人狼議事


88 めざせリア充村3

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視点:


天のお告げ (村建て人)

/*
テンプレ。
【本日の吊りはライジ[[who]]です。】
【本日の襲撃はモニカ[[who]]です。】

(#0) 2013/07/03(Wed) 00時頃


[うるさい機械の警告音は、遠く彼方から聞こえてくるよう。
黒くなった彼女の名前と、まだ続いている悪夢の世界に残っている友の、仲間の姿を見つめながら。
もうすぐ開くであろうカプセルの隣でじっと待つ。
まだ開かないことに焦れて、無理やり爪をたてて開けてやりたいけれど。]


[ぼそと彼女の名前を呟きながら、その目が開くのを待っている。]


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2013/07/03(Wed) 00時頃


メモを貼った。


― 自室 ―
 
 では……どうぞ、こちらに

[ベッドと和箪笥。化粧台に机。本棚に少しの本。
必要最低限しかない部屋。女の子らしいのは、化粧台の
簪やベッドのうさぎのぬいぐるみ程度だっただろう。

緊張した様子に小さく笑みを漏らして、椅子を勧めた。
着替えた着物を片付けて、部屋の片隅に置いたままに
なっていた胡弓を手にして、ベッドに腰掛けた。

弦の調子整えれば、深呼吸。]

 唄……なんでも、良いんでしょうか?

[ナユタの返事を聞いてから、弦に指を掛けた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


―実験室―
[アラームの音が鳴る。煩い、煩わしい。一体何なんだと、閉じられていた瞼がゆっくりと上がっていく。
カチリ、と何か鍵のような物が、外れる音がする。
…………外れる、音?]

 ……………、どこ、ここ。
 

[一番最初に耳にしたアラームは、どこか実験終了のあの煩いアラームに似ていた気がして。
カプセルの蓋が開けば、意識が覚醒しないまま外へと。]


メモを貼った。


メモを貼った。


―志乃の部屋―

[あまり部屋を見るのは申し訳なくて、
ただ、可愛らしいうさぎのぬいぐるみが目に入り僅かに和む。

結局、志乃を見つめていれば
胡弓を手際よく構えていく様子に、
見慣れははずの姿なのになぜか新鮮で。]

 志乃の、好きな曲を・・・。

[お願いすれば、弦が音を奏で始める。
響く音に耳を澄まし、
目を閉じるとその音か心の中に染み渡る。]


[答える声に頷いて、弦を弓で撫でる。
どこか雨音のような旋律を奏で。

静かに歌い出す。
感謝と願いを込めて。

貴方が幸せになれますように
貴方がいつまでも変わらずにいられますように

その優しい音が、好きだから。
貴方だけは―――…どうか、変わらないでと]


[着ていたはずの青の軍服では無く、研究所に居た時の服装になっているのに気がついて、小さく首を傾げる。
床に足をつけてぼんやりと状況を確認するように視線を走らせれば、
会いたかった人の、姿が目に飛び込んでくる。]


 ……夢、なのか。


[目を丸くしながら、それでもゆっくりと近づいていく。]


 リッキィ。

[名前を呼ぶ。最期に呼びかけた名前を、今度はしっかりと届くように。
手を伸ばしてふらりと歩く彼女の手を掴む。
その視線はこちらへを向けられただろうか。
名前を、呼んでくれただろうか。]

 ごめんな。

[ライジのことを告げなかったこと。
置いていってしまったこと。
泣かせてしまったこと。
側にいれなかったこと。
それから。]

 ……っ、

[たくさん言いたいことがあるのに、伝えたいことがあるのに。
リッキィの顔を見たら何から言えばいいかわからなくなって、掴んだ手を引いて近くへ寄せて、彼女の身体を抱きしめる。
拒まれなければ、少し長く。]


メモを貼った。


[一曲歌い終わった頃だろうか。
遠くの方で微かに鳴り響く、あの電子音。
誰かが、また……夢の中で、死んだことを悟る。]

 ……っ、

[兄が、目覚めたのか。
それとも、ソフィア? それとも、それとも。

脳裏に浮かぶ生き残っていた"家族"たちの顔。]


不安げにナユタを見つめていた。**


メモを貼った。


[名を、少し前までは当たり前のように聞いていた声で自分の名前を呼ばれる。
紺色を、見上げようとして、掴めなかった手を掴もうとして]


 ヤ、ニク?
 なん、で……だって、死んだんだよね?
 私、ちゃんと…………やっぱり、夢?何、これ。
 ………夢でも、いい。


[自分の幻想か妄想が、ヤニクの姿を作り上げて言葉を紡がせているのか、それとも何なのか。
混乱した頭では上手く物事が考えられなくて。
夢だと思い込んでいるから、ヤニクの行動は拒まない
寧ろこちらからも力をこめて。小さな声が聞こえれば、さらにその力は強くなっただろう。]


[その旋律に、志乃の声が重なる。
3年ぶりに聞いた優しい唄。
戦場の音とは違う、懐かしい旋律。

目を開けて、志乃を見る。

念願の、目の前で歌う彼女の姿は
想像していたよりも、ずっとずっと美しく、
少し眩く感じて、瞼を細める。]


[名前を呼ばれる。
やっと――何だか、実感がわく。]

 夢じゃねぇよ。……夢じゃない。
 俺は死んでない――ちゃんと生きてる。

[夢はあちらの世界の方だった、とリッキィに伝える。
こちらの世界の方が本物。これはただの悪趣味な実験。
そう説明しながら、小さくて少し冷えている彼女の身体を抱きしめる。
その腕にさらに力が込められれば、こちらの腕は少し緩めて、宥めるように背中をさすって、小さく微笑む。]

 ……夢でもいいとか、言うなよ。
 覚めたら終いな夢でもいいとか、言うな。

[夢でも会いたいと思ってくれたのか、とは尋ねず。
そうであったら良いなと思いながら。]


― 皆とは違う実験室 ―

[鳴り響くビープ音に眉を顰め、薄らを目を見開くと殺したはずの研究員が顔を並べていた。
研究員は実験の結果に満足していたのか、互いを讃えあい、中にはグラスを仰いでいる者も存在した]

 ……なるほど。

[――全ては夢だったのか。
カプセルは顔だけが覗けるようで、傍らの存在。
ロックが外れて開けば彼らは大慌てとなるだろう――]


[音がやみ、彼女の様子に異変を感じる。
その様子に、もしや、という思い。

でも、それ以外に思い当たる節がなくて…。]

 ………

[ちらりと扉の方へと視線をやる。]


メモを貼った。


 ―――いき、てる………?

