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ーー 自宅地下室 ーー
[ノッカを入れたキャリーバッグを運び込んだのは高塀側にある自宅。
その家には隠した地下室がある。
多くは研究室が占めており、仮眠用に用意している部屋は広くはなく、
ベッドとサイドテーブル、小さな冷蔵庫があるだけであった。
その部屋にキャリーバッグを搬入して、
鍵を開けてひらくと中にいるノッカを見て笑みを浮かべる]
お姫様、お部屋につきましたよ。
[まだ眠っているノッカを抱き上げてベッドに横たえさせた。
それから部屋にヌヴィル先輩の絵を飾り、
花瓶に花を挿してサイドテーブルに置いた。
香水と端末もその上に乗せておき、
絵本と押し花は冷蔵庫の上に置いておく。
大切なものは揃えてあり、
冷蔵庫の中にはプリンや飲み物が入っている。
さてーー部屋の準備が終わればベッドへと腰掛ける。
ノッカを見下ろしながら頭を撫でてやり、
優しく接しながらももう一方の手は太ももを愛でて撫で回していった**]
― 地下室 ―
ん、………………。
[あたしは、なんで眠ってたんだっけ。
眠る前は、何をしてたんだっけ。
起きなくちゃ、って思っても、
瞼はなかなか開いてくれなくて。
けれど、何か違和感があったから、
一生懸命、瞼を上げる]
………… そー、さん?
[
ああ、そうだ。
ソファで眠ってしまったんだった。
急に眠くなって、それで、]
っ、 な、なに……、 !?
[飛び起きる。
太腿に触れている手に、驚いて。
ベッドで眠った記憶なんてないのに。
おかしい、って、そーさんを見て。
次に、室内を見回す。
―― あたしの部屋じゃ、ない]
ここ、どこ……?
[もしかして。
安全な場所まで、運んでくれたのかな。
あたしが、眠ってしまったから]
あの、ここって…………?
[そう、だと信じたい。
あたしが随分と長く眠ってしまっていたから、
仕方なく、運んでくれたんだって。
随分と寝ていたけど、もう大丈夫だよって。
そう、言ってほしかった**]
メモを貼った。
[
表情は優しい微笑みだ。
しかし――その手は已然としてノッカの太腿を撫で続けていた。
指先は不思議とノッカが触って欲しいところをなぞっていく]
ここは自分の家の地下室です。
ストーカーもここまでは来れません。
安全な場所なので安心してくださいね。
[太腿と同時に頭も撫でていく。
ゆるり、ゆるりと触れていく]
もう大丈夫です
もう何も怖くはない……。
[ゆるり、ゆるり――。
害意なんて此処にはない。
悪意なんて自分は持っていない]
ノッカさんは、自分が護ってあげますからね。
人からも、そして――キングスからも。
[自分の口角が僅かにあがる。
きっとそれだけで、自分の笑みは――変わってしまっただろう**]
メモを貼った。
[
そーさんの手は、あたしの太腿を撫でていく。
触ってほしいって身体が求めてることを、
わかっているかのように]
っ、 待って、そーさん、 なんで……!
[忘れていた、忘れかけていた、
眠ってしまう前の身体の異変。
その異変はまだ残っているようで、
あたしの口から零れる息は、熱が籠もる。
同時に、じわりと。
下着が濡れていくのも、わかってしまう]
ひっ…………!
[
そーさんの手を避けようと
ベッドの上を後ずさる。
そーさんの、笑みが。言葉が。
あたしの知ってる
『優しいおにーさん』のものとは、
まるで違ったから]
や、やだぁ……!!
[ちいさく震える、あたしの身体。
泣きそうな表情で、そーさんを見る。
逃げようにも、怖くて、逃げることも出来なくて。
自分の家の異変に気付いた時の。
朝起きて、誰かが侵入してたって気付いた時の。
あの、恐怖が――、 あたしを襲う*]
[
でも一時だけだ。
部屋はそう広くはなく、逃げた方向は部屋の隅に当たる。
逃れることはできないのだ]
なんで?
