人狼議事


29 Sixth Heaven

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視点:


メモを貼った。


[結局、手紙を残す事は無く
ベルナデットの手を引いて接続を受けるべく一度待機室へ。
其処で流れる機械音声。
頷き、周囲を見渡した]

 それでは、

[各々の反応を受けとめて
誘導されるまま、接続を受ける。
気が狂いそうな長い間、じわじわと脳裏が侵されていくのを感じた。

過ぎた性欲を規制された地上
例えば子孫繁栄以外の性的興奮は全て規制されるわけで
其処には各々のフェチズムも含まれている。
異常性欲から、変態性欲、性的趣向は多種多様

本来、個々の内に秘められるはずの不適切な性欲が
男の身に流れ――――――――――数時間後]


 ――――っは、はぁ……はッ、

[メインルームに続く扉が開くと、
額に汗浮かべた男が、よろめきながら個室へと向かう姿が
一度待機室のモニタに映る。
全力疾走後のような、荒い吐息を繰り返しながら]

 今の、 私に 近づくな

[ベルナデットには、短く告げる低く擦れた声を向けた**]


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/21(Thu) 07時頃


フィリップは、スティーブンに遭遇し、瞬き一つのち、先程を思いだし気恥ずかしい感を覚え

2011/04/21(Thu) 07時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[スティーブンがチャールズを探している様子に
 先程の不思議な伝言ゲーム状態を思い出しながら
 あれだけ取り乱した後故の気恥ずかしさを感じながら
 マーゴと共にレモン片手に説明する
 ……ペラジーは説明には参加しただろうか?]

 先程は取り乱してすいません
 今は2人で結論を出して落ち着きました。
 ……なんだか、色々有りすぎて疲れたっすね。

[説明の後に、まず先程の非礼を詫び、
 報告一つ付け加え。]
[その後にもう一つ付け加えたのは疲労を示す言葉。
 小さく欠伸をすればフィリップは
 幾つか言葉を交わしたたかもしれないが、
 方向転換し大部屋に顔を出さず
 眠りに*取りに行く予定*]

(2) 2011/04/21(Thu) 08時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/21(Thu) 08時頃


フィリップは、スティーブンはがん見すると結構表情あるのな、と*話ながら翠は興味深げにしつつ*

2011/04/21(Thu) 08時頃


メモを貼った。


[疲労。徒労。
そんな言葉に、こちらは息を吐き出すしかない。
彼が本当はどうしたかったのか
自分は一言も聞いていないのだから]

…服を着る時間くらい、くださいませんか。

[腕を取った男から僅か視線をそらし、息を吐き出す。
羽織っているものといえばジャケット一枚。
そのままの姿で連れて行く気なのだろうか。

とにかく、一度部屋へと戻り身の支度を済ませる。
シャワーを浴びて、服を着替えるその途中、
肌の上に残る桜色に僅かに指を沿えて息を吐き出す。
あとで、改めてラルフにはきちんと謝らなくてはと心に決め
それから部屋を出た]


[男は、部屋の外で待っていたのだろう。
これ以上変な気を起こさせないつもりなのか。
手を引かれたまま待機室へと向かう。
聴こえるアナウンスに、微かに不安を覚えた。
それは、これから先のことよりも常に監視され続けることに対するもの。
アナウンスが天井から落ちてきたタイミングが、余りに良すぎて。

最後に、皆と交わした言葉はどんなものだったか。
ただ、ラルフにはとにかく謝ったことだけは事実]



[とたたん、と軽い足音が二つ。
チャールズの接続が終わる頃現れた二匹の鼠。
そして、おいていった鍵が二つ。
終わったのだろう、起き上がったチャールズに声をかけようとして]

…チャールズ様。

[その細い声は、待機室に届いたかもしれない。
選びかねたその手は、ただ二つの鍵を握り締めるだけだった**]


メモを貼った。


メモを貼った。


―接続前―
[己の内心を告げぬまま、
彼女に命じるだけでは伝わろうはずも無い。
服を着る時間をと言われて矢張り彼女は
男の本質を知らぬままであると、苦い気持ちが浮かぶ。
聖人ではないのだ
ただの男があちらへ行けばどうなる事か]

 服を着る必要があるのなら、どうぞ。

[薄笑いを浮かべて告げてみる
意味合いが通じたかどうかはわからない。
ベルナデットが身を清めて出てくるまで、
部屋の外で待つ事にした。
結果として、どのような格好で出てきたのやら]


[殴れといわれていたらしいスティーブンの言葉には
ただ、苦い笑いを浮かべて首を振った]

 伝言を、よろしく頼みますよ。
 本当は手紙をと思ったのですが、間に合いませんで。

[ラルフからかけられた言葉には]

 ――――ええ、お先に
 真の地獄の門を潜らせて頂きましょう。
 あちら側で会う事があれば、また。

[そう告げて、背を向ける。
その後の青年と少女の遣り取りが終われば
接続前に今一度声をかけ]

 ベルナデット、本当に……彼を残して私の管理者となる事に異論はないのですね?

[確認を取ったのだった。
返答がどうであれ、結果として彼女と共に地獄の門を潜る]


メモを貼った。


― メインルーム:個室001号室 ―
[眠りに落ちる寸前まで、コリーンの気配を側に感じていた。少年が深い眠りに落ちた後、彼女は自分の個室へと去ったが、そのことに気付かぬままひたすらに眠り続けた。食料の代わりに睡眠を貪るかのように、とにかく眠り続けて――見たのは、何かを食べる夢。食べ続ける夢。尽きぬ馳走を食べて食べて食べ続ける、“幸せ”な夢]

……ゆ、め……。

[夢の中では胃袋に限界など無いかのようだった。現実に帰れば、既に空っぽになった胃が食べ物を求めている。身に注がれ続ける「暴食」がその欲求を加速させる]

何か……食べ物……。

[ベッドから起き上がると、コリーンの姿は無かった。それを心細いと思う余裕もなく、台所へと歩き出す]

―→ メインルーム:台所 ―


―通路―
[個室にたどり着く前に崩れ落ちる。
床に蹲り、苦悶の表情を浮かべ、両腕で身を抑える仕草]

 っは、……駄目だ だめ

[首を振る。
低く擦れた声で、言い聞かせるような言葉]


−接続前−

…。

[着る必要、というその言葉を思い出して息を吐き出した。
生憎、今のところは露出を好む嗜好はない。
ラルフに散々謝ったまでは良かったが]

…、え

[契約、その一言に頬に朱がのぼる。春のいろ。
一つ二つ、考えるような間があいて、無言のままかすかに首を縦に振る。
恥ずかしいと思うその反面、彼が来る頃の自分はどうなっているのかと
幾らか不安にも感じていた。
チャールズの問いかけに確かに頷いた。
そも、自分とラルフの間に恋愛感情はなく
そこにあるものといえば契約の一つだけであったから]


−通路−

[彼の部屋の鍵は、この手の中。
近づくな、といわれたのである程度の距離は保っていたが]

…チャールズ様。

[大丈夫か、と問えるはずはない。
大丈夫であるはずがないのだ。
いくらなんでもそこまで無神経には、なれない。
彼との間合いを詰めながら、ただ見守ることしか出来ない]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

― 少し、前 ―
[リベラはそのまま連行されてしまった、が
 まぁ、嫌なことがあれば暴れて鳴き出すだろうし
 そもそも、ペラジーが綺麗な羽を
 引っこ抜こうとしたりはしまいと。]

[スティーブンから返る言葉には静かに頷く。
 …………思うことが多すぎて]

[マーゴが口にした問いにスティーブンは答えるが
 その言葉の中に有るペラジーは口を挟まない。
 翠は紺より淡い青をその言葉の間見つめて。]

 ……ペラジーには、そういや、
 まだ、芸見てもらってなかった、な

[と、今は彼の腕の中にいる
 リベラと共にあらわれた時
 約束したことを、ふと口にした。]

(28) 2011/04/21(Thu) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[そして、疲労もあり、口数はぐっと減っていたが
 指摘に眉を寄せるのを見れば
 屈託なく笑えて
 ”あんときはすいませんっした。色々撤回します”と]

 ……また、今度は拳じゃなくて
 お茶でも飲みながら話しましょ。

[ 等と口にして
 そうして、マーゴと二人……一人々
 個室が用意されているのに、
 また二人で、一つの個室を使った。]

(29) 2011/04/21(Thu) 22時頃

― 通路 ―
[台所へ向かおうと個室を出た。ちょうどチャールズとベルナデットの姿を見つけ]

……チャールズさん?
接続されたの? もうそんな時間……?

[いったいどれだけの時間寝ていたのだろうかと、不安に思いながら、うずくまる彼に声をかけた。食欲に支配された思考にも、誰かを心配するような感情は湧くのだと気付いた]


―通路―
 
 ――――…駄目、だ

[流れ込む慾は止まる事が無い。
男の脳裏が染められていく]

 …………

[かけられた声に返す事も無く。
よろよろと
柔らかな壁伝いに立ち上がる。
黒檀色の焦点は合わず]


【人】 鳥使い フィリップ

― 個室 ―
[室内のテーブルにレモンを置くと
 仄かに香り、少し、気分が晴れる気がした。]

 ………………

[寝台に沈みながら
 その寝台に腰掛けるマーゴを見上げる。
 頭脳労働により眠くて、
 手は、寝台にも少し広がった
 彼女の長い髪を緩くいじったまま。

 幾つか、マーゴと話しているうちに
 清々しい香りを感じながら、眠ってしまう。
 腰掛ける彼女が眠れずにいるのを
 気づくことも出来ないまま]

(31) 2011/04/21(Thu) 22時頃

 嗚呼

[視線の先に、子供が居た。
薄っすらと笑みを浮かべて手を差し伸べる]

 助けてくれないか


…部屋まで、もう少しですから。

[手に握った鍵の音を立てる。
視点があっていないように見えた。
幾らか表情は険しくなったが、
聞こえた別の声に顔を上げる]

…貴方は

[先達て接続された少年。暴食の子。
管理者とは一緒ではないのかと思っている間に
子供へと伸ばされる手]

チャールズ様。

[声は、幾らか険しい。
手を伸ばしたことまでは止めるべきか迷い]


[黒檀色が名を呼ぶ側へ向けられる]

 ……邪魔をする気か
 私に溜まる慾を、解放させぬ心算だとでも?

[情欲を瞳にうつし、地を這うような呪いの声音]

 お前は、管理者だろう?
 ならばすべきは、子供を捕らえて私の前に差し出す事だ。


[助けて、と手を伸ばされ、チャールズに歩み寄った]

チャールズさん、大丈夫……?

[ベルナデットの声に、彼女のほうに一度視線を向ける。チャールズの手を取るか迷ったように、二人を見比べた]


【人】 鳥使い フィリップ

― 個室:アナウンス後 ―

 …………あ、れ?

[目を覚ます。完全に1人で目を覚ますのは
 普段リベラがいて、ここに来てからは
 リベラだけでなくマーゴもいて……
 要は、1人っきりの目覚めは珍しく。

 ……翠を伏せ、暫く考えた後
 適当に身支度を整えると
 ひとまず大部屋へと向かう。
 まだ、新しい接続が完了したと、知らぬまま]

(33) 2011/04/21(Thu) 22時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/21(Thu) 22時頃


…いいえ。
私の仕事は、貴方を管理することです。
貴方に、生贄を捧げる祭司ではありません。

[はっきりと口にする。
それから、トニーのほうへと視線を向けた]

大丈夫、まだ少し慣れていらっしゃらないだけ。
…それよりも、何処かへ行くつもりだったの?
コリーンさんは、一緒じゃないのね。

[チャールズの興味はトニーから逸れることはなさそうだ。
だから、逆にトニーの意識を別の場所に向かわせようと]


メモを貼った。


―通路―
[近づいた少年の姿]

 大丈夫じゃない、から……助けてくれるだろう?

[とられない手は宙に浮いていた。
逆に子供の腕を取るべく身を乗り出す]

 個室へ連れて行ってくれないか
 このままでは、治まらない

[焦れたような声。
管理者の言葉に眉を寄せる]

 私の管理? 体調管理も仕事のうちだろう。
 ならば早くこの身の熱を沈めてくれないか
 出来もせぬなら、子をこちらへ寄越せ 


―メインルーム:個室02―

[室内に音が響く。
 それは管理対象である器が個室から出たことを知らせる音で。
 そんな機能があるとは思っていなかったから、その音に驚いたように目を覚ました]

 な、なに……?