[あの戦場での感覚も、銃の感覚も……雷の痛みもナユタを撃った感覚も。
匂いも痛みも全部覚えているというのに。
苦しそうな声も、焼けた匂いも、全部が全部。
………あっちが、夢だったとしたら現実味がありすぎるし悪趣味だ。
悲しんだ感情も、苦しんだ感情も、……別の、感情も。
全てが実験内でのことでした、と言われても簡単には納得できなかったけれど。]


 ………誰も、死んでない……
 ヤニクも、生きてる………そっか。
 あぁ、うん。そしたら……覚めない夢なら……

[段々と俯いて声を小さくして。
自分の行動に恥ずかしさを覚えたのか、耳は真っ赤で床と睨めっこ状態。
……それでも、腕の力は緩める事はなかった。]


―― 実験室→別室の実験室 ――

[一人だけ隔離されている被験者。
オスカーが目覚める時間となったので、
会話をしていても打ち切ってそちらへと大股で向かう。

近づけば祭り騒ぎの音が聞こえたか。
オスカーの能力は予想以上だったらしい。]

……めでたいこったな。

[彼はここから出るのか、
それとも飼い殺されるのか。]

おい、邪魔だ。
おねんねさせられたくなきゃ静かにしろよ。

[中に入って一言。
ミナカタと力を防御する方法などないから
彼らは一応おとなしくはなるだろう。]


……おはようオスカー。
暴れるなよ。

[彼の気性はモニターで十分理解したので
カプセルから覗く顔に向かって話しかける。
続きは小声で。彼にだけ聞こえるように。]


[信じられない、と言いたげなリッキィの声には同意する。
あまりに現実的で、今のほうが夢ではないかとすら思っていた。
それぐらいリアルな夢。]

 生きてる。俺も、お前も――他の奴らも。
 ここにはいねぇけど、志乃とナユタも、――きっとオスカーも。
 誰も死んでねぇよ。

[腕の中、俯いていくリッキィを不思議そうな顔で眺めていたが、彼女の耳が赤くなっているのに気がつくと、じわりじわりとヤニクの頬の温度もあがっていく。]

 っ……! は、離れろっ。
 こ、こっち、来いっ!

[抱きしめていた腕を解こうとするも、彼女が解いてくれなければ一瞬ためらってからそのまま抱きあげる。
腕が解かれればぐいぐいと引っ張って、実験室を出て行った。]


――実験室→ヤニクの部屋――

[抱きかかえて、あるいは手を引いて。
先ほど一度戻った自分の部屋へと足を向ける。
部屋に入るまでは完全に無心に近かったので、リッキィに何か言われても問われても、ほとんど返せはしなかった。]

 ……約束、一つあったな。

[ようやく少し落ち着けば、それでも鼓動の音がうるさい中。
果たせなかった約束のことを。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[全てはまやかしの産物だった。
"オリジナルのオスカー"は死んではいなかった。

掌から大凡30cmの球状。
それがオスカーの接触感応能力の効果範囲だった。
触れる機械、人の思考や感情を自動的に読み取る――。
オスカーの前で嘘は通用せず、隠し事をすることもできない。
だから――いつも柔らかな微笑みを浮かべていた。
己の精神が病んでしまわぬように――]


 別に暴れはしないよ。

[ ミナカタには心外だなとでも言わんばかりの表情を見せておく。
小声には小さく頷き――]

 先生は苦労性だね。

[苦笑交じりに口にする]


……すまんな。心配性で。

[お前は優しいから、とは続けず。
真っ直ぐだから、とも言わず。]

一人だけ別室なのは――こういうことか。

[視線で研究員に問いかければ、
説明は貰えただろうか。]


[離れろって、私の手を掴んで抱きしめたのはヤニクの方じゃないかと反論しようとして手を解かずにいると]


 う、っわ、ぁ!


[視線が、高くなった。
状況を理解するのに18秒。理解したと同時に]


 ちょ、ヤニク………!!!


[ヤニクに連れられて実験室を後にした。]


――ヤニクの部屋――

[リッキィはどんな反応をしているだろう。
一呼吸だけ置いて、あの時言えなかった事を告げる。]

 言いてぇこと、ちょっと違うんだけど。
 ……最初は、側に居てぇと思って――皆の、リッキィが、一番必要なのは誰だろうって思って。

[みんなを支えられる人は誰だろう、と思って最初に思いついたのはライジだったから、彼のようにならないと、とずっと思っていた。
兄と離れ離れになってしまった彼女の側にいて、少しでも支えられれればいい、としか思っていなかったはずなのに。
偽物は本物がいれば必要がなくなるから。
彼女の隣にいる理由も――無くなってしまう。]

 あの時は、ライジの代わりでもいいから、側にいたかった。
 皆に、能力以外でも役に立ちたかった。

[でも――と声を落として。
そこから先は小さな、弱弱しい声で。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[ ミナカタの問いかけに渋々と言った形で研究員は口を開き始めた。

曰く
――3年前の事。No.4の親和性が高すぎ、異形となって忽然と姿を消した。
曰く
――その所為で研究費が削減され、クローン体での研究が行き詰まりオリジナルの記憶を改竄してクローンNo.4として実験を継続することにした。
曰く
――調整に調整を重ね、最も危険性が低い部位に異形の移植を行った。
曰く
――記憶の改竄が原因なのか不明だが、能力の変化は見られたもののそれ以上の進展はなかった。
曰く
――更に3年の仮想実験を行うために本試験に参加させた]


[研究で得られた成果は大きかった。

年月を掛ければある程度は親和性も自然と高まり、聲が聞けるようになること。
薬により親和性を高めた時の作用と副作用の検証。

何よりも、調査していた異世界の生物の本質――]


―ヤニクの部屋にて―

[降ろして、と訴えるために軽く叩いた腕にヤニクは反応しただろうか。
降ろしてもらう事に成功したら、紺色を見上げて。
そのままでも、きっと目を合わせただろうけれど。
そして、あの時の約束通り、ヤニクの話しを黙って聞いていた。
途中、『ライジの代わり』なんて言葉が出てくればピクリと反応して、眉間に少しだけ皺を寄せただろう。
……やはり、自分がヤニクにああいう振る舞い方をさせていたのだと気づけば、苦しそうな顔もして。]


[小さな声には、目を丸くさせ視線を彷徨わせるだろう*]


………………なるほど。ふざけてるな。

[研究成果を語る研究員の話は途中で遮った。
その声はさぞかし冷え冷えとしていただろう。
ミナカタへの報告は全て真実ではなかったということか。
それは事実であったかもしれないけれど。]

本物とクローンを入れ替えたように見せかけて
その実は本物だけだったってか……

[ああ、それなら。
あの文字を教えとねだったオスカーは。
ただの幻――記憶を改竄された上でのおぼろなもの。]

お前はオスカーか?

[尋ねた。答えがどちらであっても、
大切な子供を一人失うのは変わりない。]


オスカーの返事を、険しい顔で待つ。**


[再び、無機質な音が聞こえて。
今度はリッキィさんが、姿を現した。

何か、声を掛けようとは思ったのだけど。
取り敢えず少しその場を離れて。2人の邪魔にならないように。]


メモを貼った。


 僕は"オスカー"だよ。

[ にべもなく、ミナカタの問いに答える]

 ウノも、デュオも、トリスも、クアトロも――。
 皆、"殺された"からね。

[涙はその時に枯れ果てた。
今のオスカーから流れる涙は存在しない]

 でも、記憶のベースはクアトロのだったから――。
 クアトロの気持ちは、分かって良かった、かな。

[それが今回の実験でオスカーが得たものだった]


[それから暫くして、実験室には自分一人に。

そういえば、オスカー君はまだ、起きてこないのだろうか?
皆と同じように、名前が黒くなってしまっているのは確認したのに。

まだ、出てきていない。

疑問に思った…は、まだ閉まっていたカプセルを、一つずつ確認した。]

…一つだけ、最初から入ってない。

[端だった上に、他については残りと同じ状態。疑問に思っていなかったので、気がつかなかったのは仕方のないことでもあった。]

じゃあ、何処に…?

