231 自由帳の中で、僕たちは。
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/17(Sun) 02時半頃
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─早朝─
んんぁぁーーー……っふ。
[どれだけ大きなあくびと背伸びをしても、独り。 字、余りすぎ。 東雲の空をずれた眼鏡で見上げた。 六畳一間の狭い部屋のなか、軋む体を捻って骨を鳴らした。 年明けの課題を作る内にそのまま床で寝てしまったようだ。]
今日もさっびーな…。
[あくびをしながら、眠い目を擦る。 そろそろ通勤準備しなきゃならない時間だ。 冷たい水で顔を洗って、歯を磨いて…あ、また髭剃り忘れたな。 まあいいかと雑に準備をすると、黒いコートを着込んで外に出た。]
(7) 2017/12/17(Sun) 10時頃
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[昨日は結局、自由帳に書き込みをせず帰った。 だからいつも朝には増えているひらがなだけの書き込みは
まだ、ない*]
(8) 2017/12/17(Sun) 10時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/17(Sun) 10時頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/17(Sun) 12時頃
地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/18(Mon) 05時半頃
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―朝・通勤中―
[学校から家まではそう遠くなく、おれはいつも歩いて向かう。 健康のためにと思って始めた徒歩通勤だが 意外にいろんなものが見えていい。 道端、秋に芽を出した春紫苑が少し伸びていた。 学名だとErigeron philadelphicus. 花言葉は――]
ん?
[コートのポケットから音が鳴る。 普段そうそう鳴らないスマホが、なにかしらを受信したらしい。 寒さに悴む手で取り、画面を撫でて確認した。]
お、やったね。
[呟いて、返信をひとつ。]
(43) 2017/12/18(Mon) 07時半頃
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うおー、さっび…
[吹き付ける木枯らしと曇った空に、ノートの天気予報を思い出した。 曇り、今日は大当たりだ。 手をスマホごとポケットに突っ込むとまた歩き始める。 傍目にはわからないだろうが、少し機嫌がいい。 なぜなら]
今日の昼飯は親子丼。
[お湯を注いで三分のカップ麺ではないのだ。 いや、カップ麺もそれはそれで好きだけど。]
(44) 2017/12/18(Mon) 07時半頃
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―朝・予鈴後―
[いつもと同じ一日が始まる。 歩いて登校し、授業、昼飯、授業、会議、帰宅。 今日も明日と変わらない。 明日も今日と変わらない。 ただ、昨日は帰りに図書館に立ち寄らなかった。 それだけが、いつもと違うことだった。
いつも“F”は帰宅の前に書き込みをする。 だから他に使用している者からすれば 「一番早く書き込みをする人」であったろう。 内容は何一つ面白みもないことばかり。 独り言のようなものもあれば 誰かに問いかけるようなものもある。 ひらがなだけの文字は、この時間になってもまだ、ない。 それはとても珍しいことだった。]
(45) 2017/12/18(Mon) 07時半頃
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[出席を取る中で、友田の表情がいつもより曇って感じられた。 比較的いつも明るそうにしている、友田が。 珍しいと思いつつ、HRや授業もあるため声をかけることも出来ないまま。
こうしておれは変わらない一日を。 変わりない一日を、今日も始める。
生徒たちとはきっと時間そのものが違うのだろう、と思う。 おれがこのくらいの歳の時には、世界はめまぐるしくて、ながくて。 つい昨日まで夏だったのにとか、正月だった気がするとか そんなことを考える暇もないくらいだったのに。
嗚呼、おれは大人なんだな、と。
取り留めのないことを思いながら*]
(46) 2017/12/18(Mon) 07時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/18(Mon) 07時半頃
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─昼・購買→生徒指導室─
[授業を終えて、いつもの癖で購買に向かった。 『激辛坦々スープ』と書かれたカップスープに手を伸ばし チョコプリンと一緒に買って、生徒指導室へと足を向けてから あ、今日いらないんだったな、と気づく。
とりあえず指導室に入り、油性ペンを取り出す。 ビニール袋にペンを走らせる。
“きじませんせい”
全部ひらがなで書いたのは無意識。 それを机の上にどんと置いて、メールを打った。]
(58) 2017/12/18(Mon) 16時頃
