133 Code:DESIRE
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屍の上に立つ巨蟲G!!!再び、この大地を踏みしめろ!!
『ギギギギィィィイイイイイ』
[咆哮するG。それを止める術は櫻子にまだあっただろうか。
墓地にあるGの数は櫻子のゴキポンもふくめて12。除外されているGは1━━━━]
ふむ……
[スージーと尼僧、二人のやり取りを見て小さく息を吐く。
今回の大会、自分自身で参加していたわけではない。
内に眠る欲望が闇として参加していたのだ。
当事者の気持ちはわかる術はない。
だからそのやり取りを眺め、スージーを抱きしめているだけだった。
だから、取り出したカードが目に入ってしまう]
……スージー、それは?
Gで、クロスソード・ハンターを攻撃だ
『G・G・2《ギガ・G・セカンド》』
[巨躯がゆっくりとクロスソード・ハンターへと近寄り、その豪腕を振り下ろす。メショリ、そんな音を轟かせクロスソード・ハンターは砕け散る。]
Turn End だZE
「これは和尚のカードなんです。和尚が私に託してくれた【魂を昇華】させる鍵、だそうです。死の間際に私に託してくださった大切なものです。まぁ、カードテキストの意味を理解したのは本当にごく最近なんですが。山奥の寺では、【エクシーズ】なんてシャレたカード知りませんでしたし」
そこまで言って、スージーの取り出したカードに気付いた。
「あなたも、似たようなものを持っているようで」
ぐぅっ・・・
[自爆特攻により貯められたカウンターで召喚された巨蟲。
その火力は、かの青眼の究極竜すら上回るもので・・・
うん。戦闘破壊とか考えるだけ無駄だろう。
現に、自分のライフは既に2000を下回って・・・]
私のターン、ドロー・・・うわ。
[引いたモンスターは、このタイミングでゴキポン。
・・・それでもセットしないという選択肢はなく、
溜息交じりに場に伏せた。]
モンスターをセット、ターンエンド!
楽しかったZE
僕様の、勝ちだ…
[二足歩行モードになり、仮面を外し、フっと微笑む少年。Gの生まれ変わりとは思えないような、端正な顔立ち。
しかし、なぜだか他の者にはただ立ち尽くしている仮面少年に見えるだろう]
シールド・クラッシュ発動
裏側守備表示のモンスターを破壊し、バトルフェイズだ
あー・・・
いけるかと、思ったんだけどなぁ。
[モンスターを引いたというのなら、
まだ耐えるかもと言う目が有ったのだけど。
魔法カード相手では、守備力なんてものも無いだろう。]
・・・負け越しだね、しかし。
[小さく呟きその直後、Gの一撃で転がった。
6600のダイレクトとか、受けたの自分ぐらいじゃないかなんて冗談めかして思いながら。]
やー、負けた負けた・・・
[起き上がりながらデュエルディスクからデッキをはずし、
加えた自分のデビルドーザーを抜いてサイドカーへと戻す。
・・・借りっぱなしはマナー的に良くないしね。]
どうなってるのかなぁ。向こう側。
[小さく呟いてみたけれど、言って見えれば苦労は無かった。]
……【エーリアン・イヴィオット】は闇のゲームに参加した私のかつての彼氏からのプレゼントなのよ。
[私の心の支えだった白痴の神はモンドの闇を吸って喜んでいるようにも見えた。エーリアンを見守る白痴の神は無知の悪の根源、無自覚の闇の存在。まるでそれは闇に触れる前のスージーを表しているようであった。]
【エーリアン・ケイオス】は分からないのですよね…モンド先輩と戦ったあと気付いたら持ってたのです。ただ、こいつが来れば勝てるって無自覚のうちに思ってました。
[このカードがモンドとスージーの持っていた光と闇を放つマスターピースから生み出されたものだとは全く知らない。]
今の私が最後まで戦えたのはこの2枚のおかげ
[胸に二枚のカードを当てる。二つの白い闇はただ笑っているようにも見えた。]
そのカードが君のフェイヴァリットか……
[二枚のカード、それらには何かしらの力があるのだろう。
しかし、この二枚のカードを持ってしてもスージーは何かに敗れたのだ。
それが何なのかは分からない。
しかし、興味があるのも事実であった。
そうこうしている間に蟲使い二人のデュエルも終了したようだった。
結果は櫻子の敗北ではあるが、良き戦いであったように思える]
二人とも、お疲れさま
[そう言って二人にジュースの缶を投げ渡す。
無論、この世界仕様のものであることは言うまでもない]
Oh!気が利くオッサンだNA!
ありがとNA!
[プシュッと蓋を開け、一口。
その味は
5
(1.ホウ酸団子だぁぁぁ!2.違和感を感じる味だ。3.うまい!4.まずい…5.まぁまぁかな)]
まぁまぁの味だNA。
[ごくごくと問題なく飲み、その乾いた喉を潤す。]
二人ともお疲れ様。良い勝負だったわよ、接戦接戦。
[自分も元気ならばやりたいのだがこの身体ではかなり難しいと考える。とはいえデュエルを見ているだけでも勉強にはなるし楽しいのでそこは何とも言えないもどかしさもあるのだけど。]
んー…体調万全になったら誰かデュエルしてくれないかしら?すっごく楽しそうだし、見ていてウズウズするわ。
[ニコッと笑えば手に持つ白い闇が楽しげに唄を歌い出す。餌だ餌だと、スージーの言葉とはまた違った意味合いで楽しみにする声がもしかしたら聞こえたかもしれない。]
僕様は問題ないZE?