[疑問に思う中、視線は再びモニターへ。]


メモを貼った。


[入念な検査が終わり、カプセルが開く]

 何時間待たせるのさ。

[勝手にコードをブチブチ抜いて、栄養を入れられていた管とかなんか大事なところに刺さってるのとかいろいろ抜いてしまえば自由の身。
カプセルから飛び出て振りかえり、手を差し伸べた――]

 おいで、キィ――。

[手を引かれて現れたのは小さな頃のオスカーの姿。
小さなオスカーが瞼を開くと陶器のような白い眼が二つ。
オスカーの項には深く広い傷跡が残っていた。

研究員はそれはもう大慌てとなった。
異形が人型を得てしまったのだから――]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[鳴り響くブザー音は、風にまじり、
ほんの微かに聞こえてきた気がする。

誰かが目覚める音…。

きっと、また、誰かが起きてきて、
そして、誰かが説明をするのだろう。

それは死を意味し、また目覚めでもあり
ひどく複雑な気分だったけれど…。

皆生きている、という事実に安堵もしていた。]


[その後、いくつかの問答の末にオスカーは実験室を後にした。
もしかするとミナカタも何か後押ししてくれたのかもしれない。

小さい頃のオスカーの姿をしたキィは人の声ではなく金属の聲を発する。
その意志はオスカーにしか分からず、人の言葉を理解するがオスカーの言うことしか聞きはしなかった。

非常に厄介な存在だった。
危険度が最高レベルであっても迂闊に手出しすることができない。
その能力は推察は出来るが影響範囲が未知数過ぎた]

 ほら、おいでキィ。

[少し先を歩くとパタパタと足音を立ててキィは着いてくる。
手を繋げば想いが伝わってくる]

 ん、そうだね。そうしようか――。

[頷き、実験室の方へと歩いて行った**]


メモを貼った。


[不安そうに見つめていれば、手を握ってくれて。
心配させまいと微笑もうとした。

しかし、続いて紡がれた言葉に驚き、瞳を瞬かせて。
そのまま瞳を伏せた。**]


[返されたオスカーの回答。
そして彼の表情と声色に、
彼が、間違いなくオリジナルのオスカーであると知る。]

……そうか。
クアトロは、いい子だったな。

[それ以上なにが言えるだろうか。
カプセルの中のオスカーの様子をしばし伺い、
検査を慎重に楽しそうに行う研究員たちを見る。]

オスカー……あれは、誰宛だ?

[その時だけ、「クアトロ」に尋ねる。
はたしてオスカーは答えを持っているだろうか。

解答をもらえば、または何もなくとも。
まだ長引くと言われて、先に部屋をでて行く。
宛先を教えてもらえば、
診察室に立ち寄ったかもしれない。**]


メモを貼った。


― 皆とは違う実験室にて ―

 皆、だよ。

[ 4人とも、弟のような存在だった。
そして、皆いい子――文字通り無垢な子どもだった]

 あれ?

[甘えてくるキィの頭を撫でていたのでミナカタは圏外だった。
暫し逡巡し――ああ、と頷き小さな声で答えた――]


―→ 皆の居た実験室 ―

[キィを連れて皆が居るという実験室へと足を向ける。
扉に触れれば以前誰が使ったかが分かったのでヤニクの方は後にしよう。

扉を開けて中へ入る。
実験室の中、モニタを見ているケイトを見かけると歩み寄った]

 や――

[片手をあげて挨拶をする。
自分が殺した相手、しかも殺し方も酷いものだった]

 元気――って聞くのは変だね。

[約1メートル。
手を伸ばされても伝わってこない範囲で足を止めると脚にしがみ付いてくるキィの頭を撫でながら、弱い微笑みを浮かべた]


[耳元に寄せていた唇を離す。
志乃の頬が紅く染まるのが見えた。

揺れる瞳で紡がれた言葉から感じる音を、
噛み締めるように受け止める。]

 俺は…志乃を、守れなかった…。
 
[こんなこと言う資格など、ないのかもしれない…けれど、
志乃の瞳を覗きこむように、しっかりと捉える。]

 それでも志乃が唄う詩が、
 幸せを紡ぐ唄であって欲しいから。

[もう、戦場で聞いたような、悲しい唄を歌って欲しくないと、
心を込めて、もう一度、この言葉を―――]

 そのために、今度こそ、俺に志乃を守らせて…。


[感じたことのない感情。
胸の中で揺らめくものに戸惑い、瞳を揺らす。
覗き込まれて、視線を逸らした。

守らせての言葉が、胸を抉る。]

 ……っ、やめて、下さい

[縋りたいのか、押し退けたいのか。
ナユタの胸元に手を添えて、震える声を漏らした。]

 私……ナユタさんに守ってもらう資格なんてない
 私が、……どんな事を、してきたと……

[続けようとして、言葉に詰まった。
戸惑って、動揺して、気持ちが溢れてしまう。]


 私は、きっと……ここを出たら、また、
 同じことを繰り返すと思います……

[少し違うとすれば、
目的の為に、もっと手段を択ばなくなる。その違い。
未来を変える為に、綺麗なだけではいられないから。]

 だけど、そんな、風に言われたら……
 私、何も……、何も、できなく……

[途切れ途切れに紡ぐ音は、酷く揺れていた]


メモを貼った。


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メモを貼った。


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[言葉に詰まりながらも、懸命に言葉を返してくれる姿に、
戦場での志乃の覚悟と、辛さが痛いほど伝わってくる。
その気持ちを否定なんて出来ないし、したくない。]

 志乃は志乃のしたいように、すればいい…。

[自ら選んで、チアキの元へと戦いに向かったように…。]

 でも、志乃…
 本当に…また、繰り返したいと思ってる?

[繰り返すと覚悟を口にする志乃は強くもあり、儚くもあり…
ただ、どうしても幸せそうには見えなくて…。]

 俺は…繰り返したくない。
 もし仲間を殺してしまったら、俺は…後悔するだろう。

[胸に添えられた手を掴み、志乃を引き寄せた。]


 あ、……

[腕を引かれて、その胸に抱かれる。
温かい。だけど、落ち着かない。

彼の言葉は、優しくて甘い。
だけど、それに縋りたくもなる。]

 繰り返したい、わけ……ないじゃない、……
 繰り返したくない……わ、だけど……

[どうやって、生きればいいのか分からない。
繰り返さない未来が見えない。]


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メモを貼った。


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[今もまだ、夢の中では戦争を繰り広げているだろう…。
そう思うと、この施設の研究員たちに吐き気を覚える。]

 繰り返さなくていいように…
 動くしかない…

[同じ事なんて…繰り返させない。]

 志乃が、繰り返したくないのなら、
 それでも、繰り返してしまうと思うのなら…

 俺が…止める。


[二人だけ部屋の中。
そんな意識は今まで全くなかったのに。
リッキィがあんな事をするから。
普段の彼女なら絶対にしないようなことをしたから、意識してしまう。
周りに誰もいないなら、と思うと少しは恥ずかしさは薄れた。]