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─職員室─
[それから一度職員室に戻り、進路指導の先生とあれこれと話をした。 うちの友田の進路のことであったり。 手を焼いている生徒の愚痴を聞かされたりが大半になるが。]
いつの時も、青少年っつのはムズカシーっすねー。 まぁ、おれも担任とか生徒指導とかやってるとね。 ありますよ、………色々。
[眉根を寄せて苦笑い。]
うちの友田、どうすか。 推薦とれませんでしたけど、行きたいとこ行けそうすかね? やー…沈んだ感じだったんで、ちと気になって。
あと……まー、入江すかねぇ。 佐藤とかと仲良くしてる感じですけど。 進路…つーよりは…… あいつ危なっかしいんすよね、なんか。
(59) 2017/12/18(Mon) 16時半頃
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佐藤はー…大丈夫だと思いますよ。 無口だなーとは思いますけど、愛想がないわけじゃないんで。 慣れたら可愛いもんです。
あー…ふらふらしてると謂えば、古雅と三笹もか。 あいつら三年上がれますかね…? 古雅は髪みたいにテスト真っ赤っすよ。 三笹も、おれの授業だいたいこねーし。
[苦笑いは次第に溜め息になる。 思い付く生徒の名を上げていけば、それくらいの名があがったか。 あれこれ話していれば、昼休みが終わってしまいそうだった。]
すんません、時間とらせちゃって。 ま、お互い頑張りましょ。
[ぺこりと頭を下げてから、職員室を離れた。]
(60) 2017/12/18(Mon) 17時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/18(Mon) 17時頃
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―昼・生徒指導室―
[学生たちは昼飯後の授業中。 今日は午後一の授業がなかったため、よかったものの 普通の人間の、普通の腹は、この時間普通に減るものだ。 長くなるだろうことはわかっていたから 先んじて木島先生に朝方メールを返してはいたが、 やや足早に生徒指導室に戻るもやはり、木島先生とはすれ違ったようだ。 机の上には冷えてしまった『親子丼とほうれん草のお浸し』がある。]
おおー、まじである。
[当たり前だ、そういう約束なのだから。 しかしそこにある激辛料理と甘味以外の食べ物に 少しばかり感動してしまったのである。 いそいそと熱いほうじ茶を用意して、暖房を利かせ、手を合わせた。 箸を手に持ち一口口へと運ぶ。 冷えていてもしっかり鶏肉に染みた味や、卵のまろやかさ。 米の炊き方もちょうどいい。 手作りの飯なんていつ振りだろうか――]
(110) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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[時間が変わるように、景色が遡る。]
……。
[真冬に窓も開けるわけがないんだから、 揺れるはずのないカーテンが揺れる。]
…………。
[色取り取りの弁当。 甘い卵焼き、タコの形のウィンナー。]
……、……。
[嬉しそうに笑う顔――]
(111) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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[無意識に表情筋が強張って、深い皺を眉間に作っていた。 熱いままのほうじ茶に手を伸ばして一口。]
ん゛っ……あ゛ぁー…っぢ
[また喉の奥を軽く焼いた。 息を吐き出すのと同時に、冬の幻も消え去り 手には薄味だが美味しい親子丼。 数秒見つめてから、一人の部屋で何を謂うわけでもなく。 やがてまたゆっくりと食べ始めた。]
(112) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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[試食、でもある昼飯なので感想を送る。 「頑張りました!」なんてメールにもあったもんだから 指導室の中で少しだけ笑ってしまった。 机の上の、間違って買っちゃった味音痴と謂われる食い合わせは 果たして家庭科教師の舌にあう――わきゃねぇと思うけど。
歳が10も離れた相手は、同じ教師であってもどこか幼げな印象があって。 いや、幼いというより柔和だといったほうがいいか。 考え事をしたままコピーの終わった機械の前で ぼんやり立ち尽くしてそうな、ぽやーっと感は 他の生徒たちにもきっと好感を持たれるのだろうなと おれにはない魅力に少しばかりの羨望があったりするわけで。 まあ、おれ顔も怖いし。 そんな彼が何故おれに試食を頼んできたのかはわからないが 久々の手料理というやつにありつけたので、理由なんて野暮なことは聞かずにおいた。
それからはちょっと満腹でうとうとしてみたり。 午後の授業に向かったり、放課後の更に向こうまで 教師というのは忙しいもんだ。]
(113) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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―放課後・図書館―