……そう、ですね
自分はね、母と姉を『招集』されたんですよ
それも『繁殖用』として、ね
[手を持ち上げて、指先を伸ばす。
たったそれだけで逃げた距離は縮まって、
自分の指先は再びノッカの足に触れた]
母も、姉も、別れる時は笑顔だった
……笑顔だったんですよ?
[自分は目を、細める。
その瞳は冷たい光を宿し、憎悪の焔を宿した瞳で見つめるはノッカではない記念公園に建てられた銅像の海老だ]
……そんなことありえるはずがない
あってはならない
あのような化け物の苗床にされるというのにね
笑みを浮かべられるなんて……
そんな笑みをね、ノッカさんも浮かべていたのですよ
だからね、決めたんです
メモを貼った。
キングスになんてやりはしない
ノッカさんは、自分が護る、ってね
だからね、もう大丈夫
もう安心していいんです
貴女にキングスの子は産ませはしません
[細めていた瞳は、憎悪の焔は一寸で消え、
優しく微笑み――]
これからずっと、貴女を愛して
自分の子を孕ませ続けてあげますからね?
[優しい口調で、告げると――*]
[
一度は離れたそーさんの手が、
あたしの足に触れようとも。
いつも聞いていた、優しい声の筈なのに。
今はそれが、恐ろしい。
あたしじゃない、
何処かを見るように細められた目
そこに宿る感情から。焔から。
あたしは、目を逸らせない]
だから、って、 そんな、
こんなこと、しなくても ………… ?
[ふと、思い当たる。
身の回りの『異変』が起き始めたのは、
そーさんに住所を告げた後からだって]
[ひゅう、って、喉から息が零れた。
怖くて、怖くて。
まさかそんなこと、って思いたいのに、
目の前のその人は。
狂ってる。
そう、形容するしかなかった
や、やだ、やだやだやだ、
そーさん、なんで、おかしいよ、
[『やさしいおにーさん』が嘘だったなんて、
思いたくなくって。
ふるふると首を横に振るけれど、 ]
ぁ…………、
[スカートの中に潜ってきた指が、
湿っているそこに、触れて。
自分の意思とは関係なしに、甘い声が零れてしまう。
なんで、こんな声が出てしまったんだろう。
咄嗟に口を閉じたけれど、遅くって]
だ、だめ…………!
[これ以上は駄目だって。
これ以上は、嫌だって。
逃げることもできないあたしは、
そう、言うことしかできなかった*]
自分が、おかしい?
フフッ……ノッカさん、それはね、違いますよ
おかしいのはこの街だ、この世界だ
高塀という檻に囚われた家畜という現状を、
奴らの餌という事実を、
そこから目を背けている……
[
益々ノッカを追い詰めるように向かっていく。
横に振られている頭の頬へと手を伸ばし、
動きを止めると共に優しく撫でていく]
ノッカさんも、イヤでしょう?
あんなエビに交尾されて、
あんなエビの子を産む未来なんて……
[嗚呼、その様なこと――想像しただけで悍ましい。
産むどころか胎を内側から破られエビが出てくるかもしれないのだ。
ある種の蜘蛛のように胎を内側から食われてしまうかもしれないのだ]
ダメ、という割には――ノッカさん……
[
昨夜も随分と感じていらっしゃいましたからね。
ノッカさんは、エッチなことに才能があるのでしょうかね?
[自分は触れた指先をゆるりと動かしていく。
蜜をより滴らせ、下着が濡れていくのを早めるように。
秘裂に沿って布越しに指で撫でていき、
じわり――じわり――淫らな花を開かせていく*]
でも、それは、 だって、
しかたのない、ことで …………、
[
逃げだしたらどうなるかなんて、
わかりきってること、なのに。
ベッドが、軋む。
これ以上後ずさることのできないあたしは、
伸ばされた手を受け入れるしかない]
嫌、 嫌だけど、でも―― !!
[
街の外をうろついている化け物たちに、
食われて死んでしまうだけ。
逃げる場所なんて、ありはしないのに]
―――― ッ!!
[囁くような言葉に、
あたしの顔は赤くなる。
ちがう、って言いたかった。
それはあたしの意思じゃない、って。
でも、その言葉は紡げなかった。
続いた言葉
な、んで、 そのことを、
だってそれは、夢で、 ひ、ぁ
[昨夜、って。
恥ずかしい夢を見た、あの時のこと。
なんで、そーさんが知ってるの、って。
考えるよりも前に、
指が動かされてしまうから。
思考はあちこちに、散らばっていってしまう]
ぃや、 やだ、なんでぇ……!?
