人狼議事


212 冷たい校舎村(突)

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視点:


― 病室にて ―

[目を覚ます。夢を、見ていた気がする。
まだ、感覚を失いながらも動けていたときの。

文化祭が終わってほどなくして、
ある日、とうとう、歩くことも覚束なくなって
入院してのリハビリと検査の毎日が始まっていた]

……あれは、夢、だよな。

[携帯を使うのもリハビリの一つ。
さすがに通話は病室では難しいけど、
目が覚めたのでSNSやメールをチェックしようとしたら
電源がつかなくなっていた。
そういや雪の中に落としたんだったかと考えて、
夢の中ではなかったかと首をかしげる]


[仕方なく起き上がり、
暇つぶし用のノートパソコンを引っ張り出し
そちらでメールをチェックする。

水野から連絡が入っていた]

理一……。

[あいつが、俺たちを閉じ込めていたのか。

青白い光を眺めながら、考える。
誰かの中に閉じ込められてたなんて。
三流小説にもなりはしないだろうに、
あれが現実だったって、夢ではないと
なぜかそう思えて]


To:昴
From:堆
Subject:聞いたか?

-----------------------------

水野からの連絡見たか?
俺のいる病院に運ばれてるらしいから。
様子見てくる。

-----------------------------


[背後から近付いてくる足音。
深夜の道だから、ちょっと警戒して振り向いてみる。半回転。
ちょうど、こちらに声をかけてくるその子と、向き合う形になれた。]

……莉緒ちゃん。

[ほんの一瞬だけ、不意を突かれたように間を空けて。
あの冷たい校舎に向かう道で、最初に合ったときのことを思い出した。
ふっと、硬直した表情が崩れる。]

うん、よく寝た、というか……
あそこにいた、というか。

[あの世界のこと。
彼女も知っているなら、あれは現実だったんだと思えるから、
どういう風に確かめよう。そう考えて]


[少し待ったが返事は来ない。
まだ、あの世界にいるんだろうか。

手すりにつかまりながらベッドを降り、
電動車いすに座り、
まずは様子を伺いに、ロビーへ行ってみようか**]


かまくらでパンケーキ、だめになっちゃったね。

なんて。
……おかえり?

[もしくは、ただいま、かな。わたしも一緒に。
おそるおそる、手を伸ばして彼女に触れようとする。

半分は、あれは夢じゃなかったんだと確かめたい気持ちで、
もう半分は、指先が冷たいから暖まりたい、の気持ちで。*]


メモを貼った。


【人】 酸味探し ドリベル

 
 [ ―― 何時からだろう。
  えとさんが おかしい、って思ったのは。 ]
 

(10) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [  多分、そう。
   中学二年あたり?
   俺が十四、えとさんが二十三。
  
   要は、まだこども だったんだよ。
   こどもらしく過ごして、こどもらしく生きて、
   こどもらしい 恋愛、を した。
 
   …過去形。
   そりゃあ、中学生の恋愛なんて、
   そう長く続かないよなって
   …そういう話じゃあ なくて。 ]
 

(12) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

メモを貼った。


【人】 酸味探し ドリベル


 [ 放課後 通った通学路。
  たまたま見かけた道で
  俺の"彼女"と、えとさんが並んで話していて、
  そこまでなら まだ 良いと思うだろ?

  俺の"彼女"の表情はちっとも笑って無くて、
  えとさんの表情は それは もう、

  ―― 笑顔 そのもの で。 ]
  

(13) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

【人】 酸味探し ドリベル



 [ …あのときの俺の恐怖ったらなかったね。 ]

 

(14) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

メモを貼った。


【人】 酸味探し ドリベル


 [ 何が 言いたいかって、
  翌日 それはもう怯えながら
  別れを告げてきたあの子とはさよならして、
  それ以来 "彼女" は居ないって話と、
  
  …そうそう
  学生生活、貴重な夏休みと冬休みは、
  それ以来滅多に家から出させて貰えなかった。
  …って話に繋がるんだけど、さ。 ]
 

(15) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ えとさん曰く、危ないから。
  ついでに言うなら 怖いから。
  なにより もう××がいなくなるのは嫌だからだって。
  
  目の届くところにいて欲しいからって、
  よく分からないまま携帯も没収されて、
  えとさんの料理だけ食って、
  えとさんとしか 話もしなくて。
  
  俺の家はカレンダーもテレビも無かったから、
  俺の日付感覚は"休みの始まり"だけ。
  そこから一日ずつ 日記に足していくだけ。
  家の中で ずうっと。

  …窓から出るなんて発想が無かったんだよな。
  なにせえとさんって 俺のかみさま、だったから。

  振り返ると刷り込みって恐ろしいね。 ]
 

(16) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ これって 今思えば、
  なんて言うの、…軟禁?監禁?
  