浅見先生、おつかれさまです。 ちょっと図書館使うんで、鍵施錠しときますわ。
[こんな風におれが図書館の施錠をする事は多く。 だからこそ、いつもノートの最後に書き込むことも出来るわけで。
おれを除き、無人になった室内。 図書の紙やインクの匂いと、ほどよく調節された暖房。 部屋の隅においてある『自由帳』は誰が置いたものなんだろう。 細い煙草を咥え、窓を軽く開けると すっかり暗くなった夜空はぼんやりと青を曇らせて 明日は雪でも降り出しそうな色をしていた。 ぱらぱらと、前日分も含めてページを捲る。
気付けば“トーコ”なる女子(?)の書き込みがあったり 矢印が飛んで文章が続いたりしている。 違うやつが短歌を書いていたり。絵も増えていたり。 現実とは違う時間の進むノートを暫く眺めていた。]
(114) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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[トーコ、に対するささみのものは 「雪が降ること」に対してのやめてくれ、だと認識して。 続くライの書き込みや、土岐の書き込みは齟齬でも生まれたか?と おれはおれで齟齬していることにも気付かない。 「↑おいおいみんなにこにこしようぜ」 とか書けばよかったんだろうが 面白くないと赤点をつけられそうだったのでやめておいた。
トーコは彼氏とデートだとか。 それをすんなり受け入れてしまっているのは 男子校という場所は――まぁ、そういう事が起こらなくない。 何年かここにいるが、そういうやつらを見なかったわけでもない。 だから、この書き込みも、まあそういうことなんだろう。
前日のおもしろ短歌には可愛い絵も添えられているらしい。 “R”の描く絵はひよこの絵と同じように彩を添えてくれる。 今日は青空の下で笑う少年のようだ。 特に何か書くことはないが、うん、かわいい。 絵なんてかけないからうらやましいもんだな、と思う。]
(115) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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[どうにも気になったのは、ふたつ。 ひとつは綺麗な文字で綴られた短歌。 ひとつは隅に書かれた幼い言葉。
何を書き込むか、一度だけ逡巡し。
まだ何も書かれていない次のページに書き込もうと 残りあるページを捲った先には 土岐の短歌が書かれていた。]
おー…かっこいー。
[おれが書こうとした場所に、先に。 おれが書こうとしたことよりも、更にいい書き込みがあって。 この“土岐”という人物は、もしかしたらおれと似ているんだろうかと ふ、と唇が弧を描いていた。]
(116) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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[おれが付け足すには、蛇足すぎる。 だからおれはページを捲って前のページにもどした。
いつもはない、文字を挟むような装飾をいれて ささみの怨めしそうな「雪以外」の天気予報の後。 土岐の書き込みが最後になるように残りを埋めた。]
(117) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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・-・/--・/-・/・-/--・-・/・・/--・・/・・/・-・-・/-・-・/・-・/---/-・--・/
そらがきれいだな。
“F”
-・・-/-・/・・/----/・・-・・/・・/-・・-・/・-・/・-・-・/-・/・・/・-・・/・・・/
(118) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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[見上げる夜空は曇っていて、夕焼けも星も見えないけれど。 ここは『自由』なんだから、いいだろう。
不良教師は煙草を一本吸い終えると 夜空をひとつスマホで撮影した。 雲の隙間からほんの少し星が見えたから。 とはいえ夜空だし、高性能カメラでもないスマホでの撮影。 しかもちょっとだけブレている。
送れる所へ一通、メールを。 もうひとつ浮かんだ顔には、送ることもできない。 どうせまたそのうち呼び出す事になるんだろうし。 その時にでも、見せればいいかと。覚えてれば。
帰る間際見上げた天井に、きれかけの星を見つけ。 司書へのメモを置いた**]
(119) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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『天井、蛍光灯切れかけてるんで 用務の人に伝えておきます。
“淵”』
(120) 2017/12/19(Tue) 03時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2017/12/19(Tue) 03時半頃
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