[部屋の中を見渡せば、扉付近に或るコンソールに「暴食の器が部屋を出ました」という無機質なメッセージが一つ]

 …………ほんとうに、”管理”なのね……

[孤児院で面倒を見ているのとは違う。
 それを知らしめるかのような機能に眉根を寄せて僅かに息をつく。
 寝乱れた髪を軽く手櫛ですいた後、ワンピース一枚身につけて廊下へと出る。
 昨日、あのままトニーも今迄眠っていたのなら、おなかがすいているだろうと台所に向かうつもりで]


【人】 鳥使い フィリップ

― 待機施設:大部屋 ―
[そこにはスティーブン、ムパス、パピヨン……
 他に人影は有るだろうか?
 ただ、少なくてもマーゴの姿は、ない。]
[ムパスの視線が投影される映像に向かっている。
 そこに、映し出されるものを見て
 翠は、一つ瞬く]

 ……接続があったんっすね……

[投影される映像はぼんやりとしたもの。
 ただ、それでも人影が増えているのはわかった]

(36) 2011/04/21(Thu) 22時半頃

チャールズ様!

[声を僅かに荒げた。
身を乗り出しかけたその姿を、止めるように間に入ろうと動く。
体調管理として求められた言葉に眉が僅かによる。
痛みとも、悲しみともつかない表情。
それは、最早チャールズを止めるに値したいだろうけれど]

…。
わかりました。

[少年に相手をさせるくらいなら自分が相手をする。
そう決めると、ゆっくりと息を吐いて個室へと促す。
最初から、覚悟していたことだ。
ラルフに頼んだ無茶のことだって忘れていない。
握り締めた掌に、鍵は幾らか痛かった]


メモを貼った。


 近づくなと言ったのに
 自己犠牲か……お前もまた

[伸ばした腕は、子供に届かず
かわりに間に入った少女の腰を引き寄せる]
 
 私以上に
 途方も無いほど無知無能ではあるが
 主としてはこれくらいの方が扱いやすかったんだろう

 覚悟は出来ているのだったか。
 ならば、今すぐにでも

[通路の壁に、少女を押し付ける。
トニーの見ているその前で
衣服の襟口つかみ、力を込めて]


―通路―

[通路に出たときに、チャールズとベルナデットは、まだそこにいただろうか。
 チャールズとベルナデットが個室に入ろうとするのならすれ違うかどうかというところだったかもしれない]

 今日はチャールズさんだったのね……

[小さく呟き]


コリーンの声が聞こえて、視線だけを其方へ向けると薄く唇に弧を描いた。


[ベルナデットに問われて、本来の目的を思い出す]

あ……うん、目が覚めたらすごくお腹が空いてて……何か食べようと思ってた……

お姉ちゃんは……今は、お部屋にいるのかも。

[チャールズが妙に自分に固執することに首を傾げた。色欲の対象と見られるとは全く思っていないから]

チャールズさん……?

[何がしたいのだろう、と彼をじっと見つめた。そうしているうちにも、ベルナデットの言葉で思い出された食欲が募ってくる。が、彼がベルナデットを壁に押しつけるのを見て目を丸くし]

チャールズさん、駄目だよ、やめてよ……!

[暴力を振るおうとしたのだと思って、止めようとした]


【人】 鳥使い フィリップ

[肩にリベラもおらず、隣にマーゴもいない
 起きた時あったのは、清々しいレモンの香りぐらい。]
[投影される映像を前にし
 ぼやけた映像に言葉を零す
 スティーブンが振り返るのを見た。]

 ………ああ、じゃあ、
 とりあえずは、上手く、まとまったんすね……

[濃紺の隣に青はあっただろうか?なかっただろうか?
 ただ、聞こえる音声は……眉を顰めた。
 ……マーゴが今、ここにいなくて良かった。]

 …………辛そうっすね……
 ……見続け、ますか? 何も出来なくても

[映像が投影された壁に軽く手をつく……
 溜まっていた、
 それが一気に流れ込んだのだろうと想像はつきながら
 時折スティーブンの様子も、見る]

(38) 2011/04/21(Thu) 23時頃

 駄目な事などあるものか。

[止めろというトニーの声。
男は嗤う。
息も絶え絶えに駄目だと己で零した言葉の否定]

 此処は負の溜まる場所
 受け入れるのが器の役目
 行き場の無い負の感情は何処へ発散すればいい?

 そうだ
 何も我慢する事など無かった
 トニー
 お前も、したいことをすれば良い

 器はそれが許されて然るべき


そう。
それなら、何か食べてくるといいわ。

[トニーに先を促すも、チャールズに引き寄せられ
一瞬だけ思考がトニーから逸れた。
壁に押し付けられて、息が詰まる]

私は大丈夫だから。行きなさい。
…お願い、行って!

[少し掠れた声で、トニーに先を促す。
最後はもう、悲鳴にも似た懇願だった。
自分のこの先を見られたくなかったのか。
それとも、トニーをとにかくチャールズの手の
届かないところに起きたかったのか。
よくわからないまま]




[襟口を掴まれれば皺が寄る。
白いシャツブラウスと、フロントボタンのワンピース。
ジャケットのボタンはかけていなかったけれど、
彼が力をかければたくさんのボタンが
白い床へと霰のように音を立てて落ちるのか、
それとも心地よい布地が悲鳴を立てて破けるのか]


―通路―

[チャールズがベルナデットを壁に押し付けているのが見え。
 それをトニーがとめようとしているのに、慌ててトニーの傍へとちかより]

 トニー、駄目よ。
 チャールズさんにはチャールズさんの考えがあるし、ベルナデットさんはそれを受け入れる立場だから邪魔しちゃ駄目。

[トニーにしたいことをすればいいと告げるチャールズと、早く行けというベルナデットにかぶせるように声をかけた。
 どちらにせよ、器となったものを無理に抑制するのは良くないのでは、と考えているからこそ、トニーをとめる]


コリーンの姿が見えれば首を横に振る。トニーを連れて遠ざかってほしいという思いは通じるのか。


[チャールズとベルナデットの言葉に迷い、悩み]

受け入れるのは役目だけど……でも、でも剥き出しにするのは違うと思う……!

[少なくとも自分は必死に耐えていた。それが無意味だと言われるのが悔しかったのかもしれない。自分ももっと欲望に素直になってよかったのかと、一瞬そう思った自分に吐き気がした]

お姉さん……

[心配そうな目で「行って」と言うベルナデットを見つめた。が、コリーンの声にはっとして振り返る]

お姉ちゃん。管理する人って、器の人が暴れたりするの、止める人なんだと思ってたんだけど、違うの?

[困ったように少年自身の管理者を見上げて尋ねる]

器の人は好き放題していいの? 好きに暴れて、それを管理者の人が受け止めるの? 器の人が頑張って我慢すればいいんじゃないの?

[我知らず声が荒くなった。八つ当たりにも見えたかもしれない]


―通路―
[男は少女の服をつかんだまま、両腕に力をこめて左右に引いた。
ブチブチと糸の切れる音をたてて、ボタンが飛んだ
転がる先に視線を向ける事は無い。
続けて引き裂かれる布の悲鳴。
むき出しになった肌に貪りつくように、両腕を伸ばす]

 くくっ、はは……貧相だ

[白い柔肌を揉みしだく手付きは、己の慾を沈める為だけに
相手の感覚も感情も無視された行為
黒檀が楽しげに細められ、赤い舌が唇湿らすために覗く
歪んだ笑み
視線は一度、傍らのトニーとコリーンへ向けられた]

 剥き出しのナイフを、鞘に収めろと言ったのは彼女だ。
 私は望まれたとおりにしている。
 それの何が違うというのか、理解出来ないな
 
[それきり、意識は目前の獲物に向かう]


【人】 鳥使い フィリップ

 …………確かにそうっすね……
 
[聞こえる声、重なる音。
 ぼやけてはいるが、何が起きているか、想像はつく
 そしてやり取りからは同意の言葉しか出なかった。]

 …………10年間、見続けるんすか……?
 そうは、いかないでしょう……
 ……お互い、とりたい選択肢から考えれば
 張り付いて見ていたって……
 その真実に関わるところは、見ることが出来ない……

[この前は、フィリップが感情的なことを口にした。
 けれど、今は…………
 両の腕を組み白い壁に凭れる。]

  とは言っても、止めはしませんけどね……

(41) 2011/04/21(Thu) 23時半頃

[壁に押し付けた少女を蹂躙しようとする牧師からはすこし視線をそらす。
 戸惑うようなトニーの言葉に僅かに詰まり]

 ……暴れるのをとめることもあるし、受け入れたほうがいいことも、あるのよ。

[確証などどこにもない。
 声を荒げるトニーに眉を下げた]

 我慢できるのなら、してもいい、ってことだと思うの。
 無理に我慢して、トニーが壊れたりするほうが私は嫌だわ。

 ――トニー、おなかすいてるんでしょう? だからいらいらするんじゃない?
 ご飯、食べに行きましょう?

[ね?と首を傾げて促す。

 すぐ傍で行われることも、少女が早く立ち去って欲しいというから、助けようとはしない。
 管理者として正しいのか間違っているのか、それすらもわからないまま、思ったままに口にした]


[糸の悲鳴、釦は霰のよう。
布の裂ける音で、この服は修繕に出さなくては
きっと着られないだろうと、そんなことを頭の端で思った。
曝け出された肌の上には、ラルフの散らした名残の桜。
感じるのは当たり前だが痛みばかり、歯を食いしばるしかない。

ただ、出来たことは声を上げないこと。
向こうにだって聴こえてる可能性が高いのだ。
誰も、待機室にいないなんてことは想像しにくい。
トニーとコリーンから顔を背けたまま、ただ堪えるためだけに拳を握った]


[ベルナデットの望みの通りにしているのだと告げるチャールズに、困惑の視線を向けた。が、どうしてもベルナデットが視界に入ってしまう。その光景は少年にとってあまりにも過激で、目を逸らさずにいられなかった]

……ぼくは耐えるのも仕事、だと思ってた……

[コリーンが優しく諭す声に、俯く。空腹感と食欲が耐えがたいほど強いのは事実だが、それでも他のことが気にかかってしまうのは意思の強さなのか、それとも食欲から逃れたい意識の現れか]

……うん、何か……食べに行く。おなかすいた……。

[チャールズとベルナデットのことを心配に思いながらも、やはり意識の大半を占めるのは食事のことで。結局、二人の側から立ち去って台所へ向かった]


[待機室から見える範囲
モニタに男と少女の様子が映ることは無い。
肌の上に散った薄紅を爪先でつねる]

 助けを求めはしないのか
 悲鳴のひとつでもあげれば哀れさも増そうというものを

[くつくつ、長身を揺らし嗤いながら
衣服としての役割無くした布を全て剥ぎ取った。
大きな手が音を立てるようにして少女の臀部を打つ]

 足を開け。
 捻じ込んでやる

[少女を犯している、と言う現状に
身に溜まる慾が僅かに満たされるけれど、未だ足りない。
熱は自身の下部怒張した其処に溜まったまま
これ以上の慾は治まりきらず、男の精神を削っていく。
己の生命守る為にか、我を忘れた男は急くように行為を進めた]


【人】 鳥使い フィリップ

[布が裂ける音。コリーンがトニーを誘導する声。
 トニーがコリーンに尋ねる声。
 …………チャールズの言葉。
 フィリップは唇を噛んで、それを聞く。]

 …………申し訳ないと思う心、
 どうにかしたいと思う心……
 でも、何も出来ない……

[罪悪感。その言葉に、翠は目を伏せ
 息を吐き言葉を零す。
 罪悪感が持つ心、今の心境。
 これから先、ずっと、この心を抱え続ける。
 それでも、己は選択した、たった一人の少女を。]

 …………スティーブンはさ
 知りたくて、知って……悔いて……
 アンタの友人を殺したシステムを拒絶して
 ……その先に、何を、見たいんすか……?

(49) 2011/04/22(Fri) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ


[この前部屋で聞いた言葉を
 思い出しながら濃紺を見る。
 心翻弄されても彼がその先に思うのはなんだろうと?]

(50) 2011/04/22(Fri) 00時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/22(Fri) 00時頃


────ッ!