  どっちだって良いけどさ でもさあ、… ]
  

(17) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 何で実の姉貴に閉じ込められなきゃいけないんだ?* ]
 

(19) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

【人】 酸味探し ドリベル

 ― 脱衣所 ―

 [ だいぶ さっぱりした…気が、する。
  汗をこれでもかとながした後、
  脱衣所にあったらしいタオルを拝借して、
  適当に身体の水分を拭き取った。

  こういうところはスマートじゃあないかもね。
  というのは、さておき。
  
  着替えながらも ぼんやりした頭で、
  ―― あ、記録付けてない とか
  そんな 嫌な日課を考えて、
  ロッカーに投げ入れたままのスマホを取り出して、
 
  そこで、>>#0 ]
 

(21) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


  [ ―― 風の吹く、音?* ]
 

(22) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

メモを貼った。


【人】 酸味探し ドリベル


 [ ふ、と。
  スピーカーに向けて顔を上げた。
  
  チャイムが鳴ったから、
  …誰かが帰ったのか とか
  そんな予想も 立ってしまって。
  
  だとするならば、
  古辺通はまた残ってしまったことになる。
  
  …折角一人でいたのになあ。
  シャワールーム とか、
  何時かの光景をなぞるには
  ぴったりの場所、なのに。 ] 
 

(33) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ あからさまにがっかりしていた、
  …と 思う。
  
  だって此処に、この場所に、
  俺を閉じ込めている この世界に、
  俺が居る意味を見出す必要なんて あるのか? ] 
 

(34) 2017/03/16(Thu) 01時頃

【人】 酸味探し ドリベル


   ……屋上?
   
 [ 笑い声、泣き声、囁き声の、その次。

  聞こえてくるのは 風の吹く、音。
  自然と連想するのは、
  此処に来てしまったばかりの時に受けた
  あの 高所。
  冷たい 風>>1:172

  ぽつり。
  出てきた場所 に、誰か行ったか? ]
 

(35) 2017/03/16(Thu) 01時頃

【人】 酸味探し ドリベル


   ………

 [ 湿り気の残る前髪の 奥は。
  ルート計算するように彼方此方に彷徨って
  やがて 止まる。

  上履きの行き先は
  教室でも家庭科室でも無くて、
  もっともっと高い場所。 

  屋上へ 向かおうと。 ]
 

(36) 2017/03/16(Thu) 01時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ あ。 ]
 
 [ ―― ごめん、俺 ふらふらするわ** ] 
 

(37) 2017/03/16(Thu) 01時頃

酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 01時頃


酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 01時頃


――自宅――

……ん、……?

[どうやら机の前の椅子に座ったまま寝てしまっていたらしい。手には編み棒が握られていて、膝の上には黒い毛糸玉があった。
ああ、そうだ、今持ってるのはピンクのマフラーくらいで学校にはしていけないから、黒いマフラーを編めばいいと思ったんだった。
まだぼんやりした頭でとりあえず続きをやろうかとしたところで、机の上に置かれた携帯がチカチカと光っているのに気が付いた。

こんな時間に誰からだ、と疑問に思いつつメールを確認して、そこに記された内容に目を見開く。]


っ、あ、の、馬鹿……!
何が「俺じゃねェよ」だ……!

[一気にさっきまで見ていた夢……いや、夢のような現実か?ともかく、閉じ込められていた校舎でのことを思い出し、勢いよく立ち上がる。
橘が屋上から飛び降りた……ということは、つまり、あの世界のホストは橘だったということだろう。
共に寝袋を取りに行った時は、俺じゃないと、言っていたのに。
悩みなんて勉強のことやCD返してないことくらいだと、そう言っていたのに。
まさかCDの延滞料金払いたくないから自殺するなんて馬鹿なことするわけないだろうし、それなら――]


……っくそ!

[あの時、もう少し踏み込んでおけばよかったのだろうか。
いや、でも、無理やり踏み込んで踏み荒らすのは……。

ともかく、今は病院に急ごう。
せめて近くで、あいつの帰りを待っていてやりたい。
……きっと、帰ってくるはずだから。]

親父!クラスメートが病院に運ばれたらしいから行ってくる!

[いつもの黒いコートだけ羽織って、携帯をポケットに突っ込んで、玄関へ。
親父の返事を聞くよりも早く、家から飛び出した**]


メモを貼った。


酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 01時半頃


[夜中の路上、
わたしにとっては通学路からは外れたその場所で、
振り向いたささらちゃんと向き合う。

―――これって、あの校舎に入る前と逆だよね。
あの時はわたしがささらちゃんに先に声をかけられてたから。
最初の朝のことを思い出しつつ、
不意をつかれたみたいな表情をささらちゃんが見せてた一瞬、
いきなり変なこと訊いちゃってまずかったかな、とは思ってた。

実は全部わたしひとりだけの夢だったのかな、って、
悪い想像も過ぎってたけど]

やっぱり、……いたよね。

[確認するみたいに呟いた声は震えていた。
別に寒くはないんだけど。走ってきて身体は温まってきてるし]


[もし、最初のチャイムが鳴る前にいた職員室で、
帰るでも教室行くでもない第三の選択肢として、
“かまくら作ってパンケーキ焼いてわいわい食べる”を提案してたらどうなってたんだろう。

りーくんは見慣れた笑顔で提案に乗ってくれそうな気がした。
で、そのノリで古辺くんも誘ってしまいそうな気がした。

でも、もうかまくらでパンケーキどころじゃない。
りーくんが――クラスメイトが死んじゃうかもしれない。
それは分かってるんだけど。

目の前にわたしと同じように帰ってきた子がいるってことに、
まず、ほっとしているわたしがいる]


ダメだね。こっち、全然積もってないもん。
なんか変な感じ……。

[だけどこっちこそが現実。だから]


うん。ただいま。
……それと、ささらちゃんもおかえり。


[一通り挨拶を済ませた後。
ささらちゃんの手が頬に触れて、
冷たさのあまり思わず「ひえっ」って声が出たけど、
ちょっとの間はささらちゃんの好きなようにさせておこうと思う**]


[――うん、いたよ。
って、肯定するように頷く。

あの奇妙な出来事を共有したということ。
それが確かめられたなら、安心するように微笑もう。]

