人狼議事


207 愛しの貴方を逃がさない。

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メモを貼った。


―深夜―

[静かに、車をあの人の家まで走らせる。深夜だから車通りも人通りも少ない。
あの人の家まで着けば、ゆっくりと車を降りて、家の中を確認する。
電気がついている。窓からちらりと覗けば、どうやらあの人は台所でうたた寝しているようだ。
落ち着け。ぐるりと回って、侵入出来そうな経路を探せば、トイレの小窓が開いていた。
足から滑り込ませれば、ギリギリ通れそう。]

……よし。

[侵入成功。足音を立てないように台所に行って、あの人を背負う。
起こさないように、慎重に。

玄関から普通に出て、車に乗せれば、後はもう家に帰るだけだ。]


メモを貼った。


[家になんとか運び込めば、まずは手足を毛糸を使って拘束させて貰おう。
逃げ出されたら大変だ。紐にする為に編んであるから、ちぎれないはず。
それから、レンタカーを返しに行く為に外に出る。
鍵もしっかり閉めておいて。]

は、ははは……、やった。やったぞ。
やっちまった。

[自分でも驚くくらい乾いた笑い声が出てきてしまった。
さて、車を返している間に目が覚めてなきゃいいんだけど。
まだ心臓がばくばく言ってる。]

早く、早く返してこないと。


[夢うつつ、なんだか温もりを感じた気がした。
こんなこと、前にもあったかな。そう、昔、何かの拍子にひどく転んだ時、兄に負ぶってもらったような気がする]

お兄ちゃん……。

[どうして、私より先に死んじゃったの。
大好きなのに。母が私を見てくれないから、私を死んだものとして扱うから、時々やりきれない気持ちになるの。
お兄ちゃんのこと、憎んでしまいそうになるの。
どうして、私がお兄ちゃんのふりをしないといけないの。
どうして、私を置いて死んでしまったの。

どうして、私の方が死ななかったの]


[私が、死にたかった。
兄じゃなくて私が死んでいればよかった。きっとその方がみんな幸せだった。
母は兄を失わずに済んで、私は兄にこんな複雑な感情を持つこともなかった。兄のことを、ただ大好きなままでいられた。
そんな思いはずっと燻っていて、だけどそんな風に思っちゃいけないって、自分に言い聞かせていたような気がする]

お兄、ちゃ……、

[頬を流れるひいやりとした感触。そして、自分の声。そんなもので私は目を覚ました。いけない、台所で寝落ちするつもりなんかなかった。
……台所?]

ここ、どこ?

[私は、見知らぬ部屋にいた]


[返却の手続きを終えて、小走りで家へと帰る。
こういう時、足がないと不便で仕方ない。
バイクでも買ってもらえばよかった。

頬が風を切る度に冷たく痛む。寒い。ああ、寒い。
家は暖房が付けっぱなしになってるはずだから、暖かいはずだ。
玄関の鍵を開けて、家に帰れば、あの人は目を覚ましていた。]

あ、目覚めたんスね。
こんばんは。

[拉致った人間としてはなかなか間抜けな会話だろう。
何を言ってやるべきか分からなくて、無難な事をしか言えなかった。]


[私はまだぼんやりしていて、いまひとつ状況を把握していなかった。
あくびのせいか、寝てる間に少し泣いてしまったのか、頬を伝う涙が気持ち悪くて。手で拭おうとして、そこでようやく私はぎょっとした]

なに、これ……?

