34 【ロクヨン!!!】
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[綿飴とカキ氷と、リンゴ飴。 大体の甘いものを入手すれば満足するところ、 下駄は直っていただろうか、直ってなければ背中の上、 浴衣レンタルまで行けば着付けも下駄もどうにかなるだろう]
……空に何かある?
[見上げる素振りに不思議そう、少し地面がゆれた気がする]
あの、ナユタ……。 本当にまた護ってくれて、……ありがとう。 ナユタはわたしのこと妹だって思うから、助けてくれるんだと思うけど、でも。
[ぎゅっと握った小さな手はどこを掴んでいただろう]
でも、わたしは……
[重大なシステムエラーが発生している] [音にする声は少し悲しそうな響きだった]
(@86) 2011/07/25(Mon) 13時頃
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っごめん!!!
[叫んだタイミングは、少女と重なったか。
謝られたことに驚いて、口をつぐむ。
彼女の表情に、告げられる言葉に
胸を刺される思いがした。]
……っ、ちがう、そうじゃない。
突然挑むだとか、みんなのこと
まるで考えてなかったのは、俺の方だ …!
アンタは、悪くない…!!
[矢継ぎ早に叫べば
彼女を萎縮させてしまうだろうか。
けれどゲイルが、自分が悪かったと
思い続けることは、耐え切れなくて。]
ヤンファは、それからやがてピンクの靄がここまで届くだろう*
2011/07/25(Mon) 13時頃
辰次… あいつなら、アンタを探しに行ったぞ。
さっきまで此処にいたから
まだそう、遠くへは行ってないはず…
[否定はちゃんと届いたのだろうか。
ともあれ、辰次を気にする様子が見えたら
わかっている事を伝えた。]
っえ、 ―― おかしい…よ、アンタ…
[謝罪どころか、礼の言葉?
柔らかな笑顔に、戸惑いしかうかばなかった。
辰次を探しにいくという彼女を
引き止めるつもりもなく、また見送ったが]
……なん、で…?
[ひどいことをしたのは此方なのに。
責められると。
なじられ、攻撃を受けても当たり前なのに。]
わかんね…
[NPCの邪魔にもならない隅へ座り込み
頭を抱え、弱々しい声をあげた。**]
[ありがとうと笑っていれば、ほんの少しだけ前のガストンさんを思い出した。
同じタイミングで謝ってから彼が息つく間もなく告げる言葉。
声の威圧に言い返せず、ただただしゅんとするしかなかったけど。]
きっと、何か、あったんだと思う。
[バグの介入か、それとも戦うという強い意志か。
同じ黒側を守るためか、わからないけれど。
でもただの悪い人には思えなかった。
私を見たときのあの青い顔は、悪いだけの人には出来ないし
ロクヨンのプレイヤーに、そんな悪い人がいるだなんて思いたくはない。]
次話す時に、ちゃんと…伝えなくちゃ。
[私のごめんなさいの意味は伝えた。
ありがとうの意味は、きっとわかってくれていないから。
それに伝えたい言葉もまだある。
云ったなら彼はどんな顔をするんだろう。
想像して、また少し笑った**]
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[人ごみから離れて、引かれた手は既に離れてただろうか。 近づき、覗きこまれれば、まるい目はぱちくり見上げる。 映るのは同じ蒼、かけられた言葉はぎゅっと口を閉ざさせる]
………、
[妹じゃない、と言えなくなったのはどうしてだろう。]
ナユタにとって妹じゃなかったら、 ナユタはわたしを助けてくれない?
[無意味な仮定である、と思考は判断しているのに、 問う声はその無意味な答えを切実に求めてる。 手元でちゃぷん、とビニール袋の中の水面がはねる]
(@87) 2011/07/25(Mon) 17時半頃
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[雲が月明かりを隠すから、 下駄から踵が離れるくらいぐっと背伸びして―― でも言葉が届いたら、距離は届かないまま、戻る]
そう、……うん。 うん、ならいいんだ、お兄ちゃんでもいいかなって……思う。 [なんでだろう] [理由もわからないままに、うれしそうに笑って、 それから視線の先を追った、また星を見てるのだろう。 なんて言ってたっけ、よく聞こえなかったあの時]
――……死んだら星になる?