[悲鳴にはならないが確かに唇は痛みに戦慄く。
息を吐き出すのが精一杯だった。
哀れみを求めているのではない。
自分がどこまで受け止め、耐えられるかだ。
ぴしゃりとした音と、身に伝わる痛みを感じながら]

……

[聞こえた指示。
流石に躊躇いが滲み、はっきりと悔しさが表情に添えられた]


 トニーがそう思うのなら、それでもいいの。
 でも我慢しすぎて、辛くなったりしたら大変だと思うわ。

[食べ過ぎても大変なことには変わりないけれど。
 でも暴食した人たちを見た事がない地上では、暴食の本当の恐さなどわかるはずもない。

 おなかがすいたと頷くトニーの手と手を繋いで、台所に向かい]

 パンと、野菜と……お肉もたべる?
 デザートに果物ももっていきましょうか?

[トニーに食べたいものを聞きながら、ワゴンのうえにのせて行く。
 この場では食べる場所がないから、メインルームの大部屋か個室で食べるつもりで]


―通路―
[男が求めるのはただ、ただ、たまる熱を吐き出す行為
少女の柔肌を痛めつけるうちに
発情期の獣のような荒い息遣いに変わる]

 私を苛立たせるな
 世界中の人々の慾を背負う器にヒビが入らぬよう
 守るのもまた管理者の仕事だろう?

[有無を言わさず、わずかな足の隙間に右足差しいれ
もっと開けとばかりに蹴り付ける。
背を向けた少女の尻肉をつかみ、左右に開いて
押し付けるのは怒張した熱棒] 

 力を抜いておけ
 裂いてほしいならそのままで構わない

[花弁型の穴の更に奥へ
未だ未開通だろう閉じた場所を探り当て
淡い茂みを強引に割り裂き身を進める]


― メインルーム:台所 ―
[コリーンと共に台所に入り]

我慢するの、本当は辛い……辛いけど……
我慢しないと、駄目な気がするんだ……
どんどん、壊れていっちゃいそうで……

[チャールズの様子は、待機室で見ていた彼から思えばまさに豹変したとしか言いようがなく、自分もそうなるのだろうかと少年は恐れを抱いていた。コリーンが次々食べ物をワゴンに乗せるのを見て、今にも食べたい衝動を耐えるように視線を逸らした]

うん、たまにお肉も食べたいかな……
果物……林檎とか、あるかなあ。

[果物類はきっと食べやすいようにカットしたものが置いてあるのだろう。食べ物の話をしているとますます思考が食欲に侵食されていき、苦しげに頭を振った。食べ物が揃ったなら、待機室の様子見を兼ねて大部屋へ向かおうと提案する]


【人】 鳥使い フィリップ

[その頃リベラが、珍しく目覚めて最初に見たのが
 フィリップ以外で、少し戸惑うように
 青を丸い目で見つめていたけれど。]

[そして、リベラの相棒フィリップは翠を瞬かせる。]

[はっきりした”負の感情”を、眼前で見る。
 ただ、それは、昔見たそれとは違う、静か、な形。]

 物騒、っすね……
 ………多くが死に、もし、死んだ縁故が
 アンタのことを知ったら、
 アンタと同じように、
 アンタとアンタの行動を、憎むかもしれませんね……

[淡々と口にしたのは、負の連鎖]

(57) 2011/04/22(Fri) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


 ……システムを公表すれば
 初めは……負の感情がない世界です
 それはいけない、と言う風に
 動くんじゃないか、とは思ったっす

 ただ…………

[このシステムは壊そうとするほど、
 それが進むほど、システム崩壊に歯止めが掛かる。
 器、なくした負の感情が
 人々を利己的行動に走らせるだろう、から]

 ……ただ、拒絶するよりも いろんな意味で茨。
 叶っても、叶わなくても
  大厄災と呼ばれるでしょう……

[フィリップはとっさに思う範囲で
 思いついたことを口にして。
 ただ、言い終われば屈託なく笑うけど]

(58) 2011/04/22(Fri) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


 ……その覚悟が有るなら、
 オレは止めません、けどね。


 

(59) 2011/04/22(Fri) 00時半頃

―メインルーム:台所→大部屋―

 そっか……トニーはがんばってるんだね。

[壊れる、という言葉にそっと頭を撫でて褒める。
 台所で自分とトニーの分として食事をそろえた。
 それは二人前よりすこしおおいぐらいで。

 トニーがどれだけ食べるようになったのかはわからないし、欲望に負けたくない様子を見ればその意思を尊重して]

 リンゴもあったと思うわ。
 食べた後で、足りないと思うなら私がとりにくるからこれぐらいにしておきましょう?

[カットされた果物も、メロンやキウイといったものも沢山おいてある。
 その中からリンゴを取り出してワゴンに載せて、トニーの了承がえられるなら、そのまま大部屋へと移動した]


―→ メインルーム:大部屋 ―
[コリーンに頭を撫でられ、照れ臭そうに笑う。ちらりとワゴンを見ると、少年の接続前の食事としては充分すぎるほどの量だった]

うん、それだけあれば足りると思う。

[喉をごくりと鳴らしてしまい、慌ててワゴンから目を逸らして、台所から大部屋へ。大部屋のテーブルに二人分の料理を並べ、ソファに座ってふと待機室の様子を見る]

……あんまり人、いない?

[皆休んだりしているのだろうかと首を傾げる。パピヨンに抱き締めてもらったことを思い出し]

パピヨンせんせって、優しいよ、ね。
……パピヨンせんせも接続されたら、チャールズさんみたいになっちゃうのかなぁ。

[不安を口にしながら、料理に手を伸ばした]


【人】 鳥使い フィリップ

 でも、ペラジーが頷いたら
 アイツが自分で動けるようになるまでは
 殺されないで、欲しいっす……

[微温湯 その言葉は、今この場にいない
 スリルシーカーを思い出させながら。
 ……そんなにすぐに世界は変わらない
 と、思いながらも、今はいない彼より
 淡い青のことを思い出して
 ……まだ、1人で生きるのは、難しい青を]

 ……正しさって、すっげー主観的、だと思うっす。
 視点が変われば、すぐひっくり返っちゃうばっかりで
 ……何が正しいとか、きっとすべて後付ですよ。

[利己的と口にするスティーブンに
 己は好きな少女のことしか考えていないと笑って
 ただ、ああ、そうか……と、
 スティーブンの言葉で、一つ、気付いた。]

(67) 2011/04/22(Fri) 01時頃

【人】 鳥使い フィリップ


 …………ここを、出たら、
 また、吸い上げられてしまうんですかね……
 馬鹿な感情でもあるけど……
 ……それは、ちょっと、いやだなぁ……

[システムのない世界は、少なくても今はなくて。
 だから、今抱えている感情も
 システムの判断によっては、
 また、取り上げられてしまう] 

(68) 2011/04/22(Fri) 01時頃

―通路→個室―
[少女の身を貫いて散々嬲った後。
一度慾を吐き出した事で、男に僅かな理性が戻る。
己の行動を振り返り、青褪めた顔で少女を抱え
個室へと運んだ。
鍵は少女の手に。
パタン、と扉が閉まる**]


メモを貼った。


―メインルーム:大部屋―

[足りるという答えに笑みを返して、トニーと大部屋に入る。
 テーブルの上に料理を並べて、ぶどうジュースのはいった瓶も置いた。
 ワインもあるけれど、お酒を飲む気にはなれず、子供に飲ませる気もなかったのでもってはこないまま。
 待機室の様子を口にするトニーにつられてそちらを見る]

 あら、ほんとうね……
 みんな、部屋で考え事でもしているのかもしれないわ。

[トニーの傍に腰を下ろしながら答え。
 ぶどうジュースをグラスに注いだ]

 ――どうなの、かしら。
 チャールズさんはかなり抑制が効かない様子だったものね……
 院長先生が傲慢になる様子が想像つかないわ。

[それを言えば、小食なトニーが一人前以上食べる姿もあまり思い浮かばなくて。
 ただ、昨日から我慢している様子が辛そうにもみえた]


― メインルーム:大部屋 ―
[コリーンにぶどうジュースを注いでもらって]

ありがとう、お姉ちゃん。
……パピヨンせんせが、誰かのこと見下したりするの……想像できない、ぼくも。

[そう言いながら料理を口にした瞬間、あまりの美味しさに理性を失った。空腹と「暴食」とで食べ物の味が異常なほど美化されていて]

美味しいっ、美味しい……!

[コリーンのことも、待機室からこの部屋が見えることも忘れて、がつがつと目の前の料理を食べ、飲み、貪る。その姿はまさに“暴食”]


――……くる、し……

[やがて、胃の限界に到達する。それでも、以前は大人の一人前など到底食べられないほど小食だった少年が、一人前は優に食べていた。食欲が増しても胃袋が大きくなるわけではなく、衝動に負けて食べすぎた体は痛みにも似た苦しさを感じていた。そのまま、ソファの背にもたれ、思い出すのは夢のこと]

……夢の、中では、食べ放題だったのに。

[食べ放題に食べられない現実の体を思うと、妙な悔しさと悲しさが湧いてきて、ソファに身を沈めたまま泣き始めた。気分が落ち着けば個室に*戻ることだろう*]


メモを貼った。


―メインルーム:大部屋―

[どういたしまして、と笑みを返し。
 パピヨンについてはそうね、と頷いて]

 ――院長先生がこちらにきたとき、辛くないといいのだけれど……

[案じるように呟いて、食事を取る。

 食事を始めて直に、むさぼるように食べはじめたトニーの姿には驚いたように瞬くけれど、その食べる手をとめさせることはしない。
 一人前を超えるかどうか、というところまで食べるのを、ただ心配そうに見やり。
 自らの食事も済ました]

 トニー……成長すれば、もうすこし食べれるようになるかもしれないわ……

[苦しがる様子をみれば、押さえた量を出すべきだったろうかと後悔する。
 それでもきっと望む寮を用意して行くことは変わらない。

 ソファに突っ伏してなく子の頭を撫でて、落ち着くまでは傍にいる**]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[画面に映し出されるトニーの食欲に
 翠は目を瞬かせる……その食べぶりは
 以前、ここで見たのとは、あまりに違う]

 ……連れて行けるといいっすね……

[それは二重の意味で。
 ……ペラジーの生き永らえと
 スティーブンの行動の重石と、して。
 伏せる濃紺を見つめながら。思う。
 ……まだ治る気配のない傷は痛々しく見えた。
 それが残るのを望んでいるとは知らぬまま。]

 でも、今が本来、ならば。
 今までは、何だった、んでしょうね

(76) 2011/04/22(Fri) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[吸い上げられるのを厭いながらも
 そんなことも口にする矛盾。
 大切なもののくだり、には
 照れくさそうに目を細めて
 ……その大切な少女が今、何をしているか知らぬまま]

 ……にしても、マーゴ、こないな……
 オレ、ちょっと探してきます。

[ひとしきり話しても、いつもの足音は聞こえない。
 この狭い空間で、個室とここ以外で
 何処にいると言うのだろうか?
 フィリップは緩く首をかしげ、心配になる
 まだ、目が覚めてから一度も会っていないのに。
 フィリップはそう口にすると
 スティーブンに頭を下げて大部屋を後にした。]

[色々なことに*気がつけない、まま*]

(77) 2011/04/22(Fri) 02時頃

フィリップは、廊下を少女の名を呼び、*歩く*

2011/04/22(Fri) 02時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/22(Fri) 02時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/22(Fri) 07時頃


[チャールズの言葉に、握りしめた手が震える。
それは、悔しさのようなものかも知れない。
神に捧げるはずだったもの。
ラルフとの契約の対価。
それらを容易く踏みにじられるいうことへの、悔しさ。

けれど同時に感じる世界の歪みの深さ。
これだけの淀みを、ただ一人が犠羊となって
受け続ける事に対するその理不尽さに
胸の奥深く感じる痛みは根深い]

……っ…!

[押し付けられた熱に僅かに上がったのは悲鳴。
もう、その先はまともな言葉を紡ぐこともできず
何かが引き千切れるような痛みと感覚のあと、
意識を手放すまでそう時間はかからなかった**]


メモを貼った。


[ベルナデットを身に受けた慾のはけ口にして
吐き出した精とともに、ゆっくりと戻る理性。
己が与えた仕打ちに、表情に浮かぶ絶望と苦悶]

 ベルナデット……?