 ……リッキィ

[低い声で名前を呼ぶ。
掴んだ手はそのまま。引き寄せて、もう片方の手は頬から彼女の背中にまわすと、もう少し二人の距離は近づいた。
顔を伏せたままなら、あげてくれるまで何度も名前を呼ぶ。]

 リッキィ、こっち見ろよ。

[それでも、彼女がそれに従わないのなら掴んだ手を引いて。]


[止めると言う言葉に、小さく笑う。
嘲りでも、喜びでもなく、
それに心が動いている自分に笑った。]

 ……止められるなら、止めて。
 私は……夢の中のような、悲しい結末にならないように
 やれることは、なんでもやるから……

 ――どんな手を使っても、

[ナユタを信じてる。
だけど、何もしないなんてできない。
自分にも、守りたい人がいるから。]


[周りの目が無いヤニクの部屋の中だからこそ、普段絶対にしないであろう行動をとったのかもしれない。
こうでもしないと、この男には伝わらないと思ったからこそとった行動ではあったけれど。
人目があったなら、彼女は絶対にこんな行動はしない…多分。]


[低い声が空気を、耳元を振るわせる。
そのまま引き寄せられれば息を飲む音がした、けれど顔を上げる事は無い。
彼の手が背中にまわされれば、胸に顔を埋める。
何度名を呼ばれても、]


 ………いや。


[要望には応えるつもりは無い。赤い顔が人様に見せられるような落ち着きをみせるまで。
そのつもりだった、のだけれど。]


[お返しでした行為への反応に、やはり笑みを広げながら、零した言葉は偽りのない本音。
手を解こうとされればそれに抗うことはなく、彼女の手をあっさりと手放す。
それでも背中に回された手は動かさないから、二人の距離はほとんど変わらない。

柄にもないことをしている自覚はある。
誰かに見られたら、恥ずかしさでどこかに埋まりたくなるだろうけど。
それでも伝えたくて、リッキィの頭を撫でながら顔を近づける。
顔は赤いし声は震えているし、どうしてそうなってしまっているかもよくわからず、かっこつける余裕があるわけがなくて。 
それでも掠れた声で繰り返す。
リッキィの耳には入るように、繰り返した。]


[辛い時に支えてくれた志乃の唄。
その恩返しが、これっぽっちも出来ていない。

ずっと伝えたかった言葉を、伝えられないまま戦場で逢い…
それでも敵じゃなかっただけ、心の底から有難かった。]

 傷、つけてくれて構わない。

[覚悟は…出来ていた。]

 志乃を傷つけるものは…
 それが志乃の行動であっても…
 全力で…止める。


[ モニタに映るモニカを見て、眉根が下がる]

 "魔女"にしないって約束したのに――

[それは自分(クアトロ)に対して]

 なっちゃダメって言ったのに――
 逃げてって言ったのに――

[クアトロの願いは届かなかったのか――]


―― 別室実験室→制御室 ――

[向かったのは実験室ではなく、制御室。
そこにあるだけの擬体にちらと視線を向け
カプセルの中のもの言わぬ相手へと声をかける。]

俺はどうすればいいんだろうな。
どうすればよかったんだろうな。

[自問自答。何度も繰り返したそれ。
彼女の前で、カリュクスの前で。
答えが返ってくることはないのに。

触れようと手を伸ばすがカプセルに阻まれて。
硬質な表面に爪がかちりとあたるだけ。]


なあ、もう、いっそ。

[全部終わりにしてしまおうか。
時折襲うそんな感情。
それをいつも思いとどまるのは
この手を好きだと言ってくれた彼女の笑顔があるから。
待っていると約束したから。

だがもう、その笑顔も。声も。
ずっとずっと――聞いていない。]

……忘れちまうんだよ。
お前の顔も、声も、想いも――
だから、なぁ、はやく

[ぎり、と爪を表面に立てるも
欠けたのはこちらの方だった。]


 うん、……止めて、

[ナユタが傷ついたら、とても悲しいけれど。
彼の覚悟も伝わってくるから。

小さく返して、微笑めば瞳を伏せた。
もう少しだけ、もう少しだけ、この温かさに縋りたい。

まだ、目覚めてない"家族"たちが、悪夢の中にいるのは
分かっているけれど……もう、少しだけ。]


[自分のとっている行動も十分おかしいとは自覚している。
だって、背中の手は嫌がらずにむしろ心地良いと感じているし、恥ずかしいからといってひとの胸に顔を埋めるなんて本当ならしない。
なによりも、こんなに力を抜いて接する事なんて。
兄相手でもヤニク相手でも、今までならしなかった、はず。
他人の目の届かない場所だからか、それとも。]

[素直になる、というのは案外難しい。
自分の思っていること、感じている事をストレートに言う事を指すと、リッキィは思っているために、それを苦手としていた。
けれど、タイミングを逃せば、素直になるなんて事は滅多にできない。
……あの夢の中のように。
だから、こうしているだけだと自分に言い訳をするのは、何故だろうか。]

[掠れた声が、撫でられる頭が、とても心地良かったから、か。]


―― 制御室→実験室 ――

[去り際に、ポプラには視線を向けることすらなく。
もちろんその頭を撫でてやることもせず。
階段を上って実験室へと向かう。

扉を開ければ、オスカーとケイトの姿はあっただろう。
二人が何か話しているなら、割り込まずにそのまま。
モニターでは――また、彼らが戦っていただろうか。

オスカーの傍らにいる小さな存在には気がついたが
彼がこちらに説明してくるまでは自ら問わず。
ああ「二人」とはそういうことなのかと
ただそう思って。小さなオスカーを視線で追う。]


[身体に、心に刻む様に。
ナユタの温もりを確かめて。

束の間の、優しい時間に身を浸す。
しかし、やはり気になってしまうから。]

 ……実験室に、戻っても?
 誰が、起きたのか気になるの……それに、もし…

[チアキやソフィアが目覚めた時に、傍にいてあげたかった。
傷つけて、苦しめてしまったから、悪夢は終わったんだよ。
って、伝えてあげなくちゃいけない]


[拒まれるかと思っていたが抵抗はなく、リッキィの顔はヤニクの胸に埋まる。
背中に置いた手はそのまま降りて腰を支え、彼女の小さくて温かい身体を抱き寄せる。
それが思いの外柔らかかった、などと。
気がついてしまえば動きはぎこちなくなるものの、手を離すことはなく。

先ほどヤニク自身が放った言葉が思いかえしても恥ずかしくて、ほんのわずかな沈黙が落ちただけでも怒らせたのではないか、と不安になっていると。
返された言葉は、少なくとも怒っている物ではなくて。]

 ……た、まには言わせろよ……
 俺様はこんなこと、めったに言わねぇ、だろ……

[たまには、でもめったに、でもなく初めてで。
ドクンドクンと打つ心臓の音が、半分はリッキィのものであればいい、と思いながらもうしばらくそのまま。]


[小さく囁けば、笑みを浮かべた。
信頼しているというように。

いくつか言葉を交わせば、共に部屋を後にしただろう**]