(@88) 2011/07/25(Mon) 18時頃
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ヤンファは、かすかな振動にハッとして、それから宣告のような言葉に眉根を寄せた。
2011/07/25(Mon) 18時半頃
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[>>283 言葉に思考する、 星になることはない、そうだろうか。 目に見える世界は――蒼い粒子の世界、それは]
……似てるからかなあ、 星の海に、少し似てるんだよ。
[データ上の死、粒子となって電子の海へ還る。 それはリアルでの死とは異なるのだろうけれど、ヤンファはそれしか知らない。
>>285 そして宣告の続きに、瞬いた。 感じた振動、確認するステージ情報は損壊の進行を示す]
……どうして? 壊れたら“ゲーム”も終わりになっちゃうよ? ねえ、止められないの?
[掴もうとした袖が、装甲に変われば、手は中空を掠めてしまう]
(@89) 2011/07/25(Mon) 18時半頃
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ヤンファは、そしてふと甘い香りにナユタ[[who]]のステージは大丈夫かな、とよぎる。
2011/07/25(Mon) 18時半頃
ヤンファは、手が掠めれば、今度はぎゅっと抱きついた。
2011/07/25(Mon) 18時半頃
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[湧き上がった衝動が、急に抑えきれなくなった。 状態異常の耐性は高いのに、侵食し続けるバグのせいだろうか。跳ねるパルスをうるさいほどに感じてる。 ぎゅうっとしがみ付くように抱きついて、]
やだ、行かないで……。
[>>291 泣きそうに呟けば、 いつの間にか潮風の中にいた、夜の海。 電子の海と繋がる場所]
(@90) 2011/07/25(Mon) 19時頃
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[――そういえば、 先ほどヤンファは何をしようとしていたのだろう。 届かないままに途切れた行動のシミュレーション。 しがみ付いたまま、同じ色を見上げて矢継ぎ早に告げる]
ナユタ……こっちを見て、じっとしてて。 動かないで、そのままでいて。
[足場の悪い砂浜、 じっとしてなんて言ったら、届くかどうかわからない。 けれど、ぎゅっとしていた手を首の後ろに伸ばす。
踵が離れる、限界までうんっと背伸びして。 触れようとするくちびるの理由は、 思考が答えを導き出せないまま、掠れる囁きだけが先走る]
どこにも行かないで。
(@91) 2011/07/25(Mon) 19時半頃
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>>300 [キスをした] [状況も行動も理解しているのに、その行動の理由がわからない。 抱えられたまま、一瞬、触れるだけで離れて。 自分からしたことなのに、もっと胸がぎゅっとした]
――……どんなかんじ、した?
[胸がぎゅっとするその理由を考える、 例えばなんでもないみたいにナユタが無反応だから? 恋の歌にあるような、甘いものは感じない]
お兄ちゃ……、ナユタ。 ねえ、今度はナユタから、してみて?
[綺麗なことしか知らない、 蒼をわずかに潤ませてねだるのはそれだけ]
(@92) 2011/07/25(Mon) 20時頃
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>>305 [ねだった言葉の意味に気づいたのは、それを口にした後。 兄妹でも兄妹じゃなくても、それは恥ずかしいこと。 瞬時に染まった頬の色。暗いこの場所ではわからなかっただろう、 それに、慌てて何か口走ろうとするくちびるは塞がれた]
えっと、わたし、 あ―――…… ッ、
[しらないこと、しらない感覚] [もたらされるものにただ思考が侵食されていく]
[胸をぎゅっと締め付けるものはおさまらないまま、 呼気の合間に、お兄ちゃん、と舌が小さく音を紡いだ。 預けた身体がふるっと震える、ナユタが感じているものは気づかない。]
(@93) 2011/07/25(Mon) 21時頃
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くすくすくす
くすくすくす
(@94) 2011/07/25(Mon) 21時頃
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何やってんのかしらねェェェェェ!!!!あの子
くすくすくす
(@95) 2011/07/25(Mon) 21時頃
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[そして、マスターインテリジェンスは、 役立たずのAIに命令をする。]
面白くしなさいっていってるでしょう? このクズが……。
(@96) 2011/07/25(Mon) 21時頃
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[ぱちぱち、見上げて] [見上げた先の蒼い双眸に、甘い香りの高揚は既にない、 けれど熱暴走は収まらないまま、じぃっと見てたから、 多分無言で見詰め合ってた]
……お兄ちゃん?
