146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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― 朝 ―
[ 鳥達の鳴き声が聴こえる。 彼は早いうちから仕事、即ち装飾品作りに勤しんでいた。 ほのかに空が白み、 窓辺にやってくる小鳥に小さくしたパンを与えながら 大きな手で器用に作品をつくりあげていく。
――店によく来るあの子は、 可愛らしいものが好きだっただろうか 彼に他種族にとっての「可愛い」はよくわからなかったから おぼつかなかったが
それでも、窓辺によく止まる青い鳥の姿を模して 試しにいくつか作ってみる。 それと、黒い鋼に紅い石をはめ込んだネックレスも。]
(1) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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[ ワクラバが彼の家に泊まっていて、 起きてくるようならば「おはよう」くらいは言っただろうし、 朝食を出すこともあったかもしれない。 はっきりとはしない。
兎も角も、穏やかな朝だった。]
[ ――その知らせが届くまでは。 ]
(2) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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[ 風に乗って紙切れが飛んできた。 またごみか、と呆れて彼が壁にはりついたそれを剥がすと それは、捨てられた新聞であった。>>#0
日付は今日。 書かれていた記事に目を通すと、彼は訝しげにそれを睨む]
…………消えた?
[ 近くの街に現れた不審な影が ヒトを、ニンゲンを亜人を、飲み込んでしまった、と。
窓から、不穏な風が吹き込んだ気がした**]
(3) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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……全く
[ 彼が朝起きて、目にしたのが>>4の置手紙。 一握りの金貨の山など見れば、 いらんというのに、と若干呆れつつ その手紙を捨てぬまま、作業へ向かう。>>1**]
(5) 2015/01/09(Fri) 00時半頃
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─ 店→東部:商店街にて ─
[机に加工した装飾具を置いた。 ワクラバの置き手紙を見た後、 作業に没頭していた彼は漸く顔を上げると 首を軽く鳴らして立ち上がる。
ふと脳裏を掠めるのは今朝見た報せ。 何か良くない予感はするものの、 だから何ができるというのだと、 意識の外に雑念を追いやること数度目。
( ……余り集中できていないな)
そう感じて、一旦店を閉めれば、 商店街の通りへと歩みを進める。
ニンゲンからの奇異の眼差しが刺さるが だからなんだと言わんばかりに。]
(22) 2015/01/09(Fri) 10時半頃
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( ……飯でも食いにいくか )
[ゆっくりとした足取りで、 飾りのような看板のある店の扉を叩く。 定食屋「ロングスプーン」。 昼時、店主は居ただろうか。]
……シーシャ。起きているか。
[店があいているならば、 背を屈めその扉をくぐるのだろうが しまっていたなら、またゆっくりとその場を後にするだろう*]
(23) 2015/01/09(Fri) 10時半頃
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─定食屋─
[少し重い音を立ててベルが鳴る。 くすんだ白髪に紫の瞳の悪魔が店長のこの店は、不思議な香りがする良い定食屋だ。 ……多少値が張る事を除けば。
スパイスやハーブやらの香りがほんのりと残るキッチンに顔を出したシーシャの挨拶に、僅かに顔を顰めた。正直、トカゲ屋と呼ばれるのは妙な気分だ。>>41]
……矢張り昨日の歌声はお前か、あく……シーシャ。
[ 相手の変な呼び方に倣って此方からも「悪魔屋」と言おうとしたところで、何だか言いづらかったのでやめた。 メシ食いにきたの、に頷き、そっと古びた椅子に座る]
肉か魚か……どちらかを頼みたい [あるか? と問いかけた。そうして]
新聞は読んだか。近くの街でヒトが影に包まれ消えたのだと 魔法ならそういうこともできるのか
[ただの世間話を振る。]
(50) 2015/01/09(Fri) 15時半頃
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……お前な……
[ああ、確かに野菜の袋を片手にうろつくリザードマンなど 滑稽以外の何物でもないだろう。頼むからそれ以上言うな。
頬を掻き、無表情の儘、 様子を観察してくる紫の目>>55から視線をそらした。 この男にからかわれるのは苦手だ。
が、それでも時折ここを利用しているあたり、 苦手であっても嫌いではないのだろう。