[手が動かせない。手だけじゃなかった。足もだ。拘束されてる。
見れば、毛糸みたいなものが巻かれていて]

え、ちょっと、なに。意味、わからないんだけど。

[どうしよう。どうしたらいい? 叫べばいい?
ここが防音の効いたマンションなんて知らない私は、叫ぼうとして、ドアが開くがちゃりという音に寸でのところで飲み込んだ]


[こんなことをしたのは、誰なのか。誰が部屋に入って来るのか。
手足の自由がきかないから、にじるようにして壁際に逃げる。そんなことして何か意味があるとも思えなかったけど、多分これは本能的なものだ。
そうして、部屋に入ってきた人物に、私は目を見開いた。それが、全く予想もしていなかった人だったから。
いや、誰かを予想できたわけでもなかったんだけど]

お、お客、様?
ど、どうして、こんなこと。

[今まで特に意識したことのなかった30cm近い身長差が、今はやけに恐ろしかった。
見下ろされると、妙な迫力があって、どこにも逃げ場はないような気持ちがした]


どうしてって……そっすね。
折原さんが着せ替え人形みたいに見えて。
どうしたら折原さん着せ替えられんのかなぁって思って、こうしちゃいました。

[さらっと。折原さんを前から欲しかったおもちゃのように言って、とりあえず、目線を合わせる。
怖がらせちゃいけない。後には引けないから、少しでも長く、俺の目的のために。]

あーでもその、とって食おうとかあんまそんな感じないんすけど……あ、そうだ。
とりあえず、明日、採寸していいすか。服作るんで。

[また、折原さんを背負って、ベッドの上にそっと寝かしてやる。
今日は遅いから横になってもらおう。]

あ、逃げないでくださいね。


…………は?

[何を言われたのか、意味がわからなかった。着せ替え? 人形?
どこにそんなもの。……私?
理解しようとしても、やっぱりさっぱりわからなかった。
聞き分けのない子をなだめるように目線の高さを合わされても、到底理解も納得もできない]

い、みが……わからない、んです、けど。
私は、人形じゃありません。

[本当に?
自分の言葉が刺さった。私は、人形じゃない?
母のお人形ではなかったか。
そんな内なる声に首を振る。これは、違う]

私は、人間です。しかも、綺麗でも可愛くもない。
そういうことがしたいなら、お人形を買ってください。

[採寸とか冗談じゃない。というか、この状況が冗談じゃない]


やめて!

[抵抗むなしくベッドに寝かされた。自由を奪われて、本当に人形にされてしまったような気がした**]


メモを貼った。


知ってます。あなたは人間です。
けど、抑えらんなかったんスよ。

[俺だけがこの人の本当の可愛さを知ってる。俺だけがこの人を綺麗に出来る。
俺だけがこの人を。

布団をかけてやって、電気を消して。
流石に縛ってる紐はとかないけど。]

今日はもう夜中なんで、寝ましょう。
寝苦しいかも知れないスけど、我慢してくださいね。
折原さん、おやすみなさい。

[俺は、客用の布団を敷いて寝る。ちと寒いが仕方ねぇ。
おやすみ。]


メモを貼った。


─翌朝─

[目が覚めて、時計を見れば、いつも起きる時間より30分早かった。
ならば、と起き上がって台所に立つ。
冷蔵庫には買い置きのウィンナー、卵、それとキャベツの千切りがある。
今日はスクランブルエッグとウィンナー、キャベツにしよう。
パパッと作れば、恐らく10分少々で出来上がるだろう。
2人分盛り付けておいて、食卓兼用のコタツに並べといた。]

折原さん、起きてください。朝ですよ。
飯作ったんで食いましょう。

[食べるのに不便だろうと思って、紐は解いてやった。**]


メモを貼った。


あなた、おかしい……。

[抑えられなかった、って。
人のこと、着せ替え人形にしたいなんて考えることもおかしいと思うけど、百歩譲ってそこには目をつぶったとして。普通、そんな気持ちは理性で押し殺すものじゃないだろうか。
それを抑えられずに実行してしまった、なんて]

やめて!
私は、帰ります!