メモを貼った。


[キィはとてとてと実験室を物珍しげに見まわっていた]

 食べちゃダメだよ。

[言いつけておかないと食べそうだった――。

 ミナカタが実験室にやってくれば手をあげてそちらへと。
小さなオスカーをキィだと説明して分かってもらえるだろうか]

 先生はあっちへこっちへと忙しそうだね。

[四人の戦いはいつまで続くのだろうか――。
モニタへ視線を向けるも終わりはまだ見えそうになく。]


 そう、だね。聞いた事ない。
 


[確かに、ヤニクの口から飛び出してくれば驚くような言葉ばかりで。
少なくとも、共に過ごしてきた中では聞いた事は無い。
ヤニクの動きがぎこちなくなるのは気がつかずに、そのまま大人しく腕の中へ収まっていただろう。拒む理由が今の彼女には無い。
……触れていられるのが、酷く安心する、なんて言葉には出さなかったけれど、抵抗はしないし機嫌を悪くするわけでも無かった。]


[オスカーの説明には耳を傾けつつ、
動き回るキィが近づいてこれば
手を伸ばして頭を撫でようとする。]

小さいな。並ぶと兄弟か親子みたいだ。

[キィに手を拒まれれば小さく笑い
大人しく撫でられても笑うだろう。]

――俺はお前らがいないと仕事もないからな。
恐ろしく暇だ。
……余計な事考えちまうぐらいにはな。

[オスカーの言葉には首を横に振り。
またあのにぎやかな日々は来るのだろうかと――
そんな寂寥に近い感情を抱く。]


メモを貼った。


[ てこてこと歩きまわり、ミナカタの近くに行って頭を撫でられると首をこてんと傾げた。
丸い陶器のような白い眼にミナカタの姿が映るわけではなかったが、視線はじぃと見つめていた]

 どちらかと言うとお兄ちゃんだね。
 お父さんって年じゃないし、もしそうなら先生はお爺ちゃんになっちゃうよ。

[くすくすと笑みを浮かべると、キィはオスカーの方を見て首をこてん。
喉から聞こえるのは金属を打ち合わせたような音が聞こえ、ぽんと肩に手を乗せると――]

 ああ、そうだね。お父さんもお母さんもいるもんね。

[キィに微笑みを返して――]

 あ、先生。抱っこせがまれてもしちゃダメだよ。

[ギックリ腰になるから、と付け加える]

 これからまた忙しくなるんだからね。


[僅かだけど、確実な優しさを感じた時間。
再度彼女の頬に手を触れて温もりを確かめ
安らぎを覚えながら…

だけども、もう一つの気がかり。]

 だな。
 俺も気になってる。

[扉の方へと視線を送る。
ライジは、あの後どうしただろう…。リッキィは…。
伝えたいことが、まだあった…。

立ち上がると、志乃に行こうと頷き、
実験室へと向かうだろう。**]


メモを貼った。


 だ、から大人しく聞いとけ! ありがたく!!

[恥ずかしさにそう言いながら、リッキィが拒まないことに安心して。
腕の中におさまっている彼女の金髪に、黙って頬を擦り寄せる。
甘えているように見えたかもしれない。
実際甘えていたので。リッキィに指摘されない限りはそのまま。


そうして、二人で部屋でしばらく過ごしてから。
彼女の手を引きながら部屋を出る。
あの部屋でまだ目覚めていなかった、オスカーのことが気になったから。

もしもリッキィがどこかへ行きたいと言えば、先にそちらへ行くだろうけど。**]


メモを貼った。


[首を傾げた姿は愛らしく
その様子は本当に子供のようだった。
こちらを見上げる白い眼には
慈しむように笑みを向ける。]

爺さんは勘弁。さすがにそんな年じゃない。

[キィと会話する様子をしばし見ながら
こうしてみると本当に兄弟のようだ、と思いつつ、
オスカーに注意されて頷いた。]

ああ、金属だから重いのか?
それは気をつける。最近腰が痛いしな。

[仕方がないのでキィは撫でるだけにとどめて
オスカーの言葉には苦笑い。]

……忙しく、なるといいな。

[以前のように。あの子たちと共に。**]


メモを貼った。


[…どこにいるのか。それを考えているうちに。

その考えの対象となっていた、オスカー君がやってきたことに気がつく。]

…オスカー君も、まずは無事に、帰ってきたのですね。

[最初に出てきたのは、そんな言葉。

目の前にいるのは、自分を殺した相手。
だけど不思議と。それはいわゆる「家族」だからか。

恨む気持ちは、殆ど起きなくて。]

…オスカー君は、もしかして、分かっていたんですか?

[皆とは違う実験室にいたのであるなら。何か知っているのではないだろうか、と。]


 うん、そうだね。

[ でも、その内そう呼ばれるかもねと胸の内に秘めておくことにした]

 その外見で多分60kgはあるよ。
 いきなり抱きあげようとしたら、腰に行くでしょ。

[分離する時に余剰分を持っていかれ、組成する時にかなり使ったらしいがまだそれだけあった]

 ――忙しくなるよ?

[自分たちが悪戯するし、やはり胸の内に秘めておこう]


 "僕"は無事だった、ね。

[ 眉根を下げると目じりも一緒に下がる。
小さく乾いた笑みを浮かべると首を横に振った]

 知ったのはさっきだよ。
 調整の間に研究員がやってくれてね……。

[そこでふと、自分とクアトロの違いを分かってもらってない気がして――]

 ケイト、僕が誰だかわかるかい?


60か……

[オスカーに体重を教えられて
あどけなく見えるキィを見下ろす。
見かけ体重の4倍ほどはあるだろうか。

どんな生体構造なのかとか、
そんなことには少し興味がわく。
青い飴をまた用意しようか。]

お兄ちゃんの言うことちゃんと聞けよ。

[しゃがんで手を伸ばし、髪を乱す。
抱っこをねだられれば、
忠告を思い出して抱き上げはしないものの
抱きしめるぐらいはした。

冷たかっただろうか、
温かかっただろうか。**]


― 自室→実験室 ―
[帯を直して、ナユタと共に部屋を出た。
部屋に行く時より、大分心が落ち着いていた。
傍らの人のおかげなのだと、胸に刻んで。

実験室の扉を開けば、オスカーの姿が見えた。]

 目覚めたのは、……オスカーさんだったのね
 おかえりって、言ったら良いのかしら

[それとも、おはよう?と緩く首を傾ぐ。
ヤニクとリッキィがいれば、同じように言葉を交わして。
ふと、ミナカタの近くにいる小さな子に気付いて]

 その子は……?