[なんで、こんなに気持ち良いの?
嫌だって思っているのに。
怖いって思っているのに。
言葉とは裏腹に、あたしの秘部からは蜜が溢れ出す。
触れられるのだって、初めてなのに。
もっと触れて欲しいって言うように、
あたしの腰が、小さく揺れた*]
仕方がない?
決まりだから?
そんなことで大切な人をね、
奪われ続けるなんて自分は我慢できないんですよ
[
自分は許せないのだ、自分は我慢できないのだ]
ノッカさんも、その気持ち、わかるでしょう?
安心してください
自分は既に外の化け物なら対処できる
その為の研究は終えていますからね
だから、後は『エル・ドラード』を目指すだけです
[
そう――ノッカは自分にとってのイヴになるのだ。
たっぷりと愛してあげて、幸せにしてあげなくてはならない]
なんで?
自分はね、ノッカさんを"ずっと見てきました"から
十一年間の付き合いですからね?
[
自分の指先は更なる蜜を生み出していく。
夢のことなど知りませんとぼやかしながら、
それでもノッカの心を淫欲に溺れさせていこうとする。
秘裂の前方に感じる盛り上がりを指先で掻いてやり、
ノッカにも分かるように、感じていることを示してしまう]
嗚呼、でもそれだけではなさそうですね。
ノッカさんも望んでくれてるのでしょう?
腰……動いてますよ
[
それでも意識してしまえば、止めることは難しいだろう。
ゆるり、前に身体を動かし、頬を顔を愛でていた指先で肩に触れる。
そのままノッカの身体を押し倒してしまえば上から多い被さって、
そうすれば華憐な蝶は、毒蜘蛛に組み敷かれてしまうのだ*]
[
大切な人を奪われていく、悲しさは。
けれど。
どうしてこんなことをするのかは、
あたしには、理解できなかった]
だからって、こんなこと……!
[なら、『どう』すればいいのかって言われたら、
それはわからないけれど。
そーさんの行動が、正しいとは思えなくって]
ぁ、 そこ、だめ……っ!
[
あたしの身体が、びくんと跳ねた。
電流が、走っていくような。
今まで感じたことのないなにかが、
身体中を駆け巡る]
やっ、 ちが、ちがうのぉ、
からだが、勝手に…………
[
与えられる刺激は未知のもので、
そして、気持ちがいい。
ベッドに押し倒されるあたしに、
逃げる術なんてひとつもない。
逃げようとだって、思えないくらい。
あたしの身体は、触れてもらうことを求めてる*]
どうして、って――単純なことですよ
自分はコレが正しいと思った
だからそうしているのです
[
自分にとっては贄でいることが正しいとは思えなかっただけの話だ]
でもね、――今の一番の理由は
自分がノッカさんを愛していると、気づいたからですよ
貴女がね、エビの子を孕んで、産むだなんて
考えたらね、とても、とても
腹が煮えくり返って仕方がなかった
[そう単純なことだ。
自分が、ノッカを、愛していると思い込んだのだ]
ダメなら、イヤなら、逃げてもいいのですよ?
でも、できない
むしろ、求めてる――だってね
こんなにも、感じているのですからね
[
快楽を生み出す源は愛でれば愛でた分だけ望んでもいないのに感じてしまうのだ。
逃げてもいいと嘯きながら、そうさせるつもりは毛頭もない]
身体が勝手に感じるわけがありませんよ
イヤなら、こんなに感じない――
心の中では、自分に愛されたがっているのですよ
[
肩に乗せていた手を胸元へと移していく。
そうして服の上からやんわりと膨らみを揉みはじめて、
触れて欲しそうにしている『そこ』を指先でかき乱す]
ほら、――逃げないと――
大事な初めて、全部、貰ってしまいますよ?