[寝ましょうって。我慢しろって。私の意思を一切無視して進められる話に、私は精一杯の主張をしたけど、やっぱり無視された。
電気を消されてぞっとする。この人はどこで寝るんだろう。
だけど、恐れていた最悪の事態にはならなかった。どうやらベッドは私に明け渡してくれるらしい。そんなことで彼の評価が今更上がったりはしないけれど。
寝れるわけないと思ったけれど、お酒のせいか、いつの間にか私の意識は闇の中に落ちていた]


[私は結構図太くできているらしい。声をかけられるまで、目が覚めなかった。そういえば睡眠不足だったし、疲れていたとは思うけど、こんな状況で眠れる自分の図太さに少し呆れる。
やっぱり夢じゃなかった。私は名前も知らないお客様の家にいる]

そんなの、いりませんから。
帰らせてください。

[今日ももちろん仕事の予定だった。出勤前にコンビニで受け取られなかった書籍を預かる約束もしている。これ以上職場に迷惑はかけられない]

私がいなくなったこと、すぐにわかってしまうから。
こんなことをしても、何にもならないよ。

[手は自由になった。反射的に、足の拘束を解いて逃げ出したくなるけど、多分それは得策じゃない。止められるに決まってるし、それで彼を激昂させたら事態はもっと悪くなるだろう。
だから私はできるだけ穏やかな口調で説得を試みた]

今なら、まだなにもなかったことにできるよ。


メモを貼った。


何も無かったことにって……。
いや、無理ッス。もう後戻り出来ません。
分かるでしょ?折原さんの気が変わってバラされんじゃねえかって、ビクビクしながら過ごすんスよ。
気が狂って殺しちまうかもしれません。嫌っすよ。だから、大人しくしててください。

[すでに狂っているとは自分では考えなかった。
いや、まともと思わないと苦しいからだろうか。]

ささ、冷めないうちにどうぞ。朝飯は活力ッス。
職場は……体調崩して一週間くらい入院する事になった、みたいに言えば大丈夫スよ。


メモを貼った。


今帰してくれたら、誰にも言わない。約束する。

[後戻りできないと言う彼に必死に言い募った。
今ならまだ間に合う。私にとっても彼にとっても、それが一番いいはずだ。
殺してしまうかもと言われて背筋が凍った。
兄の代わりに私が死ねばよかったって、本気で思っていたはずなのに、実際殺されるかもしれない状況になるとどうしようもなく恐ろしい。
私には、何も覚悟なんかできていなかったんだって思い知る]

一週間?
一週間で、帰してくれるの。

[いくら連絡を入れたって、急な欠勤は迷惑に決まってる。
だけど、一週間という言葉に私は縋った。
職場に連絡は入れさせてもらえるらしい。そこで助けを求めるという選択肢はもちろん浮かんだけれど、私はここがどこなのかすら知らない。助けが来る前にきっと殺されてしまう。
それならもう、一週間という期限に縋るしかなかった]


[かけられた言葉に、返事はできない。
守れない約束はできないとか、そういうことではなくて。

どうしようもなく、恐ろしかったからだ**]


分かりました、一週間で帰しますよ。

[一瞬失言をしたかと思ったけど、俺のリスクも少ない方がいい。
いつあの母親が探しに来るか。最長で一週間程度だろう。
ならば、この一週間フルに使って、俺の思うままにしてやろう。

黙りこくってしまった彼女を見て、怖がらせちまったなと後頭部を搔く。
あまり恐怖を与えすぎると、逃げ出してしまう可能性が高まる。]

あー、まぁ、すいません。脅かしちゃって。ただ、やっぱり今そのまま帰す訳にはいかないんスよ。
あぁ、とりあえず飯食ってください。腹減ってるっしょ?

[頂きます、とコタツに入りこんで先に飯を頂いちゃう。うむ。美味いぞ。
エネルギーが頭に回ってくれば、理性の部分がこんなつもりじゃなかったと訴えてくる。
分かってるよ、これが犯罪だって。でもやっちまったらしょうがねぇよ。]


ああ、そうだ。まだ自己紹介してなかったスね。
新井俊太郎ッス。政治経済学部3年ッス。

[こんな状況だけど、改めて宜しくと頭を下げる。常識的に見たら変だよな。
誘拐犯が名前を教えるなんて。
あ、そういや折原さんの下の名前知らなかったなーと思って。]