 嗚呼、何という




 ロビン
 私は

[妻の名を呼ぶ低い声が震えた。
間を暫し
意識を失った少女を抱え、向かう先は与えられた個室]


―個室003―
[鍵がかかっていたとしても、少女の所持する其れで開く。
必要な家具が全て備え付けられている場所
ただし、色欲の部屋は生活小物が一切合切省かれていた。
用途の違う使い方をした前任者が居たのだろう
寝台の上に少女を寝かせ、タオルを探しに部屋を巡るも
それすら見つからず]

 ……

[少女を見下ろす男の脳裏は色欲に侵されて行く]

 清めなくては
 嗚呼、でも

 どうやって……?

[僅かな理性が残るまま、複雑な顔をして少女の膝を割る。
剥きだしにさせたままの下部から、流れる体液は色混じるもの。
其処へ躊躇することなく顔を埋めて、舌先でぴちゃり、と舐る]


[やがて男は本来の目的を忘れ
其の行為に没頭していく**]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

― →廊下 ―
[楽園に関して口にするスティーブンを見上げる
 その言葉を翠は見上げて。]

 ……教会で聞いた楽園のお話も
 オレからしたら、食べちゃいけないもんがあったり
 今ある知恵がなかったり、歪んで見えるけど……
 追い出される絵では
 オレ達の始祖ってのは嘆いてました、ね……

[居眠りしながら聞いていた記憶は朧気ながら、
 楽園の単語に刺激され、ふと、口にする]

 ……自分で、選べたら、良かった、のかな

[独り言のように呟き立ち上がる。
 マーゴを探しに行く、その言葉に返る声には、笑って手を振った]
[その、笑顔は、廊下の先で凍りつく]

(84) 2011/04/22(Fri) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ

― 廊下行き止まり→ ―
[行き着いた先、それまでに会えなかったことに
 首を傾げたのもわずか。]
[壁に付着した血痕は真新しい。
 ただ、新しさもさながらながら
 その血痕は小さな手、その小指側につく血が
 壁についた形を示して。 記憶にある小さな手は探している少女の手。]

 ………マーゴ!?

[自傷の結果とは考えに及べない。
 彼には気づけない。]

[血の臭いはすぐに辿れた。
 細く開く戸は個室03の入り口。
 戸を開ければ2人で使う部屋に香る清々しいそれではなく
 鉄錆び、古い記憶を刺激する、それ。]

 ……マーゴ、いるのか?

(85) 2011/04/22(Fri) 13時頃

【人】 鳥使い フィリップ

― 個室3 ―
[暗い部屋、作りは同じだろうと
 スイッチを手探りで探して。
 軽い音と共に部屋は明るくなる。
 少し見渡せば踞る小さな姿。
 記憶に重なるような、血だまりもないが、
 それでも、フィリップは蒼白な顔で駆け寄った。]

 マーゴ?……マーゴ?
 どっか怪我してるのか……大丈夫……?

[駆け寄りひざまつく。
 彼女の身体が冷たくなっていたらどうしよう?
 古い記憶から過剰の不安に駆られて
 両腕を伸ばした。抱き締め温度を確認するために*]

(86) 2011/04/22(Fri) 13時頃

−個室003−

[理性を微かに取り戻した男の呼ぶ声に、かえる言葉は無い。
青碧は瞼の裏に。意識は深層の奥にある。
寝台の上は柔らかい。それを無意識に感じたのか、
細い息が静かに落ちていった。

時間としては、寝台に横たえられてから
それほどの間もなかっただろう。
深層にある意識に、遠くから響くのは水のような音。
何なのかまではわからないが、体はそれを受け入れていた。

ゆるゆると感じる、柔らかな刺激。
それはつい最近まで体が知らなかったもの。
刺激に対して、唇が紡ぐのはささやかな甘い声。
掠れを帯びた声で僅かに、問いかけを形作る]







……ラルフ、さん…?

[意識のないまま、唇は微かに揺れて、呟く**]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

― 個室3 ―
[駆け寄り腕を伸ばした先、マーゴは逃げるように身を引いた。
 壁がなければ抱き締められないように逃げたいのか。
 翠は一瞬だけ酷く傷ついた色をみせ
 両腕はその動作にそれ以上腕を伸ばせなくなる。]

 ばか……血の臭いがするんだよ……
 なんでも、ないわけ、ないだろ……

[ただ届く血の臭いに、今は自分の気持ちに蓋をし
 壁の血痕を思い出す……小さな右手の血痕]

 ……なんでも、ないなら。右手、だせよ……

[と、痛々しい笑みに語気強めに問い但しながら。
 背後から声がかかるも
 目の前が気になりふりかえれない。]
[マーゴが、少しずつ言葉を溢し始めれば
 眉がよってしまう。]

(102) 2011/04/22(Fri) 19時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……何、言って、るんだよ……
 吸い上げられるのは、負の感情、だけ、だろ……?
 笑ったり……嬉しいとか、暖かいとか、楽しいとかは……そのまま、かわらねぇよ……
 ここでだって、嬉しい時、負の感情はない……じゃないか……?

[どうしてそんな風に……?
 フィリップはその不信の根が何からくるのか
 わかる事が出来ず困惑した声をかえす]

 ……それに、そしたら、アンタ
 ……どこで生きるんだよ
 ……どこで笑えるんだよ……

[笑える気がしない。その言葉に唇を噛んで]

(104) 2011/04/22(Fri) 19時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/22(Fri) 19時頃


フィリップは、ムパスにはわからないと、言う風に首を横にふり

2011/04/22(Fri) 19時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[左手は捉えられたまま、傷んだ右手をみる
 ……痛々しい後はある。そのことに眉をひそめ
 ……ただ、爪が割れたのだろう
 それなりの出血がみられる傷はなく
 一度安堵しかけ
 ムパス>>109には、翠を反らし頷くが……]

 ……どこから、壁に付着するような、血が……?
 何で、隠すん……自分で……?

[血痕の量と噛み合わぬ傷に、詰問しかけた時、
 ムパスの指摘に翠は瞬く
 混乱したまま、ただ、治具関連は頷いた]

 そりゃ、悪い気持ちは沢山あって、それがない、不自然さはアンタは感じるかもしんねえけど……
 どうして、それと、笑いにつながる感情をごっちゃにするんだよ……!!
 笑いにつながる感情まで仮面って言うなら、
 8年前、初めて会ったとき
 笑ってくれた、あの時さえ……
 本当かどうかわかんなくなるじゃないか………

(111) 2011/04/22(Fri) 19時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


[はじめこそ、反論のために強かった語気は次第に弱まり
 掴まれた左腕が静かに下がって。]

 ここに残る人や此れから先の新しい器……
 そのことは、最初に、はなした、だろ……

[説明したことさえ、再度口にするマーゴに
 翠はうつむいて]

(113) 2011/04/22(Fri) 19時半頃

フィリップは、マーゴの目に涙が見えれば力なく下がる左手が落ちる髪をいじる

2011/04/22(Fri) 19時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

 ……なんで、中でやってたことを……ここで……

[ここでした、と、言うことは
 彼女の感情からだけの行動と、言うこと。
 一番傷ついて欲しくない少女が
 少女自身の感情によって、自ら傷つける事実に
 フィリップはどうしようもない徒労感に見回れ
 フィリップ自身の右手が一度
 彼女が背中を押し当てる壁を強く打つ]
[ただ、返る言葉に、あの人が実際何を思っていたか
 フィリップには知る術なく言葉につまる]

 …………けど……
 例えアンタが笑ってくれた気持ちも嘘だったとしても、
 オレは……オレが嬉しかった気持ちは本当だ………!!
 じゃなかっら、8年もさがせねぇ!!
 全てよりも、アンタを優先して選べねぇ!!
 ……何年経ったって、ここに来たって………
 全然かわってねえよ……!!

(117) 2011/04/22(Fri) 20時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


[他人の感情は、結局正解なぞわからない。
 だけど、なら、自分の感情だけは、
 今、この場所なら確かなものだと]


 ……オレだけでも、信じ……られないか……?
 じゃなかったら……本当に……
 アンタと何処に行けばいい………?
 何処なら笑える……?

[先程も口にした、言葉を繰り返す。
 わかっていなかったと、口にし泣くマーゴに。
 ……フィリップも泣きたいのか、怒鳴りたいのか
 判別つかないなかで]

(118) 2011/04/22(Fri) 21時頃

―個室003―
[少女の脚を割り、その間に頭を埋めて舐る行為
最初は汚れ拭うような仕草
徐々に意識にごって、ただ女性の秘部を弄るだけの仕草と
変わる間際]

 ……っ、

[違う名が聞こえて、すっと頭が醒める。
顔を上げて少女の頬を二度、軽く叩く
目覚めを促すよう
その表情は正気を取り戻し、動揺の混じるもので]

 ベルナデット
 彼を想っているのなら、今すぐ此処を立ち去りなさい。
 私が未だ、正気保てているうちに

[乱れているのは、少女の着衣のみ
男がきっちりと着込む衣装は主の僕たる証。
首を振って、寝台の上からおりた]


メモを貼った。


−個室003−

…、ん…

[それはただ錯覚しただけのこと。
痛みに萎えた体が、その柔らかさを無意識に錯覚し、摩り替える。
少女自身の意識がないまま零れた名前。

頬を軽く叩かれ、強制的に浮上させられた意識で
チャールズの言葉を朧気に聞く。
自分の今の状況をうまく飲み込めていない頭は
一つ、二つ、とてもゆっくりと瞬いて]

……チャールズ、さま…?

[子供のようなたどたどしい声。
掠れの中に、ごく僅かに女を帯びた音で
男を見上げながら視線だけで問いかける。
意識なく呟いた身には、彼のいう意味はよくわからなくて]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[服を引かれ翠は睨むように引いた相手
 ……ムパスを振り返る。
 感情が入り混じり、苛立つ気持ちは
 ”駄目だ”と、呟く音は当然拾えなかった。]

 ……………っ

[ムパスの仲裁に 何か、言いかけて口を開く。
 けれど、何も言えなくて……一度頷いた。]
[泣きじゃくりながら、信じてと
 フィリップだけでいいと、言う言葉に
 やはり、何も言えず息を吐いてから。
 壁に着いた手に体重を乗せ
 触れるだけの口付けを落とした後
 髪に触れていた左手も離し立ち上がる。]

 ……また、マーゴが自分を傷つけるようなら絶対止めて……

[結局、口に出来たのはこれだけ。
 そのまま、踵を返すとフィリップは廊下に出た]

(126) 2011/04/22(Fri) 21時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/22(Fri) 21時半頃


―個室003―
[柔らかな壁の方を向いて、男は背に少女の声を聞いた]

 先刻貴女が、一人の名を呼びました
 行為の最中に
 無意識に呼ぶほど想う相手が居るなら、彼の元へ。

 ……色欲の器は此処に拘束して行けば問題はありません。
 鍵はあなたがお持ちでしょう。

 純潔を美徳とするなら
 情の無い相手に身を開くなど、断固断るべきだったのですよ。

[ため息をひとつ。
胸に溜まる慾を吐き出すように]


…なま、え

[朧気に、言葉を繰り返す。
指の一つ動かすことも既に気だるいというのに、
どこの誰の元へいけというのだろう。
身を起こすことすら、躊躇われるというのに]

で、も

[ゆっくりと青碧はチャールズの背に向けられる。
掠れた言葉を、どうにか繋げて男へと尋ねる言葉を作る]

そう、したら
……チャールズさま、の、お世話、できません。
わたしは、あなたの、……管理者、です。


[痛みがあちこちに残る体をゆっくり起こしながら
男の勧めを断って]


【人】 鳥使い フィリップ

― 廊下 ―
[背に謝罪を聞きながら、結局背の傷には気づけぬまま。
 フィリップはムパスが何かをいったかもしないが
 無言で廊下に出た。]
[………何かを察したかのように、
 リベラがこちへと飛んでくるのを左腕に止まらせて。]

 ……………っ

[暖かな重みと頬に触れる羽根の柔らかさに
 無言を通すことで、堪えていたものが落ちそうになり
 慌てて上を向いた。

 そうして……暫く、耐えてから……冷たいもの……
 台所でいいだろうか?を得るため
 廊下を真っ直ぐに進んだ]

(128) 2011/04/22(Fri) 21時半頃

 覚えていないのですね
 貴女が呼んだのは、強欲の器となる方の名ですよ。

[低い声は、淡々と。
時折ため息が混じるのは、意識を正常に保とうとするが故]

 管理者。
 何をどう管理する心算ですか?

 慾の溜まった私の捌け口となる?
 それとも、私を拘束し慾を抑える?
 貴女のしたい事は、私の世話ですか?
 それとも、ただの仕事ですか?