[くすり、そう笑いながら顔を近づける。
少しずつ、吐息の音が聞こえていき、
額が触れ合い、鼻先を少し横へとずらして、
瞳を見つめて、覗き込み――その奥の情欲の焔を見せながら、
自分はノッカの唇を奪おうとした*]
っ、
[
あたしは息を呑む。
けれどその言葉が本当なのか、
真意を探る余裕さえ、
持ち合わせていなくって]
ふ、ぁ、 やあ……っ、
[
あたしはふるふると首を横に振る。
求めてるって言葉を拒否したつもりだけど、
逃げても良いって言葉に、
首を横に振ったようにも見えた、かも]
ひ、 いや、まって、
あ、あっ、やだ、
[言葉を紡ごうにも、
与えられる刺激に零れるのは甘い声。
自分の知らない声が
自分の口から零れていくことに、
困惑してしまう。
なんとか、逃げなくちゃって。
ベッドのシーツを、握ったけれど]
そー、 さん、
[
まっすぐ覗き込まれた、瞳に。
瞳の奥に宿った、知らない色に。
情けないことに、
あたしの身体は動けなくなってしまって。
潤んだ瞳がそーさんを見上げたまま、
瞳に宿る焔を煽るように。
唇が降りてくるのを、待っていた*]
嗚呼、ノッカさん……自分の愛、
理解してくださったのですね?
[
自分の表情はノッカのよく知る優しいおにーさんのものと同じものへと戻った。
ただそれは自分が浮かべる表情なだけで、
ノッカにどう見えているかは分からないのだが。
ノッカさん、愛しますよ
[
自分はノッカの柔らかな唇に自分の唇を重ね合わせた。
唇を触れ合わせ、少し合間を置くとゆるりと押し付けるようにしてその柔らかさを貪っていく。
唇は離されることなく味わい続けていき、
視線と声を奪ったまま、秘芽を愛でていた指先でショーツのクロッチ部を横へとずらした。
待機に秘花を晒し、指でそこを開いてしまう。
誰もみてはいないが、どうされているかは伝わるだろう。
そうして開いた乙女の花を、
自分の指先は蜜を纏わせながら、
淫靡に聞こえる水音を部屋中に響かせて撫でて擦り、
愛でていった**]
メモを貼った。
ちが、 ……っ!
[
あたしの首の動きは
違う方向に伝わってしまったようで。
そーさんの表情が優しいものになる。
あたしのよく知る、そーさんの顔。
でも、そーさんの本当の顔を見てしまった今、
その表情が、逆に恐ろしく感じられて。
口から零れる甘い声の合間に、
ひ、って、喉から小さな悲鳴が洩れた]
[
キスをされたことだってない。
どうするのが正解なのかもわからないし、
そもそも、この状況でどうすべきなのか、
あたしにはもう、わからなかった。
それこそ、『愛している』ではなく、
『愛する』って言葉の違和感にだって、
気付けないくらいに]
ん、 ぅ…… っ!!
[塞がれた唇。
視線はそーさんの瞳へ向けたまま。
下着がずらされて、そこに触れられた瞬間。
あたしの瞳は、大きく開く]
ひぃ、あ ……っ、
[耳に届く水音が羞恥心を誘う。
お腹の奥は何かを求めるように熱くなってきて、
溢れる蜜は止まるどころか、
そーさんの指先をさらに濡らしていく。
やだ、やだ、って小さく呟いているのに。
あたしの身体は、快感に溺れてしまう]
やぁ………… へんに、なっちゃう……、
[触れられるだけで反応してしまう、自分の身体。
押し寄せる快楽の波を必死に耐えようと、
拳を握り、手のひらに爪をたてた*]
メモを貼った。
[
ナニがそうなのか決めるのは自分自身。
だからノッカは今、自分を求めてくれている。
求めているように、してしまえばそれは「正しい」ことになる]
ん……ふ、っ、へん、ではないですよ
それはね、女だけが知る快楽です
学校でも習ったでしょう?
