人狼議事


16 漂流旅行

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メモを貼った。


― 回想 ―

 ?

[首を傾ぐ。
 手も足も確りと感覚を残し、身体に残っている事を
 ゆらり、視界に入る『何時も通り』で悟る。]

 ……あれ?
 私…―――

[何がどうなったのか、思い出そうとしても
 直前の出来事が、霧に覆われたように思い出せない。]

 ……此処は?

[辺りを見回しても、真っ白で深い、霧に覆われていた。]


メモを貼った。



 ……

[丸い眸を細め、霧の向こうを見つめる。
 時折、一箇所だけ霧が薄くなるのに気づいたからだった。]

 イアン……先生?

[其処に見えたのは、教師の姿。
 何かを抱え、何処かへ歩いているようだった。]



 何……?

[抱えている物がどうしても気になった。
 知りたい、という気持ちは何処か焦燥感に似ていて
 身体をかりかりと細い爪で毟られるようだった。]

 せ、

[其れが何か。
 瞬間、見えてしまった、形。]

 ………

[失った言葉は、何度も何度も、魂を駆け巡る。]


[魂をきゅうと締め付けられた。
 感覚は、涙が頬を伝う温もりに似ていた。]

 ………ごめんなさい。

[其れでも其処に在ったのは温もりでは無かった。
 全てを思い出し、向けてしまった言葉を悔いる、
 冷え切った、温度。]

 ごめんなさい……
 ごめんなさい…………
 ごめっ、―――

[言葉が詰まり、霧散しそうになる魂。]


[其処へ魂を呼ぶ声がする。
 霧散しかけた魂が引き戻された場所は
 相変わらず霧に包まれては居たが、]

 ……誰?
 誰、なの?

[真っ白では無く、桃色だった。 ]

 誰?
 ……お願い、応えて…!

[呼び続ける声に、問いかけても応えは帰らない。
 疎通の出来ない、二つの気持ち。]



 え……?

[ 其処へ続く、声。
 あちらからは此方の様子がわかるのだろうか、と
 一瞬躊躇して、眸を凝らす。]

 ……

[ けれど、何の確信も無い内に、
 その声は『何か』に包まれてしまったようだった。
 言葉には出来ない、不安のような感情が沸き上がる。]



 ……ねぇ。
 イリス。  ……イリスでしょ?

[確信は無かった。
 けれど、口から漏れた答えは何処か願いにも似た響き。
 自身が良く知った、本当の、彼女。
 繕った強さの内側で震えている、弱さ。]

 ……私の声、聴こえる?

[問いかけるも。
 相手からの返答は、矢張り、無い。]



 ……きっと。
 私の声は、貴女に届くって信じてるから。
 ………だから、私は。

[相手からの応答が無くとも、続く言葉。
 教師に対しての悔いが、
 せめて、と親友に対する祈りの強さに代わっていく。]

 ……精一杯、声を、絞るから。
 だから、お願い。

 ……届いて。

[最後は、聞いて欲しい、という受動的な祈りでは無く
 届いて欲しいという、能動的な祈り。]



 私の王子様で、居てくれるんでしょ?

[今はもう、懐かしむ事も出来なくなった過去。
 それでも、優しくて、大切な、過去。
 声は自然と柔らかな笑みで彩られた。]

 悲しい、けど―――
 私はもう、貴女に触れることも、傍に居ることも
 辛いとき、慰めてあげることも、出来ない。

 だけど……

[ 弱弱しく、負けてしまいそうな友人の声。
 笑みは悲しい色に変質するも、首を左右に振る。]



 だけど………

[嘘を付くのが下手だな、と苦笑いする。
 元気で素直で、けれど心は弱くて。
 そんなアイリスだから、セシエルについて触れた言葉が
 どういう心算だったかなんて、嫌でも伝わってしまう。]

 ……だから。

[ 確かに霧の向こう、
 その瞬間だけは、はっきりと見えたアイリスの眸。]



 お願い。
 此れからも、私の王子様で居て?