うん。
わたしも、ただいま。

[ここにいるふたりと、つばさ氏は無事に現実に帰還できた。
生きていくには息苦しい現実に。

まだあの世界に残っている人たちは、いつ戻れるんだろう。
つばさ氏が手当たり次第連絡をしているみたいだから、みんなきっと気付くとは思うけど。

わたしにはもう、後は祈るしかできないらしい。]


[莉緒ちゃんの頬に触れる悴んだ指先は、きっと彼女を驚かせた。
冷たいだろうけど、遠慮せずにそのまま、ほっぺたを縦に横に、ふにっふに。
なんだか、安心できる。

少し堪能したら指を離して、ごめんねと微笑みつつ。]

大丈夫だよ。
きっと。みんな。

[それは、あの世界のホストのこともだけど、
彼女にもし心残りがあるのなら、それも意味に含めよう。

相変わらず根拠なんてない、ただの勘だけど。**]


[ほっぺたふにっふにされるのは痛くはなかった。
最初は冷たい指先にびっくりしたけど、時間が経つにつれ慣れたというか、
いい具合にわたしの温度がうつってきたみたいで気にならなくなったというか]

気にしないで。

[指を離して謝るささらちゃんに、笑い返した後。
みんなを指して大丈夫、と言われれば俯いてしまう。

ただいまとおかえりを言い合って、笑い合う。
ささらちゃんとはそれができたけど―――、]


酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 21時頃


[薄情と思われるかもしれないけれど、
今この時真っ先に思い浮かぶのは、
ちよちゃんの言葉、だとか、繋いだ手にぎゅっと力がこもる感触だとか、
勝手にいなくなって慌てているかもしれない姿だとか。こっちはただの想像だけど。

泣いている姿は想像できなかった。
むしろわたしにしたみたいに誰かを励ます姿の方がしっくりくる。

そういう、しっかりしたところに、向こうでもずいぶん助けられてきた。

……ああ、元気でやってるかな。
そして無事に帰れるのかな]




………そう、だね、きっと大丈夫だよね。


[ようやっと顔をあげてほんのり笑う。
今わたしにできるのは、信じることだけ。

行こう、って言って手を差し伸べた時、
ポケットの中でスマートフォンが震えた。
ちょっとごめん、って言い置いて、ポケットから出したスマートフォンの画面をタップする。
つばさちゃんからメールが来ていた]

……つばさちゃん、夜用の出入り口のところで待ってるって。
はやく顔を見せてあげよう。

[告げて、改めてささらちゃんの手をとって、
病院に向かうことにする*]


メモを貼った。


【人】 酸味探し ドリベル


 
  「 屋上、行ってみたいんだよな 」

 

(76) 2017/03/16(Thu) 21時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 ― 回想:春先のある日 ―

 [ 確か、高校二年生。

  引っ越ししたばかりで、
  転入したばかりで、
  …俺の狭い世界から
  えとさんがいなくなったばかりで、
  
  飛び込んでくるものが 全部
  真新しく見えすぎた 頃だった。

  そう 真新しいもの。
  目の前にいる橘も そのひとつ。 ]
 

(77) 2017/03/16(Thu) 21時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 昼時だった。
  職員室でばったり出会ったクラスメートと
  流れで翌日の昼飯を共にする、という
  
  憧れていた"ふつう"の光景。
  
  俺の手には 引っ越し先の家主である
  伯父伯母夫婦からの小遣いで買った弁当があって、
  それをつまんで 窓の外を眺めて、
  ぽつりと言った>>76…、そんな 記憶。

  なんで橘相手かって、
  なんか 乗ってくれそうじゃん。 ]
 

(78) 2017/03/16(Thu) 21時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 前通っていた高校だと
  鍵がかかっていて、屋上はいけなかったし。
  この高校でも同じである可能性は、あって。

  それなら、
  橘なら何か抜け道知ってそうなんじゃ無い?
  とか そういう予想も 無くは無かった。
  
  …俺は橘をどう見てたんだろうな。
  思い返すと なんだか面白かったけれど。
  少なくとも、
  こういうことをすっと言える程度には、
  呼吸がしやすい相手だったんだと、思う。 ]
 

(79) 2017/03/16(Thu) 21時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ なんで? って聞かれたら、
  "引っ越してきたばかりで街の景色が分からない"
  とか、言っていた筈。
  
  だってこれ、昨晩から考えていた理由。
  嘘じゃあないけれど、さ。
  ずうっと出たかった外の世界の、
  その景色が見てみたい とか…言えないだろ。
  
  恥ずかしさ とか、
  …言っちゃあいけない、事情とか あるし。 ]
 

(80) 2017/03/16(Thu) 21時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 頼みの甲斐があったのか、
  そもそも普通に解放されていたのか、
  今となっては 置いておくことで。

  あの記憶に残っていたのは
  よく晴れた空と、
  遠く 小さく見える建物と、
  髪を撫でる柔らかい春先の風と。

  隣、並んでいた橘に話しかけられるまで
  俺は そう 今振り返ればやっぱり珍しく、
  こどものようにずうっと 前髪の下から
  憧憬 という表現がぴったりくる程に、
  外を見続けていた ってこと。 ]
 

(81) 2017/03/16(Thu) 21時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ ……俺にとっての 確かな記憶だけど。
  あいつ、このこと、まだ覚えてるんだろうか* ]
 

(82) 2017/03/16(Thu) 21時半頃

【人】 酸味探し ドリベル

  ― → 屋上 ー

 [ ふらふら うろうろ。
  
  自分で言ったことを
  守らないタイプの生徒 って
  結構たちが悪いと思う。

  何時かの光景と違って、
  耳に飛び込んでくる音は 冷たい。
  屋上への道、階段を上っているけれど、
  気を抜いたら落ちてしまいそうな。
  
  そんな 感覚で、いた。 ] 
 