 私は辛い。
 ……妻でもない貴女に、または他の誰かに
 欲情してしまうことそのものが。

[視線が向いているとは、知らぬまま
背を向けた男が首を振る]

 ですが、主から与えられた任は拒めません
 ならば、私が願うのは一つ
 この部屋へ閉じ込めて貰う事


…おぼえて、いません。

[のそ、と。
その動きの緩慢さは少しペラジーに似ていたが
理由はまったく異なるもの。
緩慢というよりもぎこちなさ。

破けたブラウスの前をあわせ、
釦のとんだワンピースをかき合わせる。
内腿を伝って落ちたらしい乾いた赤から
そっと目を逸らしたあと、時間をかけ寝台から立ち上がる]

わたしの役目は……のぞみ、は、受け止める、こと。
世界のよどみを受け、とめる、あなたの、すべて…を。

[それは、ラルフに契約を持ちかけたときに
口にしたのと概ね同じことばだった]


メモを貼った。


[ひとつ、ふたつ、三歩めまではもたなかった。
膝が笑い、腰が抜けて、へたんと床に座り込んだ]

…チャールズ、さま

[おぼろげに、声がかたちつくる]

だいじょうぶ、です。
ちゃんと、うけとめる、から。

[今は、そんなことをおいそれと簡単に
口に出来るようなからだにまで整ってはいなかったけれど
それでも、思うことだけでも伝えようと]


【人】 鳥使い フィリップ

 …………どうすりゃ、いいと思う?

[随分久しぶりに感じる重みに語りかける。
 けれど、あの場にいなかったリベラにわかるわけもなく
 緩く首を傾げられて……フィリップはその背を撫でる。]
[笑っていて欲しいのに。
 もう、傷つくことがなければいいのに。

 けれど、マーゴは外を考え、自分で自分を傷つけ泣いた。
 ……自分がおかしいのだと言って、
 世界が気持ち悪いと言って。]

[答えを見つけられぬまま台所にいけば
 先ほど笑って分かれたスティーブンに
 ペラジーとパピヨンがいるだろうか?]

(134) 2011/04/22(Fri) 22時頃

―個室003―

 覚えていなくとも
 彼に対して感じるものはあるのでしょう

[苦い笑みこぼし、ため息ひとつ。
内腿を伝うのは朱ばかりでは無かっただろう
溜まる欲は満足にかき出せては居ない]

 望み?
 役目でなく?

[首を傾いだ]

 理解出来ません。
 意味がわかっているのか、どうか。

 私は色欲の塊のようなもの。
 受け止める事で、どうなるか
 つい今しがた理解できたのではないのですか


フィリップは、3人に言葉少なく手を翳し……冷蔵庫前にペラジーがいてちょっと困る。

2011/04/22(Fri) 22時頃


―個室003―

 愚かな子

[衣擦れの音。
声がわずかに近くなり
思わず振り返れば視線は下に]

 寝台に戻りなさい
 立てもしない癖に

[青碧を見遣る事はできず
それでも少女の腕を取り立ち上がらせると
肩を貸して柔らかなベッドの上へ座らせる]

 …………いけない
 駄目だ

[触れれば其処から慾が溢れる。
ごくりと生唾をのんだ]


おろかでも、あなたに、わかってもらえなく、ても
それでも、かまいません

[肩を借り、寝台へと戻される。
痛みにしかめた眉は、深い息と共に解けて]

…わたしは、父のような、人を
増やしたく、ないんです。

[チャールズの黒衣の袖を、控えめに捕らえる。
肌に触れたなら、きっと彼は嫌がるだろうと感じたから]

器で、ないのなら
管理者として、あなた方に、縋るしか、ないんです。


―個室003―

 偽善者。
 ……私があなたに向けた仕打ちを何とも思わないのか。

[唇を噛んだ。
痛みすら、慾に変わると気づく。
首を振った。
黒衣を引かれて身を離す]

 父親はどうなりました
 ……色欲が世に無ければ、起こらなかった事故でも?


【人】 鳥使い フィリップ

[ペラジーの丁度一往復分、反応した手に心が和らぐ。
 硬い雰囲気だった翠を細めて。]

 ……わりぃ、冷たいもん出したいんだ。

[首傾げる様子に、自分の用事だけを告げる。
 どうやらパピヨンがなにか口にした後>>139らしい
 少しだけ気持ちが和らぎ
 余裕が生まれたのか3人を見やり
 リベラと一緒に首を傾げる]

(143) 2011/04/22(Fri) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……マーゴが、少々怪我を……

[スティーブンに問われると翠を軽く伏せて。
 事実の一部だけを口にする。
 それ以上は
 下手に、言葉にしようとすると堪えられなくなりそうで。

 どうすれば良かったのだろう?
 どう、話せばよかったのだろう?
 責めるようなムパスの視線と
 ともに合った言葉を思い出し息をついて。]

 すいません……

[スティーブンがペラジーに口にする言葉へ
 謝罪1つ口にしお辞儀する]

(144) 2011/04/22(Fri) 22時半頃

宗教人のはしくれ、ですもの。
……何とも思わないことは、ないですけど
チャールズさまが総て悪いわけでも、ありませんし。

[小さく、頷く。
その表情は、少し笑ってもいた。
身を離す男の問に、その表情は苦笑へと変わった]

母の浮気を疑った挙句に、殺して、挙句に死にました。
……強姦致死、のち、犯人は自殺。
子供の目で見なくても、酷い一部始終でしたけど。

[漸く回ってきた頭。
喉の掠れがおさまってきたこともあり
言葉は大分流暢なものに戻りはじめていた]


 そう、私は……悪くない

[ため息が増える
やがてそれは荒い吐息に]

 ……両親は、もう居ない
 守るべきもの
 私 のように 妻子をというわけでもなく

 愚かな娘

[くす、と嗤う。
浮かぶ嗜虐心
器にたまる慾が毀れかける]


【人】 鳥使い フィリップ

 ありがとうな、ペラジー

[ゆっくりと動くその動線を邪魔せぬよう
 脇に避け……少し移動した相手の頭を軽く撫でてから
 フィリップは冷蔵庫を開ける。
 水の入ったペットボトル、
 臭いが嫌だなと思ったし
 あの調子じゃきっと何も食べていないし、
 自分も食べていない、ムパスはどうだろう?と
 手軽に食べられる蜜柑3つ。]

 ……あ、それもあるなら欲しいっす。

[理由は口にしづらくて、口篭ってしまいながら
 ただ、救急箱にはまた頷き話す
 ペラジーとパピヨンの間の会話を邪魔せぬよう小声で
 見た箇所以外の出血箇所が何処かわからないが
 どこかにあるはずだからそれは確実に役に立つ]

(151) 2011/04/22(Fri) 23時頃

…はい。

[その一言は、彼のどの呟きにかかる言葉だったのか。
悪くないと、肯定したかった。
愚かだと、自分でもそっと思う。
両親が既にないのも、事実の話。

きし、と僅かに音が響く。
男の黒衣の袖口を手繰るために身じろいだ少女に合わせ
それは確かに軋みをあげた]


【人】 鳥使い フィリップ

 まぁ、ちょっと……

[パピヨンに尋ねられても言葉を濁す。
 とは言っても、後々ムパス経由で
 知られるかもしれないけど。
 ただ、静かに来ていた言葉の最後にだけ眉を上げた。]

 ……戻っちゃいけない
 は、アンタが決めることじゃないでしょ。

[少し落ち着いてきた感情が刺激されて
 黙ることが出来ず。]

(153) 2011/04/22(Fri) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[帽子の影にある、遠い世界の青に届かぬと知りながら
 翠は半眼になりつつも
 スティーブンから、医務室の場所を聞けば、
 1つ、2つ頷く。]

 ………………

[冷えた蜜柑を手に持ちながら
 スティーブンの言葉に視線が落ちる。
 ………一緒に生きられるなら
 重い選択も、2人分背負うのだって構わない。
 でも、ずっと泣かせたら?笑えないなら?
 ……心が死んでしまうなら、それじゃ意味が、ない。]

(159) 2011/04/22(Fri) 23時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……ガイダンスの説明は聞いたでしょう?
 拒否権……は全てにある。
 与えられた権限を奪うことは
 何人たりとも…………許されない。

[首傾ぐ姿に、息を吐く。
 感情が昂ぶらぬよう、ゆる首を振って。]

 戻るのも、戻らないのも……
 一人ひとりの自由です。
 ペラジーの自由を他の人がもってっちゃ、いけません。

(162) 2011/04/22(Fri) 23時半頃

フィリップは、突然のラルフの言葉に、ぎょっとした

2011/04/22(Fri) 23時半頃


 嫉妬がなければ、浮気を疑う事もない
 強欲がなければ、命を奪うことも無く
 色欲がなければ、そも強姦など起こりえない 
 
[理性の崩れる音。
けれど、一度達した身は
二日分を身に受け溢れきった先刻よりも未だ
冷静に相手を捉えている]

 色欲の管理者は、謂わばもうひとつの器のようなもの
 私の身に抑えておけぬ慾は、お前が受け止めろ
 其れが望みだろう?

 純潔を美徳としながら色欲にまみれて堕ちていくだろうお前を思うと、少しは心が晴れる気がする

[袖口手繰られる。
そのまま、手を伸ばして肩を掴む]


【人】 鳥使い フィリップ

 …………相変わらず、だなぁ。
 チャールズは殴れた?スリルシーカ−?

[突如の言葉に毒気が逆に抜かれ
 小さく笑って……やっと笑えて。]

 ……ま、オレは、マーゴが”ここなら笑える”と
 言った場所に一緒に行くだけっすけどね。
 ……世界も、偽りとか本当とかも、関係ない。

[毒気抜かれた翠は入れ違うように戸口に向かって]

(166) 2011/04/22(Fri) 23時半頃

[柔らかな寝台の上に押し倒し、男は嗤った。
黒檀色は、細められて]

 ――器が受け止める慾を
 その意識保ったまま受け止めるといい
 何処まで耐えられるか

 それでも
 私を助けてくれるな、ベルナデット?

[幾度少女が達することとなるのか。
男の着衣は最後まで乱れはしなかった*]


[肩を掴む手の熱を感じながら男を見上げる]

私は、それでも望みます。
…大罪のない世界を。
そのためなら、私はどうなっても

[構わない。そう、本気で思っていた。
もうひとつの器とは言い得て妙な話でもある。
少しだけ、言葉が軽くなる。
姿の見えない主に、身の純潔の欠落を赦されたかのような]

鞘でありたいと、思っています。
貴方が、貴方自身を傷つけることがないように。

[告げて、僅かに目を伏せる]


[耳に届くのは寝台の軋む音。
やがて、そんなものも気にしている暇はなくなった。
成すべき事は寝台の悲鳴に耳を傾けるのではなく
世界に渦巻く慾に身を捧げることだったから**]


【人】 鳥使い フィリップ

 奪ってはいない?そう思いたいならそう思えばいい
 思うだけなら、なんだって自由です。

[ゆるりと、戸口で首を傾げる]

 いえ、オレがマーゴをつれて出て行けば
 沢山の犠牲が出ることも
 嫉妬が蔓延することも知っているし止められません。
 貴方の欲求には答えられない。
 そこは素直に、ごめんなさい、
 としか言えませんし、許してもらおうとは思わない

 ただ、そんな場所でも、
 オレはマーゴが笑ってくれるなら、笑いますよ。

(173) 2011/04/22(Fri) 23時半頃

メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[パピヨンの護りたいことに目を閉じる。
 平穏を望むなら、少しでも多くの器が必要だ。
 ただでさえ、平穏を乱す起爆剤になりかねない
 憤怒を押さえる器が足りていないのだ。]

[罪悪感は募る。世界には友人も知人もいる。
 ……彼らが巻き込まれることも十分にあるだろう
 その先にある悲しみを見てはいても……]

[ラルフのように世界の現状に思い考えていない
 だから、それで良いと思うことは出来ない。]
[パピヨンのように自分の正義をなす為に
 周囲に働きかけることも出来ない。]
[スティーブンのようにシステムそのものを拒絶し、
 世界を変えることを望み思うことも出来ない。]

[それでも、独りの少女の傍にいたい
 と、いうことしかない。から。]

(185) 2011/04/23(Sat) 00時頃

メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[戸口を出際聞こえたパピヨンの声に
 翠を細めて。
 言葉は違えど、決断をだす前
 マーゴに告げた「器がいなくなったときの現実」を
 他者の口から聞く……そう、決断する時に
 自分でも口にしたこと。]