[くちり、
蜜に濡れた指先は秘芽へと伸びた。
そこに触れれば蜜を塗りながら滑らせるように捏ねていき、
優しく「愛」というものを教えていく]
ノッカさんの身体はね、
子を孕もうかなって準備しているんですよ
その証拠に、ほら――どんどん愛液が溢れている
[嗚呼、こんなにも濡らしてしまうなんて。
媚薬の効果だけではなくて、きっと求めてくれているのだろう。
そう思えば股間が熱くなり、高まっていくのを感じてしまう]
もっと、へんに、なっておしまいなさい
自分が全部味わって、愛して――
[耳元でそう囁けば、自分は秘芽から一度指を離してしまう。
そうしてポケットから媚薬の小瓶を取り出すと中に指を入れて纏わせて、
媚薬を纏った指先を蜜壺に張る乙女の証へと触れさせそこへと塗りたくっていった。
初めては痛いというから――
その初めてすら快楽に感じてしまえば、
もう、留めてくれる痛みなど、残るまい?**]
メモを貼った。
あ、 あっ、
やだ、そこは、 ひぁ、 ぁ……っ!
[
あたしの感じるところを丁寧に捏ねていく。
その一挙一動に、あたしの腰が揺れてしまう。
今でも十分すぎる刺激なのに
絶えず与えられるものだから、
身体の力が抜けていって。
握っていた手の力は、
気付けば緩んでしまっていた]
ちがう、そんなこと…………!
[
そう思っていない、筈なんだ。
でも、与えられる刺激に、
あたしの思考はぐちゃぐちゃになる一方で。
耳元で囁かれた一言に――、
きゅうって、そーさんの指先を締め付けた。
離れていくその指を、
名残惜しく思っているように]
ひぃっ、 な、に…… 、
[
そーさんが手にしてる小瓶は、何なのか。
あたしが問うよりも先に、
それを纏ったそーさんの指が、
再びあたしのナカを弄る。
それが効果を示すころには。
あたしは、その小瓶が『何』だったのかなんて、
その疑問すらも忘れてしまうほどに。
身体の奥で、熱が。燻ぶり始める]
あっ、あ、 なに、これぇ……!
あつい、 なんか、へんなの、 やだぁ……!!
[ただでさえ、触れられることに敏感だったのに。
指が奥の方を掠める度に、
頭の中で火花が散るような気持ち良さが、
身体を駆け巡っていく。
自分でもどうなっているのかわからない、
この身体の感覚に、混乱してしまって。
あたしは、そーさんの服に縋りついた**]
メモを貼った。
―飛行艇―
[雨風の影響を避け、雲の上を無事に航空中。
基本的にはオートモードなので、特にすることがない。
だが暇を弄んでばかりもいられない。
定期連絡を済ませ、特注の椅子に深く腰かけた。
白く滑らかな肘置き。
体重に軋む音は、木材ともプラスチック素材とも異なる。]
サテ、何処まで縫いましたっけ?
[サイドボードの裁縫箱。
柔らかそうな布を広げ、筒状の突起物をゆっくりと縫い付けていく。
BGMは少年期の人間。
澄みきった良い声で鳴くからと、『特別に』融通して貰ったのだ、が。]
…… …もう、良いですよ。
[歌わずとも。鳴かずとも。]
[籠の中の人間は、顔を強張らせて首を振る。
歌わせて欲しいと懇い、哀歌を奏でた。]**
メモを貼った。
「やだ」だなんて本当はそんなこと思ってもないでしょうか?
だってノッカさんのナカ……すごく締め付けてきてますもの
[
どれだけ否定しようとも体は素直になってしまう。
体が流されてしまえば、じきに心も流され良い]
ほうら、体はどんどん準備万端になっていってますよ。
認めてしまいなさいな
そうすれば自分が幸せにして差し上げますからね
[縋り付く身を抱き寄せて、
唇を重ね合えば今度は舌を伸ばしてノッカの口内を犯していく。
下が気持ちいいのだ、上での交わりも次第に気持ちよくなってしまうだろう]
ほうら……一度イッテしまいましょうね
[自分は媚薬を指に塗り直すと、次は蜜穴の浅いところを探っていった。
探るのはGスポット……そこを見つけてしまえば媚薬を塗り込み、
指の腹を押し当てて擦り付けながら押し上げて刺激をしていってしまおうか**]
[
認めてしまったら、戻れなくなりそうで。
あたしは、嫌だって言葉を零す。
けれどその言葉も、
そーさんの唇に、呑まれてしまって。
狭い口腔を舌が逃げられる場所もなく、
いとも容易く、
そーさんの舌に絡めとられてしまう]
ん、 ふぁ、 ぁ…………、
[息継ぎの方法さえもわからなくて、
酸素の足りなくなったあたしは、
ぼうっと、そーさんを見上げて――]
あ、 あっ、や、やあぁ、 そこぉ……っ!
[
ひと際高い嬌声が洩れた。
『そこ』を重点的に撫で擦られる度、
肉壁がひくひくと、
そーさんの指に吸い付いていく。
その感覚は、慣れていくどころか、
あたしを狂わせようとするかのように、
快楽に陥らせていくばかり]
あっ、 ひぁ、
そーさん、 いっちゃ、 ――ッ!!!
[パチンと、頭の中で何かが弾けた。
真っ白になった頭は、
もう、何も考えられなくって。
腰が、びくんと跳ね上がる。
その瞬間、あたしの肉壁は、
そーさんの指を強く締め付けた**]
メモを貼った。
[
達してしまった時の快楽は鮮烈になろう。
溺れて、流されて、受け入れて。
そうすれば幸せだけ感じていられよう]
そう、ココが一番ーーほら、いけますよ
[
跳ね上がる腰は指を持っていき、
媚肉は精を求めるように締め付けてくれる。
自分はにんまりと笑みを浮かべる。
力尽きたであろうノッカを抱きしめてやり、
よく、イケましたね
えらい、えらい……
[蜜壺から指を引き抜けば蜜が絡みつき、
つぅ、と銀の糸が伸びてーー切れた。
ぬらり濡れた指先を持ち上げてノッカに見せて、
それを自分の唇に運び口に含んで見せようか]
んん、これがノッカさんの味ですか……
あんなに小さかった女の子が性徴あいた証とは感慨深いですね
[自分の指先はゆるりとノッカの服に伸びていく。
力入らぬ身から、そこ着衣を一枚、また一枚と奪い去る。
肌が露わになる度に、ちう、と音を立てて唇ですい立てていけば
肌には淡い痕がいくつもついていく**]
メモを貼った。
は、 ぁ…………っ
[
大きく息を吸って、吐いて。
吐き出す息は熱を帯びていて、
一度達したというのに、
あたしの身体は、まだ熱いまま。
どうしてこんなに、
刺激が欲しいって思ってしまうんだろう。
まだ足りないって、思ってしまうんだろう]
そーさん、 やだぁ……、
[
あたしに刺激を与えていた指を、
口に運ぶ動きも。
あたしの肌に痕をつけていく、その音も。
まだ理性が残っているあたしには、
あまりにも、恥ずかしくて。
けれど、触れてもらうことを求めてる身体は、
あたしが逃げ出すことを許してくれないから。
両手の甲で、顔を隠した**]
メモを貼った。
[しゅるり――衣擦れの音が鳴る度にノッカの白い肌は露わとなっていく。
それはいけないというように、
熱を孕ませ続けていくのだ。
スカートをはだければ脚を隈なく愛していき、
シャツを脱がせれば手指や腕を愛していき、
下着だけの姿となれば首筋や臍を愛していき、
ブラジャーを押し上げれば小ぶりなBカップにむしゃぶりつくように愛していった]
イヤなわりには、嬉しそうですよ
[ちう、肌に吸い付く度に秘部を覆うショーツの染みは色濃くなり、次第にベッドに伝い落ちていこうとする。
それは雄である自分の欲を煽ってくれる。
これほどに若い、乙女の身体を逃すわけがない。
ノッカの心を、解き放つわけがない]
[顔を隠しても身体を隠すことなどできはしない。
小ぶりなおっぱいの先端にむしゃぶりついて、
ちう、ちうと音を立てて吸いやり色づきを尖らせてしまうのだ]
ノッカ、手を離して、自分を見てください
そうでないと――もっと恥ずかしいこと、しますよ?
[そう、宣言して、自分はノッカのショーツへと指をかけた。
嫌がっても無駄なことだ。
抵抗など意味はない。
腰を持ち上げてしまえば、動きようはなく。
ショーツと秘裂の間を銀の架け橋がかかり、
ぷつり、切れていく様を見れるようになってしまうだけ。
ショーツを足から抜き取れば、じゅるり、
音を立ててクロッチ部を口に含んで舐め取ってみせようか**]
メモを貼った。
メモを貼った。
ぁ、 やっ、
[
あたしの身体はピクンと揺れていたけれど。
その刺激が胸にまで達してしまえば、
身体の熱が、じわじわと。
触れられていない秘部のその奥が、
きゅんとして、刺激を欲してる。
その事実を、あたしは認めたくなくて。
そーさんの言葉にも、いやいや、って、
顔を隠して首を横に振った]
―――― ひ、
[
息を吸うのも忘れて、身体が強張る。
けれど、その強張った身体は、
胸に与えられる刺激ですぐに、
力が抜けて行ってしまうのだけど]
や、まって、 …………っ!
[気付けばショーツは脱がされかけていて、
待って、ってそーさんに手を伸ばす。
でも、間に合わない。
間に合わないどころか、
びしょびしょに濡れてしまったそれを、
あたしは直視してしまって]
いじわる、しないでぇ……っ
[涙声で、そーさんに訴える。
怖いのか、恥ずかしいのか、
それともこれからの行為に期待してるのか。
もしくは、それら全てだったのかもしれない。
そーさんを見上げるあたしの顔。
潤んだ瞳に、紅潮した肌。
まるで、男を誘う女のよう*]
メモを貼った。
[
ノッカの身体は快楽を覚えてしまっている。
例えその始まりが媚薬であったとしても、
効果が切れた後も一度超えてしまった閾値は下がりにくいものだ。
早くノッカを自分のモノにしたくて仕方がないのだ。
嗚呼、それなのに――
挙げていた腰を下ろして、両脚を開かせて自分の両太ももの上にそれぞれ乗せてしまう]
いじわる?
[問いかけながら、自分も服を脱いでいく。
自警団に所属し、研究の合間にも鍛えていた身体はそれなりに肉付きがいい。
皮のジャケットも、黒いシャツも脱いでしまい。
ジーパンを脱いで、パンツも脱げば――。
露わにしたケダモノの現れをノッカの臍下に乗せて、
見上げてくる
いじわるなんて、してませんよ
嗚呼、焦らしているのが意地悪なら、
そうかもしれませんね?
そう――ですか……ノッカはすぐに欲しかったのですね?
自分と一つになりたいだなんて、嬉しいですよ
[くすり、笑いながら、 下腹部へと、熱く滾り、血管の浮き上がるソレの先端を擦りつけていた*]
ひぅ、 ……っ、
[
あたしよりもがっしりとしていて、
男性の証であるそれは、
既に、準備が出来ているようで。
下腹部に乗せられた熱に、
あたしは、小さく悲鳴を漏らす。
―― あんなの、入らない。
って。
ぽろっと涙が零れたことで、
滲んだ視界が僅かに晴れた]
ち、が………… 、
[欲しいなんて、言ってない。
そう否定しようとしたのに、
すぐには答えることができなかった。
だって、期待してたから。
あたしの身体が、
刺激を求めてたまらなかったから]
ひっ…… ぁ、
[先端を擦りつけられるだけでも、
秘部から蜜が溢れ出す。
いきり立ったソレを、いつでも受け入れられるように]
そー、さん…………、
[男性のそれを、受け入れるところが。
その、奥の熱が。
冷めることなんて、全くなくて]
奥が、あつい、 の……
[あまりに身体の中で燻ぶるものだから、あたしは。
ついに、自分から求めるように。
そーさんに、手を伸ばした*]
[
それは愛情でもあり、
情欲でもあり、
独占欲でもある。
愛するノッカ、君の身も心も自分に捧げて欲しい]
奥……というと子宮ですね?
ノッカの身体が、自分の子を孕みたいと言ってるのですよ
[
身体の奥からいずる熱を収める方法は一つしかない。
縋るように伸びてくる手を取り、指を絡めて握ってやり自分は朗らかに笑みを浮かべる。
そんな笑みを浮かべながらもケダモノの証は、
ずりゅ、ずりゅと淫花をその竿で擦りつけていき、
溢れ出させた蜜をその身に纏っていった]
[もう一方の手で小瓶を手に取ると、口を逆さにし残っていた媚薬全てをケダモノへと振りかける。
空になった小瓶を投げ捨てて、
嗚呼、イイですか、ノッカ……
今から貴女の乙女を頂きますよ
[自分は器用に腰を引く。
繋がるところが見えるようにと再び腰を浮かさせて、
ケダモノの先端を花弁の奥まりへと押し当てると媚薬の効果で先端は痛い程に膨らみ、張りが出ていく。
その先端を――少しずつ埋めていく様を見せつけていく]
ほら、ほら――ノッカが自分のモノになっていく
わかりますか?