(83) 2017/03/16(Thu) 22時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ ―― 誰かいたらいいな って、
  そんな 淡い期待。

  吹きすさぶ風の音は、
  淡い期待毎何処かへ飛ばしてしまいそうだけど、
  何かしら あるかも、って
  …思いたい じゃあ ないか。
 
  此処ってホストの精神世界なんだろ?
  笑い声も、泣き声も、囁き声も、
  この風の音も、何かあるって言うなら
  手がかりぐらい、思ったって、… ]
 

(84) 2017/03/16(Thu) 22時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ ……見つけたところで、
  いつか たったひとりのかみさまに
  死ねと祈り続けた俺が、
  何が出来るか分かったもんじゃあ ない、けど、 ]
 

(85) 2017/03/16(Thu) 22時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 上履きの音は、風鳴りの中小さく響いて。
  
  踊り場の その更に上、
  屋上の扉があっけなく開いたら、
  閉めるのも忘れて 開けっ放しで、

  その向こうに、歩んで、―― ]
 

(86) 2017/03/16(Thu) 22時頃

【人】 酸味探し ドリベル


    [ よく似た、風の音。 ]  
 

(87) 2017/03/16(Thu) 22時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ ―― 気のせい だろうか。
  冷たいそれが、飛び込んできた。
  
  教室で窓を開けたときとはまるで違って、
  全身に来るものだから、
  ちょっと、…いや結構 寒い。
  
  視界の端、風に煽られる前髪を捉えつつ
  はっきりしているんだかそうでないんだか、
  よく分からない視界で
  屋上の端 まで、行って。 ]
 

(88) 2017/03/16(Thu) 22時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ …飛び降りたら、死ねそうだな と。
  そう思ったのは 本能 って やつで ]
 

(89) 2017/03/16(Thu) 22時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ ―― 一瞬だけ、意識が逸れかけた。
  
  目的の 誰かか 何か を探せども
  やっぱり 誰も居ないし、何も無い。
  ……景色だって、真っ白で。 ]

   …… 何も無いか…、

 [ なんだ、寒い思いをしただけかもしれない。
  大人しく、…行きづらいけれど、
  家庭科室に戻った方が色々平和だった、かも。
  
  まあ怒られても仕方ないか って、
  のろのろ、また とって返そうと
  上履きは校舎の中へ。

  …マネキン、また あるのかな と
  そんなことを 思いながら* ]
 

(90) 2017/03/16(Thu) 22時頃

[つばさ氏は夜間の出入り口のところで待っているらしい。
莉緒ちゃんからそれを聞いて、足を進める。
少し暖まった手で、ふたり揃って向かえば不安もきっと紛れる。
……紛れてくれたらいいなあって、思う。]


— 病院 —

[夜間入り口は、と探していたら、
こちらに向かって手を振るつばさ氏の姿が見えた。]

連絡ありがと。
どう? 橘くんは助かりそう?

[今の状況を、つばさ氏は教えてくれる。
現在手術中で、助かるかどうかは五分五分といったところらしい。
病院の人が言うには、生死を分つのは患者の気力と体力次第、と。

わたしたちにできるのはやっぱり、待つことだけ。

ロビーに入ったすぐのところ、雨風を避けられるくらいの場所で、
他に来るであろうクラスメートを待ちながら、静かにじっとしているしか。*]


メモを貼った。


【人】 酸味探し ドリベル


 [ 例えばさ。
  
  お前の目の前に居る 前髪の鬱陶しい男が、
  実は親を事故で亡くして、
  九つ上の姉と二人暮らししていて、
  そこから更に一線越えたあげく、
  姉もつい最近自殺しました。

  ……とか 言ったら、どうよ。 ]
 

(119) 2017/03/17(Fri) 00時頃

【人】 酸味探し ドリベル


   [ ああ、やだなあ ひみつでじょーだんだって。 ]
 

(120) 2017/03/17(Fri) 00時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ ざわめき。ひそひそ。囁き声。
  俺は笑顔を崩さないまま、いつかの光景の中にいた。
  
  クラスメートに聞いたあの質問だけどさ、
  たとえば、
  それを聞いてどうするんだろうな?
  無価値な数字に当てはめたとして、
  それで どうしたっていうんだろう? ]
 

(121) 2017/03/17(Fri) 00時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ …何人に一人だったんだろう。
  
  確かに興味本位だよ。
  でも別に、面白がって聞いていた訳じゃあなくて、
  もし こんな俺みたいな奴がいたらさ、
  …どこかに ひとりでもいたらさ?

  希望的観測だよ 先生。 ]
 

(122) 2017/03/17(Fri) 00時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 俺が "異常じゃない" って、
  少しでも思いたいと
  そう願うことに 罪なんてないですよね?* ]
 

(123) 2017/03/17(Fri) 00時頃

【人】 酸味探し ドリベル

― →3F廊下 ―

 [ 静かに、静かに。
  大和と来たときが、すっかり昔のようだ。
  験担ぎ、"落ちないように"階段を降りて、
  
  ふと 教室のひとつを覗き込めば
  ―― 数多の 瞳。

  前髪の向こうから 俺を刺してくる。 ]
 

(124) 2017/03/17(Fri) 00時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 絵都さんが。
  
  姉さんが 死んだ理由は 知らない。
  
  ただ俺に分かっていたのは、
  絵都さんがだんだん痩せていったこと、
  俺に抱いて欲しいと願ってきたこと、
  時折 長い前髪の奥、暗い瞳を宿して、
  ぼうと俺を見つめていたこと。

  甘い声色から掠れた声色に変わっていって、
  俺にかけてくる言葉が 呪いのようだったこと。 ]
 

(125) 2017/03/17(Fri) 00時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 断ればよかったのに。
  俺は 段々窮屈に感じてきた環境から
  確かに絵都さんに
  ―― 死んで、欲しいと思っていたのに
 
  どうしてそれが出来なかったんだろう。
  それも よく分からなくて、
  なし崩し的に 結局 …、さあ

  あれって 合ってたのかな
  それとも、…間違っていたのか、な。
  もう絵都さん 死んじゃったし、分からないままだ。 ]
 

(126) 2017/03/17(Fri) 00時頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 絵都さんの 死にかけの眼差し。
  あれに力なんて無いはずなのに、
  俺を刺す様な あの瞳は、
  何時までもそこにいそうな それ は、

  …黒板の瞳に ようく 似ていた* ]
 

(127) 2017/03/17(Fri) 00時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 遅れたお返事。

  拝啓 ホストさんへ。
  人という定義に当てはまるものは分かりませんが、
  俺を俺たらしめるものがあれば、
  
  それはきっと、古辺絵都の呪いです** ]
 

(128) 2017/03/17(Fri) 00時半頃

酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2017/03/17(Fri) 00時半頃


[二人揃って病院へと向かう道すがら。
ささらちゃんと話せたことでわたしには、
ちょっとばかり他のことを考える余裕ができていた。

ホストが誰だったのか分かったけれど、
あの校舎(せかい)の仕組み、みたいなものについては謎はまだ多い。

つばさちゃんに似たマネキンは何だったんだろう。
つばさちゃん本人は無事に帰れていたわけだけど、
あれのおかげで無事を確認するまで色々心臓に悪かったのは事実]

……結局、帰ったひとの代わりだったのかな、あのマネキンは。

[たぶん、きっと、そう。
だとすればわたしだいぶ無残な姿だよ……とは、
口に出せないまま小さくため息をついた]


[そうこうしているうちに病院の建物が見えてきた。
夜間出入り口側に回る。
つばさちゃんの姿が見えたら大きく手を振った。
そうして彼女の口から現状を聞く]


……そっかあ。

[手術中で。
助かるかどうかは五分五分で。
あとは患者さん次第だって。
言われたわたしは粛々と頷くことしかできない]


[ロビーの、まだ出入り口に近い辺りから、
手術室のある方角に、祈るような眼差しを送っていると、]

……あれ?

[病院の奥からこっちへ、
出入り口から入ってきたわたし達非入院患者とは、
逆の方からロビーに向かってくる人影を見つけた。
そっと人影に近付いていく]

こんな時間にどうし……、

[お見舞いにしては遅すぎる、というか、
電動車椅子に乗って入院着を身に着けてるからむしろ患者の可能性が高い。
ともあれ気になって声をかけたんだけど、
相手がクラスメイトだと気付いて途中から驚くような声をあげた]


あれ……上須賀くん? 上須賀くんだよね!?


[ばっさりと切られた髪。
身体のあちこちにつけられたパッド。
車椅子で移動する姿。
教室で見る姿ともあの校舎で見た姿とも違う。

入院してる、と皆方先生からちらっと聞いてたのを思い出す。
だけど、これは見たところちょっとした入院って感じじゃない。

帰ってきたのを喜ぶのも忘れて、
しばらく驚いた顔で見つめるばかり**]


メモを貼った。


— 病院への道にて —

[莉緒ちゃんが口にした、マネキンについてのこと。
そういえば、と思い出すのは、校舎で変わり果てたつばさ氏の姿。
触れた感触をなんとなく覚えている。
どこもかしこも作り物だったはずなのに下着まで身に着けて、流している血が生々しかったマネキン。]

帰った人の代わりにマネキンがあそこに残る……か。
どうしてなんだろうね。
考えても分からないけど。

[マネキンとなった自分もあの校舎に残っているのだろうか。
だとしたら、それはどんな姿をしているんだろう。

……って、少し想像を巡らせたら、
誰かに見せられる有様にはなっていないのではないか、と、思えて。
同じく口に出せないまま、髪をくるくるいじった。]


— 病院・ロビー —

[莉緒ちゃんが声を上げたほうに視線を向ければ、
車椅子に乗った患者さんがやってくるのが見えた。
一度は気に留めずに視線を戻したけど、上須賀くん、という名前を聞けばもう一度振り向く。]

……えっ、上須賀くんなの?

[そういえば、入院しているって言っていたような気がする。
あの校舎で姿を見たものだから、てっきり病状は重くないものなのだと思い込んでいた。

体のあちこちに取り付けられた電極が生々しい。
鬱陶しげに掻き上げていた髪も、短くなっていて、見違える。
文化祭以前のクラスで出会った頃は、長い髪を見兼ねて気まぐれに結んであげたりすることもあったものだけど。

何があったの、とか。
病状は、きっと聞いてはいけないことだろうなって、わたしは線を引いて口を噤む。**]


― 病院・ロビー ―

[キュルキュルと車椅子のタイヤが床をする音が
静かな病院内に響く。
ロビーについて水野はどこにいるのだろうと
探そうとしたところ、誰かが近づいてきた。
見上げれば三星で、その向こうに
天ヶ瀬と水野の姿も見える]

よ。お前らも帰ってきたんだな。

[片手を挙げて挨拶をして、
近づきつつ、驚いた様子に苦笑した]

