171 獣[せんせい]と少女
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[ いつからか、ついに喉も鳴らなくなった。 いつからか、瞼も持ち上がらなくなった。
身体の表面もだいぶ壊死がはじまって 白い被毛の下は、どす黒い斑が浮かぶ。
いま 感じることができるのは 瞼の向こうの明るさと 時折鼻をくすぐる、スープの香り。
( そういえば ) ( あの子達に「死」を教えることは、なかったな。)
それは多分、永遠を生きる自分達よりも 少女たちのほうが 本質的な「死」を理解しているように思ったからか。]
(1) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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[ 呼吸もひどく おっくうで 不規則な空気の流れだけが、獣のそばにある。
( ねぇ、せんせ? )
幻だとわかっている声ばかりが、そばにある。
( せんせーってば! )
目がひらかないから、聞こえる足音が 幻か ”あの子たち” かわからないけれど
( ヴェスは私が居ないとだめね。)
―――そう。私には―――。
夢か現か幻か、ふわりと背中が温まった。*]
(2) 2015/10/08(Thu) 00時頃
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