[この子がキィだと教えて貰えば、あの声の主かと
キィの頭を撫でただろう。母のように思っていると
言われたのを思い出して、優しく、優しく。]


[キィの頭を撫でていたが。
モニターの方を見つめて、手が止まった。

戦っている。
モニカが、チアキが、ソフィアが、ライジが、
4人が戦って、血を流して、苦しんでる。

モニカが魔女の様に戦う姿は、見たことはあったが
今回は何かが違う気がして、不安が募る。

そして、彼女と対峙するチアキの様子にも。]

 ……私の言葉は、何も、できなかったのね

[幸せを願った。
人を殺すのも、傷つけるのも、
自分で終わりにして欲しかった。

チアキの悪夢を、止めたかった。
あの時は、あんな方法しかできなかったけれど。]


[ナユタも傍にいれば、
モニターをじっと見つめながら、彼の服の裾をひいた**]


メモを貼った。


 ダメだよ。

[ ミナカタに一応釘を刺しておく。
研究員の中には解剖したがった者も居たが、実行即死亡になるだろう。

キィはミナカタの言葉にこくんと頷くと両手を広げた。
そのままでしばらく抱っこされないと両手をだらんと下げて首を傾げて抱きしめられるままになっていた。
キィは温かくもなく冷たくもない、常温くらいの温度に感じるだろう]


 やあ、志乃にナユタ。
 おはよう? 3年とちょっとぶりくらいだね。

[ 恐らく何のことかは分からないだろうが。

キィは志乃の姿を見るとミナカタの腕の中から飛び出して、志乃の脚にむぎゅりと抱きついた。
顔には満面の笑みが浮かべられ、嬉しそうに甲高い金属を打ち鳴らしたような聲を出していた。
頭を撫でられるととてもご満悦なようだ――]

 その子はキィだよ。僕の項に居た子。

[そう言って自分の項を見せると深い傷跡があるのが見てとれただろう]

 志乃のこと、お母さんと思ってるみたいだから――
 ――よろしく

[何を、というと世話というかなんというか――兄よりも母のが好きらしい]


だめって……病気とかにはならないんだろうな。

[オスカーの言葉には不安そうに眉をしかめる。
呼吸をしているのかとか。
食事をするのかとか。
肺があるなら肺炎になるかもしれないし、
消化器官があるなら腹を下すこともあるだろう。

ひやりとするわけではないが、
温かくも感じないキィは不思議な体温。

しばらく抱きしめて頭を撫でていたけれど
「母親」がきたらそちらに取られた。]


……志乃が母親なのか。

[先ほどの己の言葉は
あまり冗談にならなそうである。]


メモを貼った。


 …っ、ふふ。うん。有り難くきいておく。


[まるで甘えているように頬を寄せるヤニクに小さく笑って
ヤニクは笑った事に怒ったかもしれないけれど、自然な笑みをしまう事は無い。
その顔は、彼の胸に埋まったままだから、見られる事は無かっただろうか。
ヤニクが満足するまで…それかヤニクから離れていくかするまでその状態のまま。
恥ずかしかったけれどそれに勝る感情が、確かにリッキィの中にあった。]


―ヤニクの部屋→実験室―

[どのくらい、時間が経っただろうか。
随分と長い間だったかもしれない。
ヤニクに手をひかれながら部屋を出れば、ほんの少し後ろを歩いただろうか。

着いた先の扉を見上げれば、一瞬だけ立ち止まり。
どこから何処までが悪趣味な夢の中だったのだろうかと、ぼんやりと考えながらと扉を潜った。
残りのカプセルを順々に見つめ、ある一箇所へと歩み寄る。
その中で悪夢に魘されている人を、心配そうな顔で見つめた。]


 ………、嘘でも、死ぬ場面なんて見たく、ない……


[それだけ呟くと、カプセルから離れる。
オスカーとケイトを見つければ、近づきはしただろうけれど、なんと声をかければいいか分からずに黙ったまま。
後から入ってきたであろう、志乃とナユタが目に入れば……特にナユタの方に視線をやれば気まずそうな顔をして。]





 ただいま、って言うのも……変。


[一言、ぽつり。]


――→実験室――

[廊下を歩きながら、リッキィの手は握ったまま。
扉の前に着くまで誰にも会わなかったから、その手はそのままに。
さすがに部屋に入る前は、恥ずかしくて手を離し、並んで入るのもなんだか気恥かしくて、数歩だけ先に中に入った。

彼女を抱きかかえて外に出ていたのは見られていたから、下手な誤魔化しでしかないのだが。]


 オスカー。……なんだそいつ?

[部屋に入るとオスカーはケイトと何か話していただろうか、彼の傍らには小さな影がいて。
近寄ってじっと見つめる。怖がられただろうか。
彼はオスカーに少し似ていた。]


[小声で尋ねて、彼の返事を待つ。]


 3年?

[夢での年月の事だろうか。
不思議そうに首を傾げたが、それ以上は問わなかった。
脚に抱き着いてくる可愛い子。
聞こえてくる金属音に、笑みを零した。

キィの頭を撫でながら、リッキィたちの姿を見つけて、
オスカーに言った言葉を繰り返せば、返ってきた声に
くすりと笑んだ。]

 そう、ですね……
 やはり、おはようの方があってるでしょうか?

[リッキィがナユタに向ける視線に気付いていたが、
知らないふりをした。あの時、ナユタが誰と戦っていたか。
良く覚えているから。]


 お母さん、か……

[母のように思われている。
そのこと自体は嬉しい。だけど、母親と言うのが
どういうものかは、良く知らない。
一瞬だけ、寂しげに呟けば、すぐに微笑んだ。

キィを撫でる手は、優しく。
だけど、モニターの向こうを知れば、その手は止まった]


 ん。おはよう、志乃。


[眠る前とはなるべく変わらない声で志乃に返す
彼女の足元に抱きついている幼子をみつければ、視線を合わせようと膝を折り。
叶うのなら、その子の頭を撫でただろう。無言で。]


 で。これは誰かの隠し子?


[淡々と、そう訊ねた。さて、こたえはなんと返って来るだろうか。]


[モニターにはなるべく視線をやらずに幼子へと注がれる。
それでも音は聞こえただろうか。ソフィアの声、チアキの声。
モニカの声、兄の声。
志乃が幼子の頭を撫でる手を止めても、画面だけは見ないように。
……見れない、が正しかったかもしれないけれど。
何かしら先ほどの問いの答えが返って来れば薄く、または何やら楽しそうに反応をしめしたかもしれない。
そして、ミナカタを視界に入れると。]


 ねぇ。どこからが夢?私が眼に何かされたのは、現実?


[気になっていた事を、そのまま声にしただろう。]


[暗い思考に落ちかけていたが、ミナカタが呟く声が
聞こえて、少しだけ無理やり笑った。]

 ふふ、私がお母さんだったら、父様はおじい様?

[楽しそうに声を震わせたが、隠し子と聞こえて
瞳を瞬かせた。]

 そういえば、……どうして、この姿に?

[隠し子云々については、とりあえず触れないでおいた。]


[ヤニクとリッキィ、志乃とナユタ。
人が増えて、実験室はにぎやかになる。]

俺のではないからな。

[リッキィの問いの第一候補は己だろうか。
心外だ、という顔をしながら
キィの代わりに、彼女の頭を撫でる。

そうすれば顔をあげてこちらを見ただろうか。
問われた質問には]

……それは、現実だ。
お前は部屋の前で意識を失ってたところを
カプセルの中に運ばれている。
夢なのは、それから先。

[その先の彼女の記憶は何だろう。]


……いうなよ。志乃。

[彼女の顔に苦い顔をする。
それでも嫌がる感情はない。

隠し子云々については自らはそれ以上は言わず。
キィについてはオスカーに説明を任せただろう。]


[ミナカタの苦い顔に、またくすりと声を震わせる。
嫌がっていない様子で、嬉しい。

"家族"――自分にとって、何より大事なもの。

兄や、妹、父。ここで共に過ごした仲間たちは、
血の繋がりはなくても、自分にとって"家族"だった。

ふと、視線でケイトを探す。ケイトは傍にいただろうか。
近くに居なければ、こっちにおいでと手招きをしただろう。]

 ……ケイトさん、

[どんな表情で、どんな想いで、
ケイトは、戦う彼らを見ていただろうか。
目覚めた自分たちを見ていただろうか。

自分より幾分か大きい彼女に手を伸ばして、
キィにしたように、その頭を優しく撫でた。]


[ 困ったように眉根を下げ――]

 病気はわからない、かな。

[食べ物は鉄で良いと思うがその他の器官に関しては謎だった。
オスカーの情報をベースに身体が構築されているらしいのでそうした形のものはあるだろうが、機能があるかはわからない]

 そこは少しずつ知っていくしかないんじゃないかな。

[手の出しようがないところなのでやや投げやり――]


―志乃の部屋→実験室―

[やわらかい水が、
体内に満たされているような余韻を味わいながら、
志乃と共に実験室にたどり着く。

まず視界に入ったのは
ケイトにミナカタ、ケイトは…ずっとここで
戦場を見守り続けていたのだろうか。
そしてオスカーと…オスカーに似た小さな子。]

 オスカー…、目覚めたんだね。

[3年ぶりと返されて、首を傾げつつ、
キィだという少年を見る。
金属音の鳴き声は紛れもなくキィの音だったけれど…]

 キィ…?この子が…?

[志乃に懐く、キィをまじまじと眺めた。]


 リッキィはさっきぶりだね。
 お疲れ様。

[ 柔らかな微笑みを浮かべてリッキィに労いの言葉を掛ける]

 ヤニクは……ただいま。

[ 三年――いや六年ぶりに話すと酷く懐かしい感じがした]

 そいつって……

[キィの方を見て、小声で聞かれたことに首を横に振った。

キィはじっと見つめられれば、じぃと見つめ返して……少しすると首をこてんと傾げた]


しーの。笑うな。

[くすりと震える空気を感じて。
その声は楽しそうですらあったけど。]



だから診察させろよ。
ああ、怖がるな痛いことはしない。
オスカー、兄ちゃんならそんな無責任なことは言うな。

[投げやりめいた事を言うオスカーを叱りつつ
動き回るキィを興味深そうな眼差しで見る。
それは医師としての好奇心だったが
同時にキィの身体を思ってのこと。]


[ただいま、という声と表情に違和感を感じて首をかしげる。
質問には首を横に振られて、キィをじっと見下ろした。]

 え、じゃあなにこいつ。

[その質問にはオスカーが小声で答え。
それから彼の続けた言葉に、瞬きをして――理解した。]

 …………お、まえ。オスカー、か。

[傍から聞けば間抜けな言葉だったが、そんなことは気にせず。
手を伸ばしてオスカーに触れようとする。]


 僕に似ているから僕と誰かじゃないかな。

[ リッキィの言葉に愉快気な笑みを浮かべて嘯いておく。

キィは不思議そうに志乃を見上げ……次いで(名付け)親のチアキをきょとんとした眼で見つめた]


メモを貼った。


[人の動く気配を感じれば、リッキィとヤニクの姿。]

 リッキィも…おかえり。
 おはよう…かな。

[リッキィの気まずそうな表情
気軽にかける声などなかった。
殺されたナユタと、殺したリッキィ。

辛いのは…後に残された者。

それを思うと、気にするなとも、大丈夫だからとも、言えず、
模索するどの言葉も的確ではない気がした。]


[ 素頓狂なことを言うヤニクに首を傾げる]

 そうだよ?

[とても不思議そうにくすりと笑みを、まるでなにかを隠すように]


メモを貼った。


 おかえり、オスカー。

[久しぶり、とくすりと笑った彼に挨拶をする。
手を伸ばして握手を求めた。
夢の中では隣に立って戦っていたはずの相手に対して、ひどく懐かしそうな――そして、すこしだけ哀しげな眼で見ながら。]


[しばらく、オスカーに浴びせられる質問と
その返答を黙って聞いていたが、
ヤニクの言葉にピクリと心臓が跳ねた。]

 オス・・・カー?

[何事もなかったかのように
サラリと返された言葉に、目を見開いた。]

 オスカー…、オスカーなのか。
 生きてたんだな。

[理由などは、どうでも良かった。
きっとまた、これも実験なのだろう。
そうとしか考えられない状況で、
乾いた笑いが零れそうになる。]


 ふふ、……父様に孫を、見せたらどうなるのかしらね

[楽しげな音に同じ音を重ねる。
いつか――そんな日が来ればいいと、

くすくすと笑みを零していれば、
オスカーの言葉にキィが自分を見上げていて]

 なぁに?

[不思議そうな目が何を訴えたいのかと瞳を覗き込む。
チアキを見ていたのは、なぜなのだろう。
キィの視線を追って、チアキを見つめる。

見つめる瞳は、悲しげに揺れていた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[お母さん、という単語に反応して志乃を見つめる。
話しを逸らした姿を見ると、なにやら関係はありそうで。
オスカーの楽しそうな笑い方を見ると、納得したように頷きそうになったが、
幼子の視線を追えば、目に飛び込んだのは。
………世の中には、分からない方が良いこともあるのかと、変な結論に着地した。混乱したようだ。]


[ 握手を交わせば伝わってくることも多い。
それは知りたいことも、知りたくないこともいっぱいある。

ヤニクから伝わってくることはいつも明快で心地よかった――]

 うん、ただいま。

[ 「生きていた」と言われれば苦笑を浮かべてナユタを見やる]

 僕は簡単には死なないよ?

[3年後には死んでたけれど、と]


[どれくらい見つめていただろう。
モニカが死んで逝く。チアキの手で。
燃えていくモニカは、どこか安堵しているようにも見えて。
自分もこうだったのだろうかと、瞳を揺らしていた。

ふいに、腕を黒く染めながら、
チアキが、自分を呼んでいる気がした。

握っていた手も、撫でていた手も放して。
モニターの方へと近づいていく。

自分を想う音が、聞こえた気がした。
その音に、少しだけ困ったように、悲しそうに見つめる。

兄に恋する時期は、疾うに過ぎていて。
恋心は、家族を想う愛に変わっていた。

ただ、守りたい。幸せになって欲しい。
その為に手を尽くしたい。]


 ……やはり、私たちって似たもの兄妹ね

[気付くのも、伝えるのも、お互いに遅くて、不器用だ。
小さな声で囁けば、モニターをさらりと一撫でした。
無機質な感触に、苦笑を漏らして、

はらり一滴零れるものがあった。]


 ……ん。ナユタも、……



[返事をする以外にどう彼と接していいか分からなくて視線は空中を彷徨い、結果的に床へと落ち着いただろう。
口を小さく動かして、結局彼女が選んだ言葉は。]


 ………ごめん。


[伝えるべき言葉は、選択した言葉は正しくなかったかもしれない。
けれど、リッキィからは今は、これしか出なかった。]


[じっ、と怪しむような視線をミナカタに浴びせながら。
頭を撫でられれば、直ぐにそれを止めただろう。]


 現実………。
 ………そ、う。それじぁ、あの光景は。


[焼けた野の匂い、火薬の匂い。鉄の匂い、雨の匂い。
あの場所の風は様々な物を運んできた。それも、現実に近い形で。
おそらく、あの光景は。風が貫いた、あの画は。
思わず言葉を飲み込んで、自分の右手を見つめた。
言葉にしてしまえば、音になってしまえば。本当に現実になってしまうような気がして。怖くなった。]


[きっと、そう遠く無い未来。
自分は、大切な人さえもこの手にかけるのだろう。
それが、今回の実験で彼女が得た収穫でもあった。]


[キィの視線の動きやらで、リッキィが
なにやら誤解をしているなんて、露知らず。

オスカーが、オスカーじゃなかったような口ぶりをする。
ヤニクやナユタの会話は、不思議そうに聞いていただろう。

なんとなしに、実験絡みなのだというのは分かったので
深く聞くことはしなかった。

少しの間、モニターの前にいたが、零れたものを拭えば
みんなの近くへと戻った。]


メモを貼った。


[オスカーと握手を交わす、それで想いが伝わるから、彼との会話は楽だったけど。
今は、言葉を口に出す大切さを知っている。
それを教えくれた人は――もう、いないのかもしれなくても。]

 ……?

[ナユタとリッキィのやりとりの様子は、何が起きたのかを知らないので不思議そうな顔で見ていたけれど。
俯いたリッキィを眉を寄せて見つめながら、長く続くようなら二人の方へと歩いて行くかもしれない。]


 オスカー、おかえり。

[『簡単に死なない』と、夢の中で一度死んだであろう彼が言うと
思わず苦笑してしまう。ただ、目覚めたのであれば、実際
簡単には死ななかったのであろう。

とにかく気になっていたことを聞いてみる。]

 キィの居た後が、首筋に残ってるってことは…
 オスカーは、オスカーだけど、
 オスカーが居なくなったあとに居たオスカーと同一人物?

[なんだか、言いながら、意味が分からなくなってしまった。]

 その…、夢の中や…その前の記憶も…全部ある?


メモを貼った。


メモを貼った。


[ モニタに映る火と化したモニカをただじぃと見つめる。

あれは数ある未来の一つに過ぎない。

自分は絶対にモニカを"魔女"にしないと心に誓う。

そこにあるのは少しばかりのクアトロへの対抗心]


[何かを呟いたリッキィの頭を、無言で撫でる。
彼女が何を思ってつぶやいたのかは知らない。

この実験で彼らが何を思ったかは、
後々一人ずつゆっくりと聞かなくてはいけないのだろうけど。

今は、今日だけは少しぐらい忘れてしまえ、と。
そう思うは己のエゴだろう。]


メモを貼った。


メモを貼った。


 ん…、

[リッキィから返された言葉に、
やはり、何を返すのがいいのか分からず、頷き、
暫く考えてからポンポンと、頭を撫でて小さく呟き返す。]

 俺の方こそ、ごめん。

[もう、何も言わなくていいからという風に
目を細めて口元を緩めた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


 んー、説明は難しいな。

[ 答えるのもなかなか難しい]

 僕は今から三年前に――

[延々と納得してくれるまで説明することだろう。
途中からクアトロは遠くに行っただとか、いろいろ飛んでることも言うだろうが――]


メモを貼った。


[モニカとライジが死んだのを見た。
これで、夢の中のニュリクティ共和国は敗戦の一途を
辿ることになるだろう。

生き残った二人は、どうなるのか。
不安そうにミナカタを見たが、彼もまた、終わる時期を知らない]


 なんで……ナユタが……


[どうして彼が謝るのかと。
謝っても、いくら詫びても死んだ時の感覚、恐怖は夢だったとしてもはっきり残っていたはず。
それを、与えてしまったのは、自分だ。]


 ……謝る、必要無い。


[ナユタの手に、思わず泣きそうになってしまい必死に床を睨みつけた。]


メモを貼った。


メモを貼った。


[息を飲んで、はいて。吸って、はいて。
もう一度深呼吸をしてミナカタを見上げる。]


 眼を、元に戻す事は、できないの?


[きっと戻す方法はあるのだろうけれど、戻さないに等しい事を彼女は知っていた。
知っていてもミナカタに訊ねる。ほんの少しの希望を持って。
一瞬だけ、ミナカタがあの歪んだ笑いを浮かべた白衣の男に見えてしまい、震えるが。
静かに、返答を待った。]


[を聞けば、言葉に少し引っかかりを覚えて。

誰かと問われればオスカー君なのだろうけど。
それをそのまま答えていいのかが分からない。]

何があったとしても。
時間がすぎても、オスカー君はオスカー君じゃない?

[ちょっとだけ外れたことを。]


[近づいて聞こえた会話は謝罪のしあい。
喧嘩をしているわけではないだろうし、と俯いたリッキィの姿を心配そうに見つめるものの。
ナユタとの会話が終わらなければ近づかない。

志乃がモニターをじっと見つめてからこちらに戻ってくるのには、近くに近づいて。]

 ……皆眼を覚ます。
 俺達は生きてる。――生きてる。

[生きてればなんとかなる、と不得手な慰めの言葉をぶっきらぼうに。]


――戻して欲しいのか?

[そう言うということは戻して欲しいのだろう。
わかっていてあえて問いかけたのは
戻してやるとは言い切れない立場にあるから。]

……お前が、どうしても生活できなくなるぐらい
それによって苦しんでいると報告すれば。

[あるいは、と静かな声で。
そんな約束もできない自身に苛立ちながら。]

だが、どちらにしろしばらくは無理だろう。
……すまないな。


 そう、ね……生きてる、

[悲しい顔をしてしまっていただろうか。
ヤニクが声を掛けてくれた。

ぶっきらぼうな口調だけど、慰めてくてるのは分かって。
緩く微笑んで、頷いた。

生きていれば、変えられる未来もあるだろう。
目覚めたら、変えて行けるようにすれば……]

 …………生きてる、

[同じ言葉を繰り返した。
リッキィとナユタのやり取りをちらりと見る。
殺した人、殺された人。刻まれたものは、消えるのかと
過り……頭を振った。]


[俯いて耐えているであろうリッキィの姿に、
もし、自分が殺した立場なら、
これ以上の言葉は逆に辛くさせてしまうだろうと、
ゆっくりと手を離す。

ヤニクがやたらと不安そうな視線を
投げかけているのがチラリと見えた。]


[モニターに写しだされるモニカの死体と、
ソフィアの手の中で、動かなくなったライジ。

彼らも、また、もうすぐ目覚めるのだろう…。

自分の死後、
ライジに亡骸を運んでもらったのをモニター越しで見ていた。

もう戦場には赤の仲間がいない…。
ライジの、モニカの…亡骸は、どうなってしまうのだろう…と、
そんなことが頭を過る。]


[黒くなった名前は二つ。
ライジとモニカ。

残っている名前は二つ。
――それでもまだ、止まらない。]

……チアキ、ソフィア……

[呟く名前は、まだ悪夢にいる二人のもの。]


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