んな驚くなって。
体は元気なんだけどな。
ちょっとこっちのほうで。

[とんとん、と自分の頭を指でたたく]


お前らもあの校舎にいたろ。
朝飯食ってるとき
天ヶ瀬と三星のマネキンが見つかったっていってたから
帰るとマネキンが残るんだろうな。

[ということは自分のマネキンも残っているのだろう。
昴が見つけてなかなきゃいいなと、思いつつ]

んで、理一は。

[聞けば水野が五分五分だと説明してくれた]

あいつは俺たち呼んで、どうしてほしかったんだろうな。

[あの校舎で届いたメールの文面と
へらへら笑っている理一の顔がどうにもうまく重ならない*]


メモを貼った。


【人】 酸味探し ドリベル



        [ 笑えないんだよなあ。 ]

 

(147) 2017/03/17(Fri) 12時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ たとえば、
  今 目の前にいるクラスメートが

  20人にひとり だったとして、

  それを知ってしまったとして、そうしたら俺は、 ]
 

(148) 2017/03/17(Fri) 12時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ ………流石に、一瞬黙って、言葉もでなくて、
 
  スマートなんてどこぞに行ったような
  そんな反応、するんじゃないの。

  ふうん、で 片付けられるような
  そんな話題でも無いだろ。

  ここまで全て俺の想像。
  ……だから、実際は分からない。どうなるか。 ]
 

(149) 2017/03/17(Fri) 12時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ だからどうしたの、とか
  それでもお前、クラスメートじゃないの、とか

  "お前はお前じゃん
  えーごが得意で、教師よりちょっと厳しくて、
  だけど分かりやすくて
  勉強会だって楽しそうで、
  …そういうところに 変わりはないだろ" とか
 
  そういうことを言えたら良いのかも知れないけど、
  言葉を探しそうな俺に、
  そう言う資格 あると思うか? ]
 

(150) 2017/03/17(Fri) 12時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ ……誰にだって秘密の上に成り立っているって、
                それだけの話なのに。 ]
 

(151) 2017/03/17(Fri) 12時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 結局 普通から逸れすぎていた俺も、
  普通に縛られていたんだと、思う。

  普通だと思っている世界のなかで、普通じゃない奴を探して、
  …そもそも 普通って、なんだろうな。
 
  誰かにとっての普通が俺にとっての普通じゃなくて、
  俺にとっての普通が誰かにとっての普通じゃなくて、
  ……世の中やっぱりそういうもので、だから ]
 

(152) 2017/03/17(Fri) 12時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ …だから 似たような誰かを探しても、
  どうしようもないことは、本当は分かってるんだよ。
 
  俺の気持ちも体験も、
  どっかの数字に押し込めたとこで どーしようもないんだって。
  結局やっちまったことは変わらなくて、
  それは俺だけが背負うものなんだって。

  …だけどそれでも、
  探しちゃうんだよ、たったひとりでも 誰でも。
  少しでも一般定義に収まりたい自分が いるみたいで。

  多分、誰かさんの想像する感覚と、似てるんじゃない?

  ……なあ 俺 笑えるだろ?  ]
 

(153) 2017/03/17(Fri) 12時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ …違うところがあるなら
  俺が死にたいか ってところ?
  
  俺はどっちかっていうと、
  死ぬタイミングを逃したんだよ ね。
 
  あの時、親と一緒に世界からさよならしてれば、
  こんなどうしようもない今までにならなくて
  こんなどうしようもない野郎にならなかったのかなあ 

  …って
  …それだけ** ]
 

(154) 2017/03/17(Fri) 12時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


 [ 教室のひとつ、
  瞳が 何時かのあのひとが みている…から、
  チョークで上塗りしようとしたけど、
  
  "普通" に考えて
  駄目なんじゃない?意味無いんじゃない? って

  過ってしまえば、手を 下ろした** ]
 

(155) 2017/03/17(Fri) 13時頃

……やっぱりわかんないよね。
何も残さないでふっと消えちゃうよりはマシ、……だったかもしれないけれど。


[とは言ってみたけど……どうなんだろう。
つばさちゃんのマネキンは見るからに心臓に悪かったし。

そもそも、ふっと消えただけだとしても、
「消えた人は帰ったかも」という予想(あるいは希望的観測?)に辿り着けたんじゃないだろうか。

……結局あれこれ考えるのはやめた。

ため息をつくわたしと髪をくるくるいじるささらちゃんと。
それぞれ沈黙を抱えつつ歩いていた、病院までの道中]


― 病院ロビー/そして、再会 ―

[上須賀くんに手を振り返す間も、
わたしの表情は驚きを見せたまま固まっていた。
苦笑の後、病状を説明されて、
ようやく、そんなに深刻にとらえてほしくないんだろうか、と考えることができていた。

向こうで朝飯を食べた、ということは、
上須賀くんが帰ったのは、朝飯にありつけなかったわたしよりも後らしい。
マネキンが残っていたと聞いて苦笑いひとつ。無残な姿確定である]

……たいへんおさわがせしました。

[そしてぺこぺこ頭を下げる]

でも、上須賀くんもちゃんと帰ってこれてよかった。
……おかえりなさい。


[つばさちゃんから現状を聞いた上須賀くんがこぼした問いに、
答える術を持たず考えてこんでしまう。
そもそも―――どうして屋上から身を投げたのかだって分かっていない。

“あのメールの送り主”をりーくんに置き換えてみても、
何を求めて死んでみることにしたのか、
何があって死んでみるしかなさそうだという考えに行きついたのか―――という問いにぶち当たる。
それでも、考えてみて、]


