ。
立ち話もなんだし、良かったら奥にどうぞ?
(126) 2018/11/11(Sun) 07時頃
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どうぞどうぞー。
[そう言って店内へ迎え入れていた。 地図を見られると、六道をどう攻めるかなんて考えていたと伝え。
横に居た骸骨からは焼き討ちまで真剣に考えていたなどと暴露されつつ。 とは言え、何か妙案が浮かんだわけでも無いなどと伝えて。]
どうしたものかってね、考えてたんだよねえ。
(184) 2018/11/11(Sun) 21時半頃
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― へいも屋>>197 ―
うん。 どうもね、この異変は六道が絡んでる。
そんな気がするのよ。
[六道のコトと緋の櫻についても簡単に。
とは言え、証拠は何もない。 だから、困ったと言えば困った事にはなっているのだけれど。]
「そもそも、私が悪人ですって六道珍皇寺に鎮座している相手も珍しいだろうが。」
あ。
[そう、完全に頭の中から抜けていた視点。 誰が堂々と本拠地に居座るのか。]
(230) 2018/11/11(Sun) 23時半頃
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