情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
メモを貼った。
― 回想 ―
?
[首を傾ぐ。
手も足も確りと感覚を残し、身体に残っている事を
ゆらり、視界に入る『何時も通り』で悟る。]
……あれ?
私…―――
[何がどうなったのか、思い出そうとしても
直前の出来事が、霧に覆われたように思い出せない。]
……此処は?
[辺りを見回しても、真っ白で深い、霧に覆われていた。]
メモを貼った。
……
[丸い眸を細め、霧の向こうを見つめる。
時折、一箇所だけ霧が薄くなるのに気づいたからだった。]
イアン……先生?
[其処に見えたのは、教師の姿。
何かを抱え、何処かへ歩いているようだった。]
何……?
[抱えている物がどうしても気になった。
知りたい、という気持ちは何処か焦燥感に似ていて
身体をかりかりと細い爪で毟られるようだった。]
せ、
[其れが何か。
瞬間、見えてしまった、形。]
………
[失った言葉は、何度も何度も、魂を駆け巡る。]
[魂をきゅうと締め付けられた。
感覚は、涙が頬を伝う温もりに似ていた。]
………ごめんなさい。
[其れでも其処に在ったのは温もりでは無かった。
全てを思い出し、向けてしまった言葉を悔いる、
冷え切った、温度。]
ごめんなさい……
ごめんなさい…………
ごめっ、―――
[言葉が詰まり、霧散しそうになる魂。]
[其処へ魂を呼ぶ声がする。
霧散しかけた魂が引き戻された場所は
相変わらず霧に包まれては居たが、]
……誰?
誰、なの?
[真っ白では無く、桃色だった。
誰?
……お願い、応えて…!
[呼び続ける声に、問いかけても応えは帰らない。
疎通の出来ない、二つの気持ち。]
え……?
[
あちらからは此方の様子がわかるのだろうか、と
一瞬躊躇して、眸を凝らす。]
……
[
その声は『何か』に包まれてしまったようだった。
言葉には出来ない、不安のような感情が沸き上がる。]
……ねぇ。
イリス。 ……イリスでしょ?
[確信は無かった。
けれど、口から漏れた答えは何処か願いにも似た響き。
自身が良く知った、本当の、彼女。
繕った強さの内側で震えている、弱さ。]
……私の声、聴こえる?
[問いかけるも。
相手からの返答は、矢張り、無い。]
……きっと。
私の声は、貴女に届くって信じてるから。
………だから、私は。
[相手からの応答が無くとも、続く言葉。
教師に対しての悔いが、
せめて、と親友に対する祈りの強さに代わっていく。]
……精一杯、声を、絞るから。
だから、お願い。
……届いて。
[最後は、聞いて欲しい、という受動的な祈りでは無く
届いて欲しいという、能動的な祈り。]
私の王子様で、居てくれるんでしょ?
[今はもう、懐かしむ事も出来なくなった過去。
それでも、優しくて、大切な、過去。
声は自然と柔らかな笑みで彩られた。]
悲しい、けど―――
私はもう、貴女に触れることも、傍に居ることも
辛いとき、慰めてあげることも、出来ない。
だけど……
[
笑みは悲しい色に変質するも、首を左右に振る。]
だけど………
[嘘を付くのが下手だな、と苦笑いする。
元気で素直で、けれど心は弱くて。
そんなアイリスだから、セシエルについて触れた言葉が
どういう心算だったかなんて、嫌でも伝わってしまう。]
……だから。
[
その瞬間だけは、はっきりと見えたアイリスの眸。]
お願い。
此れからも、私の王子様で居て?
[霧が再び、二人を遮ってしまう間際。
届くかも解らない祈りを、眸に込めた。]
――――、さよなら。
[必死で繕った笑みは、
何時までも包んであげられない、弱い掌は。
大切な友に*伝わったのだろうか*]
メモを貼った。
【人】 記者 イアン[洞穴から少し離れた位置まで進む。 (0) 2010/08/10(Tue) 11時半頃 |
[分かってる。/知っている。/知覚している。
自分は、死んだのだと。/この世に存在しないと。/あたしは獣に殺されたのだと。
それを知っていても/分かっていても/理解していても思うのは人の事。
いつか誰かを殺さなければ/存在理由を奪わなければいけない時が来ると、
理解していても/知っていても、それを望みたくはなかった。
人が/自分が恐ろしくて。
言葉が/思いが怖くて。
――何も、出来なかった。
自分が殺された/死んだ場に留まる。
誰かを恨むことなく、ただ立ち尽くす。*]
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 記者 イアン―??????― (1) 2010/08/10(Tue) 22時半頃 |
― ??? ―
――…………ん?