[そう――その進みを乙女の抵抗がある処まで推し進めるまでは、
じっくりとノッカの表情を味わいながら、
その声を、聴き逃すことないように、 いやらしく、ケダモノを動かしていった*]
[
まるで子供に言い聞かせるようで。
熱に浮かされた頭では、
それが正しいことなのかもしれないって、
勘違いしてしまいそう]
あ、 ぁ…………っ、
[そーさんの手を、握る。
これから与えられる快感がどれ程のものか、
期待してしまっているあたしが、いて。
認めたくないのに、
下腹部のそこを擦られる度に、
期待するような声が洩れていく]
[
中身は、あたしに刺激を与えてるそれに。
入るはずがない、って思うあたしと。
その大きなものが入ったら、
どうなってしまうのかと思うあたし。
もう、拒絶するなんて思考はなくて、
熱い息を吐き出しながら、小さく頷いた]
あ、 あっ、 はいって、
[指よりも質量のある、大きなものが。
あたしの中に入ってくる]
[入るはずが無いって思っていたはずなのに、
あたしのナカから溢れた蜜を潤滑油にして、
ゆっくり、入ってくる。
狭い肉壁がその形を感じ取っていくものだから、
接合部を見せつけられていることも相まって、
あたしの熱は、言いようのない感覚は、高まるばかり]
ひ、 あぁ、 やあぁ、 ……っ
[浅く、熱い息と、嬌声を漏らしながら。
あたしの身体は――
そーさんを、受け入れていく*]
[ノッカの中は益々熱くなっていき、
溢れる蜜はケダモノを呼び込むように滑りを良くしてくれる。
じわり、熱塊を押し込んでいき、
乙女の証を少しずつだが確実に裂いて散らせてしまう。
本来であれば激しい痛みを伴うであろう破瓜は、
媚薬の効果でどうなっていたろうか。
接合部から赤い筋が伝い落ちていけばノッカが女になったのだと理解できよう。
抵抗がなくなれば奥まで邪魔するものは何もなく、
熱く、質量のある代物がノッカの内臓を圧し
強い圧迫感と被征服感を以て雄の到来を伝えていく]
嗚呼、ああ……イイですね
至極、気持ちいい、です。
[狭い媚肉は痛い程にケダモノを締め付けるが、
ケダモノもまたその締め付けを楽しみながら中を押し広げて己の形を覚えこませていこうとする。
そうしながら、接合部の根本と根本が近づいて、
奥に先端が当たれば今少しと押し込み、
熱くなった奥の小部屋を押し上げてその口へとケダモノは口づけてしまう]
ほうら、ほうら、全部、入った、ぁ……
どうです?
キモチイイですか?
それともイヤですか?
[嗚呼、だが、例え「イヤ」でも、
もう、ノッカの身体はソウスケを受け入れてしまっているのだが*]
[
痛みを上回るほどの快感が、
あたしに押し寄せる。
だから、あたしの純潔が散る痛みも。
与えられる快感の中に、消えていく。
ひゅう、って、息を吐いた。
奥へ奥へと押し進められる度に、
息が詰まって、そして吐き出されて]
や、やあぁ、 奥、おくに、……っ
[
あたしが思っているよりもさらに奥へ、
どんどんと進んでいくものだから。
怖いって、そーさんの手を握りなおす]
は、 ……は、
[はくはくと、空気を求めるように、
あたしは口を開閉させる。
嫌なはずなのに、気持ちが良くて。
もっと気持ち良い事を知りたいって、
思ってしまってるあたしがいる。
そーさんを受け入れた、身体は。
真っ白になったままの、思考は 、]
きもち、ぃ よぉ……っ
[ ―― 素直な答えを、紡いだ*]
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