そいや、折原さんって折原、なにって言うんスか?
名札でしか名前知らなくて。


メモを貼った。


[単なる口約束だ。守られる保証なんかない。だけど今は、それを信じるしかない。
小さく頷いて、私も席に着いた。拉致した本人の作ったご飯を食べるなんて、とも思ったけれど、何をするにしても体力は必要だ。
逃げ出すチャンスが見つかっても逃げる体力がなければどうしようもない]

いただきます。

[小さい声でそう言って、私は箸をつけた。
キャベツを一口、噛み締めてから思い出す。
神話なんかでよくある話だ。異界にさらわれた時は、そちらの世界の食べ物を口にしてはいけない。
食べてしまったらもう、二度と元の世界には帰れなくなるから]


[考えすぎだ。ここは異世界なんかじゃない。自分にそう言い聞かせて、キャベツを飲み込む。
自己紹介されて、ちらりと視線をご飯からお客様に移した。
お客様は、新井さんというらしい。なにをよろしくされたのかは、よくわからない]

私は……芽留、です。
折原、芽留。

[こんな人に名乗るような名前はない。そう言ってやろうかと思ったけど、こんなところで意地を張っても仕方ない。何しろ相手は得体が知れないんだ。どこでスイッチが入って激昂されるかわからない。
素直に名前を明かした。よろしくなんて、言わないけど**]


メモを貼った。


芽留さん。可愛い名前ッスね。

[さて、折原さんが飯を食ってくれてるのを見て、ちょっとホッとしてる。
少なくとも今は抵抗する気はないらしい。

お互い飯を食べ終われば、食器をシンクに置いて水に浸けておく。
後で食器は洗おう。]

あー、折原さん。採寸するんで、全部脱いでください。
サイズ分かんないんで。

[さて、本題の方に入ろうか。一週間以内に手芸屋で買ったシルクの赤い布で、この人のドレスを仕立てる。出来るだろうか。]


[名前を褒められて、苦笑した。
芽留。いつまでも芽のまま、決して花にはなれない私。
そのまま黙って食事は終わる]

ごちそうさまでした。

[いくらこの状況が不本意であっても、食事を用意してもらったことは事実なので、きちんと挨拶はした。
足を拘束されたままだから、後片付けは手伝えない。ぼんやりと、食器がシンクに運ばれるのを見守って]


…………は?

[そして私は、なんでもないことのようにさらりと言われた言葉にフリーズした。
いや、そういえば昨日も採寸とか聞いた気がする。気がするけど!]

い、嫌です!

[とっさに両腕で自分の体を庇った。異性の前で服を脱ぐなんて、そんなことできるわけがない]

私は中肉中背です!
普通に、既製品のサイズで作ってもらえれば着れます!

[身長も、なんなら体重だって言ったっていい。でも、服を脱ぐのは我慢ならなかった。無理だ。絶対無理]


メモを貼った。


既製品のサイズ。あー、それ今教えて貰っていいスか。
残念なことに女物の服ないんスよ。今日は俺のスウェットで我慢してください。

[サイズを聞けばすぐネットで購入。明日届けて貰うつもりだ。
全部彼女に着せたい服を買ったのはご愛敬って奴だ。その為に連れてきたんだから。
あと化粧道具と女性向け雑誌もついでに数冊。]

これで、よし。
ああ、測るのッスけど、作るのドレスなんスよ。
ドレスのサイズとか知らないんで、測らせて貰わないと良いの出来ない気がするんで、お願いしますよ。

[もちろん、寝た後に勝手にやればいいんだけど、
正直申し上げると、抵抗している姿も見たいんだなぁ。たろを。]


……9号です。
Mサイズっていうのでも、大丈夫。

[既製品のサイズ。そこから伝えないといけなかったらしい。さらしを巻いたままなら7号も大丈夫だけど、9号と伝えておいた方が無難だろう。
さらしを外さなきゃいけなくなるかもしれない状況なんて、考えたくもなきけど。
なにやらネットで注文しているのは見ないふりだ。どんなのを注文したかなんて知りたくもない]

ドレ、ス。

[ああ、ほら。やっぱり知りたくもなかった。
私にドレスを着せるなんてちぐはぐすぎて乾いた笑いが出てきそう。笑えないけど。
そうだよね。お人形さんに着せるものといったら、ドレスが定番だものね]

私、薄着だし、服の上からで十分だと思う。

[それでも、頑なに主張する。新井さんの目に私はお人形で、性的な目でなんて見られてないんだろう。それはわかってる。だけど、そういう問題じゃないんだ]


服の上スか。……うーん、ま、いいか。
んじゃ、ベッドの上に失礼しますよー。

[仕方ない、ここが妥協ポイントか。
ひょいとベッドに運んで、メジャーを取り出して測り始める。
俺の家と違う匂いがして、ちょっとドキドキした。]

折原さん、肌綺麗っすねー。いやー、これはドレスとか似合いそうだ。
うん、俺の目に狂いはなかった。

[測りながら、世間話も交えて緊張をほぐそうと試みる。
折原さんには自宅のようにリラックスして頂きたい。

ま、あと一週間あるんだ。その内折原さんも慣れるさ。
今は慣れてないだけだろうし。]


メモを貼った。


[脱ぐのはなんとか免れた、みたい。とはいえ、正直気は抜けなかった。
私は拘束されてるし、体格差もあればそもそも性別の差というものもある。無理矢理の行為を私はきっと抵抗しきれない。
ひょいとベッドに運ばれてますますその気持ちは強くなる。惨めだ。まるで、物になったみたい。
そうだよね。お人形なんだものね]

……別に。普通だよ。

[肌を褒められてそっぽを向く。どんな顔をすればいいのかわからない。
ああ、他に褒めるところがない時に肌を褒めたりするんだっけ。
そんなことを自分に言い聞かせて、気を紛らわせるしかなかった。
ああそうだ、これを忘れちゃいけない]

……職場に、連絡させて。
無断欠勤するわけにはいかないから。

[あなただって、無断欠勤がきっかけで、私が行方不明になってることが明るみになるのは都合が悪いでしょう?]


メモを貼った。


いや、普通そんな綺麗にならないスよ。髪も綺麗だし……。
俺にとっちゃこんな綺麗な人は初めてかもしれないって位で――

[あ、そうだった。職場に連絡したい、と言う彼女の声にハッとする。
確か、折原さんを攫ってくる時にバッグも一緒に持ってきたと思うんだけど、中にあったかな……。]

お、あったあった。はい、携帯。

[手渡して、連絡するのを待った。]


[肌の次は髪ときた。ろくに手入れもしてないのに。そう考えてから気がついた。
ああ、そうか。肌も、髪も、負担になるようなことをしてないからだ。
化粧をしたり髪を染めたりパーマをかけたり。そういうのとは無縁の生活をしていたから、あまり傷んでいない。きっとそういうことだろう]

あ、私のカバン。

[気づかなかった。カバンも持ってきてたんだ。
スマートフォンがなくても、職場の番号なら調べられるかなと思ったんだけど、あるならもちろんそれに越したことはない。病院から連絡が来る可能性だってあるんだし。
スマートフォンを受け取る。助けを求めたい気持ちを押し殺しながら、職場に連絡を入れた]


[本当に申し訳ないんですが、一週間お休みをいただきたいんです。
私の無理なお願いに、だけど店長は寛容だった。
ああ、お母さんのことかな? 大変だね。無理しないようにね。
母のことじゃない。だけど店長のその勘違いは、今の私にとって渡りに船で。
何度も無理を言って、本当にすみません。
謝ることしかできない私に、店長は優しかった。
仕方ないよ。たった一人しかいないお母さんでしょう。入院されるなんて大変だね。早く落ち着かれるといいね。
そう慰めてくれる店長に、私はしばらく会わない方がいいと病院に面会を止められてるなんてとても言えなくて。
コンビニに受け取り期限の切れた書籍があることを伝えるので精一杯だった。