[ふと気付けば、ふわふわとした浮遊感。
目の前に見えるのは、鬱蒼と茂る森の木々に、年若い教師の肩口。]
――……あ、れ?
[咄嗟に負われていると気付けなかったのは、周囲からいつ何が出てくるか判らない状況のせいもあっただろうか。]
――……俺、倒れちまったのか?
――悪ぃな先生、重かったろ。つか、引っ叩いて起こしてくれりゃいいのに。
[笑って、声を掛けようとして。]
[…………喉が、動かない事に気付く。]
――……あれ。
[……喉だけではなく、指一本すらまともに動かない。
ろくに何も食べなかったのが今頃響いたのか。不思議な事に、密着している筈のイアンの背の温度すら、感じ取れなかった。]
――……。…………?
[……空腹で倒れると、ここまで感覚が鈍る物なのだろうか。その割に冴え渡った意識が違和感を訴え始めた、その時だった。]
[……するり、と。
切り取られるように、意識だけが肉体から離された。]
――……え、おい。
――何これ。幽体離脱ってヤツ?
[慌てて肉体を追い掛け戻ろうとするが。意識が、巧く肉体と重ならない。]
――え、ちょ。待て。何だこれ。
[幾度も試みるも、自分の後頭部が見えてしまう。]
――夢でも見てンのか、俺……?
[……と。不意に見えた自分の背が、何やら赤く染まっているのに気がついて。]
――……。
――なんだ、これ?
[やや離れた位置から確認すれば。
シャツが、夥しい量の血液で濡れていて。教師が手にしている槍が、やけに赤く濡れていた。]
[ふと。蘇るのは、直前の記憶。
アイリスを見失ったという場所まで案内され。森の奥に目をこらそうと、辺りを見渡して。]
――……そうだ。確か、急に胸ントコに後ろから何か当たって……。
[急な衝撃に振り返れば、喉元にも何かが当たり。
赤に染まる視界の中、最後に見えたのは。]
[……何やら呟く、年若い教師の姿、だった。]
[そこまで思い出せば。出る答えは、一つ。]
――……あれ。俺、もしかして。
――…………殺され、とか?
――……先生に? 何で?
[……導きだした仮説に、怒りより哀しみより先に沸き上がったのは……疑問。]
――あんだけ熱心にマーゴやアイリス探してた先生が、俺殺すワケねぇよな……?
――……俺の、記憶違いか?
[最後に見た光景が、嘘なのだろうか。自分を背負ったイアンの歩む道を、首を傾げながらも追ってみる事にした。]
イアンの後ろを、幽体の感覚を持て余しつつも着いていった。
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 記者 イアン―森の中― (14) 2010/08/11(Wed) 00時半頃 |
【人】 記者 イアン[血をたどると、腕の方まで続いていて、辿り着いた先はぱっくりと割れていた。] (15) 2010/08/11(Wed) 00時半頃 |
― ????? ―
[やがて辿り着いた岩場に肉体が押し込められ。石棺に納められるが如く、岩が重ねられていく。]
――……マーゴも、ここに居るんだな。
[優しく『お休み』と語りかける教師の声色に滲む、静かな狂気。
真摯な黙祷は、徒に屠った命に対する物にしては……真っ直ぐ過ぎて。]
――人は絶望でも死ねる、……か。
[最期に聴こえた教師の呟きが、今さらくっきりと浮かんできた。
マーゴの事なのか、或いは別の誰かの事なのかは、判らなかったが。]
――…………。
――……アイツらはそんな事、望まねぇだろ……。
[オスカーに、メアリーに……アイリス。
三人の顔が浮かび、そして……消える。]
[一つ、石を持ち上げようとする。
……が。その手は虚しく、空を切った。]
――……さわれない、か。助ける事も出来ねぇのかよ……。
[…………ため息を吐き。]
――なあ、先生。
――……少なくとも俺は、死んだ後の方が絶望してるぜ。
[後輩達の生を願うが、自分には見届ける事しかできそうに無く。
辺りを見渡すと、生前気になっていた場所へ向かう事にした。]
メモを貼った。
― 森の中 ―
――この辺……だったよな。
[それは、女教師の最期の場所。彼女の肉体がまだそこにあるのかは彼の位置からでは見えないが、夥しい血の痕が惨劇の凄まじさを物語っていて。]
――……あ、れ。
[と。其処に、どこかぼんやりとした姿を見つけた。]
――セシエル先生……アンタ、生きて……!?