 ええ、それでも、笑いますよ。

[長くは口にせず、静か笑って
 フィリップは台所を後にし、医務室へ向かった]

(188) 2011/04/23(Sat) 00時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

― →医務室 ―
[ペラジーの選択は聞きたかったが
 愚かな道化師はあの場にいる必要はなく
 自分のいるべき場所に戻るため、必要なものを取りに行く

 医務室に在るものを物色して……
 ああ、やはり包帯はないのだな、と。
 思いながら、適当に見繕う。]

 …………

[息を吐く。何も感じないわけではない。
 鍛えた表情筋で笑いながらも]

 ……ああ、しかし、女ってこえぇ……

[ふと、前もパピヨンを見て思った言葉を
 ポツリと落とせば、そっとリベラを撫でてから
 医務室を後にした]

(194) 2011/04/23(Sat) 00時半頃

メモを貼った。


フィリップは、廊下を歩きながら、リベラが蜜柑を強請らぬ様子に、何か食べさせてもらったのかなと首をひねる

2011/04/23(Sat) 01時頃


【人】 鳥使い フィリップ

― →個室03 ―
[入る前に、器用に片手に全ての荷物をまとめて
 一度、二度、空いた片手で自分の頬を叩く。
 パピヨンの言葉は聞こえていた>>202
 罪悪感を募らせる、それでなければ
 特には翠の心に負荷もなく。]
[一〜二度、戸をノックしながら
 心の中で呪文のように繰り返す。

 笑ってもらうのではなく笑わせるのだ、と]

(204) 2011/04/23(Sat) 01時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 01時頃


メモを貼った。


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 01時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

 うん、オレ……

[少し気まずさも有り、言葉少なく返しつつ
 器用に足で戸を開ける。

 ……相変わらず隅の方に2人いる。
 ムパスの両手はマーゴの頬の下辺り
 猫でも撫でる様にそこにある。
 まさか、首にか掛かっているとは気がつかず]
[リベラがフィリップの肩からふわりと飛に
 久しぶりにマーゴの肩へと降りる。]

 ……医療品と、水と。後、
 なんも食ってないだろ?

[と、リベラの後から二人に近づく。
 何も言わないムパスには緩く首を傾げて]

(208) 2011/04/23(Sat) 01時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 01時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

 アンタも、はい、蜜柑。

[両の手ふさがっている様子。
 正直気持ちのいいものではない光景でもあったので
 蜜柑差し出せば手を離すだろと、
 ムパスにも3つのうち1つを差し出す。]
[不在の間の会話はわからないので
 もう1つ緩く首を傾げた]

(209) 2011/04/23(Sat) 01時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 01時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

 あー……いや、オレこそ悪かったよ……
 あんな言い方じゃ笑えねーっての
 …………ごめんな……?

 ん……そっか、何か見つかった、か……?
 俺は考えてても
 待機施設に住むって、許可でないかな?とか
 ぐらいしか思いつかんかって。

[まだ、外さないのかなと
 マーゴに触れている手に翠がちょっと半眼になったが
 ムパスと話して落ち着いたようなら
 きっと、これも頭をなでるのと似た行為と落ち着かせる]

 ……ん?いいって。
 頼られる方がやる気が出るってもんだよ
 まぁ、タオルは忘れたが……ガーゼで血を拭くって在りか?

[マーゴに2つの蜜柑とペットボトルも差し出して]、

(211) 2011/04/23(Sat) 01時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 02時頃


【人】 鳥使い フィリップ

[断片、聞こえた会話は……
 何とはなしに理解はしたが特に口を挟まない

 最初の蜜柑が無事受け取られて、手が離れれば
 軽く息をついて
 ……ただ、立ち上がる様子には緩く首を傾げる]

 ……座ってなくていいのか?

[前に、大部屋で話した時も
 途中で座っていたのをもいだし
 見詰る淡い色に、緩く首を傾げて]

(214) 2011/04/23(Sat) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 あー……そうだな、勉強は、した方がいいな。

[色々、思い当たる節がり、くすりと笑いながら
 彼女の言う、具体的どうするかを、
 聞きながらその頭をなでる]

 うん、少しづつで、いいんじゃないかな。
 いきなり全てが変わるんじゃ……負担も大きい。
 考えてくれて、嬉しいよ。

[ただ、巡回型サーカスに現在籍を置いている自分を考え
 そうなれば、別の職か、固定型のサーカスを探すか
 しなければいけないなと、頭の中で考える。

 リベラは自分の名前が出れば身を擦りよせて

 ムパスにマーゴが口にする言葉は
 やはりそのまま黙って聞いた。]

(217) 2011/04/23(Sat) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 うぉわ!?

[拳が見えたから、行動の意図はわかるが
 体当たりされれば、軽業で鍛えられたバランス感覚は
 思わずマーゴを撫でていた、手も引き寄せて
 ムパスを抱えながら寝台に倒れる

 話の流れ、パピヨンの考えからすれば
 殴られておけば良かったかなと、眉をよせて]

 ……あー……と、殴りなおすか……?

[と、縺れ込んで倒れたままムパスを見上げて
 困ったような表情で緩く首を傾げた]

(219) 2011/04/23(Sat) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 …………ああ。
 好きにおもってくれ……

[殴りなしはしないと首を横にふり
 許さないと、笑って見送れないと言う
 ムパスを見上げながら頷く。
 それは、任を逃げない人間の当然の権利だと、おもう]

 ………パピヨンなら、さっき台所でみかけた。

[ゆっくりと立ち上がるムパスを起こすのに
 助けることは、してはいけない気がして、できなかった。

 戸口での質問には、言葉を使い、脅し
 囲い込もうと、己の正義を実行しようとする
 パピヨンの姿を思い出しながら]

(222) 2011/04/23(Sat) 02時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

― 個室3 ―
[ムパスが立ち去り、それにマーゴが声をかける。
 それを、寝台で上半身を起こしたまま静かに見
 
 マーゴがスカートの裾を揺らしながら戸を閉じる
 血は乾き、今は部屋の中は蜜柑の香りだけ。]

 ん…………あぁ

[手当て。その言葉に頷いて
 彼女を寝台の脇に座らせる。
 背を向ける様子に、ああ、背中だったのかと
 思いながら髪が避けられるのみて。]

(225) 2011/04/23(Sat) 14時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 …………

[白い背中が少し見えて 新しい傷と、
 その傷と同じように作られた傷によって出来た跡

 さらに、そこに有る……器がなかった為
 出来た傷を見る。]

 …………痛かった……?
 オレは、痛い。

[どの傷がか、を聞かないまま
 フィリップはガーゼに消毒液をしみこませ
 一番新しい傷をそっと拭った。]

(226) 2011/04/23(Sat) 14時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/23(Sat) 14時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[左肩、深くはないが周囲の瘡蓋から
 何度も繰り返された傷。
 本来なら、あちら側で、つく傷。

 消毒を終え、新しいガーゼを当てる。
 肌にガーゼを固定する絆創膏は
 細く、簡単に千切れる、紙製。]

 ……そっか……

[俯きながら説明を口にするマーゴ。
 今回は見知らぬ外の世界への不安で揺らいだ。

 6歳から閉じ込められ、負の感情に晒される。
 いくら、言葉で理解できても
 いくら、言葉で決断できても
 土台は、とても脆い、のだろう。]

(247) 2011/04/23(Sat) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ


[不安を吐露する灰青を見詰ながら、
 左手は緩くその髪を梳く。
 彼女の縋りたい気持ちと、不安。
 それを埋めたくて、問われた言葉には
 両腕を広げながら穏やかに笑って頷く。]

 なんなら、手もつなごうか?
 どうにもならないなら、
 その手をオレの指で、つなごうか?

[静かに首をかしげながら、問う。
 翠はただ、灰青を見ながら。]

[リベラが緩く首を傾げる。
 寝台の上を歩くにむかぬ足で
 よいよじと歩いて、フィリップを見上げた。]

(249) 2011/04/23(Sat) 21時半頃

― メインルーム:個室001 ―
[悲しい気持ちがおさまった後、落ち着くまで側にいてくれたコリーンには礼を言って、部屋で休んでいた。現在の少年の体の限界まで食事をしてしまって、胃が重くてたまらなかった。それでもベッドで休んでいれば、徐々に胃が楽になっていって]

どうして……苦しくても食べたく……

[胃が苦しくてたまらなかった間も、少し楽になった今も、「食べたい」という欲求は変わらない。むしろ、時間を経るごとに強まっていく気さえした――身に「暴食」が注がれ続けているのだから、当然のことなのだが]

食べたい……何か食べたい……
でも、たくさんは食べられないよ……

[ベッドに横になったまま、まだ少し重い胃を服の上から押さえる。どれだけ食べれば満足できるのだろうと思うと、また少し悲しさが湧いた]


―個室003→廊下―

 ……は、……

[溜まった慾を吐き出すと、男にいくらかの理性が戻る。
其れもまた身に世の罪が注がれれば薄れてゆくのだが]

 いけない
 このままでは、また

[首を振って立ち上がる。
扉を開き、外へ。
器の一人歩きを
管理者は放っておくわけにはいかないだろう
ただ、追いかけてくるには間が出来る筈
何しろ彼女の衣服は男が引き裂いてしまったまま]

 ――――…意識を、逸らさなくては

[向かう先は、メインルームの広間]


【人】 鳥使い フィリップ

 アンタの、右手を捕らえてしまおう?

[自分も右手を彼女の服越し身体を捉えながら
 間近で今は拭われた右手も、元々綺麗な左手も見る。
 そして、左手が手に取るのはその右手。
 指と指を絡めながら、一度少し離れた身体を
 右腕で抱き寄せて。]
[笑うマーゴを見れば屈託なく笑えた。
 だから、一度だけリベラに翠を向けて頷く。
 リベラは今度はマーゴを見上げた]

(252) 2011/04/23(Sat) 22時頃

メモを貼った。


―メインルーム―
[広間にたどり着く。
周囲を見渡して]

 ……トニー……謝罪をと、思ったのですが

[待機室側の壁には黒衣乱さず着込んだ男の姿が映る。
メインルーム側に子供の姿は見えず
コリーンは未だ其処にいたかどうか
男はため息を一つ
近くの柔らかなソファに身を沈める。
向こう側の声が聞こえて、少し眉を寄せた]


【人】 鳥使い フィリップ

[幼い笑みを見て翠を細める。]

 な? 繋げる時は、繋いでいればいいんだ。
 ……そこから、不安もくみ上げられれば、いいんだけどさ……

[すこし前に口にした、彼女の器になること。
 そのことが、手を繋ぐことで叶えられればいいと。
 出来るならこの手を二度と離すことがないよう。]

 ……リベラは……心配してる、のかな。

[リベラは問われた言葉に、寝台にも広がる
 濃い色の髪を啄ばみ緩く引っ張る。
 その様子を見て、翠はポツリと、零した。]

(259) 2011/04/23(Sat) 22時半頃

―メインルーム―

 ……ラルフの意思は

 矢張り、「壊す」……という事でしょうか  

[待機室の会話が聞こえてくる。
眉を寄せたまま、男はソファに座ったまま身を乗り出す]


リンダの小声は聞こえない。


−個室003/004→廊下−

[目が醒めた時、体のあちこちが自分でも驚くほど痛かった。
歩くのも本当に躊躇う気分だが、隣の部屋から聞こえる電子音に
無残になった服をどうにか着ると時間をかけてたどり着く。
管理する器が部屋にいないと知らせるその音を止めると、
備え付けのシャワールームでどうにか体を清め]

…どこ、に。

[スタンドカラーにロングカフスのワンピース姿、
壁伝いに体を支えながら歩く。
痛みに蹲ったり、それを堪えたりしながら
とりあえずは人の気配を探そうと]


メモを貼った。


―メインルーム:大部屋―

[トニーを見送った後、憂うようなため息を一つ。
 待機室であるやりとりも眺めてはいるけれど、声をかけることはしなかった。

 チャールズがやってくるのが見えれば会釈をし]

 トニーは……いまは部屋にもどってるの。

[そう答えて。

 待機室のやり取りに耳を傾けるのを邪魔することはない]


―メインルーム、大部屋―

 ……嗚呼

[コリーンに視線を向けず、声を拾ってうなずく。
ため息は意識を他所に移す為]

 そうですか、部屋で休めているなら
 起こすのはしのびないですね

[女を意識すれば慾が向く。
首を振った]

 それにしても、予想はしていましたが
 繋がれない器が出るということは
 其の分の災厄は、世に蔓延してしまう……

 そう謂うことですね


【人】 鳥使い フィリップ

 そっか……それは、良かった。
 ……オレはアンタの器になれる、かな?