通話を終了しながら、だけど、こんなに迷惑をかけてしまったら、復帰してももう私の居場所はないのかもしれない、なんてぼんやり思う。

そうして私は、もしかしたら漏れ聞こえたやり取りで、新井さんに母が入院しているという情報を与えてしまったかもしれないことには気づいていなかった]


[連絡をしているのを待っている最中、折原さんを眺めていた。
やっぱり、綺麗だ。
静かな部屋だから、どうしても会話が漏れ聞こえてしまう。
どうやら、母親が入院したらしい。]

ふうん。

[まぁ、一週間で帰す約束だし、どっちでもいいか。
俺はメジャーで折原さんの採寸をするのを再開した。**]


メモを貼った。


[通話が終了したら、またスマートフォンは取り上げられてしまったかな。そんな危険なもの、持たせてはもらえないよね。
それはまあ無理もないので、私は抵抗することもなく素直にスマートフォンを手放した。ロックはかかっているから、勝手な操作はできないと思うし。

どうして、私なんだろう。
熱心に採寸されるのは、目のやり場に困る。意味もなく壁の一点を見つめながら、私はそんなことを考えていた。
誰かを着飾りたいなら、デザイナーでも目指せばいいのに。
本物のお人形のドレスを作ったっていい。どうして私なのか。その意味がわからなかった。

例えばこれが、恋愛感情だったなら、まだわかる。そんな感情を私に向ける人がいるとは思えないけど、恋愛感情なら、私にだって経験があるからだ。行きすぎた恋愛感情が拉致なんて行動を引き起こしてしまうことも、まああるかもしれない。
だけど、誰かを着せ替え人形にしたいなんて。そのために拉致するなんて。
そんな感情、私には全く理解できないし、その対象が私というのも意味不明だった。

おもちゃみたいなものかな。
だった、さっさと飽きればいい。
飽きられたおもちゃは、捨てられるだけだ**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


……よし!
終わりましたよ。すいませんでした、お付き合いしていただいて。

[さて。この後、どうしようか?
折角折原さんと2人きりだし、何かしてあげたいなーとは思うが。]

あ、そーだ。折原さん、みかんいりますか?
昨日買ってきたんスよ。

[ちょっと待っててくださいと立ち上がって、台所へ。
あ、寒いしあったかいの欲しいだろう、と思って煎茶も入れておこうか。
いつか使うかもと思って買っといたトレーが今日役に立つぞ。]

お待たせしました。どぞ。お茶熱いんで気をつけてくださいね。
折原さんの綺麗な肌に痕付いたら大変ッスから。


メモを貼った。


[終わったなら、帰らせてほしい。ドレスを着てほしいというなら、完成したら着てもいいから。
そんな言葉が喉を出かかったけれど、きっと言うだけ無駄だと思って飲み込んだ]

お構いなく。

[正直、食欲なんかない。だって動いてないんだもの。そもそもこの状況で何かを食べたいと思えない。
でも、みかんはともかくお茶は、私が飲まなければ捨てられるだけだろう。
それはなんだか申し訳ないような気がして、口の中で小さくお礼を言って、お茶を口につけた。
火傷しないようにちびちびといただきながら、新井さんの顔を見上げる]

それで、私はこれからどうすればいいの。


メモを貼った。


どうすればって……。
え、もしかして……男に拉致監禁されたら当然乱暴してくるに決まってる、みたいな感じスか!?