[しかし。よく見やれば、その気配は自分と同じ。感覚で言うならば、生者の物ではなくて。]
――…………。
――……なあ、先生……。
[もし応えがあれば、彼女の死の際にアイリスの手を引いて駆け出した事を詫びようと、そっと声を掛けた。**]
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 記者 イアンおーい!誰かいないかー!? (21) 2010/08/11(Wed) 01時半頃 |
[分かっている。理解している。
でも、心がついていけないのは、何故?
どれだけの時間、そうしていたか分からないけれど、
名を呼ばれた気がして、恐怖に体を竦めながらそちらに視線を送った。**]
メモを貼った。
― セシエル死亡現場 ―
先生、俺だ。俺。
[身を竦めて視線を向けてくる教師の姿に、はたはたと手を振る仕草。
どこかぎこちない仕草に、教師の最期の視界に映されたであろう己の所業を思い返し。]
……怒ってる、よな。
助けるどころか、速攻逃げ出して……ごめん。
[……目を臥せ、頭を下げた。**]
メモを貼った。
【人】 記者 イアン[洞穴から離れて暫くすると、不意の物音にそちらを振り向いた。 (27) 2010/08/11(Wed) 23時頃 |
【人】 記者 イアンダメだな…野生の獣から逃げられるとは思えないが…。 (28) 2010/08/11(Wed) 23時頃 |
【人】 記者 イアン[石と砂を拳一つ分握り締める。 (31) 2010/08/11(Wed) 23時半頃 |
メモを貼った。
…ヘ、クター君?
[はたはたと揺れる手に、声に感情が戻る。]
――なんで、こちらにいるんです、か?
………生きて、いてくれれ、ば。
あたしは…、それでよかったのに…。
[感情が戻ると共に、どこか鈍く理解していたことを受け止める。
目をそらしているものも、中にはあるが。]
あなたは、正しい選択を、したから。
ちゃんと、生きようと、してくれたから。
――いいんです。
[優しく優しくヘクターの髪を撫でた。]
きっと、ヘクターから事を聞けば、赤い狂気を思い出し体を強張らせる。
メモを貼った。
…………。
ごめんな。
いや、……ありがとう。
[何故ここに、とセシエルに問われるが、自らの見たイアンの狂気を語る気にはなれず。]
……俺も、殺されちまったみてえだ。先生と違って、相手は人間だったけど。
[誰に、とは濁し事態を告げると。教師の手が髪を撫でるがままに任せた。]
……ありがとう。
[見捨てて逃げた自分の命を祈ってくれた事に、礼を述べ。自らの話がセシエルを怯えさせていまいか、と、その目に向き合った。]
――……?
[こてん、と首を傾げた後、ふる、と頭を左右に振った。]
お礼を、言われることは、してない、です。
[普通のまま、ありのままでありたいと、思っていたから。]
………そう、ですか。
その方は…何があっても、いきたい、んでしょう、か。
手が、血に塗れても。
[赤い狂気を、知っている。
でも、目をつむり見ないふり知らないふりをする。
自分を護るために。]
………?
どう、いたしまし、て?