ただ…
[一瞬言葉をためらう。]
爬虫類は敵だ
[つまり、本気のデッキで挑む、というもの。]
あ、ありがとうございます・・・
[ジュースをキャッチするも、前回の教訓からしっかりラベルを確認する。
そうしてあちこち確かめて、飲んだジュースの感想は、
1
1:予想外・・・悪い意味で。2:美味しくない3:普通4:美味しい5:予想外。良い意味で。]
・・・・・・・・・
よ、予想の斜め上かっとんで行くって何・・・
[お汁粉なのに冷たい。この時点で違和感はあった。
せいぜい冷たいお汁粉かと思いきや、なぜかぷしゅっと音がして・・・
まさかの炭酸汁粉である。開発者出てこい。いややっぱこないで。
一口飲んで地面において、蹴り飛ばすかどうかちょっと悩んだ。]
・・・私のほうは、デュエルはちょっとパスですかねー・・・
六武衆デッキ、シエンと参謀でのロックがメインな分打点低いですし。
[現実的に出せるのがシエンに御霊代を乗せた3000では、
さっきのデュエルの後だと正直不安が残る。
適当なシンクロモンスターとして最上級なども何枚か入れてはいるが、
そちらはユニオンが使えない分装備での強化が難しい。]
・・・まぁ、そもそも決まったら「ラッキー」程度のロックですけど。
[種族統一デッキ以外には効き目が薄い、揃う事が稀など問題はまだ多いのだし。
そんな事を考えてから、ここで考えても仕方ないと目線は足元の炭酸汁粉に。]
・・・そもそも、なんでこれで見た目はサイダー缶なのか・・・
[綺麗な緑の塗装を見ると、ほんのちょっぴりイラっとした。]
ご愁傷様だZE…
こっち飲むかい?
[自分の炭酸の抜けたラムネのようなジュースを見せてみるがどうだったか。…あれ?ところでジャック、どうやってコレを飲んだんだい?
A.企業秘密だZE┌(_Д_┌ )┐]
しばらく飲みもの良いです・・・
コーラと思わせて野菜ジュースとか、
サイダーと見せてお汁粉と書いてあって炭酸お汁粉とか、
意表突かれ過ぎてなんか疲れたし。
[・・・とりあえず、炭酸お汁粉は絶対確信犯だと思う。
主に缶と文字の組み合わせ的な意味で。
そんな事を考えながら、この冒涜的な飲み物を捨てる先を探してきょろきょろ辺りを見回すのだった。]
二人がするなら観戦しているか……
[融合したいとは思うが、ジャックが敵意をむき出しであるので待っていても良いだろうか。
なんだか不穏な雰囲気の娘もいることだ。
何がそんなにまずいのだろうかと首を傾げながら、野菜味の炭酸ジュースを飲むのだった]
…嫌われてるわねぇ。
[ジャックから漏れ出す闘志に笑う。そりゃそうか、食物連鎖では昆虫よりも上にいるのだから。とはいっても…此方は爬虫類というか地球外生命体なのであるが。]
って、そういえばデュエルディスク無いのよね。Dホイールに付いてる奴が壊れてなければ良いのだけど。
[すぐそばにいるモンドが融合とか考えていたがスージーは残念ながら気付いていない。]
おっと、勘違いしないでくれよ?
お姉さんが嫌いなわけじゃあないZE?
[キリリとそう言ってみせる。しかしやはり半身爬虫類の姿を見るといろいろな感情がふつふつと湧いてくるようで。]
僕様は完全オートマだZE?
スージー、俺のディスクを使うか?
[幸いにもモンドのディスクは無事に存在していた。
最も、この世界ではヴィジョンではなく本当に存在するかのように召喚することができるのであるが]
……つまりあれらも出てくるのか
[先ほどの二枚のカードを思い出す。
あれらはデュエルではどんな姿を見せてくれるのだろうか]
いいのですか、モンド先輩…!
[ひょいとディスクを手渡されればスージーは驚いた表情と共に何処か嬉しそうな顔を見せただろう。ディスクを抱き締めれば満面の笑みを浮かべたか。]
これは負けてられないですね。頑張っちゃいます。
[モンドの頬にお礼とばかりにキスを送れば此方を見守っていたジャックを見たか。腕にディスクを嵌めれば華やかなデュエルへと助長させる起動音が鳴り響く──!!]
|
[ ざわりと揺らめく影は笑気を帯びて 正気すらも喪った王と 勝機を見出した勇者の元へ
Turning, turning...
運命の輪はぐるぐると廻る───────]
おッと…【Reversal of fate】……。
[ 切ったカードから一枚。 どうなるかねエ、と呟いて じっと、勝負の行く末を見守っている**]
(@1) 2014/10/02(Thu) 02時頃
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