[いやいやそんなまさか。綺麗な方を傷物にする訳にはいかない。
もちろん男子たるもの、女子の一つ屋根の下二人きりなんてシチュエーションに興奮しておかしくない。
実際この状況、興奮してる。
ただ、俺の理性は常に訴えてる。お前は法を犯した。と。
だから、罪を重ねないようにしないといけない。自制しなきゃ。]

まぁ。今日は正直、何も用意してないんで、テレビでも見てくつろいでくださいとしか言いようがないし……。
あ、そうだ。折原さん。どうして外でもそんな男装してるんスか?
外くらいめかし込んでもいいと思うんスけどねぇ。


[さて。
俺たちは何もすることなく、気が付けば日が落ちていただろうか?
そろそろ飯にするかと立ち上がって冷蔵庫を開けたら、昨日買ってきた飯の材料がまだ残ってるじゃないの。
これなら……二人だし、出来るな。]

折原さん、今日は肉じゃがにしましょう。
すぐ作っちゃいますね。
嫌いなもんとかありますか? あったら言ってください。

[さぁて、腕によりを掛けて作りましょうね。
にんじんも何時もは適当に切るんだけど、今日は特別だから綺麗に切ってあげよう。
ジャガイモは……うん、お前はそのままのごろっとした姿でいてくれ。
白滝、今日は食べやすいサイズにしてやるぞ。]

あ、飯の前に風呂入る派っすか?
湯沸かしのスイッチ入れときますんで、沸いたら入りたい時にどうぞー。

[ここまで気を配れるなんて、俺は気配り上手じゃないだろうか?
まさにアピールポイントでしょう。]


メモを貼った。


そ、そんな話してないよ!!

[突然の生々しい話に、思わずちょっと後ろに下がった。そんなことをしたところで、すぐに背中に壁がぶつかるんだけど。
心臓がうるさく鳴った。血の気が引く。
実際のところ、そんな心配はほとんどしてなかった。もちろん、拉致された直後はそういう可能性も考えて気が気じゃなかったけど。
だって、新井さんは、本当に私を着せ替え人形にしたいだけのように見える。恋愛的な……もっと生々しくいうなら、性的な対象として見られている感じがしない。
私は、お人形として丁寧に扱われているだけだ。私の人間としての尊厳はどこに行ったって感じだけど]

そうじゃなくて、私をお人形にしたくてこんなことをしたんだよね。
採寸したら、あと他に私になにかさせたいことがあるのかと思って。
用が済んだなら、帰りたいんだけど。……やっぱり、それは駄目なんだよね。

[言わずもがなのことを結局聞いてしまった。テレビ見てくつろいでって……こんな状況で、くつろげるわけないよ。
足の拘束、解いてくれないかなって、コタツの中で足を縛る毛糸をちょっと触ってみる。そう簡単に切れそうな気配はない]


だって、母は家に引きこもってるわけじゃないから。
いつどこで会うかわからないし。

[男装の理由を聞かれたら、そう答えてお茶に目を落とした。
実際、仕事中に職場に押しかけてきたことだって、一度や二度じゃなかった。
いつどこで母に見られても大丈夫なように。女性らしい格好は封印した。

好き嫌いを聞かれたら、何もないと首を横に振った。
なんだか、本当に何もしてない。拉致されてるんだから当たり前なのかもしれないけど、妙な罪悪感を覚える。
お風呂……は、いつもはご飯の前だった、けど]

……お風呂。

[入らないわけにはいかない。
新井さんは、私をそういう目で見てない(多分)。
だけど、お風呂。よく知らない異性の一人暮らしの家で、お風呂]

ご、ご飯のあとでいい、かな。

[なんの解決にもなってないけど、考えるのを先送りした**]


あ、ていうか、何も『お前を蝋人形にしてやうか!』なんて言いませんよ!
その、確かに着せ替え人形みたいに見えてーなんて言いましたけど、
ホントに人形にしたいとはこれっぽっちも思ってないッスよ。

[具材を炒めながら、さっき言われたことを思いだした。
あん時は『何故外で』という回答を聞く方が大事だったから、言われたことをつい向こうに追いやってしまったのだ。]

だって、折原さんめかし込んだら、絶対可愛いじゃないスか。
だから、俺が可愛くしてやりたいって思っちまって……。

[いかん、なんでちょっと照れ入ってんだ俺。
今度は肉じゃがの具材達を煮込んでちょっと誤魔化した。
こう思うのは、小さい頃のドール遊びの影響だろうか。

風呂はいつでも良いっすよーと言っといて、煮込んでいる間、そういややってなかった洗い物を済ませとく。
テレビでは、クイズバラエティをやっていた。]