[霧が再び、二人を遮ってしまう間際。
 届くかも解らない祈りを、眸に込めた。]

 ――――、さよなら。

[必死で繕った笑みは、
 何時までも包んであげられない、弱い掌は。
 大切な友に*伝わったのだろうか*]


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

[洞穴から少し離れた位置まで進む。
それから辺りを見回した。]

…この辺で、この辺で彼女を見失ったんだ。

[そのままヘクターの様子を観察する。
何かを言っているのか、言っていないのか分からないほど集中をする。
辺りの様子、誰もいないことを確認、獣の気配もないことを確認。
そして、ヘクターがこちらに背を向けた瞬間…。]

苦しみも…恐怖も…絶望も…感じない程に…。

[小声で呟きながら、手に持っていた槍で彼の心臓を一突きに…。
そのまま素早く抜き、次は喉を狙って一突きにし、押し倒した。]

…まずは…一人…ヘクター…人は絶望でも死んでしまうんだ。
それは人として壊れてしまうことなんだ…。
人として、まだ帰れるかもしれないと言う希望があるうちに、死を迎えさせてあげるのが、今の俺に出来ること…。

[そう言うと、彼の死体を背負って、再びどこかへと向かって歩き始めた。]

(0) 2010/08/10(Tue) 11時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 11時半頃


[分かってる。/知っている。/知覚している。

自分は、死んだのだと。/この世に存在しないと。/あたしは獣に殺されたのだと。

それを知っていても/分かっていても/理解していても思うのは人の事。

いつか誰かを殺さなければ/存在理由を奪わなければいけない時が来ると、
理解していても/知っていても、それを望みたくはなかった。

人が/自分が恐ろしくて。
言葉が/思いが怖くて。

――何も、出来なかった。

自分が殺された/死んだ場に留まる。
誰かを恨むことなく、ただ立ち尽くす。*]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

―??????―

[彼の遺体を岩場に押し込めるようにしまうと、再び蓋をするように岩を積み重ねた。]

おやすみ、ヘクター。
大丈夫だよ、寂しい事なんかない。すぐに他の子たちも一緒になれるから…。

[そう告げて、黙祷をささげると、その場を後にした。]

次は…そうだな。アイリスはどこにいるんだろうか?
死んでいれば死体を持ってこよう。生きていれば殺して持ってこよう。
一つの場所に…遺体は一つの場所に…。

(1) 2010/08/10(Tue) 22時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 22時半頃


― ??? ―

 ――…………ん?

[ふと気付けば、ふわふわとした浮遊感。
 目の前に見えるのは、鬱蒼と茂る森の木々に、年若い教師の肩口。]

 ――……あ、れ?

[咄嗟に負われていると気付けなかったのは、周囲からいつ何が出てくるか判らない状況のせいもあっただろうか。]

 ――……俺、倒れちまったのか?
 ――悪ぃな先生、重かったろ。つか、引っ叩いて起こしてくれりゃいいのに。

[笑って、声を掛けようとして。]



[…………喉が、動かない事に気付く。]


 ――……あれ。

[……喉だけではなく、指一本すらまともに動かない。
 ろくに何も食べなかったのが今頃響いたのか。不思議な事に、密着している筈のイアンの背の温度すら、感じ取れなかった。]

 ――……。…………?

[……空腹で倒れると、ここまで感覚が鈍る物なのだろうか。その割に冴え渡った意識が違和感を訴え始めた、その時だった。]


[……するり、と。
 切り取られるように、意識だけが肉体から離された。]


 ――……え、おい。

 ――何これ。幽体離脱ってヤツ?

[慌てて肉体を追い掛け戻ろうとするが。意識が、巧く肉体と重ならない。]

 ――え、ちょ。待て。何だこれ。

[幾度も試みるも、自分の後頭部が見えてしまう。]


 ――夢でも見てンのか、俺……?

[……と。不意に見えた自分の背が、何やら赤く染まっているのに気がついて。]

 ――……。
 ――なんだ、これ?

[やや離れた位置から確認すれば。
 シャツが、夥しい量の血液で濡れていて。教師が手にしている槍が、やけに赤く濡れていた。]


[ふと。蘇るのは、直前の記憶。
 アイリスを見失ったという場所まで案内され。森の奥に目をこらそうと、辺りを見渡して。]

 ――……そうだ。確か、急に胸ントコに後ろから何か当たって……。

[急な衝撃に振り返れば、喉元にも何かが当たり。
 赤に染まる視界の中、最後に見えたのは。]


[……何やら呟く、年若い教師の姿、だった。]


[そこまで思い出せば。出る答えは、一つ。]

 ――……あれ。俺、もしかして。

 ――…………殺され、とか?
 ――……先生に? 何で?

[……導きだした仮説に、怒りより哀しみより先に沸き上がったのは……疑問。]

 ――あんだけ熱心にマーゴやアイリス探してた先生が、俺殺すワケねぇよな……?
 ――……俺の、記憶違いか?