……、誰かに答えてほしかったのかも。
ほら、メール、もう一通あったよね? 謎かけみたいな。

[言葉を紡ぎながら近くにいる皆を見回していた*]




『 人を人たらしめるものとは、何ぞや? 』


[三星莉緒としての答えを挙げるなら、
それはただ一言、“他人”となる。

ヒーローがヒーローたる条件は、
性格が当てはまるかどうかではなく、
心の強さでもなく、
誰にも正体を知られることなくさっそうと事件を解決すること―――でもなく、
第一に、助けるべき他者が存在すること。

これが人全体にも当てはまるのではないかという話]


[――ただ、多くの人の例に漏れず、
わたしにとっても最も身近な他人とは血の繋がった家族であり。
その存在――つまりはあお姉を思い浮かべればこそ、素直に答えることができなかった。

わたしからあお姉を取り去ってしまおうにもできない、
そんな気持ちを抱えているからこそ。


これがわたしの答え。
それが真の正解とは限らないけれど。

でも、わたしからすればりーくんは紛れもない人だよ。
病院に運ばれたと聞いて駆けつけてくれるクラスメイトがいるんだから*]


[病院へ急ぎながら思うのは、あの校舎での出来事だった。

能久と一緒に作った、ふわふわのパンケーキ。

「ふわふわ、きらきら、かわいい。魔法使いみたいだね」と、感嘆の声を上げた入間。「それはね、元賀が飾ってくれましたー!すごいでしょ!」と、こちらに親指を立ててみせた能久。「健ちゃん凄いじゃーん!」と、笑顔で褒めてくれた橘。
クリーム控えめのパンケーキを、「そんなんよく覚えてたな」って受け取って食べてくれた保田。喜んでくれた……と思うのは、きっと錯覚ではないだろう。

やったことといえば、生クリーム作りなどの簡単な手伝い、それと、パンケーキにクリームで飾り付けしただけ。
ほんの少しの勇気をもって、起こした行動。踏み出した一歩。

そのおかげで返ってきた言葉の数々や笑顔が、本当に、言葉に出来ないくらいに、嬉しかった。]


[今までずっと悩んできたのは、俺の考えすぎだったんじゃないか、と。
たとえ知られたとしても、自分が思っていたよりも、周りは受け入れてくれるんじゃないか、と。
無理に隠そうとして、もし知られたらっていちいち怯える必要は、無いんじゃないか、と。そう、思えた。

まあ、今すぐ、周りの人全員に、何もかも話したりするなんて、とても出来ないけれど。
それでも、本当の自分を受け入れて、周りの人にも少しずつ話して、受け入れてもらいたい。

そう思ったことはきっと、間違いなんかじゃないはずだ。]


っ水野!

[走っているとやがて病院が見えてきて、その夜間入り口に立っている水野が目に入れば、喜色を滲ませながら声をかけた。
あの校舎で、血塗れのマネキンを残して居なくなってしまった水野がこうして目の前にいるのを見て、心の底から安心したから。
入り口に着き、肩で息をしながら「連絡、ありがとう、無事で、よかった」と言えば、水野は苦笑しながら「うん。元賀も、おかえり」と返してくれた。
だが、水野から橘の容体を聞けば、徐々に表情は厳しくなっていっただろう]


……五分五分、か……。

[五分“も”ある、と思えればいいのだが、同じだけ、もう生きている橘と会えない可能性がある、と思うと、心配だし、気持ちが落ち込みそうにもなる。]

……いや、でも……きっと、大丈夫だ。

[あの校舎からこっちに帰ってくることができれば、きっと助かるだろうから。
そして、きっと……まだあの世界にいるあいつらが、橘を連れて帰ってきてくれるだろうから。
今は、そうなることを信じよう**]


メモを貼った。


[三星におかえりと言われて]

ん、ただいま。

俺は実際お前らのマネキン見てねーんだけどな。
そういや天ヶ瀬のは裸だったって聞いたぞ。

見に行きゃよかったかな。

[どういう帰り方したんだ?と首をかしげ]

せっかく昴がパンケーキ焼いて
健士郎がきれいにクリーム飾ってくれたの
食えなくて残念だったな。
焼き立てふかふかでうまかったぞ。

[そう言って自慢した]


なぞかけっつーと、
人を人たらしめるものは…とかいうやつか?

[三星に言われて考える]

そんなん死んだり、死んでみたりで
見える答えじゃねーのにな。
だって、生きてるから人だろ。

俺の答えが理一の考えじゃねーだろうからな。


メモを貼った。


裸……?

[おかえりなさい、を言えてほっと一息ついた直後にまた目を丸くすることに。
それからわたしの眼差しは。
上須賀くんとささらちゃんの間を行ったり来たりしたけど下手に詮索はしない。
パンケーキの話を聞けば盛大に「いいなあ」と口にしたけれど]


………こうなったら、
昴くん帰ってきたらパンケーキ作ってもらおう。
盛り付けは健士郎くんにやってもらって。

[今は夜遅いからまたいずれ]


[こっち、って。
頭を示されたなら、より心配になる。
体のケガよりもヤバいやつなんじゃないのかな、それって。

でも、元気そうに振る舞うその様子に、
それ以上何をどう言えばいいのかは分からない。]

……ああ、うん。
わたしたちのマネキンもあったんだ。

[わたしたちが校舎から出たその後のこと。
聞けば、帰る順番は一斉ではなく、少しずつなのだということが分かる。
それに何の意味があるのかは分からないけど、残された人たちはどういう気持ちになるんだろう。
あの笑い声と泣き声の放送を聞き続けて、頭がやられたり、しないかな。

——なんて。チャイムが鳴るごとに変遷して行く校舎のその後の様子を、わたしは知らない。]


えっ?

[考え事をしながら顔を傾け、癖になっている髪いじりをしていると、
わたしのマネキンの有様が聞こえた。

……校舎を出る際、途切れた記憶。
あれも夢を見ていたような、ふわふわした心地だったけど、
全身を包む寒さを少し思い返して身震いした。]

そうなんだ。なんでだろうね。
よく覚えてない。……みんなもそうでしょう。

[髪をいじりながらとぼけてみる。
別にマネキンの裸を見られても大したことはないけど、
もしかしたら美術準備室の件がいろいろと筒抜けになってしまうのではないか。
そんなことを心配して、でも、上須賀くんは直接見たわけじゃなさそうだし。]

何があっても不思議じゃないもの。ね。

[莉緒ちゃんの視線を受け流して、努めて平静な表情で肩を竦める。努めて。]


朝食はパンケーキ?
あっ、いいな。ずるい。

元賀くんがクリーム係したの。
見たかったな。文化祭の時、フリル手伝ってもらったの、すごく上手かったし。
向いてそうだよね。

[自慢された。ストレートにそう思った。
パンケーキといえば我々にとって思い出の食べ物ですし。
文化祭を模した校舎でそれを食べることができたなんて、羨ましいとさえ思う。
どこか、緊張感の欠けているわたし。

クラスメートが死の淵にいるというのに。
必ず戻ってくると確信しているのか、それとも、どうでもいいと思っているのか。

……後者ではない、と、思いたい裸のわたし。
自分の気持ちさえ、殺して生きていこうとしたこれまでのわたし。
どうすればいいかは、ゆっくり考えていく。]


[さて、どうして橘くんはわたしたちを呼んだのか。
わたしはあの校舎で推測をした。古辺くんと話していたこと、それをそのまま口に出す。]

みんなにも自分の気持ちを知って欲しかった、から?

だって、あの校舎は文化祭みたいだったけど、
明らかに文化祭にはなかったもので彩られていたから。
橘くんには、ああいう風に見えていたのかも。

[……目映すぎる電飾に、止まらない放送。
あれはきっと、橘くんの苦悩に直結している。と思えた。

莉緒ちゃんの言葉で、あの最初のメールの文面を思い出して、
そういえば、あれは答えを問いかける形式だったっけ。]


[あれに対するわたしの回答は、
きっと、橘くんが求めていた回答にはならないのではないか。
そう思うから、上須賀くんに頷く。]

そうだね。
少なくとも、死んでみたって答えは見つからない。
……と思うけど。

それとも、……答えを見つけたくなかったのかも。

[これも、ただの勘。今度ばかりは自信もない。
誰かに答えを突き付けられたら絶望するかもしれない。そう思えたなら、って。

わたしは橘くんの何を知っているというんだろうね。
自分で吐いた言葉を掻き消すように、苦笑いして頭を振った。*]


【人】 酸味探し ドリベル

 ― 3-3教室 ―

 [ "私達は、帰る方法を探します。
   居なくなっても、心配しないでください。"

  ふらり、ふら。
  きっともう、夜も更けている頃だ。
  家…とは、違うけれど
  きっと誰より最初に戻るべき場所に戻ってきて、
  先ず見たのは それ>>212

  大和先生の文字。
  保田のやつを参考にしたプリント、
  …懐かしいよな とか、
  日常を思い起こさせる書き置きに、 ]
 

(219) 2017/03/17(Fri) 23時半頃

【人】 酸味探し ドリベル


   "了解"
  
 [ さら と、
  筆圧の弱い文字で 傍にお返事。
  届くかどうかは、分からない けど、

  …ちゃんと見ましたよ って、
  そういう印 大事だろう。
  
  欠伸をひとつ。
  ちらと振り返るのは、
  異世界限定 自分の寝床* ] 
 

(220) 2017/03/17(Fri) 23時半頃

酸味探し ドリベルは、メモを貼った。

2017/03/17(Fri) 23時半頃


…………。


[帰った時のこと、
よく覚えてないとささらちゃんは言うけれど。
わたしもそうだ、ってすぐには答えられなくて、
誤魔化すみたいに手をひらりと振った。

今にして思えば、あお姉があの校舎にいるのなんてどう考えてもおかしいのに、
なんで、逃げなかったんだろう、あの時のわたし。
……過ぎた話だ、と気持ちを切り替える]


そうだね、
……機械のコンセント抜いても声が止まなかったりもしたし。


[結局提案するだけで終わった、“機材を椅子で殴って止める”というのは誰かやったんだろうか、
いっつもあの調子じゃ力ずくで止めたくなる人が出てもおかしくはないんじゃなかろうか。

わたしが帰った後もさらに鳴る音が変わり続けている、とは、
さすがに想像の外側にあった]


[パンケーキにはしあわせな思い出があればいい。

そんなことを昴くんが思っているとは知らないけれど、
事実として、パンケーキにはしあわせな思い出が詰まっている。

思い出の再来を願って、心を軽くできたのはほんのわずかの間。

だって、誰か一人でも戻ってこなかったら、
パンケーキどころじゃないって思うわたしがいる。
なかなか、ささらちゃんみたいにどんと構えていられないのは、
わたしが心配しすぎなだけなのかな。

でも無理もない話だと思う。
心の中に閉じ込められて広がる景色を見てみたところで、
りーくんのことが分かったわけでもなし]


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