メモを貼った。


[することもないので、こっそりコタツの中で足を拘束する毛糸をいじるという不毛なことをしていたら、料理をしながら思い出したように新井さんが人形発言の釈明をはじめた。
ツッコミどころ満載のその内容に、私はどこからツッコめばいいのかわからない。
とりあえず、余計なお世話だよって出かかったのを飲み込んで]

いや、私は全然可愛くないよ。

[まあ、女性らしいことを全くしていないから、いじり甲斐はあるのかもしれないけれども。
だけど、可愛い女の子なんていっぱいいるのに。
甘那ちゃんや、卯月ちゃんや、愛莉さんの顔が浮かんだ。
例えばあの子達なら納得もいく。いや、お人形にするなんて許さないけど]


そういうことがしたいなら、そういうお仕事を目指せばいいと思うよ。

[デザイナーとか、芸能プロデューサーとか、そういうの? よくわからないけど。
少なくとも、政経だったっけ? 違ったかもしれないけど、大学で今勉強しているのとは別の道があるような。
なにもこんなことしなくたって]


メモを貼った。


そういう仕事って……いや、俺そっちは興味ないんスよ……。

[ばっさり。]

違うんスよ。俺、折原さんだからそうしたいって思っちゃって……。
いや、何言ってるんスかね。つうか攫ってんのに……。

[誤魔化すように確認した肉じゃがの方は……良い感じだ。
お酒も用意して、二人分よそって、召し上がれ。

こっそり、お酒はアルコール度数の高い物を仕込んでおいた。]

出来ましたよー。飯食いましょ。
あ、てか足のほどいてなかったッスよね。ほどいちゃいますね。

[するりと毛糸をほどいて、折原さんは自由だ。
長時間縛ってたからか、足には痕がついていた。

その痕が、どうしようもなく劣情を催す。]


そういう仕事に興味はないの? それは困ったね……。

[だけどもう、事は起こってしまった。新井さんは私を拉致して、そして私はここにいる。
手遅れだ。これ以上言っても仕方ない。
一つ息を吐いて、私はぼんやりクイズ番組を眺めた。

スマートフォンは返してしまったから、甘那ちゃんからのメッセージには気づかない。
気づいても、きっと返事に困ったんだろうけど]

なんか私、養ってもらっちゃってるね。
いただきます。

[拉致されてるんだから当然の権利だとも思うけど、拉致というその看過できない一点以外は別に酷い目に遭わされたわけでもないので、ついそんなことを言ってしまう。
お酒。どうしようかな。こんな状況で飲むなんてありえない気もするし、お酒の力を借りないと寝られないような気もする。
そんなぐっすり寝ちゃって大丈夫なの? って気もするけど、既に一晩寝たあとだし……]


ほどいてくれるの?

[さすがに、それは無理かと思ってた。
チャンスがあれば逃げるかもしれないよ、なんてもちろんわざわざ言わない]

ずっと足揃えてるの、正直結構しんどかったから、助かる。

[痕がついちゃったのは、まあ仕方ない。こっそり引っ張ったりしてたのもきっと拍車をかけてる。
一生傷になるわけでもあるまいし、深く考えなかった。
ようやく自由になって、やれやれとため息をつく。もちろん拉致されてるわけで、全然自由ではないんだけど、やっぱり拘束がないというのは精神的な負担が違った。
まあ、でもそう簡単に逃してはもらえないよね]


召し上がれ。養うのは当然ッスよ。折原さん、外に出られないですしね。
あ、どぞ。酒飲んでください。俺も飲みます。

[和食には日本酒っしょ。うむ。
折原さんが飲むなら、乾杯、とグラスをちんと鳴らすだろう。]

あ、やっぱり揃えて座るの辛かったッスよね。すんません。
これで楽になりましたよね。まぁ、くつろいでください。

[自信作の肉じゃが、口に合うだろうか。]


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