[最後に見た光景が、嘘なのだろうか。自分を背負ったイアンの歩む道を、首を傾げながらも追ってみる事にした。]


イアンの後ろを、幽体の感覚を持て余しつつも着いていった。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

―森の中―

さてと…どこにいるかな…。

[木になっていた紫色をした木の実を口に運ぶ。]

うっ…ぺっ!!
な、なんだこれ…全然味がしない…。

[口にしたものは全く味がしなかった。
仕方無しに、他のものを口に運ぶが…]

…これも、味がしない…?…味覚が…消えた…のか?

[それでも空腹を紛らわすために、とにかく胃の中に食べ物を押し込む。
いつしか、辛かったはずの疲労感は既になかった。
ふと、手に血がついているのを見つけた。]

血…?誰のだ?さっき確かに洗い流した…これ…。

(14) 2010/08/11(Wed) 00時半頃

【人】 記者 イアン

[血をたどると、腕の方まで続いていて、辿り着いた先はぱっくりと割れていた。]

これは…俺の血か…。
一番狂っているのは、俺自身だったんだな…。

[痛覚、味覚、気付けば嗅覚も失われている気がする。]

五感が全部無くなったわけじゃない。


まあたいした事じゃない。早く、アイリスを探して…それからメアリーたちと合流して…。

[あと少し…という言葉は飲み込んで、辺りを探し回るようにうろついた。]

(15) 2010/08/11(Wed) 00時半頃

― ????? ―

[やがて辿り着いた岩場に肉体が押し込められ。石棺に納められるが如く、岩が重ねられていく。]

 ――……マーゴも、ここに居るんだな。

[優しく『お休み』と語りかける教師の声色に滲む、静かな狂気。
 真摯な黙祷は、徒に屠った命に対する物にしては……真っ直ぐ過ぎて。]

 ――人は絶望でも死ねる、……か。

[最期に聴こえた教師の呟きが、今さらくっきりと浮かんできた。
 マーゴの事なのか、或いは別の誰かの事なのかは、判らなかったが。]

 ――…………。

 ――……アイツらはそんな事、望まねぇだろ……。

[オスカーに、メアリーに……アイリス。
 三人の顔が浮かび、そして……消える。]


[一つ、石を持ち上げようとする。
 ……が。その手は虚しく、空を切った。]

 ――……さわれない、か。助ける事も出来ねぇのかよ……。

[…………ため息を吐き。]

 ――なあ、先生。

 ――……少なくとも俺は、死んだ後の方が絶望してるぜ。

[後輩達の生を願うが、自分には見届ける事しかできそうに無く。
 辺りを見渡すと、生前気になっていた場所へ向かう事にした。]


メモを貼った。


― 森の中 ―

 ――この辺……だったよな。

[それは、女教師の最期の場所。彼女の肉体がまだそこにあるのかは彼の位置からでは見えないが、夥しい血の痕が惨劇の凄まじさを物語っていて。]

 ――……あ、れ。

[と。其処に、どこかぼんやりとした姿を見つけた。]

 ――セシエル先生……アンタ、生きて……!?

[しかし。よく見やれば、その気配は自分と同じ。感覚で言うならば、生者の物ではなくて。]

 ――…………。
 ――……なあ、先生……。

[もし応えがあれば、彼女の死の際にアイリスの手を引いて駆け出した事を詫びようと、そっと声を掛けた。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

おーい!誰かいないかー!?

[森の奥まで入っていくと、草むらから色々な音がするのが聞こえた。
獣達の呼吸音や、移動する音。]

耳が変だな…妙に過敏な気がする…。
お陰で常に辺りを警戒できるが…。

[こちらが警戒しているからだろうか?
それとも、勝手に死ぬのを待っているのか、どちらにせよ、獣がこちらを襲ってくる様子はない。]

…まあいっか…とりあえずアイリスを探すのが先決か…。

(21) 2010/08/11(Wed) 01時半頃

[分かっている。理解している。
でも、心がついていけないのは、何故?

どれだけの時間、そうしていたか分からないけれど、
名を呼ばれた気がして、恐怖に体を竦めながらそちらに視線を送った。**]


メモを貼った。


イアンは、アイリスを探して、森の中をさまよっている**

2010/08/11(Wed) 01時半頃


― セシエル死亡現場 ―

 先生、俺だ。俺。

[身を竦めて視線を向けてくる教師の姿に、はたはたと手を振る仕草。
 どこかぎこちない仕草に、教師の最期の視界に映されたであろう己の所業を思い返し。]

 ……怒ってる、よな。
 助けるどころか、速攻逃げ出して……ごめん。

[……目を臥せ、頭を下げた。**]


メモを貼った。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/11(Wed) 21時半頃


【人】 記者 イアン

―洞穴―

[ようやく洞穴に戻ってくると、一匹の怪物が倒れていた。]

…化け物か…。アイリスとオスカーは無事なのか?