[なんとなく、そういった方がいい気がして。
自分より背の高いヘクターを揺らぐことなく見上げる。]
……ん、なんだろ。
逃げちまったからってのもあるけど、結構呆気なく死んじまったからかな。
生きろって思ってくれてたって聞いたら、何か言いたくなった。
[自分を見上げる教師に、苦笑を返し。]
……わかんね。
ただ、何だろ。……絶望、しちまったのかな、その人。生きてるって事に。
[何があっても生きたいと言うより、生きる方法が無いから皆を殺そうとする狂気。理解しえないその感情を形にするにも、そんな言葉しか思いつかず。小さく頭を振った。]
風に揺れる薄赤いハート型の葉に、手を伸ばしてみた。
自分の手が葉を突き抜け空を切るのを見て、項垂れた。
【人】 記者 イアン『ぐぉぉぉぉぉぉぉ!!』 (40) 2010/08/12(Thu) 01時頃 |
【人】 記者 イアンなんで、なんで分かったんだ…。いったいどうやって…。 (43) 2010/08/12(Thu) 01時頃 |
【人】 記者 イアン『ぐぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!』 (45) 2010/08/12(Thu) 01時頃 |
そう、ですか。
[良くも悪くも、誰かに害意を持つのが苦手と言うのもあるが、なんとなく、ほんわかと笑った。]
生きてる、事に絶望…ですか。
それだけの何かが、あったん、でしょう、ね。
[誰の事かもわからないけど]
悲しい、ですね。
[何も出来ないことが。]
へクターを、も一度撫でた。**
メモを貼った。
メモを貼った。
[……ふわり、と笑う教師にどこかで安堵しつつ。]
……だよ、な。
死んだら、二度も死ぬ事は無いにしても。
……生きてなきゃできねぇ事も、山ほどあんだろ……。
[その狂気を《悲しい》と評した手の気配を、受け入れていた。]
メモを貼った。
イアンらしき叫び声がどこからか聴こえた事に気づいた。
今の、叫び声……。
[死した身に聞こえたのは、空気の振動でなく、魂が奏でる音。
それをイアンの声と感じとると、そちらを見やり。]
…………。
[狂気に囚われ自分を殺した相手ではあるが、今となっては彼の生を祈る気持ちの方が、強く。]
……俺、行ってくる。
[何も出来なくとも、せめて見届ける為。彼はセシエルの言葉を待たず、声が聴こえた方へ向かった。]
― ???? ―
……
[何度も、何度も。
名を呼ぶ声が、した。]
……なんでだろう、ね
[声は一つでは無かった。]
私って此処まで見る目、無かったんだね……
[生ある間には気づけなかった、音。
今になって魂を縛る、強い後悔。]
メモを貼った。
もう、
[首を左右に振る。
面には悲しみと、悔しさが浮かぶ。]
……私の事は、いいのに
あんなに酷い事を云った、のに
…………どうして?
[問い掛けは、届いて欲しい場所に届かない。
きつく眸を閉じて]
……イアン先生。
[名を呼んでも、祈りは誰が聞き入れてくれるのだろうか]
一歩ずつ。時間を掛けながら自身を呼ぶ声の方角へ歩く。
……
[魂は未だ最後の畏怖を拭い切れては居ない。
歩み進むのが普段より遅いのは、その為だった。]
先生。
[其れでも逃げずに進むのは
伝えたい言葉が、ゆっくりと背を押してくれるから。]
【人】 記者 イアン[いつの間にか痛みも麻痺し始めていて、ぼんやりとしていた。 (57) 2010/08/12(Thu) 02時頃 |
― ??? ―
……っ!? おい、イアン先生!?
[辿り着いた場に広がっていたのは。壮絶な戦いの跡と、緑の大猿の死骸と……今にも命の灯火が尽きそうな教師の姿。]
アンタ、何無茶な事してんだよ……!
[しかし、やがて聴こえたのは。後輩達の声。]
…………!!!
[その声に身を起こすイアンと、駆け寄る後輩達の姿。無事アイリスが見付かっていた事にも気付く余裕が無いまま……彼は、息を飲んだ。]
【人】 記者 イアン…………。 (60) 2010/08/12(Thu) 02時半頃 |
[……イアンが指差したのは、彼の肉体が眠るあの岩場の方角で。
後輩達が肩を貸し、そちらへ向かう姿を、ただ追うしかできなかった。]
…………。
[……例え、イアンの告げた自分の死因が、偽りであれども。そして、イアンが尚も皆を殺そうとしている事に、気付こうとも。]
【人】 記者 イアン[オスカーの肩を借りると、折れた腕の痛みに顔を歪めた。] (65) 2010/08/12(Thu) 02時半頃 |
……
[辿り着いた時、教師が指差したのは此方だった。
背の先には、身体が眠っているであろう場所。]
……もう。
[俯いて、眸を閉じ、首を左右に振る。
傍にヘクターの魂が在っても、
今は、声を掛ける事も無い。]
イアンへと手を伸ばそうとするが、もう一方の手で其れを緩く抑える。
【人】 記者 イアンあの場所に…辿り着けるのが先か…。 (66) 2010/08/12(Thu) 03時頃 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi