204 銀花の咲く路、灰白の世界で君を想う
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── 12月22日 ──
何してるの、チャラ男くん
[ じっ。 私はいま、とある男子学生を観察している。>>26 よくうちのサークルに顔を出す、マツモトテルヒコ。 彼は目を閉じ、すやすやと…… ]
寝てるの?
[ 規則正しい寝息。 声かけに反応がないことから やや声を落として更に問いかける。 ]
(63) 2016/12/16(Fri) 19時半頃
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えぇ…なんでこんなとこで ちょっと、風邪引くよ
[ いくら屋内と言えど、講義室なんかに比べたら やっぱり廊下も暖かいとは言えない。 見知った顔だからこそ、 このまま見過ごすこともできなくて ねえ、と肩をちょんとつついてみたり。 ]
( ………寝てるとちょっと幼いな… )
[ 起こすのは早速諦めました。 しゃがみこんで、彼の顔と同じくらいの高さ 反応がないのをいいことに、 私はじーっと、男子学生の観察を続行。 かけてあげる毛布など手元にはないのです。
さて、眠り王子の目覚めはいつでしょうか。 **]
(64) 2016/12/16(Fri) 19時半頃
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── ニモのおうち ──
[ 新本家は6人家族である。 優しい父と明るい母、 ちゃらんぽらんな兄とやんちゃな弟妹 ……そして、私。
決して裕福ではないけれど 毎日賑やかで楽しい我が家。 クリスマスは毎年家族全員揃って ご馳走を食べるのがお約束だった。
大きなチキンにかわいいケーキ シュワシュワのシャンメリー 私の背よりも大きなツリーには 大好きなおほしさまがたくさん。
目に映るすべてが、きらきらして見えた。 ]
(91) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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── 三年前のクリスマス ── [ 高校三年生、 あの頃の私は今よりうんと髪が長かった。 そうだなあ、藤よりも長かったかな。
垂れ落ちる黒髪を耳にかけ、向かう先は図書館。
二つ上の兄は「世界を見てくる」と残して 家どころか国を飛び出し、今はどこかの国を放浪中。 弟と妹も進学を控えている。 ……とても、塾に通わせて なんて言えないから ]
( 私がしっかりしなきゃ )
[ そうしていつも、ひとりで参考書に向き合っていた。 ……けれど、 ]
(92) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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里咲、
[ 名を呼ばれ顔をあげれば>>0:157 いつからか勉強仲間になっていた女の子が。
初めて声をかけたのは、私からだった気がする。 ]
(93) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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「 その教科書……二年生? 」
[ たしか、こんな感じ。 話題はなんでも良かった。 ただなんとなく、ちらりと盗み見た表情が 時折寂しそうに見えてしまって 思わず声をかけてしまったんだ。 ]
(94) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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[ ───それから、帰り際なんかに 自分たちのことも話すようになって
うちの家族のこと 本当は就職をするつもりだったこと 大学に行かせてもらえて嬉しいこと 星や月が好きなこと
いろんなことを、里咲に話した。
恋人のことを聞かれたら そんな人いない、とゆるゆる首を振って 眉を下げ笑っただろう。 ]
(95) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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……あ、私 帰らなきゃ 家でクリスマスパーティーなんだ 遅れたら弟に怒られちゃう
[ クリスマスの日も、例に漏れず勉強していたけれど 家族のイベントは外せない。 荷物をまとめると立ち上がって そうだこれ、と鞄の中をガサゴソ。 ]
(96) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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……はい、 いつも頑張ってるいい子にプレゼント
メリークリスマス、里咲
[ ちょん、と机に置いたのは、小さな赤いサンタブーツ 中にはお菓子とくまさんのマスコット。 手渡したなら、ふわりと笑いかけて。
里咲は、このときのこと 覚えてるかな **]
(101) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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あ、 ………おはよ テルくん
[ 目が覚めたようで、こちらをガン見する彼>>110。 ちょっといつもと違う表情にぱちりとまたたき、 ワンテンポ遅れて挨拶を返した。
瞬間、かなり驚いた様子で頭を打ち付けるのを見て こちらもびくりと肩を揺らし、 「 頭、大丈夫? 」と思わず声をかける。 馬鹿にしてるんじゃないよ、心配してるの。 ]
(124) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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[ 眠り王子…もとい、テルくんは 私がいることに動揺してるみたい。 しゃがみこんだまま、彼が起き上がるのを見あげて 口にされた言葉>>112に首を傾げた。 あ、スカートじゃないからパンツは見えないよ 安心してください。 ]
ズルい……? いや、用事はなんにもないけど あ、ううん それも全然違う
しいて言うなら、キミを起こそうとしてたね
[ 遊びのお誘いかと聞かれれば へらりと笑みを浮かべてばっさり切り捨てる。 彼の軽口にはだいぶ慣れた。 もう挨拶程度に捉えることにする。 ……でも、良かった。もういつもの彼だ。 ぶつけた頭も、この調子なら大丈夫そうかな。 ]
(125) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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またサボり? こんなとこで寝て、風邪引いちゃうよ クリスマス、来るんでしょ?
[ よいしょ、と立ち上がりながら 今度は彼を見下ろす形。 ちょっと屈むように、耳元に顔を寄せて 小さな声で、ヒソヒソ話。 ]
(126) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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[ ─── 顔を離し、あたしは得意顔。 はてさて、テルくんはどんな表情になったかな? **]
(127) 2016/12/17(Sat) 00時頃
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── ミッチーのこと ──
「 初めまして、三辻 栄介です。 これから末永くよろしくおねがいします! 」
[ 初めて会ったのは、新歓だった気がする。>>0:86 ……けど、勧誘のビラ配りの時に 藤と同じくらいおっきい子がいたのは覚えてて>>102 あぁ、ここに入ってくれたんだって嬉しくて 「末永く」ってなに、とくすくす笑った。 ]
(163) 2016/12/17(Sat) 09時半頃
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北斗七星、見つけられる?
[ 新歓の後の天体観測会、隣に立って声をかけてみた。 春の夜空は星の瞬きが少ない分、星座は見つけやすいから 小学生の時の知識でも>>0:26十分空を楽しめるはず。 彼が星を見つけたなら、そこから指で夜空をなぞって ]
あれがおおぐま座、 うしかい座、おとめ座……からす座 これで、春の大曲線っていうの
[ 入った理由がなんであれ、 せっかくだから空のことを知ってほしい そんな思いで話していれば 観測会が終わる頃には打ち解けられたはず。 ]
(164) 2016/12/17(Sat) 09時半頃
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[ わんこみたいに懐っこい彼は 祖母の家のリッチーに似ていたから 勝手に『 ミッチー 』と名付けて可愛がった。 名付けの由来がペットと知ったら呆れられるかな。
彼の方は未だに「 新本センパイ 」って呼ぶから ちょっとだけ距離を感じることもあったけど 会うたびに尻尾のように手を振ってくれるから それももう、気にしなくなった。
──── あの日みた星の名前、 君はもう、覚えたかな。 **]
(165) 2016/12/17(Sat) 09時半頃
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── 現在、テルくんと ──
お、いい反応
[ 図星らしいその表情に>>155 ちょっとカマかけたんだけど、とによによ笑う。 彼はサークルのメンバーではないけれど もう二年目の仲だもの、彼の扱い方は心得ている。
どこか悔しげな色を滲ませた言葉には>>155 そう?と笑みを浮かべながら小さく肩を竦めた。 コロコロと表情を変える彼は見ていて飽きない。 面白がってからかうのはいつものこと。
……けど、続く言葉に表情を変えたのは 今度は私の方だった。 ]
(166) 2016/12/17(Sat) 10時半頃
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………ご心配ありがとう でも大丈夫ですー
[ ぐ、と一瞬言葉に詰まって、視線を宙に泳がせる。 何が “ 大丈夫 ” なのかは口にせず 肯定も否定もしないまま言葉を濁した。 その曖昧で微妙な反応は、 彼の期待したものであるかはわからないけれど 何かを言われる前に、私はにこりと笑みを作る。 ]
(167) 2016/12/17(Sat) 10時半頃
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私のことはいーの
……じゃあもう行くから、 変なとこで寝てないでちゃんと講義出なさいね
[ お説教くさいことを言いながら 耳の後ろの方、ぴょんと跳ねた彼の髪を指先で弾いて 寝癖ついてるよ、とくすりと笑んだ。
そうしてふるりと手を振れば 彼に背を向け、その場を離れただろう。 **]
(168) 2016/12/17(Sat) 10時半頃
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[ 「 ニモ! 」 テルくんから離れたあと、 私は廊下で知り合いに呼び止められた。 文学部の彼は藤とも知り合いらしく 昨日、藤が講義に出ていなかったこと>>0:24を聞かされた。 それほど心配しているわけではないけれど あまり休むことはなかったから気になった、とのこと。 ]
( 藤………体調悪かったのかな )
[ 大学生なのだ、たまには休むこともあるだろう。 それなのに、気にかかって仕方ない私は 文学部の彼といくつか世間話をして別れたあと ポケットからスマホを取り出し メッセージ画面を開くのだ。
宛先に表示されるのは 《 藤 慧吾 》の名前 ]
(175) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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『 おはよ 学校きてる? 昨日休んだって聞いたよ 高橋が心配してた 』
(176) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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[ ……私はおかあさんか! 御節介な自分にツッコミながらもそのまま送信。 まさか午後からは普通に学校にいたなんて 昨日藤に会ってないから知らないのだ。
私は、藤のことになるとかなり過保護だ。 周りにもよく言われたし、自分でもそう思う。 でも、仕方ないじゃない。 あんなことがあったあったんだもん。 ]
(177) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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── 回想 二年前 ──
[ 吐く息さえ凍りそうな冷たい冬の日、 ふんわり霜の乗った白銀の絨毯の上を、 私は藤と並んで歩く。>>157
来年は何人入るかな 勧誘頑張らないとね
そんなことを楽しげに話しながら 藤の知り合いの女の子の話を聞けば 楽しみだね、と小さく笑った。
さくさくと音のなる路を見つめる私は 藤の様子に、すぐに気がつかなくって ]
(178) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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…………ふじ ?
[ 耳に届く、私の名を呼ぶ弱い声>>158 急に立ち止まり、私のコートの袖を掴む手 びっくりして目を向けた先、 藤はしゃがみこみ 私を見上げている。 ……でも、視線はどこか虚ろで 彼の瞳に私は映っているのに 彼に私は見えていないようでもあった。 ]
(179) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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────っ、藤!!!
[ 意識の糸が切れ、ふっと倒れこむのをみて 私は咄嗟にしゃがみこみ、腕を伸ばす。 私よりも大きい、男の藤を受け止めきれず 冷たい地面に尻餅をついてしまったけれど ぐい、と肩の方に彼の頭を寄せて なんとか地面に打ちつけるのは避けられた。 ]
ちょっと、大丈夫? ふじ……?
[ 表情の見えない彼に不安げに問いかければ 返ってきたのはちいさな寝息。 ]
(180) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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え、寝て……え?
[ あまり眠れていないのは知っていたけれど まさかこんなに酷かったなんて。 一緒にいることが多かったのに 気がつけなかったことを悔やみながら 私はスマホを取り出して直史さんに連絡。 さすがにひとりじゃ運べない。 やってきてくれた先輩(当時はまだ先輩だった)と 学校か、藤の家か、先輩の家か とにかく近いところに連れて行って 目を覚ますまで、ずっと待ってた。
藤が起きたらまずは「 おはよう 」を告げた。 へにゃりと眉を下げながら 困ったような笑みを向けて。 ]
(181) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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[ ─── それ以来、私は藤に口うるさくなった。
ちゃんと寝てるか、ご飯を食べてるか、 タバコのことは…もう言わなくなったけど まるで母親みたいに世話を焼くのを、 藤はどう思っているだろう。 **]
(182) 2016/12/17(Sat) 12時頃
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── 昼頃、サークル室付近 ── [ お昼休みに入ってすぐ、 4講目で使う教科書を忘れてしまった私は サークル室にある先輩方の遺産から 一日だけ拝借しようとサークル室へ向かっていた。]
( 次は空きだしどうしようかなー… )
[ なんて、考え事をしながら歩いていたら ドンっ、と何かにぶつかって ]
ふわっ、すみませ…… ……あ゛!!!!
[ 見上げた人物の顔を認識するなり 私はガシッとその腕を掴んだ。 ]
(183) 2016/12/17(Sat) 12時半頃
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律!
[ そこにいたのは、私の幼馴染。>>142>>143 ]
(184) 2016/12/17(Sat) 12時半頃
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[ 昨日、無視したでしょ そう文句を言ってやろうと口を開くけど あれ、と疑問が浮かび上がって。 ]
こんなとこでなにしてるの?
[ きょとんと首を傾げて問いかけてみる。 *]
(185) 2016/12/17(Sat) 12時半頃
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( 今、「 げっ 」って言った…? )
[ どういう意味かな? 言葉にはせずにっこり笑みを深めるけれど 昔と変わらない「 ニモ 」の響きは>>188 どこか懐かしいものだった。 ]
あぁ…そういうことか 偉いね、わざわざありがと
律のそういうとこ、変わんないよね
[ 昔から、律は素直じゃないところもあるけど 根は優しくていい子なのだ。 ]
(195) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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そういえばさっきメールきてたよ パーティーの準備、役割分担しようって
律もグループにいれちゃおっか
[ 里咲と海からきてたメール>>149>>161 それを律に見せながら、 サークル室の鍵に手をかけた。 ]
(196) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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そうだ、律ってさ、 うちのサークルに知り合いいたっけ? ミッチー以外にさ
……とりあえず、 入る?
[ 立ち話もなんですし、と 振り返って律に視線を投げかける。 顔見知りくらいはいるかもだから 中にあるサークルの集合写真でも見せて 今回のメンバーを教えてあげてもいいかもしれない。*]
(197) 2016/12/17(Sat) 15時半頃
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( 素直じゃないのも 変わらないね )
[ 唇を尖らせる様子をみてこっそり笑いながら>>207 メールに対する反応にはそうかな?と返して>>208 ]
ちゃんと細かく決めた方が グダグダにならないでしょー?
……ん、わかった ほんと仲良いんだね、キミたち
[ さて、私は何を担当しようか。 うーんと考えること数秒、 とりあえず返信はあとにした。 ]
(221) 2016/12/17(Sat) 16時半頃
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あ、海と知り合いなんだね かわいいよねー、あの子 私の中でお嫁さんにしたい子ナンバーワンだよ
[ お前の嫁かよなんてツッコミは聞いてやらない。 律が頷くの見れば、扉を開けて どうぞ、と中へ促した。 ]
(222) 2016/12/17(Sat) 16時半頃
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──→ サークル室 ──
えーと、ほらこれ この子とー、この子とー…
[ コルクボードに飾られた写真を一枚取って 律に見せながら一人一人指差して紹介する。 その中に彼の知り合いがいたかもしれないけれど 私はその反応を見る前に、教科書を漁りにいく。 ]
(223) 2016/12/17(Sat) 16時半頃
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うん、元気元気ー 昨日 律のこと話したら 今度ご飯食べに来いって言ってたよ
お兄ちゃんは、そうだね どこにいるのか知らないけど この前変な人形送ってきたから生きてはいるはず 一番下がようやく高校決まったところー
……律のとこは?みんな元気?
[ 視線は本の山へと向けたまま 後ろの律に言葉を返して あった!と目当てのものを見つけ立ち上がれば くるりと律に振り返る。 ]
(224) 2016/12/17(Sat) 16時半頃
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プレゼント? んー、まあ決まってはいる、かな そんな大したもんじゃないから これでいいかなーって悩んではいるけど
[ 律から少し離れたところに腰かけて 律は?と視線で問い返す。 その様子じゃ、まだ決まってないのかな…? *]
(225) 2016/12/17(Sat) 16時半頃
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えー、来ればいいのに
律の家も変わらないみたいでなにより ……あ、じゃあ私が樹村家にお邪魔しよっかな
なーんて
[ 冗談だけど。 幼馴染とはいえ年頃の男子の家に行くのは 律にとっても迷惑かもしれないしね。 そのくらいわかってますよ、えぇ。 律くん、彼女はいないみたいですけどね。 ]
(255) 2016/12/17(Sat) 19時頃
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[ 本を胸に抱きながら振り返ると 律の切れ長な目と視線が合って>>236 もう一つ、と投げられた問いに 無意識のうち、本を抱く手に きゅっと力が入った。 ]
実は 大失恋しちゃって……
………っていうのは嘘だけど んー、気分転換? 反省の意味も込めて、というか…
[ ありきたりな理由を口にし 冗談だ と笑みを作るけど 最後の方はごにょごにょと言葉を濁らせて 結局はっきりと答えることはしなかった。 ]
(256) 2016/12/17(Sat) 19時頃
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えー、やだよ 被ったら楽しくないじゃん
……まあ、難しいよねー 自分の好きなものが 相手も好きとは限らないし
………けど、誰かのために 一生懸命選んだり作ったものなら 私はなんでも嬉しいな
[ ほら、意外とそれが 相手が好きなものだったってこともあるし。
子どもの頃、律の誕生日にあげた ふわふわなくまのぬいぐるみを思い出しながら 私は律に笑いかけた。 ]
(257) 2016/12/17(Sat) 19時頃
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[ 律から写真を受け取り元の場所に戻すとき 机の上に一枚写真を見つけて>>139 ]
( わあ、懐かしー… 藤、若い… )
[ 少しの間、それをじっと見た後 部屋を出る律に慌ててついて部屋を出る。
鍵をかけながら、視線はそのまま あのさ、と小さく呟いた。 ]
(258) 2016/12/17(Sat) 19時頃
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[ 蚊の鳴くような声で発したそれに なんだかわからないけど少し恥ずかしくなって ]
や、やっぱなんでもない じゃあね律、御機嫌よう(?) プレゼント選び頑張って!
[ じゃ!と片手をあげれば すたこらとその場から逃げるように離れていく。
その後しばらくして 律が「パクる」と言っていたのを思い出して 「プレゼント候補」のタイトルで送ったのは 六法全書の写真だった。 ………もちろん冗談だよ? **]
(259) 2016/12/17(Sat) 19時頃
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── 講義終了後、カフェにて ── [ 4つ目の講義も終えて 私は5号館のカフェにいた。 机の上に広げたのは今日出された課題。 けれど、それはひとつも進むことなく 私はぼーっと、短い髪の毛の先を見つめていた。 ]
( 勿体無くなんて、 )
[ 昼に律が口にした言葉>>265 その言葉こそ、私には勿体無いなあって 小さく小さく ため息を吐いた。
課題は一向に進まないまま テーブルに置いたラテが ゆっくりと冷えていく。 *]
(280) 2016/12/17(Sat) 20時半頃
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── 回想 卒業式 ── [ 二年と少し前、高校の卒業式。 なんの特徴もなく面白みもない ただの女子高生Kであった私は 結局、一度も恋人ができることなく 青春の一ページを終えようとしていた。
………なのに、 ]
……………ぇ 、 ?
[ 卒業式のあと、呼び出されたのは校舎裏。 とても仲の良かったクラスメイトの男の子に 告げられた言葉は
「 ずっと好きだった 」 ]
(283) 2016/12/17(Sat) 21時頃
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[ 何を言われたのか、わからなかった。 それを感じ取ったのか、 彼はもう一度、好きだと繰り返して 私の頭はさらに混乱する。
ずっと友達だと思っていた そう言葉にしたこともあった それなのに、どうして どうして
告白を受けた経験などなかった私にとって 親友とも呼べる彼から向けられた言葉は
────ひどい 裏切りのように思われた。 ]
(284) 2016/12/17(Sat) 21時頃
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………ごめん
[ 震える唇でようやく絞り出したのは たったの、それだけ。 逃げるように走り去って そのまま、ひとりで家に帰った。
髪を切ったのは、それからすぐ後。
変わりたかった。 逃げてしまった、自分から。 酷いことをした、自分から。 ]
(285) 2016/12/17(Sat) 21時頃
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[ 彼はなにも悪いことをしていない。 今ならそれを、わかってる。 けれども、いざ自分が恋をすると やっぱり伝えるのは怖いんだ。 関係を変えてしまうのが。
姿を変えたところで 中身はなんにも、変わっていないのかもしれない。*]
(286) 2016/12/17(Sat) 21時頃
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── 現在 ──
( まあ、短いのも楽だし ……似合ってる、みたいだし )
[ これはこれでいいか、とほんの少し口元を緩める。 考えるのはやめよう。 今はこの課題と、クリスマスのことを… ]
(289) 2016/12/17(Sat) 21時半頃
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………ん?あぁ、海 こんにちは
んーん、どうもしないよ ちょっと課題に詰まってただけ
[ 心配そうな顔で声をかけてきたのは 例のお嫁さんにしたい子ナンバーワンの海だ。 私は笑顔を作り首を振って、 開いていた真っ白なノートをそっと閉じた。 ]
(290) 2016/12/17(Sat) 21時半頃
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あ、座る?ここどーぞ
[ 二人がけの席、空いている向かい側を手で指して そういえば、とスマホを取り出した。 ]
パーティーの準備のこと、連絡ありがとね しっかり者の後輩がいて 先輩助かっちゃう
海、なにか料理作るの?
[ メールの内容を思い出しながら さすがお嫁さん、なんて心で呟いてみたり。 *]
(291) 2016/12/17(Sat) 21時半頃
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── 少し前 ── [ 昼前くらいに、藤から返信がきていた>>214 “ 高橋が ”心配してるって言ったのに、もう。 心配しすぎな自分が少し恥ずかしい。 藤だって、自己管理できるようになってきたのに。 いつまでもこんなのじゃ 迷惑かな。
………それにしても、 ]
( なんで犬と猫なんだろ…… )
[ 二つ並んだ絵文字をみて思わず笑ってしまった。 あの藤がこの絵文字をチョイスしたと思うだけで なんだか少し、おかしくて。 犬派か猫派かと言われたら、そうだなあ ……どっちも好きだから選べないや。 ]
(294) 2016/12/17(Sat) 21時半頃
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『 それなら良かった 』
[ それだけ返した簡潔なメール。 普段はあまり絵文字も使わないけど なんとなく、藤の真似っこをして 犬と猫の絵文字をつけて返しておいた。 藤はどっちが好きなんだろ。
そういえば、 直史さんが今度飲みに行こうって言ってたな 藤も一緒に、って伝えるのを忘れちゃった。 まあ、それは今度会った時でいいか。 *]
(298) 2016/12/17(Sat) 21時半頃
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ほんとにね… まあ、提出は週明けだし いいのいいの、手伝いなんて ありがとね
[ 法学部に限らず、 三回生ともなれば専門的な講義ばかりで 一回生の彼女にはさっぱりだろう。 気持ちだけ、と言おうとしたところで 渡されたのはチョコレート。>>300 ]
わ、いいの? ちょうど甘いものが欲しかったんだー いただきます
[ もう一度感謝の言葉を伝えて 受け取ったそれを早速ぱくり。 甘さが口にとろりと溶け出して 脳の疲れが癒されていく。 ]
(302) 2016/12/17(Sat) 22時半頃
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ケーキね、 それなら私が行ってきても…… って、え?松本センパイ?って え?二人はそういう……?
[ “ 松本センパイと ”“ 約束 ” この言葉たちが気になって 他の話が頭に入ってこなかった。 間違った方向に勘違いした私は マジ?と目を丸くしてぱちぱちまばたき。 ]
(303) 2016/12/17(Sat) 22時半頃
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[ けど、海は真面目に準備の話をしているのだ これは一度置いておくことにしよう。 ]
ちゅーりっぷ…… あぁ、骨つきの へぇ…あんなのも作れるんだ
[ 次々と挙がる料理名に、ほぇーと口を半開き。 自分も家で料理はするけれど あんまりオシャレなメニューの出ない我が家では 聞かない名前ばかりだ。 センパイは、と振られれば うーんと宙に視線を浮かべ ]
ローストビーフ、とか?
[ 乏しい知識、思いつくのはそんなもの。 ]
(304) 2016/12/17(Sat) 22時半頃
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えーと、買い出し分担するなら私も行くよ なんだっけ、料理とケーキと飾り付け…? お菓子や飲み物も必要だよね 二人ずつとかに分かれる…?