[そうやって呟きながら、倒れているソレを槍で突く。]

もう死んでいるみたいだな。
二人ともどこにいるんだろう…?
ん?これは…書置きか…。

[洞穴に残された書置き>>23を見つけて読んだ。]

と言うことは、ここを襲われたって事か。

[そう言うと、そのままその場から離れて、声をあげて人を探し始めた。]

(26) 2010/08/11(Wed) 23時頃

【人】 記者 イアン

[洞穴から離れて暫くすると、不意の物音にそちらを振り向いた。
見ると、緑色をした巨大な類人猿が木の棒を持って襲い掛かってきた。]

しまったっ!!

[それを思いっきり振り上げて、殴りかかってくる。
とっさに木の槍で身を守ろうとした。]

(だめだ、こんなので身を守れない!しかも武器が…)

[予測したことはものの見事に当たってしまい、木の槍は砕け、そのまま身体を吹き飛ばされた。]

うっっっ…槍が…。

[唯一の武器が砕けると、反撃の術は失われた。]

(27) 2010/08/11(Wed) 23時頃

【人】 記者 イアン

ダメだな…野生の獣から逃げられるとは思えないが…。

[武器はすでになかった。
難しいと思っても逃げることしか考えられなかったが…。]

うっ…最悪だな…。肋骨が逝かれたか…。
不運が続いちまっているが…俺は、俺はまだ死ねないんだよ…。
あの子達を"救う"ためには、まだ死ねないんだよ。

[彼の中にある救うはすでに意味は一つしかないのだが…。
重い身体を必死に動かしてその場から逃げ出した。]

(28) 2010/08/11(Wed) 23時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/11(Wed) 23時頃


【人】 記者 イアン

[石と砂を拳一つ分握り締める。
それを例の猿の目に向かって投げつけた。]

『ぐぉぉぉぉぉっ!!!!』

[大きな叫び声と同時に、目を押さえて猿は膝を着いた。]

よし…好機到来だな…。

[そう言うと身体を引きずりながらその場から離れた。
そのまま隠れられそうな場所に引っ込むと、息を潜めた。]

…くそ…このままやられちまうのか…。武器…武器さえあれば…。

[ポケットを漁ると、ヘクターに渡して、殺した後に取り戻したナイフが一本入っていた。]

…こんな武器じゃ、あれは殺せない…。

[息を潜めながら、呼吸を静かに整え始めた。]

(31) 2010/08/11(Wed) 23時半頃

メモを貼った。


…ヘ、クター君?

[はたはたと揺れる手に、声に感情が戻る。]

――なんで、こちらにいるんです、か?
………生きて、いてくれれ、ば。
あたしは…、それでよかったのに…。

[感情が戻ると共に、どこか鈍く理解していたことを受け止める。
目をそらしているものも、中にはあるが。]

あなたは、正しい選択を、したから。
ちゃんと、生きようと、してくれたから。

――いいんです。

[優しく優しくヘクターの髪を撫でた。]


きっと、ヘクターから事を聞けば、赤い狂気を思い出し体を強張らせる。


メモを貼った。


 …………。

 ごめんな。
 いや、……ありがとう。

[何故ここに、とセシエルに問われるが、自らの見たイアンの狂気を語る気にはなれず。]

 ……俺も、殺されちまったみてえだ。先生と違って、相手は人間だったけど。

[誰に、とは濁し事態を告げると。教師の手が髪を撫でるがままに任せた。]

 ……ありがとう。

[見捨てて逃げた自分の命を祈ってくれた事に、礼を述べ。自らの話がセシエルを怯えさせていまいか、と、その目に向き合った。]


――……?
[こてん、と首を傾げた後、ふる、と頭を左右に振った。]

お礼を、言われることは、してない、です。

[普通のまま、ありのままでありたいと、思っていたから。]

………そう、ですか。
その方は…何があっても、いきたい、んでしょう、か。
手が、血に塗れても。

[赤い狂気を、知っている。
でも、目をつむり見ないふり知らないふりをする。
自分を護るために。]

………?
どう、いたしまし、て?

[なんとなく、そういった方がいい気がして。
自分より背の高いヘクターを揺らぐことなく見上げる。]


 ……ん、なんだろ。
 逃げちまったからってのもあるけど、結構呆気なく死んじまったからかな。
 生きろって思ってくれてたって聞いたら、何か言いたくなった。

[自分を見上げる教師に、苦笑を返し。]

 ……わかんね。
 ただ、何だろ。……絶望、しちまったのかな、その人。生きてるって事に。

[何があっても生きたいと言うより、生きる方法が無いから皆を殺そうとする狂気。理解しえないその感情を形にするにも、そんな言葉しか思いつかず。小さく頭を振った。]


風に揺れる薄赤いハート型の葉に、手を伸ばしてみた。


自分の手が葉を突き抜け空を切るのを見て、項垂れた。


【人】 記者 イアン

『ぐぉぉぉぉぉぉぉ!!』

[再び叫び声と同時に、身を隠していた大岩が砕かれた。]

ば、馬鹿力過ぎるだろ!おいっ!!

[とにかく一度距離をとるが、折れた肋骨が痛む。]

痛っ…くそっ、寄るな!

[ぐっと握ったナイフを一度振った。
相手の拳を切り裂き、痛みを与えたようだったが、それがよけに怒りを買ったようだ。]

くそっ、冷静になれ…冷静に…。

[必死に頭を冷やそうとしたが、痛みで思考は落ちていた。
それでも、相手に背を向けないように後ろに下がりながら逃げる。]

(40) 2010/08/12(Thu) 01時頃

【人】 記者 イアン

なんで、なんで分かったんだ…。いったいどうやって…。

[ふと影から相手を見ると、再び見失ったようで辺りをきょろきょろとし、そして足元を見た。]

…足跡か…思ったより頭がいいのか…?それなら…

[何かに気がついたように服を脱ぐと、それを近くの草葉に少しだけ見えるように隠した。
自分自身は、そうして、すぐに木の上まで登っていく。]

痛い…けど、いまは我慢だな…。

[案の定、猿はこちらに向かってくる。
そして草葉の陰に隠した服を見つけると、そこに向かって思いっきり拳を振り下ろした。]

(ここだっ…)

[飛び降りると同時、相手の頭上に向けてナイフを突き刺した。]

(43) 2010/08/12(Thu) 01時頃

【人】 記者 イアン

『ぐぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!』

[三度、大きな叫び声をあげる猿。
ナイフは見事に脳天に突き刺さった。
しかし、絶命する直前、最後の馬鹿力によって身体を吹き飛ばされ、木に叩きつけられた。]

ぐっ……や、やった…のか…?

[握ったままのナイフ、そして倒れる巨大な緑の猿。
頭から大量の血を流していた。]

なんとか…なった…か…。

[ぬるっとした背中を触ると、結構な量の血が流れ、身体を動かそうとすれば、酷い激痛が襲ってきた。]

今…襲われたら、食われるしかねーな。

(45) 2010/08/12(Thu) 01時頃

そう、ですか。
[良くも悪くも、誰かに害意を持つのが苦手と言うのもあるが、なんとなく、ほんわかと笑った。]

生きてる、事に絶望…ですか。
それだけの何かが、あったん、でしょう、ね。

[誰の事かもわからないけど]

悲しい、ですね。

[何も出来ないことが。]


へクターを、も一度撫でた。**


メモを貼った。


メモを貼った。


[……ふわり、と笑う教師にどこかで安堵しつつ。]

 ……だよ、な。

 死んだら、二度も死ぬ事は無いにしても。
 ……生きてなきゃできねぇ事も、山ほどあんだろ……。

[その狂気を《悲しい》と評した手の気配を、受け入れていた。]


メモを貼った。


イアンらしき叫び声がどこからか聴こえた事に気づいた。


 今の、叫び声……。

[死した身に聞こえたのは、空気の振動でなく、魂が奏でる音。
 それをイアンの声と感じとると、そちらを見やり。]

 …………。

[狂気に囚われ自分を殺した相手ではあるが、今となっては彼の生を祈る気持ちの方が、強く。]

 ……俺、行ってくる。

[何も出来なくとも、せめて見届ける為。彼はセシエルの言葉を待たず、声が聴こえた方へ向かった。]


― ???? ―

 ……

[何度も、何度も。
 名を呼ぶ声が、した。]

 ……なんでだろう、ね

[声は一つでは無かった。]

 私って此処まで見る目、無かったんだね……

[生ある間には気づけなかった、音。
 今になって魂を縛る、強い後悔。]


メモを貼った。



 もう、

[首を左右に振る。
 面には悲しみと、悔しさが浮かぶ。]

 ……私の事は、いいのに
 あんなに酷い事を云った、のに
 …………どうして?