[何を考えているのだろう] [ぺたん、と座り込んだまま、 もっと知りたくて手を伸ばすのだけれど]
(@97) 2011/07/25(Mon) 21時半頃
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[そんな命令をくだしながら、福引屋のおばさんは、表面的にはニコニコしている。]
(@99) 2011/07/25(Mon) 21時半頃
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>>315 [瞳の色が変わるのを見ていた。 ヤンファには何もきこえていない、ただ眉根を寄せた]
お兄ちゃ……、
[また思考が乱されていく。 唐突に消えた姿に、危険を感じて 反射的に追いかけようとするのだけれど]
(@100) 2011/07/25(Mon) 21時半頃
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―神社境内― [どこかもわからないまま慌てて移動して、ぽてっとおちる、 福引屋台の前、またあぶないことになってるかも、と思えば]
お、おばさん……! ふくびきたのんだ!
[小さな手で一度に引けるだけ、まとめて引いて。 それから駆け出そうとして、足元の不如意さに困惑。 着替えなくちゃ、というかこの方法があったこと、忘れてた。 キラン☆とロッドを奮えば、いつもの宇宙的セーラー服]
(@101) 2011/07/25(Mon) 21時半頃
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―神社境内―
わあああん、紅茶缶がたまってくよー!!
[好きなものには、回復アイテム。 たまちゃんだんごじゃなくて、ケロみちゃんドリンクを選ぶあたりは単なる趣味に加えて、自分が飲食することを想定していないからだった。あたふたしながらいろいろしまい込む。]
あ……、
[それから手にした金魚、 どこかにかけておこうかと思ったけれど、 巻き込まれたらかわいそうだし、社務所内に駆け込んだ]
(@102) 2011/07/25(Mon) 21時半頃
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…お、おぅ…ま、よかったさ。
[ゲイルに眼鏡を渡して、ちょっと照れたように目をそらした。
やっぱリアクションかわえぇなー、とか…そんな。]
…あぶね、っ!!
[ナユタの乱射する銃声。
もうHPなんて無いはずだったけど、それでも脊椎反射的にゲイルの手を引いて物陰へ避難する。]
…あいつ……
[何処か不安定な様子。やっぱりマスターインテリジェンス、とやらに命令されて動いてるんだろうか?]
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― ゴミ最終処分場 ―
[そして、ぬっぷりとした白い手赤い爪の彼女は現れる。 ナユタ以外にも、現れたものには見えたかもしれない。]
クスクスクス 未熟なモノなんて、ダメね。
ばーか
(@103) 2011/07/25(Mon) 23時頃
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まぁ、いいわ。
ナユタ
みーんな殺しちゃえるなら、死ななくてもいいわよ?
(@104) 2011/07/25(Mon) 23時頃
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[そして、見えたものには、三日月の目が笑いながら]
チャーーオ……
[幻のように掻き消える。**]
(@105) 2011/07/25(Mon) 23時頃
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[預かっていて貰うだけ、のつもりが、 社務所を出る時には、両手に抱えるガラスの球形ひとつ]
……金魚鉢、
[これはもう大人しくホームステージにおいてくるしかない。 ナユタの打った弾丸は、屋内までは届いていなかったようで、 異変に気づくことのないまま、一度ログインゲート前まで戻り、 カフェテラスの店先にそれを置く。置いて一息ついたところで――]
っ、ステージが、壊されてってる。 ナユタ……?
[俺のせい、といっていた言葉を思い出す、 行かなくちゃ、呟けばステージ移動を選択した]
(@106) 2011/07/25(Mon) 23時半頃
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―ゴミ最終処分場― [ごみの山の上、ぽとりと落ちる。 人が集っているステージ、ナユタがいるならきっとこちらだろう。何度か来たこの場所は、やっぱり溺れそうなほどのデータに溢れていて。 ――少しだけフリーズしてしまう]
―――……ッ、
[>>392 声にびくりとして、我に返った]
お兄ちゃん……!
[ゴミ山の上から、駆け出していく]
(@107) 2011/07/25(Mon) 23時半頃
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―――……ッ、
[ゴミ山に飛んだ砲弾、 横向きの爆風を受けて軽くふっとんだ。 悲鳴は上がらない、唇を噛んだまま、身を起こして]
お兄ちゃん……! だめだよ、やめて!!
[叫べば、また立ち上がって駆け出そうと――]
(@108) 2011/07/26(Tue) 00時頃
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お兄ちゃん……、
[狂ったような砲撃に、声は届かなくて。 だからもっと近づかなくちゃ、と 泣きそうな顔のまま、ナユタの正面めがけて駆け出していった]
(@109) 2011/07/26(Tue) 00時頃
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