[その言葉に、緩く穏やかに笑う。
 不安は、人の心に湧いて出る。
 それはしょうがない、もの。
 逃がす、打ち消す等……乗り越える訓練をしていなければ
 早々に耐えられる、ものでは、ない。]

 そ……でもアンタが言うように
 大丈夫だよ…………おいで。

[首を傾げる様子に、離れた手でその頭を撫でる。
 リベラはマーゴになでられ、
 フィリップの声を聞き、その翼を広げる。
 完全に自由には飛べない、その翼を。]

(266) 2011/04/23(Sat) 22時半頃

−メインルーム−

……な、に…?

[弱い声は、ともすればノイズのよう。
漸くメインルームまで辿り付いた時、
耳に飛び込んできた声はパピヨンの大声だった。
ひとつ、ふたつとゆっくり瞬いたあと
一歩づつ慎重に歩を進め空いているソファに漸く腰を落ち着けた]


―メインルーム・大部屋―

 休めているのかはわからないけれど……
 あの子の体と、押し付けられる欲望がつりあってなくて辛いみたいで……

[食べ過ぎるほどの食欲などはわからなくて。
 だから食べ過ぎてしんどいのに未だ食べたいと泣いていたトニーの姿を思いかえして瞳を伏せる。
 傍にいても役に立たないから、どうしようもない。

 こちらに視線を向けないチャールズと、無理に視線を合わせることもないまま、話に頷いた]

 拒否できるのなら、したいと思うのもまた当然のことじゃないかと。
 でも……そんなにすぐに次の器が見つかるのかしら……

[災厄があふれ出せばどうなることかと眉をひそめる。
 最初に見せられた、器が拒否した場合のたとえを思い返して、もうひとつ、ため息をついた]


[最初はマイクから大きく入ってきたように感じたパピヨンの声は
廊下を伝ってマイクに飛び込んだのだと理解する。
その内容は、遠巻きにしか聴こえないが]

…あの、何か……あったんですか。

[その問いかけは、待機室とメインルームとどちらに投げたものか。
待機室が映る画面に、人の影を探しながら口にする]


―メインルーム―
[台所からの叫びは、待機室に映る此方側まで届いたらしい
何と叫んでいるのか、男には聞き取れなかったが]

 嗚呼、ベルナデット
 ……強欲の器は欠けたままとなるようですよ。

[やってきた少女に気づいて、
ソファへやってくる様子に立ち上がり
近づかぬよう距離をとる。
意識してかせずにかコリーンの声がするほうへ]

 次の器がそう簡単に見つかるか
 見つかったとして、己が運命を受け入れるかどうか

 子供の身で世の暴食受け入れる覚悟を
 したトニーの意志は
 報われぬということですね

[吐息もらす女の背後へ近づき、その肩へ手を伸ばした]


【人】 鳥使い フィリップ

 ……そうだな。他にアンタの器がいたら
 オレは、きっと、そいつに嫉妬する。

[フィリップは今だ嫉妬をろくに経験していない。
 辛うじて、先程ムパスがマーゴに触れていた時
 感じたもの、程度。
 それ以外は強い嫉妬を間近で見たことはあっても
 ずっと、この世界にいたフィリップは嫉妬を憶えていない。
 ……ふとそのことを、彼女の言葉で気がつく。]

[能動的な言葉で、そう口にするマーゴに
 フィリップは屈託なく笑えて。
 リベラが間に納まれば、声を出して笑い
 手が繋がれれば、笑いながら抱きしめて寝台に転がった]

(278) 2011/04/23(Sat) 23時頃

―メインルーム・大部屋―

[パピヨンらしき大声は聞こえてもその内容まではわからない。
 やってきたベルナデットにひらひらと手を振り]

 次に接続されるのが誰か……それでもめてるみたい、ね。

[ちゃんと待機室の話を聞いていなかったからよくわからない。
 考えることの主軸は、己が管理する対象である器に関することだったから。
 ただ、器であることを拒否する話は、少しは聞こえていた]

 そう、ね……
 いま選ばれた人たちが拒否しているように、次の人たちが拒否しないとは限らないもの。

[ソファからすこしはなれた椅子に座ったまま呟く。
 チャールズの手が肩に触れれば、その言葉に同意するように頷き]

 トニーの覚悟も、貴方の覚悟も、じゃないかしら……


チャールズ様。

[ちら、と男を見る。
今は理性のほうが大分はっきりしているのだろう。
コリーンに無体なことを働いたり、
彼女が受け入れるようであれば今は何も言うまいと秘めつつ]

……そう、ですか。

[ラルフは器とはならない。
伝え聞いた言葉にメインホールに映る男を見る。
向こうからは、こちらの様子は綺麗には投影されなかったが
こちらから随分向こうが綺麗に映るのだと思った]

接続を、拒否するか受け入れるかどうかは…本人が、選ぶこと、で。
……お会いできないのは、残念ですけれど
でも、それも生きていく上でのひとつの選択です。

[コリーンが教えてくれた現状に、考えた言葉だけを連ねた。
思う言葉は、口にしなかったが]


 ……強欲?
 どちらかといえば
 傲慢の器に相応しいんじゃないでしょうかね、彼は。

[肩をすくめてラルフの宣言を聞いた]

 まあ、誰しも全ての負の感情を
 本来は持っているものですからね……
 それにしても、なんと醜いことか。
 あれが世に蔓延するのだと思うと

[大きな手のひらが、女の細い肩を撫ぜる]

 私の覚悟は、然程のものではないですよ。
 醜い己を世間から隠したいが故の選択でもあったのです。
 其れをいうなら……貴女や彼女の覚悟も
 でしょう?

[慰めるような手付きに留まってはいる。
今はまだ]


【人】 鳥使い フィリップ

 ……きっと、他にいたら大きい嫉妬だよ?
 小さな嫉妬は……

[先程、すこし感じていた、
 あのムパスに対する感情を思い出す。]
[パピヨンの大きな声は、廊下の端に近いこの部屋には
 リベラの耳にしか届かず、
 リベラは一度抱きしめられながら周囲を見渡して。
 ただ、翠はその動きに気づけば丸い瞳に小さく頷く
 そうすればリベラも大人しく
 逃がされるままに、寝台におりて。]

 あはは、ごめん、嬉しくて、さ?
 それに、ちょっと気になってるんだけど……
 目の下が、少しくすんでるよ、アンタ? ちゃんと、寝た?

[まるで、先程マーゴが口にした
 ここを出た後隔離された世界で……と言う話をなぞる様に
 外の諍いを知らせぬように、
 彼女と寝台に転がりながら睡眠を問う]

(284) 2011/04/23(Sat) 23時半頃

―メインルーム・大部屋―
 強欲がどういうものかはわからないけれど……
 傲慢と強欲が似ている、ということかしら。

[ラルフの宣言に、たった一人でどこまで変えられるのだろうと軽く首をかしげ。
 今のラルフの姿が強欲だというのなら、それが蔓延したらどうなるのかと眉をひそめる]

 一人が拒否して、システムが終わるとはおもわないけれど……
 もし終わるのなら……トニーが苦しんだことに何の意味があるのかしら……

[案じるような吐息を零せば、慰めるように肩を撫でられる]

 誰でも、醜い自分を見せたいと思う人はいないわ。
 私はただ、トニーを一人にしたくなかっただけだもの……それほどの覚悟などなかったわ。

[ベルナデットの覚悟がどれほどのものかはわからない。
 ただ彼女の覚悟、のときにちらりと視線をむける。

 背後にいるのが色欲の器だとはしっているし、現場も見たけれど。
 まだ、どこか考えが甘く、その身に降りかかることを予想すらしていない]


[コリーンの視線に少し萎縮したかのよう。
男に貧相だといわれたのは、少なからず心に刺さっている。
けれど、その次には再び待機室へと繋がる画面を見る。

ソファから立ち上がると、膝が笑って
結局は画面前までたどり着けなかったのだが]

…ラルフ、さん。

[声を、投げてみる。
向こうにいたときより声量がない状態なので
彼に届くかどうかは期待していなかったが]


【人】 鳥使い フィリップ

 そんなこと言われると、アンタの不安以前に
 誰にもアンタを見せたくなくなってしまう。

[少女らしい言葉にフィリップはくすくす笑いながら
 広がる濃色の髪の持ち主の下。
 くすんだ色の通り、寝ていないと口にし
 己を下敷きにするマーゴの頭を撫でる。]

 ……そっか……表に出る前に
 ゆっくり休んでおいた方がいいよ。
 目覚めたら朝食を持ってくるから
 ちゃんと朝食をとって……
 スティーブンに話すんだったよな。
 彼のアポもとってこよう。

[下敷きにされたまま、眠りそうな
 暫くぐっすり寝そうなマーゴの頭を撫でる。
 眠ったら、自分は知りにいこうと。
 知らなければ、何をすればいいかわからないし。]

(289) 2011/04/23(Sat) 23時半頃

―メインルーム・大部屋―

 ……驕り高ぶった心を持つが故に多くを望む
 全ての慾は何処かで繋がっているのでしょうね

[コリーンの背後にたった男は、彼女の肩から腕へ
ゆるりと撫ぜる手付きをおろす。
前かがみに、耳元へ唇を寄せて]

 トニー
 あなたは、あの子の為に決意したのですね
 
 私もシステムが終わるとは思いませんが
 ……整うまでに時間がかかりそうですよ

[痩せた少女よりも肉付きの良い女の体
感触を楽しむように、二の腕を掴む]


メモを貼った。


― メインルーム:個室001 ―
[しばらく個室で休んでいたが、動き回れそうなほど胃が軽くなってきた。降り積もる食欲に独りで耐え続けられる自信が持てず、大部屋へ行けば誰かいるだろうかとベッドを降りて部屋を出る]

―→ メインルーム:大部屋 ―


―メインルーム・大部屋―

 何かを望み願うことじたいが、欲なのかもしれないわ。

[考えるように呟きが溢れる。
 ベルナデットが萎縮したことには気づかず、モニタの向うのラルフに声をかけるのを黙って見やり。

 慰める手が二の腕にふれ、耳元でつげられる言葉に擽ったそうに首をすくめる]

 此所にくる前から知っている少年が決断したのに、その管理者に選ばれた私がついていかないなんて考えられなかったもの。
 あまり、役には立てていないけれど。

 ……時間がかかったら、上にはどれだけの影響が出るのかしら。
 すでにこちらにいる私たちには……どうしようもないことかもしれないけれど。

[二の腕を掴まれてチャールズを見上げる。
 そこに欲は見えるだろうか、見えたとしてもそれから如何しよう、と考える程度だけれど]


そちらは、色々なことがあった…みたい、ですね。
私は、比較的元気ですよ。
少し、腰が抜けてますけれど

[床に座りこんだまま画面を見上げる。
苦笑が僅かに浮かんだ]

いいんです。私の選んだことですから。
無駄なことなんて一つもありません、
必ず存在には理由があります。

…あの

[言葉を区切る。
僅かに伸ばした手は画面に届くだろうか]

……いつか、会いに行っても、良いですか?

[契約は未だ果たされていない]


画面の中のラルフに青碧を向けた**


― メインルーム:大部屋 ―
[個室から出てきて大部屋に入ると、皆が集まっていて]

あ、みんな……えっと……おはよう? こんにちは? こんばんは?

[時刻の感覚が無く、とりあえず挨拶を並べた。チャールズがコリーンの二の腕を掴んでいるのを見るも、何をしているのか分からず、首を傾げながらソファに座り、待機室を映すモニターを眺めた]


【人】 鳥使い フィリップ

 ……気にすんなって……おやすみ、マーゴ……

[囁かれた声に、翠を細めながら
 眠気にとらわれた様子に
 頭を撫でていた手、それを背に滑らせ
 彼女の一番古い傷の辺りを撫でる。

 どのくらいそうしていたか?
 彼女の寝息が深くなるのを見計らい
 そっと、己の上から寝台へとうつす。]

(299) 2011/04/24(Sun) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ


[……敷布をかけなおしてから、
 寝台にいたリベラに目配せを1つ。
 彼女がおきた時、鳴いて知らせてくれるように。

 ……外から隔絶させ、必要なものだけ用意する
 それは、このシステムにも似た。
 ……違うのは少女が、自分で手を伸ばした、こと。]

[歪んだ世界でも彼女が笑えるなら。
 例え、世界がどうなっても

 ……一途な思いと言えば聞こえはいいが
 それは、とても利己的な、もの]

(300) 2011/04/24(Sun) 00時頃

フィリップは、リベラと眠るマーゴを部屋に置き、自分は人のいると頃へ

2011/04/24(Sun) 00時頃


メモを貼った。


―メインルーム・大部屋―
[未だ男に理性は残っている。会話が可能な程度にではあるが]

 違いますよ。
 過ぎた望み、過ぎた願いが慾になるんです。

[間近で女のつぶやきを聞いた。
一度視線が絡む。
腕を掴んだ手で其処に女を押し留めると、身をかがめて首筋に唇を近づける。
のど元にたてる牙はないけれど]

 時間がたったとして……暴食色欲だけは
 此処に吸い上げられるんでしょう
 が
 他の慾は

[言葉が途切れた。
女のにおいがする。
トニーの声が聞こえたが、男は構わず舌を這わせた]


[5年。
ラルフの示した年月に首を傾いだが
すぐに微笑に変わる]

…どうなるかわかりません。
だから

[はっきりとは言えなかった。
彼と自分の間には、あの契約だけしか
存在しない間柄ではあるけれど。
伸ばした手は、裸足でモニター越しに重なるのか否か**]


―メインルーム・大部屋―

 それもそうね……でなければ生きていけないもの。

[訂正するチャールズの言葉に納得したように頷き。
 押し留める力に一度瞬き。
 耳元――というより首筋近くでしゃべられる吐息がくすぐったい]

 トニーとチャールズさんはつらい思いをするまま、ということかしら……

[途切れた言葉の先を考えていた。
 トニーの声が聞こえて、視線をそちらにむける]

 トニー、大丈夫?
 ……っ

[チャールズに向けていた意識を少年に向けようとしたときに、首筋をなめられて小さく息をのむ。
 チャールズの管理者ではないけれど、男が求めるのなら拒否するつもりはなかった――ただ少年の前では別で。
 慌てて離れようと身じろいだ]


― メインルーム:大部屋 ―
うん、大丈夫……

[コリーンに返答するも、チャールズの行動を嫌がっている彼女を見て]

チャールズさん! お姉ちゃんに何するの、やめてよ!
お姉ちゃんはチャールズさんの管理者じゃないよ!!

[ソファから降り、二人の間に割って入ろうとした]


【人】 鳥使い フィリップ

― →廊下 ―
[個室の戸を閉じ、廊下に出れば
 マイクを通しメインルームにまで届く声は
 フィリップにも聞こえて。

 そう、パピヨンは、責めて良いと思った。
 これから、地上に起きるであろう悲しいことを思えば
 それは、当然の権利だと思った。

 フィリップは思いながら声のするほうへ]

(307) 2011/04/24(Sun) 00時半頃

フィリップは、大部屋と、そこに映るメインルームの面面に目礼1つ

2011/04/24(Sun) 00時半頃


―メインルーム―
 ……そういうことですね。
 私たちは報われぬまま、此処で辛い思いをし続ける。
 少しは、ご褒美があっても良いと思いませんか?

[ひゅ、と空気の動きが間近で起こる。
男はうっすらと笑みを浮かべ、身じろぐ女を解放する]

 小さな騎士と
 我が「器」に免じて
 今は、何もしませんよ。
 
[トニーが割ってはいるのに、両手をあげて見せ
ベルナデットのほうを見やる。
丁度、待機室の映る画面のほう]

 どうなるか、まだ理解出来ていない……やはり愚かな娘だ。
 五年もすれば、今のお前は消えてなくなっているだろうに。


 こちらへ、ベルナデット
 
[画面に手を伸ばす女に命じる。
低く冷たい声]

 お前の望みは何だった?


―メインルーム・大部屋―

 他に、接続されること選ぶ人がいないのなら。
 ――ご褒美になるかはわからないけれど、手助けならいつでも。

[色欲を受け止める器がいるとはいえ、健康的な女に当たり前にある欲を押さえつけるよりは協力するのを選ぶ。 
 だけど、それを幼い器に見せるつもりはなくて、チャールズが開放してくれたことにほっと息を付き]

 ええ、トニー、私はあなたの管理者。それは変わらないわ。

[割ってはいるトニーにありがとう、と笑みを向けて、その頭を撫でた。
 モニタの向こう側と再会を誓う娘にチャールズがかける言葉には、僅かに瞳を伏せる。
 だが、彼らのやり取りに口を挟むことはなくて、トニーに視線を向け]

 何か欲しいものはない?

[何時もの態度で、訊ねた]


【人】 鳥使い フィリップ

[途中でリンダに会えても
 彼女が何も言わないから、こちらもただ頭を下げるだけ。
 ……次の器を待つ決断は、知らない。]

― 待機施設:大部屋 ―
[壁に映るメインルームには4人。
 その投影された映像の傍にラルフがいる。
 ソファーにはムパスとパピヨン。
 名を呼ばれれば、緩く首を傾げる。

 視線は淡い色を見た後
 自分が裏切っているメインルームへと向ける]

(314) 2011/04/24(Sun) 01時頃

[チャールズがコリーンを解放するのを見て、安堵の表情を見せた]

ありがとう、チャールズさん……。

[コリーンに頭を撫でられると嬉しそうに微笑むが、チャールズがベルナデットに冷たい言葉を投げかけるのを聞いて俯く。コリーンに欲しいものを問われて]

た、……

[咄嗟に口をついて出そうになったのは「食べ物」という言葉。だが、今食べても食べきれないのは自明で、思い止まって]

ううん……何もないよ。

[そう言って、ソファに戻り、待機室の様子を*眺めた*]


メモを貼った。


―メインルーム・大部屋―

[欲しいものがあるのに、それを我慢する少年の頭をもう一度撫でた]

 ……そう。

[身体に見合わぬ量が食べられない様子はすでに知っている。
 あれからそれなりに時間は経ったけれど、まだ食べれるほどではないのだろうと理解して。
 ほしい、といえばいつでも用意できるように、傍にいることにした**]


メモを貼った。


―メインルーム・大部屋―

 ……いつか其の時を楽しみに。

[コリーンの傍を離れる際に、囁いたのはそんな言葉。
結局純潔の管理者と強欲の器が画面越しに触れ合えたのかどうかはさておき。
現在、人が増えるころ
少女は男の腕の中にある。
少女の望みは此処にある故に]

 嗚呼、揃ってきたな
 接続順が決まったか

[ソファに座る男の上に少女を座らせている
詳細見えぬ向こう側からは、一人座るようにしか見えない。
寡婦の声が聞こえ、男は低い声で唸る]


 不義を訴えるならば
 先ずは自らが手本を示すのが筋だろう
 現に私は此処にいる
 ……貴女の到着を待っているよ、パピヨン

 貴女がこちらへくれば
 世界の傲慢は押さえられる

[名を呼ぶ低い声]

 その場のものを呼ぶならば
 此方へきて、災厄がどのようなものか
 教えてやれば良い

 開放されることでどれ程の犯罪があふれるのか
 加害者となる者にかけらでも罪悪感があるならば

 まさか其の侭此処を出ようなどとは思うまい?


 嗚呼
 私達の犠牲を忘れ、世界に慾を撒き散らし
 己の事だけを考え、無様に生き恥を曝そうとする

 ……まさか其処まで醜い者達ばかりでないと
 私は信じているよ?

[くく、と低い笑み。
身に溜まる慾は常に増え続けている
己の理性は徐々に薄れて
考えるのはただ、情欲向ける対象が増えれば良いと
自分本位は寧ろ男も]


【人】 鳥使い フィリップ

― 大部屋 ―
[パピヨンがチャールズに報告する様子を
 翠は暫く見ていた。
 暫く見ているうちに、スティーブンとペラジーが現われたら
 そちらへも目礼1つ。

 パピヨンのチャールズへの報告で
 ペラジーも接続意志はないと知れようか。]

 ……パピヨンの言うように
 オレ……フィリップ=アストリーは管理者の任を
 マーガレット=ヴァーノンは器の任を拒否します。

[システムは何処で声を拾うのだろうか?
 わからないけれど、
 はっきりと、その意志を伝える為に声に出した。]

(319) 2011/04/24(Sun) 01時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……あの時、言われたように
 彼女を優先させてもらった。

 約束を破ることになって……すまない。

[意志を口にすれば、別々の場所になる
 ムパスに自ら口にした約束は叶わない。

 世界も、他も、何よりもマーゴだけを優先した。
 トニーにも約束した言葉
 それも嘘になってしまったと思い出しながら。]

(321) 2011/04/24(Sun) 01時半頃

 …………醜いな。

[フィリップの宣言には、ただ一言。
ぎり、と膝の上に乗せた少女を擁く腕に力が篭る]

 スティーブン?
 何かいいたいことでも。

[不鮮明な映像で、何処まで彼に見えているのか。
影は折り重なっている]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

 ……犠牲を、忘れるわけでは在りません。

[器と、管理者の犠牲の上に世界はある。
 それを、自分は知っている。
 そして、任じられた任は受けない。]

 けれど、貴方達の信頼を俺は裏切ります。
 ……オレは生き恥を晒します。

[チャールズがパピヨンをあちらへと招く
 そうして、チャールズがここにいた時とは
 違う口調、空気……何か抱えているようだが
 ぼんやりとして映像ではよくわからない。

 醜いといわれれば、それは当然だと思う。
 利己的な考えだけで選んだ結論。だ。
 そこに綺麗なものはない。
 どれだけ言葉を紡ごうと、それが答えだと思っている
 だから、静かに頷いた。]

(322) 2011/04/24(Sun) 01時半頃

 こちらの世界を知っている
 ペラジー

 お前がしようとしているのは
 この部屋を外へ解き放つのと同じ

 ……それでも構わないのか?
 お前も自身すらよければ他はどうでも良いか

[待機室に居たころには、よく考えろと言った其の唇が
低い声で責め立てる。
自身すらよければ構わない。それは男自身の話でもある。
選択肢が違っただけのこと]

 余計な感情など抱かず、さっさと戻れ
 お前の役目は此方に繋がれることだろうに


 醜いな……人間と言うものは


[男の声はそれきり。
ただ、時折
少女の控えめな声が洩れるのを
さて誰が聞いていたのか**]


メモを貼った。


 お前達は違うだろう?
 夫人と共にこちら側へおいで、ブラザー・ムピス

[ムパムピスの声が聞こえると
男は意識を其方へ向ける]

 永遠に、その生尽きるまで
 器の世話をするのも、主の僕ならば幸福に思うだろう?
 
[聖職者へ向ける言葉として与えた言の葉
しかし其の裏に、脳裏描かくことが出来るだろう光景は
対象の器の傍に居る事を許される管理者の**]


【人】 鳥使い フィリップ

[醜いと言われる。][嘘吐きと呼ばれる。]
[言われる方もさながら、言う方はもっと痛い。
 痛いものが在るから言うのだ。]
[責めてくれればそれで良い。
 胸は痛むが、その痛みを忘れてはいけない。
 こちらを見たくなければ見ないで良い。]
 
 ……醜いのは、オレです。
 チャールズやベルナデット、
 トニーや、コリーン、ムパスやパピヨンは
 醜くありません。

[ただ、人間と言って纏めた言葉には
 違う、と、接続された人
 知っている限り接続意思がある者の名前を口にする]

(329) 2011/04/24(Sun) 02時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[スティーブンが肯定する言葉には頷く。
 拒否を選ぶ以上は、それを肯定して欲しいと、は思う]
[マーゴにはそれは願わないけれど。]

[ただチャールズの言葉に
 はっきり意志をみせるペラジーには翠を細めた。]

 ……醜くても、オレは
 ペラジーが、自分でそう言えたことを
 嬉しいと思うよ……

 ……スティーブン、後でマーゴに会って貰えますか?
 彼女と、スティーブンには決断を話そうと言ったんです
 ペラジーもよければ……リベラもいるよ

[緩くスティーブンと繋がる様子
 彼が苺を持っているのは知らぬまま。
 既に、決断を知っている
 個室に残したマーゴが目覚めそうな時間まではここにいた*]

(332) 2011/04/24(Sun) 02時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2011/04/24(Sun) 02時半頃


フィリップは、アルフの言葉には困ったように眉を下げただけだった*

2011/04/24(Sun) 02時半頃


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