[問い掛けは、届いて欲しい場所に届かない。
 きつく眸を閉じて]

 ……イアン先生。

[名を呼んでも、祈りは誰が聞き入れてくれるのだろうか]


一歩ずつ。時間を掛けながら自身を呼ぶ声の方角へ歩く。



 ……

[魂は未だ最後の畏怖を拭い切れては居ない。
 歩み進むのが普段より遅いのは、その為だった。]

 先生。

[其れでも逃げずに進むのは
 伝えたい言葉が、ゆっくりと背を押してくれるから。]


【人】 記者 イアン

[いつの間にか痛みも麻痺し始めていて、ぼんやりとしていた。
いつの間にか閉じていた瞳をゆっくりと開けた。]

……誰か…きたのか…?

[人の姿らしきものが一瞬見えた。
彼らを救うタイミングに恵まれたのだと、神に感謝した。
少しだけ身体を起こし、手を上げた。]

(57) 2010/08/12(Thu) 02時頃

― ??? ―

 ……っ!? おい、イアン先生!?

[辿り着いた場に広がっていたのは。壮絶な戦いの跡と、緑の大猿の死骸と……今にも命の灯火が尽きそうな教師の姿。]

 アンタ、何無茶な事してんだよ……!

[しかし、やがて聴こえたのは。後輩達の声。]

 …………!!!

[その声に身を起こすイアンと、駆け寄る後輩達の姿。無事アイリスが見付かっていた事にも気付く余裕が無いまま……彼は、息を飲んだ。]


【人】 記者 イアン

…………。

[考えるのはこの後のこと。
今救おうとしても、彼らを一つの場所に運んであげることは出来ない。
それならばと…]

いや、あんまり大丈夫じゃない。
多分、もう長くはもたねーよ。
だから…頼みがあるんだ…俺をあそこまで連れて行ってくれないか?

[指差す位置はマーゴとヘクターを埋めた場所。]

まだ…やらなければならないことがあるんだ…。

[辿り着くまでもつかは自信がないが…。]

(60) 2010/08/12(Thu) 02時半頃

【人】 記者 イアン

[アイリスの顔を見れば、少しだけ安心したように笑ってみせて]

よかった…。無事だったんだな…。
少し冷静になれたみたいでよかった…。

[それだけ告げて、>>59ヘクターを探す様子のアイリスに。]

ヘクターは……彼は、あれに殺されたよ。

[さらりと偽りを述べる。
指差す先にあるのは、例の猿の化け物の死体。]

俺もあいつのせいで、肋骨と背骨、あとは腕を一本逝かれちまった。

[笑ってみせるが、既に咳き込めば血を吐き出し、内臓がやられているのもわかった。]

(62) 2010/08/12(Thu) 02時半頃

[……イアンが指差したのは、彼の肉体が眠るあの岩場の方角で。
後輩達が肩を貸し、そちらへ向かう姿を、ただ追うしかできなかった。]

 …………。

[……例え、イアンの告げた自分の死因が、偽りであれども。そして、イアンが尚も皆を殺そうとしている事に、気付こうとも。]


【人】 記者 イアン

[オスカーの肩を借りると、折れた腕の痛みに顔を歪めた。]

すまないな…助かる…。
どうしても…どうしてもあそこにいかなければならいんだ。

[そう言って見つめる視線は変わらず、同じ場所。]

(そう…あの場所で、この子達を救わないと…。
大丈夫…恐怖で壊れてしまう前に…友達と…皆と同じ場所に埋めてあげるから…。)

[頭に残るのはそれだけ…。]

(65) 2010/08/12(Thu) 02時半頃


 ……

[辿り着いた時、教師が指差したのは此方だった。
 背の先には、身体が眠っているであろう場所。]

 ……もう。

[俯いて、眸を閉じ、首を左右に振る。
 傍にヘクターの魂が在っても、
 今は、声を掛ける事も無い。]


イアンへと手を伸ばそうとするが、もう一方の手で其れを緩く抑える。


【人】 記者 イアン

あの場所に…辿り着けるのが先か…。
それとも…

(自分が死ぬのが先か…。)

[ただ、そう考えながら、落ちそうになる瞼を幾度となく開いて、少しずつ歩みを進めた。]

(66) 2010/08/12(Thu) 03時頃

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