[ 直史さんは放任主義だから、 それ以外のメンバーで、かなあとぽやぽや *]
(305) 2016/12/17(Sat) 22時半頃
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あぁ、プレゼントか… たしかに選ぶの難しいよね
[ なるほど? どうやら私の勘違いだったらしい>>309 じーっと海を見つめれば ほんのり染まる頬は気になるけど 海は嘘をつくような子じゃないし ……って、私は何を心配してるんだろ? ]
(323) 2016/12/18(Sun) 00時頃
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[ テキパキと話を進める海に うんうんと相槌を打って ]
いいね、じゃあそうしよっか ピザは2枚目は無料になるところがあったはず 私ピザ係にしようかな?
去年飾ってたツリーは、 サークル室にある、はず…
[ 去年の記憶を辿りながらぽつりと口にすれば 海が楽しそうに笑うのが見えて 私もつられて笑顔になる。 ]
(324) 2016/12/18(Sun) 00時頃
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大切な人と……か 海ならすぐにできるよ、ふふ
[ 目を細め、柔らかくそう告げれば 外が暗くなってきたことに気がついて いけない、と荷物をまとめて立ち上がる。 ]
当日、楽しみにしてるね 明日のお買い物も楽しんで?
チョコレート、ごちそうさま
[ 気をつけて帰ってね、と 頭をぽんと撫でたなら 私は手を振りその場を後にした。**]
(326) 2016/12/18(Sun) 00時頃
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──→ 駅前のデパート ──
[ 海と別れた後、 私は駅前のデパートに来ていた。 もちろん、クリスマスプレゼントを買うため。 ]
( やっぱりこれ…かな )
[ 手にしたガラスの箱には “Twinkle, twinkle, little star"の文字。 雪の結晶があしらわれたネジを回せば きらきらぼしの素朴なメロディーが流れる。
……そう、私が選んだのはオルゴール。 ]
(351) 2016/12/18(Sun) 01時頃
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[ 手のひらサイズで、デザインもシンプルなそれは 他のオルゴールよりもかなり安価で 予算もオーバーしてない、はず。 ]
( いらないって言われたらどうしよ… )
[ そんな不安もあるけれど おほしさまを見上げるサークルだもん きっと喜んでもらえる…よね。 ]
(352) 2016/12/18(Sun) 01時頃
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[ 綺麗にラッピングされた紙袋を手に 私はデパート内をウロウロ。
綺麗な女の子に暴言を吐く輩を見かけることは、なく もしその場に遭遇していたら>>332
「 ぼけっとしてるのはどっちよ 」
……なんて、噛み付いてたかもしれない。 ]
(355) 2016/12/18(Sun) 01時頃
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[ ふと、立ち止まったのは 女の子らしい、キラキラしたお店の ショーウィンドウの前。 ボルドーの綺麗なワンピースに思わず目を奪われれば ほぅ、と小さなため息が出る。 ]
( いいなぁ…… )
[ 自分とは無縁の世界だ。 とてもじゃないけど、 あれを着た自分が想像できないし きっと、いや絶対に似合わない。
店員さんが中から出てきて試着を勧めるけど ぺこぺこ頭を下げてお断りした。 ……けど、すぐに離れることはできず ガラス越しの輝く世界を、 私はじっと、見上げていた。 ]
(363) 2016/12/18(Sun) 01時半頃
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[ ぼーっと、ショーウィンドウを見つめていれば 聞き覚えのある声に名前を呼ばれて>>367 私は大きく肩を揺らす。 ]
うぇ、あっ……里咲!
[ 咄嗟に振り返れば、そこには後輩の女の子。
できればこのタイミングで 知り合いに会いたくなかった…
そう思いながらも、 彼女が近くへ寄ってきたなら笑みを向けて。 ]
(369) 2016/12/18(Sun) 01時半頃
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お買い物? あ、クリスマスプレゼントでしょ
私もなんだー
[ 手にした紙バッグは背に回して にひひ、と悪戯っぽく笑う。
ショーウィンドウを見つめる横顔には ]
( 里咲ならこういうの、似合うんだろうな… )
[ って、ほんの少し、羨ましさを瞳に滲ませて。 *]
(370) 2016/12/18(Sun) 01時半頃
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うん、もう買っちゃった 里咲のプレゼント、楽しみにしてるね
[ 全然決まらないって言葉には>>372 頑張れって笑いかけて。 どうにか話題を続かせて ショーウィンドウへの視線を はがしたいところ……だけど ]
(374) 2016/12/18(Sun) 02時頃
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へ?あ、うん…かわい…… えっ!?ちょっ、まっ、
りさ…!
[ ゆるく掴まれた腕を振り払うことはできず 少し小声で、待ったをかける。 けど、お店の人がまた にこやかにこちらを見るものだから 「み、見るだけ…」と縮こまって おとなしく店内に入るのだった。 ]
(375) 2016/12/18(Sun) 02時頃
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( ………かわいい… )
[ ショーウィンドウにあったのと同じ 綺麗な色のワンピースを見れば やっぱり自分が着るべきではないと ……そう、感じてしまう。 ]
里咲こそ着ないの?こういうの 絶対似合うよ、かわいいもん
[ 一着手にとって彼女に合わせてみては うん、やっぱり と頷いて。 *]
(376) 2016/12/18(Sun) 02時頃
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……っな、
[ 小さく呟かれた言葉に 頬に熱が集まっていくのを感じた。 私は髪でそれを隠すように下を向き 消え入りそうな声でつぶやき返す。 ]
(383) 2016/12/18(Sun) 02時半頃
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一緒に!? いやでもほら… 私今日あんまりお金ないし 買わないのに着るのも申し訳ないし……
[ だめかな?と見つめる仕草はズルい。 ぐ、と詰まるけど でも…やっぱりだめだよ。 一緒になんて着たらもっと虚しくなっちゃう。
どこまでも卑屈な私は 眉を下げ笑いながらふるふると首を振ると ワンピースを元に戻して ]
(384) 2016/12/18(Sun) 02時半頃
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行こ、
[ ワンピースの裾を握る里咲の手を取り、店を出た。 そのまま中央広場のツリーの前へ来れば 振り返り、パッと手を離す。 ]
あ、の…ごめん、里咲 勝手に出て来ちゃって…… ま、また今度にしよ?
[ 今度っていつ? そんな言葉を心の中で返しながら、また笑って。 それからひとつの疑問を口にする。 ]
(385) 2016/12/18(Sun) 02時半頃
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ねえ里咲、 なんで“ ニモ先輩 ” なの?
[ ずっと気になってたこと。 “ 加奈子ちゃん ”から いつのまにか変わっていた呼び名。 あの頃から少し距離ができてしまったみたいで 私は少し、寂しかった。 *]
(386) 2016/12/18(Sun) 02時半頃
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………そっか
[ 悩んだような様子のあと ようやく出された答えに、>>390 私は小さく、それだけ返した。
“ みんなが呼んでる ” それもそうか。 あえて加奈子と呼ぶ必要だってないんだし。 私の問いで、彼女を悩ませてしまっただろうか。 少しだけ申し訳ない気持ちになって ごめんね、と視線を落とした。 ]
(394) 2016/12/18(Sun) 03時半頃
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買い物、邪魔しちゃったかな そろそろ帰る?遅くなっちゃう
[ 彼女が頷くなら 一緒にデパートを出て、 どこか最寄りまで送っただろう まだ残るというのなら 気をつけてね と残して別れよう。
でもその前に もうひとつ ]
(395) 2016/12/18(Sun) 03時半頃
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────……
[ 去り際にかけた言葉は 彼女の耳に届いただろうか。
冬の夜空の下 私はひとり、路を歩く。 *]
(396) 2016/12/18(Sun) 03時半頃
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[ ひとりの帰り路、 煌めく街のイルミネーションのなか 白い妖精が舞い降りてくる。
私にはその光景はまぶしすぎて 目をそらすことしか、できない。
ふわふわ ふわふわ 舞い降りてくる白い妖精に 願い事
]
(397) 2016/12/18(Sun) 03時半頃
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[ どうか秘めたこの想いの上にも 白い雪が降り積もりますように 誰にも見つからないほどに
深く 深く **]
(400) 2016/12/18(Sun) 03時半頃
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