シーシャが食事の用意を始めるのを見れば どことなく安心したように、 その音を聞きながら窓から外を眺めている。]
(61) 2015/01/09(Fri) 19時半頃
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ああ。
[ほどなくして肉の焼ける匂いが漂ってくる。 つくづく、シーシャは手際がいいと思う。>>58 興味なさげな反応に、まあそうか、とどことなく納得し]
かもしれんな ニンゲンは小細工が得意だ
[このご時世で情報操作か、と、ひっかかりを覚えながらも、 ニンゲンへの皮肉と黒こしょうの乗ったステーキを見つめる。 悪魔の本心がどこにあるのか、 どこまで気遣ってもらえているのか
彼には判じきれなかったから 只、上手に焼かれたそれをきちんと頂くことにして。]
頂こう
……相変わらず旨いな。
(62) 2015/01/09(Fri) 19時半頃
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[そっと食事を始める。 ――と、ベルのなる音がひとつ。>>59 マントの下に耳が欠けた長髪のエルフがひとり。 見たことは、なかった筈だ。覚えていないだけかもしれないが。
二人目の来客を珍しがるシーシャのコメントを聞きながら そっと己の皿を端に寄せる。 ひとつしかない机。 艶やかな長髪の彼の為のスペースを確保してから また、黙々と食事を摂りだす。**]
(63) 2015/01/09(Fri) 19時半頃
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[一度、まばたきをした。 人差し指で眉間をなぞる。 全く余計なお世話だという言葉は、喉から出なかった。 困惑はするが嫌悪はない。]
『アンタはどー思ってんの。』
[デビルエッグを齧る。向けられる問い。>>72 少し考える。 ガスマスクのあのこが魔法使いだと知っていたとしても 彼は彼女を疑うことはないが。
食事の感想を告げた時、シーシャが零した満足げな、 どこか少年じみた笑みを微笑ましく思った。 が、彼の顔は無表情の儘である。
……と、エルフの男が今の会話を聞いていたのか、 それとも儘、偶然か、]
(79) 2015/01/09(Fri) 22時頃
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『朝から 物騒な噂が絶えないね』
ニンゲンも亜人も無差別に影に飲み込まれると ……何の為かどういう方法か 知らんが
[エルフの男に頷く。>>73 そこでシーシャからの問いに答を返す。]
神隠しという言葉を知っているか それに似ていると思った ……飲み込まれた連中はどこに行くのだろうな
[兎も角も。]
……卑劣な手口だな [ 肉を咀嚼し、飲み込んだ。……そういえば ]
(80) 2015/01/09(Fri) 22時頃
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クリストフォロスだ。東に住んでいる。 ここは初めてか ……コックの腕は確かだ
[首を小さくかしげ、 エルフの男に自己紹介と問いを淡々と向ける。 キッチンではシーシャがエルフの男の為に調理をしていたか、 はっきりはしない。]
(81) 2015/01/09(Fri) 22時頃
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『 そうなると明日は我が身 だな 』
[ その言葉>>87に彼もドーン・ミストの瞳を伏せる。 己が飲まれる不安は無い。 只漠然と、そのわけのわからないものが厭だった。
そんなことで何かを世に示したいなら、もっとわかりやすく ――そう、例えば拳で殴りに来いと思ってしまうのは種族柄か]
ヴェスパタイン、か。 西はあまり行かなくてな。
[成程、それで彼の姿を見たことがないのだと、合点。 気恥ずかしさ混じりに差し出された掌を見つめ>>88、 此方も慣れず、そっと、ぎこちない握手をする]
(89) 2015/01/10(Sat) 03時半頃
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職人の手だな。
[何の店だろうか、訪ねてもいいか? などと そのすらりとした掌を見つめて言う。答えは得られただろうか。]
……ものも買い辛いことだしな
[胃が餓えていたと、そんな言葉には相槌を打つ。 亜人は物の売買がし辛いからと。]
(90) 2015/01/10(Sat) 03時半頃
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[ それからヴェスパタインやシーシャと いくらか話をしただろうか。 最後の切れ端を口に含み飲み込むと、丁寧に食器を片付け]
…………馳走になった。
[そう挨拶をして、悪魔に料理の代金を尋ねる。 その額を支払ったならば、「世話になったな」と、 定食屋を後にしただろう。*]
(91) 2015/01/10(Sat) 03時半頃
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―回想:悪魔屋で―
悪魔にとっての天国は地獄じゃないのか?
[などと、本心なのかもわからない言葉に 真面目な顔で返したりもしただろう。>>93
真っ直ぐな奴だな、と聴こえたのには 僅か、肩を竦める。 昔も今もそれしか能がない気がする。 真っ直ぐに突き進み、目の前の敵を打ち倒すだけ。 笑みを含んだ可愛げのない突っ込み>>94 お前は素直じゃないな、という言葉は飲み込んだ。
美味しい食事を頂いたのだから、食器くらい洗っただろう 料金に関しては相変わらず少し高いが、 まけてもらおうなどとは毛ほども思っていない。]
(120) 2015/01/10(Sat) 13時頃
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『また来い。』
[続いた言葉。あけられた扉に、目を丸くし>>100 サービスなど珍しい、と呟いた。 儘、その扉をくぐる]
ああ、またな。 **
(121) 2015/01/10(Sat) 13時頃
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―→店―
[出かけるときより気楽な気分で店に戻る。 途中、いくつか用事を済ませた。 顔見知りのドワーフから渡されたものを見て、瞬き いいのかと問うと、ニンゲンに渡すよりはと、 髭面を綻ばせ、そのドワーフは笑った。
ありがたく受け取り、仕事に戻る。
幾人かアメジストやらトルマリンやらの 嵌まった装飾具を買っていくのを相手にし
フィンチ型の眼鏡をかけ 雪の結晶やら星型やらを作りながら日は過ぎていく。
営業時間外になればまた、店を出るつもりで**]
(122) 2015/01/10(Sat) 13時頃
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[それは一人のニンゲンに、銀のブレスレッドを売った時の事。 相も変わらず値切られることに辟易としながら商売を済ませる ニンゲンの後姿を見送り、
『 ――――ちちっ』
陽のあたらぬ窓辺に、青い鳥が一羽
( ……ああ、 )
陽のあたる路に、ガスマスクと迷彩柄の服の少女が一人]
『こんにちは! また来ちゃいましたあ。』
……いらっしゃい
[常連の彼女の元気のいい挨拶が耳に届く。>>125 作り上げていた星型を、ひと段落つくまで弄り、]
(129) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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『――今、大丈夫ですか?』
大丈夫だ
[それから作業台に置いて、おずおずといった風の彼女の ガスマスク越しで見えない顔を見つめた]
来ると思っていた。……あれが鳴くから
[囀る窓辺の青い小鳥は、この心根の暖かい少女が好きらしい。 窓辺をそっと指差して、彼女の様子を見る 装備品は兎と猫耳だっただろうか。]
今日は変わった格好をしている
[淡々と、それでも穏やかに、彼女の様子について言及すれば 何か話は聞けただろうか。 そっと引き出しをひとつ開けた。*]
(130) 2015/01/10(Sat) 14時頃
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[猫の鳴き真似をする少女の姿は、とても微笑ましい。 そうか、とその招く小さな掌を見る。視線を転じれば、 金盞花の装飾のついた猫耳が彼女の頭に乗っている。>>138 顔は無表情の儘だが、声は至極穏やかに。]
いいものを貰ったな [どこか異国情緒漂うそれを褒めつつ]
友達、か。よかったな。どんなやつだ……。
[ 友達百人、とは誰の言葉だったか。 少女の弾む声に相槌をうつ。 マスク越しにもその顔が浮べている表情がわかる。 こうして友達のことだったり、彼女の日常だったり、 様々な報告を聴くのも何度目か、 それを彼は地味に楽しみにしていた。
ニンゲンと亜人の溝は深い。 時折彼女がニンゲンに虐げられていないか 気になったりもするのだが。]
(142) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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[ 引き出しをあければ興味深げに ガスマスクが引き出しを覗き込むのが見えた。 彼女にとっては未知の世界だろうか。
彼は止めずに、研磨剤やペンチや……仕事の為の様々な道具が整然と並んでいる中から、ひとつ、小さな箱を出した。更に箱を開ければ、そこにはネックレスが鎮座している。 それを彼女に見せる。今朝方仕上げた作品だ。
銀の小鳥が一羽、蔦を絡ませた銀縁の傍にとまっている。 中央には水色の石が光っていた。 それを黒い爪で示し、]
カルセドニーだ。 水晶……石英、というのだが それが大量に集まって、ひとつの石になっている
転じて、この石はヒトの絆を示すともいう。
……今朝方ふと、思いついてな お前にやろうと思った
[そっけなく言う。 それでも、喜んでもらえればいいと思った**]
(143) 2015/01/10(Sat) 17時半頃
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そうか。犬だな。
[狐さんと狼さんがどちらも見たことのある奴だとは知らず、 一生懸命報告をしてくれるのを、言葉少なに聴いている。 ……そういえば、彼女の両親のことは、 あまり聞いたことが無かった気もする>>144]
その狐にか …………おれは、蜥蜴だが。熊になるのか。
[お仲間ですね、と、彼女が無邪気に笑うのが聴こえたから、 そういうものなのかと首を傾げ、ゆるく尻尾をあげる。 一昔の自分ならどう返しただろう。 ケモノと同じにするなと、怒っただろうか。]
(150) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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悪魔に爆笑されそうだ
[それでも今は、彼女の言葉を受け入れることもできる。
時間の流れがそうさせるのか、 種族に拘らぬ彼女の気質が此方にも影響しているのか。 それとも親のような気分で彼女を視ているからなのか
わからない儘、手をのばせば、 娘に対する父親のように その小さな頭を優しく撫でることは叶っただろうか*]
(151) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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そう。誰かと仲良くなる、手助けになってくれるそうだ
[カルセドニーについての説明を加えて>>145]
贈り物だから、値段はない。
[と、言えども、お財布>>146を突き出されてしまっただろうか。 彼は少し頬をかいて、少女の掌から財布をとり、硬貨一枚。 それだけ取り出して、丁寧に彼女の掌に返し、 ネックレスを差し出す。
そのついでに、腕にかかえていた兎の白い頭をひとつ撫でる。 ふるふると震えながら黒爪にヒト懐こく鼻先を寄せ、 どこか冷たい息を吐く兎が、本物なのか偽物なのか、 彼には判っていない]
(152) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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これで御代は頂いた。 あとはいつもの、……世間話でいい。
[いつも利用して貰っている御礼でもあるのだからと言えば 多少、強引でも納得してもらうことはできるだろうか。
笑顔でいい、という言葉があまりにもくさすぎたから 世間話でいい、とごまかした。]
(153) 2015/01/10(Sat) 22時頃
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[不満げな問いに頷く。>>160 その後の弾んだ声には、更に深く頷いて、>>161 笑顔になったらしいことに、静かにほっとした。
彼女の顔はマスクで覆われているが、 会話に支障をきたすことは殆ど無い。
仲のいい男の子。 ――その姿を彼女と共に見たことはあっただろうか。 洋燈売りの話。 ――今しがた相席したあの男かと気づいたかもしれぬ。 彼女もよく行く定職屋。 ――意地悪はされていないかと何気に心配をした。
語られる話にゆっくりと、飽きることなく耳を傾ける。 気が付けば夕刻。 薄暗くなってきたのを見れば、ああ、と小さく呟き]
(165) 2015/01/10(Sat) 23時半頃
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いや、構わない。
[ちぢこまる彼女の頭を再度撫でて>>162 ここから彼女の家はどれほどの距離があったものか。
ネックレスを魔法でかける彼女を見て、便利だとそれだけ思い 立ち上がって、家の傍まで送ろうか、と 断られるならば、店先までは出て彼女の背を見送る。]
ああ。また来い、モスキート。
[そう別れ際に告げて、空を仰げば
青い夜空に満ちる月、それと ――どこか切なげな狼の咆哮。>>163*]
(166) 2015/01/10(Sat) 23時半頃
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